JP2010113872A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子二次係止部材の強度を高め、また、成形時における溶融樹脂の流動性を向上させ、さらには、形状の安定化を図ることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】連結部18は、二次係止部16とフロントカバー部17とを連結する部分として形成されている。連結部18は、コネクタハウジング3の連結部収容溝10に差し込まれて上下方向に移動するようになっている。連結部18の外面には、リブ26が二本平行に形成されている。リブ26は、二次係止部16及びフロントカバー部17の連結方向に伸びて形成されている。連結部18は、リブ6を形成することによって、この部分が厚肉となるように形成されている。連結部18は、リブ26を形成することによって、この外面が凹凸するような形状になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子とコネクタハウジングとを備えるとともに、端子収容室内でランスにより係止された端子を二次的に係止する(二重に係止する)スペーサの機能、及び、端子の前抜けを規制するフロントカバーの機能を有し、各機能部分が連結部により連結されてなる端子二次係止部材を備えるコネクタに関する。
下記特許文献1に開示されたコネクタは、端子と、コネクタハウジングと、端子二次係止部材とを備えて構成されている。端子は雌型の端子であり、この端子はコネクタハウジングに形成される端子収容室に収容係止されるようになっている。端子収容室には、端子を係止するためのランスが形成されている。コネクタハウジングには、端子二次係止部材に対する部分として、スペーサ収容凹部及びカバー収容凹部の二つの部分が形成されている。スペーサ収容凹部及びカバー収容凹部は、コネクタハウジングの下面中央や下面前方をそれぞれ開口させて端子収容室に達するような凹部として形成されている。
端子二次係止部材は、端子収容室内でランスにより係止された端子を二次的に係止するスペーサの機能、及び、端子の前抜けを規制するフロントカバーの機能を有しており、各機能部分が薄肉の連結部によって連結されている。ここで、スペーサの機能を有する部分を二次係止部と呼ぶことにすると、この二次係止部はスペーサ収容凹部に収容されるように形成されている。また、フロントカバーの機能を有する部分をフロントカバー部と呼ぶことにすると、このフロントカバー部はカバー収容凹部に収容されるように形成されている。
下記特許文献1に開示されたコネクタの提案以前においては、二次係止部とフロントカバー部とが別体構成であった。端子二次係止部材は、それまで別体構成であった二次係止部とフロントカバー部を連結部により連結し、これによって一つの部品としている。
端子二次係止部材は、コネクタハウジングに対して装着をする際、仮係止状態又は本係止状態となるように形成されている。仮係止状態又は本係止状態にするための構造部分(係止構造部分)は、二次係止部と、これを収容するスペーサ収容凹部とに形成されている。
尚、下記特許文献1には、フロントカバー部に係止突起を有するものも開示されているが、この係止突起は二次係止部が本係止状態となるまではコネクタハウジングに係止されない位置に配置されている。
特開2000−315546号公報
上記従来技術における端子二次係止部材は、二次係止部とフロントカバー部とを連結する連結部が非常に薄く形成されている。従って、この連結部では強度が弱く(剛性が低く)なっており、これが問題点になっている。また、端子二次係止部材において、この後側に位置する二次係止部に係止構造部分を設けると、端子二次係止部材をコネクタハウジングに装着し係止する際に、フロントカバー部が連結部よりも前側に位置することから、フロントカバー部は連結部の低い剛性によって若干傾いてしまう可能性があって、これも問題点になっている。係止構造部分の配置を見直す必要があると考えられる。
この他、上記従来技術にあっては、端子二次係止部材を樹脂成形するにあたり、次のような問題点を有している。すなわち、連結部が薄肉であることから、樹脂成形中の溶融樹脂の流動性に支障を来すという問題点を有している。具体的には、例えばゲートを二次係止部側に配置した場合、溶融樹脂は二次係止部から連結部を介してフロントカバー部に流れるようになることから、小さな断面積となる連結部に溶融樹脂を流すためには高い圧力を掛ける必要がある。高い圧力を掛けない場合には、当然溶融樹脂が流れ難くなることから、成形後の形状が不安定になってしまうという可能性を有し、これが問題点になっている。