JP2010107209A - 誘導検出型ロータリーエンコーダ - Google Patents

誘導検出型ロータリーエンコーダ Download PDF

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Abstract

【課題】高精度で絶対位置測定可能な誘導検出型ロータリーエンコーダを提供する。
【解決手段】誘導検出型ロータリーエンコーダ4は、第1〜第3の送信巻線411〜413、第1〜第3の受信巻線414〜416、第1〜第3の磁束結合巻線421、422、511を有する。第1の送信巻線411、第1の受信巻線414及び第1の磁束結合巻線421は、第1のロータ42の1回転でN回の周期的変化を生成する第1の角度検出トラックを形成する。第2の送信巻線412、第2の受信巻線415及び第2の磁束結合巻線422は、第1のロータ42の1回転でN回の周期的変化を生成する第2の角度検出トラックを形成する。第3の送信巻線413、第3の受信巻線416及び第3の磁束結合巻線511は、第2のロータ51の1回転でN回の周期的変化を生成する第3の角度検出トラックを形成する。N乃至Nは互いに異なり、NはN及びNよりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロータとステータとに設けられた配線間の磁束結合を利用して物体の回転角を測定する誘導検出型ロータリーエンコーダに関する。
誘導検出型ロータリーエンコーダは、送信巻線及び受信巻線が配置されたステータと、これらと磁束結合された磁束結合巻線が配置されたロータとを備える(例えば、特許文献1参照)。ロータリーエンコーダでは、それが搭載されるマイクロメータ等の小型化の要請、高精度化の要請により、受信巻線のピッチをさらに微細化することが求められる。
さらに、2トラックをもつロータリーエンコーダは、以下に示す課題を有する。すなわち、ロータリーエンコーダの精度の向上には、2トラックの精度を同時に向上させる必要がある。また、測長全域にわたる絶対位置測定のための許容が小さい。また、その許容を増やすと、ロータリーエンコーダの精度は劣化する。
特開平10−213407号公報
本発明は、高精度で絶対位置測定可能な誘導検出型ロータリーエンコーダを提供する。
本発明の一態様に係る誘導検出型ロータリーエンコーダは、ステータと、回転軸に係合されて前記回転軸と共に回転し前記ステータと軸方向に対向する第1のロータと、前記第1のロータの外周側に配置され前記第1のロータに対して回転可能で前記ステータと軸方向に対向する第2のロータと、前記回転軸の回転を伝達して前記第2のロータを前記第1のロータとは異なる速度で回転させる回転伝達手段と、前記ステータの前記第1及び第2のロータの対向面に内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成された第1の送信巻線、第2の送信巻線及び第3の送信巻線と、前記ステータの前記第1及び第2のロータの対向面に前記第1乃至第3の送信巻線と対応させて内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成された第1の受信巻線、第2の受信巻線及び第3の受信巻線と、前記第1のロータの前記ステータとの対向面に内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成されて前記第1の送信巻線及び第1の受信巻線並びに前記第2の送信巻線及び第2の受信巻線とそれぞれ磁束結合する第1の磁束結合体及び第2の磁束結合体と、前記第2のロータの前記ステータとの対向面の前記第1及び第2の磁束結合体の外側に前記回転軸に対して同軸的に形成されて前記第3の送信巻線及び第3の受信巻線と磁束結合する第3の磁束結合体とを有し、前記第1の送信巻線、第1の受信巻線及び第1の磁束結合体は、前記第1のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第1の角度検出トラックを形成し、前記第2の送信巻線、第2の受信巻線及び第2の磁束結合体は、前記第1のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第2の角度検出トラックを形成し、前記第3の送信巻線、第3の受信巻線及び第3の磁束結合体は、前記第2のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第3の角度検出トラックを形成し、N乃至Nは互いに異なり、NはN及びNよりも小さいことを特徴とする。
