JP2010107656A - 現像装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー濃度を正確に測定し、適切な量のトナーを補給することができる現像装置、及び、当該現像装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達してから、第1の所定時間Tが経過すると、駆動モータ制御部111は、現像ローラ駆動モータMの回転速度を一定に保ちながら、第2攪拌部材駆動モータMの回転速度を第2の所定時間Tの間、減速する。その後、前記所定時間Tが経過すると、駆動モータ制御部111は、減速していた第2攪拌部材駆動モータM(及び第1攪拌部材駆動モータM)の回転速度を増速し、定常運転の回転速度に戻す。
【選択図】図5

Description

本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤により画像形成を行う画像形成装置に係り、特に、トナー濃度を正確に測定できる画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタなどの画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置が多く使用されている。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体(トナー像担持体)の表面に静電潜像を形成し、現像装置から供給されたトナーによって前記静電潜像を現像し、現像されたトナー像を用紙等のシートに転写し定着させる。
近年、カラー化や高画質化を図る目的で、トナーの帯電安定性に優れる二成分現像剤が現像剤として使用されている。二成分現像剤は、トナーとキャリアとからなり、それらを現像装置内で撹拌することによって、トナーとキャリアとが摩擦し、当該摩擦によって適正に帯電したトナーが得られる。
また、画像形成装置の高速化及び小型化が要求されており、二成分現像剤の帯電を迅速且つ充分に行い、二成分現像剤の搬送も迅速に行う必要がある。
そこで、画像形成装置において、補給されたトナーを二成分現像剤中に即時に分散させて適切な帯電量を付与するために、二成分現像剤が循環搬送される経路を形成する2つの二成分現像剤搬送路と、当該二成分現像剤搬送路において二成分現像剤を撹拌しながら搬送する2つの二成分現像剤攪拌部材とを備える循環方式の現像装置が搭載されるようになっている(特許文献1参照)。
特開平10−63081号公報
上記のように二成分現像剤を用い現像する場合、トナーが消費されると二成分現像剤中のトナー濃度が減少し、画像濃度が低下するため、消費された分のトナーを補給することによってトナー濃度を一定に保つように制御している。
トナー濃度制御方法として、例えば、トナー濃度に応じて変化する二成分現像剤の透磁率を透磁率センサ(トナー濃度センサ)で測定し、その値が一定になるようにトナー補給を行う方法がある。
上記循環方式の現像装置においては、現像装置を小型化できるメリットがある反面、大量にトナーが消費された場合、補給されたトナーが感光体ドラム(現像領域)に達するまでの時間が長くなるので攪拌部材を高速で回転しなければならない。
このように、攪拌部材を高速で回転させると、現像装置内壁と攪拌部材との隙間で二成分現像剤が緩い凝集状態を形成し滞留しやすくなり、流動性が不安定になる(流動性低下)。
特に、透磁率センサのセンサ面における二成分現像剤の流動性が不安定になると、正確なトナー濃度の測定ができなくなるため、適切な量のトナーを補給することができず、高画質の印刷画像を形成することができなくなる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、トナー濃度を正確に測定し、適切な量のトナーを補給することができる現像装置、及び、当該現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、現像槽内にトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収納し、当該二成分現像剤を静電潜像が形成された感光体へ供給する現像装置において、前記現像槽内は、仕切り壁によって区画されて、当該仕切り壁の両端において連通した第1及び第2搬送路が形成され、当該第1及び第2搬送路の内部に、互いに搬送方向が逆方向であって、前記第1搬送路の上流側から供給されたトナー及び前記第1及び第2搬送路内の二成分現像剤を撹拌しながら循環搬送する第1及び第2攪拌部材を設けると共に、前記第2搬送路内に、当該第2搬送路内の二成分現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラと、前記現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を測定する透磁率センサとを設け、画像形成の開始に伴い、前記第1攪拌部材、前記第2攪拌部材、及び、前記現像ローラの回転を開始し、当該第1攪拌部材、当該第2攪拌部材、及び、当該現像ローラの各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達してから、第1の所定時間が経過すると、当該第2攪拌部材の回転速度を第2の所定時間減速し、その後、当該第2攪拌部材の回転速度を定常運転の回転速度に増速することを特徴とする現像装置である。