以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は主に請求項1、2、6、7を、実施例2は主に請求項3、8を、実施例3は主に請求項4、9を、実施例4は主に請求項5、10について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
本実施例のネット対応テレビシステムは、ブラウジング装置において入力された文字情報をサーバ装置へ送信し、サーバ装置はブラウジング装置から受信した文字情報をテレビ装置に出力されているWEBページに含まれるテキスト入力エリアに出力することを特徴とするネット対応テレビシステムである。
<機能的構成>
以下に記載するAVシステムの機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バスあるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、それらのハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどがあげられる。
またこれらのハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然この発明の技術的な範囲に含まれる。(本明細書の全体を通じて同様である)
図1は、本実施例のネット対応テレビシステムにおける機能的構成の一例を表す図である。本実施例のネット対応テレビシステムは、「テレビ装置」(0101)と「リモコン装置」(0102)と、「ブラウジング装置」(0103)と、「サーバ装置」(0104)とから構成されている。さらに、各構成は以下のような構成要件から構成されている。まず、「テレビ装置」(0101)は「第一ブラウザ部」(0105)と「第一インターネット通信部」(0106)と、「赤外線リモコン信号受信部」(0107)から構成されている。次に「リモコン装置」(0102)は「リモコン信号送信部」(0108)から構成されている。次に、「ブラウジング装置」(0103)は、「第二ブラウザ部」(0109)と、「文字入力部」(0110)と「第二インターネット通信部」(0111)とから構成されている。最後に「サーバ装置」(0104)は、「テレビ装置用文字入力画面送信部」(0112)と、「ブラウジング装置用文字入力画面送信部」(0113)と、「文字受信部」(0114)と、「テレビ装置用文字入力画面更新部」(0115)と、「保持部」(0116)とから構成されている。
「テレビ装置」(0101)は、ユーザからの無線文字入力手段として赤外線リモコン信号受信部のみを有するネット対応テレビである。具体的には、通常のテレビの機能を有しながら、インターネットに接続してWEB等を閲覧操作する機能を有するテレビ装置である。ただし、本実施例の「テレビ装置」(0101)は、テレビ装置自身を操作するためのインターフェースとして赤外線リモコンのみを有するものに限定される。
「第一ブラウザ部」(0105)は、後に詳述する「第一インターネット通信部」(0106)を介してテレビ装置の画面にWEB等を入出力させる機能を有している。「第一ブラウザ部」(0105)は、例えばウェブを閲覧操作するためのブラウザの一つであるINTERNET EXPLORER(登録商標)である。ここで、本実施例の「第一ブラウザ部」(0105)は、少なくともウェブを閲覧操作するために必要な機能を有するブラウザであればそれに限らない。
「第一インターネット通信部」(0106)は、インターネットに接続してインターネットを利用可能な通信機能を備えている。具体的には、TCP/IPに代表されるプロトコルを用いてインターネットに接続するという具合である。ここで、インターネットに接続する手段として無線であってもよいし有線であってもよい。さらには、インターネットに接続できるのであれば、その接続手段はそれに限らない。
「赤外線リモコン信号受信部」(0107)は、後に詳述するが「リモコン装置」(0102)が有する「リモコン信号送信部」(0108)より送信されるリモコン信号を受信する。具体的には、テレビ装置自身の電源ON/OFF命令を含むリモコン信号や、ブラウザなどに表示されているテキストエリアに文字を入力するための命令(例えば、「A」と入力するための命令)を含むリモコン信号などを受信する。ここで、本実施例では赤外線リモコンから送信された信号を受信するサンプリングの間隔を特定していないが、赤外線リモコン信号受信部の信号サンプリング間隔は毎秒5回より少ないサンプリング間隔である場合に特に本件発明の効果が発揮される。なぜなら、サンプリング間隔が長い場合に、は連続した信号のすべてを受信できない可能性があるためである。
「リモコン装置」(0102)は、本実施例のテレビ装置をテレビ装置自身が有する赤外線リモコン信号受信部を介して操作するための装置である。具体的には、ユーザからの入力に応じた命令をリモコン信号として生成し、生成した信号を後に詳述する「リモコン信号送信部」(0108)より送信する。そして、送信したリモコン信号は、「テレビ装置」(0101)が有する「赤外線リモコン信号受信部」(0107)で受信され、テレビ装置はリモコン信号に応じた動作を行うという具合である。
「リモコン信号送信部」(0108)は、赤外線リモコン信号受信部に対してリモコン信号を送信する機能を有する。具体的には、ユーザからリモコン装置に対して直接的に入力された内容に応じて生成されたリモコン信号を送信するという具合である。ここで、ユーザからの入力とは、テレビ装置自身を操作命令や、リモコン装置に備えられた、ホイールパッド、やテンキーのような入力装置を操作して入力されたブラウザに対するカーソル移動や文字入力などである。
「ブラウジング装置」(0103)は、少なくともインターネットなどのネットに接続し、ウェブ等を閲覧操作する機能を有する装置である。具体的には、WEB等を閲覧操作する機能を有する携帯電話やPHSといった携帯端末や、PDAやノートパソコン、デスクトップパソコンなどである。ただし、少なくとも上記機能を有する装置であれば特に限定はされない。本実施例では、ウェブ閲覧機能を有する携帯電話を想定している。ここで、本実施例のブラウジング装置は、一つの装置として記載したが、前記リモコン装置と一体となっていてもよい。例えば、リモコン機能を有する携帯電話や、リモコン機能を有するPHSなどの携帯端末である。
本実施例の「ブラウジング装置」(0103)は、後に詳述するサーバ装置の「ブラウジング装置用文字入力画面送信部」(0113)より送信されるブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報を取得する。次に、取得した情報をもとにサーバ装置に生成されたブラウジング装置用文字入力画面にアクセスする。そして、ユーザがブラウジング装置を操作することによって文字入力を行う。
「第二ブラウザ部」(0109)は、ブラウジング装置が保持しているURLをもとに「第二インターネット通信部」(0111)を介してサーバ装置にアクセスし、サーバ装置の「ブラウジング装置用文字入力画面」を出力する機能を有している。URLとは、サーバ装置にブラウジング装置用文字入力画面が保存されている場所を示すURLである。ここで、URLは次のような手段を用いて取得する。例えば、サーバ装置がURLを記載したメールをブラウジング装置に送信し、受信したブラウジング装置がメールに記載されたURLを取得する。また、サーバ装置がテレビ装置にQRコードを表示させることで、ブラウジング装置がそれを読み込みURLに変換して取得する方法などである。
