JP2010114627A - 情報埋込画像生成装置、情報読取装置、情報埋込画像生成方法、情報読取方法、情報埋込画像生成プログラムおよび情報読取プログラム - Google Patents

情報埋込画像生成装置、情報読取装置、情報埋込画像生成方法、情報読取方法、情報埋込画像生成プログラムおよび情報読取プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】2値情報を元画像に埋め込んで印刷等による情報劣化が抑制可能な情報埋込画像を生成する。
【解決手段】情報埋込画像生成装置では、元画像上の単位領域が2値情報の要素値0に対応付けられる場合、単位領域の画素値を高さとみなした単位面93の近似2次曲面である平滑化面94の曲率値(ガウス曲率)が閾値未満となるように単位領域の画素値が必要に応じて変換され、単位領域が要素値1に対応付けられる場合、平滑化面94の曲率値が閾値よりも大きくなるように、曲率値を増大させるオフセット値が必要に応じて単位領域の画素値に加えられて情報埋込画像が生成される。情報読取装置では、情報埋込画像の各単位領域にて、平滑化面の曲率値と閾値とが比較されて各単位領域が示す値が決定される。曲率値は、情報埋込画像の印刷時等に画像の濃度が変化した場合であってもほとんど変化しないため、情報埋込画像では印刷等による情報劣化が抑制可能とされる。
【選択図】図7

Description

本発明は、2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する技術、および、2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から当該2値情報を読み取る技術に関する。
近年、画像データの不正コピーや改竄を発見するために、画像の観察者には知覚困難な暗号情報を画像データに埋め込み、専用の読取プログラム等により当該画像データから暗号情報を読み取る電子透かしという技術が利用されている。また、特許文献1では、暗号情報が埋め込まれた画像データに基づいて印刷用紙に印刷された画像を撮像し、撮像された画像から暗号情報を読み取る技術が開示されている。このように、印刷された画像に暗号情報を埋め込むことにより、電子データと同様に印刷物のトレーサビリティが向上される。
また、非特許文献1では、2値画像である情報埋込画像を検証用画像と重ねて投影することにより埋め込まれた情報が浮き出るように、中間濃度のセル(すなわち、解像度の低い元画像の1つの画素に対応する情報埋込画像の画素群)における白黒の画素配置を、情報埋込画像と検証用画像とで互いに補完するように異ならせる技術が開示されている。
一方、特許文献2では、携帯電話のカメラにより撮像した撮像画像を複数のブロックに分割し、複数のブロック画像の平均濃度を閾値と比較することにより、複数のブロック画像に対応する複数のコードにより表されるURL(Uniform Resource Locator)を取得する技術が開示されている。
特開2004−140764号公報 特開2004−94551号公報 岡一博、中村康弘、松井甲子雄,「濃度パターン法を用いたハードコピー画像への署名の埋込み」,電子情報通信学会論文誌,電子情報通信学会,1996年9月,Vol.J79−D−II,No.9,p.1624−1626
ところで、実際に情報が埋め込まれた画像を印刷媒体に印刷し、さらに、印刷された画像を撮像して撮像画像から情報を読み取る場合には、印刷時における画像データからの解像度の変更や印刷ムラ等による情報の劣化、あるいは、情報読み取りの際の撮像における印刷時との解像度の違いやノイズ等による情報の劣化により、埋め込まれた情報を正確に読み取ることができないおそれがある。
例えば、非特許文献1や特許文献2の手法では、画像の印刷や読み取りの際に画像の濃度が元画像データに比べて全体的に高くまたは低くなった場合、情報が埋め込まれた領域の濃度や平均濃度も変化してしまうため、情報を正確に読み取ることができなくなってしまう。
一方、特許文献1の手法では、画像中において「0」または「1」である1つの符号が埋め込まれる予定の正方形状のブロックに対し、ブロックと同形状であって交差する2本のエッジにより4つの領域に分割されたパターンが加算され、加算後のブロックにおける各領域の画素値の合計の大小関係により当該ブロックに埋め込まれた符号が表される。このように、異なる領域の画素値の大小関係により埋め込まれた符号が表される場合、画像の読み取り時にノイズ等が生じると上記の大小関係が逆転し、埋め込まれた符号とは異なる符号を読み取ってしまう恐れがある。また、特許文献1の手法では、情報埋め込み後の画像において、符号が埋め込まれたブロックには必ず2本の交差するエッジが存在することとなり、画像を見る者に違和感を与え、情報の埋め込みが知覚されてしまう可能性もある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、2値情報を元画像に埋め込んで印刷等による情報劣化が抑制可能な情報埋込画像を生成することを主な目的としており、また、情報埋込画像から2値情報を高精度に読み取ることも目的としている。
