JP2010108425A - 取引監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動取引装置利用者の携帯電話機使用を監視するに際し、自動取引装置併設の通話装置を使用する動作については利用者に対して異常報知することのない取引監視装置を提供する。
【解決手段】送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置において、 利用者を撮像した画像データ及び/又は利用者が発声する音声データを取得する取得部と、 前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定すると異常報知を行う制御部と、前記自動取引装置に併設された通話装置が使用されていることを検知する検知部とを備え、前記制御部は、前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合、前記異常報知を禁止することを特徴とした取引監視装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置に関する。
従来、複数の利用者間での金銭取引においては、金融機関やコンビニエンスストアなどに設置された自動取引装置(例えばATMなど)を用いた振込や振替などの送金手続きが広く利用されている。
ところが、近年、この自動取引装置による送金手続きを利用して、家族や親族などの身内の者を装い現金の送金を要求する詐欺行為が増加しており、社会的に問題となっている。
また、同様に、公的団体の職員を装って、医療費や税金が還付される等、払いすぎた金銭が返還されるかのように偽り、言葉巧みに自動取引装置を操作させて、操作者本人が気付かないうちに、他人(詐欺行為者)の口座に金銭を振り込ませる詐欺行為も急増している。
一般に、このような詐欺行為は、聴力や判断力が衰えた高齢者が被害者として狙われることが多い。その手口として、詐欺行為者は、被害者の身内などを装って自動取引装置の前まで出向いた後に詐欺行為者自身まで携帯電話機にて電話するよう被害者を誘導し、被害者からの電話があると自動取引装置の操作方法を具体的に指示して送金手続きを行わせる。
かかる問題に対して、送金処理を行うときに自動取引装置の利用者が携帯電話機を使用している行為を検知することで、被害を未然に防止しようとする装置が提案されている(特許文献1)。
特開2008−197939号公報
特許文献1の装置では、利用者から取得した画像データや音声データを処理することによって、利用者が携帯電話機を顔の横に手で持ってきて会話するときに現れる画像上、音声上の特徴を判定している。
しかしながら、利用者が携帯電話機を使用するときに現れる画像上または音声上の特徴は、利用者が携帯電話機を使用している場合のみに現れるものではない。
自動取引装置の近傍には、通常、利用者が取引に関する問合せをセンタと行うための送受話器を備えた通話装置が併設されている。
この通話装置を使用する動作は、利用者が通話装置の送受話器を顔の横に手で持ってきて会話を行うこととなるので、携帯電話機を使用する動作と類似する。このため、利用者から取得した画像データや音声データは、通話装置の使用時と携帯電話機の使用時とで似通った画像上、音声上の特徴を示すこととなる。
そうすると、特許文献1の装置のように、利用者が携帯電話機を使用している動作を、利用者の画像データや音声データから判定しようとすると、自動取引装置に併設された通話装置を利用者が使用している場合でも、携帯電話機を使用していると誤って判定してしまうことになる。
この結果、詐欺に遭っていない利用者に対しても、異常報知を行ってしまい、利用者に対して煩わしさと、自動取引装置での取引に対する不信感を与えるおそれがある。多くの利用者にこの様な不信感を与えると、自動取引装置を管理する金融機関にとって信用低下につながる可能性もあり、大きな問題となる。
そこで、本発明は、自動取引装置に併設された通話装置を使用する動作について、利用者に対して異常報知することのない取引監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明による取引監視装置は、送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置において、利用者を撮像した画像データ及び/又は利用者が発声する音声データを取得する取得部と、前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定すると異常報知を行う制御部と、前記自動取引装置に併設された通話装置が使用されていることを検知する検知部とを備え、前記制御部は、前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合、前記異常報知を禁止することを特徴とする。