尚、厚肉部分となる二次係止部及びフロントカバー部に対し、連結部が非常に薄肉となってしまう場合は、樹脂成形直後の「ひけ」による変形が懸念される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、端子二次係止部材の強度を高め、また、成形時における溶融樹脂の流動性を向上させ、さらには、形状の安定化を図ることが可能なコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のコネクタは、端子と、該端子を後方から収容するため前後方向に貫通する端子収容室を複数有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、上下方向に移動して前記コネクタハウジングに対し仮係止状態又は本係止状態となる合成樹脂製の端子二次係止部材とを備え、該端子二次係止部材は、前記端子収容室のランスにより係止された前記端子を更に二次的に係止する二次係止部と、前記コネクタハウジングの前面位置で上下方向に移動し且つ前記端子の前方への抜けを規制するフロントカバー部と、前記二次係止部及び前記フロントカバー部を連結する連結部とを有してなるコネクタにおいて、前記連結部は、前記二次係止部及び前記フロントカバー部の連結方向に伸びて形成され且つ形成部分が厚肉となるリブを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、リブを形成して厚肉の連結部となる端子二次係止部材を構成に含むコネクタになる。リブを形成することにより、連結部の強度や剛性を高めることができるようになる。また、端子二次係止部材の変形を起こり難くすることができるようになる。本発明によれば、リブを形成することにより、連結部の断面積を増加させ、さらに、このリブを連結方向に伸びるように形成することで、樹脂成形時における溶融樹脂の流動性向上を図ることができるようになる。
請求項2記載の本発明のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記端子二次係止部材の前記コネクタハウジングに対して仮係止状態又は本係止状態となる部分を前記二次係止部に形成し、これを後側係止構造とする一方、前記連結部に前記リブを複数設けてこの複数のリブにより生じる凹凸を前側係止構造とし、これも前記コネクタハウジングに対して仮係止状態又は本係止状態となる部分とすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、連結部のリブを係止構造としても利用するコネクタになる。また、本発明によれば、フロントカバー部の近くでも端子二次係止部材を仮係止状態又は本係止状態にするコネクタになる。これにより、端子二次係止部材をコネクタハウジングに対してバランス良く係止することができるようになる。
請求項1に記載された本発明によれば、端子二次係止部材の強度を高め、また、成形時における溶融樹脂の流動性を向上させ、さらには、形状の安定化を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、連結部のリブを係止構造としても利用し、リブをより一層有用な部分と位置づけることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、端子二次係止部材をコネクタハウジングに対してバランス良く係止することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のコネクタの一実施の形態を示す図(端子二次係止部材の仮係止状態の図)であり、(a)は連結部の位置での縦断面図、(b)はコネクタ中心線の位置での縦断面図である。また、図2は端子二次係止部材の仮係止状態と本係止状態とを示す図であり、(a)はコネクタの側面図、(b)は仮係止状態におけるA−A線断面図と要部拡大図、(b)は本係止状態におけるA−A線断面図と要部拡大図である。さらに、図3は下側から見たコネクタハウジングの斜視図、図4は端子二次係止部材の本係止状態の図であり、連結部の位置での縦断面図である。
図1において、引用符号1は本発明のコネクタを示している。コネクタ1は、図示しない複数の電線を束ねてなるワイヤハーネスの端末に設けられて、例えばワイヤハーネス同士を接続する際に用いられるようになっている。コネクタ1は、複数の端子収容室2を有するコネクタハウジング3と、このコネクタハウジング3の端子収容室2に収容される端子(図示省略。ここでは公知の雌端子であるものとする)と、コネクタハウジング3に対して仮係止状態又は本係止状態となり且つ端子を二次的に(二重に)係止する端子二次係止部材4とを備えて構成されている。先ず、上記各構成部材について説明する。
