JP2010113264A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents

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JP2010113264A JP2008287426A JP2008287426A JP2010113264A JP 2010113264 A JP2010113264 A JP 2010113264A JP 2008287426 A JP2008287426 A JP 2008287426A JP 2008287426 A JP2008287426 A JP 2008287426A JP 2010113264 A JP2010113264 A JP 2010113264A
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Abstract

【課題】FFS方式の液晶装置は、蓄積容量の一方の電極が画素電極または共通電極であ
る。このため、容量結合駆動によって液晶層に印加する電界の値を大きくすることができ
ず、低消費電力での透過率改善が困難である。
【解決手段】液晶装置100では、画素電極11と共通電極13との間に、図中網掛け部
分で示した容量電極12を介在形成する。容量電極12は、画素電極11に形成されたス
リット状の開口部SLを塞がないように、開口部SL以上の大きさの平面形状を有する開
口が形成されている。また、画素S3に形成された容量電極12は、画素S3に対応して
形成された走査線121cの1つ前の行の走査線、つまり画素S2に対応して形成された
走査線121bと、コンタクトホールCH2を介して、電気的に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶装置および電子機器に関する。
液晶層を2枚の基板で挟み、一方の基板の液晶層側の基板面において、画素ごとに誘電
体層としての絶縁層を介在して画素電極と共通電極とを積層形成し、形成した画素電極と
共通電極との電極間に、所定の電圧を印加して実質的に基板の面内方向に電界を発生させ
、液晶の配列方向を制御して画像等を表示するFFS(Fringe-Field Switching)方式と
呼ばれる横電界方式の液晶装置が知られている。FFS方式の液晶装置は、コントラスト
の低下が少なく視野角の広い表示品質の良い表示装置として、広く用いられるようになっ
ている。
このFFS方式の液晶装置を動画など動きの速い画像の表示装置に適するように、液晶
の配列方向の変化速度つまり応答時間を短くする方法が提案されている。この一つの方法
として、特許文献1において開示された式が示すように、挟んだ液晶層の厚さ(セル厚)
を薄くすることが有効であることが知られている。
しかしながら、FFS方式の液晶装置では、セル厚を薄くすると透過率が低下してしま
うことが判明している。これは、配向膜によって規制された液晶の初期的な配列方向の影
響が大きくなり、液晶分子が所定の方向まで回転できないことが一因と考えられている。
応答時間を短くする方法として、このようなセル厚を薄くする方法以外に、画素電極ま
たは共通電極に設けるスリット状の開口部の形成ピッチを変更する方法や、ネガ液晶とポ
ジ液晶を使い分ける方法など、セル構造や液晶材料を変更する方法も考えられるが、いず
れも応答時間の改善に対しては透過率の低下を招いてしまう。
そこで、応答速度を改善しても透過率を低下させない方法として、特許文献2には、消
費電力の増加を伴うことなく、電極間に加わる電圧を上昇させる技術が開示されている。
これは、画素電極と共通電極以外に、蓄積容量の一方の電極と接続された容量線を設け、
この容量線の電位を変更することによって液晶層に印加される実効電圧を上昇させる容量
結合駆動の技術である。従って、FFS方式の液晶装置において、このような、容量結合
駆動を用いて画素電極と共通電極との間に印加される電圧を上昇させれば、液晶層に加わ
る電界強度が大きくなって液晶分子が所定の配列方向まで回転できるようになる。この結
果応答速度の改善に伴う透過率の低下を抑制することができる。
特開2006−350282号公報 特開2002−196358号公報
しかしながら、従来のFFS方式の液晶装置は、蓄積容量が画素電極と共通電極との間
で形成されるため、蓄積容量の一方の電極が画素電極または共通電極である。従って、画
素電極または共通電極の電位を変化させることは、駆動電圧そのものを変化させることに
なる。このため、容量結合駆動によって液晶層に印加する電界の値を大きくすることがで
きず、低消費電力での透過率改善が困難であるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]対向する2枚の基板と、当該2枚の基板間に挟持された液晶層とを有し、
前記2枚の基板のうち一方の基板の前記液晶層側において、前記液晶層から近い順に形成
された第1の電極と、誘電体層と、第2の電極とを備え、前記第1の電極と前記第2の電
極との間の電圧差によって前記液晶層に電界を印加し、当該液晶層を駆動して画像を表示
する画素が複数形成された液晶装置であって、前記第1の電極と前記第2の電極とが平面
的に重なる領域のうち少なくとも一部の領域において、前記第1の電極及び前記第2の電
極のそれぞれと前記誘電体層を介在して配置された第3の電極が設けられていることを特
徴とする。
この構成によれば、第3の電極が第1の電極および第2の電極との間で誘電体層を介し
て容量結合するので、第3の電極の電圧を制御することによって、第1の電極と第2の電
極との電圧差を大きくすることができる。従って、容量結合駆動によって液晶層に印加す
る電界の値を大きくすることができる。
[適用例2]上記液晶装置であって、前記第1の電極にはスリット状の開口部が複数形
成され、前記第3の電極は、前記開口部と平面的に重ならないように形成されていること
を特徴とする。
この構成によれば、スリット状の開口部において、第3の電極は、第1の電極および第
2の電極との間での容量結合が生じないので、開口部において発生する第1の電極と第2
の電極との間の電界に及ぼす影響を抑制することができる。
[適用例3]上記液晶装置であって、前記第3の電極は、隣り合う前記開口部間の領域
と平面的に重ならないように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1の電極において開口部が形成されていない領域および隣り合う
開口部間の領域を除く領域部分に第3の電極を形成するので、第3の電極は、第1の電極
と第2の電極との間に生ずる電界への影響をさらに抑制しつつ、第1の電極および第2の
電極との間での容量結合を行うことができる。
[適用例4]上記液晶装置であって、前記一方の基板の前記液晶層側には、前記画素毎
に対応して設けられたスイッチング素子と、前記画像を表示する駆動電圧を前記スイッチ
ング素子に供給する複数のデータ線と、前記スイッチング素子をオンして、前記データ線
に供給される前記駆動電圧を前記第1の電極又は前記第2の電極に印加するオン電圧と、
前記スイッチング素子をオフして、前記データ線に供給される前記駆動電圧を前記第1の
