JP2010109146A - 実装部品の検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に実装されたTCPに対する撮像カメラの焦点合わせを容易に行えるようにした検査装置を提供することにある。
【解決手段】基板に実装されたTCPの実装状態を撮像する撮像カメラ15と、撮像カメラを基板に実装されたTCPに対して接離する方向に駆動する上下駆動源19と、撮像カメラからの画像信号に基いて撮像カメラの焦点が所定の位置に合っているか否かを判定する判定部23と、判定部23の判定に基いて上下駆動源を作動させて撮像カメラを駆動し撮像カメラの焦点を所定の位置に合わせる駆動制御部26と、撮像カメラの焦点が所定の位置に合わされたときの上下駆動源による撮像カメラの焦点位置が格納蓄積される記憶部24と、撮像カメラの焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、記憶部に格納蓄積された撮像カメラの焦点位置に基いて撮像カメラの駆動範囲を設定する設定部27を具備する。
【選択図】 図6

Description

この発明は基板に異方性導電部材を介して実装された電子部品の実装状態の検査装置及び検査方法に関する。
たとえば、基板としての液晶セルは外面に偏向板が貼り付けられた2枚のガラス板の内面を対向させてシール剤によって所定の間隔で貼り合わせ、これらガラス板間に液晶を封入して形成される。
上記液晶セルの側辺部には駆動用の電子部品としてのTCP(Tape Carrier Package)が実装される。液晶セルの側辺部にTCPを実装する場合、その側辺部にテープ状の異方性導電部材を貼着し、そこに上記TCPを仮圧着した後、このTCPを圧着ツールで加熱加圧することで、上記異方性導電部材を溶融硬化させて本圧着するようにしている。
特許文献1には液晶セルの側辺部にTCPを異方性導電部材によって本圧着(実装)する実装装置が開示されている。
TCPを液晶セルに本圧着したならば、その実装が確実に行なわれているか否かが検査される。液晶セルに対するTCPの実装状態の検査は、TCPと基板との間に介在する異方性導電部材に含まれた金属粒子が確実に潰されているか否か、つまり上記金属粒子によってTCPと液晶セルの端子が電気的に確実に接続されているか否かによって判定される。
すなわち、液晶セルの側辺部の上面にTCPを実装したならば、その実装部分を液晶セルの下面側から撮像カメラによって撮像する。液晶セルは透明なガラス板によって形成されているから、ガラス板を通してガラス板とTCPとの間に介在する異方性導電部材に含まれた金属粒子の状態を観察することができる。それによって、上記TCPの実装状態の良否を判定することができる。
上記TCPの実装部分を撮像カメラによって撮像する場合、その撮像カメラの焦点位置を液晶セルとTCPの間の異方性導電部材に一致するよう、上記撮像カメラを位置決め駆動する。
上記撮像カメラは、上記異方性導電部材に含まれる金属粒子が微細であるため、その金属粒子を確実に観察できるよう倍率の高いものが用いられる。そのため、撮像カメラは焦点深度が浅く、視野が狭くなるから、その焦点位置を液晶セルとTCPの間に介在する異方性導電部材に合わせるのに多くの手間が掛かるということがある。
一般的に、撮像カメラの焦点位置を被写体に合わせるには、撮像カメラと被写体との距離を予め測定手段で測定しておき、その結果に基いて撮像カメラを駆動して位置決めするアクティブ方式とよればれる第1の方法と、所定の範囲内を撮像カメラで一方向から順に撮像し、最もピンボケしていない画像が得られた位置に撮像カメラを位置決めするパッシブ方式とよればれる第2の方法が知られている。
特開2003−234373号公報
アクティブ方式では撮像カメラの移動量を予め設定できるから、位置合わせに要する時間を比較的短くできるという利点を有する。しかしながら、撮像カメラと被写体との距離を測定する測定手段が必要になるから、構成の複雑化やコストアップを招くというデメリットが生じる。
パッシブ方式では測定手段が不要であるため、アクティブ方式に比べて安価に構成することができる。しかしながら、撮像カメラの焦点位置が被写体に一致する位置を探すのに時間が掛かるということがある。
しかも、撮像カメラを移動させる範囲(駆動範囲)を大きくし過ぎると、焦点位置を被写体に一致させるまでの駆動時間が長く掛かることがあり、逆に駆動範囲を狭くすると、その駆動範囲内に被写体に一致する撮像カメラの焦点位置がないということもある。
この発明は、撮像手段の焦点を、所定の位置に迅速かつ確実に位置決めすることができるようにした実装部品の検査装置及び検査方法を提供することにある。
この発明は、基板に実装された電子部品の実装状態を検査する検査装置であって、
