JP2010107142A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
形状の制約や除湿能力の維持しつつ、有効な再熱除湿運転が可能な空気調和機を提供する。
【解決手段】
室内機本体1には、室内機側送風機6、第1熱交換器7、第2熱交換器8、電磁弁10が備えられる。第1熱交換器7、第2熱交換器8、室内機側送風機6は、空気の流れる方向で上流側から第1熱交換器7、第2熱交換器8、室内機側送風機6の順に配置される。
第1熱交換器7は、規制部材23を備える。規制部材23は、第1熱交換器7より空気の流れる方向で上流側に往復移動可能に設けられる。規制部材23は、再熱除湿運転のとき、第1熱交換器7の一部を覆う遮蔽姿勢となり、再熱除湿運転以外の運転のとき、第1熱交換器7のすべてを開放する開放姿勢となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、再熱除湿運転をする空気調和機に関する。
空気調和機の省エネ化が進むに連れ、除湿不足の問題が起きてきた。そのため、梅雨の時期に室内で結露が発生し、カビが発生しやすくなり、健康にとっても大きな問題となっていた。そこで、最近では、強力に室内を除湿できるように、室内機本体内の熱交換器を大きくした空気調和機が普及してきた。
ところで、この種の空気調和機の除湿運転は、室内の空気を冷却して空気中の水分を結露させることよって室内空気を減湿する。そのため、室内の空気の湿度だけでなく、室内の温度も低下させてしまい、快適性を損なうという問題があった。
この問題に対処すべく、特許文献1には、室内機本体内に第1熱交換器と第2熱交換器の2つの熱交換器が設けられ、第1熱交換器を蒸発器として使用し、第2熱交換器を凝縮器として使用することで、第1熱交換器では室内の空気が冷却されて減湿し、第2熱交換器では室内の空気が加熱される空気調和機が開示されている。このように、室内機本体の熱交換器において室内の空気の除湿と加熱の両方を行い、室内の温度の低下を回避している。
特開2002−181369号公報
ところで、最も有効な再熱除湿運転を実現させるためには、再熱除湿運転時に蒸発器として使用する第1熱交換器と、凝縮器として使用する第2熱交換器の空気が通過する領域(通過面積)の比率が所定の範囲にする必要がある。
しかしながら、従来の空気調和機は、形状の制約や性能の維持により、第1熱交換器が大きすぎたり、第2熱交換器が小さすぎたりするので、有効な再熱除湿運転が実現できない。
本発明は、上記問題に鑑み、形状の制約や性能を維持しつつ、有効な再熱除湿運転が可能な空気調和機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、室内機本体の吸気口から吹出口に至る空気通路に第1熱交換器と第2熱交換器とを備え、再熱除湿運転時に、前記第1熱交換器が蒸発器として機能し、前記第2熱交換器が凝縮器として機能する空気調和機において、再熱除湿運転時に、前記第1熱交換器の空気が通過できる面積を変更可能な規制部材が設けられたことを特徴とする。
規制部は、吸気口から吸い込まれた空気の流れる方向を規制して、空気が通過できる第1熱交換器の通過面積を調整する。具体的な態様としては、例えば、空気の流れる経路を可変する。あるいは、第1熱交換器を覆う。これにより、規制部材は、空気が通過できる第1熱交換器の面積を可変させる。
上記構成によると、例えば、第1熱交換器の大きさが第2熱交換機よりも極端に大きい場合であっても、再熱除湿運転のときは、規制部材によって第2熱交換器によって再熱が可能な空気の量だけを第1熱交換器を通過させる。これにより、第1熱交換器によって冷やしすぎることを防止するとともに、有効な再熱除湿運転を実現することができる。
