JP2010103788A - パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法 - Google Patents

パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010103788A
JP2010103788A JP2008273749A JP2008273749A JP2010103788A JP 2010103788 A JP2010103788 A JP 2010103788A JP 2008273749 A JP2008273749 A JP 2008273749A JP 2008273749 A JP2008273749 A JP 2008273749A JP 2010103788 A JP2010103788 A JP 2010103788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission control
transmission
packet
terminal
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008273749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5080417B2 (ja
Inventor
Zuio Takahashi
瑞央 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2008273749A priority Critical patent/JP5080417B2/ja
Publication of JP2010103788A publication Critical patent/JP2010103788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5080417B2 publication Critical patent/JP5080417B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】データパケットを伝送するデータ伝送制御システム及びデータ伝送制御方法に関し、異常発生個所を検出してデータパケットを迂回転送する。
【解決手段】複数の端末パッケージ1〜4を順次直列的に伝送路31−0,31−1により接続してアクティブ通信ルートとし、両端の端末パッケージ1,4にそれぞれ送信制御パッケージ11,14を接続し、送信制御パッケージ間を伝送路32−0,32−1により接続して非アクティブ通信ルートとし、送信制御パッケージ間の共通監視パケットと、端末パッケージ対応の独自監視パケットとをアクティブ通信ルートに伝送して正常か否か及び異常発生個所を識別し、その情報を付加した連絡監視パケットを、非アクティブ通信ルートを介して伝送し、端末パッケージ間のデータパケットを、異常発生個所を迂回するように送信制御パッケージにより非アクティブ通信ルートを介して転送する手段を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方と他方との送信制御パッケージの間に、複数の端末パッケージを二重化構成の伝送路により順次直列的に接続してアクティブ通信ルートとし、前記一方と他方との送信制御パッケージ間を直接的に二重化構成の伝送路により接続して非アクティブ通信ルートとして、前記アクティブ通信ルートの異常発生時に前記非アクティブ通信ルートを介してデータパケットを迂回伝送するパケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法に関する。
或る地点と他の地点との間を結ぶ長距離の高速道路や、上流から下流に向かって流れる河川等に沿って複数の伝送装置を配置し、各伝送装置を伝送路により順次直列的に接続して、管理情報や観測情報等の伝送を行う伝送システムが知られている。又伝送装置に単一又は複数の各種の端末を接続し、端末相互間では伝送装置を介してデータを伝送する伝送システムが一般的である。又伝送路障害発生時でもデータ伝送を継続可能とする為に、伝送路を現用系と予備系との二重化構成とし、現用系の障害発生検出により予備系に切替えてデータ伝送を継続可能とした伝送システムも知られている。又複数の伝送装置を順次直列的に伝送路により接続し、それらの両端に位置する一方の伝送装置と他方の伝送装置との間を、予備的な伝送路により接続し、この予備的な伝送路を迂回経路とする伝送システムも知られている。