図1ないし図3において、上記コネクタハウジング3は、絶縁性を有する合成樹脂製の部材であって、矢印Pを前後方向、矢印Qを左右方向(紙面垂直方向)、矢印Rを上下方向と定義すると、複数の端子収容室2は、左右方向に並ぶとともに上下二段となるように配置されている。また、複数の端子収容室2は、前後方向に貫通するように形成されている。端子収容室2は、図示しない端子の形状に合わせて形成されている。
尚、端子は、箱状の電気接触部と、この電気接触部に連続する電線接続部とを有している。端子は、上記電線の端末に接続されている。箱状の電気接触部には、相手コネクタにおける相手端子のタブ状電気接触部が差し込まれるようになっている。端子は、端子収容室2の後部開口から(コネクタハウジング3の後面から)内部に差し込まれると、端子収容室2に形成されるランス5によって係止され、後方への抜けが規制されるようになっている。
ランス5は、端子を係止するための部分(一次係止部分)であって、可撓性を有するように形成されている。ランス5は、片持ちの形状に形成されている。ランス5の先端部分には、端子を係止するための係止部が形成されている。端子収容室2は、ランス5の上方側が端子収容空間6、ランス5の下側がランス撓み空間兼治具挿入空間7となっている。ランス5は、ランス撓み空間兼治具挿入空間7側に撓むことによって端子の通過を許容することができるようになっている。ランス5は、上記係止部が端子収容空間6に突出するように形成されている。端子収容空間6とランス撓み空間兼治具挿入空間7は、コネクタハウジング3の前面において上下に並んで開口するように形成されている。
コネクタハウジング3には、部材収容凹部8(従来例のスペーサ収容凹部に相当)と、カバー収容凹部9と、一対の連結部収容溝10とが形成されている。部材収容凹部8は、端子二次係止部材4を上下方向に移動させて仮係止状態又は本係止状態とするための部分として形成されている。部材収容凹部8は、コネクタハウジング3の下面略中央から各端子収容室2に達するような凹部として形成されている。部材収容凹部8は、ランス5の後方に開口するように形成されている。このような部材収容凹部8の左右両側には、端子二次係止部材4に対する仮係止部分11及び本係止部分12が形成されている。尚、仮係止部分11及び本係止部分12は、特許請求の範囲に記載した後側係止構造に相当するものとする。
カバー収容凹部9は、コネクタハウジング3の下面前端部から各端子収容室2に達するような凹部として形成されている。また、カバー収容凹部9は、コネクタハウジング3の前面を凹ませるような部分にも形成されている。
一対の連結部収容溝10は、部材収容凹部8及びカバー収容凹部9の左右両側に配置形成されている。また、一対の連結部収容溝10は、部材収容凹部8とカバー収容凹部9とを連通する(これらを繋ぐ)溝として形成されている。一対の連結部収容溝10は、コネクタハウジング3の下面で左右両側位置に開口するように形成されている。このような一対の連結部収容溝10には、特許請求の範囲に記載した前側係止構造を構成する仮係止部分13及び本係止部分14が形成されている。仮係止部分13及び本係止部分14は、端子二次係止部材4に対する係止部分であって、前後方向に伸びる浅底の溝形状にそれぞれ形成されている。仮係止部分13は下側のみの溝、本係止部分14は上下両方の溝となっている。
コネクタハウジング3において、引用符号15は相手コネクタとの嵌合部分を示している。
上記端子二次係止部材4は、所謂スペーサの機能(端子を二次的に(二重に)係止する)と、所謂フロントホルダの機能(端子の前方への抜けを規制する)とを有する部材であって、具体的には二次係止部16と、フロントカバー部17と、これらを連結する一対の連結部18とを有している。端子二次係止部材4は、二次係止部16、フロントカバー部17、及び一対の連結部18が一体化して一つの部品となるように形成されている。二次係止部16は所謂スペーサとして、また、フロントカバー部17は所謂フロントホルダとして形成されている。端子二次係止部材4は、絶縁性を有する合成樹脂製の部品であるものとする。
二次係止部16は、複数の端子係止部19と、一対の仮係止突起部20と、一対の本係止突起部21とを有している。各部分に関し、端子係止部19は、端子収容室2の数及び配置に合わせて複数形成されている。端子係止部19は、端子収容室2に収容されランス5により係止された状態の端子を引っ掛けて(箱状の電気接触部の端部を引っ掛けて)、この端子を二重に係止することができるような形状に形成されている。
仮係止突起部20は、コネクタハウジング3の部材収容凹部8に形成される仮係止部分11に引っ掛かる部分として形成されている。仮係止突起部20は、二次係止部16における左右両側部位置に配置形成されている。仮係止突起部20は、可撓性を有し且つ先端に爪状の部分を有する短いアーム形状に形成されている(形状は一例であるものとする)。