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第2攪拌部材の回転速度の減速にあわせ、前記第1搬送速度の回転速度も同速減速することを特徴とするものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記透磁率センサは、前記第2搬送部材の鉛直方向下方の現像槽底面に配設され、前記第2攪拌部材の回転軸の垂直方向に設けられた攪拌板の先端は、前記透磁率センサのセンサ面に近接することを特徴とするものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかに技術手段の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明により、透磁率センサのセンサ面において、二成分現像剤が緩い凝集状態を形成し流動性が不安定になっても、当該二成分現像剤を押し流すことができ、透磁率センサのセンサ面における二成分現像剤の凝集が解消され、流動性が安定化する。
その結果、トナー濃度を高精度に測定し、トナー濃度制御を安定化することができるので、カブリのない高画質な印刷画像を得ることができる。
まず、本発明に係わる現像装置を備える画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置100の内部構成を示す模式図で、画像形成装置100は、図示しない情報処理装置などが出力した印刷ジョブ(画像データ)などに応じて、所定のシート(印刷用紙)に対して多色又は単色の画像を形成するものである。
1は、画像形成装置100の下部に設けられた露光ユニットで、LDが出射したレーザ光により、帯電された感光体ドラム2を光走査することで、入力された画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム2上に形成する。
3は、感光体ドラム2の近傍に設けられた現像装置で、感光体ドラム2上に形成された静電潜像をブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナーにより顕像化する。
4は、感光体ドラム2の近傍に設けられたクリーナユニットで、現像・画像転写後における感光体ドラム2上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
5は、感光体ドラム2の近傍に設けられた帯電器で、感光体ドラム2の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
6は、現像装置3に補給するトナーを収納するためのトナー補給装置である。
なお、画像形成装置100において扱われる画像データは、K、C、M、Yの各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、感光体ドラム2(2a、2b、2c、2d)、現像装置3(3a、3b、3c、3d)、クリーナユニット4(4a、4b、4c、4d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、トナー補給装置6(6a、6b、6c、6d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。そして、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応し、4つの画像ステーションが構成されている。
7は、感光体ドラム2の上方に配設されている中間転写ベルトユニットで、後述の中間転写ベルト70、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ローラ74(74a、74b、74c、74d)、及び、中間転写ベルトクリーニングユニット75から構成される。中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ローラ74は、中間転写ベルト70を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ベルト70は、感光体ドラム2に接触するように設けられ、感光体ドラム2に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト70に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト70上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
