JP5774795B1 - 洗浄具 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手で洗浄水をかけながら手指で局所などの身体の一部を洗浄することが可能な洗浄具を提供する。【解決手段】洗浄具1を手の甲側で保持するように構成し、指の曲げ動作で洗浄水の放水と停止を行うようにする。例えば、放水口12を有するノズル部3と、ノズル部3に連結し洗浄水を収容する容器部2と、ノズル部3に設けられた指取付けバンド7と、容器部2に設けられた手の甲取付けバンド6とから構成し、ノズル部3と容器部2を指の曲げ動作が可能となるようにシリコーンゴムなどのような可撓性を有する材料を用いて形成する。【選択図】 図1
Description
本発明は、洗浄具に係り、特に、被介護者の身体の一部を洗浄する際に用いる洗浄水を収容する洗浄具に関する。
介護において、被介護者の身体の一部、例えば、局所(陰部や肛門周りなど)を清潔に保つため、洗浄水を用いた洗浄を行う場合がある。被介護者の局所を洗浄する際、介護者は、局所に洗浄水をかけた後に、手袋をした手指で局所を洗い、その後、洗浄水をかけて洗い流す。このような作業は、片手で持つことが可能な洗浄水を収容した洗浄具を用いて行う。
従来、洗浄具としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。また、ペットボトルの蓋に多数の穴を開けて自作したものも用いられている。何れの場合も洗浄具の胴部を握り内部の圧力を高めることにより洗浄水を噴射するようにしている。
局所を洗浄する際には、通常、一方の手で洗浄具を持って洗浄水をかけながら、他方の手で局所を洗浄する。
しかしながら、被介護者の拘縮によって股間が開かない場合がある。また、被介護者が洗浄作業中に体動する場合がある。このような場合、一方の手で被介護者の股間を開くように押えたり、また、被介護者の体動を抑えるようにしたりして、他方の手で局所の洗浄を行う必要がある。すなわち、右手または左手のどちらか一方の手を使って、洗浄水を局所にかける作業と、局所を手で洗浄する作業の両方を行う必要がある。
このような作業を行う場合、従来の洗浄具では、洗浄具を持って局所に洗浄水をかける作業を行った後、一旦、洗浄具を置いて、手指で局所を洗浄する作業を行い、そして、洗浄具を再び持って局所に洗浄水をかけて汚れを洗い流す作業を行うことになる。
しかしながら、被介護者の拘縮によって股間が開かない場合がある。また、被介護者が洗浄作業中に体動する場合がある。このような場合、一方の手で被介護者の股間を開くように押えたり、また、被介護者の体動を抑えるようにしたりして、他方の手で局所の洗浄を行う必要がある。すなわち、右手または左手のどちらか一方の手を使って、洗浄水を局所にかける作業と、局所を手で洗浄する作業の両方を行う必要がある。
このような作業を行う場合、従来の洗浄具では、洗浄具を持って局所に洗浄水をかける作業を行った後、一旦、洗浄具を置いて、手指で局所を洗浄する作業を行い、そして、洗浄具を再び持って局所に洗浄水をかけて汚れを洗い流す作業を行うことになる。
洗浄水をかけながら手指で局所を洗うことができれば汚れが落ちやすくなる。また、汚れを洗い流す際に、局所を洗浄した手指で洗浄具を持つことになるため、洗浄具が汚れることも想定される。
また、洗浄水をかけながら手指で局所を洗うことができれば、洗浄具を持ったり置いたりする作業が不要になるので、洗浄作業を手早く、また、さりげなく行うことができる。洗浄作業を手早く、また、さりげなく行うことができれば、被介護者の精神的負担も軽減できる。
しかし、一方の手で被介護者の身体を押えるようにした場合、従来の洗浄具では、他方の手で洗浄水をかけながら同時に手指で局所を洗浄することが不可能であった。
また、洗浄水をかけながら手指で局所を洗うことができれば、洗浄具を持ったり置いたりする作業が不要になるので、洗浄作業を手早く、また、さりげなく行うことができる。洗浄作業を手早く、また、さりげなく行うことができれば、被介護者の精神的負担も軽減できる。
しかし、一方の手で被介護者の身体を押えるようにした場合、従来の洗浄具では、他方の手で洗浄水をかけながら同時に手指で局所を洗浄することが不可能であった。
本発明の目的は、片手で洗浄水をかけながら手指で局所などの身体の一部を洗浄することが可能な洗浄具を提供することにある。
本発明の洗浄具は、洗浄水を収容する容器部と、容器部に連結し先端部に放水口を有するノズル部を有し、手の甲側で保持されるように構成し、ノズル部に指取付けバンドが設けられ、容器部及びノズル部は、可撓性を有する材料を用いて形成され、指の曲げ動作に基づきノズル部を曲げた時に容器部に変形を生じさせて容器部内の洗浄水に圧力が加わるようにして洗浄水の放水を行い、指を元に戻す動作に基づきノズル部を元に戻した時に容器部が元の形状に戻るようにして洗浄水の放水停止を行うようにしたことを特徴とする。