請求項1に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成装置であって、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する単位領域設定部と、前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む単位領域変換部とを備え、前記単位領域変換部が、単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報埋込画像生成装置であって、前記第2閾値が前記第1閾値よりも大きい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報埋込画像生成装置であって、前記オフセット値の平均値がほぼ0である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、前記単位領域設定部が、前記元画像中に示されるエッジを避けて前記複数の単位領域を設定する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、前記平滑化面の前記曲率値が、前記単位領域の中心にて求められる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、前記平滑化面の前記曲率値がガウス曲率の絶対値であり、前記単位領域が要素値の前記第1の値に対応付けられている場合に、前記単位面が、主曲率の一方が0であって他方の絶対値が0よりも大きい近似2次曲面である曲率値0曲面となるように、前記単位領域変換部により前記単位領域の画素値が変換される。
請求項7に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取装置であって、前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する単位領域抽出部と、前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する情報取得部とを備える。
請求項8に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成方法であって、a)それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する工程と、b)前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む工程とを備え、前記b)工程において、単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加える。
請求項9に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取方法であって、a)前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する工程と、b)前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する工程とを備える。
請求項10に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成プログラムであって、情報埋込画像生成プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する工程と、b)前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む工程とを実行させ、前記b)工程において、単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加える。
請求項11に記載の発明は、2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取プログラムであって、情報読取プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する工程と、b)前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する工程とを実行させる。
請求項1ないし6、8並びに10の発明では、情報劣化が抑制可能な情報埋込画像を生成することができる。また、請求項6の発明では、単位領域が目立つことを抑制することができる。請求項7、9および11の発明では、情報埋込画像から2値情報を高精度に読み取ることができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る情報埋込画像生成装置1を示す図である。情報埋込画像生成装置1は、図2に示す元画像91に設定された複数の単位領域92の画素値を変換することにより、2値である要素値(すなわち、「0」または「1」)の配列である2値情報を元画像91に埋め込んで情報埋込画像を生成する装置である。図2では、元画像91の(−X)側かつ(−Y)側の角部近傍のみを示している。なお、元画像91等の画像における位置を表す際には、以下、画像の4つの角部について、左上の角部から時計回りに、(−X)側かつ(−Y)側、(+X)側かつ(−Y)側、(+X)側かつ(+Y)側、および、(−X)側かつ(+Y)側の角部と呼ぶ。
図1に示すように、情報埋込画像生成装置1は、通常のコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU101、実行されるプログラムを記憶したり演算処理の作業領域となるRAM102、基本プログラムを記憶するROM103、各種情報を記憶する固定ディスク104、作業者に各種情報を表示するディスプレイ105、および、キーボードやマウス等の入力部106等を接続した構成となっている。固定ディスク104内には、情報埋込画像生成装置1により実行される情報埋込画像生成プログラム1041が記憶される。
図3は、情報埋込画像生成装置1のCPU101等が情報埋込画像生成プログラム1041(図1参照)に従って演算処理を実行することにより実現される機能を示すブロック図であり、図3中の単位領域設定部11および単位領域変換部12が、CPU101等により実現される機能に相当する。単位領域設定部11は、それぞれが2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域92(図2参照)を、元画像91の所定の位置(本実施の形態では、図2中の左上の位置)に設定する。また、単位領域変換部12は、各単位領域92の画素値を各単位領域92に対応付けられた要素値(すなわち、「0」または「1」)に基づいて変換することにより、元画像91に2値情報を埋め込む。なお、これらの機能は複数台のコンピュータにより実現されてもよい。
