JP2010113714A - 多機能デバイスのネットワークにおける非集中型ジョブ・スケジューリング及び分散型実行のためのシステム及び方法 - Google Patents

多機能デバイスのネットワークにおける非集中型ジョブ・スケジューリング及び分散型実行のためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本開示は、一般に多機能デバイス(MFD)のネットワークにおけるジョブ・スケジューリング及び分散型実行に関する。
【解決手段】本開示は、複数のノードを有し、その複数のノードが複数のネットワーク化されたスーパーピア(SP)及び複数のピアを含む、多機能デバイス(MFD)のグリッドに関する。各々のSP及びピアは、プロセッサを有するMFDである。ピアは少なくとも2つのグループにグループ分けされ、1つのグループ内のピア同士は互いにデータ通信する。複数のSPの各SPは、領域を形成するために少なくとも2つのグループのそれぞれのグループに関連付けられ、領域のグループに関連付けられたSPはそのグループ内の各ピアとデータ通信する。
【選択図】図1

Description

本開示は、一般に多機能デバイス(MFD)のネットワークにおけるジョブ・スケジューリング及び分散型実行に関する。特に、本開示は、MFDグリッドのデバイス又はネットワークに関連する幾つかの属性(例えば、ノードの性能、信頼性、構成など)のローカル・ビュー及び/又はグローバル・ビューに基づく履歴情報を用いた、MFDのネットワークにおける非集中型ジョブ・スケジューリング及び分散型実行に関する。
MFDに委ねられるある種のジョブ、例えば大量の光学式文字認識(OCR)ジョブは、リソース及び時間を非常に消費し、特に複雑な文書の場合には完了するのにしばしば数分間かかる。
本開示は、複数のノードを有し、その複数のノードが複数のネットワーク化されたスーパーピア(SP)及び複数のピアを含む、多機能デバイス(MFD)のグリッドに関する。各々のSP及びピアは、プロセッサを有するMFDである。ピアは少なくとも2つのグループにグループ分けされ、1つのグループ内のピア同士は互いにデータ通信する。複数のSPの各SPは、領域を形成するために少なくとも2つのグループのそれぞれのグループに関連付けられ、領域のグループに関連付けられたSPはそのグループ内の各ピアとデータ通信する。
本開示による例示的な多機能デバイス・グリッドのブロック図を示す。 MFDのネットワークにおいて受け取ったジョブのスケジューリング方法のフローチャート図である。 図3のフローチャート図の続きである。
最初に図1を参照すると、本開示による例示的な非集中型MFDグリッドが図示され、これは全体的に非集中型MFDグリッドと称される。MFDグリッド100は、MFDグリッド100のMFDがジョブを実行するために選択されるピア・ツー・ピア・ジョブ・スケジューリングを規定し、選択及びジョブの割当ては、MFDのローカル・ランキング及び/又はグローバル・ランキングに留意すること(heeding)を含む。
MFDグリッド100は、人の介入無しに、選択されたリソースによって部分を並列に実行するために、ジョブを作業チャンクから成る部分に分割する。ジョブを分割し、リソースを選択する管理タスクは、MFDグリッド100の1つより多くのノードによって並列に実施することができる。MFDグリッド100は非集中型であり、ジョブ・スケジューリングを管理するタスクは、MFDグリッド100のノード間で分散され、中央サーバによって実施されるのではない。MFDグリッド100のノードは、ジョブ若しくはその部分を管理するサーバ、又はジョブ若しくはその部分を実行するクライアントの役割を果たすことができる。
MFDグリッド100は、第1のタイプのノードであるSP102と第2のタイプのノードであるピア104とを含む、複数のノードを含む。SP102及びピア104は、処理能力を有し、グリッドソフトウェアを実行し、MFDグリッド100内の他のピア104及びSP102と通信する通信可能性を有するいずれかのコンピュータデバイスである。MFDグリッド100のピア104及びSP102は、MFDではないがデータ通信及び処理能力を有するパーソナルコンピュータ、モバイル機器(例えばPDA、携帯電話)、ラップトップ、サーバなどのようなコンピュータデバイスであってもよい。しかしながら、本例では、SP102及びピア104をMFDとすることができることを例証するために、図示され、図2に関して説明される方法の実行に関与する全てのノードは、MFD(後でさらに説明するブリッジボックスを持つ又は持たない)である。MFDグリッド100のノードであるMFD又は他のデバイスは、選択により、管理者により、ランダムに、ポリシー、その他により、ピア104又はSP102として指定されることができる。SP102は管理タスクによって占有される可能性が高く、ピア104はユーザによって要求される光学式文字認識(OCR)のような動作で占有される可能性が高い。ピア104又はSP102のノードについての指定は、位置又はリソース可用性といった特定の属性に基づくことができる。
