JP2010111669A - 脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物及び使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムと親水性変性ウレタンを含有する化粧品用組成物を提供する。
【解決手段】スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムと親水性変性ウレタンを含有する化粧品用組成物。更に、皮膚または毛髪等のケラチン物質に上記化粧品用組成物を適用しケラチン物質を洗浄する方法、および皮膚または毛髪等のケラチン物質に化粧品的に許容可能な成分を付与することによりケラチン物質をトリートメントする方法。
【選択図】なし
【解決手段】スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムと親水性変性ウレタンを含有する化粧品用組成物。更に、皮膚または毛髪等のケラチン物質に上記化粧品用組成物を適用しケラチン物質を洗浄する方法、および皮膚または毛髪等のケラチン物質に化粧品的に許容可能な成分を付与することによりケラチン物質をトリートメントする方法。
【選択図】なし
Description
化粧品、特にクレンザーのような化粧品が、皮膚又は毛髪への適用時に起泡作用を提供する目的で開発されている。これら製品のあるものは、フォーム形成に多量の水分を必要とするか、もしくは皮膚や毛髪よりもかなり高いpHを有している。また、それ程水分を必要としない現在入手可能な製品(「低水分量製品(low-water products)」)は、典型的には不安定で、保存中に望ましくない相分離を生じるので、適用前に混合する必要があった。
本発明の第一の態様は、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム及び親水性変性ポリウレタンを含有する脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物に関する。様々な実施態様では、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムは、組成物の全重量に基づき、約20重量%〜約40重量%の量で存在し得;親水性変性ウレタンは、組成物の全重量に基づき約1重量%〜約5重量%の量で存在し得;組成物のpHは約5.2〜5.8でありうる。さらなる実施態様では、本発明の組成物中に存在する水分量は、組成物の全重量に基づき約20重量%未満でありうる。
本発明の他の態様では、上述の様々な実施態様で考慮されるように、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム及び親水性変性ポリウレタンを含有する脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物をケラチン物質に適用することを含む、ケラチン物質をトリートメント(処理)する方法に関する。
本発明の根底にあるのは、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムと親水性変性ポリウレタンとの組合せにより、皮膚又は毛髪に適用した場合に、化粧品産業で一般的に使用されてきた他の起泡組成物とは異なり、多量の水分を必要とすることなく、起泡作用を示す化粧品用組成物が得られるという発見にある。
また本出願人は、本発明の組成物は、化粧品産業で通常使用されている他の起泡組成物より、かなり低いpHで処方することができることを発見した。本発明の組成物は皮膚又は毛髪に近いか又は同じpHを有しているため、皮膚又は毛髪にそれ程ダメージを与えない。
本出願人は、本発明の組成物が安定であること、すなわち化粧品産業で現在入手可能な他の低水分量起泡組成物と比較して、かなり長時間にわたっても、別の相に分かれないか又は分離しないことをさらに発見した。
ここで考慮されるように、本発明の組成物は、アニオン性の洗浄用界面活性剤として、スクシナート類を含有する。適切な界面活性剤には、限定されるものではないが、スルホコハク酸のモノ-、又はジエステル、例えば飽和又は不飽和のC12−18スルホコハク酸モノエステル、特にマカネート(MACKANATE)TM LO (McIntyre Group, Ltd., University Park, IL)として商業的に入手可能なスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムが含まれる。商業的に入手可能なマカネートTM LOは、ペースト形態で平衡状態にあるスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸三ナトリウム、ラウリルアルコール及び硫酸ナトリウムの組合せである、約40%の固形物と水分を含む高固形物の界面活性剤である。しかしながら、当業者に理解されているように、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムを含むスクシナート類の他の形態も入手可能であり(例えばパウダー)、適切な場合、本発明で使用することができる。
