JP2010109410A - ホームコントロールシステム、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

ホームコントロールシステム、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホームコントローラの制御により、ユーザの電波リモコンでの操作が阻害される状況を無くする。
【解決手段】電波リモコン受信部15で電文を受信した際に、電波リモコン9からの電文18か、ホームコントローラ機器3からの電文19かを、送信元判別部電界強度レベルにより判定し、連覇リモコン9からの電文を優先して制御することで、ホームコントローラ機器3からの制御がユーザのエアコン13の操作意図を阻害しないシステムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波リモコンを備えた家電機器を遠隔操作する集中コントローラや、デマンド制御コントローラなどのホームコントローラに関し、特にホームコントローラからの制御による家電機器の正誤が、ユーザが電波リモコンを使って操作する意志に反する動作や不安全な動作を行なわないように防止するホームコントロールシステムに関するものである。
近年、従来の赤外線方式のリモコンに代わって、電波を使った電波リモコンにより制御できる機器が販売されるようになってきた。電波リモコンの場合は、赤外線リモコンに比べ、リモコンが物陰にあった場合でも、電波が回折したり反射することで電波が届く特徴がある。このため、赤外線リモコンのようにユーザが手で保持して対象機器に向けてスイッチを操作する必要がなく、テーブルに置いたまま操作できるといった利点が生かせる。
更に、こうした電波リモコンの受信部を利用して、家庭内のホームコントローラ機器から家庭内の家電機器を遠隔操作するシステムも提案されてきている。
一例としては、テレビ(以下、TV)に電波リモコンの電文の送受信部を備えておき、TV画面を見ながらTV用の電波リモコンで操作して寝室のエアコンを事前に運転させておいたり、使ってない部屋の照明を消灯したりする遠隔集中制御を行なうホームコントローラシステムがある。
また、別の例としては、家庭内の消費電力や消費電流量が契約電力値や契約電流量を越えないように自動的に各機器の使用している消費電力量や消費電力量を制御するデマコン制御を行なうホームコントローラシステムもある。従来のデマコン用システムは、工場やビルなどの電気設備に専用のデマコン制御機器を設置すると共に、負荷側のデマコン制御装置からリモート制御で電源を遮断できる特別の電源装置や、運転状態をコントロールできる特別な空調装置などの機器の導入を必要としていた。ところが、各家電機器が元々備えている電波リモコンの受信部を使って運転制御を行なう構成を採れば、デマコン制御用の専用の設備や機器を導入しなくても、家庭の分電盤に設けた消費電力の計測装置と電波リモコン用の送信部を一体化した小型な、設置の容易なデマンド用のホームコントローラなどの実現可能となるものである。
ところが、こうした遠隔集中制御用やデマコン制御用のホームコンとローラでは、実際に制御される家電機器が見通せない状態で制御される状況が発生するため、実際には遠隔制御される家電機器のある部屋に人が居て、元々その家電機器の手元操作用に付属している電波リモコンで制御しているにも関らず、その意図に反した制御がホームコントローラから行なわれ、ユーザの制御意図を損ねる結果になる場合も予想される。
例えば、電波リモコンで照明を点灯しているのにホームコントローラから消灯されたり、エアコンの温度設定を上げているのにホームコントローラから温度設定が下げられたりするケースが考えられる。
特に、デマコン制御の場合には、不安全に繋がるケースが発生することも危惧される。
例えば、ホームコントローラから冷房運転から送風運転へとデマコン制御された後、ユーザが電波リモコンで停止して就寝したにも関らず、他の家電機器の消費電力が下がった
ためにデマコン制御によりエアコンが冷房運転に再度復帰しまったり、デマコン制御によりIHクッキングヒータで火力が下がっていりのを知らずにユーザが調理台を離れた後、デマコン制御により火力が復帰して上がったてしまったりするケースなどである。
こうした手元のリモコンで操作しようとするユーザの意志に反するホームコントローラからの制御が行なわれないように調停する例として、家電機器の赤外線リモコンの信号を利用してデマンド制御を行う構成が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1では、デマンド制御装置から各家電機器の対向位置に配線した赤外線の受発光部を備えたローカル端末を設置して、デマンド制御装置からの消費電力を低下させる赤外線リモコンに代わる信号を送ったり、ユーザが手元で赤外線リモコンを操作した際の信号をローカル端末で同時に受光してモニタリングし、デマンド制御装置からの制御との調停を行い、ユーザの赤外線リモコンからの操作に反しない制御が行なわれないようにしている。
特開平10−246497号公報