本発明は、高精度で絶対位置測定可能な誘導検出型ロータリーエンコーダを提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る誘導検出型ロータリーエンコーダの一実施形態について説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態に係るマイクロメータヘッド1の全体構成)
先ず、図1を参照して、第1実施形態に係る誘導検出型ロータリーエンコーダ4を搭載したマイクロメータヘッド1の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るマイクロメータヘッド1を示す断面図である。
マイクロメータヘッド1は、本体2、本体2から延びるスピンドル3、スピンドル3を中心に設けられた誘導検出型ロータリーエンコーダ4を有する。また、マイクロメータヘッド1は、送受信制御部6、演算処理部7、及び表示部8を有する。送受信制御部6は、誘導検出型ロータリーエンコーダ4との間の送受信を制御する。演算処理部7は、送受信制御部6(誘導検出型ロータリーエンコーダ4)からの信号に基づき演算処理を実行する。表示部8は、演算処理部7による演算結果を表示する。
本体2は、略円筒状に形成され、内部に収納空間21,22を備えている。収納空間21、22は、中仕切り板23で仕切られている。この略円筒状の本体2のスピンドル先端側(図中、左側)の壁および中仕切り板23には、それぞれスピンドル3が貫通する貫通孔24,25が形成され、本体2の基端側(図中、右側)の端部には、雌ねじ26が形成されている。これらの貫通孔24,25および雌ねじ26は、同軸上に配置されている。
スピンドル3は、略円柱状に形成され、先端部に被測定物(不図示)との接触面31を有し、基端部につまみ部32を有する。このつまみ部32は、スピンドル3を外部から回転操作するためのものである。そして、スピンドル3は、本体2の貫通孔24,25に挿通され、本体2から両端が突出した状態となっている。また、スピンドル3の外周には送りねじ33が形成され、本体2の雌ねじ26に螺合されている。このようにして、つまみ部32が回転されると、送りねじ33と雌ねじ26との螺合によって、スピンドル3が貫通孔24,25に沿って進退するようになっている。送りねじ33は、例えば、0.5mmピッチで40回転分形成され、スピンドル3を20mm進退させることができる。また、スピンドル3の略中央部には、軸方向に沿って直線状のキー溝34が形成されている。
続いて、図1〜図3を参照して、誘導検出型ロータリーエンコーダ4の構成について説明する。図2は、誘導検出型ロータリーエンコーダ4の斜視図である。図3は、誘導検出型ロータリーエンコーダ4の分解斜視図である。誘導検出型ロータリーエンコーダ4は、図2及び図3に示すように、第1のロータリーエンコーダ40と、第2のロータリーエンコーダ50とから構成され、本体2の収納空間22に収納されている。
第1のロータリーエンコーダ40は、ステータ41と、第1のロータ42と、第1の回転円筒43とを備えている。
ステータ41は、円板の中央にスピンドル3が挿通される挿通孔44を有し、中仕切り板23に固定されている。具体的には、ステータ41は、中仕切り板23の貫通孔25周りに形成された縁部材27に外嵌されている。
第1のロータ42は、円板の中央にスピンドル3が挿通される挿通孔45を有し、ステータ41と所定寸法だけ離れた位置に、ステータ41に軸方向に対向して配置されている。
第1の回転円筒43は、当該第1の回転円筒43にスピンドル3が挿通された状態で、ステータ41よりもスピンドル3の先端側に配設され、第1のロータ42をスピンドル3の軸周りに回転可能に支持している。すなわち、第1の回転円筒43のステータ41側の端部には、スピンドル3の外周に沿ってロータ支持部46が形成され、このロータ支持部46の外周に第1のロータ42が外嵌されている。
また、第1の回転円筒43は、外周から中心に向かって螺入されたねじ状のキー47を備えている。このキー47の先端は、第1の回転円筒43の内周から突出し、スピンドル3の外周のキー溝34と係合している。すなわち、スピンドル3が回転すると、スピンドル3のキー溝34にキー47が係合していることから、第1の回転円筒43はスピンドル3と同期して回転するようになっている。
また、第1の回転円筒43の外周には、第1の歯車48が形成されている。この歯車48は、第1の回転円筒43においてスピンドル3の先端側の端部に設けられ、回転円筒43の他の部分の外周よりも大きい外径寸法を有している。第1の歯車48の歯数は、例えば、40枚に設定されている。
第2のロータリーエンコーダ50は、前述のステータ41と、第2のロータ51と、第2の回転円筒(保持体)52と、中継歯車53とを備えている。
ステータ41は、第1のロータリーエンコーダ40のステータ41であり、ロータリーエンコーダ40、50に共通する部品となっている。