ここでは、アニオン性の洗浄性界面活性剤、例えばマカネートTM LOは、一般的に約10%〜約60%、ある実施態様では約15%〜約45%、さらなる他の実施態様では約20%〜約30%の範囲の量で、本発明の組成物に存在し得、ここで、全ての百分率は組成物の全重量基準である。特定の実施態様では、スクシナート界面活性剤の量は、組成物の全重量に対して約28.15%である。
ポリウレタン類は、ウレタン結合により結合した有機単位の鎖からなるポリマーである。ポリウレタンポリマーは、触媒の存在下で少なくとも2のイソシアナート官能基を有するモノマーと、少なくとも2のアルコール基(例えばジオール又はポリオール)を有する他のモノマーを反応させることにより形成される。単純なポリウレタン類は水に不溶性である。ここで使用される場合、「親水性変性ポリウレタン(親水性的に変性されたポリウレタン)」なる用語は、ポリウレタンがさらに水に溶解性であるように、使用されるモノマーが選択され又は変性されたポリウレタンを意味する。
例えば、エトキシル化されたアルコールモノマーを、親水性変性ポリウレタンを生成させるのに使用してもよい。このような化合物の適切な例には、次の式(I):
[上式中、nは約50〜約150、好ましくは約70〜約120、最も好ましくは約75〜約100で、それらの間の全ての範囲及び部分的範囲を含む整数であり;mは1〜5、好ましくは2及び/又は3(エトキシル化及び/又はプロポキシル化)、最も好ましくは2(エトキシル化)の整数であり;RはC12-C24アルキル又はアルケニル脂肪部分、好ましくはC14-C22脂肪部分、最も好ましくはC16-C18脂肪部分を表す]
の化合物が含まれる。好ましい脂肪アルコキシル化二量体化合物は、約75〜約100のエトキシル化単位とC16-C18脂肪部分とを有する化合物である。このような化合物の特に好ましい例は、7それぞれ商品名ダーモシックス(Dermothix)75(INCI名:ジステアレス(Distearth)-75 IPDI)及びダーモシックス100(INCI名:ジステアレス-100 IPDI)(アルゾ・インターナショナル・インク(Alzo International, Inc.,)Sayerville, NJ)で市販されている5又は100モル(又は単位)のエトキシル化度を有する化合物であり、これらはエトキシル化ステアリルアルコールをベースにしたポリウレタンである。
[上式中、nは約50〜約150、好ましくは約70〜約120、最も好ましくは約75〜約100で、それらの間の全ての範囲及び部分的範囲を含む整数であり;mは1〜5、好ましくは2及び/又は3(エトキシル化及び/又はプロポキシル化)、最も好ましくは2(エトキシル化)の整数であり;RはC12-C24アルキル又はアルケニル脂肪部分、好ましくはC14-C22脂肪部分、最も好ましくはC16-C18脂肪部分を表す]
の化合物が含まれる。好ましい脂肪アルコキシル化二量体化合物は、約75〜約100のエトキシル化単位とC16-C18脂肪部分とを有する化合物である。このような化合物の特に好ましい例は、7それぞれ商品名ダーモシックス(Dermothix)75(INCI名:ジステアレス(Distearth)-75 IPDI)及びダーモシックス100(INCI名:ジステアレス-100 IPDI)(アルゾ・インターナショナル・インク(Alzo International, Inc.,)Sayerville, NJ)で市販されている5又は100モル(又は単位)のエトキシル化度を有する化合物であり、これらはエトキシル化ステアリルアルコールをベースにしたポリウレタンである。
親水性変性ウレタンは、一般的に約0%〜約20%、ある実施態様では約0.5%〜約10%、さらなる他の実施態様では約1%〜約5%の範囲の量で存在しており、全ての百分率は化粧品用組成物の総重量基準である。いくつかの他の実施態様では、親水性変性ポリウレタンの量は、組成物の全重量に対して約2%である。
本発明の実施態様では、化粧品用組成物はペーストであるが、ゲル、ミルク、クリーム、軟膏、ムースフォーム、又はローションもまたここでは考慮される。本発明のある実施態様では、化粧品用組成物は白色及び/又は真珠光沢の外観を呈し、粘性があり、クリーム状で、構造化された(structured)感触を有している。本発明の実施態様では、化粧品用組成物は、クレンザー(洗浄剤)、例えばシャンプー、洗顔料、ボディソープ、ナイトクリーム等の形態でありうる。
本発明の実施態様では、化粧品用組成物は、約50000センチポアズ〜約250000センチポアズ、好ましくは約150000〜約200000センチポアズの粘度を有する(ブルックフィールド(Brookfield)法(「BF」)(スピンドルT-D)20℃)。
本発明の実施態様では、化粧品用組成物は約4.5〜約6.5、好ましくは約5.2〜約5.8、さらに好ましくは約5.5のpHを有する。
本発明の化粧品用組成物は、ケラチン物質(組織又は合成物)、特に皮膚及び毛髪に適用されうる。本発明の組成物は、手に適用されうる。あるいは、又は加えて、天然又は合成物質のアプリケータ、例えばスポンジ、コットン、ブラシ又はパフを介して、それらを適用してもよい。さらに、アプリケータを容器に取付けてもよく、容器は化粧品用組成物のための貯蔵部となる。
