JP2010110236A - ばらし装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率良くばらし作業ができるばらし装置を提供する。
【解決手段】ばらし装置1は、茎A2とこの茎A2に付いた複数の塊根A1とを有するキャッサバAに対して切断処理を行い、複数の塊根A1を茎A2から分離してばらすものである。ばらし装置1は、キャッサバAを支持する筒状の支持体2を備え、支持体2の茎挿入用空間部5にはキャッサバAを上下逆にして茎A2を挿入する。ばらし装置1は、支持体2で支持したキャッサバAの各塊根A1の基端側を支持体2の上端部との間で挟み込んで切断する棒状の塊根ばらし体3を備える。塊根ばらし体3は、支持体2に対して進退移動可能で、進出移動により下端部が支持体2の茎挿入用空間部5に入り込む。
【選択図】図1
【解決手段】ばらし装置1は、茎A2とこの茎A2に付いた複数の塊根A1とを有するキャッサバAに対して切断処理を行い、複数の塊根A1を茎A2から分離してばらすものである。ばらし装置1は、キャッサバAを支持する筒状の支持体2を備え、支持体2の茎挿入用空間部5にはキャッサバAを上下逆にして茎A2を挿入する。ばらし装置1は、支持体2で支持したキャッサバAの各塊根A1の基端側を支持体2の上端部との間で挟み込んで切断する棒状の塊根ばらし体3を備える。塊根ばらし体3は、支持体2に対して進退移動可能で、進出移動により下端部が支持体2の茎挿入用空間部5に入り込む。
【選択図】図1
Description
本発明は、キャッサバ等の農作物に対して切断処理を行い、複数の塊根を茎から分離してばらすばらし装置に関するものである。
例えば下記特許文献1には農作物であるキャッサバ中のショ糖含量を増加させる方法が記載されているが、キャッサバは、トウダイグサ科の熱帯低木で、マニオク、マンジョンとも呼ばれるものである。そして、圃場の土中から掘り上げて収穫したキャッサバは、木質化した茎と、この茎の下端部に付いた複数の塊根(芋)とを有している。
ところで従来では、収穫したキャッサバの食用部である塊根をばらす場合、比較的大きな鎌を用いた手作業により、農作物の各塊根の基端側を切断して複数の塊根を茎から分離してばらしている。
特開昭58−16616号公報
しかしながら、比較的大きな鎌を用いた手作業によるばらし作業では、作業者にとって重労働であるばかりでなく、作業効率が悪いため、近年、効率良くばらし作業ができるばらし装置が要望されていた。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率良くばらし作業ができるばらし装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のばらし装置は、茎とこの茎に付いた複数の塊根とを有する農作物に対して切断処理を行い、複数の塊根を茎から分離してばらすばらし装置であって、茎挿入用空間部を有し、農作物をその茎が前記茎挿入用空間部に挿入された状態として支持する支持体と、この支持体にて支持された農作物の各塊根の基端側を前記支持体との間で挟み込んで切断する塊根ばらし体とを備えるものである。
請求項2記載のばらし装置は、請求項1記載のばらし装置において、塊根ばらし体は、少なくとも一部が支持体の茎挿入用空間部に入り込む位置まで前記支持体に対して相対的に移動することにより、農作物の各塊根の基端側を支持体との間で挟み込んで切断するものである。
請求項3記載のばらし装置は、請求項1記載のばらし装置において、塊根ばらし体は、支持体の被当接部に当接する位置まで前記支持体に対して相対的に移動することにより、農作物の各塊根の基端側を支持体との間で挟み込んで切断するものである。
請求項4記載のばらし装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載のばらし装置において、塊根ばらし体は、支持体に対して進退移動可能に設けられ、前記塊根ばらし体を前記支持体に対して進退移動させる駆動手段を備えるものである。
請求項5記載のばらし装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載のばらし装置において、支持体は、塊根ばらし体に対して進退移動可能に設けられ、前記支持体を前記塊根ばらし体に対して進退移動させる駆動手段を備えるものである。
請求項6記載のばらし装置は、請求項1ないし5のいずれか一記載のばらし装置において、支持体は、筒状に形成され、塊根ばらし体は、棒状に形成されているものである。