電極又は前記第2の電極に印加させないオフ電圧と、を前記スイッチング素子に供給する
複数の走査線と、前記第3の電極と電気的に接続され、前記スイッチング素子に前記オフ
電圧が供給されている間に、前記第3の電極に少なくとも2つの異なる電圧を供給する供
給線と、が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、第3の電極の電位を、2つの異なる電圧を供給する供給線によって
制御することができる。従って、この供給線に供給される2つの異なる電圧を用いて、第
3の電極の電位を変化させることによって、第1の電極と第2の電極との間の電圧を変化
させる容量結合駆動を行うことができる。
[適用例5]上記液晶装置であって、前記供給線は、前記第3の電極が形成された画素
に対応して設けられた前記スイッチング素子に前記オン電圧と前記オフ電圧とを供給する
走査線とは異なる前記走査線であることを特徴とする。
この構成によれば、1つの画素における第3の電極の電位を、その画素に対応して設け
られたスイッチング素子にオン電圧とオフ電圧とを供給する走査線とは異なる走査線によ
って制御することができる。従って、この異なる走査線に供給する電圧を用いて、1つの
画素の第3の電極の電位を変化させることによって、その1つの画素における第1の電極
と第2の電極との間の電圧を変化させることができる。
[適用例6]上記液晶装置であって、前記複数の走査線は、前記一方の基板において並
列して設けられ、前記第3の電極と電気的に接続されている走査線は、前記第3の電極が
形成された画素に対応して設けられた前記スイッチング素子に前記オン電圧と前記オフ電
圧とを供給する走査線と、隣り合っていることを特徴とする。
この構成によれば、1つの画素における第3の電極の電位を、その画素に対応して設け
られたスイッチング素子にオン電圧とオフ電圧とを供給する走査線の隣り合う走査線によ
って制御することができる。従って、1つの画素の第3の電極に対して、隣り合う走査線
と電気的な接続を取ればよいので、電気的な接続が容易となる。また、その1つの画素に
おける第3の電極の電位の制御時間を、長くすることができる。
[適用例7]上記液晶装置であって、前記複数の走査線のそれぞれに対して、前記画像
の単位表示時間となる1フレーム期間ごとに、前記オン電圧と前記オフ電圧とからなる電
圧信号を出力する走査線駆動回路を備え、前記走査線駆動回路は、前記スイッチング素子
に前記オン電圧を供給した後、前記スイッチング素子がオンしない電圧の範囲内で、前記
オフ電圧を前記1フレーム期間内の所定の時間変化させた電圧を前記電圧信号として出力
することを特徴とする。
この構成によれば、オン電圧によってスイッチング素子がオンして第1の電極と第2の
電極間に駆動電圧が印加された画素において、この画素に対応するスイッチング素子が再
びオンすることなく変化されたオフ電圧を用いて、この画素と異なる画素における第3の
電極の電圧を変化させることができる。この結果、この第3の電極が形成された画素にお
ける第1の電極と第2の電極との間の電圧を変化させることができる。
[適用例8]上記液晶装置であって、前記所定の時間は、前記第3の電極が形成された
画素に対応して設けられた前記スイッチング素子へのオン電圧の供給によって前記第1の
電極と前記第2の電極との間への前記駆動電圧の印加終了から、前記1フレーム期間の終
了まで、の範囲内の時間であることを特徴とする。
この構成によれば、第1の電極と第2の電極間における駆動電圧の印加終了後に、第3
の電極の電位を変化させることによって、第1の電極と第2の電極との間の電圧を駆動電
圧の印加時よりも大きな電圧差となるように変化させることができる。
[適用例9]上記液晶装置であって、前記第3の電極は、前記データ線が形成される層
と同じ層に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第3の電極とデータ線を同時に形成することができる。
[適用例10]上記液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
この構成によれば、透過率を低下することなく応答特性のよい表示を実現する電子機器
を提供することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、以降の説明において用いる図面は、
説明のために誇張して図示している場合もあり、必ずしも実際の大きさや長さを示すもの
でないことは言うまでもない。
(液晶装置の構成)
図1は、本発明の一実施例となる液晶装置100について模式的に示した説明図である
。液晶装置100は、2枚の基板としての基板10と基板30とが、対向領域において図
示しない液晶層を封止状態で挟み、同じく図示しないシール材によって貼り合わされた構
造を有している。
基板30は、ガラスや石英または樹脂などの透光性を有する平板からなる。そして、液
晶層側の基板面(図面裏側)において、光変調を行って画像を表示する表示対象領域を画
素Sとし、その他の領域部分を遮光する遮光層が形成されている。画素Sの領域には、所
定の波長を有する光(例えば赤色光、緑色光、青色光)を透過するフィルタ層が形成され
ている。
画素Sは、図1に示すように長手方向を有する矩形形状を呈して配列形成されている。
本実施例では、説明の都合上、画素Sの長手方向(図面縦方向)を列方向と呼び、これと
交差する方向(図面横方向)を行方向と呼ぶことにする。それぞれの画素Sは、図示する
ように、基板10に対して基板30と反対側に設けられたバックライト(不図示)からの
光を透過するように構成されている。従って、本実施例の液晶装置100は、透過型の表
示装置であり、画素Sの領域外、すなわち隣り合う画素S同士の間は、遮光領域であり、
画素Sの領域からフィルタ層で特定される波長光を射出する。
さて、請求項記載の一方の基板に相当する基板10は、ガラスや石英あるいは樹脂など
の透光性を有する平板からなる。そして、液晶層側の基板面(図面表面側)において、そ
の外周部分に、データ線駆動回路110と走査線駆動回路120、および電極端子130
とが形成されている。データ線駆動回路110には複数のデータ線111が、走査線駆動
回路120には複数の走査線121が、電極端子130には複数の共通配線131が、そ
れぞれ図1に示したように配線されている。図示するように、走査線121は、行方向に
複数並んで形成され、データ線111は列方向に複数並んで形成されている。
データ線111と走査線121との交点付近には、各画素Sに対応してそれぞれ図示し
ないスイッチング素子としての薄膜トランジスタが形成されている。薄膜トランジスタは
、走査線121によって供給される電圧によってオンとオフとが制御され、薄膜トランジ
スタがオンしたとき、データ線111によって供給される電圧が、画素毎に設けられた1
つの電極(これを「画素電極」と称す)に導通印加されるように構成されている。
共通配線131は、電極端子130からの電圧(例えば接地電位の電圧)を、画素毎に
設けられたもう1つの電極(これを「共通電極」と称す)に供給する。従って、各画素S