SP102又はピア104は、ブリッジボックスと対になったMFD又は他のコンピュータデバイスのようなデバイスとすることもできる。ブリッジボックスは低コストのコンピュータであり、MFDグリッド100及び自身と対になったデバイスとデータ通信し、MFDグリッド100内でそのデバイスの代理として機能する。ブリッジボックスは、MFDグリッド100にMFDの代理として参加し、MFDのためのプロキシとして働く。MFDと対になったブリッジボックスを有するピア104が動作を実行するように要求された場合、要求された動作は、ブリッジボックスのリソースを使用してブリッジボックス上で実行されることもでき、又はMFD上で実行されることもできる。例えば、ブリッジボックスは、スキャンされた画像に対してOCRを実施し、その後、画像又はOCR出力をMFDに転送してハードコピーを生成することができる。ブリッジボックスは、MFDグリッド100の要件に合致しないMFDをMFDグリッド内にSP102又はピア104として含めることができるように、そのMFDと対になることができる。ブリッジボックスは、MFDグリッド100にSP102又はピア104として加わることが不可能又は不許可のいずれかである1つ又はそれ以上のデバイスを発見し、その代理をするように構成することができる。
各々のSP102及びピア104は、MFDグリッド100に参加するためにグリッドソフトウェアを実行しなければならない。SP102又はピア104がMFDである場合には、グリッドソフトウェアは、MFD上に直接インストールすることもでき、又はMFDと対になったブリッジボックス上にインストールすることもできる。多くのMFDは大部分の時間はアイドルなので、グリッドソフトウェアは、MFDアイドル時間の間に優先順位の低いプロセスとして実行することができ、それでもなお適切に機能することができる。システムリソースを必要とする優先順位の高いプロセス(例えば、MFDにおけるローカル印刷又スキャンの要求)が要求された場合、グリッドソフトウェアは、それらのリソースをそれ自体の負担で(例えば、リモートサービスプロバイダの役割から降りることによって)提供することになる。
本例では、MFDグリッド100は、協調型デバイスの信頼できるネットワークである。図示された例示的なMFDグリッド100において、SP102は、オーバーレイ・ネットワーク106内に含まれる。ピア104は領域108又はサブネットワークにグループ分けされ、各SP102が領域108に関連付けられる。SP102及びピア104はMFDとすることができ、SPは割り当てられた管理タスクを実施するのに十分な処理能力を有する。
ここで用いられる「MFD」は本開示全体を通じて、いずれかの目的のマーキング出力機能を実施する、デジタルコピー機、ゼログラフィ印刷システム、インクジェット印刷システム、リプログラフィ印刷システム、製本機、ファクシミリ機、多機能機、テキスタイルマーキング機などのような、あらゆる装置又はシステムを包含する。さらに、MFDは、メタデータ及びキャッシュのようなデータ並びにソフトウェアモジュールを格納するための、ハード・ドライブのようなストレージ・デバイスを備える。MFDはさらに、スキャン、ファックス、電子メールといった能力を有することもできる。
MFDグリッド100のサーバレス・ネットワークとしての確立、構成及び動作は、ここで説明され、米国特許出願番号第12/129,195号においてさらに説明される。各SP102は、オーバーレイ・ネットワーク106を通じて少なくとも1つの他のSP102と通信し、さらに、関連付けられた領域108の少なくとも1つのピア104と通信する。各ピア104は、自身の領域108の少なくとも1つの他のピア、及びその領域108に関連付けられたSP102と通信する。SP102とピア104との間の通信は有線又は無線とすることができ、SP102とピア104は共にネットワークを形成し、1つの領域108のピア104とその領域108に関連付けられたSP102は共にサブネットワークを形成する。
領域108内のピア104は互いにユニキャスト又はマルチキャストによって通信することができ、ユニキャストは1つのピア104からその領域108内の他の1つのピア104へと送信される(例えばポイント・ツー・ポイント)。マルチキャストは、1つのピア104からその領域108内の他の全てのピア104へと送信することができる。ピア104間の通信は、ユニキャストに限定することが可能である。領域108に関連付けられたSP102は、領域108内の全てのピア104とマルチキャストによって通信することもでき、又は特定のピア104とユニキャストによって通信することもできる。起点ノード112は、その領域108のSP102とユニキャストによって通信する。SP102は、他のSP102とユニキャストによって通信する。SP102は、他のSP102から受信したメッセージ(例えばジョブ・アドバタイズメント)をその領域108内でメッセージをマルチキャストすることによって繰り返し、その結果、より広範囲のピア104のオーディエンスが起点ノード112のアドバタイズメントを聴取することになる。他の領域108内のピア104は、起点ノード112に送り戻すユニキャストによってそのアドバタイズメントに返信する。SP102は、環状ネットワーク構造を通じて互いに通信する。各々のSP102及びピア104は、ユニキャスト、マルチキャスト及び/又はブロードキャストなどによる他のノードとの通信をサポートするために必要な通信インタフェースを備える。
オーバーレイ・ネットワーク106は、SP102とそれらの関連付けられた領域108との間のマッピングを確立する。さらに、オーバーレイ・ネットワーク106は、例えば、万一、1つのSP102が故障した場合などに他のSP102を準備して故障したSP102の役割を引き継ぐことにより、セーフティネットを提供することができる。SP102は、オーバーレイ・ネットワーク106を通じて互いに常時通信していてもよい。第1の領域108内のSP102は、第2の領域108内のピア104に関する情報を第2の領域108に関連付けられたSP102を通じて収集することができる。