本発明の洗浄具によれば、洗浄具が手の甲側で保持されるように構成されているので、洗浄具を保持した手でも、手のひら側の手指は自由に使え、片方の手で洗浄水をかけながら手指で局所などの身体の一部を洗浄することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例を説明する前に、先ず、本発明に至った経緯について少し詳しく説明する。
上述したように、被介護者の局所などの身体の一部の洗浄作業を行う際には、片手で洗浄水をかけながら同じ手で洗浄を行えるのが望ましい。そこで、本発明者らは、従来における手のひら側で洗浄具を握るという発想を捨て、手の甲で洗浄具を保持するようにすれば、洗浄具を保持しながらでも手指で洗浄を行えるのではないかという、これまでにない新規な着想を得た。この着想を実現するためには、洗浄具を手の甲側で保持する方法と、洗浄具からの洗浄水の放水と停止を洗浄具の使用者(介護者)が行える方法を見出す必要がある。
上述したように、被介護者の局所などの身体の一部の洗浄作業を行う際には、片手で洗浄水をかけながら同じ手で洗浄を行えるのが望ましい。そこで、本発明者らは、従来における手のひら側で洗浄具を握るという発想を捨て、手の甲で洗浄具を保持するようにすれば、洗浄具を保持しながらでも手指で洗浄を行えるのではないかという、これまでにない新規な着想を得た。この着想を実現するためには、洗浄具を手の甲側で保持する方法と、洗浄具からの洗浄水の放水と停止を洗浄具の使用者(介護者)が行える方法を見出す必要がある。
先ず、洗浄具を手の甲側で保持するには洗浄具をバンドなどで手に取り付けるようにすれば良い。詳細は図面を用いて後述するが、洗浄具の本体(洗浄水を収容する容器部)を手の甲若しくは手首などに取り付けるバンドを設けることにより、洗浄具を手の甲側で保持することができる。さらに、洗浄具を手のひらで握って洗浄箇所に放水するのと違い、手の甲側で洗浄具を単に保持した場合には、洗浄具からの放水を使用者が意図するところかけるのは容易ではない。そこで、本発明者らは、洗浄具に放水口を有するノズル部を設け、そして、このノズル部を指に取り付けるためのバンドを設けることにより、洗浄具からの放水を使用者が意図するところに容易にかけることができるようにした。すなわち、放水したい箇所に指先を向けることにより、使用者が意図するところに容易に放水することができる。
洗浄具からの放水と停止を洗浄具の使用者がコントロールするには、洗浄具内の洗浄水に圧力が加わるようにする必要がある。なお、洗浄具を傾けて重力で放水させるようにすることも考えられるが、洗浄具を倒したり、洗浄作業中に意図しないで傾けたりした際に、意図しない放水が生じる場合があり得るので、洗浄具に圧力を加えて放水させる構成が望ましい。
洗浄具内の洗浄水に圧力を加えるには、洗浄具にホースを取り付け、洗浄水を収容する容器部の外部から洗浄水を供給したり、容器部の外部から空気を供給したりするようにし、容器部の外部の操作を介護者の足などで制御することも考えられる。この場合、手の甲側で洗浄具を保持して洗浄作業を行えるという点では、本発明の原理の範囲内ではあるが、ホースが洗浄作業を含めて介護作業に邪魔になったり、また、洗浄具全体の構成が複雑になったりするので、改善する余地がある。そこで、本発明者らは、ホースなどの装置を用いることなく、手の動作に基づき洗浄具からの放水と停止を行えないか検討した。そして、手の指の動作、具体的には手の指の曲げ動作と曲げを元に戻す動作で洗浄具からの放水と停止を行う方法を見出した。すなわち、手の指の曲げ動作を行うことにより、洗浄水を収容する容器部の変形を生じさせ、この変形に基づき容器部内の洗浄水に圧力が加わるようにすることが可能となり、洗浄水の放水を行うことができる。また、放水を停止するには、手の指を元に戻すようにすれば良い。このような放水と停止を行うために、本発明では、ノズル部と容器部を指の曲げ動作が可能となるように可撓性を有する材料を用いて形成している。これらの点については以下の説明において詳しく説明する。
洗浄具内の洗浄水に圧力を加えるには、洗浄具にホースを取り付け、洗浄水を収容する容器部の外部から洗浄水を供給したり、容器部の外部から空気を供給したりするようにし、容器部の外部の操作を介護者の足などで制御することも考えられる。この場合、手の甲側で洗浄具を保持して洗浄作業を行えるという点では、本発明の原理の範囲内ではあるが、ホースが洗浄作業を含めて介護作業に邪魔になったり、また、洗浄具全体の構成が複雑になったりするので、改善する余地がある。そこで、本発明者らは、ホースなどの装置を用いることなく、手の動作に基づき洗浄具からの放水と停止を行えないか検討した。そして、手の指の動作、具体的には手の指の曲げ動作と曲げを元に戻す動作で洗浄具からの放水と停止を行う方法を見出した。すなわち、手の指の曲げ動作を行うことにより、洗浄水を収容する容器部の変形を生じさせ、この変形に基づき容器部内の洗浄水に圧力が加わるようにすることが可能となり、洗浄水の放水を行うことができる。また、放水を停止するには、手の指を元に戻すようにすれば良い。このような放水と停止を行うために、本発明では、ノズル部と容器部を指の曲げ動作が可能となるように可撓性を有する材料を用いて形成している。これらの点については以下の説明において詳しく説明する。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の一実施例の洗浄具の斜視図であり、図1は上側から見た斜視図、図2は下側から見た斜視図を示す。また、図3は図1の洗浄具のノズル先端部側から見た図を示し、図4は図1の洗浄具の底部側から見た図を示し、図5は図3におけるV−V線の断面図を示す。