しかしながら、引用文献1の家電機器の赤外線リモコンの受光部を利用したデマンド制御装置では、赤外線リモコンからの信号とデマコン制御装置のローカル端末からの信号を判別して、ユーザの意志に反しない制御を行なうためには、家電機器に赤外線リモコンの代わりとなる信号を送信したり、ユーザが操作する赤外線リモコンの信号をモニタリングできる位置、すなわち家電機器の近傍までローカル端末の受発光部を配線して設置する必要があり、施工の手間や費用が生じてしまう。
しかし、電波リモコンの受信部を用いたホームコントローラシステムでは、家電機器の近傍まで特許文献1のローカル端末のような設備を配置しなくても、電波リモコンの受信部で受信した電文の電界強度レベルを比較することにより、通常他室や分電盤付近に設置されたホームコントローラからの信号か、家電機器付近で操作される電波リモコンからの信号かを判別することが可能となる。
また、他の構成としては、指向性方向の違うアンテナを切り替えて受信して各アンテナで受信した電界強度レベルから電波の飛来方向や偏波方向を判定することにより、ホームコントローラからの信号か、家電機器付近で操作される電波リモコンからの信号かを判別することが可能となる。
本発明は、上記する従来の問題を解消するためになされたものであり、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステムとなっている。
これにより、家電機器の電波リモコン受信部が電文を受信した際の電界強度レベルにより、電波リモコンからの電文かホームコントローラ機器からの電文かの送信元の判定を行うことにより、電波リモコンによるユーザの制御が優先され、ホームコントローラ機器からの電文によりユーザの意図に反した制御が行なわれる不便さの無いホームコントローラシステムを実現することが可能となる。
このように、本発明によれば、ホームコントローラ装置により遠隔制御やデマコン制御などを行なっている家電機器の場合でも、ホームコントローラ機器からの電文により、電波リモコンでユーザが操作した制御に相反するような制御が行なわれることが無い、利便性の高いホームコントローラシステムを提供できる。
第1の発明は、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステムとなっている。
これにより、電波リモコンかホームコントローラ機器からの電文かを判別して、ユーザの電波リモコンからの操作が優先された違和感のない安全で利便性の高いホームコントローラシステムが実現できる。
第2の発明は、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、指向感度方向の異なる複数のアンテナ部を備え、前記各アンテナ部が電文を受信した際の電界強度レベルを比較することにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステムとなっている。
これにより、電波リモコンかホームコントローラ機器からの電文かを、より正確に判定して、ユーザの電波リモコンからの操作が優先された違和感のない安全で利便性の高いホームコントローラシステムが実現できる。
第3の発明は、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、家屋の消費電力量を検出する消費電力検出部と、前記電波リモコンの電文を受信する電波リモコン電文送受信部と、前記消費電力検出部が検出した消費電力量の変化に応じて運転状態を変化させる電文を前記家電機器の電波リモコン受信部に対して送信する制御電文送信部を備えたホームコントローラ機器を備えたホームコントローラシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステムとなっている。
これにより、デマンド制御に用いるホームコントローラシステムにおいても、電波リモコンかホームコントローラ機器からの電文かを判別して、ユーザの電波リモコンからの操作が優先された違和感のない安全で利便性の高いホームコントローラシステムが実現できる。
第4の発明は、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、家屋の消費電流量を検出する消費電力検出部と、前記電波リモコンの電文を受信する電波リモコン電文送受信部と、前記消費電力検出部が検出した消費電力量の変化に応じて運転状態を変化させる電文を前記家電機器の電波リモコン受信部に対して送信する制御電文送信部を備えたホームコントローラ機器を備えたホームコント
ローラシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、指向感度方向の異なる複数のアンテナ部を備え、前記各アンテナ部が電文を受信した際の電界強度レベルを比較することにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステムとなっている。
これにより、デマンド制御に用いるホームコントローラシステムにおいても、電波リモコンかホームコントローラ機器からの電文かをより正確に判定して、ユーザの電波リモコンからの操作が優先された違和感のない安全で利便性の高いホームコントローラシステムが実現できる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明において、電波リモコンからの電文を受信して所定時間内は前記ホームコントローラ機器からの電文は受理しないホームコントローラシステムとなっている。
