JP2010112758A - 車載用遠隔操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示器及び通信手段を利用することなく、遠隔操作装置単独で故障診断を行い得る車載用遠隔操作装置を提供する。
【解決手段】車載用遠隔操作装置1は、予め定められた操作範囲において位置指示操作を行うための操作入力部10と、操作入力部10の位置操作に対して操作反力を付与する電動モータ31,32(反力付与部)と、電動モータ31,32を制御する制御部20とを備える。操作入力部10の故障を自己診断する自己診断モードが設定可能とされており、制御部20は、自己診断モードが設定されたとき、操作入力部10で想定される複数の故障内容のそれぞれと対応付けて設定された反力パターンに基づいて電動モータ31,32を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載用遠隔操作装置に関し、特に操作入力部の故障を自己診断する自己診断機能を備えた車載用遠隔操作装置に関する。
近年、各種情報を表示する表示器(例えばナビゲーション装置のモニタ)に表示される制御内容(例えばコマンドスイッチ)をタッチ操作で指示入力する操作方式を採用した車両が増えつつある(例えば特許文献1参照)。このような車両において、特に運転者の視線の移動を少なくするために、運転者の視界に近い車室内の前部(運転席の前側遠方位置)に、表示器を設けるようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。このように表示器を設けた車両では、運転者の手が表示器に届き難くなり、安定したタッチ操作ができなくなるので、表示器に表示される制御内容をポインタで指示入力する遠隔操作方式を採用するのが一般的である。この遠隔操作方式では、操作入力部がセンターコンソールに搭載され、操作入力部の操作に応じてポインタが表示器の画面上を移動するように構成されている。
上記遠隔操作方式を採用する操作入力部において、なんらかの理由によりポインタ操作ができなくなることが想定される。このため、操作入力部の検出状態を確認するための故障診断機能を搭載することが必要である。このような故障診断機能に関しては、表示器を一体的に有する電子機器(例えばエアコンパネル)において、電子機器の故障状態を表示器に表示させ、電子機器の故障診断を行うようにしたものが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2006−309511号公報 特開2005−100151号公報 特開2003−252027号公報
ところで、操作入力部の故障診断を行う場合、上記特許文献2に記載された遠隔操作装置では、表示器が一体的に設けられていないため、操作入力部の検出状態を表すデータを通信手段を介して表示器に送り、その表示器に故障状態を表示させる必要がある。したがって、通信手段が故障した場合には、表示器に故障状態を表示させることができないという問題がある。また、通信手段を介しての通信に障害が生じた場合には、操作入力部の故障と判断されてしまうおそれもある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、表示器及び通信手段を利用することなく、遠隔操作装置単独で故障診断を行い得る車載用遠隔操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の車載用遠隔操作装置は、予め定められた操作範囲において位置指示操作を行うための操作入力部と、操作入力部の位置操作に対して操作反力を付与する反力付与部と、反力付与部を制御する制御部とを備え、操作入力部の故障を自己診断する自己診断モードが設定可能とされており、制御部は、自己診断モードが設定されたとき、操作入力部で想定される複数の故障内容のそれぞれと対応付けて設定された反力パターンに基づいて反力付与部を制御することを特徴とする。
ここで、自己診断モードは、例えば制御部への電源がオンされ、かつ操作入力部に設けられた押し下げ式の所定の1つのスイッチが押されるか、又は所定の複数のスイッチが同時に押されたときに設定される構成にすると、通常モード(表示器上のポインタを移動させることができる通常処理の実行モード)から自己診断モードへ遷移させる操作が簡易になる。あるいは、制御部への電源がオンされ、かつ操作入力部に設けられた押し下げ式の所定の複数のスイッチが所定の順序で押されたときに設定される構成としてもよい。また、例えば制御部への電源がオフされるか、操作入力部に設けられた押し下げ式の所定の1つのスイッチが押されたとき、あるいは操作入力部に対する操作が所定時間以上行われないときに自己診断モードから抜け出せる構成にすると、自己診断モードから容易に抜け出すことができる。
本発明の車載用遠隔操作装置においては、自己診断モードが設定されたとき、操作入力部で想定される複数の故障内容のそれぞれと対応付けて設定された反力パターンに基づいて反力付与部が制御される。
このため、例えば通信手段が故障した場合や、あるいは通信手段を介しての通信に障害が生じた場合であっても、それら通信系とは無関係に反力付与部による反力パターンの変化によって操作入力部の故障を診断することができる。