請求項7記載のばらし装置は、請求項1ないし6のいずれか一記載のばらし装置において、上下面開口状の筒状をなす支持体の周囲に配設された搬送体と、この搬送体にて搬送されてくる塊根を受け入れて収納する塊根用収納容器と、前記支持体内を通って落下してくる茎を受け入れて収納する茎用収納容器とを備えるものである。
請求項1に係る発明によれば、農作物をその茎が茎挿入用空間部に挿入された状態として支持する支持体と、支持体にて支持された農作物の各塊根の基端側を支持体との間で挟み込んで切断する塊根ばらし体とを備えるため、効率良くばらし作業ができる。
請求項2に係る発明によれば、塊根ばらし体は、少なくとも一部が支持体の茎挿入用空間部に入り込む位置まで支持体に対して相対的に移動するため、塊根ばらし体と支持体との間で農作物の各塊根の基端側を適切に挟み込んで切断できる。
請求項3に係る発明によれば、塊根ばらし体は、支持体の被当接部に当接する位置まで支持体に対して相対的に移動するため、塊根ばらし体と支持体との間で農作物の各塊根の基端側を適切に挟み込んで切断できる。
請求項4に係る発明によれば、塊根ばらし体を支持体に対して進退移動させる駆動手段を備えるため、より一層効率良くばらし作業ができる。
請求項5に係る発明によれば、支持体を塊根ばらし体に対して進退移動させる駆動手段を備えるため、より一層効率良くばらし作業ができる。
請求項6に係る発明によれば、筒状の支持体と棒状の塊根ばらし体を用いることにより、簡単な構成で、効率良くばらし作業ができる。
請求項7に係る発明によれば、塊根を塊根用収納容器に収納しかつ茎を茎用収納容器に収納することで、塊根と茎とを仕分ける作業が不要となり、より一層効率良くばらし作業ができる。
本発明のばらし装置の一実施の形態を図1ないし図5を参照して説明する。
図1ないし図4において、1は農作物用のばらし装置で、このばらし装置1は、圃場の土中から掘り上げて収穫した農作物であるキャッサバAに対して切断処理を行い、複数の塊根(芋)A1を茎A2から分離してばらすものである。
収穫後のキャッサバAは、図5に示されるように、木質化した上下方向長手状の木部である茎A2と、この茎A2の下端部に付いた複数の食用部である塊根A1とを有している。複数の塊根A1は、茎A2の下端部外周側から茎A2を中心として放射状に突出しており、各塊根A1は先端側が尖ったやや細長形状である。
ばらし装置1は、キャッサバAを上下逆にして茎A2が内部の茎挿入用空間部5に挿入されかつ複数の塊根A1が外部に露出された状態として支持する筒状の複数、例えば4つの支持体(支え管)2と、支持体2にて支持されたキャッサバAの各塊根A1の基端側を支持体2との間で挟み込んで切断する棒状の1つの塊根ばらし体(ばらし棒)3と、この1つの塊根ばらし体3を所定の切断位置に停止した支持体2に対して上下方向に沿って進退移動させる駆動手段4とを備えている。
各支持体2は、上下方向に軸方向を有する両端面開口状の略円筒状のもので、内部に茎挿入用空間部5を有している。つまり、略円筒状の支持体2の内部空間が茎挿入用空間部5となっており、茎挿入用空間部5は略円形状の上端面開口6を介して上方に向って開口し、略円形状の下端面開口7を介して下方に向って開口している。なお、支持体2は全長にわたって等径状に形成されている。
また、複数の支持体2は、図4に示されるように、連結回転体9にて一体に連結され、これら複数の支持体2は仮想円上に並んで略90度間隔で配設されている。連結回転体9は、モータ等の駆動源(図示せず)からの動力により連結回転体9の中心を通る上下方向軸線を中心として支持体2とともに回転可能となっている。
そして、所定の切断位置に停止した支持体2の上方には、塊根ばらし体3がその支持体2に対して進退移動(昇降可能)に配設されている。また、所定の切断位置に停止した支持体2の下方には、上方に向って開口するコンテナ等の収納容器10が配設されている。
塊根ばらし体3は、上下方向に軸方向を有する略円柱状つまり断面略円形の丸軸状(中空か、中実かを問わない)のもので、下端面に略円形状の平坦面部8を有している。塊根ばらし体3は全長にわたって等径状に形成され、この塊根ばらし体3の外径寸法は支持体2の内径寸法より小さくなっている。
駆動手段4は、図3(a)および(b)に示されるように、モータ等の駆動源11と、この駆動源11からの動力により基端側の水平方向の軸12を中心として回転するアーム状の回転体13と、上端部が水平方向の軸14を介して回転体13の先端部に回動可能に連結され下端部が水平方向の軸15を介して塊根ばらし体3の上端部に回動可能に連結されたアーム状の連結体16とを有している。
また、ばらし装置1は、駆動手段4の作動時に、塊根ばらし体3が所定の切断位置に停止した支持体2に対して上下方向に沿って進退移動するように、塊根ばらし体3を上下方向に案内する筒状の案内体18を備えている。案内体18は、略円形環状のもので、この案内体18内に塊根ばらし体3が嵌挿されている。
