JP2010108119A - アンケート調査装置、アンケート調査システム、アンケート調査方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンケート調査装置は、ユーザ操作によりクライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録する検索ログ登録手段と、ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するユーザ属性登録手段と、アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するモニタ抽出手段と、ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するアンケート集計手段と、を備える。
【選択図】図6
Description
このようなアンケート調査サービスでは、回答を希望するユーザが予め年齢、性別、職業、家族構成、興味がある項目などのユーザ属性を登録しておく。そして、アンケート調査サービスの提供事業者は、ユーザ属性を参照することで、委託されたアンケート内容に適したモニタ(アンケート調査の対象とするユーザ)を抽出するようにしている。
このとき、ユーザ属性だけでなくユーザの商品購買履歴などを参考にして、モニタを抽出する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
したがって、ユーザ属性のうち、年齢、性別、職業、家族構成(既婚/未婚など)など、ユーザに対して一意に確定する情報によりモニタを抽出する場合には別段問題は生じないが、興味がある項目などユーザが任意に設定しうる情報によりモニタを抽出する場合には、アンケート内容に適したモニタが抽出されていないこともある。そのため、アンケート調査により集計された結果が、本来対象とすべきモニタの回答(意見)を反映したものとならない可能性がある。
また、アンケート調査を委託した企業にとっては、あまり参考にならない回答が多く存在することとなるため、アンケート結果を今後の方針に効果的に役立てることができなくなる。
このように、従来のアンケート調査サービスでは、有効なアンケート調査が実施されているとはいえない。
近年では、AISAS(アイサス)と呼ばれるAttention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(行動、購入)Share(共有、商品評価をネット上で共有しあう)という5段階のプロセスモデルが提唱されている。このプロセスモデルによれば、大多数の消費者は商品を購入するに当たり「検索」という行動を取るということができる。
また、商品購入時に限らず、インターネットを利用する一般的なユーザは、所望のウェブページ(つまり、自分が興味を持っている情報を公開しているウェブページ)をキーワード等により検索することを日常的に行っている。
このように、検索で用いたキーワード等は、ユーザが現在興味を持っている項目に関連するものと考えられる。したがって、このキーワード等を含む検索ログを利用すれば、そのユーザが現在興味を持っている項目を精度よく特定することができると考えられる。
前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録する検索ログ登録手段と、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するユーザ属性登録手段と、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するモニタ抽出手段と、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するアンケート集計手段と、を備えることを特徴とする。
前記モニタ抽出手段は、前記検索ログ登録手段に登録されている検索ログのうち、検索日時が所定期間内である検索ログに基づいて、調査対象とするユーザを抽出することを特徴とする。
前記アンケート調査装置によるアンケート調査サービスと前記検索サーバによる検索サービスの両方を利用可能なユーザの登録情報を一元的に管理することを特徴とするアンケート調査システムである。
ユーザ操作により前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録するステップと、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するステップと、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するステップと、
抽出されたユーザに対してアンケート調査を要請するステップと、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するステップと、を備えることを特徴とする。