次に、情報埋込画像生成装置1による情報埋込画像の生成の流れについて図4.Aないし図4.Cに沿って説明する。本実施の形態では、説明の便宜上、要素値「0」および要素値「1」により表される8桁のビット列が、以下のステップS11〜S27に示す工程により2値情報として元画像91に埋め込まれる(換言すれば、元画像91に埋め込まれる2値情報は、それぞれが「0」または「1」である8つの要素値を有する)ものとして説明するが、実際には、もっと多くの要素値を有するビット列が2値情報として元画像91に埋め込まれる。
情報埋込画像生成装置1では、まず、図3に示す単位領域設定部11により、図2に示す元画像91の(−X)側かつ(−Y)側の角部に位置する各辺が6画素の矩形領域(すなわち、36画素からなる正方形状の領域)の画素が選択され、選択された画素による矩形領域(以下、「仮設定領域」という。)に対してエッジの検出が行われる(ステップS11)。エッジ検出は、エッジフィルタを仮設定領域に対して適用することにより行われる。例えば、X方向の差分を取得するフィルタを仮設定領域に適用して得られた結果(以下、「第1処理ブロック」という。)、および、Y方向の差分を取得するフィルタを仮設定領域に適用して得られた結果(以下、「第2処理ブロック」という。)から、第1処理ブロックおよび第2処理ブロックの各要素の絶対値の合計を求め、当該合計が閾値以上であれば所定強度以上のエッジ(すなわち、X方向またはY方向に伸びる画素間の境界であって、当該境界の両側の画素における濃度差が所定の値以上であるもの)が存在するものとする。あるいは、第1処理ブロックおよび第2処理ブロックの各要素の二乗値の合計や当該合計の平方根と閾値とを比較することによりエッジの検出が行われてもよい。
ステップS11において所定強度以上のエッジが検出された場合には(ステップS12)、仮設定領域の(+X)側に隣接する同様の形状の矩形領域が新たな仮設定領域とされ(ステップS13)、ステップS11に戻って新たな仮設定領域(すなわち、変更された仮設定領域)に対してエッジの検出が行われる(ステップS11)。
一方、ステップS11において所定強度以上のエッジが検出されなかった場合は(ステップS12)、仮設定領域が1番目の単位領域92として設定され(ステップS14)、次の単位領域92の有無が確認される(ステップS15)。上述のように、本実施の形態では、元画像91に埋め込まれる2値情報が8つの要素値を有し、元画像91上に要素値の個数に等しい8つの単位領域92が設定される必要があるため、仮設定領域が、1番目の単位領域92の(+X)側に隣接する同様の形状の矩形領域に変更され(ステップS16)、ステップS11に戻る。
情報埋込画像生成装置1では、8つの単位領域92が元画像91に設定されるまでステップS11〜S16が繰り返される。換言すれば、単位領域設定部11により、元画像91中に示されるエッジを避けて複数の単位領域92が設定される。本実施の形態では、元画像91の(−X)側かつ(−Y)側の角部から(+X)方向に連続する8つの単位領域92が設定されるものとして説明する。
単位領域92の設定が終了すると、単位領域変換部12(図3参照)により、1番目の単位領域92が選択される(ステップS17)。図5は、選択された単位領域92(以下、「選択単位領域92」という。)の36個の画素の画素値を示す図であり、図6は、選択単位領域92の画素値を高さとみなした面である単位面93を示す図である。本実施の形態では、元画像91の各画素の画素値は0〜255の値をとり、各画素の画素値を0.023倍することにより、各画素に対応する高さが求められる。画素値から高さへの変換時の倍率(0.023倍)は、後述するオフセット値と単位領域の曲率値に係る閾値とに基づいて決定される。
1番目の選択単位領域92が選択されると、単位領域変換部12(図3参照)により、選択単位領域92の単位面93から、図7に示すように、単位面93を平滑化した近似2次曲面である平滑化面94が最小二乗法等により取得され、平滑化面94の曲率を示す曲率値が求められる(ステップS18)。図7では、単位面93と平滑化面94とを併せて描いている。本実施の形態では、平滑化面94の曲率値として、選択単位領域92の中心にて求められた平滑化面94のガウス曲率(すなわち、最大主曲率と最小主曲率との積)の絶対値が用いられる。
情報埋込画像生成装置1では、ステップS11〜S16において所定強度以上のエッジが存在する領域を避けて単位領域92が設定されることにより、ステップS18における単位面93からの平滑化面94の取得が容易とされる。また、平滑化面94の取得の際には、必要に応じて単位面93のノイズ除去が行われてもよい。ここでいうノイズ除去は、選択単位領域92の1つの画素に対応する高さが、周囲の高さに比べて異常に高いまたは低い場合、当該画素に対応する高さを周囲の高さに合わせて修正することを意味する。
次に、選択単位領域92が2値情報の要素値の第1の値である「0」、および、第2の値である「1」のどちらに対応付けられているかが確認され(ステップS19)、選択単位領域92が要素値「0」に対応付けられている場合、選択単位領域92の平滑化面94の曲率値と所定の第1閾値とが比較される(ステップS20)。選択単位領域92の平滑化面94の曲率値(以下、単に「選択単位領域92の曲率値」とも言う。)が第1閾値未満であれば、選択単位領域92の画素値が変換されることなく維持され、これにより、選択単位領域92の曲率値が、後述する情報読取装置にて利用される閾値(第1閾値よりも大きい値であり、以下、「読取閾値」という。)未満に維持される(ステップS21)。ステップS21では、単位面93が、図8に示す近似平面96となるように選択単位領域92の画素値が最小二乗法等により変換されてもよく、また、単位面93が、図7に示す平滑化面94となるように選択単位領域92の画素値が変換されてもよい。これらの画素値の変換により、選択単位領域92の曲率値は第1閾値未満の範囲でさらに小さくなり、読取閾値未満とされる。