規制部材は、再熱除湿運転時に、第1熱交換器よりも空気の流れる方向で上流側において、前記第1熱交換器の一部を覆うように配置するようにしても良い。この構成によると、規制部材は、第1熱交換器の空気の流れる方向で上流側の表面の一部を覆う。これにより、第1熱交換器は、規制部材によって覆われた領域では空気を冷却して除湿をしないため、余分な水滴の発生を防止できる。
吸気口から吹出口に至る空気通路に、空気を送風する送風機を備え、各装置は、空気の流れる方向で上流側から第1熱交換器、第2熱交換器、送風機の順に配置され、第2熱交換器および前記送風機は、前記第1熱交換器の一端側に位置するようにしても良い。
上記構成にすれば、規制部材は、第2熱交換器および前記送風機が位置する第1熱交換器の一端側を覆うことができる。そのため、再熱除湿運転のとき、第1熱交換器の一端側には水滴が発生しない。これにより、第2熱交換器に水滴が垂れることを防止できる。また、送風機から近い位置で水滴が発生しないため、空気を冷却して除湿する際に発生した水滴が、送風機の送風によって吹出口から噴出されることを防止できる。
規制部材は、第1熱交換器の一部を覆う遮蔽姿勢と、前記第1熱交換器のすべてを開放する開放姿勢との間で切替自在とする。規制部材は、再熱除湿運転のときに遮蔽姿勢とされ、他の運転モード(例えば、冷房運転や暖房運転)のときに前記開放姿勢とされる。
具体的な態様例としては、室内機本体に、規制部材を収容する収容部が設けられる。規制部材は、第1熱交換器に沿って一端側から他端側に往復移動可能に備えられる。そして、規制部材は、遮蔽姿勢のときは、前記第1熱交換器上に位置する。開放姿勢のときは、第1熱交換器から離れて位置する。すなわち、規制部材は、開放姿勢で前記収容部に収容される。
上記構成のようにすれば、規制部材は、再熱除湿運転以外のときは、空気が通過する領域を覆わない。そのため、各運転の能力が低下することはなく、各運転時において、好適な運転が可能となる。
第1熱交換器は、第2熱交換器より大とされた場合、第1熱交換器は、規制部材の遮蔽姿勢で、空気が通過できる範囲が前記第2熱交換器と同等になるように、前記規制部材により覆うようにしても良い。この構成によると、第1熱交換器は、空気が通過できる通過面積を第2熱交換器の空気が通過できる通過面積と同等の大きさに規制部材によって覆われるため、第1熱交換器で除湿され、第2熱交換器側に流れてくる空気の量は、第2熱交換器によって十分に再熱できる量となる。したがって、好適な再熱除湿運転が可能となる。
熱交換器の一例としては、冷媒が通る複数の扁平な冷媒管を有する。前記冷媒管は、規制部材の移動方向に沿って等間隔に配列されるサイドフロータイプのパラレルフロー型熱交換器が上げられる。この熱交換器によると、冷媒管は、規制部材が移動する方向に対して直交する方向に配置される。そのため、規制部材が第1熱交換器を覆った時、空気が冷媒管に沿って規制部材で覆った部分に流れ込むことを防止できる。これにより、余分な水滴の発生を防止できる。
本発明によると、再熱除湿運転をするとき、規制部材により、吸気口から吸い込まれた空気が第1熱交換器を通過できる通過面積が小さくなる。そのため、第1熱交換器で除湿される空気の量は、第2熱交換器によって十分に再熱できる量となるので、好適な再熱除湿運転のサイクルが可能となる。
以下、本発明の空気調和機の一例を詳細に説明する。なお、本実施形態の空気調和機は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、再熱除湿運転をするセパレート型空気調和機である。
本実施形態の空気調和機が従来の空気調和機と大きく異なる点は、室内機本体1内の室内機側送風機6と複数の室内機側熱交換器7,8の配置構成である。詳しくは、従来は、室内側送風機を囲むように複数の室内機側熱交換器が配されていたのに対し、本実施形態では、室内機側送風機6が、室内機側熱交換器7,8よりも前方に位置している。これにより、本実施形態の室内機本体1は、従来の室内機本体と比べ、高さが低く、奥行きがある扁平な形状とされる。