次に、ばらし装置1を使用してばらし作業をする場合について説明する。
作業者は、例えば切断位置以外の支持体2に対してキャッサバAを上下逆にして茎A2を茎挿入用空間部5に差し込むように投入してセットする。すると、キャッサバAは、茎A2が茎挿入用空間部5に挿入されかつ複数の塊根A1が外部に露出された状態で、支持体2によって支持される(図1参照)。
そして、連結回転体9が支持体2とともに回転し、キャッサバAを支持した支持体2が所定の切断位置に到着して停止すると、駆動手段4が作動し、塊根ばらし体3は先端部である下端部のみが支持体2の茎挿入用空間部5に入り込む位置(下限位置)まで支持体2に対して下方に進出移動する。つまり、駆動手段4の作動により塊根ばらし体3が所定の切断位置に停止した支持体2に向って下降し、塊根ばらし体3の下端部が支持体2の茎挿入用空間部5の上端部内に入り込む。
その結果、支持体2の上端部と塊根ばらし体3の下端部との間でキャッサバAの各塊根A1の基端側が挟み込まれて切断され、複数の塊根A1が茎A2から分離されて1個ずつばらばらになり、これら塊根A1および茎A2は落下して収納容器10内に収納される(図2参照)。この際、茎A2は茎挿入用空間部5から下端面開口7を通って収納容器10内に落下収納され、塊根A1は支持体2の周囲を通って収納容器10内に落下収納される。
その後、塊根ばらし体3は、下端部が支持体2の上端部より上方に位置する待機位置まで支持体2に対して上方に後退移動つまり上昇して停止する。
塊根ばらし体3の停止後、連結回転体9が支持体2とともに回転し、次に切断処理するキャッサバAを支持した支持体2が所定の切断位置に停止し、同様のばらし作業が行われる。そして、この動作の繰り返しによりキャッサバAの塊根A1のばらし作業が順次行われる。
そして、上記ばらし装置1によれば、キャッサバAを支持する筒状の支持体(下パイプ)2と、支持体2にて支持されたキャッサバAの各塊根A1の基端側を支持体2との間で挟み込んで切断する昇降可能な棒状の塊根ばらし体(上パイプ)3とを備えるため、鎌を用いたばらし作業は不要で、簡単な構成にもかかわらず効率良くばらし作業ができる。
また、塊根ばらし体3は、先端部である下端部が支持体2の茎挿入用空間部5に入り込む位置まで支持体2に対して相対的に移動するため、塊根ばらし体3の下端部と支持体2の上端部との間でキャッサバAの各塊根A1の基端側を適切に挟み込んで切断でき、より一層効率良くばらし作業ができる。
なお、例えば図6および図7に示すように、塊根ばらし体3は、その先端部である下端部が支持体2の刃状の被当接部である上端部21に当接する位置まで支持体2に対して相対的に移動することにより、キャッサバAの各塊根A1の基端側を支持体2の上端部21との間で挟み込んで切断するものでもよい。
図6および図7に示す構成では、支持体2の上端部21の内周面が上方に向って徐々に拡径する略截頭円錐状に形成され、その上端部21が鋭利に尖っている。また、塊根ばらし体3は、外径寸法が支持体2の内径寸法より大きい略円形板状の当接部である径大部22を下端部に有し、この径大部22の下面が平坦面部23となっている。
そして、駆動手段4の作動により塊根ばらし体3が所定の切断位置に停止した支持体2に向って下降し、塊根ばらし体3の径大部22の平坦面部23が支持体2の上端部21に当接して押し付けられる。その結果、支持体2の上端部21と塊根ばらし体3の径大部22の平坦面部23との間でキャッサバAの各塊根A1の基端側が挟み込まれて切断され、複数の塊根A1が茎A2から分離されてばらばらになる。
また、例えば図8(a)および(b)に示すように、駆動手段4は、水平方向の軸25を中心として回動可能な油圧式等のシリンダ26と、このシリンダ26のロッド26aの先端部に水平方向の軸27を介して回動可能に連結された上回動アーム体28および下回動アーム体29とを有するものでもよく、下回動アーム体29の下端部に塊根ばらし体3の上端部が水平方向の軸30を介して回動可能に連結され、上回動アーム体28の上端部が支軸24にて回動可能に支持されている。そして、シリンダ26の伸縮により両回動アーム体28,29が回動し、塊根ばらし体3が支持体2に対して上下方向に沿って進退移動する。
さらに、駆動手段4は、例えば図9に示すように、モータ等の駆動源からの動力により水平方向の軸31を中心として回転するカム32を有するものでもよく、このカム32の回転により塊根ばらし体3が支持体2に対して上下方向に沿って進退移動する。