また、ステップS20において、選択単位領域92の平滑化面94の曲率値が第1閾値以上であれば、単位面93が曲率値がほぼ0(0を含む。)である近似2次曲面(上述の平滑化面94の生成時における近似とは異なり、曲率値がほぼ0となるように特定の手法にて強制的に近似したものであり、以下、「曲率値0曲面」という。)となるように、最小二乗法等により選択単位領域92の画素値が変換される(ステップS22)。本実施の形態では、単位面93が、図9に示す曲面97と同様に、主曲率の一方が0であって他方の絶対値が0よりも大きい曲率値0曲面となるように選択単位領域92の画素値が変換される。ステップS22では、単位面93が近似平面96(図8参照)となるように選択単位領域92の画素値が変換されてもよい。ステップS22により、選択単位領域92の曲率値はほぼ0とされ、第1閾値未満(すなわち、読取閾値未満)となる。
一方、ステップS19において、選択単位領域92が要素値「1」に対応付けられている場合、選択単位領域92の平滑化面94(図7参照)の曲率値と、上記第1閾値よりも大きい所定の第2閾値(上記読取閾値よりも大きい。)とが比較される(ステップS23)。選択単位領域92の平滑化面94の曲率値が第2閾値以上であれば、選択単位領域92の画素値が変換されることなく維持される(ステップS24)。ステップS24では、選択単位領域92の単位面93が平滑化面94となるように選択単位領域92の画素値が変換されてもよい。ステップS24により、選択単位領域92の曲率値が第2閾値以上、すなわち、読取閾値よりも大きく維持される。なお、本実施の形態では、読取閾値は、第1閾値と第2閾値との平均値とされる。
選択単位領域92の平滑化面94の曲率値が第2閾値未満であれば、選択単位領域92の単位面93が近似平面96(図8参照)となるように、選択単位領域92の画素値(図5参照)が、図10に示すように変換された上で、図11に示すオフセット値95が選択単位領域92の変換後の画素値に加えられる(ステップS25)。
図11に示すオフセット値95は、単位領域92の36個の画素に対応する36個の値の集合であり、単位領域92の各画素における値が単位領域92のエッジから中心に向かうに従って大きくなるように分布している。本実施の形態では、オフセット値95の36個の値の最大値は20、最小値は0とされる。なお、近似平面96に対応する36個の画素の最大画素値が255に近く、オフセット値95を加えることにより255を超える場合、オフセット値95の全ての値が負とされ、オフセット値95の単位領域92における値の分布を高さとみなした面(以下、「オフセット面」という。)が下向きに凸とされる。すなわち、オフセット値95の値は、その絶対値が単位領域92のエッジから中心に向かうに従って大きくなるように設定される。
オフセット値95が、このように設定されることにより、単位領域92のエッジ近傍における画素値が、オフセット値95の加算により大きく変化しない。その結果、要素値「1」に対応付けられた単位領域92の濃度が周囲の領域から不連続となって当該単位領域92が目立ってしまうことを抑制することができる。その結果、観察者による単位領域92の知覚を困難とすることができる。
図12は、オフセット値95が加えられた後の選択単位領域92の画素値を高さとみなした単位面93a(以下、「変換済単位面93a」という。)を示す図である。図12に示すように、単位面93が近似平面96(図8参照)となるように変換された後の選択単位領域92の画素値にオフセット値95を加えることにより、単位面93(図6参照)は、単位面93よりも曲率値が大きい変換済単位面93aに変換される。すなわち、オフセット値95は、単位領域92において曲率値を増大させるように分布している。
ステップS25では、選択単位領域92の単位面93が平滑化面94となるように選択単位領域92の画素値(図5参照)が変換された上で、図11に示すオフセット値95が選択単位領域92の変換後の画素値に加えられてもよい。また、ステップS25では、選択単位領域92の画素値を変換することなく(すなわち、単位面93を平滑化することなく)、選択単位領域92の画素値に図11に示すオフセット値95が加えられてもよい。いずれの場合も、ステップS25により、選択単位領域92の曲率値が第2閾値以上、すなわち、読取閾値よりも大きくされる。
なお、ステップS25では、単位面93および平滑化面94が、図7に示すものとは異なり、下向きに凸である場合、オフセット値95の全ての値が負とされ、オフセット面は下向きに凸とされる。また、オフセット値95は、図13に示すように、オフセット値95の平均値(すなわち、オフセット値95の36個の値の平均値)がほぼ0とされてもよい。このように、オフセット値95の平均値がほぼ0とされることにより、オフセット値95が加えられる前後における選択単位領域92の平均画素値がほぼ等しくされる。これにより、要素値「1」に対応付けられた単位領域92の濃度が周囲の領域から不連続となって当該単位領域92が目立ってしまうことをより一層抑制することができる。
ステップS21,S22,S24およびS25のいずれかが終了すると、次の単位領域92の存否(すなわち、2値情報の次の要素値の存否)が確認され(ステップS26)、次の単位領域92がある場合には、選択単位領域が次の単位領域92に変更された後(ステップS27)、ステップS18へと戻り、ステップS18〜S27が行われる。情報埋込画像生成装置1では、ステップS11〜S16で設定された全ての単位領域92の画素値の変換(すなわち、2値情報の全ての要素値に基づく画素値の変換)が終了するまでステップS18〜S27が繰り返されることにより、元画像91に対する2値情報の埋め込みが終了し、情報埋込画像が生成される。情報埋込画像は、通常のインクジェットプリンタ等により、印刷用紙等の印刷媒体上に印刷される。