前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録するステップと、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するステップと、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するステップと、
抽出されたユーザに対してアンケート調査を要請するステップと、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するステップと、を実現させるためのプログラムである。
図1は、本発明に係るアンケート調査装置を適用したネットワーク構成について示す概略図である。
本実施形態では、アンケート調査サーバ1からクライアント端末2を所有するユーザに、ネットワークNを介してアンケート調査を要請し、ユーザがクライアント端末2においてアンケート調査に回答する場合について示している。すなわち、本実施形態におけるアンケート調査サーバ1が本発明に係るアンケート調査装置となる。
すなわち、ユーザが検索サービスで用いたキーワードは、このユーザが現在興味を持っている項目に関連していると考えられるため、これをアンケート調査のモニタを抽出する際に利用するようにしている。
また、ユーザが、例えば電子メールによりアンケート調査サーバ1からアンケート調査を要請されると、ウェブブラウザ上でアンケート調査用のウェブページにアクセスして、アンケートに回答できるようになっている。
検索サーバ3は、クライアント端末2からのキーワードによる検索要求を受け付けると、このキーワードに適合するウェブページを抽出し、この検索結果をクライアント端末2に対して提示する。このとき、キーワードによる検索要求は検索ログとして記憶され、この検索ログはアンケート調査サーバ1に提供される。
これにより、アンケート調査サーバ1によるアンケート調査サービスを利用可能な登録ユーザが、検索サーバ3に対してキーワードによる検索要求を行ったときに、このときの検索ログを登録ユーザごとに管理することができる。
図2に示すように、アンケート調査サーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、ユーザデータベース15、アンケートデータベース17等を備えた一般的なコンピュータである。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。
なお、図示を省略するが、検索サーバ3も、ユーザデータベース15,アンケートデータベース17以外は、アンケート調査サーバ1と同様の構成を有している。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
入出力部13は、アンケート調査サーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント端末2、検索サーバ3とデータの送受信を行う。
アンケートデータベース17には、委託されたアンケート調査に関する情報が登録されている。
図3に示すように、ユーザデータベース15では、ユーザごとにユーザIDが付与され、それぞれに対して固有のユーザ属性、検索ログ、アンケート実績が対応付けて登録されている。なお、図3では省略しているが、ユーザの氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等もあわせて登録されている。
この検索ログは、アンケート調査のモニタを抽出する際に、ユーザ属性とともに参照される。なお、キーワードとしては、検索に用いられたキーワードをそのまま登録することもできるが、アンケート調査のモニタ抽出に有用な名詞(特に商品名、サービス名などの固有名詞)のキーワードだけを登録するようにしてもよい。
アンケート実績には、ユーザが既に回答したアンケート調査のIDが登録されている。このアンケート実績は、アンケートに回答したユーザにポイントを付与するため、また、同じユーザの重複回答を排除するために利用される。
図4に示すように、アンケートデータベース17では、アンケートごとにアンケートID(#1〜#3,・・)が付与され、それぞれに対してアンケート内容(質問1〜4,・・とモニタ抽出条件)が登録されている。
モニタ抽出条件とは、このアンケート調査の対象とすべきユーザを抽出するための条件であり、先に説明したユーザ属性の一部又は全部に対応して設定されている。
図4では、モニタ抽出条件として、年齢“20歳以上”、興味“車”が設定されているので、ユーザデータベース15に登録されているユーザのうち、年齢が20歳以上で、“車”に興味を持つユーザ(例えば、図3のユーザ“A123”と“B456”)がモニタとして抽出されることとなる。さらに、本実施形態では、検索ログに登録されているキーワードに基づいてモニタが絞り込まれるようになっている。