本発明の実施に際して、操作入力部は、一次元、二次元又は三次元の操作範囲内で動作する操作ノブを含んで構成されているとよい。また、反力パターンは、操作ノブの可動範囲内における所定の動作領域のみを該操作ノブに操作反力を付与する反力領域とするものであり、この反力領域は、複数の故障内容に対応するよう、その形成数が異なる値に設定されているとよい。
これによれば、自己診断モードが設定された状態で操作ノブを操作したとき、反力領域の形成数によって故障内容を知覚することができ、操作入力部の故障状態を確認することができる。
また、操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、反力パターンは、操作入力部が複数の故障内容のうちの二以上に該当しているとき、該当する故障内容の一に対応する一の反力パターンから該当する故障内容の他に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる切り替えボタンとして機能する切り替えボタン機能領域を含んで構成されており、制御部は、操作ノブが切り替えボタン機能領域上に位置した状態でスイッチの押し下げを検出することにより、一の反力パターンから他の反力パターンへと反力パターンを遷移させるものであるとよい。
これによれば、上記反力領域に加えて、故障内容が二以上あるときは故障内容に対応する一の反力パターンから他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる切り替えボタン機能領域が形成される。このため、複数の故障内容のそれぞれに対応する反力パターンを操作ノブの可動範囲内に同時に形成しなくて済むので、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
また、操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、操作入力部が複数の故障内容のうちの二以上に該当しているとき、制御部は、スイッチの押し下げを検出することにより、該当する故障内容の一に対応する反力パターンから該当する故障内容の他に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させるものであるとよい。
これによれば、操作入力部には、故障内容が二以上あるとき故障内容に対応する一の反力パターンから他の反力パターンへと反力パターンを遷移させるスイッチが設けられる。このため、切り替えボタン機能領域が形成される場合と同様、複数の故障内容のそれぞれに対応する反力パターンを操作ノブの可動範囲内に同時に形成しなくて済むので、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
さらに、操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、故障内容は、区分けされた分類のいずれかに割り当てられており、反力パターンは、分類のいずれかを選択可能な一の反力パターンから、選択された分類に割り当てられた故障内容に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる選択ボタンとして機能する選択ボタン機能領域を含んで構成されており、制御部は、操作ノブが選択ボタン機能領域上に位置した状態でスイッチの押し下げを検出することにより、一の反力パターンから他の反力パターンへと反力パターンを遷移させるものであるとよい。
これによれば、分類のいずれかを選択可能な一の反力パターンから、選択された分類に割り当てられている故障内容に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる選択ボタン機能領域が形成される。これによっても、複数の故障内容のそれぞれに対応する反力パターンを操作ノブの可動範囲内に同時に形成しなくて済むので、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
a.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車載用遠隔操作装置1を概略的に示す全体図である。この車載用遠隔操作装置1は、車内に設置されているナビゲーション装置、エアコン装置、オーディオ装置などの1以上の車載電子機器を操作対象としており、各装置に対して操作入力するための操作入力部10及び制御部20を備えている。
操作入力部10は、ポインティングデバイスとして構成され、操作範囲が予め定められた二次元操作面上において位置指示操作を行うものである。この操作入力部10は、図1及び図2に示すように、運転者Dが容易に操作できるよう自然に置かれた左手(左ハンドル車の場合は右手)の掌近傍にてセンターコンソールCCに組み付けられていて、入力部本体11と、入力部本体11の上方を覆うケース体12と、ケース体12の開口部12bにてユーザが直接触れて操作することができるように露出する形態で配置された操作ノブ13とを備えている。
入力部本体11には、図3にて模式的に示すように、操作ノブ13の操作に対して操作反力を付与する反力付与部としての電動モータ31,32が設置されている。電動モータ31,32は、直交するX軸、Y軸に対応してそれぞれ設けられ、操作ノブ13の支柱13aにギア機構31a,32aを介して接続されており、各電動モータ31,32の回転運動を軸線方向(X軸方向、Y軸方向)に沿った直線運動に変換して操作ノブ13の支柱13aに伝える。すなわち、電動モータ31,32は、制御部20からの駆動信号に基づいて、操作ノブ13に対して操作方向に抗する反力を付与するように動作する。