例えば、摩擦又はマッサージ作用により起泡させて、ケラチン物質に適用される場合、本発明の化粧品用組成物は泡を生じる。本発明の実施態様では、化粧品用組成物を起泡させることにより生じた泡は、シェービングクリームと同様のテクスチャーを有する。本発明の実施態様では、起泡時、化粧品用組成物は、約300ミリメートル以上、好ましくは約390ミリメートル以上の高さを有する泡を生じせしめる。泡高はロス-マイル法(Ross-Miles)(NF T 73-404/IS696)に従って測定される。
本発明の実施態様では、起泡時、化粧品用組成物は、約2.5〜約4.5、好ましくは約3〜約4の起泡スケールスコア(foam scale score)を有する泡を生じせしめる。ここで使用される場合、起泡スケールとは、1〜5のスケールで泡の硬度/構造の観測的決定によるものである。起泡スケールの1とは、ほとんど又は全く硬度/構造がない泡、例えば食器洗い用洗剤の泡のことである。起泡スケールの5とは、高度に構造化した硬い泡、例えばゼリー状の泡のことである。
ここで使用される場合、本発明の化粧品用組成物における「低水分量製品」とは、組成物を所望に泡立たせるか又は起泡させるために、多量の水分を必要としない組成物を意味する。本発明の組成物及び方法で使用される水の予期される量は、「低水分量」製品とは考えられないであろう組成物での所望の泡立たせ又は起泡量を達成するのに典型的に必要な量より少ない。本発明での使用に適した水の量は、当業者により決定されうる。
化粧品用組成物は、少なくとも一の付加的な化粧品的に許容可能な成分をさらに含有しうる。このような成分の例は当業者によく知られており、溶媒、乳化剤、界面活性剤、構造化剤、例えばロウ及びポリマー、疎水性(脂質親和性)及び親水性の増粘剤又はゲル化剤、皮膚用コンディショニング剤(保湿剤、剥離剤又はエモリエント)、フィラー(例えば、パウダー又は真珠母)、繊維、サンスクリーン剤(例えば、オクトクリレン、オクチノキサート、アヴォベンゾン)、防腐剤(例えば、クエン酸ナトリウム、フェノキシエタノール、パラベン類、及びそれらの混合物)、キレート剤(例えば、EDTA及びその塩類、特にナトリウム及びカリウム塩)、中和剤又はpH調節剤(例えば、水酸化ナトリウム)、化粧品用活性剤及び皮膚用活性剤、例えば付加的な皮膚の手入れ用活性剤、例えばペプチド類(例えば、ペンタペプチド誘導体、特にパルミトイルペンタペプチド-4又はマトリキシル(MATRIXYL)(プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble))ファルネソール、ビサボロール、フィタントリオール、ビタミン類及びその誘導体、例えばアスコルビン酸、ビタミンA(例えばレチノイド誘導体、特にパルミチン酸レチニル又はプロピオン酸レチニル)、ビタミンE(例えば酢酸トコフェロール)、ビタミンB3(例えば、ナイアシンアミド)及びビタミンB5(例えば、パンテノール)、抗座瘡剤(レゾルシノール又はサリチル酸)、酸化防止剤(例えば、植物ステロール、BHT、トコフェロール及びリポ酸)、フラボノイド類(例えば、イソフラボン類、植物性エストロゲン)、着色料、美容用の薬剤、例えば精油、香料、皮膚用知覚剤(skin sensates)、乳白剤、芳香族化合物(例えば、丁子油、メントール、ショウノウ、ユーカリ油、及びオイゲノール)、起泡エンハンサー、植物抽出物、及び抗炎症剤が含まれる。
本発明の組成物は溶媒を含有しうる。溶媒は、極性又は無極性、揮発性又は非揮発性、又は水性又は非水性でありうる。代表的な揮発性溶媒には、無極性の揮発性炭化水素ベース油(ここで使用される場合、水素と炭素原子のみを含む油を意味する)、シリコーン油(シリコーン鎖の末端に、又はペンダントして場合によってはアルキル又はアルコキシ基を有する)、フルオロ油が含まれる。適切な炭化水素ベース油には、イソパラフィン類、すなわち8−16の炭素原子を有する分枝状のアルカン類、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても既知)、及び石油蒸留物が含まれる。適切なシリコーン油には、2〜7のケイ素原子を有する直鎖状又は環状のシリコーン類が含まれ得、これらのシリコーン類は1〜10の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を有していてもよい。具体例には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、及びヘプタメチルオクチルトリシロキサン、及びそれらの混合物が含まれる。これらの溶媒の混合物を使用してもよい。さらに極性の揮発性溶媒を使用してもよく、具体例には、C2ないしC5アルコール類、例えばエタノール、3-エトキシプロピオン酸エチル、及びネオペンタン酸イソヘキシルが含まれる。