第2のロータ51は、円板の中央に第1のロータ42を配置可能な孔54を有し、当該第1のロータ42の外周に、それを取り囲むように配置されている。また、第2のロータ51は、第1のロータ42と同様に、ステータ41と所定寸法だけ離れた位置に、ステータ41に軸方向に対向して配置されている。このように、各ロータ42,51のステータ41と対向する面同士が略同一平面を形成している。
第2の回転円筒52は、第1の回転円筒43(第1の歯車48を除く部分)が内部に挿通された状態で、当該第1の回転円筒43に支持されている。この第2の回転円筒52のステータ41側の端部に、第2のロータ51が貼付されている。このようにして、第2のロータ51がスピンドル3の軸周りに回転可能に支持されている。すなわち、第1、第2のロータリーエンコーダ40,50は、内側と外側の2重円筒構造となっている。
また、第2の回転円筒52の外周には、第2の歯車55が形成されている。この歯車55は、第2の回転円筒52においてスピンドル3の先端側の端部に設けられ、第1の回転円筒43の歯車48と略同じ外径寸法を有している。第2の歯車55の歯数は、例えば、41枚に設定され、第1の歯車48の歯数より1枚だけ大きくなっている。
中継歯車53は、本体2に回転可能に支持され、第1の歯車48と第2の歯車55との両方に噛合した状態で配置されている。すなわち、中継歯車53は、第1の歯車48に噛合する第1の中継歯車53Aと、第2の歯車55に噛合する第2の中継歯車53Bと、これらの中継歯車53A,53Bを同一軸上に軸支する軸部53Cとを有して構成されている。中継歯車53A,53Bの各歯数は同数に設定され、例えば12枚となっている。ここで、一対の歯車となる第1の歯車48および第1の中継歯車53Aの各モジュールは一致しており、他の一対の歯車となる第2の歯車55および第2の中継歯車53Bの各モジュールも一致しており、これによって、第1の回転円筒43が回転すると、中継歯車53を介して、第2の回転円筒52が円滑に回転できるようになっている。
この際、歯車48と歯車55との歯数の違いによって、各ロータ42,51は、異なる速さで回転する。例えば、本実施形態のように歯車48の歯数を40枚として、歯車55の歯数を41枚とした場合には、スピンドル3が進退移動範囲内で40回転する間に、第1のロータ42は40回転し、第2のロータ51は39回転する。
また、第1のロータリーエンコーダ40および第2のロータリーエンコーダ50は、それぞれのロータ42、51の一回転以内の絶対角度を検出可能となっている。すなわち、ステータ41は、第1のロータ42の一回転あたり一周期の変化を示す位相信号を出力する。そして、第1のロータ42はスピンドル3と同期して回転するので、第1のロータ42に関する位相信号は、スピンドル3の一回転によって本発明の第1の周期の変化を示す。例えば、スピンドル3が40回転する間に40周期の変化を示す。
ステータ41は、第2のロータ51についても一回転あたり一周期の変化を示す位相信号を出力する。そして、第2のロータ51はスピンドル3が40回転する間に39回転するので、第2のロータ51に関する位相信号は、スピンドル3の40回転によって39周期の変化を示す。
次に、図4及び図5を参照して、ステータ41、第1のロータ42、及び第2のロータ51上の構成について詳細に説明する。図4は、ステータ41上の構成を示す図である。図5は、第1のロータ42、及び第2のロータ51上の構成を示す図である。
図4に示すように、第1、第2のロータ42、51に対向するステータ41上には、第1の送信巻線411、第2の送信巻線412、及び第3の送信巻線413がスピンドル3と同軸に設けられている。第1の送信巻線411は、スピンドル3(回転軸)から第1の径をもって略円形状に形成されている。第2の送信巻線412は、スピンドル3(回転軸)から第1の径よりも大きい第2の径をもって略円形状に形成されている。第3の送信巻線413は、スピンドル3(回転軸)から第2の径よりも大きい第3の径をもって略円形状に形成されている。
また、図4に示すように、第1、第2のロータ42、51に対向するステータ41上には、第1の受信巻線414、第2の受信巻線415、及び第3の受信巻線416がスピンドル3と同軸的に設けられている。第1〜第3の受信巻線414〜416は、スピンドル3(回転軸)からの距離が周期的に変化するように形成されている。第1の受信巻線414は、第1の送信巻線411と第2の送信巻線412との間であって、第1の送信巻線411側に形成されている。第2の受信巻線415は、第1の送信巻線411と第2の送信巻線412との間であって、第2の送信巻線412側に形成されている。第3の受信巻線416は、第2の送信巻線412と第3の送信巻線413との間に形成されている。第1の受信巻線414は、後述する第1の磁束結合巻線421により生じた磁束を検出する。第2の受信巻線415は、後述する第2の磁束結合巻線422により生じた磁束を検出する。第3の受信巻線416は、後述する第3の磁束結合巻線511により生じた磁束を検出する。