本係止突起部21は、コネクタハウジング3の部材収容凹部8に形成される本係止部分12に引っ掛かる部分として形成されている。本係止突起部21は、二次係止部16における左右両側位置に配置形成されている。本係止突起部21は、仮係止突起部20よりも後方に配置形成されている。本係止突起部21は、上下方向に長いスリット部分と、このスリット部分を形成することにより撓み可能となる撓み部分と、撓み部分から後方に小さく突出する略三角形状の突起部分とを有している(形状は一例であるものとする)。
仮係止突起部20及び本係止突起部21は、特許請求の範囲に記載した後側係止構造に相当するものとする。
フロントカバー部17は、コネクタハウジング3の前面位置で上下方向に移動する部分として形成されている。また、フロントカバー部17は、端子の前方への抜けを規制する部分としても形成されている。このようなフロントカバー部17には、端子収容室2の数及び位置に合わせて貫通する複数の間口22と、前面位置ガイド部23とが形成されている。間口22は、相手コネクタの相手端子の大きさに合わせて、また、ランス5の係止状態を解除するための係止解除治具(図示省略)の大きさに合わせて形成されている(必要以上に大きく開口するものでないものとする)。
複数の間口22は、左右方向に並ぶとともに上下二段となるように配置されている。また、複数の間口22は、前後方向に貫通するようにも形成されている。尚、間口22の周囲には、フロントカバー部17の肉厚部分24があるものとする。
前面位置ガイド部23は、端子二次係止部材4がコネクタハウジング3に対して本係止状態になる際に、コネクタハウジング3のストッパ部分25に当接する部分として形成されている。
一対の連結部18は、上記の如く、二次係止部16とフロントカバー部17とを連結する部分として形成されている。一対の連結部18は、コネクタハウジング3の左右両側壁の内側に位置する一対の連結部収容溝10に差し込まれて上下方向に移動するようになっている。一対の連結部18の各外面には、リブ26が二本平行に形成されている。リブ26は、二次係止部16及びフロントカバー部17の連結方向に伸びて形成されている。もう少し詳しく説明すると、リブ26は、連結部18が二次係止部16に連続する位置及びフロントカバー部17に連続する位置に跨るように形成されている。一対の連結部18は、リブ26を形成することによって、この部分が厚肉となるように形成されている。
一対の連結部18は、リブ26を形成することによって、この外面が凹凸するような形状になっている。二本のリブ26は、上側のみが仮係止用のリブ26、上下両方が本係止用のリブ26となっている。二本のリブ26は、特許請求の範囲に記載した前側係止構造を構成するようになっている。
上記前側係止構造や後側係止構造は、端子二次係止部材4やコネクタハウジング3における前後方向の長い範囲に形成されている。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、コネクタ1の組み立てについて説明する。
端子二次係止部材4をコネクタハウジング3の下側に配置し、この後に上方へと移動させてコネクタハウジング3に対する装着を行うと、端子二次係止部材4の二次係止部16がコネクタハウジング3の部材収容凹部8に差し込まれるとともに、フロントカバー部17もコネクタハウジング3のカバー収容凹部9に差し込まれて上方へと移動する。さらに、端子二次係止部材4の一対の連結部18も一対の連結部収容溝10に差し込まれて上方へと移動する。
そして、端子二次係止部材4における二次係止部16の一対の仮係止突起部20をコネクタハウジング3の仮係止部分11に対して引っ掛けるとともに、一対の連結部18の仮係止用のリブ26をコネクタハウジング3の仮係止部分13に引っ掛けると、図1(a)及び図2(b)に示す如くの仮係止状態が形成される。
尚、端子二次係止部材4がコネクタハウジング3に対し仮係止状態にある時には、相手コネクタとの嵌合を行うことは不能である。
仮係止状態にある端子二次係止部材4を上方に更に押し込み、端子二次係止部材4をコネクタハウジング3に対して本係止状態にすると、すなわち二次係止部16の一対の本係止突起部21をコネクタハウジング3の本係止部分12に対して引っ掛けるとともに、一対の連結部18の本係止用のリブ26をコネクタハウジング3の本係止部分14に引っ掛けると、図2(c)及び図4に示す如くの本係止状態が形成され、これによりコネクタ1の組み立てが完了する。
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のコネクタ1は、リブ26を形成し従来よりも格段に厚肉となる一対の連結部18を有する端子二次係止部材4を構成に含んでいる。従って、本発明によれば、一対の連結部18の強度や剛性を従来よりも高めることができる。また、一対の連結部18にリブ26を形成することにより、端子二次係止部材4自体の変形を従来よりも起こり難くすることができる(例えば、端子二次係止部材4を装着する際に、二次係止部16から離れた位置のフロントカバー部17が傾くようなことはない)。