例示的な無極性の非揮発性溶媒には、C6、C8、C12及びC14オレフィン類のポリマー、及びポリデセン等のC6-C14オレフィン類のような、偶数の炭素のポリアルファオレフィン類にオリゴマー化されたエチレン誘導体を含む、ポリアルファオレフィン類が含まれる。ポリオレフィン類は、一般的に約280〜約11500の範囲の分子量(MW)と、一般的に約7〜約32500の範囲の粘度(20℃でのcps)を有していてよい。それらは水素化されていてもよい。いくつかの実施態様では、非揮発性溶媒には、ピュアシン(PureSyn)TM2(MW約283)、4(MW約432)、6(MW約570)、8(MW約611)、150(MW約3980)及び300(MW約4870)(INCI名:水素化ポリデセン)が含まれる。これらのポリマーの粘度は、それぞれ約8、約33、約64、約103、約4179及び約8400である。ピュアシンTM100(MW約2939、粘度約3900、INCI名:水素化C6-C14オレフィンポリマー)、及びピュアシンTM1000(MW約11500、粘度約32400、INCI名:ポリデセン)も有用である。ピュアシンTM製品はエクソン・ケミカルズ(Exxon Chemicals)から入手可能である。
本発明の組成物は乳化剤、例えばアニオン性、非イオン性及びカチオン性乳化剤を含有していてもよい。例えば、Encyclopedia of Chemical Technology, KIRK-OTHMER, 第22巻, 333-432頁, 第3版, 1979, Wileyが参照され、乳化剤、特にアニオン性及び非イオン性乳化剤に関するこの文献の347−377頁には、その特性及び(乳化)機能が定められている。本発明の組成物に有用な乳化剤の例には、非イオン性界面活性剤として、脂肪酸、脂肪アルコール類、ポリエトキシル化脂肪アルコール類、又はポリグリセロール化脂肪アルコール類、例えばポリエトキシル化ステアリルアルコール類又はセチルステアリルアルコール類、脂肪酸とスクロースのエステル、及びグルコースアルキルエステル、特にポリオキシエチレン化C1−C6アルキルグルコース脂肪エステル、及びアニオン性界面活性剤として、アミン類、アンモニア又はそのアルカリ金属塩で中和されたC16−C30脂肪酸が含まれる。カチオン性乳化剤の例には、第4級アミン類、アミンオキシド及びアミン類、例えばアルキルアミン類、アルキルイミダゾリン類、エトキシル化アミン類、第4級化合物、及び第4級エステルが含まれる。またカチオン性乳化剤はコンディショニング効果も付与する。
組成物は、付加的な界面活性剤、例えば非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性/双性イオン性界面活性剤、及びカチオン性界面活性剤を含有してもよい。適切な非イオン性界面活性剤の例には、限定されるものではないが、脂肪酸エステル、及びアルコキシル化、特にエトキシル化された、グリセロール及びソルビトール等の多価アルコールの脂肪酸エステル、例えばポリオキシエチレンモノラウラート、ポリオキシエチレンモノオレアート、ポリオキシエチレンモノステアラート、ソルビタンラウリン酸モノエステル、トリオレイン酸ソルビタンで、一般的に約20〜約85のエトキシル化度を有するもの;モノ-及びジ-アルカノールアミン類、例えばモノ-及びジ-エタノールアミン類のN-アシル誘導体、及びポリエトキシル化モノアルカノールアミド類;アミンオキシド、例えばココアミドプロピルジメチルアミンオキシド、ココビス-2-ヒドロキシエチルアミンオキシド、及びラウリルジメチルアミンオキシド;エトキシル化アルカノールアミド類、エトキシル化油及び脂肪、例えばエトキシル化ラノリン類;及びエトキシル化アルキルフェノール類、例えばノノキシノールが含まれる。
適切なアニオン性界面活性剤には、例えばアルキルスルファート、アルキルエーテルスルファート、直鎖状のアルファ-オレフィンスルホナート、ジアルキルスルホスクシナート、アルキルアミドスルホスクシナート、及びアルキルタウラートのアルカリ金属、アンモニウム又はアミン塩で、それぞれ約C12〜C18アルキル又はアルケニル基を有するものが含まれる。特定の例には、ラウリルスルファート及びラウリルエーテルスルファートの塩が含まれ、後者は1−3の平均エトキシル化レベルを有する。
両性/双性イオン性界面活性剤は、同じ分子に正及び負の電荷を有し、媒体のpHに応じてカチオン又はアニオンとして作用する界面活性化学のカテゴリーに属する。一般的に、正電荷は窒素原子上に位置する一方、負電荷はカルボキシル又はスルホナート基により担持される。
適切な両性界面活性剤には、ラウリルベタイン、ラウロアンホグリシナート、ラウロアンホプロピルスルホナート、ラウロアンホプロピオナート、ラウロアンホ-カルボキシグリシナート、ラウリルスルタン(sultane)、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、ミリストアンホグリシナート、プロピオン酸ミリスチル、ステアロアンホグリシナート、ステアロアンホプロピオナート、ステアロアンホプロピルスルホナート、ステアリルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタン、コカミドプロピルジメチルアミンプロピオナート、ココアンホグリシナート、ココアンホカルボキシプロピオナート、ココアンホグリシナート、ココベタイン、ココアンホプロピオナート、ココアンホプロピルスルホナートが含まれる。