次に、情報埋込画像生成装置1により2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から当該2値情報を読み取る情報読取装置について説明する。図14に示す情報読取装置6は、印刷媒体9をガラス面上に保持する保持部63、印刷媒体9の画像を取得する画像取得部61、および、画像取得部61により取得された画像を受け付けて暗号情報を読み取る読取部62を備える。画像取得部61は、印刷された面を下側((−Z)側)に向けて保持部63に保持された印刷媒体9の下方に配置され、印刷媒体9の印刷された面の画像を取得する。
画像取得部61は、印刷媒体9上においてX方向に伸びる線状領域を撮像するラインセンサ611、印刷媒体9上におけるラインセンサ611の撮像領域に光を照射する光照射部612、並びに、ラインセンサ611および光照射部612をX方向に垂直なY方向に移動するセンサ移動機構613を備える。本実施の形態では、ラインセンサ611は、線状に配列された複数のCCD(Charge Coupled Device)素子を備え、ラインセンサ611の線状の撮像領域は印刷媒体9のX方向の全幅に亘る。
図15は、読取部62の構成を示す図である。読取部62は、通常のコンピュータと同様に、CPU601、RAM602、ROM603、固定ディスク604、ディスプレイ605、および、入力部606等を接続した構成となっており、固定ディスク604内には、読取部62により実行される情報読取プログラム6041が記憶される。図16は、読取部62のCPU601等が情報読取プログラム6041に従って演算処理を実行することにより実現される機能を示すブロック図であり、図16中の単位領域抽出部621および情報取得部622が、CPU601等により実現される機能に相当する。これらの機能は複数台のコンピュータにより実現されてもよい。
図17は、情報読取装置6による2値情報の読み取りの流れを示す図である。図14に示す情報読取装置6では、まず、画像取得部61のラインセンサ611および光照射部612がY方向に走査されることにより、印刷媒体9が撮像されて撮像画像が読取部62へと送られる(ステップS31)。
続いて、撮像画像の解像度と元画像91の(既知の)解像度とが等しくなるように撮像画像の解像度が必要に応じて調整され、撮像画像の印刷領域(すなわち、情報埋込画像)において(−X)側かつ(−Y)側の角部に位置する各辺が6画素の矩形領域(すなわち、36画素からなる正方形状の領域)の画素が選択され、選択された画素による矩形領域である仮設定領域に対してエッジの検出が行われる。エッジ検出は、上述のステップS11と同様に、エッジフィルタを仮設定領域に対して適用することにより行われる。エッジ検出において所定強度以上のエッジが検出された場合には、仮設定領域の(+X)側に隣接する同様の形状の矩形領域が新たな仮設定領域とされ、新たな仮設定領域に対してエッジの検出が行われる。
一方、エッジ検出において所定強度以上のエッジが検出されなかった場合は、仮設定領域が1番目の単位領域92として抽出される。そして、仮設定領域の(+X)側に隣接する同様の形状の矩形領域が新たな仮設定領域とされてエッジの検出が行われ、エッジの強度に基づいて当該新たな仮設定領域が2番目の単位領域92として抽出されるか否かが判断される。上述のように、本実施の形態では、元画像91に埋め込まれる2値情報が8つの要素値を有し、元画像91の(−X)側かつ(−Y)側の角部から(+X)方向に連続する8つの単位領域92が当該8つの要素値に対応する単位領域として設定されている。情報読取装置6では、1番目の単位領域92の(+X)側においてX方向に配列される同様の形状の7つの矩形領域が、2番目〜8番目の単位領域92として抽出される(ステップS32)。以下では、便宜上、1番目の単位領域92に要素値「0」が対応付けられており、2番目の単位領域92に要素値「1」が対応付けられているものとして説明する。
それぞれが2値情報の要素値に対応付けられた8つの単位領域92が情報埋込画像から抽出されると、情報取得部622(図16参照)により、1番目の単位領域92が選択され(ステップS33)、選択された単位領域92(すなわち、選択単位領域92)の画素値を高さとみなした面である単位面(以下、「読取単位面」という。)が生成される。選択単位領域92の各画素に対応する高さは、上述の単位面93の生成時と同様に、選択単位領域92の各画素の画素値(0〜255の範囲内の値)が0.023倍されることにより求められる。そして、読取単位面を平滑化した近似2次曲面である読取平滑化面が生成され、読取平滑化面の曲率を示す曲率値として、読取平滑化面の中心におけるガウス曲率の絶対値が求められる(ステップS34)。なお、読取単位面が平面である場合、読取単位面を平滑化した近似2次曲面を表す式において2次の項の係数は微小なものとなり、読取平滑化面として読取単位面とほぼ等しい平面が生成されて読取平滑化面の曲率値はほぼ0となる。
1番目の単位領域92は要素値「0」に対応付けられているため、上述のステップS21またはステップS22において、当該単位領域92の曲率値は読取閾値未満とされている。このため、ステップS34にて求められた読取平滑化面の曲率値も読取閾値未満となる。情報取得部622(図16参照)では、読取平滑化面の曲率値と読取閾値とが比較され(ステップS35)、曲率値が読取閾値未満と判断されて選択単位領域92が示す値が「0」に決定される(ステップS36)。