上記基板に実装された電子部品の実装状態を撮像する撮像手段と、
この撮像手段を上記基板に実装された電子部品に対して接離する方向に駆動する駆動手段と、
上記撮像手段からの画像信号に基いて上記撮像手段の焦点が所定の位置に合っているか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定に基いて上記駆動手段を作動させて上記撮像手段を駆動しこの撮像手段の焦点を所定の位置に合わせる駆動制御手段と、
上記撮像手段の焦点が所定の位置に合わされたときの上記駆動手段による上記撮像手段の焦点位置が格納蓄積される記憶手段と、
上記撮像手段の焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、上記記憶手段に格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の駆動範囲を設定する設定手段と
を具備したことを特徴とする実装部品の検査装置にある。
上記設定手段は、上記記憶手段に蓄積された上記撮像手段の複数回の焦点位置の平均値から標準偏差を求め、上記撮像手段の駆動範囲を上記標準偏差の3倍の範囲内に設定することが好ましい。
上記基板の側辺部には上記電子部品が異方性導電部材によって実装されていて、
上記撮像手段は上記基板と上記電子部品との間に介在する上記異方性導電部材を上記基板を通じて撮像することが好ましい。
上記記憶手段は、基板の品種と、その基板の品種に応じて実装される複数の電子部品の位置毎に上記撮像手段の上記焦点位置が格納蓄積されていて、
上記撮像手段の焦点の位置合わせを行うとき、同じ品種の基板の同じ位置に実装される複数の電子部品に分けて上記記憶手段に格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の駆動範囲が設定されることが好ましい。
この発明は、基板に実装された電子部品の実装状態を検査する検査方法であって、
上記基板に実装された電子部品の実装状態を撮像手段によって撮像する工程と、
上記電子部品の実装状態を撮像するとき、上記撮像手段を上記基板に実装された電子部品に対して接離する方向に駆動して上記撮像手段の焦点を所定の位置に合わせる工程と、
上記撮像手段からの画像信号に基いて上記撮像手段の焦点が上記所定の位置に合っているか否かを判定する工程と、
上記判定に基いて上記撮像手段を駆動してこの撮像手段の焦点を上記所定の位置に合わせる工程と、
上記撮像手段の焦点が所定の位置に合わされたとき、上記駆動手段によって駆動された上記撮像手段の焦点位置を格納蓄積する工程と、
上記撮像手段の焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の上記駆動範囲を設定する工程と
を特徴とする実装部品の検査方法にある。
上記撮像手段の駆動位置の格納蓄積は、基板の品種と、その基板に実装される電子部品の位置に毎に分類されることが好ましい。
この発明によれば、撮像手段を駆動手段で駆動してその焦点を所定の位置に合わせたときの上記撮像手段の焦点位置を格納蓄積し、撮像手段の焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、上記蓄積に基いて撮像手段の駆動範囲を設定するようにした。
そのため、撮像手段の駆動範囲を格納蓄積された焦点位置に基いて狭くし、しかも撮像手段の焦点の位置合わせを、この撮像手段の駆動範囲内で行うことが可能となるから、その位置合わせを迅速かつ確実に行なうことができる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示すこの発明の検査装置は液晶セルなどの基板Wを水平方向に駆動位置決めする駆動機構1を備えている。この駆動機構1はベース部材2を有し、このベース部材2には同図に矢印で示すX方向に移動可能なXテーブル3が設けられている。このXテーブル3は上記ベース部材2の一端に設けられたX駆動源4によってX方向に駆動されるようになっている。
上記Xテーブル3には、上記X方向と直交するY方向に沿って移動可能なYテーブル5が設けられている。このYテーブル5は上記Xテーブル3の一端に設けられたY駆動源6によって上記X方向と直交するY方向に駆動されるようになっている。
図2と図3に示すように上記基板Wの4つの側辺のうち、たとえば1つの側辺にはμm単位の幅寸法で複数の透明な金属端子11が所定間隔で設けられ、その金属端子11には電子部品としての複数のTCP8、たとえば図2に示すように8つのTCP8(それぞれのTCPの符号を8a〜8hとする)がテープ状の異方性導電部材12を介して所定間隔で本圧着されている。