これにより、ユーザの電波リモコンの操作がホームコントロール機器により直ぐに他の運転状況に変えられたりする不具合のないホームコントローラシステムが実現できる。
第6の発明は、第3ないし第4の発明に加えて、送信元判別部により前記ホームコントローラ機器からと判定される電文の場合には、消費電力を増加させる制御内容は受理しないホームコントローラシステムとなっている。
これにより、ユーザが機器の傍を離れた場合、ホームコントロール機器により不安全な方向の制御が実行されたりすることのない安全性の高いホームコントローラシステムが実現できる。
第7の発明は、電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムの制御方法であって、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別ステップ、を備えたホームコントロールシステムの制御方法となっている。
これにより、電波リモコンかホームコントローラ機器からの電文かを判別して、ユーザの電波リモコンからの操作が優先された違和感のない安全で利便性の高いホームコントローラシステムの制御方法が実現できる。
第8の発明は、第1のから第7の発明のいずれか1項に記載のデマンド制御装置の制御を実行するプログラムとなっている。
これにより、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の情報配信システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態1は、本発明のホームコントローラシステムの一例として、デマコン制御の用途に用いる場合の構成を説明するものであり、図1は、本実施の形態1における一般
家屋1にホームコントローラシステムを設置した構成の一例を示すブロック図である。デマコン制御の対象としては、説明の簡略化のために、室A、室Bに設置した各エアコンである室Aエアコン13、室Bエアコン10にみを記載しているが、家電機器の対象とする家電機器はエアコンに限らず他の家電機器を対象とすることも可能であり、台数も本実施の形態1のように2台に限定されるものではない。
図1の分電盤2は、家庭内への電力分配系統8のように各電力分配線へ商用電源を分配し、漏電ブレーカや安全ブレーカを納めたものである。デマコン制御機器3の消費電力検出部7は、分電盤2から現在の消費電力を検知する。消費電力の検知は、電力計の機能を備えた分電の場合には有線通信などで計測値を入力する方法でも構わないし、新たに電力計や検知回路を追加するといった方法でも構わない。また、消費電流を検出する構成の場合には、消費電流が検知できる検知回路で構成する。
ホームコントローラ機器の一例であるデマコン制御機器3は、装置全体を制御する制御部5と、電波リモコンのプロトコルで電文の送受信を行なう電波リモコン電文送受信部4と、記憶部6から構成する。記憶部6は、制御部5がデマコン制御を行なう内容を決定するためのデータを記憶する。例えばユーザが電波リモコン9でエアコン13を制御した場合のように、各家電機器の運転モードが変化した際の消費電力の変化量や、ユーザが予め明示的に指定したデマコン制御の方法を記憶する。例えば、室Bのエアコン10の温度設定上昇→室Bのエアコン10の停止→、次に室Aのエアコン13の温度設定上昇→室Aのエアコン13停止、といった優先順位である。
図1のエアコン10、エアコン13は、それぞれエアコン全体を制御する制御部11、制御部14と、ユーザが操作する電波リモコン9からの操作を指示する電文を受信する電波リモコン受信部12、15および、電界強度レベルにより送信元がデマンド制御装置3か電波リモコン9かを判別する送信元判別部16、17から構成する。なお、電波リモコン受信部15と送信元判別部16は、同じマイコン上で動作するプログラムとして実装して電波リモコンユニットとして構成しておけば、本実施の形態1のデマコン制御機能を持たないエアコンと電波リモコンユニットを交換するだけで共用でき、製造上でもメリットが期待できる。
一般の家庭では、電力会社の契約形態の種別やユーザの選択に従い、上限電流値を決めてこれを超えると分電晩に設置した安全ブレーカが作動して給電が停止する最大電流契約タイプや、実際に使用した実績から例えば30分間の平均消費電力値の最大値を元に基本料金が更新されるにデマンド電力契約により電気料金を決定しているのが一般的である。
本実施の形態1では、こうした電力契約の状況に対応して、家電機器の運転や運転モードの変更などにより、使用電流量が契約上限電流値を超えて安全ブレーカが作動したり、平均消費電力値の最大値を越えて基本料金が増加する状態を、自動的に家電機器を停止したり運転モードを変更することにより未然に防止する。特に、家電機器を停止したり運転モードを変更する際には、予め家電機器が備えた電波リモコンのプロトコルを使って、各家電機器を元々備える電波リモコン受信部に電文を送信して制御を行なう。
従って、デマコン制御のための制御回路を備えた専用の家電機器を導入して買い揃えたり、赤外線リモコンのプロトコルを使用して制御する場合のように各家電機器の近辺にデマンド制御装置3から受発光部をわざわざ配線するといった工事を行なう必要がなくなり、一般ユーザが導入し易いデマンド制御装置を実現できうるものである。