操作ノブ13は、二次元操作自由度を有するものであり、操作ノブ13による二次元操作入力変位を検出する位置検出機構としてのコード板33,34及びフォトインタラプタ35,36が設けられている。コード板33,34は、放射状のスリット列を有する円板状のものであり、電動モータ31,32の回転軸にそれぞれ固定されている。フォトインタラプタ35,36(エンコーダモジュール、位置センサ)は、コード板33,34を挟んで対向配置される信号用ダイオードと、フォトダイオード、プリアンプ、コンパレータ及び出力バッファを含んでなるフォトICとで構成されている。フォトインタラプタ35,36によって検出された位置検出情報、すなわち操作ノブ13の位置に対応して変化するコード板33,34の回転量、回転方向などは、制御部20にフィードバックされる。
ここで、操作ノブ13による二次元操作入力変位は、図4に示すように、X軸方向、Y軸方向でそれぞれ0〜255の座標値をとるように設定されている。したがって、操作ノブ13を例えば左下端位置へ移動させれば、操作ノブ13の座標値(X,Y)が(X,Y)=(0,0)となり、操作ノブ13を例えば右上端位置へ移動させれば、操作ノブ13の座標値(X,Y)が(X,Y)=(255,255)となるような位置情報が制御部20に送られることとなる。
図2に戻って、ケース体12の操作ノブ13よりも前側部位には、表示器40(図1、図3参照)で表示される各種外部機器50(図3参照)における制御内容(例えばコマンドスイッチ)を表すメニュー項目を変更等するための押し下げ式のスイッチ14,15と、シーソー式のスイッチ16とが設けられている。また、ケース体12の両側部位には、各種外部機器50における制御内容を確定するための押し下げ式のスイッチ17が設けられている。これらのうちスイッチ14,15には、夜間時等においてスイッチ名称が判別できるようスイッチ照明用LED14a,15aが組み込まれている。
図3に戻って、制御部20は、CPU21aと、ROM21b及びRAM21c等の記憶部と、例えば不揮発性メモリからなるメモリ21dとを備えており、IGスイッチ(図示省略)又はACCスイッチのオンにより電源PSから電流が供給される。
CPU21aは、スイッチ14〜17からそれぞれ信号入力を受ける入力回路22a〜22dと、操作入力部10から信号入力を受ける入力回路23,24と、電動モータ31,32に対し駆動信号を出力するX及びY駆動回路25,26と、スイッチ照明用LED14a,15aに対し駆動信号を出力する駆動回路27と接続されている。
X及びY駆動回路25,26からそれぞれ電動モータ31,32へ出力される駆動信号は、それぞれフィードバック回路25a,26aを介してCPU21aへ入力され、RAM21cに記憶されるようになっている。CPU21aは、ROM21bに記憶されている図6〜図12の各プログラムをRAM21cを作業領域として実行する。また、制御部20は、電源PSからの供給電圧値を検出する周知のウォッチドッグ機能回路(図示省略)を備えている。このウォッチドッグ機能回路により検出された電圧値は、RAM21cに記憶されるようになっている。
制御部20は、車内LANを構築する通信バスBUSと通信回路28を介して接続されており、表示器40(例えばナビゲーション装置のモニタと兼用)及び各種外部機器50との間で相互に通信可能とされている。そして、制御部20は、操作入力部10における操作ノブ13の位置情報や、各スイッチ14〜17のスイッチ情報を表示器40へ送信する。
表示器40は、これを受けて操作ノブ13の操作に連動するよう画面上のポインタを移動させ、また各スイッチ14〜17の操作に連動するよう画面を切り替える。このとき、制御部20は、表示器40に表示されるコマンド情報(画面情報)、出力指示情報などに応じて操作ノブ13に付与すべき反力情報を表示器40から受信する。
具体的には、例えば図5(a)に示すように、表示器40の画面41に制御内容としてのメニューボタンA〜Eが表示されている場合、操作ノブ13の操作位置に対応して画面41上のポインタPOが移動する。図5(a)では操作ノブ13がメニューボタンBに対応した位置にあることを示している。この状態で、例えば操作ノブ13を左右方向に揺動すると、メニューボタンBを基準としてポインタPOがメニューボタンA側又はメニューボタンC側に移動する。
この場合、例えば図5(b)に示すように、ポインタPOが各メニューボタンA〜E内に入ると、ポインタPOを各メニューボタンA〜Eの中心位置に引き込むような反力RFが操作ノブ13に与えられるようにメニュー内容に応じて反力データが設定されている(反力データは例えばROM21bに記憶されている)。つまり、操作ノブ13に与えられる反力RFは、ポインタPOが各メニューボタンA〜Eの端にあるときが最も大きく、各メニューボタンA〜Eの中心に近づくに従って次第に小さくなる。
これにより、ポインタPOが各メニューボタンA〜Eの中心に近づく方向に操作ノブ13を操作し易くなる。すなわち、表示器40の表示内容に対応した反力情報が表示器40から制御部20に送信され、制御部20がその反力情報に応じて電動モータ31,32のトルクを制御することで、ユーザが反力を知覚するようになる。
次に、図6〜図12のフローチャートに従って、車載用遠隔操作装置1で実行される具体的処理について説明する。なお、図6〜図12のフローチャートで示される各プログラムは、制御部20のROM21bに格納されており、制御部20のCPU21aがその起動時に繰り返し実行するように構成されている。
