JP2010106523A - 床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 床下の所要箇所に設置した紫外線放射光源から紫外線を放射して、この床下空間を囲う空間構成面に配設された反射材により不規則に反射させて当該空間内の全域に紫外線を照射せしめることにより、木材腐朽菌の胞子を死滅させるものである。
【選択図】 図2
Description
そして、この光拡散性ファイバーシート4の少なくとも一側辺における光ファイバー41(経糸)の端部は束ねられて紫外線を入光するリード部43を形成し、このリード部43には紫外線放射LED5が接続されている(図9を参照)。紫外線放射LED5としては、日亜化学工業株式会社製のNCSU034A(NICHIAi-LED:出力330mW)を用いており、370nm前後の波長領域の紫外線を発生する。
1.前述の実施例1・2および4においては、紫外線照射光源1として、低圧水銀ランプを使用する例を挙げたけれども、低圧水銀ランプに代えて、多数の紫外線発光LEDを集合させて構成した紫外線LED灯を採用すること。
2.前述の実施例1・2および4における低圧水銀ランプに代えて、多数の紫外線LEDを数珠繋ぎにリンクさせたライン紫外線LEDを紫外線放射光源として床下空間内に架設あるいは這わせたりすること。
3.前述の実施例2における反射シート3の中心層の金属箔31にはアルミ箔を用いられているが、錫箔、銀箔、ニッケル箔など種々の光反射性の高い金属を採用すること。
4.前述の実施例1においては、高輝度反射性を有する多数の反射ビーズ21・21・…を埋め込んで作製した反射鏡板2を用いた例を挙げているが、これに代えて、従来周知のダイヤガラス表面の鏡を採用すること。
5.前述の実施例4においては、布基礎Fの側面には反射シート3を張設した例を示したけれども、実施例4における布基礎Fの反射シート3に代えて、図3の反射鏡板2を付設すること。
さらに、念のために附言しておくと、前述の実施例1〜4においては、技術要素として、紫外線放射光源1、反射鏡板2、反射シート3、光拡散性ファイバーシート4、ならびに紫外線放射LED5を具体的に特定して組み合わせて構成した例を挙げているが、これらの各技術要素の組み合わせは、適用される建造物床下の湿度、四季の気温変化、当該建造物の所在地域の氣候など、様々な諸条件を考慮して適宜に選択すべきものであって、必ずしも前述の実施例1〜4に掲げる態様に限定されるものではなく、具体的諸条件に応じて適宜組み合わせを変更できることは云うまでもない。
2 反射鏡板
21 反射ビーズ
3 反射シート
31 光反射性の金属箔
32 透明性の合成樹脂ラミネート層
4 光拡散性ファイバーシート
41 光ファイバー
41a クラッド層
42 コア層
43 リード部
5 紫外線放射LED
F 布基礎
G 土間
P 床束
Pf 束石
S 木製の土台
Claims (12)
- 建造物の床下空間内に、床下の所要箇所に設置した紫外線放射光源から紫外線を放射し、この床下空間を囲う空間構成面に配設された反射材により不規則に反射させて当該空間内全域に紫外線を照射せしめることにより、木材腐朽菌の胞子を死滅させることを特徴とする床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下における少なくとも布基礎の側面には、高輝度反射性を呈する多数の反射ビーズ21・21・…が埋め込まれた乱反射性能の良好な反射鏡板が反射材として配設されており、床下の所要箇所に設置された紫外線放射光源から放射される紫外線を前記反射鏡板に乱反射させて、当該床下空間全域に紫外線を照射することを特徴とする請求項1記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物の床下における少なくとも布基礎の側面には、光反射性の金属箔の表裏面を透明性の合成樹脂でラミネートして成る反射シートが反射材として張設されており、この反射シートにて紫外線放射光源から紫外線を不規則に反射させて、当該床下空間全域に紫外線を照射することを特徴とする請求項1記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下の土間表面及び布基礎の側面には、光反射性の金属箔の表裏面を透明性の合成樹脂でラミネートして成る反射シートが反射材として張設されており、床下の所要箇所に設置された紫外線放射光源から放射される紫外線を前記反射シートに不規則に反射させて、床下空間の全域に紫外線を照射することを特徴とする請求項1記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下の土間表面に、光ファイバーを経糸及び/又は緯糸として製織して成る光ファイバー織地であって、この光ファイバー織地の光ファイバーの浮き糸部分の表面はクラッド層が部分的に削去されてコア部が露出せる光拡散性ファイバーシートが敷設されており、かつ、この光拡散性ファイバーシートの少なくとも一側辺における光ファイバーの経糸及び/又は緯糸の端部は束ねられて紫外線を入光するリード部を形成されていると共に、このリード部には紫外線放射LEDが接続されていて、この紫外線放射LEDと前記紫外線放射光源とから紫外線を放射させることにより、床下空間の全域に紫外線を照射することを特徴とする床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下の光拡散性ファイバーシートの下側には、少なくとも土間表面に光反射性の金属箔の表裏面が透明性の合成樹脂でラミネートされて成る反射シートを反射材として張設したことを特徴とする請求項5記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下の布基礎の側面にも、光反射性の金属箔の表裏面が透明性の合成樹脂でラミネートされて成る反射シートを反射材として張設したことを特徴とする請求項5又は6記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 建造物床下における少なくとも布基礎の側面には、反射性能の良好な反射鏡板が反射材として配設され、さらに当該床下には紫外線放射光源が配設されていることを特徴とする請求項5又は6記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 床下空間に放射される紫外線の波長が280〜370nm前後の近紫外線であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 床下空間内で紫外線放射光源を時限的に点灯させて紫外線を節電放射することを特徴とする請求項1〜9の何れか一つに記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 紫外線放射LEDを多数集合させて構成した紫外線灯を紫外線放射光源として採用する請求項1〜10の何れか一つに記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
- 多数の紫外線LEDを数珠繋ぎにリンクさせて成るライン紫外線LEDを紫外線放射光源として床下空間内に架設、あるいは這わせたりすることを特徴とする請求項1〜10の何れか一つに記載の、床下における紫外線による木材腐朽菌の滅菌機構。
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---|---|---|---|---|
WO2023053318A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本電信電話株式会社 | 紫外光照射シート |
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JP2001059282A (ja) * | 1999-08-20 | 2001-03-06 | National House Industrial Co Ltd | 床下構造 |
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JP2007186874A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Toyota Motor Corp | 面材ユニット及びその面材ユニットを備えた建物 |
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