MFDピア104は、可用性を条件として、デスクトップ・パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、サーバ及びモバイルデバイスといった、MFD及び非MFDピア104からリソースを受け取ること、及び/又はそれらにリソースを提供することによって、共生的に動作することができる。正式にグリッドに加入するためには、ピア104は既にMFDグリッド100内にある少なくとも1つの他のピア104を発見しなければならない。このような発見は、例えば、領域108のローカルサブネットに対してマルチキャスト要求を発行することにより、又はプレコンフィギュレーションにより達成することができる。ピア104は、MFDグリッド100における自身の帰属関係(membership)を周期的なメッセージ(ハートビート・メッセージとして知られる)に応答することを通じて維持し、応答に失敗するとMFDグリッド100から除外される。
MFDグリッド100の種々のノードにおけるMFDは異なる能力を有することができる。例えば、幾つかのMFDは他のMFDよりも低い処理及びストレージのリソースを有することができる、幾つかのMFDは他のMFDが有していない特徴を有することができる。例えば、幾つかのMFDは、他のMFDが有していない光学式文字認識(OCR)実施能力のようなソフトウェア能力を有することができる。この理由の1つは、MFDグリッドのオペレータが、例えばOCRを実施するソフトウェアのためなどのソフトウェア・ライセンスを選択されたMFDのみに対して取得することによって、コストを削減することができることである。
図1は、この例においてはピア104である起点ノード112に到達したジョブを示す。別の例では、起点ノード112をSP102とすることができる。しかしながら、ジョブの性質と起点ノード112の能力によっては、その起点ノード112がMFDグリッド100のうちでそのジョブを扱うのに最適なノードではないこともある。例えば、起点ノード112は、そのジョブを実施する能力を有していないこともあり、又はその時点でディスエーブルであることもある。さらに、起点ノード112の代わりにMFDグリッド100のその他のノードにそのジョブを実行させるか、又はそのジョブを作業チャンクに分割して、1つより多くのピア104(これらは起点ノード112を含んでも含まなくてもよい)に並列に作業チャンクを実行させる方がより効率的であることもある。
作業チャンクのサイズはページ数で定義される(例えば、1つの作業チャンクを1ページ又は5ページとすることができる)が、文字数のようなその他の単位を用いて作業チャンクサイズを定めることができる。作業チャンクサイズはカスタマイズされ、実施される動作に関して最適化することができる。本例では、動作はOCRであり、作業チャンクサイズは、OCRの精度、及びMFDグリッド100のノードにより用いられるOCRエンジンに関して最適化される。ノードの選択及び選択されたノードに対する配分は、ノードのローカル・ランキング及び/又はグローバル若しくは擬似グローバル・ランキングに基づく。MFDグリッド100のノードのローカル・ランキングは、起点ノード112上でローカルに収集及び維持される統計量に基づくものであり、この場合、統計量は、起点ノード112からランク付けされるノードに対して発送(dispatch)されたジョブを受け取り、実行し又はそれに返信する、ランク付けされるノードの能力に関連付けられる。
MFDグリッド100のノードのグローバル又は擬似グローバル・ランキングは、ランク付けされるノードのコンフィギュレーションに関する情報、及び/又はSP102によってある期間にわたって反復的に収集され、維持された統計量に基づくものであり、この場合、統計量は、MFDグリッド100の複数のノードからのローカル・ランキングに基づく、ランク付けされるノードの性能に関連付けることができる。ローカル・ランキング及び(擬似)グローバル・ランキングの決定を以下、詳細に説明する。
ローカル・ランキングは、各ピア104によってローカルに決定される動的なランキングである。SP102もまたローカル・ランキングを決定することができる。各ノード(ピア104又はSP102)によって生成されるローカル・ランキングは、他のノードのうちの特定のノードによるランキングであり、その特定のノードの、他のノードについての経験に関連付けられる統計量に基づく。起点ノード112は、それが以前に対話したことがある別のノードについてのローカル・ランキングのみを有することができ、対話したことがなければ、他のノードについての起点ノード112のローカル・ランキングは、ゼロ又はMFDグリッド100に適した適切なデフォルト値である。
各ノードは、MFDグリッド100内の他のノードとの対話に基づく統計量を保持する。どのノードもジョブを受け取ることができるので、起点ノード112になることができる。従って、あるノードが起点ノード112であり、ジョブ又はジョブの部分を別のノード(例えばMFDグリッドのi番目のノード(ここで、n個ノードについて、1<=i<=nである)に対して発送した場合、そのノードはi番目のノードの性能に対する統計量を維持する。統計量は、例えば、i番目のノードが割り当てられた動作(例えばOCR)の完了に成功したことを示すデータ、i番目のノードが作業チャンクなどの基準量のデータに対して要求された動作(例えばOCR)を完了させるのに要した時間、作業チャンクがi番目のノードに到達するのに要した時間、i番目のノードがジョブについての出力データを戻すのに要した時間、i番目のノードのコンフィギュレーション及び能力に基づく信頼レベル、及び/又は、OCRのような種々のサービスの実施について人がi番目のノードに対して示す好み(preference)を含む。統計量は、動作を実行する対象となったデータの複雑度を考慮に入れて調整することができる。