この発明で使用される両性界面活性剤の例には、コカミドプロピルベタイン、ココ-ベタイン、ステアリルベタイン、ココアンホカルボキシグリシナート、ココアンホジプロピオナート、及びステアロアンホグリシナートが含まれる。
組成物は、構造化剤、例えばロウ、ポリマー、増粘剤、又はゲル化剤を含んでいてもよい。本発明の目的において、「ロウ」なる用語は、室温(25℃)及び大気圧(760mmHg、すなわち105Pa)で固体であり、可逆的な固/液状態変化を受け、30℃を超え、ある実施態様では約55℃〜約120℃、又は約200℃もの高い融点を有する親油性脂肪化合物を意味する。本発明の目的において、ロウは化粧品及び皮膚科学において一般的に使用されているものである。様々なロウが有用であり、動物由来のロウ、植物由来のロウ、鉱物由来のロウ、及び合成由来のロウが含まれる。動物由来のロウの例には、ミツロウ、ラノリンロウ、及びイボタロウ(Chinese insect wax)が含まれる。植物由来のロウの例には、ライスワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オーリクリーロウ(ouricurry wax)、コルク繊維ロウ、サトウキビロウ、モクロウ、ハゼロウ(sumach wax)及び綿ロウが含まれる。鉱物由来のロウの例には、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、モンタンロウ、及びオゾケライトが含まれる。合成由来のロウの例には、ポリオレフィンロウ、例えばポリエチレンロウ、フィッシャー-トロプシュ合成法により得られたロウ、ロウ質コポリマー及びそれらのエステル、及びシリコーン及びフルオロワックスが含まれる。また、動物又は植物由来の水素化油を使用してもよい。具体例には、水素化ホホバロウ、及び直鎖状又は非直鎖状のC8−C32脂肪鎖からなる脂肪の接触水素化により得られた水素化油、水素化ヒマワリロウ、硬化ヒマシ油、水素化コプラ油、水素化ラノリン、及び水素化パーム油が含まれる。いくつかの実施態様では、組成物は少なくとも2又は少なくとも3のロウを含む。
適切なポリマーの例には、ポリビニルピロリドン(PVP)及びビニルコポリマー、例えばビニルピロリドン(VP)/ヘキサデカンコポリマー、PVP/ヘキサデセンコポリマー、及びVP/エイコセンコポリマー(例えばISP社、ニュージャージー州ウェーンの商品名ガネックス(Ganex)V220)、トリメチルシロキシシリカート、及びアクリラートコポリマーが含まれる。
適切な親油性増粘剤又はゲル化剤には、変性クレー類を使用してよく、例えばC10ないしC22脂肪酸の塩化アンモニウムで変性したヘクトライト類、特にクオータニウム(quaternium)-18ベントナイト(bentonite)として既知のジステアリルジメチルアンモニウムクロリドで変性したヘクトライト、例えばレオックス社(Rheox)からベントーン(Bentone)34の名で作製され販売されている製品、サザンクレイ社(Southern Clay)で製造され販売されているクレイトン(Claytone)XL、クレイトン34及びクレイトン40、サザンクレイ社からクレイトンHT、クレイトンGR及びクレイトンPSの名称で製造され販売されている、クオータニウム-18ベンザルコニウムベントナイト類の名称で知られている変性クレー類、ステアラルコニウム(stearalkonium)ベントナイト類として知られている、ステアリルジメチルベンゾイルアンモニウムクロリドで変性したクレー類、例えばサザンクレイ社からクレイトンAPA及びクレイトンAFの名称で製造され販売されている製品、及びレオックス社で製造され販売されているバラゲル(Baragel)24、疎水性シリカ、例えばヒュームドシリカ、脂肪酸の金属塩、及びポリエチレンが含まれる。
使用され得る水溶性又は親水性の増粘剤又はゲル化剤には、カルボキシビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン(PVP)及びポリビニルアルコール、架橋アクリラート類(例えばカルボポール(Carbopol)982)、疎水性の変性アクリラート類(例えばカルボポール1382);ポリアクリルアミド類、例えばセピック社(SEPPIC)からセピゲル(Sepigel)305(CTFA名:ポリアクリルアミド/C13-C14イソパラフィン/ラウレス(Laureth)7)又はシムルゲル(Simulgel)600(CTFA名:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルベート80)の名称で販売されている架橋コポリマー;場合によっては架橋及び/又は中和されていてよい2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリマー及びコポリマー;セルロース誘導体、例えばヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロース;多糖類及び天然ガム類、例えばキサンタンガム、菌核粒子、カラギーナン及びペクチン、多糖類樹脂、例えばデンプン及びその誘導体、及びヒアルロン酸とその塩が含まれる。