また、図示を省略しているが、アンケートデータベース17には、クライアント端末2から送信されたユーザごとの回答がアンケート別に格納されるようになっている。
また、サーバ用ソフトウェア及びウェブアプリケーションを実行することにより、クライアント端末2のウェブブラウザ上におけるユーザ操作に応じた処理を行う。例えば、クライアント端末2のウェブブラウザ上においてユーザがアンケート調査サービスにログインすると、アンケートの内容(質問)を提示し、ユーザの回答操作に従い提示する画面を遷移するとともに、回答結果を受信する。そして、クライアント端末2から送信された回答を集計してアンケート結果を解析する。
クライアント端末2は、例えば、電子メールソフトによりアンケート調査サーバ1から送信された電子メールを受信する。ユーザがメール本文に記述されたアンケート調査サービスへのリンクをクリックすると、指定されたウェブページをアンケート調査サーバ1に要求する。そして、アンケート調査サーバ1から送信されたHTMLファイル(例えば、アンケート調査サービス画面)を解析して、ウェブブラウザ上にウェブページを表示する。また、アンケート調査サービス画面においてユーザが回答操作を行うと、この回答をアンケート調査サーバ1に送信する。
また、起動したウェブブラウザ上においてユーザが検索サービスのURLを入力すると、このURLで指定されるウェブページを検索サーバ3に要求する。そして、キーワード等の検索キー(クエリ)が入力されると、この検索キーによる検索要求を検索サーバ3に対して行う。検索サーバ3により検索結果が提示されると、この検索結果を含む検索結果画面を表示する。
なお、クライアント端末2のユーザは検索サービス及びアンケート調査サービスを利用可能な登録ユーザであり、検索サービスを利用するに際してユーザIDを入力し、当該サービスにログインしているものとする。
ステップS104では、検索サーバ3において、検索要求を行ったユーザのユーザIDと検索ログ(キーワードと検索日時を含む)がアンケート調査サーバ1に対して送信される。
ステップS105では、アンケート調査サーバ1において、検索サーバ3から送信された検索ログがユーザデータベース15に登録され、ユーザ情報が更新される。
ステップS107では、抽出されたウェブページの情報が検索結果としてクライアント端末2に対して送信される。
ステップS108では、クライアント端末2において、検索サーバ3から送信された検索結果画面のHTMLファイルが解析され、表示部24に検索結果画面が表示される。
例えば、ユーザ“A123”によりキーワード“△△車”が入力され検索指示がなされると、検索サーバ3に対してキーワード“△△車”を検索キーとする検索要求が行われるとともに、ユーザデータベース15の検索ログ欄にキーワード“△△車”が登録されることとなる(図3参照)。
以下において、アンケート調査サーバ1のユーザデータベース15は図3に示すデータ構成を有し、アンケートデータベース17は図4に示すデータ構成を有しているものとして説明する。
ステップS202では、委託されたアンケートの内容(質問とモニタ抽出条件)がアンケートデータベース17に登録される。このとき、登録されるアンケート内容は、アンケート調査の委託元からの指示に沿ってアンケート調査サーバ1で生成するようにしてもよいし、委託元で生成したものをそのまま利用できるようにしてもよい。また、ユーザ属性(例えば、性別)に応じて複数の質問が用意されるようにしてもよい。
例えば、図4に示すアンケート“#1”を実施する場合、モニタ抽出条件として年齢“20以上”、興味“車”が設定されているので、図3に示すユーザのうち、ユーザ“A123”及び“B456”がモニタとして抽出されることとなる。
このとき、ユーザデータベース15に登録されている検索ログのうち、検索日時が所定期間内(例えば、2週間以内)である検索ログに基づいて、調査対象とするユーザを抽出するのが望ましい。直近の検索ログが、ユーザが現在興味を持っている項目に関連すると考えられるためである。
アンケート調査サーバ1において、ユーザの興味を示す項目に対して、この項目から想起されるキーワードを予め登録しておくことで、ステップS204の処理を実現できる。
一方、ユーザ“B456”の検索ログには“車”から想起されるキーワードが登録されていないので、興味を示す項目として“車”が登録されているが、直近においてはさほど“車”に興味がないユーザであると推定され、モニタから除外される。
なお、図3では、説明を簡単にするため、2ユーザについてのみ示しているが、その他の登録ユーザに対してもステップS203,204の処理が行われ、ユーザ属性及び検索ログの両方についてモニタ抽出条件を満たすユーザがモニタとして抽出されることとなる。
ユーザがアンケート調査サービスにログインすると、そのユーザに応じたアンケートが提示されることとなる。これにより、アンケート調査の要請を受けたモニタが実際に回答する質問項目を少なくすることができるので、回答操作が簡略化される。