図6は、メイン処理を示すフローチャートである。制御部20のCPU21aは、起動時に初期化処理を行い(S11)、ACCスイッチのオンを条件として(S12:Yes)、自己診断モード(ダイアグモード)遷移条件に合致したか否かを判定する(S13)。
ここで、自己診断モードの遷移条件の具体的な態様を例示する。
(1)ACCスイッチのオン時にスイッチ14〜16のうちの所定の1つが押されるか、又はスイッチ14〜16のうちの所定の2つが同時に押されたとき自己診断モードに遷移する(S13:Yes)。この場合、スイッチ14〜16の選定に際しては、同時押しするスイッチの組み合わせが他の用途に使われていないことが必要である。
(2)ACCスイッチのオン時にスイッチ14〜16のうちの所定の2つが所定の順序で押されたとき自己診断モードに遷移する(S13:Yes)。この場合においても、スイッチ14〜16の選定に際しては、連続押しするスイッチの組み合わせが他の用途に使われていないことが必要である。
自己診断モード遷移条件に合致していない場合は(S13:No)、ステップ14〜18で規定される通常処理を実行する。図7は、メイン処理のステップS14にて起動される操作ノブ入力処理を示すフローチャートである。この操作ノブ入力処理では、操作ノブ13による二次元操作面上での指示位置を検出し、その指示位置をメモリ21dに記憶する(S31)。その指示位置と、前回の指示位置との差分を算出し、指示位置の変位量を算出する(S32)。算出した変位量を基に、現在位置座標を算出(0〜255に変換)する(S33)。
メイン処理に戻って、ステップ14の処理後、スイッチ入力処理を実行する(S15)。図8は、メイン処理のステップS15にて起動されるスイッチ入力処理を示すフローチャートである。このスイッチ入力処理で、制御部20のCPU21aは、操作入力部10におけるスイッチ14〜17のうちのいずれかが押し下げられたか否かを判定する(S41)。スイッチ14〜17のうちのいずれかが押し下げられた場合には(S41:Yes)、スイッチの押下状態をRAM21cに保存する(S42)。
図6のメイン処理に戻って、ステップ15の処理後、スイッチ照明LED出力処理を実行する(S16)。図9は、メイン処理のステップS16にて起動されるスイッチ照明LED出力処理を示すフローチャートである。このスイッチ照明LED出力処理では、ILLスイッチがオンしているか確認し(S51)、オンしている場合のみ(S51:Yes)、スイッチ照明用LED14a,15aを点灯させる(S52)。具体的には、制御部20のCPU21aは、駆動回路27を制御し、両スイッチ照明用LED14a,15aを点灯させる。
図6のメイン処理に戻って、ステップ16の処理後、通信制御処理を実行する(S17)。図10は、メイン処理のステップS17にて起動される通信制御処理を示すフローチャートである。この通信制御処理では、まず表示器40から送信されてくる反力情報を受信する(S61)。次に、制御部20のCPU21aは、ステップS14の操作ノブ入力処理、又はステップS15のスイッチ入力処理において操作状態が変化したかを判定する(S62)。操作状態が変化していた場合には(S62:Yes)、変化した操作ノブ入力情報、スイッチ入力情報を表示器40へ送信する(S63)。
図6のメイン処理に戻って、ステップ17の処理後、通常処理用反力出力処理を実行する(S18)。ここでは、ステップ17で受信した反力情報と、ステップ14の操作ノブ入力処理で検出した指示位置の変位量に基づいて、X及びY駆動回路25,26に流す電流値を決定し出力する。これにより、操作ノブ13を操作すると、表示器40に表示される画面情報に連動した操作フィーリング(反力)を得ることができる。
上記ステップS14〜S18の通常処理を繰り返し実行することで、操作ノブ13に操作反力が付与されつつ、操作ノブ13の操作位置に対応して表示器40の画面41上をポインタPOが移動するようになる。
一方、自己診断モード遷移条件に合致している場合は(S13:Yes)、ステップS19,S20で規定される自己診断処理(ダイアグ処理)を実行する。図11は、メイン処理のステップS19にて起動される内部故障検出処理を示すフローチャートである。
この内部故障検出処理で、制御部20のCPU21aは、操作ノブ13を操作したときの入力回路23,24の入力信号や、X及びY駆動回路25,26におけるフィードバック回路25a,26aの駆動信号を検出する。また、スイッチ14〜17をオンしたときの入力回路22a〜22dの入力信号を検出する。
さらに、CPU21aのサムチェック結果、ウォッチドッグ機能回路による電源PSの電圧状態、及びRAM21c、メモリ21dなどのセルチェック結果を取得する(S71)。これらの結果等により、CPU21a、電源PS、RAM21c、メモリ21dなどの異常を判定することができる。以下の説明では、CPU21a、電源PS、RAM21c、メモリ21dなどが正常であることを前提とする。
ステップS71で検出した入力信号等に基づいて異常箇所があるか否かを判定する(S72)。異常箇所がある場合は(S72:Yes)、ROM21bに格納されたダイアグ判定テーブルを参照して、異常箇所に対応するダイアグコードを設定する(S73)。