第1の受信巻線414は、回転方向に位相の異なる3つの受信巻線414a〜414cにて構成されている。受信巻線414a〜414cは、各々、ループ状(菱型状)に配置された電線から構成されている。受信巻線414a〜414cは、交差部が短絡しないように、互いに交差する部分が基板の上下に配列され、相互がビアホール414dにて接続されることにより各々絶縁分離されて配置されている。なお、第2の受信巻線415及び第3の受信巻線416も、第1の受信巻線414と同様に構成されている。
図5に示すように、ステータ41と対向する第1のロータ42上には、磁束結合体である第1の磁束結合巻線421、及び第2の磁束結合巻線422がスピンドル3と同軸的に設けられている。第1の磁束結合巻線421、及び第2の磁束結合巻線422は、第1のロータ42の1回転でスピンドル3(回転軸)からの距離がN回及びN回それぞれ周期的に変化するように凹凸をもって歯車形状に形成されている。第1の磁束結合巻線421は、第1の送信巻線411と磁束結合可能とされている。第2の磁束結合巻線422は、第2の送信巻線412と磁束結合可能とされている。
第1の磁束結合巻線421は、例えば9個(N)の凹凸をもって歯車形状に形成されている。第2の磁束結合巻線422は、例えば10個(N)の凹凸をもって歯車形状に形成されている。すなわち、第2の磁束結合巻線422の凹凸の数は、第1の磁束結合巻線421の凹凸の数と1つだけ異なる。
また、図5に示すように、ステータ41と対向する第2のロータ51上には、第3の磁束結合巻線511がスピンドル3と同軸的に設けられている。第3の磁束結合巻線511は、第2のロータ51の1回転でスピンドル3(回転軸)からの距離がN回周期的に変化するように凹凸をもって形成されている。第3の磁束結合巻線511は、第3の送信巻線413と磁束結合可能とされている。
第3の磁束結合巻線511は、例えば2個(N)の凹凸をもって歯車形状に形成されている。すなわち、第3の磁束結合巻線511の凹凸の数は、第1の磁束結合巻線421の凹凸の数及び第2の磁束結合巻線422の凹凸の数よりも少ない。
次に、図6を参照して、送受信制御部6および演算処理部7の構成について詳細に説明する。図6は、送受信制御部6および演算処理部7の構成を示すブロック図である。
先ず、送受信制御部6について説明する。送受信制御部6は、第1のロータリーエンコーダ40に対する信号の送受信を制御する第1の送受信制御部61と、第2のロータリーエンコーダ50に対する信号の送受信を制御する第2の送受信制御部62とを備える。
第1の送受信制御部61は、第1の送信制御部63と第1の受信制御部64とを備える。第1の送信制御部63は、ステータ41に第1のロータ42用(第1の送信巻線411、及び第2の送信巻線412用)の所定の交流信号を送信する。第1の受信制御部64は、ステータ41(第1の受信巻線414、及び第2の受信巻線415)から第1のロータ42の位相信号を受信する。ここで、位相信号は、第1の磁束結合巻線414に基づく信号と、及び第2の磁束結合巻線415に基づく信号との位相差を示す信号である。
同様に、第2の送受信制御部62は、第2の送信制御部65と第2の受信制御部66とを備える。第2の送信制御部65は、ステータ41に第2のロータ51用(第3の送信巻線413用)の所定の交流信号を送信する。第2の受信制御部66は、ステータ41(第3の受信巻線416)から第2のロータ51の位相信号を受信する。第1の受信制御部64および第2の受信制御部66は、ステータ41から受信した各ロータ42,51の位相信号を演算処理部7に出力する。
次に、演算処理部7について説明する。演算処理部7は、回転角算出部71、回転位相算出部72、及びスピンドル位置算出部73を備える。回転角算出部71は、第1のロータ42および第2のロータ51の回転角θ1,θ2をそれぞれ算出する。回転位相算出部72は、回転角算出部71にて算出された各ロータ42,51の回転角θ1,θ2に基づいてスピンドル3の回転位相を算出する。スピンドル位置算出部73は、回転位相算出部72にて算出されたスピンドル3の回転位相に基づいてスピンドル3の絶対位置を算出する。
回転角算出部71は、第1の回転角算出部74、及び第2の回転角算出部75を備える。第1の回転角算出部74は、第1の受信制御部64からの位相信号に基づいて第1のロータ42の回転角θ1を算出する。第2の回転角算出部75は、第2の受信制御部66からの位相信号に基づいて第2のロータ51の回転角θ2を算出する。