次回、その起点ノード112がジョブを受け取った(従って、再び起点ノードになった)ときには、ジョブ又はその部分の発送先としようと考えるノードをランク付けするためにこれらの統計量を用いる。ランキングは、どのノードにジョブ又はその部分を発送すべきかを選択するため、及び選択された各ノードに送られることになるジョブの量を配分するために用いられる。特定のピア104についてMFDグリッド100の複数のノードによって生成されるローカルな統計量及びランキングは、例えば、ランク付けするノードとランク付けされるノードとの間での、MFDグリッド100内の相対的な物理的位置、物理的及び計算的な能力及びリソース、並びにユーザの中での人気及び信頼度などに基づいて、ノード毎に異なることがある。
グローバル・ランキングは、互いに負荷及びリソースを共有する種々のノードの経験に基づいてMFDグリッド100の種々のノードによって生成される情報の組合せに基づく動的ランキングである。ノードについてのグローバル・ランキングは、そのノードの能力(例えば、「非常に強力」から「それほど強力ではない」までの範囲にわたる尺度に基づいて採点されたもの)に関する利用可能な情報のみに基づくこともできる。グローバル・ランキングは、個別のSP102又はピア104から取得されたローカル・ランキングの集積に基づいて計算することもできる。SP102は自身の領域108内のピア104からデータを収集することができ、SP102同士が互いに情報を共有してグローバル・ランキングを生成することができる。グローバル・ランキングは、MFDグリッド100の様々なノードによって分散方式で生成され、MFDグリッド100内には中央サーバが存在しないので、中央サーバを用いることなくそれらのノード間で共有される。グローバル・ランキングは集中型データベースに格納されるのではなく、MFDグリッド100のノードにローカルに格納され、必要に応じて共有される。ピア104は一般に、利用可能な場合には、その領域108に関連付けられたSP102から、特定のノードについてのグローバル・ランキングを取得することができる。
グローバル・ランキングは、例えば確率Phの、ピア104が留意する推薦として役立つ。あるノードについてのグローバル・ランキングは、そのノードの能力(例えば、速度、ストレージ、実行することができる動作(例えば、OCRが可能か否か))を示すことができる。本例では、グローバル・ランキングは、そのノードが過去に基準量のデータに対してOCRを実施した際に費やした時間量を示すことができる。ランキングは、データの複雑度に関して調整することができる。あるいは、グローバル・ランキングは、製造者が提供する仕様といったランク付けられるノードに関する知識に基づいて管理者によって指定される、静的なランキングとすることもできる。
本例において、ピア104についてのローカル・ランキング及びグローバル・ランキングは、そのピアの過去の性能に関する統計量に基づいて生成された正規化された数として表現される。ローカル及びグローバル・ランキングを表現するその他の方式は、本開示の範囲内である。
起点ノード112又はその関連付けられたSP102のいずれかが、ジョブ又はその部分を実行するノードを選択するため、及び選択されたノード間でジョブを配分するために、ローカル及び/又はグローバル・ランキングを用いるアルゴリズムを適用することができる。2つの例示的なアルゴリズムを以下、さらに説明する。ローカル・ランキング又はグローバル・ランキングのどちらも利用できないときには、他のものを用いることができる。いずれも利用できないときには、ジョブを全てのノード候補間で均等に配分することができる。それぞれのノードは、割り当てられた配分を実行する自身の性能に関する統計量を起点ノード112に戻して報告する。
図1及び図2を参照すると、ステップ202において、ジョブD_OCRがこの例ではピア104である起点ノード112に到達する。ジョブは、動作を実施する要求と、その動作を実施すべき対象となるデータ(ジョブデータとも呼ばれる)とを含む。本例において、実施することが要求される動作はOCRであるが、以下で説明されるジョブの処理は、他の種類の動作にも同様に適用可能である。データは、例えば、文字数字データを有する文書及び/又は画像データを有する画像を含む、1つ又はそれ以上のファイルを含むことができる。ジョブは、例えば、起点ノード112又は起点ノード112とデータ通信するワークステーションに委ねられたユーザ要求から生じたものであり得る。ジョブはまた、プロセッサによって生成された要求から生じたものであり得る。要求が、起点ノード112にジョブ全体を実行させるという指示(例えばセキュリティ目的で)を含む場合、その指示に従うことになる。そうでない場合には、ステップ204及び206において、起点ノード112は、その領域内のピア104及びそれに関連付けられたSP102対してジョブ・アドバタイズメントを送出する。
この時点で、起点ノード112は、ジョブのジョブデータを作業チャンクに分割する。作業チャンクのサイズは、通常、特定のOCRエンジンの開発の際の先行試験に基づいて予め確立される。場合によっては、作業チャンクのサイズは少数の頁に設定することが必要であり、そのページ数は、文書から「学習」されるルックアップテーブル(LUT)が最も有効になるように最適化される。非常に大きいLUTは、OCRエンジンのルックアップ及びメンテナンスにおける遅延を引き起こすので、幾つかのOCRエンジンでは、ソフトウェアの不安定性のリスクを回避するためにこれらのLUTをパージするように注意を払わなければならない。従って、ジョブに関連付けられたデータがnページの文書を含む場合、文書はサイズcのntotal個の作業チャンクに分割される(ntotal=n div c作業単位(ここで、divは整数除算演算子である))。最後の作業単位はcページより少ないことがある。
