JP2010113981A - 燃料電池発電システム - Google Patents

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隆士 山本
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Abstract

【課題】異常が発生した燃料電池スタックの運転を再開させるまでの時間を短縮する。
【解決手段】燃料電池発電システムであって、複数の燃料電池スタック10A〜10Cが並列に接続される反応ガス供給通路と、並列に接続される第1および第2ラジエータ41、42と複数の燃料電池スタックとの間で冷媒を循環させる第1循環通路43Xを備え該通路に対して前記各燃料電池スタックが並列に接続される冷却装置40と、燃料電池スタック毎に設けられたセルモニタ61〜63とを備える。セルモニタで燃料電池スタックの異常が検出されるときに、冷却装置40の通路パターンを、異常が検出された燃料電池スタック以外の燃料電池スタックおよび第1ラジエータ41を含む第1循環通路43Xと、異常が検出された燃料電池スタックおよび第2ラジエータ42を含む第2循環通路43Zとが個別に備えられる形態に定める。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の燃料電池スタックを備える燃料電池発電システムに関する。
従来、複数の燃料電池スタックを備える燃料電池発電システムがある。複数の燃料電池スタックのそれぞれには、燃料ガスおよび酸化剤ガスが供給されるが、これらガスの供給通路は、各燃料電池スタックが並列に接続されるように構成される。こうした構成において、複数の燃料電池のうちの一部に異常が発生した場合に、前記異常が発生した燃料電池スタックへのガス供給を停止する構成が提案されている(特許文献1)。この構成により、異常が発生した燃料電池スタックの運転は停止されるが、燃料電池発電システム全体としては安定運転を継続することができる。
特開平10−255827号公報
しかしながら、前記従来の燃料電池発電システムでは、異常が発生した燃料電池スタックの運転を再開させるまでの時間が長くなるという問題が発生した。その理由は次の通りである。異常が発生した燃料電池スタックの運転を停止すると、他の燃料電池スタックへの負荷が大きくなり、前記他の燃料電池スタックは高温となる。これに対して、各燃料電池スタックへの冷却通路は並列に接続されていることから、高温となった前記他の燃料電池スタックから排出された冷媒が循環し異常が発生した燃料電池スタックへ送られることになり、異常が発生した燃料電池スタックを速やかにクールダウンすることができないためである。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、異常が発生した燃料電池スタックの運転を再開させるまでの時間を短縮することを課題とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 複数の燃料電池スタックを備える燃料電池発電システムであって、前記複数の燃料電池スタックに反応ガスを供給する通路であって、該通路に対して前記各燃料電池スタックが並列に接続される反応ガス供給通路と、ラジエータと前記複数の燃料電池スタックとの間で冷媒を循環させる通路を備え、該通路に対して前記各燃料電池スタックが並列に接続される冷却装置と、前記各燃料電池スタックの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部で少なくとも1の燃料電池スタックの異常が検出されたときに、前記異常が検出された燃料電池スタックに対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を制限するとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記異常が検出された燃料電池スタック以外の燃料電池スタックが設けられる第1循環通路と、前記異常が検出された燃料電池スタックが設けられる第2循環通路とが個別に備えられる形態に定める回復運転制御部とを備える燃料電池発電システム。
適用例1に記載の燃料電池発電システムによれば、通常運転時には、冷却装置により、ラジエータと複数の燃料電池スタックとの間で冷媒を循環させながら、その冷媒は各燃料電池スタックに対して並列に送られるようにして各燃料電池スタックへの冷却がなされる。一方、異常検出部で少なくとも1の燃料電池スタックの異常が検出されたときには、異常が検出された燃料電池スタック(以下、「異常スタック」とも呼ぶ)に対する反応ガスの供給が制限されるとともに、冷却装置の通路パターンが、第1循環通路と第2循環通路とが個別に備えられる形態に定められる。第1循環通路は、前記異常が検出された燃料電池スタック以外の燃料電池スタック(以下、「正常スタック」と呼ぶ)が設けられるものである。第2循環通路は、異常スタックが設けられるものである。