ところで、例えばデマンド制御が働いていた場合には、エアコン13の設置している部屋にユーザが居た場合、一時的に「冷房運転」を使いたくて電波リモコン9で「冷房運転
」に運転してもデマンド制御装置3から消費電力を削減するための「送風運転」や「運転停止」の電文が送信され、「冷房運転」が出来ない場合が発生しうる。このように、ユーザが電波リモコン9で操作したい意志と、デマコン制御装置3の制御と反する場合には、ユーザはデマコン制御装置3の設定を変更して、エアコン13をデマコン制御対象機器から外したり、デマコン制御の行なわれる優先順位を下げたりする手間が発生する。
そこで本実施の形態1では、送信元判別部16で、エアコン13の電波リモコン受信部15で受信した電文が電波リモコン9からの電文かデマコン制御装置3からの電文かを、受信した際の電界強度レベルによって判別し、電波リモコン9からの電文を優先して受理してエアコン13を制御すると共に、直後に再びデマコン制御装置3からの制御でエアコン13の制御で運転状態が変更されないように所定の期間デマコン制御装置3からの電文を受理しないよう設定する。所定の期間は、デマコン制御装置3の制御方法や家庭の状況にも影響するが、数10分〜数時間が想定され、この所定の期間の間にデマコン制御装置3では設定された優先順位に従って次の家電機器の消費電力量を下げたりする制御や、家事調理などの終了などによる消費電力の過剰状態が収まると考えられるものである。
一般に電界強度レベルは伝播距離が離れるに従い減衰する。このため、応接間やトイレやガレージなどの分電盤などに設置されたホームコントロール装置からの電文は、同室で操作される電波リモコンに比べて、伝播距離が長くなるため電界強度レベルが小さくなるため、適当な閾値を設定して比較すれば、デマコン制御装置3からの電文か電波リモコン9からの電文かが判別できうるものである。この際、デマコン制御装置と電波リモコンの電波出力を違える場合には、デマコン制御装置の設置場所と家電装置側の設置状況から、実測実験などにより最適な閾値を設定する方法が有効である。
なお、所定の期間としたが、部屋に人が居ることが想定される翌朝の所定時刻まではデマコン制御装置3からの制御を受理しない、といった構成にすることも可能である。
以下、図2のフローチャート図により、本実施の形態1でのデマコン制御装置3の動作の一例を説明する。
まず、デマコン制御機器3は動作を開始すると、所定時間おきに消費電力検出部7により、消費電力を検出する(ステップS20)。この検出値が所定の閾値を越えているかどうかを判定し(ステップS21)、越えていない場合には(NO)、ステップS20に戻る。ステップS21で越えている場合には(YES)、ステップS22に進んでデマコン制御内容の判定を行ない、この判定内容に従った家電機器の制御を行なうための電文を対象の家電機器の電波リモコンの電文形式に従って送信する(ステップS23)。
ここでステップS21の所定閾値は、対象家屋の電力会社との契約形態により契約電流量や消費電力量に基づいて決定する。30分などの規定の時間幅での平均消費電力などのように、即時検出値に対する演算を要する方式の場合には演算内容を決定するプログラムと共に記憶部7に記憶しておく(図示せず)。
電波リモコン9は、電波リモコンのスイッチが操作されたかどうかを判定し(ステップS24)、操作されれば電文を送出する(ステップS25)。
次に、エアコン13の電波リモコン受信部15は、電波リモコンの電文を受信すると(ステップS26)、受信した際の電界強度レベルを送信元判別部16に入力し、送信元判別部16により電波リモコン9からの電文かデマンド制御装置3からの電文かを判別し、判別結果を制御部16に入力する(ステップS27)。
ステップS27で、エアコン13の制御部16は、電波リモコンからの電文であった場合には、電文内容の制御を実行し(ステップS28)、この後、例えば1時間といった所定の時間の間、デマコン制御装置3からの電文を受理しない期間を設定するタイマをスタートさせる(ステップS29)。このタイマは、制御部16において所定の時間が経過すると割込み処理等により停止させる(図示せず)。
ステップS27で、エアコン13の制御部16は、受信した電文がデマコン制御装置3からの電文であった場合は、ステップS30に進む。ステップS30では、制御部16はデマコン制御装置3からの電文を受理しない期間であるかどうかを判定し(ステップS31)、受理しない期間であれば電文を破棄してステップS26に戻る。受理する期間であれば電文内容の制御を実行して(ステップS31)、ステップS26に戻る。
なお、図2では、所定の期間中はデマコン制御装置3から電文を破棄する構成を説明したが、運転状況を問い合わせる電文など、ユーザの電波リモコン9での操作を妨害しない内容の処理については実行する構成も可能である。