感光体ドラム2から中間転写ベルト70へのトナー像の転写は、中間転写ベルト70の裏側に接触している中間転写ローラ74によって行われる。中間転写ローラ74は、中間転写ベルトユニット7の中間転写ベルトテンション機構73の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム2のトナー像を、中間転写ベルト70上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
このようにして、形成されたトナー像は、用紙と中間転写ベルト70の接触位置に配設される、転写ローラ9によって用紙上に転写される。
また、感光体ドラム2との接触により中間転写ベルト70に付着したトナー、もしくは、転写ローラ9によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト70上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるので、中間転写ベルトクリーニングユニット75によって除去・回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット75には、中間転写ベルト70に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する部位の中間転写ベルト70は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
8は、用紙搬送路によって搬送されるシートをいったん保持するレジストローラで、感光体ドラム2上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ9に搬送する機能を有している。
10は、定着ユニットで、加圧ローラ10aと共にシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有するヒートローラ10b等を備えており、加圧ローラ10a及びヒートローラ10bは、シートを挟んで回転する。
11は、露光ユニット1の下側に設けられ、画像形成に使用するシートを蓄積する給紙トレイである。
Sは、略垂直形状の用紙搬送路で、用紙搬送路Sの近傍には、レジストローラ8、転写ローラ9、加圧ローラ10a、ヒートローラ10b、ピックアップローラ(12−1、12−2)、搬送ローラ(13−1〜13−8)等が設けられている。なお、14は、画像形成装置100の上部に設けられ、印字済みのシートをフェイスダウンで載置する排紙トレイである。
ピックアップローラ12−1は、給紙トレイ11の端部に備えられ、給紙トレイ11から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。ピックアップローラ12−2は、手差しトレイ15から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
搬送ローラ13は、シートの搬送を促進・補助するための小型ローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ13−2、13−3によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ13上に排出されるようになっている。
(現像装置の構成)
次に、画像形成装置100に備えられている現像装置3の詳細について説明する。
図2は、本実施形態に係る現像装置3の断面図である。
現像装置3は、感光体ドラム2と対向するように配置された現像ローラ31によって感光体ドラム2の表面に二成分現像剤(トナー)を供給して、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を顕像化(現像)する装置である。
現像ローラ31は、図示しないモータ等の駆動手段によって軸心回りに回転駆動するマグネットローラであり、現像槽32の二成分現像剤を表面に汲み上げて担持し、表面に担持している二成分現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム2に供給するものである。