において、薄膜トランジスタのオンによってデータ線111から供給される電圧と、共通
配線131から供給される電圧との間の電圧差によって、画素Sに対応する液晶層に対し
て基板10に略平行な方向を有する所定の電界を発生させるように構成されている。すな
わち、液晶装置100は、液晶層に対して基板10に略平行な方向の電界を発生させて液
晶分子の配列方向の制御を行うFFS(Fringe-Field Switching)方式と呼ばれる横電界
方式の液晶装置である。
ここで、以降の説明を容易にするため、1行目の走査線121を走査線121a、2行
目の走査線121を走査線121b、3行目の走査線121を走査線121cとも呼ぶこ
とにする。また、形成される複数の画素Sのうち、1行目から3行目であって、1列目お
よび2列目に位置する画素を、図示するように画素S1〜画素S6とも呼ぶことにする。
次に、本実施例における画素Sの構成を、図2および図3を用いて詳しく説明する。図
2は、液晶装置100に形成された複数の画素Sのうち、画素S2、画素S3、画素S5
、画素S6に関する平面構成を示した模式図で、基板30側から見た基板10を、基板3
0を透視状態で図示している。また、図3は、画素Sの断面構成の一例として画素S3の
断面構成を示した模式図である。なお、以降の説明において、基板10と基板30との混
同を避けるために、基板10を素子基板10、基板30を対向基板30と呼称する。
(画素の構成)
図2に示したように、素子基板10には、データ線111と走査線121とが形成され
ている。そして、この両配線の交点付近には、薄膜トランジスタ(以降、単に「トランジ
スタ」)20が形成されている。例えば、画素S3では、データ線111の配線が延伸し
て形成されたソース電極20sと、チャネル領域が形成された半導体層20aと、走査線
121cが兼ねるゲート電極20gと、ドレイン電極20dと、からなるトランジスタ2
0が形成されている。そして、ドレイン電極20dは、コンタクトホールCH1を介して
、画素電極11と電気的に接続されている。従って、走査線121cすなわちゲート電極
20gに供給される電圧によって、トランジスタ20がオンすると、データ線111に供
給された電圧が、ドレイン電極20dを介して画素電極11に印加される。画素電極11
は、画素S3の領域を含む大きさの電極で形成され、図示するようにFFS方式の駆動を
行うための複数のスリット状の開口部SLが形成されている。
また、素子基板10には、共通配線131が形成されている。そして、この共通配線1
31と一部積層形成することによって電気的に接続された共通電極13が、画素Sの領域
を含む大きさのベタ電極で形成されている。
このように形成された画素電極11と共通電極13との間に印加される電圧によって、
前述したようにFFS方式による液晶分子の配向制御が行われる。なお、画素電極11お
よび共通電極13は、導電性を有する透光性の材料(例えばITO)で形成されている。
本実施例の液晶装置100では、後述する容量結合駆動を実現するために、画素電極1
1と共通電極13との間に、図中網掛け部分で示した第3の電極としての容量電極12を
介在形成する。容量電極12は、画素電極11に形成されたスリット状の開口部SLを塞
がないように、開口部SL以上の大きさの平面形状を有する開口が形成されている。これ
は、容量電極12が開口部SLにおいて生ずる電界に与える影響を抑制あるいは回避する
ためである。また、画素S3に形成された容量電極12は、画素S3に対応して形成され
た走査線121cの1つ前の行の走査線、つまり画素S2に対応して形成された走査線1
21bと、コンタクトホールCH2を介して、電気的に接続されている。
次に、画素電極11と共通電極13との間に容量電極12が介在形成された画素Sの構
成について、図3に示した画素S3の断面図を用いて詳しく説明する。図3は、図2にお
けるB−B断面を示した模式図である。図示するように、液晶装置100は、素子基板1
0と対向基板30とによって液晶層40を挟持した構成を有している。そして素子基板1
0の液晶層40と反対側には偏光板44が、また対向基板30の液晶層40と反対側には
偏光板45が、それぞれ所定の偏光軸方向を呈するように貼り付けられている。
まず、対向基板30について説明する。対向基板30は、平板としての基材31に対し
て、液晶層40側の基板面に、遮光層32、フィルタ層33、配向膜34が順次形成され
たものである。
遮光層32は金属膜(例えばクロム)や樹脂からなる。フィルタ層33は、例えばアク
リル樹脂等からなり、画素で表示する色(本実施例ではR,G,Bの各色)に対応する色
材を含有している。配向膜34は、例えばポリイミド樹脂からなる。配向膜34の表面に
は所定の方向に配向処理が施されている。配向膜34は、遮光層32とフィルタ層33と
を覆うように形成されている。
なお、対向基板30において、配向膜34と偏光板45との間のいずれかの層間(例え
ば基材31と偏光板45との間)において、図示しない導電層を介在形成することとして
もよい。こうすれば、画素電極11と共通電極13との間に印加される電圧によって生ず
る電界以外の電界、例えば静電気など外界から印加される電気(電圧)に起因して生ずる
電界が、液晶層40に対して印加されることを抑制することができる。
次に、素子基板10について説明する。素子基板10は、平板としての基材14に対し
て、液晶層40側の基板面に、走査線121c(ゲート電極20g)と共通配線131、
共通電極13、ゲート絶縁層15、半導体層20a、データ線111(ソース電極20s
)とドレイン電極20dと容量電極12、層間絶縁層16、画素電極11、配向膜19が
順次形成されたものである。
走査線121c(ゲート電極20g)、共通配線131、データ線111(ソース電極
20s)、およびドレイン電極20dは、金属材料(例えばアルミニウム)によって形成
されている。半導体層20aは、アモルファスシリコンやポリシリコン等の半導体が用い
られる。また、ゲート絶縁層15は例えば酸化シリコンが、層間絶縁層16は例えば酸化
シリコンや窒化シリコンが、それぞれ用いられ、透光性を有し誘電体として機能する誘電
体層として形成される。配向膜19は、例えばポリイミド樹脂からなる。配向膜19の表
面には所定の方向に配向処理が施されている。配向膜19は、画素電極11の液晶層40
に接する側であって、少なくとも画素電極11を覆うように形成されている。
画素電極11および共通電極13は、画素S3の領域に相当する領域に渡って、透光性
を有する導電材料(例えばITO(Indium Tin Oxide))によってそれぞれ形成されてい
る。そして、図示するように、画素電極11は、コンタクトホールCH1を介してドレイ
ン電極20dと電気的に接続されている。また、共通電極13は、画素S3の領域端部近
傍において共通配線131と重なるように形成され、共通配線131と電気的に接続され
ている。
画素電極11と共通電極13との間に介在形成された容量電極12は、透光性を有する
導電材料(例えばITO)によって形成され、コンタクトホールCH2を介して走査線1
21bと電気的に接続されている。また、容量電極12は、画素電極11に形成された開