上記構成のように、室内機本体1を左右方向に幅広で、奥行きのある扁平な形状とすることで、室内機側熱交換器7,8のうち、空気の流れる方向で上流側に配置される第1熱交換7の形状を1枚の大きな板状に形成することが可能となる。これにより、熱交換効率を高めることが可能となる。
次に、本実施形態にかかる空気調和機の具体的な最良の形態を、図1〜図3を用いて説明する。
本実施形態の空気調和機は、図3に示すように、室内機本体1と室外機本体2とを備える。室内機本体1の天面には、図1に示すように、室内の空気を吸い込む吸気口3が形成され、前面には、暖房、冷却除湿、再熱除湿された空気が吹き出される吹出口4が形成される。
吸気口3には、吸い込む空気に含まれる塵埃を除去するフィルタ5が備えられる(図2参照)。フィルタ5には、その表面に付着した塵埃を清掃するフィルタ清掃装置(図示せず)が設けられる。
吹出口4には、吹き出した空気の流れる方向を上下方向に変えるルーバー9が揺動自在に取り付けられている。ルーバー9は、冷暖房気流の送風をOFFしたとき、速やかに稼働し、図1に示すように、吹出口4を塞ぐ閉状態となる。すなわち、ルーバー9は、吹出口4の開閉パネルとして機能する。なお、図1では、後述する収納部23aを透かして描いている。
室内機本体1には、図2および図3に示しように、室内機側送風機6、室内機側熱交換器である第1熱交換器7と第2熱交換器8、電磁弁10、室内機本体1内に発生した水滴を溜めて外部に排出するドレンパン12が備えられる。
室内機本体1には、吸気口3から吹出口4の間に吸い込んだ空気が流れる通風路が形成される。この通風路上には、吸気口3側を空気の流れる方向で上流側として、フィルタ5、第1熱交換器7、第2熱交換器8、室内機側送風機6の順に配置される。
室内機側送風機6は、第1熱交換器7および第2熱交換器8より室内機本体1の前後方向前側に位置し、第2熱交換器8と吹出口4との間に配設される。室内機側送風機6は、回転するファンによって空気の流れを形成する。詳しくは、室内機側送風機6のファンが回転すると、吸気口3から空気が吸い込まれ、通風路に沿って、第1熱交換器7、第2熱交換器8の順に通過する。吸気口3から吸い込まれた空気は、第1熱交換器7および第2熱交換器8のそれぞれの内部を通る冷媒と熱交換する。
なお、前記空気は、冷媒の状態に応じて、加熱、冷却除湿、あるいは、再熱除湿される。これにより、室内を暖房、冷房、除湿、または、再熱除湿することができる。
第1熱交換器7は、1枚の板状に形成されたパラレルフロー型である。具体的には、第1熱交換器7は、室内機本体1の前後方向に沿って平行に配置された一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ間に架設される互いに平行な複数の偏平な冷媒管24と、冷媒管同士の間に配設されるコルゲートフィンとを備えるサイドフロータイプのパラレルフロー型熱交換器である。なお、サイドフロータイプに代えて、ダウンフロータイプのパラレルフロー型熱交換器を用いてもよい。あるいは、フィンチューブ型熱交換器を用いても良い。
第2熱交換器8は、1枚の板状に形成されたフィンチューブ型である。具体的には、第1熱交換器7は、室内機本体1の前後方向に沿って互いに平行に配置された複数の伝熱フィンと、これら伝熱フィン間を貫通する互いに平行な複数の冷媒管とを備える。なお、フィンチューブ型熱交換器に代えて、パラレルフロー型熱交換器を用いても良い。