第1の回転角算出部74は、第1の受信制御部64からの位相信号に基づいて第1のロータ42の回転角θ1を一回転内の絶対角度(0°<θ1<360°)として算出する。ここで、第1の受信制御部64からの位相信号は、第1のロータ42の一回転内においては、同一の位相を生じない。第1の回転角算出部74には、第1のロータ42の回転角θ1と位相信号とが一対一の関係で設定記憶されている。これにより、第1の受信制御部64から出力される位相信号に応じて、第1のロータ42の回転角θ1が一義的に決まり、第1のロータ42の一回転以内の絶対角度が算出される。
また、第2の回転角算出部75は、第1の回転角算出部74と同様に、第2の受信制御部66からの位相信号に基づいて第2のロータ51の回転角θ2を一回転内の絶対角度として算出する。
回転位相算出部72は、差分算出部76、及び総回転位相算出部77を備える。差分算出部76は、回転角算出部71で算出された各ロータ42,51の回転角θ1,θ2の差分θ3を算出する。総回転位相算出部77は、差分θ3に基づいてスピンドル3の総回転位相を算出する。
総回転位相算出部77には、差分θ3とスピンドル3の総回転位相とが一対一の関係で設定記憶されている。すなわち、スピンドル3が進退移動範囲内で40回転する間に各ロータ42,51の回転角θ1,θ2の差が1回転となるように設定されているので、差分θ3が0°〜360°の範囲内で算出され、この差分θ3に応じてスピンドル3の総回転位相θTが一義的に算出される。
スピンドル位置算出部73には、スピンドル3の一回転当たりの移動ピッチ(0.5mm)が予め設定記憶されている。そして、スピンドル位置算出部73において、移動ピッチ(0.5mm)と総回転位相θTとが乗算されることにより、スピンドル3の総移動量、すなわち、スピンドル3の絶対位置が算出される。表示部8は、例えば、デジタル表示によってスピンドル3の絶対位置を表示する。
(第1実施形態に係るマイクロメータヘッド1の動作)
次に、このような構成を備える本実施形態の動作について説明する。つまみ部32によってスピンドル3を回転させると、本体2の雌ねじ26とスピンドル3の送りねじ33との螺合によりスピンドル3が軸方向に進退される。スピンドル3が回転すると、スピンドル3のキー溝34に係合したキー47によって第1の回転円筒43がスピンドル3とともに回転する。
第1の回転円筒43が回転すると、第1の回転円筒43とともに第1のロータ42が回転する。第1のロータ42の回転がステータ41によって検出されて第1の受信制御部64に送られる。続いて、第1の回転角算出部74において第1のロータ42の一回転以内の回転角θ1が算出される。
ここで、第1のロータ42はスピンドル3と同期して回転するので、第1のロータ42の一回転内の回転角θ1とは、スピンドル3の一回転内の回転角を示している。
また、第1の回転円筒43が回転すると、第1の回転円筒43の歯車48に噛み合った中継歯車53の第1の中継歯車53Aが回転する。さらに、中継歯車53の第2の中継歯車53Bに噛み合った第2の回転円筒52の歯車55が回転し、第2の回転円筒52とともに第2のロータ51が回転する。第2のロータ51の一回転以内の位相信号がステータ41によって検出されて第2の受信制御部66に送られる。続いて、第2の回転角算出部75において第2のロータ51の一回転以内の回転角θ2が算出される。
続いて、回転位相算出部72において、各ロータ42,51の回転角θ1,θ2の差分θ3が算出され、この差分θ3に基づいてスピンドル3の総回転位相θTが算出される。最後に、スピンドル位置算出部73において、総回転位相θTとスピンドル3の送りピッチ(0.5mm)とに基づいてスピンドル3の絶対位置が算出され、表示部8に表示される。
(第1実施形態に係るマイクロメータヘッド1の効果)
このような構成を備える本実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)内側に細かいピッチでピッチが1つだけ異なる2トラックを形成することにより、十分な精度と1回転内での絶対位置検出を可能にすることができ、更に外側にピッチが疎(2ピッチ)な1トラックを追加して、スピンドル3の回転数検出を可能にすることができる。これにより、全体として長い測長範囲に亘って高精度な絶対測定が可能になる。
(2)第2のロータ51は、第1のロータ42の回転によって中継歯車53を介して回転されるので、第1の歯車48の歯数を40枚、第2の歯車55の歯数を41枚に設定することによって、第1のロータ42の回転速度と第2のロータ51の回転速度との差を容易につけることができる。従って、各ロータリーエンコーダ40,50から出力される各位相信号の周期を互いに異なった周期とすることができる。すなわち、これら二つの位相信号に基づいてスピンドル3の絶対位置を算出することができる。