かかる構成によれば、制御部は、自動取引装置に併設された通話装置が使用されている場合には、異常報知を行うことを禁止するように作用する。
また、好適には、さらに、前記制御部は、前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、外部に対して前記異常報知を行う異常報知部とを備え、前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合に、前記異常報知部の異常報知を禁止する。
さらに、好適には、前記制御部は、前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、外部に対して前記異常報知を行う異常報知部とを備え、前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合に、前記判定部の判定を禁止する。
本発明による取引監視装置の別の態様では、送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置において、利用者を撮像した画像データ及び/又は利用者が発声する音声データを取得する取得部と、前記自動取引装置に併設された通話装置が使用されているか否かを検知する検知部と、前記検知部にて前記通話装置の未使用が検知されているときに、前記取得手段にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、前記判定部にて携帯電話機の使用が判定されると外部に対して異常報知を行う異常報知部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、制御部は、自動取引装置に併設された通話装置が使用されていないときに、画像データ及び/又は音声データを用いて利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定するように作用する。
本発明では、自動取引装置に併設された通話装置が使用されている場合には、利用者が携帯電話機を使用していることを判定したとしても、異常報知を行わない。
これにより、自動取引装置に併設された通話装置を使用する利用者と区別して、携帯電話機を使用する利用者に対して異常報知を行うことができ、詐欺に遭っていない利用者に異常報知してしまい、利用者に煩わしさや不信感を与えてしまうことを防止できる。
以下に添付図面を参照して本発明の最良の実施例を説明する。
まず、本発明に係る取引監視装置を備えた取引監視システム8の全体構成について、図1を参照して説明する。
取引監視システム8は、自動取引装置(ATM2)と、ATM2の利用者を検知する人感センサ90と、利用者を撮影する監視カメラ91と、利用者の発する音声を集音するマイク92と、利用者の携帯電話機の使用を監視する取引監視装置1と、利用者に対して警告の音声を出力するスピーカ93と、ATM2近傍に設けられたオートホン31及び遠隔のATMセンタへの通話制御を行うオートホン制御装置30からなる通話装置3と、取引監視装置1と通信回線4を通じて接続される集中監視装置5と備えて構成される。
なお、本実施例では、金融機関の店舗にATM2が設置されている場合を例として説明するが、コンビニエンスストアに設置されたATM2に対して本システムを適用してもよい。
取引監視装置1は、人感センサ90、監視カメラ91、マイク92、スピーカ93、オートホン制御装置30と接続される。また、取引監視装置1は、通信回線4を介して遠隔に設けられた監視センタの集中監視装置5と接続される。
取引監視装置1は、人感センサ90にてATM2の利用者を検知し、携帯電話機を使用しているか否かを、監視カメラ91からの画像データ及びマイク92からの音声データを処理して判定する。取引監視装置1は、利用者が携帯電話機を使用していると判定すると異常報知を行う。この異常報知では、スピーカ93を介して利用者に対し、携帯電話機を使用してATMから入金させる詐欺行為に注意を促す音声を出力させる処理と、通信回線4を介して監視センタの集中監視装置5へ異常信号と画像データを送信する処理を行う。
特に、本発明において、取引監視装置1は、オートホン制御装置30と接続され、オートホン制御装置30から出力される情報を入力し、オートホン31が使用されているか否かを検知する。