第1熱交換器7のヘッダーパイプおよび冷媒管24と、第2熱交換器8の冷媒管25は、その内部を冷媒が通過する。第1熱交換器7および第2熱交換器8は、前記冷媒が後に説明する室内機側送風機6によって吸気口3から吸い込まれた空気と熱交換する。これにより、室内機本体1が配置される室内が暖房、冷却除湿、または、再熱除湿される。この暖房、冷却除湿、再熱除湿のいずれが行われるかは、室内機側熱交換器7,8内に流れる冷媒の状態に応じて決まる。
第1熱交換器7は、第2熱交換器8より大とされ、アルミニウムあるいはアルミニウム合金で形成される。第1熱交換器7は、吸気口3に対向する位置に配される。また、第1熱交換器7は、その一端側(室内機本体の前後方向前側端)より他端側(室内機本体の前後方向後側端)が低い位置となるように、室内機本体1の側方断面から見て傾斜させて配設される。また、第1熱交換器7は、その他端側がドレンパン12の室内機本体1の前後方向後側端近傍に位置するように配設される。
第2熱交換器8は、第1熱交換器7と室内側送風機6との間に配設される。詳しくは、第2熱交換器8は、その一端側(室内機本体の前後方向前側端)より他端側(室内機本体の前後方向後側端)が低い位置となるように、室内機本体の側方断面から見て傾斜させて配設される。また、第2熱交換器8は、その一端側が第1熱交換器7の一端側近傍に位置し、他端側がドレンパン12の室内機本体1の前後方向前側端近傍に位置するように配設される。なお、第2熱交換器8は、第1熱交換器7と比べて、より角度を傾斜して配設される。
このように第1熱交換器7および第2熱交換器8を斜めに配設することにより、冷却除湿、再熱除湿時に発生する水滴は、第1熱交換器7のコルゲートフィン、あるいは、第2熱交換器8の伝熱フィンを伝って流れ落ち、室内機本体1内の下面に設けられたドレンパン12に導かれる。
電磁弁10は、第1熱交換器7と第1熱交換器8の間を通過する冷媒の流量の調節を行う流量調節手段である。本実施例においては、電磁弁10は閉時においても冷媒が通過できる隙間を有する電磁弁を使用している。
電磁弁10が閉のとき、冷媒は電磁弁10内で減圧される。電磁弁10が開のとき、冷媒は、減圧されずに第2の熱交換器8へと流れる。
ドレンパン12は、冷房運転、除湿運転、再熱除湿運転時に室内機本体1で発生する水滴(凝縮水)を収集するための受け皿である。ドレンパン12は、収集した水を排水する排水口12aを備えている。ドレンパン12の底面は、収集した水が排水口12aに流れるように、室内機本体1の前後方向後側に向かって傾斜する。排水口12aは、ドレンパン12の奥行き方向後側端に形成される。なお、排水口12aから排水された水は、排水路を通って、室外機本体2側のドレンパンに流れる。あるいは、室外に排水される。
室外機2は、圧縮機13、四方切換弁14、室外機側熱交換器15、流量制御弁(膨張弁)16、アキュムレータ17、室外機側送風機18、室外機温度センサ19を有している。なお、室外機温度センサ19は、室外機側熱交換器15の冷媒を導く配管の外表面に取り付けられており、冷媒の温度を検知する。
圧縮機3は、冷媒ガスを圧縮し、高温かつ高圧の冷媒ガスとして送り出す。四方切換弁14は、圧縮機3から冷媒を所要の経路へ送るためのものである。具体的には、圧縮機3から送り出された冷媒が、四方切換弁14によって、暖房運転、冷房運転、除湿運転、再熱除湿運転のいずれかの運転状態に応じて、室外機側熱交換器15または第2熱交換器8の所要の経路へ送り出される。また、四方切換弁14は、室内機本体1から室外機本体2へ戻ってきた冷媒をアキュムレータ17へ送る。アキュムレータ17は、冷媒をガス冷媒と液冷媒に分離し、ガス冷媒のみを圧縮機3の吸入口に戻す。
流量制御弁16は、室外機側熱交換器15と第1熱交換器7の間を通過する冷媒の流量の調節を行なう。流量制御弁16は、後に説明する再熱除湿運転においては、全開にされる。すなわち、その開度が最大値となる。