また、電文の送信元を判別する方法として電界強度レベルを比較する方法を説明したが、複数のアンテナを切り替えて、各アンテナの受信した電界強度レベルを比較する方法も有効である。単純な一例を挙げると、家電装置の電波リモコン受信部15に水平偏波に対して感度高い配置に設定した垂直偏波アンテナと、垂直偏波に対して感度高い配置に設置した水平偏波アンテナを構成し、電波リモコンからは水平偏波を発射するように構成したアンテナから電文を送信し、デマコン制御装置からは垂直偏波を発射するように構成したアンテナ用いれば、電波リモコン受信部15で水平偏波用アンテナでの電界強度レベルが垂直偏波用アンテナでの電界強度レベルに比べて大きければ、送信元が電波リモコン9であると判定できるものである。
また、電波リモコンからの電文をホームコントローラ機器からの電文に優先させる構成を説明したが、ユーザが家電機器の近傍に居ない場合の安全性を向上させる構成としては、送信元判定部がホームコントローラ機器からの電文であると判定した場合には、エアコンを停止状態から運転状態にしたり、暖房機器の熱量を上げるといった消費電力を現状より増加させる方向の制御は実行しないようにする構成も有効である。
最後に、本実施の形態1では、エアコンのみを例示しているが、IHヒーティング機器や冷蔵庫、温水給湯器や照明機器など電波リモコンを備えうる機器であれば、本発明のホームコントローラシステムの制御対象機器とできうるものである。
以上のように、本発明によれば、ホームコントローラ装置により遠隔制御やデマコン制御などを行なっている場合でも、ホームコントローラ機器からの電文により、電波リモコンでユーザが操作した制御に相反するような制御が行なわれることが無い、利便性の高いホームコントローラシステムを提供できる。
本発明の一例となる実施の形態1におけるホームコントロールを設置した一例を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるホームコントロールシステムの動作シーケンスの一例を示すフロー図
符号の説明
1 家屋
3 デマンド制御機器(ホームコントローラ機器)
4 電波リモコン電文送受信部
7 消費電力検出部(消費電流検出部)
9 電波リモコン
10 室Bエアコン(家電機器)
12 電波リモコン受信部
13 室Aリモコン(家電機器)
15 電波リモコン受信部
16、17 送信元判定部

Claims (8)

  1. 電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステム。
  2. 電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、指向感度方向の異なる複数のアンテナ部を備え、前記各アンテナ部が電文を受信した際の電界強度レベルを比較することにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステム。
  3. 電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、家屋の消費電力量を検出する消費電力検出部と、前記電波リモコンの電文を受信する電波リモコン電文送受信部と、前記消費電力検出部が検出した消費電力量の変化に応じて運転状態を変化させる電文を前記家電機器の電波リモコン受信部に対して送信する制御電文送信部を備えたホームコントローラ機器を備えたホームコントローラシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステム。
  4. 電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、家屋の消費電流量を検出する消費電力検出部と、前記電波リモコンの電文を受信する電波リモコン電文送受信部と、前記消費電力検出部が検出した消費電力量の変化に応じて運転状態を変化させる電文を前記家電機器の電波リモコン受信部に対して送信する制御電文送信部を備えたホームコントローラ機器を備えたホームコントローラシステムにおいて、前記電波リモコン受信部は、指向感度方向の異なる複数のアンテナ部を備え、前記各アンテナ部が電文を受信した際の電界強度レベルを比較することにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別部を備えたホームコントロールシステム。
  5. 電波リモコンからの電文を受信して所定時間内は前記ホームコントローラ機器からの電文は受理しない、請求項1ないし4のいずれかに記載のホームコントローラシステム。
  6. 前記送信元判別部により前記ホームコントローラ機器からと判定される電文の場合には、消費電力を増加させる制御内容は受理しない、請求項3ないし4のいずれかに記載のホームコントローラシステム。
  7. 電波リモコンから受信した電文内容に従った制御を行なう電波リモコン受信部を備えた家電機器と、前記電波リモコン受信部に電文を送信することにより前記家電機器を遠隔制御するホームコントローラ機器を備えたホームコントロールシステムの制御方法であって、前記電波リモコン受信部は、電文を受信した際の電界強度レベルにより前記電波リモコンからの電文か、前記ホームコントローラ機器からの電文かを判別する送信元判別ステップ、を備えたホームコントロールシステムの制御方法。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のホームコントローラの制御を実行するプログラム。
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