現像ローラ31は、感光体ドラム2に対向し、感光体ドラム2に対して間隙を有して離隔するように設けられる。現像ローラ31で搬送される二成分現像剤は最近接部分で感光体ドラム2と接触する。この接触領域が現像ニップ部であり、現像ニップ部では、現像ローラ31に接続される図示しない電源から現像ローラ31に対して現像バイアス電圧が印加され、現像ローラ31表面の二成分現像剤に含まれるトナーが感光体ドラム2表面の静電潜像へ供給される。
現像槽32は、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を収容する。なお、前記キャリアは、磁性を有する磁性キャリアである。
33は、現像ローラ31に担持されるトナー層の厚さを規制するドクターブレードである。ドクターブレード33は、現像ローラ31の軸線方向に平行に延びる板状部材であり、現像ローラ31の鉛直方向下方において、その短手方向の一端が現像槽32によって支持され、かつ他端が現像ローラ31表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。ドクターブレード33の材料としては、ステンレス鋼が使用できるが、アルミニウムや合成樹脂なども使用できる。
34は、現像槽32の上側に取り付けられた、現像槽カバーであり、取り外し可能である。
34aは、現像槽カバー34に形成されたトナー補給用の孔(トナー補給口)である。
35は、図1に示したトナー補給装置6と現像槽32とを連結する、トナー補給用パイプで、当該トナー補給パイプの一端口が前記トナー補給口34aに接続している。
トナー補給装置6に収容されているトナーは、当該補給装置6内のトナー補給機構(図示しない)によって、トナー補給用パイプ35を介して現像槽32に補給される。なお、現像槽32へのトナーの補給方法は、従来から提案されている様々な手法を採用することができるので、その詳細な説明は省略する。
36は、第1攪拌部材、37は、第2攪拌部材で、現像槽32において二成分現像剤を撹拌及び搬送するための螺旋状の搬送羽根からなるスクリューオーガである。
第1及び第2攪拌部材(36、37)は、互いの周面同士が仕切り壁(仕切り板)38を介して対向するように且つ互いの軸同士が平行になるように並列され、互いに逆方向に回転するように設定されている。
39は、二成分現像剤のトナー濃度を測定(検知)する透磁率センサで、例えば、第2攪拌部材37の鉛直(垂直)方向下方の現像槽32底面に配設され、センサ面が現像槽32の内部に露出するように設けられる。
図3は、図2に示した現像装置3の(A−A´)矢指断面図、図4は、同(B−B´)矢指断面図である。
第1攪拌部材36は、図3に示されるX方向に二成分現像剤を搬送し、第2攪拌部材37は、X方向とは逆のY方向に二成分現像剤を搬送する。
第1攪拌部材36の回転軸36aの垂直方向に、二成分現像剤を攪拌する攪拌板(搬送羽根)36bが設けられている。
第2攪拌部材37の回転軸37aの垂直方向にも、攪拌板37bが設けられ、当該攪拌板37bの先端は、透磁率センサ39のセンサ面に近接している。
現像槽32には、第1及び第2攪拌部材(36、37)との間に仕切り壁38が配設される。
仕切り壁38は、第1及び第2攪拌部材(36、37)の各軸方向(各回転軸方向)に平行に延設されている。
現像槽32の内部は、仕切り壁38によって区画され、仕切り壁38の両端において連通した第1及び第2搬送路(P、Q)が形成され、第1及び第2搬送路(P、Q)の内部に、互いに搬送方向が逆方向の第1攪拌部材36及び第2攪拌部材37が設けられている。
また、仕切り壁38は、第1及び第2攪拌部材(36、37)の各軸方向の両端部において、現像槽32の内側の壁面から離間して配置されている。これにより、現像槽32には、第1及び第2攪拌部材(36、37)の各軸方向の両端部付近において、第1搬送路Pと第2搬送路Qとを連通する連通路が形成されている。
以下の説明では、図3に示されるように、X方向側に形成されている連通路を第1連通路a、Y方向側に形成されている連通路を第2連通路bと称する。
は、第1攪拌部材36を回転駆動するモータで、当該モータの回転軸と第1攪拌部材36の回転軸36aは連結している。
同じく、Mは、第2攪拌部材37を回転駆動するモータで、当該モータの回転軸と第2攪拌部材37の回転軸37aは連結している。
第1及び第2攪拌部材(36、37)は、前記モータによって回転駆動し、第1搬送路Pの上流側から供給されたトナー及び第1及び第2搬送路(P、Q)内の二成分現像剤を撹拌しながら循環搬送する。
二成分現像剤は、第1搬送路Pにおいて、第1攪拌部材36によって撹拌されながらX方向へ搬送され、第1連通路aに到達する。第1連通路aに到達した二成分現像剤は、第1連通路aを通過して第2搬送路Qへ搬送される。
第2搬送路Qに搬送された二成分現像剤は、第2攪拌部材37によって撹拌されながらY方向へ搬送され、第2連通路bに到達する。そして、第2連通路bに到達した二成分現像剤は、第2連通路bを通過して第1搬送路Pへ搬送される。