室外機側送風機18は、回転するファンによって空気流を形成する。室外機側送風機18によって室外機本体2内に吸い込まれた空気は、室外機側熱交換器15を通過する。室外機側熱交換器15内の冷媒は、室外機側送風機16によって吸い込まれた空気と熱交換するが、冷媒の状態に応じて加熱、あるいは、冷却除湿される。なお、室内機本体1と室外機本体2とを循環する冷媒は、冷媒配管20を通る。
空気調和機は、制御装置としてのコントローラ100を有する。コントローラ100は、空気調和機の各機器を制御する。コントローラ100は、制御する機器と接続される。コントローラ100は、室内温度センサ21および室外機温度センサ19に接続されており、室内温度センサ21および室外機温度センサ19から検出した温度を受信する。コントローラ100は、演算部および記憶部を備える。コントローラ100は、空気調和機の動作の制御に必要な各種のデータ処理等を行なう。
コントローラ100は、利用者によって操作パネルの操作がされると、暖房運転、冷房運転、除湿運転、再熱除湿運転のいずれかの運転が選択されたかを認識し、選択された運転が行なわれるように各機器の動作を制御する。
コントローラ100は、室内温度センサ21によって検出された室内の空気温度を特定可能な室内空気温度データを受信する。コントローラ100は、室外機温度センサ19によって検知された室外機側熱交換器15の冷媒の温度を特定可能な室外機冷媒温度データを受信する。
コントローラ100は、室内空気温度データと室外機冷媒温度データとの比較結果に基づいて、後に説明するように、室内機側送風機6、電磁弁10、圧縮機13、流量制御弁16、室外機側送風機18を制御する。
なお、本実施形態では、コントローラ100を室内機本体1および室外機本体2とから分離され、空気調和機の外部に設けられているが、特にこの限りではなく、室内機本体1内および室外機本体2内のいずれか一方に位置させても良い。あるいは、双方に分割して配置させても良い。
次に、図3を用いて空気調和機の各種運転の動作を説明する。なお、図3において、破線矢印方向は、暖房運転時の冷媒の流れる方向を示し、実線矢印方向は、冷房運転および除湿運転時の冷媒の流れる方向を示す。
先ず、暖房運転の動作を説明する。暖房運転を行うために、利用者が操作パネルを操作すると、コントローラ100は、空気調和機が暖房運転の設定がされたことを認識し、冷媒を図3の破線矢印方向に流すように、コントローラ100が四方切換弁14の状態を設定する。
冷媒は、圧縮機3より高温かつ高圧のガス状態で送り出され、四方切換弁14および冷媒配管20を通って、室外機本体2から室内機本体1へ至る。室内機本体1に入った冷媒は、第1熱交換器7、電磁弁10、および、第2熱交換器8をこの順番で通過する。このとき、電磁弁10は開状態である。
冷媒は、第1熱交換器7および第2熱交換器8を通る際、室内機側送風機6によって吸い込まれた空気と熱交換して、凝縮および液化する。これにより、室内の空気が加熱されて暖房が行なわれる。
第2熱交換器8を経た冷媒は、冷媒配管20を通って、室内機本体1から室外機本体2へ至り、流量制御弁16を通過する。冷媒は、流量制御弁16の開度に応じて流量調整され、室外機側熱交換器15に至る。冷媒は、室外機側熱交換器15を通る際に、室外機側送風機18によって吸い込まれた空気と熱交換して、蒸発および気化する。
冷媒は、室外機側熱交換器15を通過後、四方切換弁14を通ってアキュムレータ17に至る。アキュムレータ17に至った冷媒は、ガス冷媒と液冷媒とに分離される。その後、アキュムレータ17から圧縮機13へガス冷媒のみが流れる。
次に、空気調和機25の冷房運転および除湿運転を説明する。なお、冷房運転と除湿運転は、共に熱交換での熱交換動作が冷却除湿である。
冷房運転または除湿運転を行うために、利用者が操作パネルを操作すると、コントローラ100は、空気調和機が冷房運転あるいは除湿運転の設定がされたことを認識し、冷媒を図3の実線矢印方向に流すように、コントローラ100が四方切換弁14の状態を設定する。