口部SLとは、基板10の法線方向から見たときに平面的に重ならない形状を有している
なお、本実施例では、容量電極12は、図示するように、データ線111(およびドレ
イン電極20d)と同じくゲート絶縁層15上に形成されている。従って、容量電極12
は、データ線111と同時にマスク蒸着等によって形成することが可能であり、形成に関
する負荷が軽減される。
さて、このように、画素電極11と共通電極13との間に介在形成された容量電極12
の電位を制御することによって、前述した容量結合駆動を行い、画素電極11の電圧を上
昇(あるいは下降)させることができる。その結果、画素電極11と共通電極13との間
に印加する電圧差を大きくして、液晶層40に印加する電界を大きくするのである。
(容量結合駆動)
それでは、本実施例の液晶装置100において行われる容量結合駆動について、図4〜
図7を参照して説明する。図4は、液晶装置100の構成を、電気的な等価回路で示した
説明図である。図5は、(a)が走査線121に印加される電圧とその印加タイミングを
示すタイミング図、(b)が、データ線111に印加される電圧とその印加タイミングを
示すタイミング図である。図6は、画素S3において画素電極11と共通電極13との間
の印加電圧の様子を示す説明図である。図7は、容量結合による画素電極11の電圧変化
の様子を示す説明図である。
まず、等価回路について説明する。各画素Sは、同様の等価回路構成を有する。従って
、ここでは画素S3について説明する。図示するように、画素S3に対して形成されたト
ランジスタ20と接続された画素電極11は、共通配線131と接続された共通電極13
との間において、2つの電流経路(回路)を構成する。1つは、液晶層40において開口
部SLを経由して流れる電流によって所定の電界を発生させる経路、すなわち、配向膜1
9→液晶層40→再び配向膜19→層間絶縁層16→ゲート絶縁層15の経路である。も
う1つは、画素電極11と共通電極13とが平面的に重なった領域において流れる電流の
経路、すなわち、層間絶縁層16→容量電極12→ゲート絶縁層15の経路である。
それぞれの膜および層は、図示するように容量と抵抗とが並列結合された等価回路で表
される。従って、画素S3についての等価回路は図示するように表されることになる。な
お、画素S3における容量電極12は、1行前の画素S2に対応する走査線121bと電
気的に接続されている。
次に、各画素Sにおいて、走査線駆動回路120とデータ線駆動回路110から、走査
線121とデータ線111とにそれぞれ供給される出力信号について図5を参照して説明
する。なお、ここでは画素S1、画素S2、画素S3に対応するそれぞれの出力信号を説
明するが、走査線121およびデータ線111における出力信号は、総ての画素Sについ
て同様である。また、本実施例では、電極端子130の電位は一定した基準電圧「0V」
とし、データ線111および走査線121に出力される電圧は、この基準電圧「0V」に
対する電圧としている。
走査線121a、走査線121b、走査線121cの各出力信号は、図5(a)に示し
たように、画像の単位表示時間となる1フレーム期間F毎に繰り返して出力される。走査
線121aに着目すると、時間t1から時間t11までの1フレーム期間Fにおいて、本
実施例では、トランジスタ20をオンするオン電圧「10V」とオフするオフ電圧「−5
V」、および後述する容量結合のためのオフ電圧「−2V」とが出力される。1フレーム
期間Fは、例えば、1秒間に60枚の画像を表示する場合は、1/60秒(約16.7ミ
リ秒)である。なお、本実施例では、1フレーム期間Fを、この1/60秒(約16.7
ミリ秒)として扱う。
オン電圧「10V」は、時間t1から時間t2の間出力される。時間t1から時間t2
までの期間は、1フレーム期間Fにおいて、液晶装置100に形成された複数の走査線1
21のうち一つの走査線においてオン電圧を出力する期間、つまり1走査期間Hである。
例えば、走査線121の総数が200本であったとすると、1走査期間Hは、1/60/
200秒(約0.08ミリ秒)である。
次に、走査線121aでは、時間t2から時間t3の間において、オフ電圧「−5V」
が出力される。時間t2から時間t3までの時間は、図示するように1行後の走査線12
1bにおいてオン電圧を出力する1走査期間Hである。
その後、時間t3の経過後、1フレーム期間の終了時間t11に至るまでの間の期間K
Tにおいて、走査線121aの出力電位を上昇させる。具体的には、オフ電圧「−5V」
からオフ電圧「−2V」に上昇させるのである。
以降同様に、例えば、走査線121bにおいては、走査線121cにおけるオン電圧「
10V」の出力終了時となる時間t4の経過後、1フレーム期間Fの終了時間t12に至
るまでの間の期間KTにおいて、走査線121bが供給するオフ電圧の値を「−5V」か
ら[−2V」に上昇させる。
続いて、走査線121aにおける次の1フレーム期間Fとなる時間t11から時間t2
1までの期間について説明する。まず時間t11から時間t12の間にオン電圧「10V
」が出力される。この間は、前述するように、例えば約0.08ミリ秒である。そして、
時間t12から時間t13の1走査期間Hにおいて、オフ電圧「−5V」が出力される。
その後、時間t13の経過後、1フレーム期間Fの終了時間t21に至るまでの間の期
間KTにおいて、走査線121aの出力電位を下降させる。具体的には、オフ電圧「−5
V」からオフ電圧「−8V」に下降させるのである。
以降同様に、走査線121bにおいては、走査線121cにおけるオン電圧「10V」
の出力終了時となる時間t14の経過後、1フレーム期間Fの終了時間t22に至るまで
の間の期間KTにおいて、走査線121bが供給するオフ電圧の値を「−5V」から[−
8V」に下降させる。
このとき、データ線111に出力される駆動電圧は、本実施例では、図5(b)に示す
ように、1フレーム期間Fごとに、極性が反転する所謂フレーム反転信号である。具体的
に本実施例では、表示する画像に応じた電圧として、「5V」と「−5V」の電圧が1フ
レーム期間Fごとに交互に出力されるものとする。もとより、駆動電圧は、表示する画像
の明るさに応じた電圧値である。
従って、走査線121aでは、前述するように時間t1と時間t11との間の1フレー
ム期間Fでは、時間t3からの期間KTにおいて、走査線121aと電気的に接続された
画素S2の容量電極12(図4参照)の電圧を上昇させる。また、時間t11と時間t2
1との間の次の1フレーム期間Fでは、時間t13からの期間KTにおいて、走査線12
1aと電気的に接続された画素S2の容量電極12(図4参照)の電圧を下降させる。こ
の結果、画素S2における画素電極11と共通電極13との間の電圧差を大きくする容量
結合駆動が行われる。
それでは、具体的に、画素S2における画素電極11と共通電極13との間の電圧が容
量結合駆動によって変化する様子を、図7を参照しつつ図6を用いて説明する。図6に示
すように、画素S2では、走査線121bの電圧が「10V」となる時間t2から時間t
3の期間トランジスタ20がオンして、画素S2における画素電極11の電圧はデータ線