「文字入力部」(0110)は、第二ブラウザ部に文字入力画面が表示された場合に文字入力をするための機能を有する。具体的には、前記「第二ブラウザ部」(0109)に出力されたウェブページがテキスト入力エリアを含む文字入力画面である場合に、文字入力画面に含まれるテキスト入力エリアにユーザの操作に応じた文字の入力を行う。ここで、文字入力はあらかじめ備えられた通常のキーボードをユーザが操作することによって入力されても良いし、また、あらかじめソフトウェアキーボードの機能を準備しておき、ソフトウェアキーボードをユーザが操作することで入力されても良い。さらには、音声を取得・解析する機能を備えておき、ユーザの音声を取得・解析し入力されることとしても良い。また、定型文を備えておいてもよい。これにより、備えられた定型文をユーザが選択することによって入力されることが可能となる。
「第二インターネット通信部」(0111)は、「第一インターネット通信部」(0106)と同様にインターネットに接続してインターネットを利用可能な通信機能を備えている。具体的には、TCP/IPに代表されるプロトコルを用いてインターネットに接続するという具合である。ここで、インターネットに接続する手段として無線であってもよいし有線であってもよい。さらには、インターネットに接続できるのであれば、その接続手段はそれに限らない。また、「第二インターネット通信部」(0111)は前記「第一インターネット通信部」(0106)と共用である構成であってもかまわない。
「サーバ装置」(0104)は、少なくともインターネットなどのネットに接続して前記「テレビ装置」(0101)や、「ブラウジング装置」(0104)と通信し、「テレビ装置」(0101)などのクライアントから送信されるリクエストに応じて処理を行う装置である。具体的には、メインフレームや、オフィスコンピュータなどである。ただし、クライアントからのリクエストに応じて処理ができる機能を有する装置であればそれに限らない。
「テレビ装置用文字入力画面送信部」(0112)は、テレビ装置に対してテレビ装置用文字入力画面を送信する機能を有する。具体的には、テレビ装置から送信されるテレビ装置用文字入力画面の要求情報を受信することによって、受信した通知に含まれているテキスト入力エリアの情報を取得する。次に、取得した情報をもとにサーバ装置に保持されているテレビ装置用文字入力画面のデータを取得する。そして、前記「テレビ装置」(0101)に対して取得したテレビ装置用文字入力画面のデータを送信するという具合である。
「テレビ装置用文字入力画面」とは、テレビ装置に表示してユーザからの文字入力を受け付けるための画面である。ユーザからの文字入力はリモコン装置から可能であるが、前述のとおり赤外線を利用するものなので比較的量の多い文字入力には不便である。そこで、本件発明においてはこのテレビ装置用文字入力画面に対して別途入力の手段を用意し、ユーザのテレビに対する文字入力の労力の軽減、誤入力の防止などを図ることとしている。そのために設けられているのがブラウジング装置であり、ブラウジング装置に後に詳述するブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態でユーザがブラウジング装置を操作することによって入力された文字情報をテレビ装置に出力させることが可能となる。例えば、ブラウジング用文字入力画面に出力中に、「あ」という文字が入力されると、テレビ装置用文字入力画面の文字入力画面に出力されているテキスト入力エリアに「あ」と出力される。
このテレビ装置用文字入力画面は、ブラウジング装置において入力された文字情報を出力するために、テレビ装置用文字入力画面に対応するブラウジング装置用文字入力画面と連動している。具体的には、テレビ装置用文字入力画面が出力されているテレビ装置を識別するための個々の情報(例えば、テレビ装置の機器IDなど)とブラウジング装置用文字入力画面が出力されているブラウジング装置を識別するための個々の情報(例えば、ブラウジング装置のMACアドレスや、ブラウジング装置に設定されているメールアドレスなどである)とを関連付けることにより、個々のセッションを識別したうえでテレビ装置用文字入力画面とブラウジング装置用文字入力画面を連動する。
テレビ装置用文字入力画面は、ユーザが視聴しているWEBの一部に組み込まれている場合や、これらのWEBとは切り離されて汎用的に利用可能に、あらかじめ文字を入力することが必要となる場面を想定し複数のデータがサーバ装置に準備されている場合の二通りが考えられる。後者の場合にはそれまでユーザが視聴しているWEBページと関連付けてテレビ装置用文字入力画面を出力しなければならない。なぜなら、関連付けをしなければ、そのテレビ装置用文字入力画面に対して直接的または間接的に入力された結果をどのように利用すべきか判断できなく無くなるからである。
ここで、テレビ装置用文字入力画面はWEBページが出力されているウインドウとは異なるサブウインドウとして出力させる構成としてもよいし、WEBページのテキスト入力エリアがアクティブになったその都度、テレビ装置用文字入力画面に切替える構成としてもよい。
図2A、B、C、Dは、本実施例におけるユーザによるテキスト入力エリアの選択を受けて、「テレビ装置用文字入力画面」をテレビ装置に送信する過程を説明するための図である。これらの図を使用して、テレビ装置より受信した通知をもとにサーバ装置がテレビ装置用文字入力画面をテレビ装置へ送信する過程を説明する。図2Aは、テレビ装置に出力されているWEBページとページを構成するタグの一例を示したものである。図2Bは、テレビ装置よりサーバ装置へ送信される通知のデータ構造の一例を示したものである。図2Cは、サーバ装置にあらかじめ準備されているテレビ装置用文字入力画面の一例である。図2Dは、テレビ装置より受信したアクティブとなったテキスト入力エリアの情報を含む通知から、あらかじめ準備されたテレビ装置用文字入力画面を検索してテレビ装置へ送信するプログラムの一例を示したものである。
ここで、まず図2A(b)に示すようなタグで構成される図2A(a)のような掲示板の投稿画面がテレビ装置に出力されているものとする。
ここで、ユーザの入力(例えばリモコンを使用して)によって、図2A(a)の「投稿者」のテキスト入力エリアにウインドウのフォーカスが移動しテキスト入力エリアがアクティブになったとする。テキスト入力エリアにフォーカスが移動すると、テレビ装置はそれを検知し、図2Bに示すような通知をサーバ装置へ送信する。
サーバ装置は、通知をテレビ装置から受信したことを検知すると、図2Dに記載のプログラムは、テレビ装置から通知を受信したことを検知する(図2Bに示す通知を受信したことを検知する)(図2DLine40)。通知を受信すると、通知に含まれるテキスト入力エリアに関する情報を取得する(テキスト入力エリア名称が「name」であることを取得する)(図2DLine70)。テキスト入力エリアに関する情報を取得すると、サーバ装置に保持されている複数のテレビ装置用文字入力画面のデータから、取得したテキスト入力エリアの情報に一致するテレビ装置用文字入力画面のデータを取得する(図2Cに示す「name.html」を取得する)(図2DLine90)。テレビ装置用文字入力画面のデータを取得すると、テレビ装置に対して送信する(図2DLine110)。
「ブラウジング装置用文字入力画面送信部」(0113)は、ブラウジング装置に対してユーザからの文字入力を受付けるためのテレビ装置用文字入力画面に対応したブラウジング装置用文字入力画面を送信する機能を有する。具体的には、サーバ装置が前記「テレビ装置」(0101)にテレビ装置用文字入力画面を送信すると共に、送信するテレビ装置用文字入力画面に対応した、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報をセッションに応じて前記「ブラウジング装置」(0103)に送信する。また、「ブラウジング装置用文字入力画面送信部」(0113)は、「ブラウジング装置」(0103)からの要求に応じて、ブラウジング装置用文字入力画面を「ブラウジング装置」(0103)に送信する。具体的には、「ブラウジング装置」(0103)が、ユーザの操作による入力もしくは、情報を受信することで、前記「第二インターネット通信部」(0111)を介してサーバ装置にアクセスし、前記「第二ブラウザ部」(0109)にブラウジング装置用文字入力画面を送信して出力するという具合である。さらには、ブラウジング装置用文字入力画面が出力中にブラウジング装置の「文字入力部」(0110)に入力された文字を「ブラウジング装置」(0103)は、後に詳述する「文字受信部」(0114)に送信する。ここで、ブラウジング装置用文字入力画面は、後の実施例で説明するが、ブラウジング装置用文字入力画面は、サーバ装置に保持されている前記テレビ装置用文字入力画面を使用することとしても良い。