図1及び図2は、それぞれ本発明の一実施例の洗浄具の斜視図であり、図1は上側から見た斜視図、図2は下側から見た斜視図を示す。また、図3は図1の洗浄具のノズル先端部側から見た図を示し、図4は図1の洗浄具の底部側から見た図を示し、図5は図3におけるV−V線の断面図を示す。
洗浄具1は、湯水などの洗浄水を収容する容器部2と、容器部2に連結するノズル部3と、ノズル部3を上方に向けて洗浄具1を立てた際の底部となる洗浄具底部5と、洗浄具1を介護者などの使用者の手に取り付けるための手の甲取付けバンド6と、ノズル部3を指先に取り付けるための指取付けバンド7から構成されている。ノズル部3のノズル先端部4には放水口12が形成されている。なお、本実施例では、洗浄具1は一体成型されているので、容器部2とノズル部3との接続部分(中間部分)は容器部2とノズル部3とに明確に区別されるものではない。
また、図4及び図5に示すように、洗浄具底部5には、容器部2の栓となる底部蓋8が設けられている。この底部蓋を8は容器部2の底部側にねじ込むように設けられている。本実施例では、洗浄具1は金型を用いて成型されるが、金型を用いて洗浄具を製造する際に、容器部2を密閉型形状となるように製造するのが困難である。そこで、容器部2を分割して形成して接着材を用いて分割部を接続することも考えられるが、分割部からの漏れや製造コストが上昇する可能性があるので、本実施例のように、底部蓋8を用いて容器部2の底部側を封止するのが望ましい。
底部蓋8には、湯水などの洗浄水を容器部2に注入するための注水口蓋9が取り付けられるようになっている。また、本実施例では、注水口は、家庭でやかんや水道蛇口などを用いて容易に注入することができるようなサイズ、例えば、15〜20mm程度の口径としている。なお、注水口を形成する位置は、本実施例では、底部蓋8に形成しているが、これに限定されるものではない。但し、注水口蓋9の取り付け取り外しを容易にするためには、注水口が設けられる箇所の厚みが必要である。後述のように、本実施例では、洗浄具1を自立可能なようにするために底部蓋8を厚く形成していることから、底部蓋8に注水口を設けることが望ましい。
洗浄具1は、使用者が手に取り付けていないときに、ノズル部3が上を向いて自立できるように構成されている。本実施例では、湯水などの洗浄水が入った状態で洗浄具1を自立させるために、洗浄具1をテーブルや床面においたときに、洗浄具底部5とテーブルや床面との接触部が平面で接するように、洗浄具底部5が形成されている。また、洗浄具1が安定して自立するように、底部蓋8を含めて洗浄具底部5が厚くなるように形成されている。ただし、底部蓋8を含めて洗浄具底部5を厚く形成しすぎると、容器部2内の洗浄水が少なくなってきたときに、洗浄具底部の重みにより容器部2の中程で洗浄具底部が手の甲から離れるように捲り上がってしまう可能性がある。図7に示すように、洗浄具1を底面または上面から見たときの洗浄具1の重心位置G(洗浄具1内に洗浄水が入っていない状態における重心位置)が甲取付けバンド6の中央部に位置するように洗浄具底部の厚みを調整することにより、洗浄具1を手の甲で安定的に保持することができる。
洗浄具の容器部2とノズル部3について詳しく説明する。
本実施例では、指の曲げ動作によりノズル部3を曲げ、ノズル部3の曲げにより容器部2に変形を生じさせ、容器部2内の洗浄水に圧力が加わるようにしている。このため、指の曲げ動作により容器部2とノズル部3に変形が可能となるように可撓性を有する材料を用いて形成している。また、放水を停止するために、指の曲げを戻した際には、ノズル部3が元の形状に戻り、そして、ノズル部3が元の形状に戻ることにより容器部2が元の形状に戻るように容器部2及びノズル部3を構成する必要がある。
本実施例では、指の曲げ動作によりノズル部3を曲げ、ノズル部3の曲げにより容器部2に変形を生じさせ、容器部2内の洗浄水に圧力が加わるようにしている。このため、指の曲げ動作により容器部2とノズル部3に変形が可能となるように可撓性を有する材料を用いて形成している。また、放水を停止するために、指の曲げを戻した際には、ノズル部3が元の形状に戻り、そして、ノズル部3が元の形状に戻ることにより容器部2が元の形状に戻るように容器部2及びノズル部3を構成する必要がある。