選択単位領域92が示す値が決定されると、次の単位領域92の存否が確認され(ステップS38)、選択単位領域が2番目の単位領域92に変更された後(ステップS39)、ステップS34へと戻り、読取平滑化面が生成されて読取平滑化面の曲率値が求められる(ステップS34)。2番目の単位領域92は要素値「1」に対応付けられているため、上述のステップS24またはステップS25において、当該単位領域92の曲率値は読取閾値より大きくされている。このため、ステップS34にて求められた読取平滑化面の曲率値も読取閾値よりも大きくなる。情報取得部622では、読取平滑化面の曲率値と読取閾値とが比較され(ステップS35)、曲率値が読取閾値以上と判断されて選択単位領域92が示す値が「1」に決定された後、次の単位領域92の存否が確認される(ステップS37,S38)。
上述のように、情報埋込画像生成装置1では、単位領域92の画素値を高さと見なした面である単位面93を生成する際に、各画素の画素値を0.023倍することにより、各画素に対応する高さが求められるが、情報読取装置6でも同様に、ステップS34にて読取単位面を生成する際に、各画素の画素値が0.023倍されて各画素に対応する高さが求められる。この0.023倍という倍率は、上述のオフセット値95による単位領域92の変化が観察者に知覚困難となるようにオフセット値95の最大値(絶対値における最大値)が決定された上で、オフセット値95の単位領域92における値の分布を高さとみなしたオフセット面の曲率値が上記読取閾値以上となるように決定されている。
情報読取装置6では、8つの単位領域92が示す値が決定されるまでステップS34〜S39が繰り返されることにより(すなわち、情報取得部622により、複数の単位領域92のそれぞれにおいて単位領域92の示す値を取得することにより)、情報埋込画像の複数の単位領域92からの2値情報の取得が終了する。
以上に説明したように、本実施の形態に係る情報埋込画像生成装置1では、元画像91に設定された各単位領域92が2値情報の要素値「0」に対応付けられる場合に、単位面93を平滑化した平滑化面94の曲率値が読取閾値未満となるように単位面93の画素値が必要に応じて変換され、また、単位領域92が要素値「1」に対応付けられる場合に、平滑化面94の曲率値が読取閾値以上となるように単位面93の画素値が必要に応じて変換されることにより、情報埋込画像が生成される。そして、情報読取装置6では、情報埋込画像の各単位領域92において、読取単位面から生成された読取平滑化面の曲率値が求められ、曲率値が読取閾値未満である場合に単位領域92が示す値が「0」に決定され、曲率値が読取閾値以上である場合に単位領域92が示す値が「1」に決定される。
このように、情報埋込画像生成装置1では、2値情報の要素値が単位領域92の平滑化面94の曲率値として元画像91に埋め込まれ、当該曲率値は、情報埋込画像が印刷される際や情報読取装置6により撮像される際に画像の濃度が元画像91よりも全体的に高くまたは低くなった場合であってもほとんど変化しない。したがって、情報埋込画像生成装置1により、印刷や撮像等による情報劣化がほとんど生じない形態にて2値情報を元画像91に埋め込み、印刷や撮像等による情報劣化が抑制可能な情報埋込画像を生成することができる。また、情報読取装置6では、印刷や撮像等による影響を抑制して情報埋込画像に埋め込まれた2値情報を高精度に読み取ることができる。
上述のように、情報埋込画像生成装置1では、単位領域92の曲率値と比較される第2閾値が第1閾値よりも大きくされ、情報読取装置6では、ステップS35において選択単位領域92の曲率値と比較される読取閾値が、第1閾値よりも大きく、かつ、第2閾値よりも小さくされる。このように、第2閾値を第1閾値よりも大きくすることにより、要素値「0」に対応付けられた単位領域92の曲率値を確実に読取閾値よりも小さくすることができ、要素値「1」に対応付けられた単位領域92の曲率値を確実に読取閾値よりも大きくすることができる。その結果、情報読取装置6において、情報埋込画像に埋め込まれた2値情報をより高精度に読み取ることができる。
情報埋込画像生成装置1および情報読取装置6では、単位領域92の平滑化面94の曲率値が単位領域92の中心にて求められることにより、曲率値に対する当該単位領域92の周囲の領域の形状による影響が抑制される。その結果、情報読取装置6において、情報埋込画像に埋め込まれた2値情報をさらに高精度に読み取ることができる。
情報埋込画像生成装置1では、上述のように、ステップS22において、単位面93が、主曲率の一方が0であって他方の絶対値が0よりも大きい近似2次曲面である曲率値0曲面となるように選択単位領域92の画素値が変換される(図9参照)。これにより、単位面93が近似平面96(図8参照)となるように選択単位領域92の画素値が変換される場合に比べて、変換前後における選択単位領域92の画素値の変化の程度を小さくすることができる。その結果、変換後の単位領域92(すなわち、要素値「0」に対応付けられた単位領域92)が目立つことを抑制することができる。一方、ステップS22において、単位面93が近似平面96となるように選択単位領域92の画素値が変換される場合、画素値の変換処理を簡素化することができる。
ところで、印刷媒体9上の情報埋込画像について、単位領域92の各辺の長さが0.8mm以下であれば、単位領域92における複数の画素の画素値の差を観察者が知覚しにくいと言われている。一方、情報読取装置6では、画像取得部61のラインセンサ611において複数の解像度から一の解像度が選択されて印刷媒体9の画像が取得されるが、例えば、単位領域92が各辺の長さが0.8mmの正方形であるとすると、ラインセンサ611の解像度を150dpi程度の低解像度に設定した場合であっても、単位領域92における複数の画素の画素値の差を十分に検出することが可能である。
