JP2010110583A - 手袋状洗浄器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来シャワー等の洗浄器具を用いて洗浄作業を行う際には、シャワーヘッドなどを片方の手で持っているため乳幼児や、高齢者、また水を嫌がる洗浄対象物などの、支えたり押さえたり持つなど保持することが必要な洗浄作業の場合、もう片方の手で支えたりしなければならず、洗浄作業が困難であった。またシャワーヘッドなどを壁面等に取り付けた状態で使用した場合も外部に水が分散され、洗い流したい部分を直接洗い流すことが困難であった。また水を嫌がる洗浄対象物の場合、顔を洗浄する際、シャワーヘッドより出てくる水の水圧が強く目や鼻に直接入りやすく、さらに嫌がる原因になっていた。
【解決手段】両手で洗浄する洗浄対象物を保持でき、さらに水圧をかけることなく洗浄したい箇所をピンポイントで洗い流せるように、手袋に水の流れる装置を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】両手で洗浄する洗浄対象物を保持でき、さらに水圧をかけることなく洗浄したい箇所をピンポイントで洗い流せるように、手袋に水の流れる装置を設ける。
【選択図】図1
Description
この発明は、洗浄する時に用いる手袋状洗浄器具の形状に関する。
従来、洗浄作業を行う際にはシャワーヘッド等の洗浄器具を用いて洗浄対象物を洗浄するのが一般的であり、シャワーヘッドを使用する場合、壁面等に取り付けた状態で使用するか、一方の手でシャワーヘッドを持って洗浄対象物を洗浄していた。(例えば、特許文献1参照)
特開2006−212611号公報 また手袋状に工夫されたの洗浄器具も考案されている。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
特開2007−75503号公報 特開2003−190246号公報 特開2006−51001号公報
しかしながら、一般的なシャワーヘッドのような技術によれば、シャワーヘッドなどを片方の手で持っているため、乳幼児や、高齢者、また水を嫌がる洗浄対象物などの、支えたり押さえたり持つなど保持することが必要な洗浄作業の場合、もう片方の手で支えたり保持しなければならず、洗浄対象物が暴れたりした場合や、片方の手では重い体重を支えきれなくなる場合など、洗浄作業が困難である。
またシャワーヘッドなどを壁面等に取り付けた状態で使用した場合も外部に水が分散され、洗い流したい部分を直接洗い流すことが困難である。また水を嫌がる洗浄対象物の場合、顔を洗浄する際、シャワーヘッドより出てくる水の水圧が強く目や鼻に直接入りやすく、さらに嫌がる原因になる。
また、すでに考案されている手袋状に工夫された洗浄器具では、水の放水口また放水装置が手の平側にあるため、洗浄作業中手を握ったりする場合、手に違和感があり、また放水装置の配水管や放水口などが手を握ったことの圧力や洗浄対象物を支えたり押さえたり持つなど、保持することによる圧力などで圧迫され、流水が止まる可能性がある。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
また手袋本体がゴムなどで作られているため、劣化、破損しやすく、洗浄対象物が感じる心地よさも半減すると思われる。(例えば、特許文献3、特許文献4参照)
そこで、この発明は、両手で洗浄する洗浄対象物を保持でき、さらに水圧をかけることなく洗浄したい箇所を直接洗い流せ、また手を握ったことの圧力や洗浄対象物を支えたり押さえたり持つなど、保持することによる圧力などで流水が止まる危険性もなくし、洗浄対象物も心地よく感じることの出来るよう、水を通し柔らかい生地で形成される手袋本体と、この手袋本体へ水を導いて前記生地を通して放水する導水装置と、を有して構成されることを特徴とする手袋状洗浄器具を提供することを課題とする。
また手袋状洗浄器具を装着するとき、導水装置が肌に直接あたらず違和感なく装着できるようにし、更に手袋状洗浄器具を使用中でも手を握ったとき指や手のひらに違和感なく自由に動かせることを課題とする。
また手袋本体のみを洗濯機などで洗えるように手袋本体と導水装置を簡単に取り外せるようにした手袋状洗浄器具を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、水を通し柔らかい生地で形成される手袋本体と、この手袋本体へ水を導いて前記生地を通して放水する導水装置と、を有して構成されることを特徴とする手袋状洗浄器具である。
また、第二発明は、前記手袋本体は、手の甲から指先にかけて、手の甲側と手のひら側に2室構造に分割するための分割生地と、手の甲に開けられたガイド孔と、を有し、前記導水装置は、前記ガイド孔を通して水を導く導水管と、この導水管から複数の指先へ分岐し水を放出する分水管と、を有することを特徴とする手袋状洗浄器具である。