そして、取引監視装置1は、オートホン31が使用されていることを検知している場合に、例え、携帯電話機を使用していることを判定したとしても、異常報知を行うことを禁止する。
人感センサ90は、予め設定した検知領域から放射される赤外線を受光し、受光量の変化から人体を検知するセンサである。人感センサ90は、ATM2を操作する利用者を検知できるように、ATM2の前の空間を検知領域として設定される。
人感センサ90は、人体を検知している間は人体検知信号を取引監視装置1へ出力し、人体を検知しなくなると人体検知信号の出力を停止する。
なお、ATM利用者の検知は、この人感センサ90に限らず、予め取得した背景画像データと順次取得した画像データとの変化領域から利用者を検知する画像センサや、マットセンサ、その他の近接センサなどであってもよい。
監視カメラ91は、ATM2の利用者を撮影する撮像手段である。監視カメラ91は、ATM操作する利用者の頭部を含む領域を撮影可能な位置(例えば、ATM2筐体の上部)に設置され、撮影した画像データを取引監視装置1へ出力する。
マイク92は、ATM2の利用者が発する音声を集音する集音手段である。マイク92は、ATM利用者の声を集音可能な位置(例えば、ATM2筐体の上部)に設置され、集音した音声を取引監視装置1へ音声データとして出力する。マイク92としては指向性マイクを用いることが好適であり、指向性マイクを使用するとATMを操作している人の音声のみを集音することができ、店舗内のほかの利用者の声を誤って集音することがない。
スピーカ93は、取引監視装置1から入力された音声データを変換して、ATM2の利用者に対して音声を出力する。
通話装置3は、オートホン31及びオートホン制御装置30から構成される。
オートホン31は、送受話器と置き台とからなる電話機で、ATM2近傍の壁面に設置される。オートホン31は、通話者の発する音声を集音してオートホン制御装置30へ出力するとともに、オートホン制御装置30から入力される通話先からの音声を出力する。
また、オートホン31は、利用者によって、送受話器が置き台の所定位置から持上げられるとON状態となり、送受話器が置き台の所定位置に戻されるとOFF状態となるフックスイッチを置き台に備えている。オートホン31は、このフックスイッチがON状態である間はオフフック信号をオートホン制御装置30へ出力し、フックスイッチがOFF状態である間はオンフック信号をオートホン制御装置30へ出力する。
オートホン制御装置30は、オートホン31及び取引監視装置1と接続される。また、オートホン制御装置30は、通信回線6を介して遠隔のATMセンタのセンタ装置7と接続される。
オートホン制御装置30は、オートホン31からオフフック信号が入力されると、予め記憶するATMセンタの電話番号へ発呼し、センタ装置7での応答操作によりセンタ装置7との通話状態を確立する。また、センタ装置7からオートホン31への着呼があった場合には、オートホン31の鳴動部を鳴動させ、その後、オートホン31からオフフック信号が入力されると、オートホン31とセンタ装置7との通話状態を確立する。そして、オートホン制御装置30は、オートホン31からオンフック信号が入力されるか、又は、センタ装置7での終話操作が行われると、オートホン31とセンタ装置7との通話状態を終了させる。
オートホン制御装置30は、オートホン31からオフフック信号が入力されている間、オートホン31が利用者によって使用されている旨を示すオートホン使用信号を取引監視装置1へ出力する。また、オートホン制御装置30は、オートホン31からオンフック信号が入力されるとオートホン使用信号の出力を停止する。
具体的には、オートホン制御装置30は、オンフック/オフフック状態に応じて内部の接点を切換え、かかる接点の状態がオートホン使用信号として取引監視装置1に出力する。
なお、本実施例では、オートホン使用信号をオートホン制御装置30から出力するようにしているが、オートホン31と取引監視装置1とを直接接続し、オートホン31から出力されるオフフック信号をオートホン使用信号として取引監視装置1へ出力するようにしてもよい。
次に、本発明の取引監視装置1の構成について、図2を参照して説明する。
取引監視装置1は、監視カメラ91と接続される画像取得部107、マイク92と接続される音声取得部108、スピーカ93と接続される音声出力部109、オートホン制御装置30と接続される検知部110、人感センサ90と接続されるセンサ入力部111、通信回線4を介して監視センタの集中監視装置5と接続される通報部112、記憶部106、取引監視装置1の各部を制御する制御部100とから構成される。