異常スタックへの反応ガスの供給を制限すると、正常スタックへの負荷が増大し正常スタックは高温となる。これに対して、異常スタックと正常スタックとは個別に備えられる第1循環通路と第2循環通路とに別々に設けられることから、高温となった正常スタックから排出された冷媒が異常スタックに送り込まれることがない。したがって、異常スタックを温度の低い冷媒により速やかにクールダウンして、異常スタックの発電復帰までの時間を短縮することができる。
[適用例2] 適用例1に記載の燃料電池発電システムであって、前記異常検出部で前記複数の燃料電池スタックのいずれにおいても異常が検出されなかったときに、前記複数の燃料電池に対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を前記制限なしに行うとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記複数の燃料電池スタックが設けられる単一循環通路の形態に定める通常運転制御部を備える燃料電池発電システム。
適用例2の構成によれば、回復運転制御部を動作させて異常となった燃料電池スタックが回復して異常が検出されなくなったときに、通常運転制御部により、その回復した燃料電池スタックへ反応ガスの供給は再開され、冷却装置により各燃料電池スタックは冷却される。この結果、通常運転制御への切り換えが迅速に行なわれる。
[適用例3] 適用例1に記載の燃料電池発電システムであって、前記冷却装置は、前記ラジエータとして2つのラジエータを備え、前記2つのラジエータのうちの第1ラジエータは前記第1循環通路に設けられ、第2ラジエータは前記第2循環通路に設けられた構成である、燃料電池発電システム。
適用例3に記載の燃料電池発電システムによれば、ラジエータが第1循環通路と第2循環通路とに個別に設けられることから、第1循環通路と第2循環通路とを個別に備えられる構成とすることが容易に実現することができる。
[適用例4] 適用例3に記載の燃料電池発電システムであって、前記異常検出部で前記複数の燃料電池スタックのいずれにおいても異常が検出されなかったときに、前記複数の燃料電池に対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を前記制限なしに行うとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記複数の燃料電池スタックと前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとが設けられる単一循環通路の形態に定める通常運転制御部を備える燃料電池発電システム。
適用例4に記載の燃料電池発電システムによれば、回復運転制御部を動作させて異常となった燃料電池スタックが回復して異常が検出されなくなったときに、通常運転制御部により、その回復した燃料電池スタックへ反応ガスの供給は再開され、冷却装置により各燃料電池スタックは冷却される。この結果、通常運転制御への切り換えが迅速に行なわれる。しかも、通常運転時における冷却装置の通路パターンは、前記複数の燃料電池スタックと前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとが設けられる単一循環通路の形態に定められることから、通常運転時において、各燃料電池スタックを第1ラジエータと第2ラジエータとの双方で冷却することができることから、冷却効率の点で優れている。
[適用例5] 適用例3または4に記載の燃料電池発電システムであって、前記第2ラジエータの入口側に設けられるラジエータ入口側流路切換弁と、前記第2ラジエータの出口側に設けられるラジエータ出口側流路切換弁と、前記冷却通路における各燃料電池スタックの入口側に設けられる複数のスタック入口側流路切換弁と、前記冷却通路における各燃料電池スタックの出口付近に設けられる複数のスタック出口側流路切換弁とを備え、前記回復運転制御部は、前記異常検出部で少なくとも1の燃料電池スタックの異常が検出されたときに、前記ラジエータ入口側流路切換弁およびラジエータ出口側流路切換弁と、前記異常が検出された燃料電池スタックに対応した前記スタック入口側流路切換弁およびスタック出口側流路切換弁とを制御することにより、前記冷却装置の通路パターンの設定を行う弁制御部を備える、燃料電池発電システム。
適用例5の構成によれば、ラジエータ入口側流路切換弁、ラジエータ出口側流路切換弁、各スタック入口側流路切換弁、および各スタック出口側流路切換弁を弁制御部により制御することにより、冷却装置の通路パターンを容易に変更することができる。
[適用例6] 適用例3ないし5のいずれかに記載の燃料電池発電システムであって、前記第1ラジエータの冷却能力は、前記第2ラジエータの冷却能力より大きい、燃料電池発電システム。
適用例6の構成によれば、燃料電池スタックの異常を検出したときに、異常スタックと正常スタックと別々の循環通路により個別に冷却するに際し、正常スタックに対する冷却能力を十分に確保することができる。
本発明は、上記適用例以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、本発明の燃料電池発電システムを備えた車両等の移動体とした形態等で実現することが可能である。また、例えば、上記各適用例において、前記燃料電池スタックを構成する単セルは、固体高分子型の燃料電池とすることができる。この構成によれば、燃料電池の取り扱いの利便がよい。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.全体の構成:
B.反応ガス給排装置の構成:
C.冷却装置の構成:
D.制御系の構成:
E.作用、効果:
F.他の実施形態:
A.全体の構成:
図1は、本発明の一実施例における燃料電池発電システムの概略構成を示す説明図である。図示するように、本実施例の燃料電池発電システムは、複数(ここでは、3つ)の燃料電池スタック10A、10B、10Cと、反応ガス給排装置20と、冷却装置40と、電子制御ユニット60とを備える。
各燃料電池スタック10A、10B、10Cは、燃料電池の単セルが積層されたスタック構造である。燃料電池は、水素ガス(以下、燃料ガスと呼ぶ)と酸素を含む酸化剤ガスとの供給を受けて電力を発生するもので、ここでは、固体高分子型の燃料電池である。なお、図示では燃料電池スタックの数は6つあるように記載されているが、これは図示の都合によるもので、実際は3つである。図示の同一符号の燃料電池スタック、すなわち、燃料電池スタック10A,10A、燃料電池スタック10B,10B、および燃料電池スタック10C,10Cは、それぞれ1つの燃料電池スタックである。
B.反応ガス給排装置の構成:
図示するように、反応ガス給排装置20は、燃料ガスを生成するための燃料改質装置21と、酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給装置31とを備える。
燃料改質装置21は、燃料電池発電システムの外部から供給される炭化水素等の燃料を水蒸気改質法等で高水素濃度の燃料ガスに改質する。燃料改質装置21は、複数の燃料電池スタック10A、10B、10C全体の電気化学反応に必要な燃料ガスを基本的に過不足なく生成する。燃料改質装置21から出力された燃料ガスは、各燃料電池スタック10A、10B、10Cにそれぞれ接続された燃料ガス供給通路22A、22B、22Cにより各燃料電池スタック10A、10B、10Cに分配される。すなわち、燃料改質装置21に対して燃料ガス供給通路22A、22B、22Cは並列に接続されている。
各燃料ガス供給通路22A、22B、22Cには、第1の燃料ガス流量調節弁23A、23B、23Cがそれぞれ設けられており、第1の燃料ガス流量調節弁23A、23B、23Cにより各燃料電池スタック10A、10B、10Cで必要な燃料ガス量に分配調整される。各燃料電池スタック10A、10B、10Cの排出燃料ガスは燃料ガス排出通路24A、24B、24Cから排出される。
なお、各燃料ガス供給通路22A、22B、22Cには、各燃料電池スタック10A、10B、10Cをバイパスする燃料ガスバイパス通路25A、25B、25Cが設けられている。燃料ガスバイパス通路25A、25B、25Cの下流側は燃料ガス排出通路24A、24B、24Cに接続されている。各燃料ガスバイパス通路25A、25B、25Cには、第2の燃料ガス流量調節弁26A、26B、26Cがそれぞれ設けられている。燃料ガス供給通路22A、22B、22Cに設けられた第1の燃料ガス流量調節弁23A、23B、23Cを閉状態とし、上記第2の燃料ガス流量調節弁26A、26B、26Cを開状態とすることで、燃料ガスを各燃料ガスバイパス通路25A、25B、25Cに迂回することができ、各燃料電池スタック10A、10B、10Cへの燃料ガスの供給を停止することができる。
酸化剤ガス供給装置31は、燃料電池発電システムの外部から供給される空気等の酸化剤ガスを所定の圧力・温度に調整する。酸化剤ガス供給装置31から出力された酸化剤ガスは、各燃料電池スタック10A、10B、10Cにそれぞれ接続された酸化剤ガス供給通路32A、32B、32Cにより各燃料電池スタック10A、10B、10Cに分配される。すなわち、酸化剤ガス供給装置31に対して酸化剤ガス供給通路32A、32B、32Cは並列に接続されている。
各酸化剤ガス供給通路32A、32B、32Cには、第1の酸化剤ガス流量調節弁33A、33B、33Cがそれぞれ設けられており、第1の酸化剤ガス流量調節弁33A、33B、33Cにより各燃料電池スタック10A、10B、10Cで必要な酸化剤ガス量に分配調整される。各燃料電池スタック10A、10B、10Cの排出酸化剤ガスは酸化剤ガス排出通路34A、34B、34Cから排出される。
なお、各酸化剤ガス排出通路34A、34B、34Cには、各燃料電池スタック10A、10B、10Cをバイパスする酸化剤ガスバイパス通路35A、35B、35Cが設けられている。酸化剤ガスバイパス通路35A、35B、35Cの下流側は酸化剤ガス排出通路34A、34B、34Cに接続されている。各酸化剤ガスバイパス通路35A、35B、35Cには、第2の酸化剤ガス流量調節弁36A、36B、36Cがそれぞれ設けられている。酸化剤ガス供給通路32A、32B、32Cに設けられた第1の酸化剤ガス流量調節弁33A、33B、33cを閉状態とし、上記第2の酸化剤ガス流量調節弁36A、36B、36Cを開状態とすることで、酸化剤ガスを各酸化剤ガスバイパス通路35A、35B、35Cに迂回することができ、各燃料電池スタック10A、10B、10Cへの酸化剤ガスの供給を停止することができる。