このため、本願発明者らは種々検討した結果、デユロメーター硬さ(タイプA)が30〜70程度のシリコーンゴムが適していることを見出した。硬度が30より小さいと柔らか過ぎ、また、70を超えると硬すぎる。好ましくは、硬度が40〜60程度、より好ましくは60程度であることが望ましい。なお、本実施例では、洗浄具1を低コストで製造しやすくするために、洗浄具全体を同じ硬度のシリコーンゴムで製造している。このような硬度のシリコーンゴムで洗浄具1を構成することにより、使用者の手への取り付けにおいて、使用者に違和感を生じさせず、また、洗浄作業の際に、洗浄具1が被介護者に触れたとしても柔らかい材料で形成されているので被介護者にとっても違和感を生じせない。
また、硬度60程度であっても容器部2の壁面の厚さが薄いと、指の曲げを元に戻しても容器部2の形状が復元しないことも想定される。容器部の壁面の厚さは、指の曲げを戻して容器部2の形状が復元するか否かを実験などで確認しながら決める。本発明者らは、種々検討した結果、本実施例では容器部の壁面の厚さを3mm程度に形成している。このように容器部2を形成することにより、指の曲げ動作に追随して、容器部2を変形・復元させることができる。また、容器部2が変形・復元するように構成することによって、圧力をかけた場合に放水し、圧力をかけない場合に放水を停止させることができる。
また、指の曲げ動作で曲げられるノズル部3や容器部2とノズル部3との間の中間部の面積が小さすぎると、容器部2に加えられる圧力が小さくなったり、また、曲げ動作によりノズル部3が折れ曲がり容器部2からノズル先端部4の放水口12へ流路が極端に絞り込まれたりして、十分な量の洗浄水を放水できない可能性がある。図7に示すように、洗浄具1を手に取り付けた際に、指の第1関節(DIP)から第3関節(MP)にあたる位置(特に指の第2関節(PIP)付近)のノズル部3の幅(上面または下面から見た際のノズル幅)を大きくし、指を曲げた際に、ノズル部3に複数の指の背が押し当てられるようになっている。本実施例では複数の指の第2関節がノズル部3の下部壁面でカバーされるように形成されている。このようにノズル部3の幅を大きくすることによって容器部2に加えられる圧力を放水に十分なものとすることができ、また、ノズル部3が途中で折れ曲がることが抑制される。
また、硬度60程度であっても容器部2の壁面の厚さが薄いと、指の曲げを元に戻しても容器部2の形状が復元しないことも想定される。容器部の壁面の厚さは、指の曲げを戻して容器部2の形状が復元するか否かを実験などで確認しながら決める。本発明者らは、種々検討した結果、本実施例では容器部の壁面の厚さを3mm程度に形成している。このように容器部2を形成することにより、指の曲げ動作に追随して、容器部2を変形・復元させることができる。また、容器部2が変形・復元するように構成することによって、圧力をかけた場合に放水し、圧力をかけない場合に放水を停止させることができる。
また、指の曲げ動作で曲げられるノズル部3や容器部2とノズル部3との間の中間部の面積が小さすぎると、容器部2に加えられる圧力が小さくなったり、また、曲げ動作によりノズル部3が折れ曲がり容器部2からノズル先端部4の放水口12へ流路が極端に絞り込まれたりして、十分な量の洗浄水を放水できない可能性がある。図7に示すように、洗浄具1を手に取り付けた際に、指の第1関節(DIP)から第3関節(MP)にあたる位置(特に指の第2関節(PIP)付近)のノズル部3の幅(上面または下面から見た際のノズル幅)を大きくし、指を曲げた際に、ノズル部3に複数の指の背が押し当てられるようになっている。本実施例では複数の指の第2関節がノズル部3の下部壁面でカバーされるように形成されている。このようにノズル部3の幅を大きくすることによって容器部2に加えられる圧力を放水に十分なものとすることができ、また、ノズル部3が途中で折れ曲がることが抑制される。
容器部2の大きさは、小さなペットボトルと同程度の量の洗浄水を収容できる大きさとしている。すなわち、一回の洗浄作業で必要な洗浄水を収容できる大きさであり、本実施例では300〜400ml程度の洗浄水が収容できる大きさに形成している。
洗浄具のノズル部3は、本実施例では、ノズル部3を中指に取り付けることを想定して、洗浄具1の幅方向の略中央部からノズル部3が突出するように容器部2に連結されている。また、ノズル部3が使用者の手の指にしっかりと固定されるように、使用者の手の甲に接する容器部2の面側(取付けバンドが容器部2に取り付けられている面側)にノズル部3が連結している。言い換えれば、使用者の指に接するノズル部3の面は、使用者の手の甲に接する容器部2の面の延長線上(同一面上)となるように、ノズル部3が容器部2の連結している。
ノズル部3は容器部2と同じ材料で形成されており、また、金型成型で容器部2と一体に形成されている。また、容器部2との接続部が滑らかになるように形成されている。ノズル部3の先端部側の大きさ(外径又は幅W1)は、図7に示すように、指の太さ(幅)と同程度若しくはそれよりも若干大きく(15〜25mm程度)に形成されている。すなわち、ノズル部3の先端部側の幅が指の幅よりも大幅に大きいと、洗浄箇所と指先の位置関係が見えづらくなり、洗浄作業に支障を来す可能性があるので、ノズル部3の先端部側の幅を大きくし過ぎない方が良い。また、ノズル部3の壁面の厚さ、及び、ノズル部3と容器部2を結ぶ連結部は、容器部の手の甲側部11の壁面の厚さと同程度、すなわち、3mm程度となっている。これによりノズル部3を指の曲げ動作に追随して変形させることができ、また、指の曲げを戻したときに形状を復元させることができる。