画像取得部107、音声取得部108は、それぞれ、監視カメラ91から入力された画像データを制御部100へ出力する手段、マイク92から入力された音声データを制御部100へ出力する手段として機能する入力インターフェースである。
音声出力部109は、制御部100から入力された音声データをスピーカ93へ出力する手段として機能する入力インターフェースである。
検知部110は、オートホン制御装置30から出力されるオートホン使用信号を制御部100へ出力する手段として機能する入力インターフェースである。
センサ入力部111は、人感センサ90からの人体検知信号を制御部100へ出力する手段として機能する入力インターフェースである。
通報部112は、監視センタの集中監視装置5と通信を行う通信インターフェースである。
記憶部106は、ROM/RAM、HDDなどで構成され、制御部100を動作させるための各種プログラム、オートホン31が使用されているか否かを示すオートホン使用フラグ、携帯電話機を使用してATMから入金させる詐欺行為に注意を促す音声データを記憶する。
制御部100は、CPU、ROM/RAM等からなるマイクロコンピュータ及びその周辺回路で構成され、取引監視装置1の制御を行う。そのために、制御部100は、このマイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるモジュールとして、ATM2の利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部101と、オートホン使用フラグを制御するフラグ処理部105と、異常報知を実行する異常報知部104とを有する。上述した記憶部106は、制御部100が有する記憶媒体の一部として実現されてもよい。
判定部101は、画像取得部107から入力される利用者の画像データから利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定する画像判定処理部102と、音声取得部108から入力される利用者の音声データから利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定する音声判定処理部103とからなる。判定部101は、画像判定処理部102及び音声判定処理部103のいずれか一方が利用者の携帯電話機使用を判定していれば、利用者が携帯電話機を使用していると判定する。
画像判定処理部102は、携帯電話利用者の画像特徴として、画像取得部107から入力された画像データから、利用者の顔の側方に手が存在することを判定する。すなわち、画像判定処理部102は、画像取得部107から入力された画像データから肌色を含む楕円領域を顔領域として抽出し、この顔領域の左右何れかの側部に顔と同様の肌色領域が存在するか否かを判別する。入力される画像データより、顔領域の左右何れか一方で顔と同様の肌色領域が抽出されると携帯電話機を使用していると判定し、抽出できない場合には携帯電話機を使用していないと判定する。
音声判定処理部103は、携帯電話利用者の音声特徴として、音声取得部108から入力された音声データに、携帯電話等で会話する場合相手方の音声が聞こえないという特性に基づき、ATM利用者の音声だけが聞こえているか否かを判定する。具体的には、音声判定処理部103は、まず、音声取得部108から入力された音声データの内でもATM2に近い位置での人物の音声とその背後に居る人物の音声とを峻別できるように、音声データを300Hz〜1000Hz程度の帯域のフィルターに通し、所定の音圧レベルを超える音声データが200ms〜600ms程度継続している区間を音声区間として抽出する。そして、時間的に隣り合った音声区間どうしの時間間隔が所定の空白時間(例えば、5秒)以上離れているか判定する。この空白期間(5秒)というのは、携帯電話機の相手方から指示を受けている時間を想定している。すなわち、ATM利用者に対して、暗証番号や送金先口座などをどのように操作させるかを指示する相手方が話す(ATM利用者が聞いている)と考えられる時間である。したがって、この時間は、5秒に限られることなく、経験的に導き出される時間であってもよい。
音声判定処理部103は、音声区間どうしの時間間隔が空白時間(5秒)以上離れていると判定すると、その後、所定の判定時間(例えば、30秒)の間に音声区間が空白時間(5秒)以上離れたと判定される回数をカウンタにてカウントする。そして、音声判定処理部103は、このカウント数が所定の判定回数(例えば、3回)を越えると、利用者が携帯電話機を使用していると判定する。そうではなく、判定時間(30秒)を経過したときにカウント数が判定回数(3回)未満であれば、利用者が携帯電話機を使用していないと判定し、カウンタをクリアする。なお、判定時間及び判定回数は、上記の例に限られるものではない。