具体的には、クライアント端末2から送信された回答は、ユーザIDに基づいてどのユーザの回答か判別され、ユーザごとにアンケートデータベース17に格納される。このとき、回答内容にはユーザ属性と検索ログから得られるユーザ情報が付加され(付加手段)、このユーザ情報により解析対象とする特定ユーザを選定できるようにしている。
図7には、車に関するアンケートに対して、図3に示すユーザ“A123”が回答した場合について示している。図7に示すように、回答内容に、ユーザ“A123”のユーザ情報(ユーザ属性及び検索ログ)が付加された状態でアンケートデータベース17に格納される。
図7に示すように、アンケートに関係する項目、すなわち、各アンケート毎のモニタ抽出条件に一致した項目のみを回答内容に付加するようにしている(この場合は車に関する事項)。このようにすることで、ユーザの回答結果からだけでは分からない、ユーザの特性(特に最近において興味のある事項)を一目で把握しやすくなり、後述する通り付加した項目を使用したアンケート解析がしやすくなる。また、このユーザ特性を利用してユーザを詳細に分類し、その分類ごとにターゲットを絞った広告等の情報を配信することも可能となり極めて利用価値が高い。
そして、一般には、ユーザ情報に含まれるユーザ属性(例えば、性別、年齢など、図7参照)に応じて回答を集計し、解析することが行われる。これにより、同じ質問からユーザ属性に応じた傾向を知ることができる。例えば、若年層のユーザ(特定ユーザ)は「デザイン」を最も重視するのに対して、老年層のユーザ(特定ユーザ)は「運転のしやすさ」を重視するという結果が得られるかもしれない。
図3に示すように、検索ログにA社製の“△△車”が含まれている場合、A社製の“△△車”に興味のあるユーザの傾向を導出することができる。また、A社製の“△△車”と同じボディタイプの車種名が検索ログに登録されているユーザの回答を集計すれば、ボディタイプ(例えば、セダンタイプ)が同じ車種に興味を持つユーザの傾向を導出こともできる。つまり、同じ内容のキーワードとは、同一のキーワードはもちろん、ある指標で分類したときに同一カテゴリに分類されるキーワードも含まれる。
図9に示すように、セダンタイプの車種に興味があるユーザについて集計すると、「価格」「運転のしやすさ」「燃費」が重視され、「デザイン」はそれほど重視されないというモニタ全体の集計結果(図8参照)とは異なる結果となっている。
これに対して、本実施形態のアンケート調査装置1では、ユーザの心理が正確に反映されている検索ログを利用することにより、あえて質問に回答させなくても、アンケート結果のより深く正確な解析が可能となるので、委託元にとって一層有効なアンケート調査となる。つまり、モニタ全体の集計結果やユーザ属性(例えば、性別や年代別)により解析した集計結果だけでは分からなかった、新たな観点での分析結果を得ることができる。
また、モニタが回答すべき質問数を減少できるので、アンケート調査に係る負担を軽減できる。したがって、質問数が少ないアンケートにだけ回答しようとするモニタに対しても有効なアンケートとなるので、その分母集団が大きくなりアンケート結果の正確性が向上する。
また、ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するユーザ属性登録手段(ユーザデータベース15)と、アンケート調査の内容に応じて、検索ログ及びユーザ属性に基づいて、登録されたユーザの中から調査対象とするユーザを抽出するモニタ抽出手段(図6のステップS203,S204)と、抽出されたユーザに対してアンケート調査を要請するアンケート要請手段(図6のステップS206)と、アンケート調査を要請されたユーザの回答操作によりクライアント端末2から送信された回答を集計するアンケート集計手段(図6のステップS208)と、を備えている。
つまり、ユーザがユーザ属性(例えば、興味がある項目など)として虚偽の情報を登録していても、検索ログに基づいて調査対象とすべきユーザ(本当に興味があるユーザ)だけをモニタとして抽出することができる。
したがって、アンケート調査により集計された結果は、本来調査対象とすべきモニタの回答を反映したものとなるので、アンケート調査の委託元は、アンケート結果を今後の方針に効果的に役立てることができる。
また、予め登録されているユーザ属性に基づいて、アンケート調査の対象とするユーザを抽出できるので、性別や年齢等による事前調査を行う必要がなくなり、効率よくアンケート調査を実施できる。
特に、ユーザ情報に含まれる検索ログに、同じ内容のキーワードを有しているユーザを特定ユーザとし、この特定ユーザの回答を集計して解析する。
これにより、アンケート結果のより深い解析が可能となるので、委託元にとって一層有効なアンケート調査となる。
これにより、ユーザが現在興味を持っている項目に関連すると考えられる直近の検索ログによりモニタ抽出が行われるため、調査対象とすべきユーザを一層精度よく抽出することができる。