ノズル部3の先端、ノズル先端部4には放水口12が形成されている。放水口12は、放水箇所へ均等に洗浄水をかけることができ、また、容器部2に圧力をかけないで、ノズル先端部4を下に向けても洗浄水がだらだらと流れ出ないように構成することが望ましい。また、指の曲げ動作を元に戻した時に、放水量に応じて外部空気がこの放水口を通って容器部2内に流入するが、この空気流入がスムースになるような孔径であることが望ましい。放水口12の孔径φは、これらのことを考慮して、実験などで確認しながら決める。このような観点で本発明者らが検討した結果、本実施例では、放水口12をφ1mm〜φ1.5mm程度の孔とし、かつ、3個設ける構成としている。放水口12の孔径が小さすぎると異物が詰まったり、また、指の曲げ動作を元に戻した際に、容器部2に外部空気が流入しにくくなり容器部2の形状が復元し難くなったりする。また、孔径が大きすぎると圧力をかけないでもノズル先端部4を下にすると洗浄水が流れ出る。そして、孔径をφ1mm〜φ1.5mmに設定することから、ノズル部3の先端部側の幅を上述のように指の幅と同程度とした場合、洗浄水をかける際に、適量の洗浄水が放水されるように放水口を3個にするのが望ましい。
ノズル部3は容器部2と同じ材料で形成されており、また、金型成型で容器部2と一体に形成されている。また、容器部2との接続部が滑らかになるように形成されている。ノズル部3の先端部側の大きさ(外径又は幅W1)は、図7に示すように、指の太さ(幅)と同程度若しくはそれよりも若干大きく(15〜25mm程度)に形成されている。すなわち、ノズル部3の先端部側の幅が指の幅よりも大幅に大きいと、洗浄箇所と指先の位置関係が見えづらくなり、洗浄作業に支障を来す可能性があるので、ノズル部3の先端部側の幅を大きくし過ぎない方が良い。また、ノズル部3の壁面の厚さ、及び、ノズル部3と容器部2を結ぶ連結部は、容器部の手の甲側部11の壁面の厚さと同程度、すなわち、3mm程度となっている。これによりノズル部3を指の曲げ動作に追随して変形させることができ、また、指の曲げを戻したときに形状を復元させることができる。
ノズル部3の先端、ノズル先端部4には放水口12が形成されている。放水口12は、放水箇所へ均等に洗浄水をかけることができ、また、容器部2に圧力をかけないで、ノズル先端部4を下に向けても洗浄水がだらだらと流れ出ないように構成することが望ましい。また、指の曲げ動作を元に戻した時に、放水量に応じて外部空気がこの放水口を通って容器部2内に流入するが、この空気流入がスムースになるような孔径であることが望ましい。放水口12の孔径φは、これらのことを考慮して、実験などで確認しながら決める。このような観点で本発明者らが検討した結果、本実施例では、放水口12をφ1mm〜φ1.5mm程度の孔とし、かつ、3個設ける構成としている。放水口12の孔径が小さすぎると異物が詰まったり、また、指の曲げ動作を元に戻した際に、容器部2に外部空気が流入しにくくなり容器部2の形状が復元し難くなったりする。また、孔径が大きすぎると圧力をかけないでもノズル先端部4を下にすると洗浄水が流れ出る。そして、孔径をφ1mm〜φ1.5mmに設定することから、ノズル部3の先端部側の幅を上述のように指の幅と同程度とした場合、洗浄水をかける際に、適量の洗浄水が放水されるように放水口を3個にするのが望ましい。
次に、手の甲取付けバンド6と手の指取付けバンド7について詳しく説明する。
手の甲取付けバンド6と手の指取付けバンド7は、それぞれ、使用者の手の甲、手の指と接する面側に基部を有するように設けられている。このように取付けバンドを設けることにより、洗浄具1を使用者の手に取り付けた際に、容器部2やノズル部3に不必要な力が掛からないようにして、洗浄水が意図することなく放水されたり、洗浄水の流れが遮られたりすることがないようにすることができる。
手の甲取付けバンド6と手の指取付けバンド7は、それぞれ、使用者の手の甲、手の指と接する面側に基部を有するように設けられている。このように取付けバンドを設けることにより、洗浄具1を使用者の手に取り付けた際に、容器部2やノズル部3に不必要な力が掛からないようにして、洗浄水が意図することなく放水されたり、洗浄水の流れが遮られたりすることがないようにすることができる。