ジョブ・アドバタイズメントは、実施することが必要とされる動作を、入手できるジョブデータの最小単位で記述し、これは本例の場合「最大サイズがn div cである少なくとも1つの作業チャンクに対するOCR」となる。ジョブ・アドバタイズメントは、他のピア104に対して、記述されたジョブデータの部分に対して要求された動作を実行するために利用可能であるか又はその能力がある(available or capable)ならば応答するように要求する。本例において、アドバタイズメントは、起点ノード112から起点ノード112の領域108内の全てのピア104に対してマルチキャストで送信され、起点ノード112からその領域108のSP102に対してユニキャストで送信され、SP102から1つ又はそれ以上の他のSP102に対してユニキャストで送信され、その他のSP102の各々からそれぞれの領域108内のピア104に対してマルチキャストで送信される。
本例では、アドバタイズメントは、起点ノード112のSP102から第2のSP102にユニキャストで送信され、これは次に第3のSP102に対してユニキャストを送信し、以下同様に、全てのSP102がアドバタイズメントを受信するか、又はその他の何らかの条件が満たされるまで行われる。幾つかのSP102についてはアドバタイズメントを受信するまでに他のものよりも大きい時間遅延があるが、これは後でさらに説明するように許容できる。
ステップ208において、起点ノード112はアドバタイズメントに対する返信をピア104から受信する。起点ノード112は、返信を処理して、受信した返信に基づいて決定を下す前に、所定の時間間隔で待機することができる。所定の時間間隔の後で受信した返信は無視することができる。所定の時間間隔は、例えば、委ねられたジョブのサイズ、及びユーザがそのジョブに対して委ねた任意の時間的制約又はその欠如などに基づいて、起点ノード112によって調整可能又は選択可能であり得る。異なる領域108内にあるピア104からの返信は、起点ノード112の領域108内のピア104よりも到着に長い時間がかかることがある。この遅延は、起点ノードの領域108に関連付けられたSP102と返信しているピア104の領域108に関連付けられたSP102と間の物理的距離が長くなる程、大きくなり得る。従って、所定の時間間隔を選択することによって、起点ノード112(又はその管理者)は、起点ノード112から物理的に遠い領域108のピア104に、そのジョブに関連付けられた動作を実行させるかどうかを決定することができる。
現時点で利用可能及び能力があるピア104のみがジョブ・アドバタイズメントに返信する。能力がない、例えば、必要なリソースを有していないピア104、又は利用可能ではない、例えば、紙又はトナーといった消耗品を有していない又はその他のジョブで占有されているピア104は、ジョブ・アドバタイズメントに対して返信しない。返信しないピア104は、ジョブの部分を実行するためのピア104をそこから選択する候補として考慮されないことになる。要求された動作を実行する利用可能なノードとしてSP102がアドバタイズメントに返信することも可能である。アドバタイズメントに対して応答するノードは、レスポンデント(respondent)と呼ばれる。起点ノード112は、アドバタイズメントに応答することができる。あるいは、起点ノード112は、アドバタイズメントに対して技術的に応答しなかったばあいであってもそれ自身をレスポンデントとみなすことができる。別のシナリオにおいて、起点ノード112をジョブのスケジューリング専用とすることができ、ジョブの実行には利用可能ではないとみなされる。レスポンデントが存在しない場合には、起点ノード112が自身でジョブを実行することになる。レスポンデントがただ1つのみ存在する場合には、起点ノード112はそのレスポンデントがジョブを実行するようにスケジューリングする。
アドバタイズメントに対する返信は、応答するピア104のグローバル・ランキングを含むことができる。典型的には、ピア104は自身のグローバル・ランキングを格納しており、ジョブ・アドバタイズメントに応答するときにそれを報告することができる。返信は、例えばユニキャストによって配信することができる。ピア104によっては、例えばストレージの制約条件のせいで自身のグローバル・ランキングを格納していないものもある。その状況では、ステップ210において、起点ノード112の領域108のSP102からグローバル・ランキングを取得することができ、このSP102は、全てのグローバル・ランキングを格納しているか、又はグローバル・ランキングが所望されるピア104に関連付けられたSP102からグローバル・ランキングを取得することができる。起点ノード112の領域108のSP102が、全てのグローバル・ランキングが起点ノード112に対して提供されることを保証する責任を有していてもよく、又は起点ノード112がそのSP102(すなわち、起点ノード112の領域108のSP102)に対して、必要とする情報を補充するように要求しなければならないものとしてもよい。