情報埋込画像生成装置1では、上述のように、単位領域92が各辺が6画素の矩形領域とされているため、当該単位領域92を解像度150dpiで描画すると各辺の長さが約1mm程度の矩形領域となる。したがって、印刷媒体9上の情報埋込画像において、情報読取装置6による単位領域92の読み取りを低解像度にても可能とすることができるとともに観察者による単位領域92の知覚を困難とすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、平滑化面94の曲率値として、単位領域92の中央以外で求められたガウス曲率の絶対値が用いられてもよい。また、曲率値は、必ずしもガウス曲率の絶対値には限定されず、例えば、平滑化面94の最大主曲率と最小主曲率との平均曲率(の絶対値)が曲率値とされてもよい。あるいは、曲面形状を−1から+1までの連続的な数値によって表現するshape index(S)(数1参照)や、曲率の大きさを表すcurvedness(C)(数2参照)が曲率値として用いられてもよい。数1および数2におけるκ1およびκ2はそれぞれ、平滑化面94の最大主曲率および最小主曲率を示す。
Figure 2010114627
Figure 2010114627
ただし、上述のように、曲率値としてガウス曲率の絶対値が用いられることにより、ステップS22において、単位面93が曲率値0曲面となるように単位領域92の画素値を容易に変換することができるため(図9参照)、変換前後における選択単位領域92の画素値の変化の程度が小さくされる。その結果、要素値「0」に対応付けられた変換後の単位領域92が目立つことを抑制することができる。
情報埋込画像生成装置1では、第2閾値は必ずしも第1閾値よりも大きくされる必要はなく、第1閾値と第2閾値とが等しくされてもよい。すなわち、第2閾値は第1閾値以上とされる。この場合、情報読取装置6における読取閾値は、第1閾値および第2閾値に等しい値とされる。また、単位領域92は、必ずしも各辺が6画素の正方形状の領域とされる必要はなく、単位領域92の大きさおよび形状は適宜変更されてよい。
単位領域92の単位面の平滑化面は、実質的に単位面の近似2次曲面であればよく、例えば、平滑化面を表す式に、平滑化面の形状にほとんど影響を与えない微小な係数の3次以上の項が含まれていてもよい。また、単位面の平滑化面を表す2次式において、2次の項の係数が小さい場合、近似2次曲面である平滑化面は、単位面の近似平面にほぼ等しい形状となる。上記実施の形態では、単位面の平滑化を最小二乗法により行っているが、当該平滑化は、例えばスプライン法のような他の手法を利用して行われてもよい。
上述の情報読取装置6では、必ずしも画像取得部61により情報埋込画像の撮像が行われる必要はなく、他の装置にて取得された情報埋込画像のデータを用いて情報埋込画像からの2値情報の読み取り(ステップS32〜S39)が行われてもよい。この場合、情報読取装置6から画像取得部61が省略されてもよい。また、情報読取装置6では、上記実施の形態に係る情報埋込画像生成装置にて生成された情報埋込画像のデータそのものを受け付けて、当該データからの2値情報の読み取りが行われてもよい。
第1の実施の形態に係る情報埋込画像生成装置を示す図である。 元画像の一部を示す図である。 情報埋込画像生成装置の機能を示すブロック図である。 情報埋込画像の生成の流れを示す図である。 情報埋込画像の生成の流れを示す図である。 情報埋込画像の生成の流れを示す図である。 単位領域の画素値を示す図である。 単位領域の画素値を高さとみなした単位面を示す図である。 単位面を平滑化した平滑化面を単位面と共に示す図である。 単位面の近似平面を単位面と共に示す図である。 曲率値が0の曲面の例を示す図である。 単位領域の近似平面の画素値を示す図である。 オフセット値を示す図である。 オフセット値加算後の変換済単位面を示す図である。 オフセット値の他の例を示す図である。 情報読取装置を示す図である。 情報読取装置の読取部の構成を示す図である。 読取部の機能を示すブロック図である。 2値情報の読み取りの流れを示す図である。
符号の説明
1 情報埋込画像生成装置
6 情報読取装置
11 単位領域設定部
12 単位領域変換部
91 元画像
92 (選択)単位領域
93 単位面
94 平滑化面
95 オフセット値
96 近似平面
621 単位領域抽出部
622 情報取得部
1041 情報埋込画像生成プログラム
6041 情報読取プログラム
S11〜S27,S31〜S39 ステップ

Claims (11)

  1. 2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成装置であって、
    それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する単位領域設定部と、
    前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む単位領域変換部と、
    を備え、
    前記単位領域変換部が、
    単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、
    前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、
    前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加えることを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  2. 請求項1に記載の情報埋込画像生成装置であって、
    前記第2閾値が前記第1閾値よりも大きいことを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報埋込画像生成装置であって、
    前記オフセット値の平均値がほぼ0であることを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、