また、駆動手段4は、例えば図10に示すように、上下方向に沿って配設された油圧式等のシリンダ33を有するものでもよく、このシリンダ33はシリンダ本体34とこのシリンダ本体34内に出入りするロッド35とを有し、このロッド35の下端部に塊根ばらし体3の上端部が連結されている。そして、シリンダ26の伸縮により塊根ばらし体3が支持体2に対して上下方向に沿って進退移動する。
さらに、駆動手段4は、例えば図11に示すように、モータ等の駆動源からの動力により水平方向の軸36を中心として回転する円板37を有するものでもよく、この円板37に塊根ばらし体3の上端部が水平方向の軸38を介して回動可能に連結されている。そして、円板37の回転により塊根ばらし体3が支持体2に対して上下方向に沿って進退移動する。
また、ばらし装置1は定置式のものには限定されず、例えば図12および図13に示す自走式のばらし装置1でもよい。
この自走式のばらし装置1は、装置フレーム41を備え、この装置フレーム41の下部には、エンジン43からの動力により圃場を走行可能な走行手段である左右一対の走行クローラ42が設けられている。
また、装置フレーム41の後端部には載置台44が設けられ、この載置台44上にはコンテナ等の収納容器10が載置されている。さらに、装置フレーム41には連結回転体9が図示しないモータ等の駆動源を介して設けられ、この連結回転体9には複数、例えば8つの支持体2が取り付けられている。
さらに、装置フレーム41には立設フレーム45が立設され、この立設フレーム45には駆動手段4が取り付けられている。この駆動手段4は、上下方向に沿って配設された油圧式等のシリンダ33を有し、このシリンダ33は立設フレーム45に取り付けられたシリンダ本体34とこのシリンダ本体34内に出入りするロッド35とにて構成され、このロッド35の下端部に塊根ばらし体3の上端部が連結されている。また、立設フレーム45に案内体18が取り付けられている。
そして、この自走式のばらし装置1によれば、上述したばらし装置1の作用効果に加え、例えば圃場の土中からキャッサバAを収穫しながら、その収穫したキャッサバAの塊根A1のばらし作業を効率的に行うことができる。すなわち例えば作業者は、圃場上を走行するばらし装置1の側方を歩きながら土中からキャッサバAを収穫し、この収穫したキャッサバAを支持体2の茎挿入用空間部5に投入セットすればよく、鎌を用いたばらし作業は不要である。
また一方、塊根ばらし体3が支持体2に対して進退移動可能に設けられ、その塊根ばらし体3を支持体2に対して進退移動させる駆動手段4を備えた構成には限定されず、例えば図14(a)および(b)に示すように、支持体2が塊根ばらし体3に対して進退移動可能(昇降可能)に設けられ、その支持体2を塊根ばらし体3に対して進退移動させる駆動手段51を備えた構成でもよい。
この構成では、塊根ばらし体3の上端部が被固定部52に固定され、支持体2が案内体18内に嵌挿されている。また、駆動手段51は、水平方向の軸55を中心として回動可能な油圧式等のシリンダ56と、このシリンダ56のロッド56aの先端部に水平方向の軸57を介して回動可能に連結された上回動アーム体58および下回動アーム体59とを有している。また、上回動アーム体58の上端部には支持体2の下端部が水平方向の軸60を介して回動可能に連結され、下回動アーム体59の下端部が支軸54にて回動可能に支持されている。そして、シリンダ56の伸縮により両回動アーム体58,59が回動し、支持体2が塊根ばらし体3に対して上下方向に沿って進退移動する。
なお、例えば支持体2および塊根ばらし体3の両方が互いに接離移動する構成等でもよい。
また、例えば所定位置に固定された複数、例えば2つの支持体2を備え、1つの塊根ばらし体3が各支持体2の上方位置に交互に移動可能でかつ各支持体2に対して進退可能な構成や、例えば所定位置に固定された複数、例えば2つの塊根ばらし体3を備え、1つの支持体2が各塊根ばらし体3の上方位置に交互に移動可能でかつ各塊根ばらし体3に対して進退可能な構成等でもよい。
さらに、塊根ばらし体3の下端部のみが支持体2の茎挿入用空間部5に入り込む構成には限定されず、例えば塊根ばらし体3の略全部が支持体2の茎挿入用空間部5に入り込んで茎A2を下端面開口7から確実に押し出すようにしてもよい。
また、例えば切断処理により分離された茎A2と塊根A1とがそれぞれ別々の収納容器に収納される構成でもよい。すなわち例えば図15および図16に示すばらし装置1は、内部が茎挿入用空間部5となっている上下面開口状の筒状をなす支持体2の外周面の周囲に配設されたシュート等の搬送体61と、搬送体61にて滑落搬送されてくる塊根A1を受け入れて収納する上面開口状のコンテナ等の塊根用収納容器62と、支持体2内を通って落下してくる茎A2を受け入れて収納する上面開口状のコンテナ等の茎用収納容器63とを備えている。茎用収納容器63は支持体2の下方に配設され、塊根用収納容器62は茎用収納容器63に隣接して配設されている。