ステップ212において、起点ノード112は、格納されたローカル・ランキングが利用可能であればそれにアクセスする。ステップ214において、グローバル・ランキングが利用可能であるか否かの判定が例えばいずれかのSP102を通じて行われる。利用可能であれば、実行は図3のステップ300へと進む。利用可能でなければ、ステップ216において、グローバル・ランキングが利用可能ではないこと及びローカル・ランキングのみを使用すべきであることを示すためにフラグは偽(false)に設定され、その後、実行は図3のステップ300へと進む。ローカル・ランキングがまだ生成されていない場合には、ジョブは全ての応答ピア104に対して均一な量で配分される。応答ピア104はジョブの実施における自身の性能に関する統計量を起点ノード112に対して報告し、起点ノード112は、それらの統計量を用いて全ての応答ピア104についてのローカル・ランキングを生成することになる。
MFDグリッド100は協調型デバイスの信頼できるネットワークであるので、MFDグリッド100の1つのノードから他のノードに報告される情報は信頼性があるとみなされる。そのような情報は、例えば、グローバル若しくはローカル・ランキング又は統計量を含むことができる。
ステップ300において、ジョブのスケジューリングをSP102又は起点ノード112のどちらで実施するかについての決定が成される。決定は、SP102又は起点ノード112によって成されることができる。これは、管理者によってプログラムされたデフォルトの決定に従って成されることもでき、又はSP102若しくは起点ノード112がスケジューリング・プロセスを実施するために利用可能であるか若しくはその能力があるかどうかといった条件に依るものとすることもできる。
ステップ300での決定がSP102がスケジュールを実施するというものである場合には、次にステップ302が実行され、ステップ312、314、316及び318はSP102によって実施される。そうでない場合は、次にステップ310が実施され、ステップ310、312、314及び316は起点ノード112によって実施される。
SP102がジョブ・スケジューリングを実施する場合には、ステップ302において、ジョブは部分に分割され、スケジューリング問題に取り組むことになる各SP102に対して部分が割り当てられる。ジョブに取り組むことになるSP102は、ジョブ・アドバタイズメントに返信したピア104を含む領域108に関連付けられたSP102に限定することができる。例えば起点ノード112の領域108に関連付けられたSP102のような1つのSP102のみがスケジューリング問題に取り組みことになる場合には、ステップ302をスキップすることができる。ジョブを部分に分けるときには、各部分が特定の数の作業チャンクを有することになるように作業チャンクで分割する。各部分はジョブに関連付けられたデータファイルのページの範囲に対応する。スケジューリング問題に取り組むことになる全てのSP102が実質的に等しい部分、即ち実質的に等しいページ数をカバーする部分を受け取ることが可能である。例えば、m個のSP102がスケジューリング問題に取り組むことになる場合、ジョブはm個の等しい部分に分割される。そのジョブが提供するデータファイルがntotal個の作業チャンクを有するならば、各部分はntotal div m 個の作業チャンクを有する。例えば、部分が割り当てられることになるSP102の能力又は利用可能性、又はジョブ・アドバタイズメントに返信したSP102の領域内のピア104の数などに基づいて、部分を均等にしないことも可能である。
ステップ304において、部分に対応するページ範囲の各々がそれぞれのSP102に対して発送される。ジョブデータ自体は発送されず、ページ範囲を示す情報が発送される。ページ範囲情報は、部分割当てとも呼ばれる。ステップ306において、部分割当てが発送された先のSP102は、起点ノード112によって維持されているローカル・ランキングを入手し、その部分割当てを1つ又はそれ以上のピア104による実行のために分散方式でスケジューリングすることによってスケジューリング問題を実施する準備をする。提供されるローカル・ランキングは、特定のSP102が必要とするローカル・ランキングに限定することができ、これは、例えば、その特定のSP102が、分散された部分のセグメントを実行させるようにスケジューリングするピア104のプールについてのローカル・ランキングであり、このピア104は、特定のSP102の領域108内のピア104とすることができる(しかしそれに限定されるものではない)。部分割当てが発送された先のSP102はさらに、分散方式でスケジューリングをする用意ができている状態となるために、自身を初期化して、それぞれの部分割当てのスケジューリングの準備をする。
ステップ306で取得されローカル・ランキングは、部分割当てが発送されるのと同時にSP102に提供されることもでき、又はSP102が起点ノード112に対してそれをリクエストすべきものとすることもできる。各SP102は、オーバーレイ・ネットワーク106を用いて起点ノード112と通信して、起点ノード112の領域108に関連付けられたSP102と通信することができ、起点ノード112の領域108に関連付けられたSP102は次に、起点ノード112と直接通信する。
ステップ308において、ジョブについての部分割当てを受信したSP102は、それらが必要とするグローバル・ランキングにアクセスし、これは、例えば、その特定のSP102が、分散された部分割当てのセグメントを実行させるようにスケジューリングするピア104のプールについてのグローバル・ランキングであり、このピア104は、特定のSP102の領域108とすることができる(しかしそれに限定されるものではない)。
起点ノード112がステップ310においてジョブ・スケジューリングを実施する場合には、フラッグがステップ216において偽と設定されなかった場合は、起点ノード112は、ジョブ・アドバタイズメントに返信したピア104についてのグローバルランクを、既に有している場合を除いて、収集する。起点ノード112は、その領域108に関連付けられたSP102に、必要とするグローバルランクを取得するように問い合わせすることができる。