図13は、ダイアグ判定テーブルの一例を示す模式図である。このようにダイアグ判定テーブルは、操作入力部10で想定される故障内容とダイアグコードとを対応付けて記憶している。この例では、操作ノブ13を操作したときの入力回路23,24の入力信号に基づいてフォトインタラプタ35,36の断線又はショートを判定し、断線又はショートと判定した場合は、ダイアグコードを「1」に設定する。また、スイッチ14〜17を操作したときの入力回路22a〜22dの入力信号に基づいてスイッチ14〜17の断線又はショートを判定し、断線又はショートと判定した場合は、ダイアグコードを「2」に設定する。
また、操作ノブ13を操作したときのX及びY駆動回路25,26への駆動信号と、フィードバック回路25a,26aの駆動信号とを比較してX及びY駆動回路25,26の作動状態をチェックし、X又はY駆動回路25,26の作動不良を判定した場合は、ダイアグコードを「3」に設定する。
さらに、入力回路23,24、X及びY駆動回路25,26のいずれもが正常であると判定したとき、入力回路23,24の入力信号と、X及びY駆動回路25,26への駆動信号とに基づいて電動モータ31,32の作動状態をチェックし、電動モータ31,32の作動不良を判定した場合は、ダイアグコードを「4」に設定する。
図6のメイン処理に戻って、ステップ19の処理後、ダイアグ処理用反力出力処理を実行する(S20)。図12は、メイン処理のステップS20にて起動されるダイアグ処理用反力出力処理を示すフローチャートである。このダイアグ処理用反力出力処理で、制御部20のCPU21aは、ROM21bに格納された反力パターンテーブルを参照して、ダイアグコードに対応した反力が発生するように電動モータ31,32を駆動、すなわちX及びY駆動回路25,26に流す電流値を決定し出力する(S81)。なお、電動モータ31,32のいずれかが作動不良であると判定した場合は、正常な方を駆動するようにする。
図14は、反力パターンテーブルの一例を示す模式図である。このように反力パターンテーブルは、ダイアグコードと操作ノブ13に付与する反力パターンとを対応付けて記憶している。図15は、図14の反力パターンテーブルに従って操作ノブ13に付与される反力パターンの一例を示す模式図である。具体的には、ダイアグコードが「1」(フォトインタラプタ35,36の断線又はショート)である場合は、ノブ可動範囲Rにおける第1動作領域R1のみを反力領域として操作ノブ13に反力が付与される(図15(a))。すなわち、操作ノブ13が第1動作領域R1上に位置した場合にのみ、操作ノブ13を第1動作領域R1の中心位置に引き込むような反力RFが得られる。
同様に、ダイアグコードが「2」(スイッチ14〜17の断線又はショート)である場合は、ノブ可動範囲Rの第1動作領域R1及び第2動作領域R2を反力領域とし(図15(b))、ダイアグコードが「3」(X又はY駆動回路25,26の作動不良)である場合は、ノブ可動範囲Rの第1動作領域R1、第2動作領域R2及び第3動作領域R3を反力領域とし(図15(c))、ダイアグコードが「4」(電動モータ31,32の作動不良)である場合は、ノブ可動範囲Rの第1動作領域R1、第2動作領域R2、第3動作領域R3及び第4動作領域R4を反力領域として(図15(d))、それぞれ操作ノブ13に反力RFが付与されるようになる。
すなわち、反力領域は、故障内容に対応するよう、その形成数が異なる値に設定されている(図15の例では形成数が1〜4に設定)。これにより、ノブ可動範囲Rにおける反力領域の形成数によって故障内容を知覚することができ、操作入力部10の故障状態を確認することができる。
図6のメイン処理に戻って、自己診断処理(ステップS19,S20)が実行されている状態で、ACCスイッチをオフすると、自己診断モードから抜け出すことができる(S12:No)。この場合は、終了前処理を行った後(S21)、プログラムの実行を終了する。なお、自己診断モードから抜け出す方法は、ACCスイッチをオフする場合に限らず、ACCスイッチのオフに加えて又は代えて、例えば制御部20をリセットしたときや、操作ノブ13及びスイッチ14〜17に対する操作が所定時間以上行われないとき(タイママウントにより判定)としてもよい。
以上の説明からも明らかなように、上記第1実施形態によれば、自己診断モードが設定されたとき(図6のS12:Yes、S13:Yes)、操作入力部10で想定される複数の故障内容のそれぞれと対応付けて設定された反力パターンに基づいて電動モータ31,32(反力付与部)が制御される(ステップS19、S20)。
こにより、例えば通信回路28が故障した場合や、あるいは通信回路28を介しての通信に障害が生じた場合であっても、それら通信系とは無関係に電動モータ31,32による反力パターンの変化によって操作入力部10の故障を診断することができる。
b.第2実施形態
上記第1実施形態では、複数の故障内容のうちのいずれか一つの故障内容に該当していた場合について説明したが、複数の故障内容のうちの二以上に該当しダイアグコードが複数設定された場合は、故障内容の一に対応する反力パターンから故障内容の他に対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させることも可能である。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。