指取付けバンド7は、本実施例では、中指に取り付けられるので、中指を想定した大きさとなっている。但し、人差し指や薬指、または、人差し指と中指、中指と薬指に取り付けるようにしても良い。使用しやすさ、指への取り付けやすさなどからすれば、中指を想定して、指取付けバンドを設けるのが望ましい。また、指取付けバンド7は、洗浄具1を手に取り付けた際に、中指の第1関節付近に位置するように設けられている。但し、これに限定されるものではないが、使用しやすさ、指への取り付けやすさなどからすれば、中指の第1関節付近に位置するように設けるのが望ましい。また、指取付けバンド7が手の指に装着させ易くなるように、本実施例では、図5に示すように、先端に行くに従って、ノズル部の壁面との間隔が小さくなるように、バンドにテーパ(傾斜面)を設けるのが望ましい。このように構成することによって、指の入口が大きく形成されるので、手の指を指取付けバンドに装着させやすくなり、また、テーパ部によって指にしっかりと固定させることができる。
手の甲取付けバンド6は、洗浄具1を手に取りつけた際に、親指以外の指の付け根と親指の付け根の間に位置することになる。手の甲取付けバンド6を手が大きめの人用に合せて作成した場合、手が小さめ若しくは普通の大きさの人が洗浄具1を手に取り付けた際には、ノズル先端部4から遠い側(図5や図7における右側)のバンド端が親指の付け根により止まることになる。本実施例では、洗浄具1を手に取り付けた際に、手の甲取付けバンド6が親指の付け根に位置している状態(手の甲取付けバンド6のノズル先端部4から遠い側のバンド端が親指の付け根に位置している状態)で、ノズル先端部4が中指の先端と略一致するように、手の甲取付けバンド6の容器部2への取付け位置とノズル部3の長さが調整されている。不用意にノズル先端部を洗浄箇所にぶつけてしまうことを防ぐという観点で洗浄の際に指先が少し見えるように、洗浄具1を手に取り付けた際に指先がノズル先端部により隠れないように(図7参照)、手の甲取付けバンド6の容器部2への取付け位置とノズル部3の長さを調整するのが望ましい。本発明者らの調査によれば、平均的な人の親指付け根から中指先端までの長さは130mm程度であるから、本実施例では、図7に示すLを130mm程度となるように形成している。
また、手の甲取付けバンド6の幅W2は、洗浄具1を手に取りつけた際に、しっかりと洗浄具1を保持できるように幅広に形成するのが望ましく、本実施例では、親指以外の指の付け根から親指の付け根までの長さ程度、例えば40mm程度にしている。また、上述したように、洗浄水が入っていない状態における洗浄具1の平面上の重心位置Gが甲取付けバンド6の中央部に位置するようになっており、洗浄具1を甲取付けバンド6により手の甲に安定的に保持することができる。
また、手の甲取付けバンド6においても、指取付けバンド7と同様に、装着させ易くなるように、本実施例では、図5に示すように、先端に行くに従って、容器部の壁面(図5における容器部2の下部壁面)との間隔が小さくなるように、手の甲取付けバンド6にテーパを設けるのが望ましい。また、本実施例では、指取付けバンド7の傾斜面の延長線上に手の甲取付けバンド6の傾斜面が位置するように構成されている。このように構成することによって、サンダルを履くように、手の甲取付けバンドに手を装着させ易くなり、また、手の取り外しもスムースに行える。特に、洗浄作業においてはゴム手袋を装着しているので、洗浄具1がシリコーンゴムで製造されている場合、バンドへの手の装着作業が難しくなるが、本実施例のようにバンドにテーパを形成しておけば手の入口が大きく形成されるので、手を手の甲取付けバンドに装着させやすくなる。また、テーパ部によって指にしっかりと固定させることができる。
また、手の甲取付けバンド6の幅W2は、洗浄具1を手に取りつけた際に、しっかりと洗浄具1を保持できるように幅広に形成するのが望ましく、本実施例では、親指以外の指の付け根から親指の付け根までの長さ程度、例えば40mm程度にしている。また、上述したように、洗浄水が入っていない状態における洗浄具1の平面上の重心位置Gが甲取付けバンド6の中央部に位置するようになっており、洗浄具1を甲取付けバンド6により手の甲に安定的に保持することができる。
また、手の甲取付けバンド6においても、指取付けバンド7と同様に、装着させ易くなるように、本実施例では、図5に示すように、先端に行くに従って、容器部の壁面(図5における容器部2の下部壁面)との間隔が小さくなるように、手の甲取付けバンド6にテーパを設けるのが望ましい。また、本実施例では、指取付けバンド7の傾斜面の延長線上に手の甲取付けバンド6の傾斜面が位置するように構成されている。このように構成することによって、サンダルを履くように、手の甲取付けバンドに手を装着させ易くなり、また、手の取り外しもスムースに行える。特に、洗浄作業においてはゴム手袋を装着しているので、洗浄具1がシリコーンゴムで製造されている場合、バンドへの手の装着作業が難しくなるが、本実施例のようにバンドにテーパを形成しておけば手の入口が大きく形成されるので、手を手の甲取付けバンドに装着させやすくなる。また、テーパ部によって指にしっかりと固定させることができる。