図3は、本実施例のブラウジング装置用文字入力画面の一例を示したものである。この図に示すように、本図に示すブラウジング装置用文字入力画面は文字入力をユーザに対して諭すための画面である。このブラジング装置用文字入力画面は、テレビ装置用文字入力画面と対応しており、その動作は連動している。具体的には、ブラウジング装置のブラウジング装置用文字入力画面が出力されている状態で入力された文字はテレビ装置用文字入力画面に反映されるという具合である。例えば、ブラウジング用文字入力画面が出力されている状態で、「あ」という文字が入力されると、テレビ装置用文字入力画面の文字入力画面に出力されているテキスト入力エリアに「あ」と出力される。ここで、ブラウジング装置用文字入力画面は、ユーザに文字入力を諭すための画面の構成であればそれに限らない。例えば、図3に示すように「現在、[投稿者]の欄に入力する文字を受付中です。文字を入力してください。」と表示されているところを「現在、入力する文字を受付中です。文字を入力してください。」と出力させるなど、様々な形態が考えられる。
「文字受信部」(0114)は、入力すべき文字をブラウジング装置から受信する機能を有する。具体的には、「ブラウジング装置」(0103)に出力されているブラウジング装置用文字入力画面にて、ユーザの操作によって入力された文字情報を受信する。そして、受信した文字情報を後に詳述する「保持部」(0116)へ引き渡し、文字情報を保持するという具合である。ここで、文字情報を受信するタイミングは、ユーザが入力した文字の一文字ずつを受信する構成であってもよいし、あらかじめ定められた一定間隔で受信する構成であってもよい。
図4は、本実施例の文字受信部が受信する文字情報のデータの一例を示したものである。本図に記載のデータ例は、XML形式で記述されている。この図にあるように、本データは、テキスト入力エリア名称(ここでは「name」)に文字情報(ここでは「山田太郎」)が関連付けられた構造をしている。ここで、テキスト入力エリア名称に対して、文字情報のみが関連付けられた構成となっているが、文字情報とともに他の情報を含める構成としてもよい。例えば、セキュリティを確保するためにパスワードやセッションIDなどを含めるなどである。これにより、テレビ装置にあらかじめパスワードなどを保持させておくことで、受信した文字情報に含まれるパスワードなど照合することが可能となる。
「保持部」(0116)は、文字受信部にて受信した文字を保持する機能を有する。具体的には、ブラウジング装置から送信され、前記「文字受信部」(0114)で受信した文字情報を保持する。そして、後に詳述する「テレビ装置用文字入力画面更新部」(0115)がテレビ装置用文字入力画面の更新を行う際に、「保持部」(0116)に保持されている文字情報を取得し、テキスト入力エリアに受信した文字情報を反映したテレビ装置用文字入力画面の出力を行うという具合である。
図4は、本実施例における「保持部」が保持する文字情報のデータの一例を示したものである。本図に記載のデータ例は、前記「文字受信部」(0114)で受信した文字情報を保持する構成を採用している。ここで、本データ例は、前記「文字受信部」(0114)でブラウジング装置から受信したデータの構成そのままで保持する構成としているが、文字情報とテキスト入力エリアが関連づけられて保存される構成であればそれに限らない。
「テレビ装置用文字入力画面更新部」(0115)は、テレビ装置用文字入力画面を更新する機能を有する。具体的には、まず、前記「第一ブラウザ部」(0105)に出力されているテレビ装置用文字入力画面のテキスト入力エリアに対応する文字情報を前記「保持部」(0116)から取得する。そして、テレビ装置用文字入力画面の出力されているテキスト入力エリアに取得した文字情報を挿入し、画面の更新を行うという具合である。ここで、更新を行うタイミングは、ユーザが定めた入力した文字が即座に確認できる程度の間隔で更新を行う構成としてもよいし、ユーザの入力によって更新を行う構成としてもよい。さらには、保持部が保持している文字情報が追加・更新されたタイミングでテレビ装置用文字入力画面の更新を行う構成としてもよい。
図5は、保持部より文字情報を取得しテレビ装置用文字入力画面を更新する過程を説明するための図である。図5(a)は、更新前のテレビ装置用文字入力画面であり、図5(b)は、更新後のテレビ装置用文字入力画面である。なお、図5に示すテレビ装置用文字入力画面は図2Cに示す画面と同等の構成をしている。また、保持部に保持されている文字情報は図4に示す文字情報が保持されているものとする。
ここで、図5(a)に示す構成のテレビ装置用文字入力画面を更新するための命令を受けたとする。命令を受けると、テレビ装置用文字入力画面に出力されているテキスト入力エリアに与えられている名称(ここでは「name」)を元に保持部に記憶されている文字情報(図4)の検索を行う。そして、該当があれば取得する。検索の結果、文字情報が取得できれば、図5(b)に示すようにテレビ装置用文字入力画面に取得した文字情報を反映させてテレビ装置用文字入力画面を出力する。
<ハードウェア的構成>
図6〜9は、本実施例のネット対応テレビシステムにおけるハードウェア構成の一例を表す概念図である。図6は、テレビ装置のハードウェア構成の一例を示しており、図7は、リモコン装置のハードウェア構成の一例を示している。また、図8は、ブラウジング装置のハードウェア構成の一例を示しており、図9は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示している。これらの図を利用して、本実施例のネット対応テレビシステムにおけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
最初に、図6に示すテレビ装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するテレビ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0601)と、「主メモリ」(0602)とを備えている。また、テレビ装置は、選択することが可能なチャンネルなどを保存する「記憶装置」(0603)や、コンテンツを出力するための「画面」(0604)や、リモコン装置から赤外線リモコン信号を受信する「信号受信ユニット」(0605)や、サーバ装置と通信するための「通信ポート」(0606)などの「I/O」(0607)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(0608)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図7に示すリモコン装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するリモコン装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0701)と、「主メモリ」(0702)とを備えている。