C.冷却装置の構成:
図示するように、冷却装置40は、第1および第2ラジエータ41、42と、第1および第2ラジエータと燃料電池スタック10A、10B、10Cとの間で冷媒である冷却液を循環させる冷却通路43と、冷却通路43の途中に設けられる第1および第2冷却液循環ポンプ44、45とを備える。
第1および第2ラジエータ41、42は、冷却水を冷却する冷却器であり、第1ラジエータ41は第2ラジエータ42より冷却能力が大きいものとなっている。なお、この構成に換えて、同じ大きさの冷却能力、あるいは、第1ラジエータ41よりも第2ラジエータの冷却能力を大きくした構成としてもよい。
冷却通路43は、第1ラジエータ41を含む第1循環通路43Xを主要な通路とし、この第1循環通路43Xに対して、第2ラジエータを含む副通路43Yが並列に接続されている。第1循環通路43Xは、副通路43Yとの下流側の連結点Pより下流側で3本の分岐通路43A、43B,43Cに分岐されており、各分岐通路43A、43B,43Cには、各燃料電池スタック10A、10B、10Cが設けられている。分岐通路43A、43B,43Cは、各燃料電池スタック10A、10B、10Cより下流側で1本の流路に合流する。すなわち、第1循環通路43Xに対して各燃料電池スタック10A、10B、10Cが並列に接続されている。
なお、3つの燃料電池スタック10A、10B、10Cのうちの図中上側の燃料電池スタックを「第1燃料電池スタック」と呼び、図中中央の燃料電池スタックを「第2燃料電池スタック」と呼び、図中下側の燃料電池スタックを「第3燃料電池スタック」と呼ぶ。
第1冷却液循環ポンプ44は、第1ラジエータ41と上記連結点Pとの間に設けられ、第1ラジエータ41から連結点Pに向かう方向に冷却液を流す。第2冷却液循環ポンプ45は、第2ラジエータ42と上記連結点Pとの間に設けられ、第2ラジエータ42から連結点Pに向かう方向に冷却液を流す。
上記構成の冷却通路43には、8つのソレノイドバルブ51〜58が設けられている。第1ソレノイドバルブ51は副通路43Yにおける第2ラジエータ42の上流側に設けられ、第2ソレノイドバルブ52は副通路43Yにおける第2ラジエータ42の下流側に設けられている。
第3ソレノイドバルブ53は、第1燃料電池スタック10Aが設けられた分岐通路(以下、「第1分岐通路」と呼ぶ)43Aにおける第1燃料電池スタック10Aよりも上流側に設けられ、第4ソレノイドバルブ54は、第1分岐通路43Aにおける第1燃料電池スタック10Aよりも下流側に設けられている。第5ソレノイドバルブ55は、第2燃料電池スタック10Bが設けられた分岐通路(以下、「第2分岐通路」と呼ぶ)43Bにおける第2燃料電池スタック10Bよりも上流側に設けられ、第6ソレノイドバルブ56は、第2分岐通路43Bにおける第2燃料電池スタック10Bよりも下流側に設けられている。第7ソレノイドバルブ57は、第3燃料電池スタック10Cが設けられた分岐通路(以下、「第3分岐通路」と呼ぶ)43Cにおける第3燃料電池スタック10Cよりも上流側に設けられ、第8ソレノイドバルブ58は、第3分岐通路43Cにおける第3燃料電池スタック10Cよりも下流側に設けられている。
上記第1ないし第8ソレノイドバルブ51〜58は、3ポート2位置のソレノイドバルブであり、第1位置が、上述した設置位置の通路、すなわち、副通路43Y、第1分岐通路43A、第2分岐通路43B、もしくは第3分岐通路43Cを開通する構成となっている。
冷却通路43は、前記第2ラジエータ42を選択的に含み得る第2循環通路43Zを備える。第2循環通路43Zは、詳細には、副通路43Yにおける第1ソレノイドバルブ51と第2ソレノイドバルブ52との間の部分、第1分岐通路43Aにおける第3ソレノイドバルブ53と第4ソレノイドバルブ54との間の部分、第2分岐通路43Bにおける第5ソレノイドバルブ55と第6ソレノイドバルブ56との間の部分、および第3分岐通路43Cにおける第7ソレノイドバルブ57と第8ソレノイドバルブ58との間の部分を選択的に含むものである。なお、上記第1分岐通路43Aにおける第3ソレノイドバルブ53と第4ソレノイドバルブ54との間の部分、第2分岐通路43Bにおける第5ソレノイドバルブ55と第6ソレノイドバルブ56との間の部分、および第3分岐通路43Cにおける第7ソレノイドバルブ57と第8ソレノイドバルブ58との間の部分は、第2循環通路43Zに対しても並列に接続されている。
第1ないし第8ソレノイドバルブ51〜58の弁位置を制御することにより、冷却装置40を2つの運転モードに切り換えることができる。以下、2つの運転モードを「通常運転モード」と「回復運転モード」と呼ぶ。
図2は、通常運転モードと回復運転モードとにおいて通路パターンがどのように変わるかを示す説明図である。図2(a)が通常運転モードを示すものであり、図2(b)が回復運転モードを示すものである。
図2(a)に示すように、第1ないし第8のソレノイドバルブ51〜58の全てが第1位置51a〜58aの状態にあるときに、通常運転モードとなる。この通常運転モード時には、第1ラジエータ41を含む第1循環通路43Xは、第2ラジエータ42を含む副通路43Yが接続された上で、第1ないし第3分岐通路43A、43B、43Cのそれぞれと接続される。第2循環通路43Zは、第2ラジエータ42および第1ないし第3燃料電池スタック10A、10B、10Cと切り離された状態となる。これにより、冷却装置40は、第1ラジエータ41と第2ラジエータ42の両方を備える単一の第1循環通路43Xにより、第1ないし第3燃料電池スタック10A、10B、10Cのそれぞれを冷却することができる。