異常報知部104は、携帯電話機を使用してATMから入金させる詐欺行為に注意を促す音声データを記憶部106から読み出してスピーカ93へ出力する処理と、通報部112を制御することで通信回線4を介して監視センタの集中監視装置5へ異常信号と画像データを送信する処理を行う。
スピーカ93への音声データの出力処理と集中監視装置5への画像データの送信処理は、利用者による携帯電話機の使用を判定された場合に制御部100によって開始される。
異常報知部104は、スピーカ93への音声データの出力処理を、利用者による携帯電話機の使用が判定されなくなると終了する。また、異常報知部104は、集中監視装置5への画像データの送信処理を、利用者による携帯電話機の使用が判定されなくなるか、または、集中監視装置5からの画像データの送信停止の要求によって終了する。
なお、スピーカ93への音声データの出力処理は、記憶された音声データを所定回数繰り返したら停止するようにしてもよい。
フラグ処理部105は、オートホン制御装置30から検知部110を介して入力されるオートホン使用信号に基づいて、記憶部106に記憶するオートホン使用フラグのON/OFFを設定する。以下、フラグ処理部105の動作について、図4を参照して説明する。
フラグ処理部105は、取引監視装置1の電源がONとなると、オートホン使用フラグをOFFにする初期設定を行い、動作を開始する。
まず、フラグ処理部105は、ST10にてオートホン31が利用者によって使用開始されたか否かを判定する。オートホン制御装置30からオートホン使用信号が入力されている場合は、オートホン31が利用者によって使用開始されたと判定し(ST10−Yes)、オートホン使用フラグをONにする(ST11)。オートホン使用信号が入力されていない場合は、オートホン31が使用開始されていないと判定し(ST10−No)、ST10にてオートホン31の使用開始を待ち受ける。
フラグ処理部105は、ST11にてオートホン使用フラグをONにした後、ST12にてオートホン31の使用が終了したか否かを判定する。オートホン使用信号の入力が停止している場合は、オートホン31の使用が終了したと判定し(ST12−Yes)、オートホン使用フラグをOFFとし(ST13)、ST10へと戻る。オートホン使用信号が入力されている場合は、オートホン31の使用が終了していないと判定し(ST12−No)、オートホン使用信号の入力が停止するのを待ち受ける。
制御部100は、利用者の携帯電話機の使用を監視するとともに、オートホン31の使用状態に基づいて異常報知を行う監視動作を行う。
以下、この監視動作について図3を参照して説明する。
制御部100は、電源がONされると、監視動作を開始する。
制御部100は、ST20にて、ATM2の利用者を検知しているか否かを判定する。制御部100は、人感センサ90から人体検知信号が入力されている場合は、利用者を検知していると判定し(ST20−Yes)、判定部101による携帯電話機の使用判定処理を実行させる。判定部101は、画像判定処理部102による携帯電話機の使用判定処理(ST21)と音声判定処理部103による携帯電話機の使用判定処理(ST22)を実行する。制御部100は、人体検知信号が入力されていない場合は、利用者を検知していないと判定し(ST20−No)、人体検知信号が入力されるのを待ち受ける。
判定部101は、ST23にて、画像判定処理部102及び音声判定処理部103の判定結果が出るのを待ち受ける。そして、画像判定処理部102及び音声判定処理部103の判定結果が出ると、利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定する(ST23)。ST23で、判定部101は、画像判定処理部102及び音声判定処理部103のいずれか一方が利用者の携帯電話機使用を判定していれば、
利用者が携帯電話機を使用していると判定し、ST24へと処理を進める。
制御部100は、ST23で、判定部101によって利用者が携帯電話機を使用していないと判定された場合(ST23−No)は、処理をリターンして再度ST20にて利用者の存否を判定する。