基板Wの側辺部にTCP8を本圧着する前、異方性導電部材12に含まれた金属微粒子13は図4(a)に示すように球形の状態で水平方向に対して所定の間隔で分散している。そして、上記TCP8を基板Wの側辺部に本圧着すると、図4(b)に示すように上記金属微粒子13はTCP8と基板Wとで押し潰されて楕円形状或いは非円形状になる。
それによって、上記基板Wに異方性導電部材12を介してTCP8が本圧着された後、異方性導電部材12に含まれた金属微粒子13が十分に押し潰されているか否かを確認することで、上記TCP8が基板Wの側辺部に確実に本圧着されているかどうかを判定することができる。
基板Wに本圧着されたTCP8は、その圧着状態の良否が上記ベース部材2の確認位置に配置された撮像手段としての撮像カメラ15によって基板Wの後述するように下面側から撮像されることで確認される。そして、その撮像に基いてTCP8の実装状態が上述した金属微粒子3の潰れ状態によって判定される。
図1に示すように、上記撮像カメラ15は上下可動体17の上面に撮像窓15aを上に向けて垂直に設けられている。上下可動体17はリニアガイド16にガイドされて上下動可能となっている。この上下可動体17には上記リニアガイド16に回転可能に支持された送りねじ18が螺合されている。この送りねじ18は駆動手段としての上下駆動源19によって回転駆動される。それによって、上記撮像カメラ15が設けられた上記上下可動体17が上下方向に駆動される。
TCP8の本圧着状態を撮像した上記撮像カメラ15の撮像信号は、図6に示すように画像処理部21に出力される。画像処理部21は上記撮像カメラ15の撮像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して制御装置22に設けられた判定部23に出力する。
上記判定部23では撮像カメラ15によって撮像された画像の焦点が高さ方向の所定の位置、つまり基板WのTCP8との間に介在する異方性導電部材12の高さ位置に合っているか否かを判定する。
すなわち、その判定は、上記画像処理部21でデジタル化された上記撮像カメラ15からの撮像信号を、上記判定部23でたとえば基板Wの側辺部に設けられた金属端子11の長手方向に対して直交する方向である、幅方向に沿って走査し、そのときの画像の白を(0)、黒を(1)とし、(0)と(1)の分布状態を調べ、その結果によって焦点が合っているか否かを判定する。
上記撮像カメラ15の焦点位置が基板WとTCP8との間に設けられた上記異方性導電部材12の高さ位置、すなわち基板Wに設けられた金属端子11の高さ位置に合っていれば、金属端子11は黒(1)として判定され、それ以外の部分は白(0)として判定される。したがって、撮像カメラ15の焦点が金属端子11の高さ位置に合っている場合、(1)と(0)の分布状態は図5(a)に示すよう金属端子11の幅方向両端の境界が明確に分かれるから、垂直に段差が付いた状態になる。
それに対して撮像カメラ15の焦点が金属端子11の高さ位置に合っていない場合には、図5(b)に示すよう金属端子11の幅方向両端の境界部分での(1)と(0)の分布状態が不鮮明になるから、その境界部分はなだらかな曲線となる。
したがって、上記撮像カメラ15をたとえば下方から上方に向かって所定の高さの範囲で駆動して基板WのTCP8が本圧着された部分を下面側から走査する。そして、その走査範囲内で撮像カメラ15のピンボケしていない画像を上記判定部23で判定し、そのときの高さに撮像カメラ15を移動する。つまり、撮像カメラ15の焦点位置を異方性導電部材12の高さ位置に合わせる。
撮像カメラ15の焦点位置を異方性導電部材12の高さ位置に合わせたならば、その位置の画像から作業者はTCP8の実装状態の良否を判定し、さらにそのときの撮像カメラ15の焦点位置は記憶部24にYテーブル5のX、Y座標と関連付けて記憶される。なお、このときの基板Wの品種は予め記憶されている。
上記基板Wの1つの側辺部には、上述したように8つのTCP8a〜8hが実装されている。したがって、基板Wの品種及びYテーブル5のX、Y座標と関連付けて各TCP8a〜8hを撮像するとき、撮像カメラ15の焦点が異方性導電部材12に一致する高さ位置が各TCP8a〜8h毎に記憶部24に記憶される。
記憶部24では、8つのTCP8a〜8hに対する撮像カメラ15の焦点位置のデータが各TCP8a〜8h毎に複数回、たとえば10回程度蓄積される。記憶部24に蓄積されたデータは設定部27に送られる。設定部27では、各TCP8a〜8h毎のデータの平均値mを求め、その平均値mから各TCP8a〜8h毎の標準偏差σを算出する。
図7は、たとえば1つのTCP8aに対して撮像カメラ15の焦点位置合わせを10回行ったときの、撮像カメラ15の焦点位置が異方性導電部材12に一致したときの、上記撮像カメラ15の高さ位置をプロットし、それらの高さ位置の平均値mを求め、さらに標準偏差σを求めるときの説明図である。