111に供給される駆動電圧「5V」となる。このとき、走査線121aの電圧は「−5
V」であるので、容量電極12の電圧も「−5V」となっている。
この状態を図7(b)に示した。図示するように、画素電極11は「5V」、容量電極
12は「−5V」となることから、この間に介在する層間絶縁層16は電圧差10Vを有
する容量と機能する。もとより共通電極13の電圧は「0V」である。
ところで、図7は、図4に示した等価回路を、各電極における電圧関係を説明するため
に簡略化したものである。すなわち、図7(a)に示したように、各層または膜における
抵抗成分を省略するとともに、液晶層40に印加される電圧が画素電極11と共通電極1
3との間の電圧に比例した電圧となることから、開口部SLを経由する電流経路に関する
等価回路を代表して液晶層40のみとしている。
図6に戻り、次に、時間t3後、期間KTの間において、走査線121aに供給される
電圧を「−5V」から「−2V」に上昇させる。この結果、画素電極11の電圧は「8V
」に上昇する。この状態を図7(c)に示した。図示するように、容量電極12は「−2
V」となる。一方、容量として機能する層間絶縁層16が有する電圧差は「10V」であ
ったので、画素電極11の電圧が容量結合によって上昇し、「−2V」に対して「10V
」の電圧差を有する「8V」となるのである。従って、液晶層40には、この上昇した電
圧に応じて、値の大きい電界が印加されることになる。
図6に戻り、次に、期間KTの終了時点から1フレーム期間Fの終了時間となる時間t
11までの期間において、走査線121aに供給される電圧は上昇した「−2V」から元
の「−5V」に戻す。こうすることによって、期間KTに応じた時間分画素電極11の電
圧を上昇させることができるので、例えば応答性の改善によって減少した明るさ(透過率
)を補償すべき大きさと印加時間に応じた電界を、液晶層40に印加することができる。
なお、期間KTが取り得る最大時間は、時間t3から1フレーム期間Fの終了時間となる
時間t11までの時間である。
こうして、1フレーム期間Fにおける画素S2に対する容量結合駆動が行われるが、画
素S2における容量電極12は、走査線121aと接続されているので、図示するように
、時間t11と時間t12との間で、走査線121aに供給されるオン電圧「10V」が
印加される。この結果、画素電極11の電圧は「20V」に上昇する。この状態を図7(
d)に示した。図示するように、容量電極12は「10V」となる。一方、層間絶縁層1
6の容量が有する電位差は「10V」であったので、画素電極11の電圧が容量結合によ
って上昇し、「10V」に対して「10V」の電圧差を有する「20V」となるのである
。従って、液晶層40には、この上昇した電圧に応じた大きい値の電界が印加される。
ところで、前述するように、オン電圧「10V」が印加される期間は、時間t11から
時間t12の間、つまり1走査期間Hである。この1走査期間Hは、実際には前述するよ
うに約0.08ミリ秒程度の短い期間であることから、液晶層40において液晶分子がこ
の電圧に相当する方向に配列方向を変えるまでには至らない。また、配列方向が変わった
としてもその期間は1フレーム期間Fにおいて極少ない期間である。従って、表示する画
像の明るさに対して実質的な影響は生じない。
これに対して、容量結合によって上昇した電圧が印加される期間KTは、前述したよう
に十ミリ秒台という長さである。従って、期間KTは、液晶層40において液晶分子がこ
の電圧に応じた配列方向となり、その配列方向の状態を持続させることができる長さであ
る。換言すれば、容量結合によって上昇した電圧を印加する期間KTを、表示すべき明る
さの画像に応じた時間長に設定することによって、応答性の改善によって減少する明るさ
を補償することができるのである。
さて、図6に示したように、次の1フレーム期間Fである時間t12から時間t22ま
での期間においては、走査線121bにおいてオン電圧「10V」の供給終了時間t13
後、期間KTの間において、走査線121aに供給される電圧を「−5V」から「−8V
」に下降させる。これは、前述するように時間t12から時間t22までの1フレーム期
間Fでは、データ線111に供給される電圧がフレーム反転駆動により「−5V」であっ
たので、画素電極11の電圧をさらに下降させるためである。この結果、画素電極11の
電圧は「−5V」から「−8V」に下降する。
以降、期間KTの終了時点から1フレーム期間Fの終了時間となる時間t21までの期
間において、走査線121aに供給される電圧は下降した「−8V」から元の「−5V」
に戻す。こうすることによって、前の1フレーム期間Fと同様に期間KTに応じた時間分
画素電極11の電圧を下降させることができるので、例えば応答性の改善によって減少し
た明るさ(透過率)を補償すべき大きさと印加時間に応じた電界を、液晶層40に印加す
ることができる。なお、期間KTが取り得る最大時間は、時間t13から1フレーム期間
Fの終了時間となる時間t21までの時間である。
さて、時間t12から時間t22までの1フレーム期間Fにおいても、時間t2から時
間t12までの1フレーム期間Fと同様に、画素S2における容量電極12は、走査線1
21aと接続されているので、図示するように、時間t21と時間t22との間で、走査
線121aに供給されるオン電圧「10V」が印加される。この結果、画素電極11の電
圧は「10V」に上昇する。これは、容量電極12が「10V」となるとき、説明は省略
するが、層間絶縁層16の電圧差は「0V」となっているので、画素電極11の電圧が容
量結合によって上昇し、容量電極12と同じ電圧「10V」となるのである。従って、液
晶層40には、この上昇した電圧に応じた大きい値の電界が印加されるが、前述するよう
に、オン電圧「10V」が印加される期間は、時間t21から時間t22の間の1走査期
間Hであるので、実際には約0.08ミリ秒程度の短い期間である。この結果、前述する
ように、表示される画像の明るさに対して実質的な影響は生じない。
その後、時間t22から時間t23において、走査線121bの電圧が「10V」とな
ってトランジスタ20がオンし、画素S2における画素電極11の電圧はデータ線111
に供給される電圧「5V」となる。以降、画素S2について、前述した時間t3から時間
t23までの動作が繰返し行われることによって、それぞれの1フレーム期間F毎に、図
6下部に示した電圧波形が画素電極11の電圧として印加される。
もとより、画素S2以外の画素Sについても、この電圧波形が同様に画素電極11に印
加され、FFS方式の液晶装置100において、容量結合駆動が行われるのである。なお
、1行目に存在する画素Sにおいては、前の行の走査線121が存在しないので、最後の
行の画素Sに対応する走査線121と、1行目に存在する画素Sに形成された容量電極1
2とを電気的に接続するようにすればよい。あるいは、1行目に存在する画素Sに形成さ
れた容量電極12に対して、別途走査線121を設けることとしてもよい。
以上、本実施例による液晶装置100によれば、容量電極12が画素電極11および共
通電極13との間で容量結合するので、容量電極12の電圧を制御することによって、画