更に第三発明は、前記導水管から分水管への分岐部分は、継手により構成されたことを特徴とする手袋状洗浄器具である。
第一発明、第二発明、または第三発明によれば、洗浄器具が手袋状であるため、乳幼児や、高齢者、また水を嫌がる洗浄対象物などの、支えたり押さえたり持つなど保持することが必要な洗浄作業の場合も両手で洗浄対象物を保持することができる。
また水を通し柔らかい生地で形成される手袋本体と、この手袋本体へ水を導いて前記生地を通して放水する導水装置と、この導水装置は導水管から複数の指先へ分岐し水を放出する分水管と を有して構成されていることにより水圧をかけることなく洗浄したい箇所を直接洗い流しやすく洗浄作業が容易になり、洗浄対象物も心地よく感じることができる。
また手の甲から指先にかけて、手の甲側と手のひら側に2室構造に分割するための分割生地を使用し、その分割された手の甲側に導水装置を設けていることにより、手を握ったことの圧力や洗浄対象物を支えたり押さえたり持つなど、保持することによる圧力などによる、流水が止まる危険性もない。
手袋状洗浄器具を装着するときも、導水装置が手の甲側にあるため、導水装置が肌に直接あたらずに違和感なく装着でき、更に手袋状洗浄器具を使用中、手を握ったとき指や手のひらに違和感なく自由に動かすことが出来る。
また導水管から分水管への分岐部分は、継手により構成されていることにより、導水管と継手を簡単に取り外せるようになっている。これにより分水管と継手部分の導水装置を手袋本体より取り外すことが可能になり、手袋本体のみを洗濯機などで洗える。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
手袋本体(1)の内部は、分割生地(b)により、手の甲から指先にかけて、手の甲側(d)と手のひら側(e)の2室構造に分割されている、これは手袋本体(1)内部に導水装置(2)を手の甲側(d)に入れる為である。
手袋本体(1)の内部は、分割生地(b)により、手の甲から指先にかけて、手の甲側(d)と手のひら側(e)の2室構造に分割されている、これは手袋本体(1)内部に導水装置(2)を手の甲側(d)に入れる為である。
また手袋内部の手の甲側(d)に導水装置(2)が出し入れできるよう表面の生地(a)と分割生地(b)の袖口部分は縫い付けずに口が空いているポケットのような形状にする。
また導水管(3)を手袋外部から手袋内部にある継手(4)の導水管接続部(5)と接続できるよう手袋本体(1)の甲にはガイド孔(6)が開いている。このガイド孔(6)の部分にはほつれないように補強を施している。
手袋の生地(a)は水を通し、皮膚に刺激の少ないやわらかい素材、ボア生地やパイル生地などを使用し、手袋内側の分割生地(b)は薄手の生地、綿生地などを使用し、袖口(c)は伸縮性のあるリブ生地を使用する。
また導水管(3)は水道の蛇口のような水供給装置(7)に接続され、水を供給される。
継手(4)は、一般的な内径15mm幅のホースなどの導水管(3)から流れてくる水を5つの方向に分岐させるためのものであり、その継手(4)は手袋本体内部に設置するため横4センチ縦4センチ高さ1センチ以内の小さめの平べったい扇状の形状が良いが、内径15ミリ幅のホースなどの導水管(3)を接続しなければならないので導水管接続部(5)のみ高さは1センチを超えてもよしとする。
継手(4)の材質はプラスチックや塩化ビニルなどの軽くて耐水性があり丈夫な材質を使用し、継手(4)内部は水を通す必要があるため空洞にする。
また外径4mmの分水管接続部(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)を継手(4)の側面に扇状に5つ設け、その各々の分水管接続部(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)の先端は水を排出できるよう排出口(9−a)(9−b)(9−c)(9−d)(9−e)が開いている。
その反対側に外径15mmの導水管接続部(5)を1つ設けている、この導水管接続部(5)も導水管(3)より水が流れ込む必要があるので、その端は流水口(10)が開いている。
また導水管接続部(5)は導水管(3)を接続分離でき、また抜けにくくする必要があるため、外径15mm幅よりも少し大きい幅の蛇腹状(11)に加工されたものにする。
継手(4)全体の形状は導水管接続部(5)を柄に見立てると扇のような形状している。
その継手(4)の5つの分水管接続部(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)に、シリコンなど素材の分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)を5つ接続し、その接合部は接着剤などで固定されている。