このように、記憶部24に記憶された各TCP8a〜8hを撮像するための撮像カメラ15の焦点を異方性導電部材12の高さに合せたときの上記撮像カメラ15の焦点位置に基いて、設定部27で各TCP8a〜8h毎に撮像カメラ15の高さ位置の標準偏差σを求め終わったならば、つぎからのTCP8、たとえばつぎの基板Wに実装されたTCP8を撮像する際には、撮像カメラ15を駆動制御部26によって各TCP8a〜8h毎の標準偏差σの3倍の範囲内、つまり3σの範囲内で上下方向に駆動する。
すなわち、複数の基板WのTCP8a〜8hに対し、実装状態を判定するために撮像カメラ15の焦点合わせを繰り返して行う場合、設定部27で求められた標準偏差σに基いて撮像カメラ15の上下方向の走査範囲標準偏差σの3倍の範囲に設定する。
それによって、統計上、基板Wの1つの側辺部に8つのTCP8a〜8hを実装した異方性導電部材12に対し、撮像カメラ15の焦点位置を迅速に、しかも確実に合わせることが可能となるから、8つのTCP8a〜8hの実装状態、つまり異方性導電部材12に含まれた金属微粒子13の潰れ度合の判定を作業者は肉眼によって能率よく確実に行なうことができる。
図8は上述した動作を説明したフローチャートである。すなわち、STEP1では基板WがTCP8の圧着状態を確認する位置に駆動位置決めされる。それと同時に、撮像カメラ15は走査開始位置に位置決めされる。
STEP2では撮像カメラ15を下方から上方に向かって走査させる。STEP3では撮像カメラ15の走査範囲内で、ピンボケしていない画像が得られる位置に上記撮像カメラ15を移動させた後、その画像によってTCP8の実装状態を判定する。それと同時に、そのときの撮像カメラ15の高さ位置を蓄積する。
STEP4では、基板Wに実装された全てのTCP8に対してピンボケしない撮像カメラ15の高さ位置を求めて蓄積する。STEP5では蓄積された各TCP8に対する撮像カメラ15の焦点の高さ位置から、新しい基板Wに対する撮像カメラ15の走査範囲を決定し、決定された走査範囲に基いて新しい基板Wに実装されたTCP8に対して上述した動作を繰り返して行う。
以上のように、基板Wの1つの側辺部に実装された8つのTCP8a〜8hの実装状態を撮像カメラ15によって撮像して判定する場合、基板Wの撓み状態などによってそれぞれのTCP8a〜8hの高さが異なることがあるから、その高さに応じて撮像カメラ15の焦点位置を変えて撮像しなければならないことがある。
その場合、作業者が熟練度に頼ってその都度、撮像カメラ15を上下方向に走査させて焦点を合わせるようにしたのでは、焦点深度が浅く、視野が狭い特に撮像カメラ15を用いている場合には作業性が大幅に低下することになる。
しかしながら、基板Wの大きさや材質などの品質が同じで、同じ数のTCP8を実装する場合などであれば、各基板WのX、Y方向において同じ位置のTCP8であれば、そのTCP8を撮像するための撮像カメラ15の焦点位置はほぼ同じ或いはそのずれは所定の範囲内、つまり標準偏差σの3倍の範囲内であると考えることができる。
したがって、上述したようにそれぞれのTCP8の位置において、撮像カメラ15の焦点が異方性導電部材12に合う高さ位置を複数回求め、その複数回の高さのデータから平均値m及び標準偏差σを算出し、その標準偏差σの3倍の範囲内で撮像カメラ15を上下方向に走査させるようにすれば、ほとんどの場合はその走査範囲内で撮像カメラ15の焦点位置を異方性導電部材12に合わせることが可能となる。
このように、撮像カメラ15の上下方向の走査範囲を標準偏差σの3倍の範囲内とすれば、その駆動範囲を十分に狭くすることができるから、撮像カメラ15の焦点合わせを迅速かつ的確に行なうことが可能となる。
なお、基板Wによってはその4つの側辺部の2つ以上の側辺部にそれぞれに複数のTCP8が実装されることがある。その場合、上述したように各側辺毎の複数のTCP8それぞれの標準偏差σを求め、各TCP8毎の標準偏差σから各側辺部ごとの標準偏差σを求め、その側辺部毎の標準偏差σに基いて1つの側辺部に設けられた複数のTCP8に対して撮像カメラ15の上下方向の走査範囲を同じに設定してもよい。
つまり、1つずつのTCP8に対して標準偏差σを設定してもよいが、標準偏差σを各側辺部毎に設定し、各辺毎に撮像カメラ15の上下方向の走査範囲を設定するようにしてもよい。
また、基板Wの1つの側辺部に複数のTCP8が実装されている場合、複数のTCP8の標準偏差σから1つの側辺部全体のTCP8に対して1つの標準偏差σを求め、その標準偏差σに基いて複数のTCP8に対して撮像カメラ15の上下方向の走査範囲を設定してもよい。