ステップ312において、発見的アルゴリズム(アルゴリズム1)又は最適化アルゴリズム(アルゴリズム2)のどちらを使用するかという選択が成される。選択は、管理者により指定されたデフォルトによって決定することもでき、又は時間的制約若しくは最適化の必要があるか否かといった特定の条件の充足に依るものとすることもできる。アルゴリズム1が用いられるべき場合には、ステップ314が実施される。アルゴリズム2が用いられるべき場合には、ステップ316が実施される。アルゴリズムは以下でさらに説明される。SP102が選択されたアルゴリズムを実施する際には、各SP102はその部分割当てに対してアルゴリズムを実施し、その部分割当てをレスポンデント・ピア104に分散することにより、その領域108内のレスポンデント・ピア104で作業を行う。アルゴリズムの出力は、それぞれのピア104に対して実行のために提供されるべきジョブの部分(部分割当てとも呼ばれる)を示す。これは、ジョブをどのように分割し、各ピア104に対してどのような割合のジョブを実施のために割り当てるかを示す。SP102によってアルゴリズムが実施される場合には、結果はステップ318で起点ノード112に提供される。このステップは、起点ノード112が選択されたアルゴリズムを実行する場合には省略することができる。
1つより多くのSP102がスケジューリング問題を解く場合には、SP102はステップ306、308、312、314、316及び318を並列に実行することができる。これは並列スケジューリングと呼ぶことができ、SP102の各々は、他のSP102のいずれかが上記のステップのいずれかを実施するのと実質的に同時に上記のステップのいずれかを実施することができる。
SP又は起点ノード112が第1のD_OCRジョブに関する1つのスケジューリング問題を解いているときに、第2のジョブが到着することがある。この場合、第2のジョブは、第1のジョブがそのスケジューリングを完了し、実行の用意ができるまで、キュー内で待機する。第2のD_OCRジョブは、第1のD_OCRジョブの部分割当てが発送及び/又は実行されているときに、そのスケジューリングを開始することができる。
ステップ320、322及び324において、ジョブは分散型実行と呼ばれる分散様式で実行され、ここで、部分割当ては選択されたレスポンデント・ピア104に発送され、そこで独立して実行され、その後、選択されたレスポンデント・ピアにより生成された出力は、起点ノード112によって組み立てられる。ステップ320において、起点ノード112は、SP102により選択され、部分割当てを配分された各々のレスポンデント・ピア104に対して、その部分割当てに対応するジョブデータの部分をピア104に伝送することによって、それぞれの部分割当てを発送する。ジョブデータは、部分割当ての発送先のピア104によりアクセス可能なネットワーク上の共通格納領域内に既に格納しておくことができる。この場合、ステップ320において、起点ノード112は、ピア104の部分割当てに対応する共通格納領域内のジョブデータの部分に対するポインタをピア104に発送する。発送されるデータ又はポインタは、要求、又は前もってそのジョブについて送信されたジョブ・アドバタイズメントの識別子を含み、これは、そのジョブデータに対して実施することが必要とされる動作をピア104に指示する。
ステップ322において、部分割当てを実行するように選択されたレスポンデント・ピア104の各々は、それぞれの部分割当てに対応するジョブデータに対して動作を実行し、対応する出力データ(すなわち、部分割当てに対応するデータに対する動作の実行からの出力)を起点ノード112に戻す。この例における出力データは、部分割当てに対応するジョブデータに対するOCRの実行から生成された文字数字データである。出力データは、出力データを起点ノード112に伝送することにより、又は出力データを起点ノード112がアクセス可能な共通格納領域に格納し、出力データに対するポインタを起点ノード112に伝送することにより、起点ノード112に戻すことができる。ピア104はまた、部分割当ての実行における自身の性能を反映する統計量、例えば費やした時間及びデータの量を起点ノード112に報告する。データの複雑度を含めることもできる。
ステップ324において、起点ノード112は、部分割当てを実行した全てのピア104からの出力データを再組立して出力ファイルのようなひとまとめの出力にして、ジョブを完了する。さらに、起点ノード112は統計量を報告したピア104の各々についてのローカル・ランキングを更新する。
D_OCRのような、受け取った単一のジョブのスケジューリングに加えて、MFDグリッド100が1つよりも多くのジョブを一度に受け取ったときには、ジョブに関連付けられた緊急度に応じて、各々のジョブにリソースが割り付けられる。
SP102によって、ジョブD_OCRのスケジューリングにある程度の冗長性を組み入れることができる。例えば、ステップ304において、単一の部分割当てをそのスケジューリングのために1つより多くのSP102に発送することができる。従って、幾つかのSP102は、同じ部分割当てのスケジューリングを競争することができる。ステップ320において、起点ノード112は、最初に部分割当てのスケジューリングを終えてステップ319で結果を起点ノード112に提供したSP102によって生成されたスケジュールに従って、部分割当てを発送する。