制御部100は、ST23で携帯電話機を使用しているとの判定部101の判定結果を受けてST24へと処理を進めると、記憶部106に記憶したオートホン使用フラグを参照し、利用者によってオートホン31が使用されているか否かを判定する。制御部100は、オートホン使用フラグがOFFである場合(ST24−No)は、異常報知部104に異常報知処理を実行させる(ST25)。これにより、異常報知部104は、スピーカ93から「携帯電話によりATMの操作を指示して不正に振込させる詐欺行為が多発しています。ご注意下さい」などの注意喚起メッセージを出力するとともに異常信号と画像データを監視センタに送信する。制御部100は、その後、ST26にて、ATM2の利用者を検知しているか否かを判定し、利用者を検知しなくなると、ST20へと処理を戻す。
制御部100は、ST24の判定で、オートホン使用フラグがONである場合(ST−Yes)、ST27へと進み、オートホン使用フラグがOFFに変化するか否かを判定する。ST28では、オートホン使用フラグがOFFへと変化するまでST27の判定を繰り返す待機状態となる。オートホン使用フラグがOFFへと変化した場合(ST27−Yes)は、S20へと処理を戻す。つまり、制御部100は、携帯電話機の使用を判定した場合に、オートホン31が使用されている間は、以降の携帯電話機の使用判定を禁止することで結果的には、ST25で行う異常報知処理の実行を禁止する。これにより、取引監視装置1は、オートホン31が使用されている場合には、利用者が携帯電話機を使用していることを判定したとしても、異常報知を行わないようにしている。
以上に本実施例における取引監視システム8について説明した。
なお、本実施例における監視動作では、ST24にてオートホン使用フラグがONであると判定された場合に、S27にてオートホン使用フラグがOFFに変化するまで待機状態にして、判定部101が実行する携帯電話機を使用しているかの判定(S21の画像判定処理、S22の音声判定処理、S23の携帯電話機使用の判定)が行われるのを禁止して、結果的に異常報知を行わないようにしているが、これに限定されず、S24にてオートホン使用フラグがONと判定されたときには直接的にS25の処理を禁止するようにしてもよい。この場合、オートホン使用フラグがOFFに変化するまで待機状態となるST27の判定をスキップするようにすればよく、S24でオートホン使用フラグがONであると判定されたときにS20へ戻るようにすればよい。
また、オートホン31を使用していると判定された場合には、画像取得部102と音声取得部103とを停止させる、または、制御部100への画像データや音声データの入力を禁止させることにより、携帯電話機の使用と判定されないようにして、結果的に異常報知を禁止するような構成としてもよい。
また、本実施例における監視動作では、判定部101は、画像判定処理部102及び音声判定処理部103のいずれか一方が利用者の携帯電話機使用を判定していれば、利用者が携帯電話機を使用していると判定するようにしているが、これに限らず、画像判定処理部102及び音声判定処理部103がともに利用者の携帯電話機使用を判定していると、利用者が携帯電話機を使用していると判定するようにしてもよい。
また、画像判定処理部102、音声判定処理部103が行う利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定する処理は、本実施例の方法に限定されるものではない。
例えば、ATMの操作指示を受けた場合に利用者は、自ら長時間発話することはなく、操作指示に応答する際に「はい」「押しました」など短い単語を発話するという特性を持つ。そこで、画像判定処理部102は、ATM利用者の画像データから、利用者の口が所定の時間間隔をおいて短時間だけ開閉していることを画像処理によって判定するようにしてもよい。また、音声判定処理部103は、音声データから、利用者が発する「はい」「いいえ」などの特定語を音声処理により判定するようにしてもよい。
さらに、上述した実施例では、画像判定処理部102と音声判定処理部103による判定結果から携帯電話機の使用を判定し、オートホン31利用時には異常報知を禁止する例について説明したが、これに限定されず、オートホン31を未使用のときに限り携帯電話機の使用を判定するように構成してもよい。
以下かかる変形例について説明する。
図5は、かかる変形例の動作を示すフローチャートである。この変形例において、制御部100は、上述した図3に示した監視動作に代えて図5の処理を行う。
制御部100は、ST30にて、人感センサ90からの入力に基づきATM2の利用者を検知しているか否かを判定する。利用者を検知すると(ST30−Yes)、記憶部106に記憶したオートホン使用フラグを参照し、利用者によってオートホン31が使用されているか否かを判定する(ST31)。