また、搬送体61は、塊根用収納容器62に向って下り傾斜状の搬送面部である搬送板部65とこの搬送板部65の両側端部から上方に向って突出する突出板部66とを有し、搬送板部65の略中央部には略円形状の挿通孔部67が形成され、この挿通孔部67に支持体2が挿通されている。そして、切断処理により分離された塊根A1は搬送体61の搬送板部65上を滑落して塊根用収納容器62内に収納され、また切断処理により分離された茎A2は支持体2内を落下して茎用収納容器63内に収納される。このため、切断処理後、塊根A1と茎A2とを仕分ける作業が不要となり、より一層効率良くばらし作業ができる。
1 ばらし装置
2 支持体
3 塊根ばらし体
4 駆動手段
5 茎挿入用空間部
21 被当接部である上端部
51 駆動手段
61 搬送体
62 塊根用収納容器
63 茎用収納容器
A 農作物であるキャッサバ
A1 塊根
A2 茎
2 支持体
3 塊根ばらし体
4 駆動手段
5 茎挿入用空間部
21 被当接部である上端部
51 駆動手段
61 搬送体
62 塊根用収納容器
63 茎用収納容器
A 農作物であるキャッサバ
A1 塊根
A2 茎
Claims (7)
- 茎とこの茎に付いた複数の塊根とを有する農作物に対して切断処理を行い、複数の塊根を茎から分離してばらすばらし装置であって、
茎挿入用空間部を有し、農作物をその茎が前記茎挿入用空間部に挿入された状態として支持する支持体と、
この支持体にて支持された農作物の各塊根の基端側を前記支持体との間で挟み込んで切断する塊根ばらし体と
を備えることを特徴とするばらし装置。 - 塊根ばらし体は、少なくとも一部が支持体の茎挿入用空間部に入り込む位置まで前記支持体に対して相対的に移動することにより、農作物の各塊根の基端側を支持体との間で挟み込んで切断する
ことを特徴とする請求項1記載のばらし装置。 - 塊根ばらし体は、支持体の被当接部に当接する位置まで前記支持体に対して相対的に移動することにより、農作物の各塊根の基端側を支持体との間で挟み込んで切断する
ことを特徴とする請求項1記載のばらし装置。 - 塊根ばらし体は、支持体に対して進退移動可能に設けられ、
前記塊根ばらし体を前記支持体に対して進退移動させる駆動手段を備える
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のばらし装置。 - 支持体は、塊根ばらし体に対して進退移動可能に設けられ、
前記支持体を前記塊根ばらし体に対して進退移動させる駆動手段を備える
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のばらし装置。 - 支持体は、筒状に形成され、
塊根ばらし体は、棒状に形成されている
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載のばらし装置。 - 上下面開口状の筒状をなす支持体の周囲に配設された搬送体と、
この搬送体にて搬送されてくる塊根を受け入れて収納する塊根用収納容器と、
前記支持体内を通って落下してくる茎を受け入れて収納する茎用収納容器と
を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載のばらし装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008283499A JP2010110236A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | ばらし装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108093738A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-06-01 | 安徽维力拓网络科技有限公司 | 一种木薯自动快速种植装置 |
-
2008
- 2008-11-04 JP JP2008283499A patent/JP2010110236A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108093738A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-06-01 | 安徽维力拓网络科技有限公司 | 一种木薯自动快速种植装置 |
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