素電極11と共通電極13との電圧差を大きくすることができる。従って、容量結合駆動
によって液晶層40に印加する電界の値を大きくすることができる。
なお、各走査線121は、複数の画素Sに形成された容量電極12と電気的に接続され
ることから、トランジスタ20をオンさせる場合に比べて大きな電流が流れることになる
。従って、本実施例では、走査線121の材料に抵抗の低い金属(例えばアルミニウムや
銅)を用いて電流が流れ易くすることが好ましい。こうすることによって、容量電極12
の電圧が、走査線121が供給する電圧に到達するまでの時間が遅くなることを抑制する
ことができる。
(電子機器)
また、本実施例の液晶装置100を電子機器に組み込むことによって、透過率を低下す
ることなく応答特性のよい表示を実現する電子機器を提供することができる。例えば、液
晶装置100を組み込んだ電子機器の一例として携帯電話を図8に示した。図示するよう
に、携帯電話は、折れ曲がる2つの筐体部分によって構成され、一方の筐体部分に表示体
として液晶装置100が、また、その表示体の表示側と反対側の背面にはバックライトが
備えられている。この携帯電話は、テレビ放送(例えば1セグ放送)を受信して、動画像
を表示する機能を備えている。
通常、携帯電話は電池容量の制約などからバックライトの輝度が低く設定されることが
多い。従って動画像の表示のために表示体の応答性を改善したことによって透過率が低く
なった場合、バックライトからの照明光による表示画像を視認することが困難となる。そ
こで、本実施例の液晶装置100を表示体として用いれば、容量結合駆動によって消費電
力の増加を抑制しつつ明るさを補償することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施
例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態
で実施し得ることは勿論である。以下、変形例を挙げて説明する。
(第1変形例)
上記実施例では、図2に示したように、容量電極12は、開口部SLを塞がないように
、画素電極11に形成されたスリット状の開口部SL以上の大きさの平面形状を有する開
口を形成することとしたが、必ずしも、これに限るものでないことは勿論である。
例えば、本変形例の一例として、容量電極12は、開口部SLと平面的に重なる領域を
有することとしてもよい。上記実施例では、開口部SLにおいて生ずる電界に与える影響
を抑制あるいは回避する目的のために、容量電極12において開口を形成した。言い換え
れば、開口部SLにおいて生ずる電界に実質的な影響を与えない範囲であれば、容量電極
12は、開口部SLと平面的に重なる領域を有することとしてもよいことになる。従って
、容量電極12は、開口部SLにおいて生ずる電界に実質的な影響を与えない範囲で、開
口部SLと平面的に重なる領域を有するように形成しても差し支えない。こうすれば、例
えば、容量電極12を形成する場合において生ずる画素電極11に形成した開口部SLと
の平面的な位置ズレを、この領域範囲内で許容することができるので、容量電極12の形
成が容易となる。
あるいは、上記実施例では、容量電極12は、隣り合う開口部SL間の領域に形成して
いるが、逆に、この開口部SL間に形成された容量電極12が、開口部SLにおいて生ず
る電界に影響を与える場合は、本変形例の他例として、開口部SL間に容量電極12を形
成しないようにすることが好ましい。
開口部SL間に容量電極12を形成しない本変形例の一例を、図9および図10に示し
た。図9は、本変形例の液晶装置100aに形成された画素S2、画素S3、画素S5、
画素S6に関する平面構成を示した模式図で、対向基板30側から見た素子基板10を、
対向基板30を透視状態で図示している。また、図10は、画素Sの断面構成の一例とし
て画素S3の断面構成を示した模式図である。なお、図9および図10において、上記実
施例と同じ構成要素については同じ符号を付している。従って、以降の説明において、そ
れらの説明については省略する。
図9に示したように、本変形例の液晶装置100aでは、容量結合駆動を実現するため
に、画素電極11と共通電極13との間に、容量電極12a(図中網掛け部分)を介在形
成する。すなわち、容量電極12aは、画素電極11に形成されたスリット状の開口部S
Lの総てを、素子基板10の法線方向から見たときに平面的に包囲するように開口を形成
するのである。これは、容量電極12aが、隣り合う開口部SL間に存在しないようにす
ることによって、開口部SLにおいて生ずる電界に影響を与えないようにするためである
画素電極11と共通電極13との間に容量電極12aが介在形成された画素S3の断面
構成を図10に示した。図10は、図9におけるB−B断面を示した模式図である。図示
するように、液晶装置100aにおいて、画素電極11と共通電極13との間に介在形成
された容量電極12aは、透光性を有する導電材料(例えばITO)によって形成され、
コンタクトホールCH2を介して走査線121bと電気的に接続されている。そして、本
変形例においては、容量電極12aは、画素電極11と共通電極13との重なり領域であ
って、画素電極11に形成された開口部SL、および隣り合う開口部SL間の領域と重な
らない領域に形成されている。
画素電極11と共通電極13との間に、このように容量電極12aを介在形成すること
によって、画素電極11あるいは共通電極13との間で形成される容量部分は少なくなる
ものの、画素電極11および共通電極13との間で容量結合する。従って、容量電極12
aの電圧を制御することによって、前述した容量結合駆動を行い、画素電極11の電圧を
上昇(あるいは下降)させることが可能である。その結果、上記実施例と同様、画素電極
11と共通電極13との間の電圧差を大きくして、液晶層40に印加する電界を大きくす
ることが可能である。
(第2変形例)
上記実施例では、データ線111に出力される駆動電圧は、図5(b)に示したように
、1フレーム期間Fごとに極性が反転する所謂フレーム反転信号としたが、これに限るも
のでないことは勿論である。駆動電圧が、例えば、「5V」と「−5V」の電圧が1走査
線毎に反転する所謂ライン反転信号であってもよい。
本変形例における各走査線121とデータ線111の出力電圧を図11に示した。図示
するように、上記実施例(図5)と異なり、データ線111に出力される駆動電圧は、本
変形例では、図11(b)に示すように、1走査期間Hごとに極性が反転する所謂ライン
反転信号である。具体的に、表示する画像に応じた電圧として、「5V」と「−5V」の
電圧が1走査期間Hごとに交互に出力されるものとする。
このとき、本変形例では、画素S1に対応する走査線121aにおいて、時間t3から
期間KTの間供給される電圧を「−5V」から「−8V」に下降させる。これは、画素S
2においてデータ線111が供給する電圧が「−5V」であるため、容量結合によってさ
らに画素電極11の電圧を下降させるためである。
一方、画素S2に対応する走査線121bにおいて、時間t4から期間KTの間供給さ
れる電圧を「−5V」から「−2V」に上昇させる。これは、画素S3においてデータ線