また、リモコン装置は、テレビ装置に送信するための情報などを保存する「記憶装置」(0703)や、テレビ装置に対して赤外線リモコン信号を送信するための「信号発信ユニット」(0704)や、ユーザがリモコン装置を操作するための「UI」(0705)などの「I/O」(0706)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(0707)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図8に示すブラウジング装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するブラウジング装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0801)と、「主メモリ」(0802)とを備えている。また、ブラウジング装置は、OSなどブラウザを動作させるために必要なアプリケーションなどを保存する「記憶装置」(0803)や、ネットを介してサーバ装置に接続するための「通信ポート」(0804)や、ブラウザ等を出力させるための「画面」(0805)や、ユーザが文字入力を行うための「UI」(0806)などの「I/O」(0807)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(0808)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図9に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するサーバ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0901)と、「主メモリ」(0902)とを備えている。また、サーバ装置は、文字入力画面や受信した文字情報等を保存する「記憶装置」(0903)や、ネットに接続するための「通信ポート」(0904)などの「I/O」(0905)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(0906)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
以下に、図6〜9に示したハードウェアの働きの一例について説明する。
≪テレビ装置用文字入力画面の出力≫
まず、テレビ装置の「画面」(0604)に図2A(a)に示すようなWEB画面が出力されており、サーバ装置の「記憶装置」(0903)には、図3のようなブラウジング装置用文字入力画面があらかじめ保存されているものとする。その状態で、例えばユーザがリモコン装置の「UI」(0705)を操作して、テレビ装置の「画面」(0604)に出力されているWEB画面(図2A(a))を構成するテキスト入力エリアの一つである「メールアドレス」にフォーカスを移動させようとする。
リモコン装置は、上記ユーザの操作を受けると「メールアドレス」にフォーカスを移動するために必要な命令を「記憶装置」(0703)から取得し、「信号発信ユニット」(0704)を介して、テレビ装置の「信号受信ユニット」(0605)へ送信する。
テレビ装置の「信号受信ユニット」(0605)は、リモコン装置からの命令を受けると、命令に基づきテレビ装置の「画面」(0604)に出力されているWEB画面を構成するテキスト入力エリアの一つである「メールアドレス」にフォーカスを移動する。
テレビ装置の「画面」(0604)に出力されているWEB画面を構成するテキスト入力エリアの一つである「メールアドレス」にフォーカスが移動すると、それを検知しサーバ装置へ「通信ポート」(0606)を介して通知を送信する。
サーバ装置は、テレビ装置より送信された通知を「通信ポート」(0904)を介して受信すると、「主メモリ」(0902)のワーク領域に展開されている「テレビ装置用文字入力画面取得プログラム」(0907)が通知を受信したことを検知する。次に「テレビ装置用文字入力画面取得プログラム」(0907)は、通知を検知すると通知に含まれるテキスト入力エリアに関する情報を取得する。次に、「テレビ装置用文字入力画面取得プログラム」(0907)は、テキスト入力エリアの情報を取得すると、サーバ装置の「記憶装置」(0903)に記録されている取得したテキスト入力エリアの情報に関連付けられたテレビ装置用文字入力画面のデータを取得する。そして、テレビ装置用文字入力画面のデータを取得すると、サーバ装置は「通信ポート」(0904)を介してテレビ装置に対して取得したテレビ装置用文字入力画面を送信する。
≪ブラウジング装置用文字入力画面の出力≫
ここで、サーバ装置はテレビ装置へテレビ装置用文字入力画面のデータを送信するとともにブラウジング装置に対してブラウジング装置用文字入力画面へアクセスするための情報を提供する。
ここで、ブラウジング装置用文字入力画面へアクセスするための情報は、ブラウジング装置に対してブラウジング装置用文字入力画面が保存されたURLが記載されたメールをブラウジング装置に送信してもよいし、テレビ装置にQRコードを表示させることでアクセスするための情報を提供してもよい。さらに、本例ではフォーカスが当たったテキスト入力エリアについてそれぞれテレビ装置用文字入力画面のデータを取得したが、あらかじめ複数のテキスト入力エリアで構成されたテレビ装置用文字入力画面のデータを準備しておき取得することとしてもよい。
テレビ装置は、サーバ装置より送信されたテレビ装置用文字入力画面を「通信ポート」(0606)を介して受信すると、テレビ装置用文字入力画面を「画面」(0604)に出力を行う。ここで、テレビ装置用文字入力画面は、WEB画面のサブ画面(別ウインドウ)として出力することが好ましい。
ユーザの操作によってブラウジング装置は、ブラウジング装置が有する「通信ポート」(0804)を介して、サーバ装置から提供されたブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報をもとにサーバ装置にアクセスしたとする。アクセスすると、ブラウジング装置は、サーバ装置よりブラウジング装置用文字入力画面を取得し、ブラウジング装置の「画面」(0805)にブラウジング装置用文字入力画面を出力する(図3に示す画面が出力される)
≪文字の入力≫
ここで、ブラウジング装置の「画面」(0805)にブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で、ユーザがブラウジング装置の「UI」(0806)を使用して文字入力を行ったとする。ユーザが文字を入力したことを検知すると、入力した文字情報をサーバ装置に対して送信する。
サーバ装置は、ブラウジング装置より「通信ポート」(0904)を介して文字情報を受信すると、受信した文字情報を「記憶装置」(0903)に保存するという具合である。
≪テレビ装置用文字入力画面の更新≫
次に、サーバ装置において外部からの入力やサーバ装置が備えるタイマ、スケジューラによってテレビ装置用文字入力画面の更新命令が生成されたとする。更新命令が生成されるとサーバ装置はそれを検知し「テレビ装置用文字入力画面更新プログラム」(0908)の起動を行う。
「テレビ装置用文字入力画面更新プログラム」(0908)が起動すると、サーバ装置の「記憶装置」(0903)からテレビ装置用文字入力画面に出力されているテキスト入力エリアの名称を元に文字情報の取得を行う。文字情報を取得すると、取得した文字情報をテレビ装置用文字入力画面に反映させて、サーバ装置は、「通信ポート」(0904)を介してテレビ装置に更新したテレビ装置用文字入力画面の送信を行う。そして、テレビ装置は、更新したテレビ装置用文字入力画面を「通信ポート」(0606)を介して受信すると、「画面」(0604)に更新したテレビ装置用文字入力画面の出力を行う。
そして、任意のタイミングでテレビ装置に出力されているWEB画面に出力されているテキスト入力エリアに対してテレビ装置用文字入力画面に出力されている文字の反映をおこなう。ここで、WEBページへ実際に反映させるタイミングは、ユーザの入力によって反映させてもよいし、あらかじめ定められたタイミング、もしくはスケジューラに設定されたタイミングであってもよい。さらには、テレビ装置用文字入力画面の更新のタイミングで行うこととしてもよい。