一方、通常運転モードから、図2(b)に示すように、第1および第2ソレノイドバルブ51、52と、第3および第4ソレノイドバルブ53、54、第5および第6ソレノイドバルブ55、56、第7および第8ソレノイドバルブ57、58のうちの少なくとも1組(図示の例では、第3および第4ソレノイドバルブ53、54)とが第2位置(53b、54b)に切り換えられたときに、回復運転モードになる。すなわち、第1および第2ソレノイドバルブ51、52が第2位置51b、52bの状態にあり、第3および第4ソレノイドバルブ53、54、第5および第6ソレノイドバルブ55、56、第7および第8ソレノイドバルブ57、58のうちの少なくとも1組(図示の例では、第3および第4ソレノイドバルブ53、54)が第2位置(53b、54b)の状態にあり、残りの2組(図示の例では、第5および第6ソレノイドバルブ55、56と第7および第8ソレノイドバルブ57、58)が第1位置(55a〜58a)の状態にあるときに、回復運転モードになる。
図2(b)に例示の回復運転モード時には、第1ラジエータ41を含む第1循環通路43Xは第2および第3分岐通路43B、43Cに接続され、第2循環通路43Zは第2ラジエータ42を含むとともに第1分岐通路43Aに接続される。このとき、第1循環通路43Xと第2循環通路43Zは、分離しており、個別に備えられる状態となる。すなわち、第1循環通路43Xには第1ラジエータ41で冷却された冷却液が循環し、第2循環通路43Xには第2ラジエータ42で冷却された冷却液が循環し、第1循環通路43Xと第2循環通路43Zとの間で冷却液の混合はない。
図2(b)に例示した回復運転モードは、第1分岐通路43Aに備えられる第1燃料電池スタック10Aを回復の対象としたものである。第2燃料電池スタック10Bを回復の対象とする場合には、第1および第2ソレノイドバルブ51、52と、第5および第6ソレノイドバルブ55、56とを第2位置に切り換えるようにすればよい。第3燃料電池スタック10Cを回復の対象とする場合には、第1および第2ソレノイドバルブ51、52と、第7および第8ソレノイドバルブ57、58とを第2位置に切り換えるようにすればよい。さらに、回復の対象は1つの燃料電池スタックに限る必要はなく、燃料電池スタック全体の数から値1を引いた数以下の数、すなわち本実施例では2つの燃料電池スタックとしてもよい。例えば、第1燃料電池スタック10Aと第2燃料電池スタック10Bを回復の対象とする場合には、第1および第2ソレノイドバルブ51、52と、第3および第4ソレノイドバルブ53、54と、第5および第6ソレノイドバルブ55、56とを第2位置に切り換えるようにすればよい。燃料電池スタック全体の数が4つである場合には、回復の対象は、1つの場合、2つの場合、3つの場合となる。
D.制御系の構成:
第1ないし第8ソレノイドバルブ51〜58に対して弁位置を切り換える制御信号を出力するのが、図1に示す電子制御ユニット60である。電子制御ユニット60を含む制御系について次に説明する。
図1に示すように、第1ないし第3燃料電池スタック10A,10B、10Cのそれぞれには、セル電圧を測定して発電状況を測定するためのセルモニタ61、62、63が設けられている。各セルモニタ61、62、63の測定信号は、電子制御ユニット60に送られる。
電子制御ユニット60は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記憶されたコンピュータプログラムをRAMに展開して実行することで、セルモニタ61、62、63等の各種センサからの信号を受けて、反応ガス給排装置20に設けられた燃料ガス流量調節弁23A〜23C、26A〜26Cや酸化剤ガス流量調節弁33A〜33C、36A〜36C、および冷却装置40に設けられたソレノイドバルブ51〜58等の各種アクチュエータに駆動信号を出力し、燃料電池発電システムの運転全体を制御する。
図3は、電子制御ユニット60により実行される運転制御処理を示すフローチャートである。この運転制御処理は、電子制御ユニット60における燃料電池スタック10の運転制御の一部として、所定時間毎に繰り返し実行される。
図3に示すように、処理が開始されると、電子制御ユニット60のCPUは、各燃料電池スタック10A,10B、10Cに設けられたセルモニタ61、62、63の測定信号を取り込み(ステップS110)、各測定信号から燃料電池スタック10A,10B、10Cの少なくとも1つが異常となったか否か、すなわち異常となった燃料電池スタック(以下、「異常スタック」とも呼ぶ)があるか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120の処理は、詳細には、各測定信号から導かれるセル電圧から各燃料電池スタック10A,10B、10Cが乾燥状態となっているか否かを判定することにより、燃料電池スタック10A,10B、10Cが異常であるか否かの判定を行う。本発明に備えられる「異常検出部」は、セルモニタ61、62、63とステップS120の処理により実現される。