冷媒は、圧縮機3より高温かつ高圧のガス状態で送り出され、四方切換弁4を通って、室外機側熱交換器15に至る。冷媒は、室外機側熱交換器5を通る際、室外機側送風機18によって吸い込まれた空気と熱交換して、凝縮および液化する。
冷媒は、室外機側熱交換器15を通過した後に流量制御弁16に至る。冷媒は、流量制御弁16の開度に応じて流量調整され、冷媒配管20を通って、室外機本体2から室内機本体1へ至る。室内機本体1に入った冷媒は、第2熱交換器8、電磁弁10、および、第1熱交換器7をこの順番で通過する。このとき、電磁弁10は開状態である。
冷媒は、第1熱交換器7および第2熱交換器8を通る際、室内機側送風機6によって吸い込まれた空気と熱交換して、蒸発および気化する。これにより、室内の空気が冷却除湿されて冷房および除湿が行なわれる。
第1熱交換器7を経た冷媒は、冷媒配管20を通って、室内機本体1から室外機本体2へ至る。室外機本体2に入った冷媒は、四方切換弁4を通って、アキュムレータ17に至る。アキュムレータ17に入った冷媒は、ガス冷媒と液冷媒に分離される。その後、アキュムレータ17から圧縮機13へガス冷媒のみが流れる。
次に、空気調和機の再熱除湿運転を説明する。再熱除湿運転を行うために、利用者が操作パネルを操作すると、コントローラ100は、空気調和機が再熱除湿運転の設定がされたことを認識し、冷媒を図3の実線矢印方向に流すように、コントローラ100が四方切換弁14の状態を設定する。
冷媒は、圧縮機3から高温かつ高圧のガス状態で送り出され、四方切換弁4を通って、室外機側熱交換器15に至る。冷媒は、室外機側熱交換器15を通過した後に流量制御弁16に至る。このとき、流量制御弁16は、全開となっている。
流量制御弁16を経た冷媒は、冷媒配管を通って、室外機本体2から室内機本体1へ至る。室内機本体1に入った冷媒は、第2熱交換器8に至り、第2熱交換器を通る際に、冷却除湿された空気と熱交換して、凝縮および液化する。これにより、吸い込まれた空気が加熱される。
次に、冷媒は、第2熱交換器8から電磁弁10へ至る。このとき、電磁弁10は閉状態である。電磁弁10に入った冷媒は、膨張して低圧状態になる。その後、冷媒は、第1熱交換器7に至り、吸気口3から吸い込まれた空気と熱交換して気化する。これにより、吸い込まれた空気が冷却除湿される。このようにして、第1熱交換器7で冷却除湿された空気が第2熱交換器8により加熱されて再熱除湿が行なわれる。
第1熱交換器7を経た冷媒は、冷媒配管20を通って第1熱交換器7から室外機2へ至る。室外機本体2に入った冷媒は、四方切換弁4を通って、アキュムレータ17に至る。アキュムレータ17に入った冷媒は、ガス冷媒と液冷媒に分離される。その後、アキュムレータ17から圧縮機13へガス冷媒のみが流れる。
ところで、最も有効な再熱除湿のサイクルを実現させるためには、再熱除湿運転時に蒸発器として使用する第1熱交換器7と凝縮器として使用する第2熱交換器8との比率がある程度の範囲、具体的には、第2熱交換器8の面積が第1熱交換器7の30%〜100%の範囲にする必要がある。
しかしながら、第1熱交換器7は、第2熱交換器8に比べて大きすぎる(第2熱交換器8が第1熱交換器7に比べて小さすぎる)ので、所望する比率とならず、有効な再熱除湿運転のサイクルを実現することができない。
そこで、有効な熱除湿運転のサイクルを実現するために、本発明では、再熱除湿運転をするとき、第1熱交換器7を通過する吸気口3から吸い込まれた空気の流れを規制する規制部材23を設けた。
規制部材23は、1枚の大きな平板形状に形成されたものであって、第1熱交換器7より空気の流れる方向で上流側(風上側)に設けられる。規制部材23は、可撓性のある樹脂部材で形成される。