図16は、ダイアグコード「1」〜「4」のうち、例えば「1」、「2」、「4」が設定された場合における各反力パターン間の遷移態様を示している。この場合、最初にダイアグコード「1」に対応してノブ可動範囲Rにおける第1動作領域R1が反力領域に設定される。この第2実施形態では、上記第1動作領域R1に加えて、切り替えボタン機能領域R11が反力領域に設定されるようになっている。切り替えボタン機能領域R11は、例えばノブ可動領域Rの右下隅部に形成され、ダイアグコード「1」に対応する反力パターンからダイアグコード「2」に対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させる(後へ送る)切り替えボタンとして機能する。切り替えボタン機能領域R11が形成されることで、ダイアグコード「1」とは異なる別のダイアグコードが設定されていることを知覚することができる。
操作ノブ13が切り替えボタン機能領域R11上に位置した状態では、操作ノブ13を切り替えボタン機能領域R11の中心位置に引き込むような反力RFが得られる。この状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T2の破線で示すように、ダイアグコード「1」に対応する反力パターンからダイアグコード「2」に対応する反力パターンへ遷移する。
ダイアグコード「2」に対応した反力パターンでは、第1動作領域R1及び第2動作領域R2に加えて、切り替えボタン機能領域R21、R22が反力領域に設定される。切り替えボタン機能領域R21は、切り替えボタン機能領域R11と同様、例えばノブ可動領域Rの右下隅部に形成され、ダイアグコード「2」に対応する反力パターンからダイアグコード「4」に対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させる(後へ送る)切り替えボタンとして機能する。切り替えボタン機能領域R21が形成されることで、ダイアグコード「1」、「2」とは異なる別のダイアグコードが設定されていることを知覚することができる。
これに対して、切り替えボタン機能領域R22は、例えばノブ可動領域Rの左下隅部に形成され、ダイアグコード「2」に対応する反力パターンからダイアグコード「1」に対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させる(前へ戻す)切り替えボタンとして機能する。
したがって、操作ノブ13が切り替えボタン機能領域R21上に位置した状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T4の破線で示すように、ダイアグコード「2」に対応する反力パターンからダイアグコード「4」に対応する反力パターンへ遷移する。一方、操作ノブ13が切り替えボタン機能領域R22上に位置した状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T1の破線で示すように、ダイアグコード「2」に対応する反力パターンからダイアグコード「1」に対応する反力パターンへ遷移する。
ダイアグコード「4」に対応した反力パターンでは、第1動作領域R1、第2動作領域R2、第3動作領域R3及び第4動作領域R4に加えて、切り替えボタン機能領域R42が反力領域に設定される。切り替えボタン機能領域R42は、切り替えボタン機能領域R22と同様、例えばノブ可動領域Rの左下隅部に形成され、ダイアグコード「4」に対応する反力パターンからダイアグコード「2」に対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させる(前へ戻す)切り替えボタンとして機能する。
したがって、操作ノブ13が切り替えボタン機能領域R42上に位置した状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T2の破線で示すように、ダイアグコード「4」に対応する反力パターンからダイアグコード「2」に対応する反力パターンへ遷移する。なお、上記切り替えボタン機能領域R21に相当する領域が形成されていないことから、ダイアグコード「1」、「2」、「4」以外のダイアグコードが設定されていないことを知覚することができる。
上記第2実施形態によれば、複数の故障内容のそれぞれに対応する反力パターンをノブ可動範囲R内に同時に形成しなくて済むので、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
(変形例)
上記第2実施形態では、操作ノブ13が切り替えボタン機能領域R11、R21、R22、R42上に位置した状態でスイッチ14〜17のいずれかを押し下げることにより、反力パターンが遷移する構成としたが、切り替えボタン機能領域R11、R21、R22、R42を形成せずに、スイッチ14〜17のいずれかを押し下げることのみによって、反力パターンが遷移するような構成としてもよい。この変形例によっても、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
c.第3実施形態
上記第1及び第2実施形態では、フォトインタラプタ35,36やスイッチ14〜17の断線又はショート、X又はY駆動回路25,26や電動モータ31,32の作動不良など操作入力部10における操作入力系の故障診断を行うように構成したが、この操作入力系に加えて、通信回路28を含む通信系の故障診断を行うように構成することも可能である。