(3)第1のロータ42および第2のロータ51を、各回転円筒43,52の各一端部に固定して、第2のロータ51を第1のロータ42の外周位置に設けることによって、ステータ41を各ロータリーエンコーダに共通する部品として設けることができ、ステータ41の占めるスペースを小さくすることができるとともに、部品点数が少なくなり、組み立て作業の負担を軽減させることもできる。
(4)第1の回転円筒43の第1の歯車48と、第2の回転円筒52の第2の歯車55とが、スピンドル3の軸方向に並んで配置され、かつ、それぞれ略等しい外径寸法を有しているので、中継歯車53の歯車を第1の歯車48と第2の歯車55とに同時に噛み合わせることができる。従って、中継歯車53を多段の歯車で構成する場合と比べて、中継歯車53の占めるスペースが小さくすることができる。
[第2実施形態]
(第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aの全体構成)
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る誘導検出型ロータリーエンコーダ4aを搭載したマイクロメータヘッド1aの全体構成について説明する。図7は、第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aを示す断面図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
マイクロメータヘッド1aは、図7に示すように、第1実施形態と異なるスピンドル3a、及びスピンドル3aを中心に設けられた誘導検出型ロータリーエンコーダ4aを有する。なお、マイクロメータヘッド1aは、その他、第1実施形態と同様の構成を有する。
スピンドル3aは、第1実施形態と同様に、略円柱状に形成され、先端側の端部に被測定物(不図示)との接触面31を有し、基端側の端部につまみ部32を有する。
スピンドル3aの中央部には、第1実施形態と異なり、リード角が異なる2本のキー溝34a、34bが設けられている。第1のキー溝34aは、スピンドル3aの軸と平行に直線状に設けられている。第2のキー溝34bは、スピンドル3aに対して螺旋状に設けられている。第1のキー溝34aと第2のキー溝34bとの始点および終点の位置は、スピンドル3aの軸方向において略一致している。すなわち、第1のキー溝34aと第2のキー溝34bとは、スピンドル3aの軸方向において略同じ範囲に形成されている。
なお、スピンドル3aが進退する際に、キー溝34a、34bは、スピンドル3aと共に本体2の外部に出ることになるが、スピンドル3aが最大限に前進した場合でもキー溝34a、34bが外部に露出しないように外側フレーム11が設けられている。
続いて、誘導検出型ロータリーエンコーダ4aについて説明する。図8は、誘導検出型ロータリーエンコーダ4aの分解斜視図である。誘導検出型ロータリーエンコーダ4aは、図8に示すように、第1のロータリーエンコーダ40aと、第2のロータリーエンコーダ50aとから構成され、本体2の収納空間22内に配設されている。
第1のロータリーエンコーダ40aは、ステータ41a、及びキー溝34aに係合するキー47aを有しスピンドル3aを中心にして回転可能に設けられた第1のロータ42aを有する。
ステータ41aは、スピンドル3aが挿通された状態で収納空間22の前端側内壁28に固定されている。
第1のロータ42aは、スピンドル3aのすぐ外側に配設されている。第1のロータ42aは、ステータ41aと所定距離だけ離れた位置に、ステータ41aに軸方向に対向して配置されている。第1のロータ42aは、ステータ41aと対になってステータ41aと対向した状態で回転される第1のロータ板48aと、スピンドル3aを中心とする第1のロータ板48aの回転を支持する第1の回転円筒43aと、第1のキー溝34aに係合する第1のキー47aとを備える。第1のロータ板48aは、スピンドル3aが挿通される孔を有する小円板である。
第1の回転円筒43aは、スピンドル3aに外嵌する円筒状であって第1のロータ板48aの背面に接続され第1のロータ板48aの回転を支持している。第1の回転円筒43aには、軸に直交する方向で貫通形成された二つの孔43aa、43abが設けられ、第1の孔43aaには第1のキー47aが螺合されている。また、第2の孔43abは、第1の回転円筒43aの周方向に長さを有する長孔状に形成されている。
第2のロータリーエンコーダ50aは、ステータ41a、及びキー溝34bに係合するキー47bを有しスピンドル3aを中心にして回転可能に設けられた第2のロータ51aを有する。