規制部材23は、第1熱交換器7の一部を覆う遮蔽姿勢と、第1熱交換器7を覆わない開放姿勢とに可変する。具体的には、第1熱交換器7および規制部材23の左右(空気調和機の幅方向)両端部に規制部材23を移動させるラックアンドピニオン機構と、その機構を起動させるモータ等の駆動部とを備える。規制部材23は、駆動部が駆動することで、第1熱交換器7に沿って一端側から他端側、または、他端側から一端側に往復移動可能される。
規制部材の可動範囲は、図4に示すように、第1熱交換器7の一端側より室内機本体1の前後方向手前側、本実施形態では、室内機側送風機6の上方にある収納部23aから、第1熱交換器7の上流側表面の一部を覆う距離である。
上記構成により、規制部材23は、図4(b)に示すように、再熱除湿運転のとき、第1熱交換器7上に位置し、第1熱交換器7の一部を覆う遮蔽姿勢となる。このとき、第2熱交換器8の空気通過面積(空気が通過できる面積)が、第1熱交換器7の空気通過面積(空気が通過できる面積)の30%〜100%の範囲になるように、規制部材23により第1熱交換器7の表面を覆う。また、規制部材23は、可撓性のある樹脂部材で形成されるため、第1熱交換器7の上流側表面に密接させることができる。
再熱除湿運転以外の運転のとき、例えば、暖房運転、冷房運転等のとき、規制部材23は、図4(a)に示すように、室内機側送風機6の上方の収納部23aに移動して、第1熱交換器7から離れて位置し、第1熱交換器7のすべてを開放する開放姿勢となる。
なお、規制部材23は、開放姿勢がデフォルトの姿勢とされ、コントローラ100を介して利用者が再熱除湿運転を指示入力したときに、遮蔽姿勢に可変する。
次に、図4を用いて規制部材23の動作を説明する。なお、運転は再熱除湿運転とする。
利用者が操作パネルを操作すると、コントローラ100は、空気調和機を再熱除湿運転の設定がされたことを認識し、冷媒を図3における実線矢印で示される方向に流すようにする。そして、コントローラ100は、駆動部を駆動させ、規制部材23を第1熱交換器7から離れた位置から第1熱交換器7上に位置するように移動させる。すなわち、コントローラ100は、規制部23を開放姿勢から遮蔽姿勢に可変させる。
利用者が操作パネルを操作し、コントローラ100が再熱除湿運転を終了させる設定がなされたことを認識すると、コントローラ100は、駆動部を駆動させ、規制部材23を第1熱交換器7上の位置から第1熱交換器7から離れて位置するように移動させる。すなわち、コントローラ100は、規制部23を遮蔽姿勢から開放姿勢に切り替える。
これにより、空気調和機は、再熱除湿運転をするとき、第1熱交換器7の表面の一部を規制部材23によって覆うので、第2熱交換器8によって熱交換が可能な空気の量だけが第1熱交換器7を通過する。そのため、第2熱交換器8は、再熱ができる許容範囲の空気が流れてくるので、加熱不足となるのを防止できる。すなわち、第1熱交換器7によって冷やしすぎることを防止するとともに、有効な再熱除湿運転を実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気調和機は、室内機本体と室外機本体とを有するセパレート型に限らず、室内機本体と室外機本体とが一体となった一体型空気調和機に備えてもよい。
本実施形態では、規制部材が1枚の平板形状とされているが、特にこの限りではない、例えば、1枚のフレキシブルなシート形状、蛇腹形状、ルーバー形状といったように、第1熱交換器を覆う形状であれば良い。シート形状および蛇腹形状の場合は、規制部材を巻き取るローラと、巻き取られた規制部材を引き出す引き出し部材を備える必要がある。ルーバー形状の場合は、各冷媒管に回動自在に備える。そして、各ルーバーを駆動させる駆動部を備える。この構成により、駆動部を駆動させ、ルーバーを開閉させる。
本実施形態では、規制部材が可撓性のある樹脂部材で形成されているが、特にこの限りではない。例えば、弾性のあるゴム部材、耐久性のある金属部材、加工が容易な塩ビ部材といった、空気の流れを規制できる部材であれば良い。