オートホン使用フラグがOFFである場合、すなわちオートホン31が未使用である場合(ST31−No)、判定部101による携帯電話機の使用判定処理を実行させる。判定部101は、画像判定処理部102による携帯電話機の使用判定処理(ST32)と音声判定処理部103による携帯電話機の使用判定処理(ST33)を実行する。
判定部101は、ST34にて、画像判定処理部102及び音声判定処理部103の判定結果が出るのを待ち受け、画像判定処理部102及び音声判定処理部103の判定結果が出ると、利用者が携帯電話機を使用しているか否かを判定する(ST34)。そして、判定部101は、画像判定処理部102及び音声判定処理部103のいずれか一方が利用者の携帯電話機使用を判定していれば、利用者が携帯電話機を使用していると判定し、ST35へと処理を進める。
ST35では、異常報知部104により、スピーカ93から「携帯電話によりATMの操作を指示して不正に振込させる詐欺行為が多発しています。ご注意下さい」などの注意喚起メッセージを出力されるとともに異常信号と画像データを監視センタに送信する。制御部100は、その後、ST36にて、ATM2の利用者を検知しているか否かを判定し、利用者を検知しなくなると、ST30へと処理を戻す。
このように、かかる変形例では、オートホン31を未使用のときに限り携帯電話機の使用を判定する。これにより、オートホン31を使用しているときは携帯電話機を使用しているか否かの判定が禁止され、オートホン31を使用する動作が携帯電話の使用と間違って判定されることが防止でき、上述の実施形態と同様に、ATMの利用者に誤報を報知することを防止することが可能となる。
取引監視システム8の構成を示す図。 取引監視装置1の構成を示すブロック図。 取引監視装置1の制御部100の監視動作を示すフローチャート。 取引監視装置1のフラグ処理部105の動作を示すフローチャート。 取引監視装置1の制御部100の監視動作の変形例を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・取引監視装置
2・・・ATM
3・・・通話装置
4、6・・・通信回線
5・・・集中監視装置
7・・・センタ装置
8・・・取引監視システム

Claims (4)

  1. 送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置において、
    利用者を撮像した画像データ及び/又は利用者が発声する音声データを取得する取得部と、
    前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定すると異常報知を行う制御部と、
    前記自動取引装置に併設された通話装置が使用されていることを検知する検知部とを備え、
    前記制御部は、前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合、前記異常報知を禁止することを特徴とした取引監視装置。
  2. 前記制御部は、
    前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、
    外部に対して前記異常報知を行う異常報知部とを備え、
    前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合に、前記異常報知部の異常報知を禁止する請求項1記載の取引監視装置。
  3. 前記制御部は、
    前記取得部にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、
    外部に対して前記異常報知を行う異常報知部とを備え、
    前記検知部にて前記通話装置の使用を検知している場合に、前記判定部の判定を禁止する請求項1記載の取引監視装置。
  4. 送金処理が可能な自動取引装置の利用者を監視する取引監視装置において、
    利用者を撮像した画像データ及び/又は利用者が発声する音声データを取得する取得部と、
    前記自動取引装置に併設された通話装置が使用されているか否かを検知する検知部と、
    前記検知部にて前記通話装置の未使用が検知されているときに、前記取得手段にて取得した画像データ及び/又は音声データから利用者が携帯電話機を使用していることを判定する判定部と、
    前記判定部にて携帯電話機の使用が判定されると外部に対して異常報知を行う異常報知部と、
    を備えることを特徴とした取引監視装置。

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