この他、本発明によれば、リブ26を形成することにより、一対の連結部18の断面積を従来よりも増加させることができる。また、断面積を増加させるに当たり、リブ26を二次係止部16とフロントカバー部17との連結方向に伸びるように形成していることから、樹脂成形時における溶融樹脂の流動方向を一致させ、結果、流動性の向上を図ることができる。
本発明によれば、一対の連結部18のリブ26を係止構造として利用し、そして、前側係止構造及び後側係止構造を有することから、端子二次係止部材4をコネクタハウジング3に対してバランス良く係止することができる。
本発明のコネクタ1は、端子二次係止部材4の強度を従来よりも高め、また、成形時における溶融樹脂の流動性を従来よりも向上させ、さらには、従来よりも形状の安定化を図ることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
ところで、コネクタ1の上記組み立てにおいて、端子二次係止部材4がコネクタハウジング3に対し仮係止状態になると、フロントカバー部17の複数の間口22は、対応する端子収容室2のランス撓み空間兼治具挿入空間7にのみ連通する。間口22がランス撓み空間兼治具挿入空間7に連通することから、図示しない係止解除治具を挿入してランス5による端子の係止状態を解除することが可能になる。
一方、本係止状態への移行に伴ってフロントカバー部17の複数の間口22は、上方に移動し位置が変わることから、間口22は対応する端子収容室2の端子収容空間6のみに連通する。これに対してランス撓み空間兼治具挿入空間7は、間口22の周囲の肉厚部分24によって覆われる(図示省略)ことから、コネクタ1は、相手コネクタとの嵌合が行われても相手端子がランス撓み空間兼治具挿入空間7に差し込まれるような誤挿入が起こることはない。
本発明のコネクタの一実施の形態を示す図(端子二次係止部材の仮係止状態の図)であり、(a)は連結部の位置での縦断面図、(b)はコネクタ中心線の位置での縦断面図である。 端子二次係止部材の仮係止状態と本係止状態とを示す図であり、(a)はコネクタの側面図、(b)は仮係止状態におけるA−A線断面図と要部拡大図、(b)は本係止状態におけるA−A線断面図と要部拡大図である。 下側から見たコネクタハウジングの斜視図である。 端子二次係止部材の本係止状態の図であり、連結部の位置での縦断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 端子収容室
3 コネクタハウジング
4 端子二次係止部材
5 ランス
6 端子収容空間
7 ランス撓み空間兼治具挿入空間
8 部材収容凹部
9 カバー収容凹部
10 連結部収容溝
11 仮係止部分(後側係止構造)
12 本係止部分(後側係止構造)
13 仮係止部分(前側係止構造)
14 本係止部分(前側係止構造)
15 嵌合部分
16 二次係止部
17 フロントカバー部
18 連結部
19 端子係止部
20 仮係止突起部(後側係止構造)
21 本係止突起部(後側係止構造)
22 間口
23 前面位置ガイド部
24 肉厚部分
25 ストッパ部分
26 リブ(前側係止構造)

Claims (2)

  1. 端子と、該端子を後方から収容するため前後方向に貫通する端子収容室を複数有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、上下方向に移動して前記コネクタハウジングに対し仮係止状態又は本係止状態となる合成樹脂製の端子二次係止部材とを備え、
    該端子二次係止部材は、前記端子収容室のランスにより係止された前記端子を更に二次的に係止する二次係止部と、前記コネクタハウジングの前面位置で上下方向に移動し且つ前記端子の前方への抜けを規制するフロントカバー部と、前記二次係止部及び前記フロントカバー部を連結する連結部とを有してなるコネクタにおいて、
    前記連結部は、前記二次係止部及び前記フロントカバー部の連結方向に伸びて形成され且つ形成部分が厚肉となるリブを有する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記端子二次係止部材の前記コネクタハウジングに対して仮係止状態又は本係止状態となる部分を前記二次係止部に形成し、これを後側係止構造とする一方、前記連結部に前記リブを複数設けてこの複数のリブにより生じる凹凸を前側係止構造とし、これも前記コネクタハウジングに対して仮係止状態又は本係止状態となる部分とする
    ことを特徴とするコネクタ。
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