<処理の流れ>
図10は、本実施例のネット対応テレビシステムにおけるテレビ装置が出力しているWEB画面の操作を検知してから、テレビ装置用文字入力画面(必要に応じてブラウジング装置用文字入力画面)の生成までの流れの一例を表すフローチャートである。また、図11は、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスして文字入力を行いそれがサーバ装置の保持部に保持されるまで流れの一例を表すフローチャートである。さらに、図12はサーバ装置が更新命令をうけてから、テレビ装置用文字入力画面の更新を行うまでの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、図10に示す本実施例のネット対応テレビシステムにおけるテレビ装置が出力しているWEB画面の操作を検知してから、サーバ装置がテレビ装置用文字入力画面をテレビ装置に送信するまでの流れの一例を表すフローチャートについて説明する。
ここで、テレビ装置にWEBが出力されているものとし、リモコン装置よりWEB画面のフォーカス移動の命令を送信したとする(S1001)。テレビ装置は、リモコン装置よりフォーカス移動の命令を受信すると、WEB画面のフォーカスを移動させる(S1002)。フォーカスを移動すると、フォーカスの移動先がテキスト入力エリアであるか判別する(S1003)。フォーカスの移動先が、テキスト入力エリア以外であれば処理を終了させる。また、フォーカスの移動先がテキスト入力エリアである場合には、サーバ装置に対して通知を送信する(S1004)。
サーバ装置はテレビ装置から通知を受信すると、通知からフォーカスが移動したテキスト入力エリアの情報を取得する(S1005)。テキスト入力エリアの情報を取得すると、テキスト入力エリアの情報を元にテレビ装置用文字入力画面の取得を行う(S1006)。テレビ装置用文字入力画面の取得を行うと、テレビ装置に対してテレビ装置用文字入力画面を送信する(S1007)。テレビ装置用文字入力画面を送信すると、ブラウジング装置に対して、テレビ装置用文字入力画面に対応したブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報をブラウジング装置に送信する(S1008)
次に、図11に示す、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスして文字入力を行いそれがサーバ装置の保持部に保持されるまで流れの一例を表すフローチャートについて説明する。
まず、ユーザがテレビ装置を操作しブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報をブラウジング装置が取得したとする(S1101)。アクセスするための情報を取得すると、取得した情報に基づいてサーバ装置よりブラジング装置用文字入力画面にアクセスし取得する(S1102)。ブラウジング装置用文字入力画面を取得すると、ブラウジング装置にブラウジング装置用文字入力画面の出力を行う(S1103)。
ここで、ブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で、ブラウジング装置で文字入力を行うとする。ブラウジング装置で文字入力を行うとそれを検知する(S1104)。文字入力を検知すると、サーバ装置に対して入力された文字情報を送信する(S1105)。
サーバ装置は、ブラウジング装置から送信される文字情報を受信する(S1106)と、文字情報を保持する(S1107)という具合である。
次に、図12に示すサーバ装置が更新命令をうけてから、テレビ装置用文字入力画面の更新を行うまでの流れの一例を表すフローチャートについて説明する。
ここで、サーバ装置が更新命令を受信・生成したとする(S1201)。更新命令の受信・生成を検知すると、サーバ装置に保持されている、文字情報をテレビ装置用文字入力画面に出力されているテキスト入力エリアの名称で検索して取得する(S1202)。そして、取得した文字情報をテレビ装置用文字入力画面に反映させて更新し、テレビ装置へ送信する(S1203)。
テレビ装置は、更新されたテレビ装置用文字入力画面を受信すると、更新されたテレビ装置用文字入力画面の出力を行う(S1204)。そして、任意のタイミングでWEBページのテキスト入力画面にテレビ装置用文字入力画面に示された文字列の反映を行う(S1205)。
<効果の簡単な説明>
本実施例のネット対応テレビシステムによって、テレビ装置に出力されているWEBページのテキスト入力エリアにブラウジング装置で入力された文字列を出力させることが可能となる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、実施例1の構成を基本として、ブラウジング装置に入力された文字を出力・保持し、ブラウジング装置が保持する文字情報をユーザの決定を受付けることでサーバ装置へまとめて送信することを特徴とするネット対応テレビシステムである。なお、ここでは実施例1にて説明した構成について詳細な説明は省略し、本実施例において特徴的な箇所についてのみ説明する。
<機能的構成>
図13は、本実施例のネット対応テレビシステムにおける構成の一例を表す図である。この図にあるように本実施例は、実施例1を基本として、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するブラウジング装置が、「入力文字出力部」(1319)と「入力文字保持部」(1317)と、「決定受付部」(1318)を新たに有していることを特徴としている。
「入力文字出力部」(1319)は、文字入力部に入力された文字を第二ブラウザ部に出力する機能を有する。具体的には、ブラウジング装置用文字入力画面がブラウジング装置に出力している状態で、ブラウジング装置が有する文字入力部(1310)が受付けたユーザの操作によって入力された文字情報の内容を出力する。
「入力文字保持部」(1317)は、文字入力部から入力された文字を保持する機能を有する。具体的には、ブラウジング装置用文字入力画面が出力中に、ブラウジング装置が有する文字入力部(1310)で受付けた文字入力の内容を保持する。
「決定受付部」(1318)は、入力文字保持部に保持された文字を第二インターネット通信部から送信するためのユーザからの決定を受付ける機能を有する。具体的には、ブラウジング装置にて入力され保持されている文字情報を、ユーザからの決定を受けて送信する。
図14を用いて、本実施例のネット対応テレビシステムにおいてブラウジング装置が受付けた文字情報を出力・保持し、ユーザからの決定情報を受付けることにより、保持されている文字情報を送信するその一例を説明する。
図14(a)は、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスし、ブラウジング装置用文字入力画面を取得し出力した画面の一例である。図14(b)は、図14(a)がブラウジング装置に出力されている状態でブラウジング装置が文字入力を受付けた場合の画面の一例である。本図のブラウジング装置用文字入力画面は、ブラウジング装置の文字入力部で入力された文字を表示させるためのテキスト入力エリアと、入力された文字列をサーバ装置に対して送信を決定する「決定」ボタンが備えられている。なお、本図のブラウジング装置用文字入力画面は、テレビ装置が出力しているテレビ装置用文字入力画面と対応しているものとする(つまり、テレビ装置用文字入力画面にも「投稿者」のテキスト入力エリアの情報が出力されている)。