なお、本実施例では、手の甲取付けバンド6を、親指以外の指の付け根と親指の付け根の間に位置させることを想定しているが、手首に容器部2の取付けバンドを装着することを想定して手の甲取付けバンド6を設けても良い。使用しやすさ、手への取り付けやすさなどからすれば、親指以外の指の付け根と親指の付け根の間に位置するように設けるのが望ましい。
また、手の甲取付けバンド6および指取付けバンド7の容器部2およびノズル部3へ取り付け箇所(基部)は、図3に示すように、それぞれのバンド内側にRを形成するのが望ましい。本実施例では、洗浄具1は取付けバンドを含めてシリコーンゴムなどで形成される。そして、手の大きな人や手の小さな人にも同じサイズの洗浄具が用いられるようにするため、そして、手の甲や指へ装着を確実にするため、手の小さ目の人を基準として洗浄具の取付けバンドの大きさを設定することも想定される。その場合、手の大きな人が洗浄具を取り付ける際に、ある程度伸びて取付けバンドの基部に力が集中しても破断しないようにするためには、基部の内側にRを形成するのが望ましい。また、手の甲取付けバンド6および指取付けバンド7は、容器部2、ノズル部3を成型する際に、一緒に成型され、バンドの厚みは容器部2やノズル部の壁面と同程度の厚みで形成し、破断しにくくなるように形成されている。
図7,図8(a)(b)(c)を用いて本実施例の洗浄具1の使用方法を説明する。
図7は左手に洗浄具1を装着した状態を示している。また、図8(a)(b)(c)は右手に装着した状態を示している。すなわち、本実施例の洗浄具1は中指にノズル部が位置するように構成されているので、左利きの使用者、右利きの使用者のどちらにも容易に適用できる。
図8(a)に示すように、洗浄具1を手に取り付け、洗浄水を放水する際には、図8(b)(c)に示すように、ノズル部3を取り付けた指を含めて指を折り曲げる。このようにノズル部3を曲げることにより、容器部2が変形し、容器部2内の洗浄水に圧力が加わることから、ノズル先端部4の放水口12から洗浄水が放水される。なお、手の甲取付けバンド6が大きめに作成され、手が小さめの人が洗浄具1を取り付ける際には、親指の付け根まで手の甲取付けバンド6を押込み、洗浄具1を使用する際には、親指で手の甲取付けバンド6を押えて使用する。手の大きな人が洗浄具1を使用する際には、手の甲取付けバンド6を親指の付け根まで押し込んで装着すると、ノズル先端部4が中指の先端よりも第1関節側に位置して放水が中指の先端に当たり洗浄箇所に当たらない可能性があるので、親指の付け根まで押し込まないで、ノズル先端部4と中指の先端が略一致するように(望ましくは指先が若干見える程度に)装着して使用するのが望ましい。もちろん、いろいろなサイズの洗浄具を準備しておき、手の大きさ対応した洗浄具を用いるようにしても良い。
図7は左手に洗浄具1を装着した状態を示している。また、図8(a)(b)(c)は右手に装着した状態を示している。すなわち、本実施例の洗浄具1は中指にノズル部が位置するように構成されているので、左利きの使用者、右利きの使用者のどちらにも容易に適用できる。
図8(a)に示すように、洗浄具1を手に取り付け、洗浄水を放水する際には、図8(b)(c)に示すように、ノズル部3を取り付けた指を含めて指を折り曲げる。このようにノズル部3を曲げることにより、容器部2が変形し、容器部2内の洗浄水に圧力が加わることから、ノズル先端部4の放水口12から洗浄水が放水される。なお、手の甲取付けバンド6が大きめに作成され、手が小さめの人が洗浄具1を取り付ける際には、親指の付け根まで手の甲取付けバンド6を押込み、洗浄具1を使用する際には、親指で手の甲取付けバンド6を押えて使用する。手の大きな人が洗浄具1を使用する際には、手の甲取付けバンド6を親指の付け根まで押し込んで装着すると、ノズル先端部4が中指の先端よりも第1関節側に位置して放水が中指の先端に当たり洗浄箇所に当たらない可能性があるので、親指の付け根まで押し込まないで、ノズル先端部4と中指の先端が略一致するように(望ましくは指先が若干見える程度に)装着して使用するのが望ましい。もちろん、いろいろなサイズの洗浄具を準備しておき、手の大きさ対応した洗浄具を用いるようにしても良い。
上述した本実施例によれば、手の甲側で洗浄具を持つようにしているので、手のひら側による洗浄作業が可能になる。そして、片手で洗浄具1を保持しながら、洗浄具を保持した手の指の動作で洗浄水の放水と停止を行うことができる。したがって、洗浄具1を保持したまま、洗浄具を保持した手と同じ手の手指で局所などの身体の一部を洗浄することが可能となる。洗浄水をかけながら手指で局所を洗うことができるので汚れが落ちやすくなる。また、洗浄水をかけながら手指で局所を洗うことができるので、洗浄具を持ったり置いたりする作業が不要になり、洗浄作業を手早く、また、さりげなく行うことができ、被介護者の精神的負担も軽減できる。
また、本実施例では、取付けバンドを洗浄具本体の容器部2と同じ材料で形成しているので、ある程度の伸びが許容され、したがって、取付けバンドに手袋をはめるような感覚で指や手に装着することができ、容易に洗浄具1を手に取り付けることができる。