第2のロータ51aは、第1のロータ42aの外側に、それを取り囲むように配置されている。第2のロータ51aは、ステータ41aと所定距離だけ離れた位置に、ステータ41aに軸方向に対向して配置されている。第2のロータ51aは、第1のロータ42aと同様に、ステータ41aと対になってステータ41aと対向した状態で回転される第2のロータ板55aと、スピンドル3aを中心とする第2のロータ板55aの回転を支持する第2の回転円筒52aと、第2のキー溝34bに係合する第2のキー47bとを備える。
第2のロータ板55aは、第1のロータ板48aを内側に遊嵌する程度の内孔を有する環状板である。第2の回転円筒52aは、第2のロータ板55aの背面に接続され、内側に第1の回転円筒43aを遊嵌する孔を有する円筒状である。
第2の回転円筒52aには、軸に直交する方向から貫通形成された孔52aaを有し、この孔52aaに第2のキー47bが螺合されている。なお、第2のキー47bは、第1の回転円筒43aの長孔である第2の孔43abを通過して第2のキー溝34bに係合している。
そして、第2の回転円筒52aは、第1のロータ42aを間にしてステータ41aと反対側においてスピンドル3aを軸受けする軸受部52abを有する。また、スピンドル軸方向において、第2のキー47bの位置は第1の回転円筒43aに設けられた第1のキー47aの位置と略同じである。
なお、ステータ41aが固定されている収納空間22の前端側内壁28においてスピンドル軸受け27aがステータ41aよりも後端側にわずかに延設されており、また、第1の回転円筒43aのスピンドル軸受け43acが第1のロータ板48aよりステータ41a側にわずかに延設されており、第1の回転円筒43aのスピンドル軸受け43acが本体2のスピンドル軸受け27aに当接することにより、ステータ41aと第1のロータ板48aとのギャップが適切に確保される。
また、第2の回転円筒52aと中仕切り板23と間に図示しないコイルバネ(付勢手段)が介装されて、第2のロータ51aがステータ41a側に向けて付勢されているとともに、第1のロータ42aが第2の回転円筒52aの内壁にて押されることで第1のロータ42aもステータ41aに向けて付勢されている。
(第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aの動作)
次に、このような構成を備える第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aの動作について説明する。つまみ部32によってスピンドル3aが回転操作されると、本体2の雌ねじ26とスピンドル3aの送りねじ33との螺合によってスピンドル3aが軸方向に進退される。
また、スピンドル3aが回転されると、スピンドル3aの第1のキー溝34aおよび第2のキー溝34bに第1の回転円筒43aの第1のキー47aと第2の回転円筒52aの第2のキー47bとがそれぞれ係合されているので、スピンドル3aの回転に伴って第1の回転円筒43aと第2の回転円筒52aとが回転される。このとき、第1の回転円筒43aはスピンドル軸受け43acによってスピンドル3aを軸受けしているので、第1の回転円筒43aはスピンドル3aを基準にして回転する。また、第2の回転円筒52aは軸受部622によってスピンドル3aを軸受けしているので、第2の回転円筒52aもスピンドル3aを基準として回転する。
そして、第1のキー溝34aと第2のキー溝34bとは互いにリード角が異なっているので、スピンドル3aが一回転するに当たって第1の回転円筒43aと第2の回転円筒52aとでは互いに異なる回転量(回転位相)で回転される。スピンドル3aの回転によって第1および第2の回転円筒43a、52aが回転されると、第1の回転円筒43aとともに第1のロータ板48aが回転され、第2の回転円筒52aとともに第2のロータ板55aが回転される。すなわち、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、第1のロータ42aは、第2のロータ51aと異なる回転速度で回転する。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ステータ41と対向する第1のロータ42a上には、第1、第2の磁束結合巻線421、422が形成されている。ステータ41と対向する第2のロータ51a上には、第3の磁束結合巻線423が形成されている。第1、第2のロータ42a、51aと対向するステータ41a上には、第1〜第3の送信巻線411〜413、及び第1〜第3の受信巻線414〜416が形成されている。