また各々の分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)先端は水が放出するための放水口(13−a)(13−b)(13−c)(13−d)(13−e)が空いている。
この5つの分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)と、5つの分水管接続部(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)と導水管接続部(5)を設けた継手(4)と、導水管(3)とで出来たものが導水装置(2)である。
この導水装置(2)は分割生地(b)により、手の甲から指先にかけて2室構造に分割された手の甲側(c)に設けられ、5本の分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)はその手の甲側(c)の親指から小指のそれぞれの指先まで通される。
また継手(4)の導水管接続部(5)はガイド孔(6)から出るように設けられている。その導水管接続部(5)に導水管(3)を接続されている。この手袋本体(1)と導水装置(2)で出来たものが手袋状洗浄器具である。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば。洗浄器具が手袋状であるため、乳幼児や、高齢者、また水を嫌がる洗浄対象物などの、支えたり押さえたり持つなど保持することが必要な洗浄作業の場合も両手で洗浄対象物を保持することができる。
この実施形態によれば。洗浄器具が手袋状であるため、乳幼児や、高齢者、また水を嫌がる洗浄対象物などの、支えたり押さえたり持つなど保持することが必要な洗浄作業の場合も両手で洗浄対象物を保持することができる。
また手袋本体(1)の内部は、分割生地(b)により、手の甲から指先にかけて手の甲側(d)と手のひら側(e)の2室構造に分割され、導水装置(2)がその手の甲側(d)に設けられ、手はその手の平側(e)に入れるため、手袋状洗浄器具を手にはめた時、導水装置(2)が肌に干渉せずスムーズに手袋状洗浄器具を装着できる。
また洗浄作業しているとき導水装置(2)が直接肌にも干渉せず痛みも伴いにくい、また手袋状洗浄器具を使用中、手のひら側(e)には導水装置(2)がないため手を握ったときも指や手のひらに違和感を覚えることなく自由に動かすことが出来る。
また洗浄対象物を支えたり押さえたり持つなど、保持した場合も導水装置(2)が圧迫されることなく、流水が止まることもない。
また手袋内部に導水装置(2)が出し入れできるよう表面の生地(a)と分割生地(b)の袖口部分は縫い付けずに口が空いているポケットのような形状になっていることにより、導水装置(2)を手袋本体(1)より取り外すことができ、手袋本体(1)のみを洗濯することが出来る。これにより手袋本体(1)は清潔に保たれ、導水装置(2)の劣化、破損も防止することが出来る。
また手袋本体(1)の甲にはガイド孔(6)が開いていることにより手袋内部にある継手(4)の導水管接続部(5)をガイド孔(6)より手袋外部に出すことが出来る。それにより導水管(3)を導水管接続部(5)と簡単に接続分離でき、更に導水管接続部(5)が蛇腹状(11)になっていることにより、導水管(3)が抜けにくい。
また手袋の生地(a)は、水を通し皮膚に刺激の少ないやわらかい素材、ボア生地やパイル生地などを使用していることにより、洗浄対象物は手袋状洗浄器具により洗浄されているとき、肌触りも良く、心地よく感じることが出来る。
また継手(4)により導水管(3)より流水してくる水をほぼ均等に5つの方向に分岐でき、またプラスチックや塩化ビニルなどの軽くて耐水性があり丈夫な材質で作られていることにより、圧迫されたとしても、流水がその圧力により止まる危険性が少なくなる。
また分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)もシリコンなどのやわらかい素材で出来ているため、指を曲げるなどの洗浄作業の場合もスムーズに指を曲げることができ、分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)と分水管接続部(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)が接着剤などで固定されていることにより、分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)が継手(4)からはずれる危険性がなくなる。
また5本の分水管(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)先端が水が放出するための放水口(13−a)(13−b)(13−c)(13−d)(13−e)が空いていて、更に手袋本体(1)表面の生地(a)を通して指先より放水されることにより、水圧をかけることなく洗浄したい箇所を直接洗い流せる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、手袋本体は指をすべて包む形状になっているが、他の実施形態では、力を入れやすいようにオープンフィンガーの形状のものでも良い。