ここで、テキスト入力エリアに何も入力されていない状態(図14(a))で、ブラウジング装置がユーザの操作によって文字入力を受付けたとする(例えば、「山田太郎」を受付けるとする)。文字入力を受付けると、受付けた文字情報をテキスト入力エリアに出力し、ブラウジング装置は入力された文字情報を保持する(図14(b))。そして、「決定ボタン」を選択することで、ブラウジング装置が保持する文字情報をまとめて送信するという具合である。
<ハードウェア的構成>
図15を用いて本実施例のネット対応テレビシステムの特徴的な個所について説明する。
図15は、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するブラウジング装置のハードウェア構成の一例を示したものである。この図にあるように、本実施例のブラウジング装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(1501)と、「主メモリ」(1502)とを備えている。また、ブラウジング装置は、入力された文字情報や、OSなどブラウザを動作させるために必要なアプリケーションなどを保存する「記憶装置」(1503)や、ネットを介してサーバ装置に接続するための「通信ポート」(1504)などの「I/O」(1507)や、ブラウザ等を出力させるための「画面」(1505)や、ユーザが文字入力を行うための「UI」(1506)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(1508)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、ユーザがブラウジング装置を操作することによって、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするためにサーバ装置にアクセスしたとする。
アクセスすると、ブラウジング装置は、サーバ装置よりブラウジング装置用文字入力画面を取得し、ブラウジング装置の「画面」(1505)にブラウジング装置用文字入力画面を出力する(例えば、図14に示す画面)。
ここで、ブラウジング装置の「画面」(1505)にブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で、ユーザがブラウジング装置の「UI」(1506)を使用して文字入力を行ったとする。ユーザが文字を入力したことを検知すると、ブラウジング装置の「画面」(1505)に出力されているテキスト入力エリアに入力された文字を出力すると共に、入力された文字を「記憶装置」(1503)に保持する。
そして、決定の受付を受けたとする(例えば、図14に示す画面において「決定ボタン」を選択するなど)。決定の受付を受けると、「記憶装置」(1503)に保持された文字情報をサーバ装置に対して送信する。
<処理の流れ>
次に、図16に示す、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスして文字入力を行いそれがサーバ装置の保持部に保持されるまで流れの一例を表すフローチャートについて説明する。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、ユーザがブラウジング装置を操作し、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報を取得したとする(S1601)。アクセスするための情報を取得すると、取得した情報に基づいてサーバ装置よりブラジング装置用文字入力画面にアクセスし取得する(S1602)。ブラウジング装置用文字入力画面を取得すると、ブラウジング装置にブラウジング装置用文字入力画面の出力を行う(S1603)。
ここで、ブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で「決定」を受付ける(S1607)まで、文字の入力を受付ける(S1604)。なお、入力された文字は、ブラウジング装置用文字入力画面に出力する(S1605)と共に、ブラウジング装置に保持する(S1606)。
そして、入力を受付ける状態において「決定」を受付けたとする。決定を受付けると、保持されている文字情報を取得し、サーバ装置に対して取得された文字情報を送信する(S1608)。
サーバ装置は、ブラウジング装置から送信される文字情報を受信する(S1609)と、文字情報を保持する(S1610)という具合である。
<効果の簡単な説明>
本実施例のネット対応テレビシステムによって、ブラウジング装置に入力された文字を確認し、それが正しいことをユーザが確認したうえで、サーバ装置に文字情報を送信することが可能となる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、実施例1、2の構成を基本として、ブラウジング装置に出力されたブラウジング装置用文字入力画面に出力されたテキスト入力エリアが複数ある場合に、テキスト入力エリアの切替えができることを特徴とするネット対応システムである。なお、ここでは、実施例2を基本とした本実施例について説明する。また、実施例2にて説明した構成について詳細な説明は省略し、本実施例において特徴的な個所についてのみ説明する。
<機能的構成>
図17は、本実施例のネット対応テレビシステムにおける構成の一例を表す図である。この図にあるように本実施例は、実施例2を基本として、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するブラウジング装置が、「文字入力フィールド切替命令受付部」(1720)を新たに有していることを特徴としている。
「文字入力フィールド切替命令受付部」(1720)は、ユーザから文字入力フィールド切替命令を受付ける機能を有している。具体的には、ブラウジング装置に出力されたブラウジング装置用文字入力画面において、その画面に複数のテキスト入力エリアがある場合、複数のテキスト入力エリアそれぞれに切替えを行うことができるということである。
図18を用いて、本実施例の文字入力フィールド切替命令受付部の動作について説明する。図18(a)は、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスし、ブラウジング装置用文字入力画面を取得し出力した画面の一例である。図18(b)は、図18(a)がブラウジング装置に出力されている状態で「投稿者」のテキスト入力エリアに対して文字入力を受付けた場合の画面の一例である。さらに、図18(c)は、図18(b)において、テキスト入力エリアを「メールアドレス」に切替えて「メールアドレス」のテキスト入力エリアに対して文字入力を受けた場合の画面の一例である。本図のブラウジング装置用文字入力画面は、ブラウジング装置の文字入力部で入力された文字を表示させるための複数のテキスト入力エリアと、入力された文字列をサーバ装置に対して送信を決定する「決定」ボタンが備えられている。
なお、本図のブラウジング装置用文字入力画面は、テレビ装置が出力しているテレビ装置用文字入力画面と対応しているものとする(つまり、テレビ装置用文字入力画面には「投稿者」「メールアドレス」のテキスト入力エリアの情報が出力されているということである)。
ここで、テキスト入力エリアに何も入力されていない状態(図18(a))で、ブラウジング装置がテキスト入力エリアの「投稿者」に対して文字入力を受付けたとする(例えば、「山田太郎」を受付けるとする)。文字入力を受付けると、受付けた文字情報をテキスト入力エリアに出力し、ブラウジング装置は入力された文字情報を保持する(図18(b))。そして、テキスト入力エリア「メールアドレス」に切替えて文字入力を行う(図18(c))。そして、「決定ボタン」を選択することで、ブラウジング装置が保持する文字情報をまとめてサーバ装置へ送信する(本例では、「投稿者」に関連付けられた「山田太郎」と「メールアドレス」に関連付けられた「投稿@test.com」という情報がサーバ装置へ送信されるという具合である)。
<ハードウェア的構成>