冗長性は、実行のためのピア104への部分割当ての発送にも組み入れることができる。例えば、ステップ320において、起点ノード112は、同じ部分割当てについてのジョブデータを1つより多くのピア104に発送することができる。従って、幾つかのピア104は、同じ部分割当ての実行を競争することができる。ステップ322において、起点ノード112は、最初に実行を完了したピア104からの部分割当ての実行に対応する出力データを受け取り、この出力データをステップ324における再組立に用いる。
スケジューリングの冗長性および発送の冗長性はリソース消費を増大させるが、これは、大量のアイドルなリソース能力がある場合には重要ではないとみなすことができる。利点は、間欠故障に対する信頼性及びロバストネスが高まることである。
SP102及びピア104は各々、グリッドソフトウェアのようなソフトウェアモジュール、又は、ジョブをアドバタイズし、ジョブ・アドバタイズメントに応答し、グローバルランク及びローカルランクを維持し、それらにアクセスし、ジョブを部分に分割し、ジョブをスケジューリングし(ジョブを実行するためにレスポンデントからピア104を選択すること、及び選択されたピア104にジョブ部分を配分することを含む)、選択されたピア104にデータを発送し、配分されたジョブ部分を実行し、ジョブの結果を再組立し、ジョブの結果を出力することを含む、上記の開示の方法を実施するためのソフトウェアモジュールを実行するプロセッサを有する。各ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行することが可能な一連のプログラム可能命令を含む。
100:多機能デバイス(MFD)グリッド
102:スーパーピア(SP)
104:ピア
106:オーバーレイ・ネットワーク
108:領域
112:起点ノード

Claims (4)

  1. プロセッサを有する複数の多機能デバイス(MFD)ノードを含むMFDのグリッドであって、前記複数のノードは、
    複数のネットワーク化されたスーパーピア(SP)と、
    少なくとも2つのグループにグループ分けされた複数のピアと
    を含み、1つのグループ内の前記ピア同士は互いにデータ通信し、前記複数のSPの各SPは、前記少なくとも2つのグループのそれぞれのグループに関連付けられ、領域を形成するために前記グループ内の前記ピアとデータ通信し、
    起点ノードとして指定された前記複数のピアのうちの1つのピアは、データと前記データに対する動作を実施する要求とを含むジョブを受け取り、前記複数のピアが前記要求された動作を前記データに対して実行することに参加するように要求するための、前記ジョブのアドバタイズを開始し、
    少なくとも1つのピアが、前記要求された動作を実施するために利用可能であり、かつそれを実施する能力があるということを応答し、
    前記少なくとも1つの応答ピアに関連付けられたグローバル・ランキング及びローカル・ランキングのうちの少なくとも1つに従って、前記少なくとも1つの応答ピアから少なくとも1つのピアが選択され、前記グローバル・ランキングは、前記MFDグリッドの少なくとも2つのノードから見た前記少なくとも1つの応答ピアによる過去の性能に基づくものであり、前記ローカル・ランキングは、前記起点ノードから見た前記少なくとも1つの応答ピアによる過去の性能に基づくものであり、
    前記ジョブデータの部分が、前記選択された少なくとも1つのピアのそれぞれの前記ローカル・ランキング及び前記グローバル・ランキングのうちの少なくとも1つに従って前記選択された少なくとも1つのピアに配分され、
    前記ジョブデータの前記それぞれの部分は、それらが配分された前記選択された少なくとも1つのピアに発送され、
    前記選択された少なくとも1つのピアのそれぞれは、それらに対して発送された前記ジョブデータの前記それぞれの部分に対して前記要求された動作を実行する
    ことを特徴とするMFDのグリッド。
  2. 前記起点ノードは、前記少なくとも1つのピアを選択するため、及び前記少なくとも1つの選択されたピアに前記ジョブデータを割り当てるために、アルゴリズムを実行することを特徴とする請求項1に記載のグリッド。
  3. 多機能デバイス(MFD)のネットワークであって、
    複数のMFDを含み、各MFDは前記ネットワークの少なくとも1つの他のMFDとデータ通信し、1つのMFDは、データと前記データに対する動作を実施する要求とを含むジョブを受け取る起点ノードとして指定され、前記ネットワークの少なくとも2つのMFDは前記ジョブデータの少なくとも部分に対して前記要求された動作を実行するために選択され、前記ジョブデータの部分は前記選択された少なくとも2つのMFDに配分され、前記部分は、前記要求された動作を実施するために前記部分が配分された前記MFDに対して発送され、
    前記ネットワークの前記MFDの構成及び以前の性能の少なくとも1つに関連する履歴情報を用いて、前記選択及び配分が実施される
    ことを特徴とするネットワーク。
  4. 多機能デバイス(MFD)のネットワークのMFDノードに到着したジョブをスケジューリングする方法であって、
    前記MFDのネットワークの起点ノードにおいて、データと前記データに対する動作を実施する要求とを含むジョブを受け取り、
    前記ジョブデータの少なくとも部分に対して前記要求された動作を実行させるために前記ネットワークのMFDを選択し、
    前記ジョブデータの部分を、前記要求された動作を実行することによって処理するために、前記選択されたMFDに配分するステップ
    を含み、
    前記選択及び配分は、前記ネットワークの前記MFDの以前の性能に関する履歴情報を用いて実施されること
    を特徴とする方法。
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