通信回路28は、通信の正常時にてフェールフラグを「0」に設定し、通信の異常時(例えば、通信回路28の作動不良、通信障害など)にてフェールフラグを「1」に設定するフラグ設定回路28aを備えている(図1参照)。設定されたフェールフラグは、RAM21cに記憶され、制御部20のCPU21aが内部故障検出処理の実行時に読み込むようになっている。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。
図17は、ダイアグコードが操作入力系と通信系とに分類され、各分類にそれぞれダイアグコードが割り当てられている階層構造の一例を示す模式図である。この例では、操作入力系にダイアグコード「1」〜「4」が割り当てられ、通信系にダイアグコード「1」、「2」が割り当てられている。
図18は、操作入力系のダイアグコードが例えば「3」に設定され、通信系のダイアグコードが例えば「2」に設定された場合における各反力パターン間の遷移態様を示している。この場合、最初に分類のいずれかを選択可能な選択ボタン機能領域RD(操作入力系ボタン機能領域)及びRT(通信系ボタン機能領域)が反力領域に設定されるようになっている。選択ボタン機能領域RD及びRTは、例えばノブ可動領域Rの中央部左右に形成され、各分類に割り当てられたダイアグコードに対応する反力パターンへと反力パターンを遷移させる(第1階層から第2階層へ移行する)選択ボタンとして機能する。
操作ノブ13が選択ボタン機能領域RD又はRT上に位置した状態では、操作ノブ13を選択ボタン機能領域RD又はRTの中心位置に引き込むような反力RFが得られる。操作ノブ13が選択ボタン機能領域RD上に位置した状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T01の破線で示すように、選択ボタン機能領域RD及びRTが形成された反力パターンから操作入力系のダイアグコード「3」に対応する反力パターンへ遷移する。ダイアグコード「3」に対応する反力パターンが形成されている状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T10の破線で示すように、選択ボタン機能領域RD及びRTが形成される反力パターンへ戻るようになっている。
一方、操作ノブ13が選択ボタン機能領域RT上に位置した状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T02の破線で示すように、選択ボタン機能領域RD及びRTが形成された反力パターンから通信系のダイアグコード「2」に対応する反力パターンへ遷移する。ダイアグコード「2」に対応する反力パターンが形成されている状態でスイッチ14〜17のうちのいずれかを押し下げると、図中T20の破線で示すように、選択ボタン機能領域RD及びRTが形成される反力パターンへ戻るようになっている。
なお、各分類に複数のダイアグコードが割り当てられている場合は、上記第2実施形態と同様、一の反力パターンから他の反力パターンへ遷移させるための切り替えボタン機能領域を形成することも可能である。
上記第3実施形態によっても、上記第2実施形態と同様、複数の故障内容のそれぞれに対応する反力パターンをノブ可動範囲R内に同時に形成しなくて済むので、故障内容の確認に際しての誤診断を減らすことができる。
なお、上記第1〜第3実施形態において、各反力領域内で操作ノブ13に与えられる反力RFは、各領域の端にあるときが最も大きく、各領域の中心に近づくに従って次第に小さくなるような態様に限らず、例えば所定大きさ以上の力として知覚される抵抗力が操作ノブ13に付与されるような態様としてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、操作ノブ13が二次元操作面上で動作する態様の操作入力部10に本発明を適用したが、例えば図19、図20又は図21にて模式的に示すように、操作ノブ13が一次元操作方向(前後、左右、軸線回り)で動作する態様の操作入力部10に本発明を適用してもよい。また、例えば図22にて模式的に示すように、操作ノブ13が三次元操作方向(X方向、Y方向、Z方向)で動作する態様の操作入力部10に本発明を適用することも可能である。図22の例では、操作ノブ13の支柱13aが上下方向(Z方向)に移動可能とされており、支柱13aの上下方向の変位が位置センサにより検出されるようになっている。これら図19〜22に示す変形例においても、操作ノブ13を操作したとき、反力領域の形成数によって故障内容を知覚することができ、操作入力部10の故障状態を確認することができる。
本発明の第1〜第3実施形態に係る車載用遠隔操作装置を概略的に示す全体図。 図1の車載用遠隔操作装置を構成する操作入力部を示す斜視図。 図1の車載用遠隔操作装置の制御ブロック図。 図2の操作ノブによる二次元操作入力変位に対応する座標を示す説明図。 (a)は表示器の画面に表示される制御内容の一例としてのメニューボタンを示す説明図。(b)は(a)のメニューボタン内で作用する操作反力を示す説明図。 図3の制御部によって実行されるメイン処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行される操作ノブ入力処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行されるスイッチ入力処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行されるスイッチ照明LED出力処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行される通信制御処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行される内部故障検出処理を示すフローチャート。 