本実施形態では、規制部材によって、第1熱交換器を覆って空気通過面積を調整しているが、特にこの限りではなく、例えば、吸い込まれた空気の流れを規制する仕切り弁、通風路を形成する通風路壁で空気通過面積を調整しても良い。この場合、規制部材は、第1熱交換器の所定の範囲のみに空気を導くように吸気口から第1熱交換器の表面までを充足する形状とされる。
本実施形態に係る空気調和機の全体斜視図 空気調和機の側方断面図 空気調和機の概略構成を示す図 規制部材の動作を示す図
符号の説明
1 室内機本体
2 室外機本体
3 吸気口
4 吹出口
5 フィルタ
6 室内機側送風機
7 第1熱交換器
8 第2熱交換器
9 ルーバー
10 電磁弁
12 ドレンパン
12a排水口
13 圧縮機
14 四方切換弁
15 室外機側熱交換器
16 流量制御弁
17 アキュムレータ
18 室外機側送風機
19 室外機温度センサ
20 冷媒配管
21 室内温度センサ
23 規制部材
23a収納部
24 冷媒管
25 冷媒管
27 奥壁
28 水路
29 配管スペース
100 コントローラ

Claims (8)

  1. 室内機本体の吸気口から吹出口に至る空気通路に第1熱交換器と第2熱交換器とを備え、
    再熱除湿運転時に、前記第1熱交換器が蒸発器として機能し、前記第2熱交換器が凝縮器として機能する空気調和機において、
    再熱除湿運転時に、前記第1熱交換器の空気が通過できる面積を変更可能な規制部材が設けられたことを特徴とする空気調和機。
  2. 規制部材は、再熱除湿運転時に、第1熱交換器よりも空気の流れる方向で上流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 規制部材は、再熱除湿運転時に、第1熱交換器よりも空気の流れる方向で上流側において、前記第1熱交換器の一部を覆うように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 空気通路に、空気を送風する送風機を備え、
    空気の流れる方向で上流側から第1熱交換器、第2熱交換器、送風機の順に配置され、
    前記第2熱交換器および前記送風機は、前記第1熱交換器の一端側に位置し、
    規制部材は、前記一端側を覆うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 規制部材は、第1熱交換器の一部を覆う遮蔽姿勢と、前記第1熱交換器のすべてを開放する開放姿勢との間で切替自在とされ、
    再熱除湿運転時に遮蔽姿勢され、他の運転モードで開放姿勢とされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 室内機本体に、規制部材を収容する収容部が設けられ、
    前記規制部材は、開放姿勢で前記収容部に収容されることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  7. 収容部は、第1熱交換器の一端側に設けられ、
    規制部材は、前記第1熱交換器に沿って、遮蔽姿勢と開放姿勢との間で往復移動自在とされたことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 第1熱交換器は、第2熱交換器より大とされ、
    前記第1熱交換器は、規制部材の遮蔽姿勢で、空気が通過できる範囲が前記第2熱交換器と同等になるように、前記規制部材により覆われることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の空気調和機。
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