また本発明の組成物は、皮膚用コンディショニング剤(例えば、保湿剤、剥離剤又はエモリエント)をさらに含有していてもよい。適切な皮膚用コンディショニング剤の例には、乳酸ナトリウム、マンニトール、アミノ酸、ヒアルロン酸、ラノリン、尿素、ワセリン、及びそれらの混合物が含まれる。他の例には、ポリオール類、例えばグリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、及びソルビトールが含まれる。ここに開示されたC2−C8グリコール類は、この点において有用である。
フィラー、パウダー及び真珠母も、典型的には組成物のテクスチャー、及びマット/光沢効果を変化させるために、存在していてよい。フィラーは、ラメラ状又は非ラメラ状、無機又は合成で、無色又は白色の粒子を意味すると理解されるべきである。真珠母は、特にある種の軟体動物により貝殻の内部に生成されたか合成等された、真珠光沢のある粒子を意味するものと理解されるべきである。これらの含有物の代表例には、マイカ、シリカ、カオリン、酸化鉄、二酸化チタン、ポリアミドパウダー、ポリアミドパウダー、例えばナイロン(登録商標)(アトケム社(Atochem)のオルガソール(Orgasol)、ポリ-アラニンパウダー、ポリエチレンパウダー、テトラフルオロエチレンポリマーパウダー、例えばテフロン(登録商標)、デンプン、窒化ホウ素、中空ポリマーのミクロスフィア、例えば塩化ポリビニリデン/アクリロニトリルのもの、例えばエクスパンセル(Expancel(登録商標))(ノーベルインダストリー社(Nobel Industrie))、アクリル酸ポリマー、例えばポリトラップ(Polytrap)(登録商標)(ダウ・コーニング社(Dow Corning))、ポリメチルメタクリラート粒子及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えば、東芝(Toshiba)のトスパール(Tospearls(登録商標))、炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカのミクロスフィア(マプレコス社(Maprecos)のシリカビーズ(登録商標))、及びガラス及びセラミックのマイクロカプセルが含まれる。
本発明の組成物は、天然及び合成繊維から選択され得る繊維をさらに含有していてもよい。天然繊維には、限定されるものではないが、綿、絹、羊毛、及び他のケラチン繊維が含まれる。合成繊維には、限定されるものではないが、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、及び他のポリアミド繊維が含まれる。
着色剤は、親油性染料、親水性染料、伝統的な顔料、及び化粧品用又は皮膚用組成物に通常使用されている真珠光沢剤、及びそれらの混合物から選択されてよい。着色剤は、任意の形状、例えば球状、卵形、血漿板状、不規則な形状、及びそれらが混合した形状を有するものであってよい。顔料は、場合によっては、例えばシリコーン類(例えば、無機顔料はシメチコーンで被覆されていてよい)、過フッ化化合物、レシチン、及びアミノ酸で表面処理されていてもよい。
脂溶性染料には、例えばスーダンレッド、D&Cレッド17、D&Cグリーン6、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー11、D&Cバイオレット2、D&Cオレンジ5、キノリンイエロー及びアナトーが含まれる。水溶性染料は、例えばビート根汁又はメチレンブルーである。
顔料は、白色顔料、有色顔料、無機顔料、有機顔料、被覆顔料、非被覆顔料、ミクロンサイズの顔料、及びミクロンサイズではない顔料から選択され得る。無機顔料としては、二酸化チタン、表面処理されていてもよい酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、水和クロム、及びフェリックブルーを挙げることができる。有機顔料としては、カーボンブラック、D&C型の顔料、コチニールカルミンをベースにしたレーキ類、バリウムをベースにしたレーキ類、ストロンチウムをベースにしたレーキ類、カルシウムをベースにしたレーキ類、及びアルミニウムをベースにしたレーキ類を挙げることができる。
真珠光沢顔料は、例えば白色の真珠光沢顔料、例えばチタンで被覆されたマイカ、及びオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色の真珠光沢顔料、例えば酸化鉄を有するチタンマイカ、例えばフェリックブルー及び/又は酸化クロムを有するチタンマイカ、上述したタイプの有機顔料を有するチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスをベースとした真珠光沢顔料、干渉顔料、及びゴニオクロマティック(goniochromatic;角度変色性)顔料から選択され得る。