ステップS120で、燃料電池スタック10A,10B、10Cの全てで異常でないと判定された場合には、CPUは、まず、燃料電池発電システムに備えられる各燃料電池スタック10A,10B、10Cに対する反応ガスの供給を許可する処理を行う(ステップS130)。すなわち、各燃料電池スタック10A、10B、10Cに接続された燃料ガス供給通路22A、22B、22Cに設けられた第1の燃料ガス流量調節弁23A、23B、23Cを開状態とし、各燃料ガスバイパス通路25A、25B、25Cに設けられた第2の燃料ガス流量調節弁26A、26B、26Cを閉状態とすることで、各燃料電池スタック10A、10B、10Cへの燃料ガスの供給を可能とする。酸化剤ガスについても同様にして、各燃料電池スタック10A、10B、10Cへの酸化剤ガスの供給を可能とする。これにより、別ルーチンで負荷等の運転状態に基づく第1の燃料ガス流量調節弁23A、23B、23Cおよび第1の酸化剤ガス流量調節弁33A、33B、33Cの調整が行なわれ、通常運転時の燃料ガス供給量および酸化剤ガス供給量の制御がなされる。
ステップS130の実行後、CPUは、冷却装置40を前述した通常運転モードに定める処理を行う(ステップS140)。すなわち、第1ないし第8のソレノイドバルブ51〜58の全てを第1位置51a〜58aの状態に制御することにより冷却装置40を通常運転モードに定める。この結果、第1ラジエータ41と第2ラジエータ42の両方を用いて、第1ないし第3燃料電池スタック10A、10B、10Cのそれぞれを冷却することができる。ステップS140の実行後、「リターン」に抜けてこの運転制御処理を一旦終了する。
一方、ステップS120で、燃料電池スタック10A,10B、10Cのうちの少なくとも一つが異常であると判定された場合には、CPUは、ステップS150に処理を移す。ステップS150では、CPUは、ステップS120の処理により異常であると判定された燃料電池スタック10A,10B、10Cに対する燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を停止する。ステップS120の処理により異常であると判定された燃料電池スタックが、例えば第1燃料電池スタック10Aである場合には、第1燃料電池スタック10Aに対する燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を停止する。なお、停止の手法は先に説明したように、異常となった第1燃料電池スタック10Aに備えられる燃料ガス供給通路22Aに設けられた第1の燃料ガス流量調節弁23Aを閉状態とし、異常となった第1燃料電池スタック10Aに備えられる燃料ガスバイパス通路25Aに設けられた第2の燃料ガス流量調節弁26Aを開状態とすることにより、燃料ガスを燃料ガスバイパス通路25Aに迂回させるものである。酸化剤ガス側も同様である。
ステップS150の実行後、CPUは、ステップS120で異常と判定された燃料電池スタックを回復対象とした回復運転モードに冷却装置40を切り換える処理を行う(ステップS160)。詳細には、異常と判定された燃料電池スタックが第1燃料電池スタック10Aである場合には、第1燃料電池スタック10Aを回復対象として、前述したように、第1および第2ソレノイドバルブ51、52と、第3および第4ソレノイドバルブ53、54とを第2位置に切り換える。また、異常と判定された燃料電池スタックが第2燃料電池スタック10Bまたは第3燃料電池スタック10Cである場合には、前述したようにして回復対象を、第2燃料電池スタック10Bまたは第3燃料電池スタック10Cとすればよい。同様に、複数の燃料電池スタックで異常が判定された場合には、その複数の燃料電池スタックを回復対象とすればよい。
上記ステップS150およびS160の処理により、本発明に備えられる「回復運転制御部」が実現される。ステップS160の処理の実行後、「リターン」に抜けてこの運転制御処理を一旦終了する。
E.作用、効果:
以上のように構成された本実施例の燃料電池発電システムによれば、燃料電池スタック10A,10B、10Cのいずれにおいても異常が検出されない通常運転時には、各燃料電池スタック10A、10B、10Cへの反応ガスの供給が行われるとともに、各燃料電池スタック10A、10B、10Cに並列に接続される第1循環通路43Xにより、第1および第2ラジエータ41、42の冷却能力が分担されて各燃料電池スタックが冷却される(図2(a)参照)。一方、燃料電池スタック10A、10B、10Cの異常が検出されたときには、回復運転モードとすることで、異常が検出された燃料電池スタック(異常スタック)に対する反応ガスの供給が停止されるとともに、冷却装置40の通路パターンが、第1循環通路43Xと第2循環通路43Zとが個別に備えられる形態に定められる(図2(b)参照)。第1循環通路43Xは第1ラジエータ41により異常スタック以外の燃料電池スタック(正常スタック)を冷却するものであり、第2循環通路43Zは第2ラジエータ42により異常スタックを冷却するものである。したがって、異常スタックと正常スタックとを、別々の循環通路により個別に冷却することができる。