即ち、第1攪拌部材36と第2攪拌部材37とは、互いに逆方向に二成分現像剤を撹拌しながら搬送している。
このようにして、二成分現像剤は、現像槽32において、第1搬送路Pと第1連通路aと第2搬送路Qと第2連通路bとをこの順序で、循環移動する。
そして、二成分現像剤は、第2搬送路Qにおいて搬送されている間に、現像ローラ31の回転によって、現像ローラ31の表面に担持されて汲み上げられ、汲み上げられた二成分現像剤中のトナーが感光体ドラム2に供給され、順次消費されていく。
また、消費されたトナーを補うべく、補給用のトナーがトナー補給装置6からトナー補給用パイプ35を介して第1搬送路Pへ補給される。なお、トナー補給口34aは、第1搬送路P内の領域であり且つ第2連通路bよりもX方向側の位置に形成されているので、第1搬送路Pにおいて、第2連通路bの下流側にトナーが補給されることになる。
次に、現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の回転駆動制御について、図5に示す本発明に係わる画像形成装置100の機能ブロック図、図6及び図7に示す現像槽32内における二成分現像剤の状態を示す模式図を用いて説明する。
図5(A)の101は、ネットワークI/Fで、ネットワークNに対するインターフェイス機能を提供し、当該ネットワークNに接続しているPC(図示しない)等とデータ送受信を実行する。
102は、画像形成装置100を操作するための操作パネルで、タッチパネル、テンキー等から構成されている。
103は、画像形成機能を備えた画像形成部で、感光体ドラム2、現像装置3(透磁率センサ39等)、中間転写ベルトユニット7、定着ユニット10等を有する。
更に、現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の回転駆動制御を行う駆動制御装置110を有する。なお、透磁率センサ39、駆動制御装置110については後述する。
104は、各種制御情報などを記憶するメモリ、105は、PC等が送信した電子データを記録するためのHDDである。
106は、各機能ブロックを制御する制御部で、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって構成される制御回路である。
透磁率センサ39について詳細に説明する。
透磁率センサ39は、トナー濃度の測定結果を出力電圧値として出力する型式のセンサである。透磁率検知センサ39には、図示しない電源が接続され、当該電源は、当該センサ39を駆動するための駆動電圧及び測定結果を制御部106に出力するための制御電圧を印加する。電源による透磁率センサ39への電圧印加は、制御部106によって制御され、基本的に、出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧が得られるような制御電圧が印加される。
このような型式の透磁率センサは市販されており、たとえば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK(株)製)などがある。
透磁率センサとしては、透過光検知センサ、反射光検知センサ、透磁率検知センサ等を使用することができ、これらの中でも、透磁率検知センサが好ましい。
なお、前記測定結果を受信した制御部106は、トナー補給装置6に、当該測定結果に基づくトナー量を補給するように指示する。
次に、駆動制御装置110について詳細に説明する。
図5(B)は、駆動制御装置110の機能ブロック図で、駆動制御装置110は、駆動モータ制御部111を備え、当該制御部111は、現像ローラ31を駆動する現像ローラ駆動モータM、第1攪拌部材36を駆動する第1攪拌部材駆動モータM、第2攪拌部材37を駆動する第2攪拌部材駆動モータMの回転駆動を制御する。
まず、ユーザによるプリント開始の指示やプロセスコントロール用のトナーパッチ作成等の画像形成開始の指示を受け付けると、画像形成の開始に伴い、制御部106は、駆動制御装置110の駆動モータ制御部111に、上記の各モータ(M、M、M)の駆動開始信号を送出する。
休止中の画像形成装置においては、図6の符号Cに示すように、透磁率検知センサ39のセンサ面において、二成分現像剤Dが緩い凝集状態を形成し、流動性が不安定になっていることがある。
前記駆動開始信号を受信した駆動モータ制御部111は、現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の回転を開始し、各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達するまで、現像ローラ駆動モータM、第1攪拌部材駆動モータM、第2攪拌部材駆動モータMを回転駆動する。