この発明の一実施の形態を示す検査装置の概略図。 TCPが実装された基板の一端部を示す平面図。 TCPが実装された基板の一端部を拡大して示す側面図。 (a)はTCPの実装が不確実な場合の異方性導電部材の金属微粒子の状態を説明するための図、(b)はTCPの実装が確実に行われた場合の異方性導電部材の金属微粒子の状態を説明するための図。 (a)は撮像カメラの焦点が金属端子に合っているときの画像の状態の説明図、(b)は撮像カメラの焦点が金属端子に合っていないときの画像の状態の説明図。 制御系統のブロック図。 同じ位置のTCPを撮像カメラによって複数回を撮像したときの標準偏差を求めるため説明図。 基板の位置決めと撮像カメラによる撮像の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…駆動機構、11…金属端子、12…異方性導電部材、13…金属微粒子、15…撮像カメラ(撮像手段)、19…上下駆動源(駆動手段)、21…画像処理部、22…制御装置、23…判定部(判定手段)、24…記憶部(記憶手段)、26…駆動制御部(駆動制御手段)、27…設定部(設定手段)。

Claims (6)

  1. 基板に実装された電子部品の実装状態を検査する検査装置であって、
    上記基板に実装された電子部品の実装状態を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段を上記基板に実装された電子部品に対して接離する方向に駆動する駆動手段と、
    上記撮像手段からの画像信号に基いて上記撮像手段の焦点が所定の位置に合っているか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定に基いて上記駆動手段を作動させて上記撮像手段を駆動しこの撮像手段の焦点を所定の位置に合わせる駆動制御手段と、
    上記撮像手段の焦点が所定の位置に合わされたときの上記駆動手段による上記撮像手段の焦点位置が格納蓄積される記憶手段と、
    上記撮像手段の焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、上記記憶手段に格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の駆動範囲を設定する設定手段と
    を具備したことを特徴とする実装部品の検査装置。
  2. 上記設定手段は、上記記憶手段に蓄積された上記撮像手段の複数回の焦点位置の平均値から標準偏差を求め、上記撮像手段の駆動範囲を上記標準偏差の3倍の範囲内に設定することを特徴とする請求項1記載の実装部品の検査装置。
  3. 上記基板の側辺部には上記電子部品が異方性導電部材によって実装されていて、
    上記撮像手段は上記基板と上記電子部品との間に介在する上記異方性導電部材を上記基板を通じて撮像することを特徴とする請求項1記載の実装部品の検査装置。
  4. 上記記憶手段は、基板の品種と、その基板の品種に応じて実装される複数の電子部品の位置毎に上記撮像手段の上記焦点位置が格納蓄積されていて、
    上記撮像手段の焦点の位置合わせを行うとき、同じ品種の基板の同じ位置に実装される複数の電子部品に分けて上記記憶手段に格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の駆動範囲が設定されることを特徴とする請求項1記載の実装部品の検査装置。
  5. 基板に実装された電子部品の実装状態を検査する検査方法であって、
    上記基板に実装された電子部品の実装状態を撮像手段によって撮像する工程と、
    上記電子部品の実装状態を撮像するとき、上記撮像手段を上記基板に実装された電子部品に対して接離する方向に駆動して上記撮像手段の焦点を所定の位置に合わせる工程と、
    上記撮像手段からの画像信号に基いて上記撮像手段の焦点が上記所定の位置に合っているか否かを判定する工程と、
    上記判定に基いて上記撮像手段を駆動してこの撮像手段の焦点を上記所定の位置に合わせる工程と、
    上記撮像手段の焦点が所定の位置に合わされたとき、上記駆動手段によって駆動された上記撮像手段の焦点位置を格納蓄積する工程と、
    上記撮像手段の焦点の位置合わせを繰り返して行うとき、格納蓄積された上記撮像手段の焦点位置に基いて上記撮像手段の上記駆動範囲を設定する工程と
    を特徴とする実装部品の検査方法。
  6. 上記撮像手段の駆動位置の格納蓄積は、基板の品種と、その基板に実装される電子部品の位置に毎に分類されることを特徴とする請求項5記載の電子部品の検査方法。
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