図19を用いて本実施例のネット対応テレビシステムの特徴的な個所について説明する。
図19は、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するブラウジング装置のハードウェア構成の一例を示したものである。この図にあるように、本実施例のブラウジング装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(1901)と、「主メモリ」(1902)とを備えている。また、ブラウジング装置は、入力された文字情報や、OSなどブラウザを動作させるために必要なアプリケーションなどを保存する「記憶装置」(1903)や、ネットを介してサーバ装置に接続するための「通信ポート」(1904)や、ブラウザ等を出力させるための「画面」(1905)や、ユーザが文字入力を行うための「UI」(1906)などの「I/O」(1907)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(1908)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、ユーザがテレビ装置の画面に任意のWEB画面が出力されているものとする。この状態で、少なくとも「投稿者」と「メールアドレス」のテキスト入力エリアを含むWEBページを開いたとする。
テレビ装置は、WEBページが開かれたことを検知すると、開かれたWEBぺージに含まれるテキスト入力エリアの情報(「投稿者」と「メールアドレス」のテキスト入力エリアに関する情報)を取得して、取得した情報を含む通知をサーバ装置に通信ポートを介して送信する。
サーバ装置は、テレビ装置から通知を受信したことを検知すると、通知に含まれるテキスト入力エリアの情報を取得する。そして、サーバ装置に記録されている取得したテキスト入力エリアの情報に関連付けられたテレビ装置用文字入力画面とブラウジング装置用文字入力画面のデータを取得する(例えば、図18(a)に示す画面)。データを取得すると、テレビ装置用文字入力画面は、テレビ装置へ送信し、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報をブラウジング装置へ送信する。
ここで、ユーザがブラウジング装置を操作することによって、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするためにサーバ装置にアクセスしたとする。
アクセスすると、ブラウジング装置は、サーバ装置よりブラウジング装置用文字入力画面を取得し、ブラウジング装置の「画面」(1905)にブラウジング装置用文字入力画面を出力する(例えば、図18(a)に示す画面)。
ここで、ブラウジング装置の「画面」(1905)に複数のテキスト入力エリアを含むブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で、ユーザがブラウジング装置の「UI」(1906)を使用して文字入力を行ったとする。ユーザが文字を入力したことを検知すると、ブラウジング装置の「画面」(1905)に出力されているテキスト入力エリアに入力された文字を出力すると共に、入力された文字を「記憶装置」(1903)に保持する(例えば、図18(b)に示す画面)。
また、テキスト入力エリアを切替える命令を受けるとテキスト入力エリアの切替えを行う。そして、切替えたテキスト入力エリアにおいてユーザがブラウジング装置の「UI」(1906)を使用して文字入力を行ったとする。ユーザが文字を入力したことを検知すると、切替えられたテキスト入力エリアに入力された文字を出力すると共に、入力された文字を「記憶装置」(1903)に保持する(例えば、図18(c)に示す画面)。
そして、決定の受付を受けたとする(例えば、図18に示す画面において「決定ボタン」を選択するなど)。決定の受付を受けると、「記憶装置」(1903)に保持されたそれぞれのテキスト入力エリアの名称に関連付けられた文字情報をサーバ装置に対して送信する。
<処理の流れ>
次に、図20に示す、ブラウジング装置がサーバ装置にアクセスして文字入力を行いそれがサーバ装置の保持部に保持されるまで流れの一例を表すフローチャートについて説明する。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、ユーザがブラウジング装置を操作し、ブラウジング装置用文字入力画面にアクセスするための情報を取得したとする(S2001)。アクセスするための情報を取得すると、取得した情報に基づいてサーバ装置よりブラジング装置用文字入力画面にアクセスし取得する(S2002)。ブラウジング装置用文字入力画面を取得すると、ブラウジング装置にブラウジング装置用文字入力画面の出力を行う(S2003)。
ここで、ブラウジング装置用文字入力画面が出力された状態で「決定」を受付ける(S2007)まで、文字の入力とテキスト入力エリアの切替えを受付ける(S2004)。なお、入力された文字は、ブラウジング装置用文字入力画面に出力する(S2005)と共に、ブラウジング装置に入力されたテキスト入力エリアの情報と関連付けて保持する(S2006)。
そして、入力を受付ける状態において「決定」を受付けたとする。決定を受付けると、保持されているテキスト入力エリアの情報と関連付けられた文字情報を取得し、サーバ装置に対して取得された文字情報を送信する(S2008)。
サーバ装置は、ブラウジング装置から送信される文字情報を受信する(S2009)と、文字情報を保持する(S2010)という具合である。
ここで、本実施例における文字入力画面(テレビ装置用文字入力画面、ブラウジング装置用文字入力画面)は、上記実施例において説明したとおり、ユーザがテレビ装置に出力されているWEBページを操作すること(テキスト入力エリアへフォーカスを移動するなど)によって操作対象となったテキスト入力エリアの情報を通知することによって文字入力画面を取得する方法のほかに、テレビ装置とサーバ装置が一定の時間ごとに問合せその都度、ページに含まれるすべてのテキスト入力エリアの情報を通知することによって文字入力画面を取得する方法がある。
<効果の簡単な説明>
本実施例のネット対応テレビシステムによって、複数のテキスト入力エリアを含むブラウジング装置用文字入力画面がブラウジング装置に出力された場合、複数のテキスト入力エリアを切替えて文字情報を入力し、それが正しいことをユーザが確認したうえで、サーバ装置にそれぞれにテキスト入力エリアに入力された文字情報を送信することが可能となる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、実施例1から3の構成を基本として、リモコン装置が受付けた文字入力確定命令をテレビ装置を介してサーバ装置へ送信する。そして、文字入力確定命令を受信したサーバ装置は、文字入力確定命令に基づいてサーバ装置に保持されている文字情報をWEBページのテキスト入力エリアにサーバ装置が保持している文字情報を反映させることを特徴とするネット対応テレビシステムである。なお、ここでは、実施例2を基本とした本実施例について説明する。また、実施例2にて説明した構成について詳細な説明は省略し、本実施例において特徴的な個所についてのみ説明する。
<機能的構成>
図21は、本実施例のネット対応テレビシステムにおける構成の一例を表す図である。この図にあるように本実施例は、実施例2を基本として、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するリモコン装置が新たに「文字入力確定受付部」(2121)と、「文字入力確定信号生成部」(2122)を有している。また、テレビ装置は、「転送部」(2123)を有している。さらに、サーバ装置の「保持部」(2116)は、「確定手段」(2124)を有していることを特徴としている。
