JP2011144465A

JP2011144465A - ペット専用のシャンプー用手袋

Info

Publication number: JP2011144465A
Application number: JP2010004773A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Kin; 恵旭金
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2010-01-13
Filing date: 2010-01-13
Publication date: 2011-07-28

Abstract

【課題】ペットに軽く優しく触れるばかりでなく、毛に馴染んで揉むことができ、しかも、使用により表面の糸や繊維が擦れて薄くなるようなことがなく、長期にわたって安定して使用できるペット専用のシャンプー用手袋を提供する。
【解決手段】手入口２に長い手首部５を有する薄くて柔らかい材質に形成されるゴム手袋１において、そのゴム手袋のうちの手部３の少なくとも手の平面に綿糸または繊維を付着し、その表面をペットに直接触れる凹凸の粗綿層７で被覆した。
【選択図】図１

Description

この発明は、犬や猫等を優しく洗うために着用するペット専用のシャンプー用手袋に関する。

犬猫をシャンプーするときには、一般的に３８°Ｃ程度のぬるま湯のシャワーを少しずつかけながら、手で軽く揉むようにして全身を隅々まで濡らしてから、毛にシャンプー液をなじませ、全身の皮膚や毛の汚れを揉みだすようにして洗い、それからシャンプーのお湯をかけながら全身を手ですすぎ、最後にタオルで水気を拭き取って終わる。

この一連の作業において、手をペットの身体に触れさせることは避けられないが、ペットの気性によっては噛まれたり爪で引っかかれたりして怪我をすることがある。また、このような危害の恐れのないおとなしいペットに対しても、安全のためゴム手袋を嵌めてシャンプーがなされることがある。しかし、これではゴムで固く防備した手でペットに触れることになるので、泡立ちが期待できなく、また、ペットをいたわる優しさに欠けるという問題があった。

ところで、毛糸手袋にゴム手袋を内嵌めした二重の防寒防水兼用毛糸手袋の提案（特許文献１）が見られるが、このような手袋を仮に使用すれば、柔らかい毛糸でペットに触れることができると考えられる。しかし、これによれば、感触は良いものの使用しているうちに、ペットとの摩擦で毛糸がほぐれ薄くなり肌触りが悪くなるという問題がある。

特開２００６−２４１６５９号公報

この発明は、上記のような実情に鑑みて、ペットに軽く優しく触れるばかりでなく、毛に馴染んで揉むことができ、しかも、使用により表面の糸や繊維が擦れて薄くなるようなことがなく、長期にわたって安定して使用できるペット専用のシャンプー用手袋を提供することを課題とした。

上記の課題を解決するために、この発明は、手入口に長い手首部を有する薄くて柔らかい材質に形成されるゴム手袋において、そのゴム手袋のうちの手部の少なくとも手の平面に綿糸または繊維を付着し、その表面をペットに直接触れる凹凸の粗綿層で被覆したことを特徴とするペット専用のシャンプー用手袋を提供する。

上記のように構成したから、これを使用するときには、シャンプーをペットに直接つけるほかに、シャンプーを粗綿層に馴染ませて綿層を介してつけながら、軽い感触でもみ洗いをする。

以上説明したように、この発明のペット専用のシャンプー用手袋によれば、綿の繊維が凹凸する粗綿層でソフトにペットに触れることになるため、ペットに警戒心を与えることなく優しく対応でき、また、シャンプーやリンスが吸収しやすい粗綿層であるので、泡立ちが良くペットの毛と馴染んで隅々に至るまで揉み洗いしながらきれいに洗うことができ、そのためシャンプーやリンスが効果的に節約され、加えて、凹凸でマッサージ効果も期待でき、さらに、水に丈夫な綿であるので、表面が薄く剥がれることなく耐久性が良好であるという優れた効果がある。

加えて、請求項２によればブラッシングが可能となり、上記効果が一層顕著となる。

この発明に係るペット専用のシャンプー用手袋を一部切欠して示す分解斜視図である。同手袋を一として、他方の手袋（一部が切欠される）と対において示すペット専用のシャンプー用手袋の正面図である。図２のＡ−Ａ線矢視の拡大断面図である。

ゴム手袋１は手入口２に長い手首部５を有し、そのゴム手袋１のうち、手首部５を除外した手部３の表面に凹凸を有する粗綿層７を形成したものであるが、同じ一対Ｐ，Ｐである場合と、ブラシ９付きのもの９ａと対である場合、つまりＰ，Ｐａの対である場合等がある。また、ブラシ９付きの手袋Ｐａの単独使用もできる。

粗綿層７は、柔らかく吸水性が良好であればその構造は特に限定するものではないが、ゴム手袋１の手部３に接着剤を塗布しそれに綿繊維や糸を付着させた構造や、綿手袋を嵌着した構造などが考えられる。また、綿手袋は所謂軍手であっても良いが、手袋形の基材に綿糸を起毛させたものがペットの毛並みに沿って馴染みやすく好適である。粗綿層７の形成は、手部３の全面であっても良いが、手の平側のみとすることもできる。

図２は一対においてシャンプー用手袋Ｐ，Ｐａを示し、図１はそのうちブラシ９付きのペット専用のシャンプー用手袋Ｐａを示した。両手袋Ｐ，Ｐａには伸縮しやすい合成ゴムからなる薄いゴム手袋１が基材であって、その手部３の表面に硬化性の接着剤１１を塗布し、接着剤１１に細い綿糸を植え付けることにより粗綿層７が形成される。綿糸は繊維からなるので、粗綿層７は優しく当たる柔らかさがあり、シャンプーが溶けた湯が毛細管現象により吸収しやすく、また、ペットの毛の中に入り込んで隅々までもきれいに洗うことができる。

一方のシャンプー用手袋Ｐでは手部３の全面が粗綿層７で覆われているが、他方のペット専用のシャンプー用手袋Ｐａでは、手の平の中央部にブラシ９が取り付けられる。しかし、ブラシ９にはペットの毛が付着しやすくそれを取るのが容易ではないので、新品と取り替えできるように着脱可能となっている（図２，図３）。

着脱可能な手段として、手の平の中央部には、粗綿層７の代わりにマジックテープ（登録商標）と称される一方の接着テープ１５ａを接着剤１１で取りつけ、他方の接着テープ１５ｂ側に突起１７，１７，・・を突設してブラシ９が構成される（図１）。したがって、ブラシ９は着脱可能であり、ペットの毛が酷くこびり付いて取れなくなったときは新品のものと交換することができる。

Ｐ，Ｐａペット専用のシャンプー用手袋
１ゴム手袋
２手入口
３手部
５手首部
７粗綿層
９ブラシ

Claims

手入口に長い手首部を有する薄くて柔らかい材質に形成されるゴム手袋において、そのゴム手袋のうちの手部の少なくとも手の平面に綿糸または繊維を付着し、その表面をペットに直接触れる凹凸の粗綿層で被覆したことを特徴とするペット専用のシャンプー用手袋。
一対からなる前記ペットのシャンプー用手袋のうち、少なくとも一側の手袋の手の平の中央部に、ペットの毛を解くブラシを着脱可能に装着したことを特徴とする請求項１記載のペット専用のシャンプー用手袋。