図1の実施形態では、手袋本体は指をすべて包む形状になっているが、他の実施形態では、力を入れやすいようにオープンフィンガーの形状のものでも良い。
(1)手袋本体 (2)導水装置 (3)導水管 (4)継手 (5)導水管接続部
(6)ガイド孔 (7)水供給装置
(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)分水管接続部
(9−a)(9−b)(9−c)(9−d)(9−e)排出口
(10)流水口 (11)蛇腹状の突起
(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)分水管
(13−a)(13−b)(13−c)(13−d)(13−e)放水口
(a)表面の生地 (b)分割生地 (c)袖口 (d)手の甲側の空間
(e)手のひら側の空間
(6)ガイド孔 (7)水供給装置
(8−a)(8−b)(8−c)(8−d)(8−e)分水管接続部
(9−a)(9−b)(9−c)(9−d)(9−e)排出口
(10)流水口 (11)蛇腹状の突起
(12−a)(12−b)(12−c)(12−d)(12−e)分水管
(13−a)(13−b)(13−c)(13−d)(13−e)放水口
(a)表面の生地 (b)分割生地 (c)袖口 (d)手の甲側の空間
(e)手のひら側の空間
Claims (3)
- 水を通し柔らかい生地で形成される手袋本体と、この手袋本体へ水を導いて前記生地を通して放水する導水装置と、を有して構成されることを特徴とする手袋状洗浄器具。
- 前記手袋本体は、手の甲から指先にかけて、手の甲側と手のひら側に2室構造に分割するための分割生地と、手の甲に開けられたガイド孔と、を有し、前記導水装置は、前記ガイド孔を通して水を導く導水管と、この導水管から複数の指先へ分岐し水を放出する分水管と、を有することを特徴とする手袋状洗浄器具。
- 前記導水管から分水管への分岐部分は、継手により構成されたことを特徴とする請求項2記載の手袋状洗浄器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008305465A JP2010110583A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 手袋状洗浄器具 |
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JP2010110583A true JP2010110583A (ja) | 2010-05-20 |
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JP2008305465A Pending JP2010110583A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 手袋状洗浄器具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103598847A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-02-26 | 哈尔滨理工大学 | 独臂人洗手辅助装置 |
CN110762970A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-02-07 | 韦宁 | 一种如厕后的清洗装置及用于晾干清洗防水手套的晾干件 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4898324U (ja) * | 1972-02-29 | 1973-11-20 | ||
JPS499520Y1 (ja) * | 1970-09-01 | 1974-03-06 | ||
JPH10329661A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-15 | Hideya Kozama | カーウオッシャー手袋の水噴出装置 |
-
2008
- 2008-11-04 JP JP2008305465A patent/JP2010110583A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS499520Y1 (ja) * | 1970-09-01 | 1974-03-06 | ||
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