また、本実施例の洗浄具は自立できるように構成されていることから、洗浄作業の準備などが容易になる。
また、本実施例では、ノズル部3を指先で固定するようにしているので、指先を洗浄したい箇所に位置させることにより、洗浄したい箇所に容易にかつ的確に洗浄水を当てることができる。
また、本実施例では、容器部2の厚さを手の指の曲げを元に戻した際に容器部2の形状が復元する程度ぎりぎりの厚みにしているので、手の甲で洗浄水の温度を感ずることができる。これにより、手の甲で洗浄水の温度を確かめながら、熱すぎず、また、冷たすぎず、体温(36度)と同程度の洗浄水をあてることができ、被介護者に違和感がなく、また、優しい介護作業を提供できる。
また、本実施例では、洗浄具1がシリコーンゴムで形成されている。したがって、ペットボトルなどと異なり、熱湯消毒などが可能となる。局所洗浄という観点では、洗浄具が汚れる可能性があり、熱湯消毒、殺菌ができることの意義は大きい。また、洗浄具の容器部やノズル部が柔らかい材料でできているので、作業者にも要介護者にも優しい用具となっている。
なお、上述の説明では、被介護者への適用を前提として説明しているが、乳児にも利用できることは言うまでもない。また、洗浄具1を保持した手と同じ手で洗浄することを前提としているが、反対側の手により洗浄することを排除するものではない。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加,削除,置換をすることが可能である。
1・・・洗浄具、2・・・容器部、3・・・ノズル部、4・・・ノズル先端部、5・・・洗浄具底部、6・・・手の甲取付けバンド、7・・・指取付けバンド、8・・・底部蓋、9・・・注水口蓋、12・・・放水口。
Claims (11)
- 洗浄水を収容する容器部と、前記容器部に連結し先端部に放水口を有するノズル部を有し、手の甲側で保持されるように構成し、
前記ノズル部に指取付けバンドが設けられ、
前記容器部及び前記ノズル部は、可撓性を有する材料を用いて形成され、
指の曲げ動作に基づき前記ノズル部を曲げた時に前記容器部に変形を生じさせて前記容器部内の洗浄水に圧力が加わるようにして前記洗浄水の放水を行い、指を元に戻す動作に基づき前記ノズル部を元に戻した時に前記容器部が元の形状に戻るようにして前記洗浄水の放水停止を行うようにしたことを特徴とする洗浄具。 - 請求項1に記載の洗浄具において、
前記ノズル部の手の甲側と接する面が前記容器部の手の甲側と接する面の延長線上に位置するように前記容器部に連結していることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1または2に記載の洗浄具において、
前記ノズル部は、前記洗浄具を手に装着した際に、複数の指の第2関節を覆うように形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1〜3の何れかに記載の洗浄具において、
前記指取付けバンドはノズル先端部側の内径よりも容器部側の内径の方が大きく形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1〜4の何れかに記載の洗浄具において、
前記容器部に親指の付け根と親指以外の指の付け根との間に位置する手の甲取付けバンドが設けられ、
前記手の甲取付けバンドはノズル先端部に近いバンド端の内径よりもノズル先端部から離れているバンド端の内径の方が大きく形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項5に記載の洗浄具において、
前記洗浄具を平面で見た場合、前記手の甲取付けバンドの中央部に重心が位置するように前記洗浄具が形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1〜6の何れかに記載の洗浄具において、
前記容器部は、前記ノズル部とは反対側に洗浄具底部が設けられ、前記洗浄具底部は、前記容器部の底部側にねじこむようにして設けられた底部蓋を有し、前記底部蓋の厚みが前記容器部の壁面の厚みよりも大きく形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項7に記載の洗浄具において、
前記底部蓋に、注水口が形成されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1〜8の何れかに記載の洗浄具において、前記洗浄具を形成する材料は、シリコーンゴムであることを特徴とする洗浄具。
- 請求項5又は6に記載の洗浄具において、
前記手の甲取付けバンドおよび前記指取付けバンドは、前記容器部および前記ノズル部と一体に成型されていることを特徴とする洗浄具。 - 請求項1〜10の何れかに記載の洗浄具において、
前記ノズル部は、手の中指に位置するように前記容器部に連結されていることを特徴とする洗浄具。
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