異常スタックへの反応ガスの供給を停止すると、正常スタックへの負荷が増大し正常スタックは高温となる。それにも拘わらず、異常スタックと正常スタックとを別々の循環通路により冷却することができることから、高温となった正常スタックから排出された冷媒が異常スタックに送り込まれることがない。したがって、運転を停止した異常スタックを温度の低い冷却液により速やかにクールダウンして、異常スタックの発電復帰までの時間を短縮することができる。
また、本実施例の燃料電池発電システムでは、次の副次的効果も備える。従来の燃料電池発電システムでは、異常が発生した燃料電池スタックの運転を停止すると、他の燃料電池スタックへの負荷が大きくなり、これに伴い前記他の燃料電池スタックへのガス供給量が増加し乾きやすくなり、前記他の燃料電池スタックも作動不能に陥り易くなるという問題が発生した。これに対して、本実施例の燃料電池発電システムでは、前述したように、異常が発生した燃料電池スタックの発電復帰までの時間を短縮することができることから、回復運転モードの時間を短くすることができることから、前記他の燃料電池スタックを作動不能に陥り難くすることができる。
さらに、本実施例の燃料電池発電システムでは、冷却装置40は、回復運転モード時に第1循環通路43Xと第2循環通路43Zとに個別に含まれる第1ラジエータ41と第2ラジエータ42との双方を用いて、通常運転モード時に各燃料電池スタック10A、10B、10Cを冷却することができるように構成されていることから、冷却効率の点で優れている。また、本実施例では、第1ラジエータ41の冷却能力が第2ラジエータ42の冷却能力より大きく構成されていることから、回復運転モード時に、正常スタックに対する冷却能力を十分に確保することができる。
F.他の実施形態:
なお、この発明は上記の実施例や変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような他の実施形態も可能である。
(1)上記実施例では、異常スタックが検出されたときに、その異常スタックに対する燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を停止していた(図3のステップS150)が、これに換えて、燃料ガスと酸化剤ガスのいずれか一方の供給を停止する構成としてもよい。また、前記ガス供給の停止は、必ずしも完全に供給量を零とするものでなくてもよく、供給量を低減する構成としてもよい。すなわち、ガス供給量を零とすること、もしくはガス供給量を低減すること、すなわちガス供給量を制限する構成とすることができる。なお、異常スタックが検出されなかったときの処理として、図3のステップS130で、各燃料電池スタックへの燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を許可していたが、これは上記ステップS150におけるガス供給の制限を行うことなしに反応ガスの供給を行うことを許可するものである。
(2)前記実施例では、セルモニタ61〜63の測定信号に基づいて燃料電池スタックの乾燥状態を求めることで、燃料電池スタックの異常を検出していたが、これに換えて、例えばアノード出口等の所定の位置に湿度センサを設けることで、燃料電池スタックの乾燥状態を求めて、燃料電池スタックの異常を検出してもよい。要は、異常検出部は、燃料電池スタックの乾燥状態を検出可能であればいずれの構成としてもよい。また、必ずしも乾燥状態を検出する構成に限る必要もなく、乾燥状態に応じて変化する他のパラメータ、例えば抵抗値等から燃料電池スタックを検出する構成としてもよい。
(3)前記実施例では、冷却装置40は、回復運転モード時に第1循環通路43Xと第2循環通路43Zとに個別に含まれる第1ラジエータ41と第2ラジエータ42との双方を用いて、通常運転モード時に各燃料電池スタックを冷却するように構成されていたが、これに換えて、第1ラジエータだけで通常運転モード時に各燃料電池スタックを冷却し、回復運転モード時には、異常スタックへの接続を第1ラジエータから第2ラジエータに換える構成としてもよい。すなわち、第2ラジエータは異常スタック専用とする構成である。また、この構成に限る必要もなく、回復運転制御部が必要とする冷却装置の通路パターンを実現することができれば、どのような通路の形態とすることもできる。
(4)前記実施例では、燃料電池スタックは固体高分子型燃料電池としたが、固体酸化物型燃料電池やリン酸型燃料電池等、異なる種類の燃料電池に適用することも可能である。
(5)前記実施例や変形例の燃料電池システムは車両に搭載する構成とすることができる。また、これに替えて、船舶、航空機などの他の移動体や、その他各種産業機械などに搭載することも可能である。
本発明の一実施例における燃料電池発電システムの概略構成を示す説明図である。 通常運転モードと回復運転モードとにおいて冷却装置の通路パターンがどのように変わるかを示す説明図である。 電子制御ユニットにより実行される運転制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10A…第1燃料電池スタック