本発明の組成物は植物抽出物をさらに含有していてもよい。植物抽出物の例には、ピュアリソフト(PURISOFT)TM(ワサビノキ種からのペプチド(Laboratoires Seroboilogiques, Pulnoy, France)、リコダーム(lichoderm)、エクスフォールアクティブ(EXFOLACTIVE)ELTM(加水分解されたオプンティア属フィカス(ficus)インディカ・フラワー(indica Flower)抽出物, SILAB, Brive, France)、モイスト(MOIST)24TM(インペラータ・シリンドリーカ(根抽出物)フォームラ, Sederma, Le-Perray-en-Yvelines, France)、グリコールフォルム(GLYCOLFILM)TM(バイオ糖類ガム-4, Solabia, Pantin, France)、及びレモン果皮抽出物が含まれる。
本発明は、ここに記載の成分の、任意又は全ての可能性のある組合せを含有する組成物、及び該組成物を用いた処置方法を含むと、ここでは考慮される。
次の抽出物は、本発明をさらに例証することを意図したものである。それらは、いずれの方法においても、本発明を制限することを意図したものではない。様々な成分についての商品名が付与されている箇所において、示された百分率は、製造者によるところの、使用される成分の重量を表すもので、その成分における活性化合物だけではない。
上述の化粧品用組成物を以下のようにして調製した。A1相の成分(水)を主ケトルに添加し、中速度でホモジナイズしつつ、約75−80℃で加熱し始めた。均質になるまでホモジナイズしつつ、予め混合しておいたA2相の成分を主ケトルに添加した。約75−80℃でバッチ温度を維持しつつ、予め混合しておいたB相の成分を主ケトルに添加し、均質になるまで混合した。再度、約75−80℃でバッチ温度を維持しつつ、C相の成分を主ケトルに添加し、均質なるまで5分混合した。次のD相の成分を添加する前に、低速から中速度でホモジナイズ及びスイープ混合することで均質になるまでの混合時に、D相の成分を一つずつ添加した。ついで、バッチを約55−60℃に冷却した。E相の成分を添加し、均質になるまで、ホモジナイズ及びスイープ混合しつつ混合した。ついで、バッチを約45℃まで冷却した。次に、均質になるまで、低速でホモジナイズ及びスイープ混合しつつ、F及びG相の成分を添加した。バッチが均質になると、混合を、低速のスイープ混合のみに切り替え、バッチに7−8psiの真空を適用した。バッチが室温に冷却されるまで、真空下、バッチの低速スイープ混合を続けた。
得られた化粧品用組成物は、粘性があり、白色で、5.216のpHを有する滑らかなペーストであり、184000cps(BF(T-D)20℃)の粘度を有するものであった。泡立て(例えば、攪拌、摩擦、マッサージ)時、このペーストにより、390ミリメートル高さ、及び起泡スケール4の泡が生じた。
上述の化粧品用組成物を以下のようにして調製した。A2相の成分を主ケトルに添加し、5分間分散させ、約70−75℃で加熱し始めた。A1相の成分(水)を主ケトルに添加した。バッチを約70−75℃まで加熱しつつ、B及びC相の成分を主ケトルに添加した。温度を約70−75℃で安定にし、均質になるまで(約5分)、主ケトルの内容物を混合した。D2−D5相の成分を主ケトルに添加し、10分、又は全てのロウ及びパウダーが溶解するまで混合した。この添加及び混合の間、温度を約70−75℃に維持した。ついで、D1相の成分を主ケトルに添加し、温度を約70−75℃に維持しつつ、10分間分散させた。温度を調節することなく、E相の成分を添加し、10分混合した。混合物を約65℃まで冷却した。約25-30℃まで冷却するように、混合物を放置し、F及びG相の成分を添加した。ついで、混合物を滑らかになるまで2分混合した。混合物を約25−30℃まで冷却した。
得られた化粧品用組成物は、粘性があり、白色で、5.216のpHを有する滑らかなペーストであり、170000cps(BF(T-D)20℃)の粘度を有するものであった。泡立て(例えば、攪拌、摩擦、マッサージ)時、このペーストにより、390ミリメートル高さ、及び起泡スケール4の泡が生じた。
実施例3-比較組成物
本発明の組成物に対して比較するための組成物を以下のようにして調製した。実施例2の化粧品用組成物を、マカネート(登録商標)LOを他の界面活性剤と置き換えることにより変更した。この置き換えを、界面活性剤の固形物の量に基づき、1:1の比率で実施した。これらの比較組成物の特徴を以下に示す:
本発明の組成物に対して比較するための組成物を以下のようにして調製した。実施例2の化粧品用組成物を、マカネート(登録商標)LOを他の界面活性剤と置き換えることにより変更した。この置き換えを、界面活性剤の固形物の量に基づき、1:1の比率で実施した。これらの比較組成物の特徴を以下に示す:
上に示したように、これら比較調製物の多くは、不満足な外観又は感触を有している。また多くは、泡高が低く、起泡スケールの数も小さく、泡立てにより生じた泡が、流れやすい又はスープのようであることを意味している。最後に、これら比較組成物の多くは、短い保存期間で相分離を被ってしまう。
実施例4-比較組成物
本発明の組成物に対して比較するための他の組成物を調製した。この比較組成物を、実施例2の化粧品用組成物から、ダーモシックスTM100を除くことにより調製した。比較組成物は、実施例2の真珠光沢のある非常に構造化したペーストよりも、あまり構造化しておらず、実施例2の化粧品用組成物の約3分の1の粘度を有していた。比較組成物は流れやすく、より液状のテクスチャーを有していた。