    前記単位領域設定部が、前記元画像中に示されるエッジを避けて前記複数の単位領域を設定することを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、
    前記平滑化面の前記曲率値が、前記単位領域の中心にて求められることを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報埋込画像生成装置であって、
    前記平滑化面の前記曲率値がガウス曲率の絶対値であり、
    前記単位領域が要素値の前記第1の値に対応付けられている場合に、前記単位面が、主曲率の一方が0であって他方の絶対値が0よりも大きい近似2次曲面である曲率値0曲面となるように、前記単位領域変換部により前記単位領域の画素値が変換されることを特徴とする情報埋込画像生成装置。
  7. 2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取装置であって、
    前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する単位領域抽出部と、
    前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する情報取得部と、
    を備えることを特徴とする情報読取装置。
  8. 2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成方法であって、
    a)それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する工程と、
    b)前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む工程と、
    を備え、
    前記b)工程において、
    単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、
    前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、
    前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加えることを特徴とする情報埋込画像生成方法。
  9. 2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取方法であって、
    a)前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する工程と、
    b)前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする情報読取方法。
  10. 2値である要素値の配列である2値情報を元画像に埋め込んで情報埋込画像を生成する情報埋込画像生成プログラムであって、情報埋込画像生成プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を前記元画像に設定する工程と、
    b)前記複数の単位領域の各単位領域の画素値を前記各単位領域に対応付けられた要素値に基づいて変換することにより前記元画像に前記2値情報を埋め込む工程と、
    を実行させ、
    前記b)工程において、
    単位領域の画素値を高さとみなした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、
    前記単位領域が要素値の第1の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が第1閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第1閾値以上であれば、前記単位面が、近似平面または前記曲率値がほぼ0である近似2次曲面となるように、前記単位領域の画素値を変換し、
    前記単位領域が要素値の第2の値に対応付けられている場合に、
    前記曲率値が前記第1閾値以上の第2閾値以上であれば、前記単位面が前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換する、もしくは、前記単位領域の画素値を維持し、前記曲率値が前記第2閾値未満であれば、前記単位面が近似平面または前記平滑化面となるように前記単位領域の画素値を変換した上で前記単位領域において前記曲率値を増大させるように分布するオフセット値を前記単位領域の画素値に加える、もしくは、前記単位面を平滑化することなく前記オフセット値を前記単位領域の画素値に加えることを特徴とする情報埋込画像生成プログラム。
  11. 2値である要素値の配列である2値情報が埋め込まれた情報埋込画像から前記2値情報を読み取る情報読取プログラムであって、情報読取プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)前記情報埋込画像から、それぞれが前記2値情報の要素値に対応付けられた複数の単位領域を抽出する工程と、
    b)前記複数の単位領域の各単位領域において、前記各単位領域の画素値を高さと見なした単位面を平滑化した近似2次曲面である平滑化面の曲率を示す曲率値を求め、前記曲率値が所定の閾値未満である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第1の値を取得し、前記曲率値が前記閾値以上である場合に前記各単位領域が示す値として要素値の第2の値を取得することにより、前記複数の単位領域から前記2値情報を取得する工程と、
    を実行させることを特徴とする情報読取プログラム。
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