111が供給する電圧が「5V」であるため、容量結合によってさらに画素電極11の電
圧を上昇させるためである。
また、本変形例では、同時にフレーム反転駆動も行うこととしている。従って、次の1
フレーム期間Fでは、画素S1に対応する走査線121aにおいて、時間t13から期間
KTの間供給される電圧が「−5V」から「−2V」に上昇する。これは、画素S2にお
いてデータ線111が供給する電圧が「5V」であるため、容量結合によってさらに画素
電極11の電圧を下降させるためである。
一方、画素S2に対応する走査線121bにおいて、時間t14から期間KTの間供給
される電圧が「−5V」から「−8V」に下降する。これは、画素S3においてデータ線
111が供給する電圧が「−5V」であるため、容量結合によってさらに画素電極11の
電圧を下降させるためである。
このように、ライン反転駆動の場合においても、走査線121に供給する電圧を制御す
ることによって、画素S2における画素電極11と共通電極13との間の電圧差を大きく
する容量結合駆動を行うことが可能である。
(第3変形例)
上記実施例では、容量電極12を、ゲート絶縁層15上に形成することによって、同じ
くゲート絶縁層15上に形成されるデータ線111と同時に形成することとしたが、必ず
しもこれに限るものでないことは勿論であり、同時に形成しないこととしてもよい。この
一例を図12に示した。
図12は、本変形例の液晶装置100bについて、画素S3を一例としてその画素構成
を示す断面図である。図示するように、本変形例の液晶装置100bは、上記実施例と異
なり、ゲート絶縁層15上ではなく層間絶縁層16上に、まず共通電極13を形成し、そ
の後順に、第1の誘電体層(絶縁層)17、容量電極12、第2の誘電体層(絶縁層)1
8、画素電極11を形成している。
本変形例では、層間絶縁層16を平坦化層として形成する。これは、トランジスタ20
や配線(例えば走査線121や共通配線131)と平面的に重なる領域にも、画素電極1
1と共通電極13とを形成して、画素Sの開口率を大きくするために、トランジスタ20
や配線(例えば走査線121や共通配線131)と平面的に重なる領域に存在する凹凸を
平坦化して、液晶層40に所望する電界を印加するためである。なお、このように平坦化
層を形成する構成は従来から知られているので、ここでは詳細な説明は省略する。なお、
平坦化層となる層間絶縁層16の下層(基材14側)に、トランジスタ20の保護のため
、必要に応じて絶縁層(パシベーション膜)を形成してもよい。
このように平坦化層としての層間絶縁層16が形成された画素構成を有する液晶装置1
00bでは、データ線111は図示するように層間絶縁層16の下層側に形成されるので
、容量電極12をデータ線111と同時に形成することはできない。そこで、本変形例の
如く、容量電極12をデータ線111と同時に形成せず、分けて形成することによって、
開口率を大きくした液晶装置100bにおいても、容量結合駆動を行い、画素電極11と
共通電極13との間に印加する電圧差を大きくして、液晶層40に印加する電界を大きく
することが可能である。
(第4変形例)
上記実施例では、容量電極12を、その容量電極12が形成された画素Sに対して、例
えば画素S3であれば、画素S2の走査線というように、一つ前の行の画素Sに対応する
走査線121と電気的に接続した。このため、容量電極12には、トランジスタ20をオ
ンするオン電圧が一時的に印加され、本来容量結合駆動を行う期間KT以外の期間におい
ても容量結合駆動が行われてしまう。
このような期間KT以外に行われる容量結合駆動の期間は、上記実施例では、非常に短
い時間であることから、液晶分子の配列方向を変えるまでには至らず、表示への影響は少
ないとして説明したが、少なからず影響を及ぼすことが想定される場合がある。そこで、
本変形例では、このような場合、容量電極12に対してオン電圧が印加されないように、
走査線121とは別に、容量結合駆動のための電圧を供給する供給線を設けることとして
もよい。この一例を図13に示した。
図13は、本変形例の液晶装置100cに形成された画素S2、画素S3、画素S5、
画素S6に関する平面構成を示した模式図で、対向基板30側から見た素子基板10を、
対向基板30を透視状態で図示している。なお、図13において、上記実施例(図2参照
)と同じ構成要素については同じ符号を付している。従って、以降の説明において、それ
らの説明については省略する。
図13に示したように、本変形例の液晶装置100cでは、上記実施例(図2参照)と
異なり、走査線121と共通配線131との間に、供給線125が、走査線121(また
は共通配線131)に沿うように形成されている。そして、画素電極11と共通電極13
との間に介在形成した各画素Sの容量電極12c(図中薄い網掛け部分)は、この形成さ
れた供給線125(図中濃い網掛け部分)と、コンタクトホールCH3を介して電気的に
接続されている。例えば、画素S3と画素S6とに形成された容量電極12cは、同じ供
給線125と接続されている。
各供給線125は、それぞれ容量結合駆動を行う電圧を供給する。例えば、図示しない
が、上記実施例における走査線121に出力される電圧(図5参照)のうち、オン電圧「
10V」を、オフ電圧「−5V」にした電圧を各供給線に供給する。こうすることによっ
て、上記実施例において生じたオン電圧による容量結合が生じないので、表示への影響を
抑制することができる。もとより、この場合は、走査線121が供給するオフ電圧は常に
「−5V」とすればよいことになる。
本変形例における供給線125の配線について図14に示した。図14は、本変形例の
液晶装置100cについて模式的に示した説明図である。なお、上記実施例における液晶
装置100(図1参照)と同じ構成要素については、同じ符号を付している。
図14に示すように、本変形例では、各供給線125は、各走査線121とともに走査
線駆動回路120cに対して配線されている。従って、本変形例では、走査線駆動回路1
20cは、各走査線121へ供給する電圧と、各供給線125へ供給する電圧とを生成し
て、各走査線121と各供給線125とにそれぞれ出力するように構成されている。
このように本変形例によれば、走査線121とは異なる供給線125によって、容量結
合駆動を行うことができるので、トランジスタ20のオンとオフの電圧に制約されること
なく、例えば、上記特許文献2に開示されたような方法で、容量結合駆動を行うことも可
能である。
(その他の変形例)
上記実施例では、共通電極13の電位を接地電圧「0V」とし、これを基準電圧として
画素電極11の電圧をプラス側(5V)とマイナス側(−5V)に振ったが、これに限ら
ず、共通電極13の電圧を振ることとしてもよい。例えば、画素電極11が「5V」のと
き共通電極13が「0V」となり、画素電極11が「0V」のとき共通電極13が「5V
」となるように、電極端子130の電圧を変化されるようにしてもよい。要は、画素電極
11と共通電極13との間で生ずる電位差が上記実施例と同じになるように、データ線1
11および共通電極13に電圧を供給すればよい。こうすれば、上記実施例と同様に容量