10B…第2燃料電池スタック
10C…第3燃料電池スタック
20…反応ガス給排装置
21…燃料改質装置
22A〜22C…燃料ガス供給通路
23A〜23C…第1の燃料ガス流量調節弁
24A〜24C…燃料ガス排出通路
25A〜25C…燃料ガスバイパス通路
26A〜26C…第2の燃料ガス流量調節弁
31…酸化剤ガス供給装置
32A〜32C…酸化剤ガス供給通路
33A〜33C…第1の酸化剤ガス流量調節弁
34A〜34C…酸化剤ガス排出通路
35A〜35C…酸化剤ガスバイパス通路
36A〜36C…第2の酸化剤ガス流量調節弁
40…冷却装置
41…第1ラジエータ
42…第2ラジエータ
43…冷却通路
43A…第1分岐通路
43B…第2分岐通路
43C…第3分岐通路
43X…第1循環通路
43Y…副通路
43Z…第2循環通路
44…第1冷却液循環ポンプ
45…第2冷却液循環ポンプ
51〜58…第1ないし第8ソレノイドバルブ
60…電子制御ユニット
61…セルモニタ

Claims (6)

  1. 複数の燃料電池スタックを備える燃料電池発電システムであって、
    前記複数の燃料電池スタックに反応ガスを供給する通路であって、該通路に対して前記各燃料電池スタックが並列に接続される反応ガス供給通路と、
    ラジエータと前記複数の燃料電池スタックとの間で冷媒を循環させる通路を備え、該通路に対して前記各燃料電池スタックが並列に接続される冷却装置と、
    前記各燃料電池スタックの異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部で少なくとも1の燃料電池スタックの異常が検出されたときに、前記異常が検出された燃料電池スタックに対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を制限するとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記異常が検出された燃料電池スタック以外の燃料電池スタックが設けられる第1循環通路と、前記異常が検出された燃料電池スタックが設けられる第2循環通路とが個別に備えられる形態に定める回復運転制御部と
    を備える燃料電池発電システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池発電システムであって、
    前記異常検出部で前記複数の燃料電池スタックのいずれにおいても異常が検出されなかったときに、前記複数の燃料電池に対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を前記制限なしに行うとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記複数の燃料電池スタックが設けられる単一循環通路の形態に定める通常運転制御部
    を備える燃料電池発電システム。
  3. 請求項1に記載の燃料電池発電システムであって、
    前記冷却装置は、
    前記ラジエータとして2つのラジエータを備え、前記2つのラジエータのうちの第1ラジエータは前記第1循環通路に設けられ、第2ラジエータは前記第2循環通路に設けられた構成である、燃料電池発電システム。
  4. 請求項3に記載の燃料電池発電システムであって、
    前記異常検出部で前記複数の燃料電池スタックのいずれにおいても異常が検出されなかったときに、前記複数の燃料電池に対する前記反応ガス供給通路からの反応ガスの供給を前記制限なしに行うとともに、前記冷却装置の通路パターンを、前記複数の燃料電池スタックと前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとが設けられる単一循環通路の形態に定める通常運転制御部
    を備える燃料電池発電システム。
  5. 請求項3または4に記載の燃料電池発電システムであって、
    前記第2ラジエータの入口側に設けられるラジエータ入口側流路切換弁と、
    前記第2ラジエータの出口側に設けられるラジエータ出口側流路切換弁と、
    前記冷却通路における各燃料電池スタックの入口側に設けられる複数のスタック入口側流路切換弁と、
    前記冷却通路における各燃料電池スタックの出口付近に設けられる複数のスタック出口側流路切換弁と
    を備え、
    前記回復運転制御部は、
    前記異常検出部で少なくとも1の燃料電池スタックの異常が検出されたときに、前記ラジエータ入口側流路切換弁およびラジエータ出口側流路切換弁と、前記異常が検出された燃料電池スタックに対応した前記スタック入口側流路切換弁およびスタック出口側流路切換弁とを制御することにより、前記冷却装置の通路パターンの設定を行う弁制御部を備える、燃料電池発電システム。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の燃料電池発電システムであって、
    前記第1ラジエータの冷却能力は、前記第2ラジエータの冷却能力より大きい、燃料電池発電システム。
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