しかし、前述のように、二成分現像剤Dが緩い凝集状態を形成している場合、前記回転駆動により、透磁率検知センサ39のセンサ面において、前記凝集状態が更に強くなり、流動性がより不安定になる。また、二成分現像剤Dが緩い凝集状態を形成していなくても、前記回転駆動により、凝集状態を形成するようになる。
そこで、現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達してから、第1の所定時間Tが経過すると、駆動モータ制御部111は、現像ローラ駆動モータMの回転速度を一定に保ちながら、第2攪拌部材駆動モータMの回転速度を第2の所定時間Tの間、減速する。この減速にあわせ、第1攪拌部材駆動モータMの回転速度を同速減速することが好ましい。
すると、現像ローラ31の回転速度は一定であるが、第2攪拌部材37の回転速度は減速されているので、当該現像ローラ31へ供給される二成分現像剤が少なくなり、第2搬送路Q内に、図7の符号Sに示すようなスペース(空間)が形成される。
また、現像ローラ31において感光体ドラム2に供給されずに付着している二成分現像剤が現像ローラ31からこぼれ落ちる。前記こぼれ落ちた二成分現像剤は、第2攪拌部材37の回転速度が減速しているので、矢印A方向への搬送が滞り、その結果、図7の符号Hに示すように、第2攪拌部材37の上部に堆積する。
その後、前記所定時間Tが経過すると、駆動モータ制御部111は、減速していた第2攪拌部材駆動モータM(及び第1攪拌部材駆動モータM)の回転速度を増速し、定常運転の回転速度に戻す。
上記のように、第2攪拌部材駆動モータM(及び第1攪拌部材駆動モータM)の回転速度を増速すると、図7の符号Hに示す堆積していた二成分現像剤Dが、第2攪拌部材37の回転に伴い(矢印A参照)、透磁率検知センサ39のセンサ面に向けて一気に搬送される。
その結果、透磁率検知センサ39のセンサ面において緩い凝集状態を形成し流動性が不安定になっていた二成分現像剤(図6、図7参照)がスペースSへ押し流され、透磁率検知センサ39のセンサ面における二成分現像剤の流動性が回復する。
なお、第1の所定時間Tは、任意に設定できるが、本実施形態においては5秒に設定する。
これは、第1の所定時間Tが短かすぎると、二成分現像剤が十分に解されていない場合があり、現像剤に過度のストレスを与える可能性があるからである。
逆に長すぎると、二成分現像剤を押し流す前に画像形成動作が終了してしまい、透磁率検知センサ39のセンサ面における二成分現像剤の凝集状態がより強固になったまま、残存し続けてしまうという問題が生じるからである。
第2の所定時間Tは、任意に設定できるが、本実施形態においては1秒に設定する。第2の所定時間Tが短かすぎると、第2攪拌部材37の上部に二成分現像剤が十分に堆積されないので、流動性が低下した二成分現像剤を押し流す力が弱くなる。
逆に長くしても、現像ローラ31から戻ってきた現像剤が、ある一定の量を超えて第2攪拌部材37上部に堆積することがないので、画像形成動作を再開するまでの待ち時間が長くなるだけで、ユーザに不便を与える。
第2攪拌部材37の減速時の回転速度としては、定常運転の回転速度の30%以上70%以下が好ましい。30%未満では、通常の回転速度に戻る時間が長くなり、70%を超えると二成分現像剤が十分に堆積されなくなるからである。
前述したように、第2攪拌部材37の回転速度が減速しても、現像ローラ31の回転速度は一定なので、無用なキャリア付着やトナー飛散を抑えることができる。
第2攪拌部材37の回転速度を減速すると共に、第1攪拌部材36の回転速度も同速減速するので、二成分現像剤が現像槽32の一端に偏ることを防止できる。
第2攪拌部材37の回転軸37aの垂直方向に、二成分現像剤を攪拌する攪拌板37bが設けられているので、第2搬送部材37の回転方向に向けて、二成分現像剤の搬送能力を高めることができ、第2搬送部材の上部に堆積した二成分現像剤によって透磁率センサ39のセンサ面において凝集している二成分現像剤を押し流すことができる(凝集状態の解消)。
攪拌板37bの先端は、透磁率センサ39のセンサ面に近接しているので、二成分現像剤の凝集状態を速やかに解消できる。
次に、前述した各モータの回転制御を実行する処理を図8のフロー図を用いて説明する。
例えば、ユーザが画像形成の開始を画像形成装置100に指示すると(ステップS1)、画像形成の開始に伴い、駆動モータ制御部111は、現像ローラ31、第1攪拌部材36、第2攪拌部材37の回転を開始し、各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達するまで、現像ローラ駆動モータM、第1攪拌部材駆動モータM、第2攪拌部材駆動モータMを回転駆動する(ステップS2)。