結合駆動を行うことができる。
また、上記実施例では、画素Sの領域が総て透過表示領域であるものとしたが、画素S
の領域が透過表示領域と反射表示領域とを有する半透過反射表示領域であることとしても
よい。あるいは、総て反射表示領域であることとしてもよい。なお、半透過反射表示の場
合は、周知のように、対向基板30側に、反射表示領域に対応する領域部分に位相差板層
(位相差板)や、液晶層40の厚さを調整する液晶層厚調整層を形成することが好ましい
。また、反射表示領域においては、共通電極13の下層(基材14側)に反射層が形成さ
れていても差し支えない。いずれの場合も、上記実施例における容量結合駆動を行うこと
ができる。
また、上記実施例では、電子機器として携帯電話としたが、これに限るものでないこと
は勿論である。例えば、プロジェクタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、テレビ
ジョン、モバイルコンピュータ、オーディオ機器などであってもよい。
本発明の一実施例となる液晶装置について模式的に示した説明図。 液晶装置に形成された画素に関する構成を示した平面図。 画素の断面構成を示した模式図。 液晶装置構成を、電気的な等価回路で示した説明図。 電圧信号のタイミング図で、(a)が走査線に印加される電圧、(b)が、データ線に印加される電圧を示す。 画素において画素電極と共通電極との間の印加電圧の様子を示す説明図。 容量結合による画素電極の電圧変化の様子を示す説明図。 液晶装置を組み込んだ電子機器の一例としての携帯電話を示す図。 第1変形例で、液晶装置に形成された画素の平面構成を示す模式図。 第1変形例で、画素の断面構成を示した模式図。 第2変形例における電圧信号のタイミング図で、(a)が走査線に印加される電圧、(b)が、データ線に印加される電圧を示す。 第3変形例で、液晶装置に形成された画素構成を示す断面図。 第4変形例で、液晶装置に形成された画素の平面構成を示す模式図。 第4変形例で、液晶装置について模式的に示した説明図。
符号の説明
10…素子基板、11…画素電極、12…容量電極、13…共通電極、14…基材、1
5…ゲート絶縁層、16…層間絶縁層、17…第1の誘電体層、18…第2の誘電体層、
19…配向膜、20…薄膜トランジスタ、20a…半導体層、20d…ドレイン電極、2
0g…ゲート電極、20s…ソース電極、30…対向基板、31…基材、32…遮光層、
33…フィルタ層、34…配向膜、40…液晶層、44…偏光板、45…偏光板、100
,100a,100b,100c…液晶装置、110…データ線駆動回路、111…デー
タ線、120,120c…走査線駆動回路、121,121a,121b,121c…走
査線、125…供給線、130…電極端子、131…共通配線。

Claims (10)

  1. 対向する2枚の基板と、当該2枚の基板間に挟持された液晶層とを有し、前記2枚の基
    板のうち一方の基板の前記液晶層側において、前記液晶層から近い順に形成された第1の
    電極と、誘電体層と、第2の電極とを備え、前記第1の電極と前記第2の電極との間の電
    圧差によって前記液晶層に電界を印加し、当該液晶層を駆動して画像を表示する画素が複
    数形成された液晶装置であって、
    前記第1の電極と前記第2の電極とが平面的に重なる領域のうち少なくとも一部の領域
    において、前記第1の電極及び前記第2の電極のそれぞれと前記誘電体層を介在して配置
    された第3の電極が設けられていることを特徴とする液晶装置。
  2. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記第1の電極にはスリット状の開口部が複数形成され、
    前記第3の電極は、前記開口部と平面的に重ならないように形成されていることを特徴
    とする液晶装置。
  3. 請求項2に記載の液晶装置であって、
    前記第3の電極は、隣り合う前記開口部間の領域と平面的に重ならないように形成され
    ていることを特徴とする液晶装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液晶装置であって、
    前記一方の基板の前記液晶層側には、
    前記画素毎に対応して設けられたスイッチング素子と、
    前記画像を表示する駆動電圧を前記スイッチング素子に供給する複数のデータ線と、
    前記スイッチング素子をオンして、前記データ線に供給される前記駆動電圧を前記第1
    の電極又は前記第2の電極に印加するオン電圧と、前記スイッチング素子をオフして、前
    記データ線に供給される前記駆動電圧を前記第1の電極又は前記第2の電極に印加させな
    いオフ電圧と、を前記スイッチング素子に供給する複数の走査線と、
    前記第3の電極と電気的に接続され、前記スイッチング素子に前記オフ電圧が供給され
    ている間に、前記第3の電極に少なくとも2つの異なる電圧を供給する供給線と、
    が形成されたことを特徴とする液晶装置。
  5. 請求項4に記載の液晶装置であって、
    前記供給線は、前記第3の電極が形成された画素に対応して設けられた前記スイッチン
    グ素子に前記オン電圧と前記オフ電圧とを供給する走査線とは異なる前記走査線であるこ
    とを特徴とする液晶装置。
  6. 請求項5に記載の液晶装置であって、
    前記複数の走査線は、前記一方の基板において並列して設けられ、
    前記第3の電極と電気的に接続されている走査線は、前記第3の電極が形成された画素
    に対応して設けられた前記スイッチング素子に前記オン電圧と前記オフ電圧とを供給する
    走査線と、隣り合っていることを特徴とする液晶装置。
  7. 請求項5または6に記載の液晶装置であって、
    前記複数の走査線のそれぞれに対して、前記画像の単位表示時間となる1フレーム期間
    ごとに、前記オン電圧と前記オフ電圧とからなる電圧信号を出力する走査線駆動回路を備
    え、
    前記走査線駆動回路は、前記スイッチング素子に前記オン電圧を供給した後、前記スイ
    ッチング素子がオンしない電圧の範囲内で、前記オフ電圧を前記1フレーム期間内の所定
    の時間変化させた電圧を前記電圧信号として出力することを特徴とする液晶装置。
  8. 請求項7に記載の液晶装置であって、
    前記所定の時間は、前記第3の電極が形成された画素に対応して設けられた前記スイッ
    チング素子へのオン電圧の供給によって前記第1の電極と前記第2の電極との間への前記
    駆動電圧の印加終了から、前記1フレーム期間の終了まで、の範囲内の時間であることを
    特徴とする液晶装置。
  9. 請求項4ないし8のいずれか一項に記載の液晶装置であって、
    前記第3の電極は、前記データ線が形成される層と同じ層に形成されていることを特徴
    とする液晶装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器
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