図3の制御部によって実行されるダイアグ処理用反力出力処理を示すフローチャート。 図3のROMに格納されたダイアグ判定テーブルの一例を示す模式図。 図3のROMに格納された反力パターンテーブルの一例を示す模式図。 本発明の第1実施形態に係り、操作ノブに付与される反力パターンの一例を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係り、操作ノブに付与される反力パターンの一例を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係り、ダイアグコードが操作入力系と通信系とに分類され、各分類にそれぞれダイアグコードが割り当てられている階層構造の一例を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係り、操作ノブに付与される反力パターンの一例を示す模式図。 本発明の変形例に係り、操作ノブが一次元操作方向(前後)で動作する態様の操作入力部を示す斜視図。 本発明の変形例に係り、操作ノブが一次元操作方向(左右)で動作する態様の操作入力部を示す斜視図。 本発明の変形例に係り、操作ノブが一次元操作方向(軸線回り)で動作する態様の操作入力部を示す斜視図。 本発明の変形例に係り、操作ノブが三次元操作方向(X方向、Y方向、Z方向)で動作する態様の操作入力部を示す斜視図。
符号の説明
10 操作入力部
13 操作ノブ
14〜17 スイッチ
20 制御部
22a〜22d,23,24 入力回路
25 X駆動回路
26 Y駆動回路
25a,26a フィードバック回路
28 通信回路
28a フェール設定回路
31,32 電動モータ(反力付与部)
35,36 フォトインタラプタ

Claims (6)

  1. 予め定められた操作範囲において位置指示操作を行うための操作入力部と、
    前記操作入力部の位置操作に対して操作反力を付与する反力付与部と、
    前記反力付与部を制御する制御部とを備え、
    前記操作入力部の故障を自己診断する自己診断モードが設定可能とされており、前記制御部は、前記自己診断モードが設定されたとき、前記操作入力部で想定される複数の故障内容のそれぞれと対応付けて設定された反力パターンに基づいて前記反力付与部を制御することを特徴とする車載用遠隔操作装置。
  2. 前記操作入力部は、一次元、二次元又は三次元の操作範囲内で動作する操作ノブを含んで構成されている請求項1に記載の車載用遠隔操作装置。
  3. 前記反力パターンは、前記操作ノブの可動範囲内における所定の動作領域のみを該操作ノブに操作反力を付与する反力領域とするものであり、この反力領域は、前記複数の故障内容に対応するよう、その形成数が異なる値に設定されている請求項2に記載の車載用遠隔操作装置。
  4. 前記操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、前記反力パターンは、前記操作入力部が前記複数の故障内容のうちの二以上に該当しているとき、該当する故障内容の一に対応する一の反力パターンから該当する故障内容の他に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる切り替えボタンとして機能する切り替えボタン機能領域を含んで構成されており、前記制御部は、前記操作ノブが前記切り替えボタン機能領域上に位置した状態で前記スイッチの押し下げを検出することにより、前記一の反力パターンから前記他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる請求項3に記載の車載用遠隔操作装置。
  5. 前記操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、前記操作入力部が前記複数の故障内容のうちの二以上に該当しているとき、前記制御部は、前記スイッチの押し下げを検出することにより、該当する故障内容の一に対応する一の反力パターンから該当する故障内容の他に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる請求項3に記載の車載用遠隔操作装置。
  6. 前記操作入力部は、所定機能を実行するために押し下げ操作によりオンとなるスイッチを備え、前記故障内容は、区分けされた分類のいずれかに割り当てられており、前記反力パターンは、前記分類のいずれかを選択可能な一の反力パターンから、選択された分類に割り当てられている故障内容に対応する他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる選択ボタンとして機能する選択ボタン機能領域を含んで構成されており、前記制御部は、前記操作ノブが前記選択ボタン機能領域上に位置した状態で前記スイッチの押し下げを検出することにより、前記一の反力パターンから前記他の反力パターンへと反力パターンを遷移させる請求項3に記載の車載用遠隔操作装置。
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