(第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aの効果)
第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aは、第1実施形態と略同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[その他実施形態]
以上、本発明に係る誘導検出型ロータリーエンコーダの一実施形態を説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、置換等が可能である。例えば、第1〜第3の磁束結合体は、上記実施形態のように第1〜第3の磁束結合巻線421、422、511ではなく、電極、導電板に形成された穴、凹部などでも良い。
第1実施形態に係るマイクロメータヘッド1を示す断面図である。 誘導検出型ロータリーエンコーダ4の斜視図である。 誘導検出型ロータリーエンコーダ4の分解斜視図である。 ステータ41上の構成を示す図である。 第1のロータ42、及び第2のロータ51上の構成を示す図である。 送受信制御部6および演算処理部7の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るマイクロメータヘッド1aを示す断面図である。 誘導検出型ロータリーエンコーダ4aの分解斜視図である。
符号の説明
1,1a…マイクロメータヘッド、 2…本体、 3,3a…スピンドル、4,4a…誘導検出型ロータリーエンコーダ、 40…第1のロータリーエンコーダ、 50…第2のロータリーエンコーダ、 7…演算処理部、 41,41a…ステータ、 42,42a…第1のロータ、 51,51a…第2のロータ、 43…第1の回転円筒、 48…第1の歯車、 52…第2の回転円筒、 53…中継歯車、 53A…第1の中継歯車、 53B…第2の中継歯車、 53C…中継歯車の軸部、 55…第2の歯車、 411〜413…第1〜第3の送信巻線、 414〜416…第1〜第3の受信巻線、 421,422…第1、第2の磁束結合巻線、 511…第3の磁束結合巻線。

Claims (3)

  1. ステータと、
    回転軸に係合されて前記回転軸と共に回転し前記ステータと軸方向に対向する第1のロータと、
    前記第1のロータの外周側に配置され前記第1のロータに対して回転可能で前記ステータと軸方向に対向する第2のロータと、
    前記回転軸の回転を伝達して前記第2のロータを前記第1のロータとは異なる速度で回転させる回転伝達手段と、
    前記ステータの前記第1及び第2のロータの対向面に内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成された第1の送信巻線、第2の送信巻線及び第3の送信巻線と、
    前記ステータの前記第1及び第2のロータの対向面に前記第1乃至第3の送信巻線と対応させて内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成された第1の受信巻線、第2の受信巻線及び第3の受信巻線と、
    前記第1のロータの前記ステータとの対向面に内側から順に前記回転軸に対して同軸的に形成されて前記第1の送信巻線及び第1の受信巻線並びに前記第2の送信巻線及び第2の受信巻線とそれぞれ磁束結合する第1の磁束結合体及び第2の磁束結合体と、
    前記第2のロータの前記ステータとの対向面の前記第1及び第2の磁束結合体の外側に前記回転軸に対して同軸的に形成されて前記第3の送信巻線及び第3の受信巻線と磁束結合する第3の磁束結合体と
    を有し、
    前記第1の送信巻線、第1の受信巻線及び第1の磁束結合体は、前記第1のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第1の角度検出トラックを形成し、
    前記第2の送信巻線、第2の受信巻線及び第2の磁束結合体は、前記第1のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第2の角度検出トラックを形成し、
    前記第3の送信巻線、第3の受信巻線及び第3の磁束結合体は、前記第2のロータの1回転でN回の周期的変化を生成する第3の角度検出トラックを形成し、
    乃至Nは互いに異なり、NはN及びNよりも小さい
    ことを特徴とする誘導検出型ロータリーエンコーダ。
  2. は“2”であることを特徴とする請求項1記載の誘導検出型ロータリーエンコーダ。
  3. とNの差分は、“1”であることを特徴とする請求項1又は2記載の誘電検出型ロータリーエンコーダ。
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