前記各々の回転速度度が各々の定常運転の回転速度に到達してから第1の所定時間Tが経過すると(ステップS3/YES)、駆動モータ制御部111は、現像ローラ駆動モータMの回転速度を一定に保ちながら、第2攪拌部材駆動モータM(及び第1攪拌部材駆動モータM)の回転速度を第2の所定時間Tの間減速する(ステップS4)。
前記第2の所定時間Tが経過すると(ステップS5/YES)、駆動モータ制御部111は、減速していた第2攪拌部材駆動モータM等の回転速度を増速し、定常運転の状態に戻す(ステップS6)。
その後、画像形成が終了するまで画像形成の実行を継続する(ステップS7)。
このようにすることで、トナー濃度制御を安定化することができるので、カブリのない高画質な印刷画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 現像装置の断面図である。 現像装置の(A−A´)矢指断面図である 現像装置の(B−B´)矢指断面図である。 本発明に係わる画像形成装置の機能ブロック図である。 現像槽内における二成分現像剤の状態を示す第1の模式図である。 現像槽内における二成分現像剤の状態を示す第2の模式図である。 各モータの回転制御を実行する処理を説明するためのフロー図である。
符号の説明
100…画像形成装置、1…露光ユニット、2…感光体ドラム、3…現像装置、31…現像ローラ、32…現像槽、33…ドクターブレード、34…現像槽カバー、34a…トナー補給口、35…透磁率センサ、36…第1攪拌部材、36a…回転軸、36b…攪拌板、37…第2攪拌部材、37a…回転軸、37b…攪拌板、38…仕切り壁、39…トナー補給用パイプ、P…第1搬送路、Q…第2搬送路、a…第1連通路、b…第2連通路、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…トナー補給装置、7…中間転写ベルトユニット、70…中間転写ベルト、71…中間転写ベルト駆動ローラ、72…中間転写ベルト従動ローラ、73…中間転写ベルトテンション機構、74…中間転写ローラ、75…中間転写ベルトクリーニングユニット、8…レジストローラ、9…転写ローラ、10…定着ユニット、10a…加圧ローラ、10b…ヒートローラ、11…給紙トレイ、12…ピックアップローラ、13…搬送ローラ、14…排紙トレイ、15…手差しトレイ、101…ネットワークI/F、102…操作パネル、103…画像形成部、104…メモリ、105…HDD、106…制御部、110…駆動制御装置、111…駆動モータ制御部、M…現像ローラ駆動モータ、M…第1攪拌部材駆動モータ、M…第2攪拌部材駆動モータ。

Claims (4)

  1. 現像槽内にトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収納し、当該二成分現像剤を静電潜像が形成された感光体へ供給する現像装置において、
    前記現像槽内は、仕切り壁によって区画されて、当該仕切り壁の両端において連通した第1及び第2搬送路が形成され、当該第1及び第2搬送路の内部に、互いに搬送方向が逆方向であって、前記第1搬送路の上流側から供給されたトナー及び前記第1及び第2搬送路内の二成分現像剤を撹拌しながら循環搬送する第1及び第2攪拌部材を設けると共に、前記第2搬送路内に、当該第2搬送路内の二成分現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラと、前記現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を測定する透磁率センサとを設け、
    画像形成の開始に伴い、前記第1攪拌部材、前記第2攪拌部材、及び、前記現像ローラの回転を開始し、当該第1攪拌部材、当該第2攪拌部材、及び、当該現像ローラの各々の回転速度が各々の定常運転の回転速度に到達してから、第1の所定時間が経過すると、当該第2攪拌部材の回転速度を第2の所定時間減速し、その後、当該第2攪拌部材の回転速度を定常運転の回転速度に増速することを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2攪拌部材の回転速度の減速にあわせ、前記第1搬送速度の回転速度も同速減速することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記透磁率センサは、前記第2搬送部材の鉛直方向下方の現像槽底面に配設され、
    前記第2攪拌部材の回転軸の垂直方向に設けられた攪拌板の先端は、前記透磁率センサのセンサ面に近接することを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102314133A (zh) * 2010-07-08 2012-01-11 株式会社东芝 图像形成装置和图像形成装置中的色调剂带电量调整方法

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