さらに、図6のステップS205では、検索ログに含まれるキーワードにより回答可能な質問項目を省略する。
これにより、アンケート調査の要請を受けたユーザが実際に回答する質問項目を少なくすることができるので、ユーザの回答操作が簡略化される。したがって、質問が多すぎることによりユーザが回答を断念し、有効な回答数を得られなくなるのを防止できる。
上記実施形態では、アンケート調査サービスを利用しうる全ての登録ユーザに対して、検索ログによるモニタ抽出を行うようにしているが、例えば、興味を持つ項目を無差別に登録していると推定されるような一部のユーザ(全項目を選択しているようなユーザ)に対してだけ検索ログによるモニタ抽出を行うようにしてもよい。
これにより、モニタ抽出のために予め登録されているユーザ属性を有効に利用できるとともに、アンケート調査の母集団が少なくなりすぎるのを防止できる。
また、本発明は、アンケート調査のモニタを抽出する際に有用であるが、商品やサービスを実際に一定期間使用してもらい、意見を聴くためのモニタを抽出する場合にも適用できると考えられる。
2 クライアント端末
3 検索サーバ
N 通信ネットワーク
Claims (7)
- クライアント端末にネットワークを介してアンケートを送信しアンケート調査を実施するアンケート調査装置であって、
前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録する検索ログ登録手段と、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するユーザ属性登録手段と、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するモニタ抽出手段と、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するアンケート集計手段と、
を備えることを特徴とするアンケート調査装置。 - クライアント端末から送信された回答に、各アンケート毎のモニタ抽出条件に一致したユーザ属性と検索ログから得られるユーザ情報を付加する付加手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンケート調査装置。
- 前記アンケート集計手段は、前記ユーザ情報に含まれる検索ログに、同じ内容のキーワードを有しているユーザを解析対象とする特定ユーザとして選定し、この特定ユーザの回答を集計し、解析することを特徴とする請求項2に記載のアンケート調査装置。
- 前記検索ログには、前記検索要求が行われた検索日時が含まれ、
前記モニタ抽出手段は、前記検索ログ登録手段に登録されている検索ログのうち、検索日時が所定期間内である検索ログに基づいて、調査対象とするユーザを抽出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のアンケート調査装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のアンケート調査装置と、前記検索サーバを備えて構成され、
前記アンケート調査装置によるアンケート調査サービスと前記検索サーバによる検索サービスの両方を利用可能なユーザの登録情報を一元的に管理することを特徴とするアンケート調査システム。 - クライアント端末を所有する不特定多数のユーザに対してアンケート調査を実施するアンケート調査方法であって、
ユーザ操作により前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録するステップと、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するステップと、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するステップと、
抽出されたユーザに対してアンケート調査を要請するステップと、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するステップと、
を備えることを特徴とするアンケート調査方法。 - クライアント端末にネットワークを介して接続されたコンピュータに、
前記クライアント端末から検索サーバに対して行われたキーワードによる検索要求を記録した検索ログを取得し、取得した検索ログをユーザごとに登録するステップと、
ユーザごとに、固有のユーザ属性を登録するステップと、
アンケート調査ごとに設定されているモニタ抽出条件と、前記ユーザ属性及び前記検索ログを比較し、このユーザ属性及び検索ログに前記モニタ抽出条件が含まれているユーザを調査対象として抽出するステップと、
抽出されたユーザに対してアンケート調査を要請するステップと、
ユーザの回答操作により前記クライアント端末から送信された回答を集計するステップと、
を実現させるためのプログラム。
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