「文字入力確定受付部」(2121)は、入力された文字が確定したことを受付ける。具体的には、ユーザがブラウジング装置を操作してブラウジング装置用文字入力画面に入力した文字情報を確定させる。例えば、リモコン装置が備える「確定ボタン」を押下することで、入力された文字を確定させるという具合である。
「文字入力確定信号生成部」(2122)は、文字入力の受付の確定に応じて文字入力確定信号を生成してリモコン信号送信部に出力する機能を有している。具体的には、前記「文字入力確定受付部」(2121)で受付けた文字入力の確定に応じて、文字入力確定信号を生成し、リモコン信号送信部(2108)を介してテレビ装置へ送信する。
図22は、本実施例の文字入力確定信号生成部で生成される文字入力確定信号の一例を示したものである。本図に記載のデータ例は、XML形式で記述されている。この図にあるように、本データは文字入力確定信号だけの構造となっている。ここで、文字入力確定信号に他の情報を含める構成としてもよい。例えば、セキュリティを確保するためにパスワードなどを含めるなどである。これにより、文字入力確定信号のセキュリティを担保することが可能となる。さらには、文字情報など、他の情報を含めることとしても良い。
「転送部」(2123)は、リモコン装置から送信された文字入力確定信号をサーバ装置に対して第一インターネット通信部を介して転送する機能を有している。具体的には、リモコン装置が送信した、文字入力確定信号を「赤外線リモコン信号受信部」(2107)を介して受信し、受信した文字入力確定信号を「第一インターネット通信部」(2106)を介してサーバ装置に転送する。
「確定手段」(2124)は、転送されてきた文字入力確定信号に基づいて保持されている文字を処理のために確定する機能を有している。具体的には、テレビ装置が有する「第一インターネット通信部」(2106)を介して送信された文字入力確定信号を受信する。文字入力確定信号を受信すると、保持部(2116)に保持されている文字情報をテレビ装置に出力されているWEBページのテキスト入力エリアに反映させる。
<ハードウェア的構成>
図23〜25は、本実施例のネット対応テレビシステムにおけるハードウェア構成の一例を表す概念図である。図23は、リモコン装置のハードウェア構成の一例を示しており、図24は、テレビ装置のハードウェア構成の一例を示している。さらに、図25は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示している。これらの図を利用して、本実施例のネット対応テレビシステムにおけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて、本実施例の特徴的な箇所について説明する。
まず、図23示すリモコン装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するリモコン装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(2301)と、「主メモリ」(2302)とを備えている。また、リモコン装置は、テレビ装置に送信するための情報などを保存する「記憶装置」(2303)や、テレビ装置に対して赤外線リモコン信号や文字入力確定信号を送信するための「信号発信ユニット」(2304)や、ユーザがリモコン装置を操作する(文字入力の確定を受付けることも含む)ための「UI」(2305)などの「I/O」(2306)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(2307)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図24に示すテレビ装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するテレビ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(2401)と、「主メモリ」(2402)とを備えている。また、テレビ装置は、選択することが可能なチャンネルなどを保存する「記憶装置」(2403)や、コンテンツを出力するための「画面」(2404)や、リモコン装置から赤外線リモコン信号や文字入力確定信号を受信する「信号受信ユニット」(2405)や、サーバ装置と通信するための「通信ポート」(2406)などの「I/O」(2407)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(2408)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図25に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例について説明する。
この図にあるように、本実施例のネット対応テレビシステムを構成するサーバ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(2501)と、「主メモリ」(2502)とを備えている。また、サーバ装置は、文字入力画面や受信した文字情報等を保存する「記憶装置」(2503)や、ネットに接続するための「通信ポート」(2504)などの「I/O」(2505)も備えている。そして、これらが、「システムバス」(2506)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
以下に、図23〜25に示したハードウェアの働きの一例について説明する。
まず、ユーザがブラウジング装置を用いてブラウジング装置用文字入力画面に接続したうえで入力した文字情報が、テレビ装置用文字入力画面に出力されているものとする。その状態において、リモコン装置の「UI」(2305)を介して、ユーザより入力した文字の確定を受付けたとする。
入力した文字の確定を受付けたことを検知すると、リモコン装置の「文字入力確定信号生成プログラム」(2308)は、文字入力確定信号の生成を行う。文字入力確定信号を生成すると、リモコン装置の「信号発信ユニット」(2304)よりテレビ装置に対して文字入力確定信号を送信する。
テレビ装置は、リモコン装置より送信された文字入力確定信号を「信号受信ユニット」(2405)を介して受信する。「信号受信ユニット」(2405)が文字入力確定信号を受信したことを検知すると、「文字入力確定信号転送プログラム」(2409)が「通信ポート」(2406)を介してサーバ装置へ文字入力確定信号の転送を行う。
サーバ装置は、テレビ装置から送信された文字入力確定信号を「通信ポート」(2504)を介して受信すると、「文字入力確定プログラム」(2509)が、「記憶装置」(2503)に記憶されている、文字情報をテレビ装置に出力されているWEBページに含まれるテキスト入力エリアに文字情報の反映を行う。
<処理の流れ>
図26は、リモコン装置が文字入力の確定を受付けてから、テレビ装置に出力されているWEBページのテキスト入力エリアにサーバ装置が保持している文字情報を反映させるまでの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、リモコン装置が文字入力の確定を受付けたとする(S2601)。文字入力の確定を受付けると、リモコン装置は文字入力確定信号の生成を行う(S2602)。文字入力確定信号の生成を行うと、テレビ装置へ生成した文字入力確定信号を送信する(S2603)。テレビ装置は、リモコン装置より文字入力確定信号を受信すると(S2604)、サーバ装置へ受信した文字入力確定信号を転送する(S2605)。サーバ装置は、テレビ装置から転送された文字入力確定信号を受信する(S2606)と、テレビ装置が出力しているWEBページに含まれるテキスト入力エリアに関連付けられて保存されている文字情報の取得を行う(S2607)。文字情報を取得すると、テレビ装置が出力しているWEBページに含まれるテキスト入力エリアに対して文字情報の反映を行う(S2608)。