本発明の組成物に対して比較するための他の組成物を調製した。この比較組成物を、実施例2の化粧品用組成物から、ダーモシックスTM100を除くことにより調製した。比較組成物は、実施例2の真珠光沢のある非常に構造化したペーストよりも、あまり構造化しておらず、実施例2の化粧品用組成物の約3分の1の粘度を有していた。比較組成物は流れやすく、より液状のテクスチャーを有していた。
ここで、本発明は特定の実施態様を参照にして記載したが、これらの実施態様は、本発明の原則及び応用を単に例証するものと理解される。よって、例証となる実施態様に対して多くの修正がなされ、添付の特許請求の範囲により定まる本発明の精神及び範囲から逸脱しないように、他のアレンジを考案してもよいと理解される。
Claims (18)
- スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム及び親水性変性ポリウレタンを含有する、脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 前記親水性変性ポリウレタンがダーモシックスTM100を含む、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 前記スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムがマカネートTMLOを含む、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 前記スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムが、組成物の全重量に基づき、約20重量%〜約40重量%の量で存在している、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 前記親水性変性ウレタンが、組成物の全重量に基づき、約1重量%〜約5重量%の量で存在している、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 組成物のpHが約5.2〜5.8である、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 水分量が、組成物の全重量に基づき約20%未満である、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 組成物がペーストである、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 泡立て時、組成物により、約350ミリメートルを越える泡高を有する泡が生じる、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 泡立て時、組成物により、約3.5以上の起泡スケールスコアを有する泡が生じる、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 組成物が、20℃でT-Dスピンドルを用いたブルックフィールド法を使用し、約50000〜約250000cpsの粘度を有する、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 組成物の全重量に基づき、約28.15重量%のマカネートTMLO、約2重量%のダーモシックスTM100を含有する、脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- 溶媒、乳化剤、界面活性剤、構造化剤、増粘剤又はゲル化剤、皮膚用コンディショニング剤、フィラー、繊維、サンスクリーン剤、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、中和剤又はpH調節剤、化粧品用活性剤及び皮膚用活性剤、フラボノイド類、着色料、美容用の薬剤、起泡エンハンサー、植物抽出物、抗炎症剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも一の他の化粧品的に許容可能な成分をさらに含有する、請求項1に記載の脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物。
- スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム界面活性剤及び親水性変性ポリウレタンを含有する脂肪酸非含有の起泡化粧品用組成物をケラチン物質に適用することを含む、ケラチン物質をトリートメントする方法。
- 化粧品用組成物を泡立てることをさらに含む、請求項14に記載のケラチン物質をトリートメントする方法。
- ケラチン物質が皮膚又は毛髪である、請求項13に記載の方法。
- 前記トリートメントする方法がケラチン物質のクレンジングを含む、請求項14に記載の方法。
- 前記トリートメントする方法が、ケラチン物質の表面に化粧品的に許容可能な成分を付与することを含む、請求項14に記載の方法。
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