例えば、図6に示すように、伝送装置101〜104を、0系と1系とからなる二重化構成の伝送路131により順次直列的に接続し、この0系と1系との伝送路131をデータ伝送に使用するアクティブ通信ルートとし、両端に位置する一方の伝送装置101と他方の伝送装置104との間を0系と1系とからなる二重化構成の伝送路132により接続し、正常時は、この伝送路132をデータの伝送には使用しない非アクティブ通信ルートとし、アクティブ通信ルートの障害発生時に、非アクティブ通信ルートにより迂回伝送するパケット伝送システムが考えられている。なお、121〜124は端末、111〜114は端末と伝送路131との間でパケット伝送処理を行う端末パッケージ、110,115は送信制御パッケージであり、端末パッケージ111,114に接続され、且つ非アクティブ通信ルートとしての伝送路132を介して相互間でパケット伝送可能に接続されている。この送信制御パッケージ110,115は、監視パケットによりアクティブ通信ルートの正常性を監視し、障害発生を検出すると、非アクティブ通信ルートを介してパケット伝送を継続させる機能を有するものである。
又端末パッケージ111〜114は、パケットの送信先に対応して、伝送路131の0系、1系を選択して送信するか、又はパケットのヘッダ部には送信先アドレスが付加されているから、0系と1系との両方に送信することもできる。又送信制御パッケージ110,115及び端末パッケージ111〜114は、0系、1系の伝送路131を介して伝送されたパケットの送信先アドレスが、自端末パッケージのアドレスを示す時にそのパケットを受信処理し、他の端末パッケージのアドレスを示す時は、転送する構成を有するものであり、又送信制御パッケージ110,115は、アクティブ通信ルートとしての伝送路131の正常性を監視する為に、監視パケットを所定の周期で送受信する。例えば、監視パケットのヘッダ部に、送信先アドレスとして対向側の送信制御パッケージのアドレス、送信元アドレスとして自送信制御パッケージのアドレス、送信制御パッケージ110,115間に接続されている端末パッケージの総数Nに1を加算した値のライフ値を含む内容とし、データ部は、対向した相手側からの監視パケットを正常受信したか否かを示す為に、正常受信の場合は、例えば、“0”、受信できない場合は、“1”とし、又受信したライフ値が正常の場合は、例えば、“0”、異常の場合は、“1”とした状態情報を含む構成とする。なお、監視パケットを示す識別子をヘッダ部に付加し、一般のデータ伝送用のパケットと区別できるようにし、又ライフ値は、端末パッケージ111〜114に於いて監視パケットを識別すると、1減算して転送することにより、終端側の送信制御パッケージでは、伝送路及び各端末パッケージが正常の場合、監視パケットのライフ値は1となった状態で受信できることになる。
従って、送信制御パッケージ110,115に於いては、対向側の送信制御パッケージからの監視パケットを受信し、且つライフ値=1であって、更に、対向側の送信制御パッケージに於ける監視パケットの正常受信且つライフ値正常を示す場合、アクティブ通信ルートは正常と判断し、何れか一つでも異常を示す場合は、アクティブ通信ルートの障害と判断し、非アクティブ通信ルートの伝送路132を介して送信制御パッケージ110,115間でパケットを迂回伝送する制御を行う。その場合に於いても、アクティブ通信ルートを監視する為の監視パケットの送信を所定周期で行い、障害が復旧して監視パケットの受信が可能となり、ライフ値も正常復帰の場合、非アクティブ通信ルートの伝送路132を介したパケット伝送を停止し、アクティブ通信ルートの伝送路131によるパケット伝送に復帰することができる。
又複数の多重化装置を専用線により順次接続した伝送システムに於いて、専用線及び多重化装置に於ける障害発生の場合、その障害発生個所を、公衆回線のISDN回線を利用して迂回接続し、この迂回経路を構成するISDN回線を介してデータ伝送を継続する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。又0系と1系との二重化高速伝送路により複数の伝送装置をリング状に接続して伝送システムを構成し、0系と1系との高速伝送路が同時的に障害となる二重障害発生時には、予め設定した伝送装置間を低速ネットワークにより接続した迂回経路を経由してデータ伝送を継続可能とした伝送システムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−22704号公報 特開2003−283519号公報
各種のパケットを伝送するシステムに於いて、信頼性を向上する為に、伝送路を0系と1系との二重化構成とする場合が一般的であり、又前述の特許文献1に示されているように、主伝送路としての専用線の障害発生時に於いてもデータの伝送を継続する為に、ISDN回線を予備伝送路として、障害発生個所を迂回接続する手段に於いては、専用線によるデータ伝送速度を確保できる保証がないことから、信頼性に欠ける問題がある。又前述の特許文献2に示されているように、0系と1系との伝送路によりデータを伝送するシステムに於ける0系と1系との両方の伝送路の障害発生時に、低速ネットワークを迂回経路として接続する手段に於いても、低速ネットワークによるデータ伝送速度の低下により充分な信頼性の確保ができない問題がある。
又前述の従来例の図6に示すパケット伝送システムに於けるアクティブ通信ルートと非アクティブ通信ルートとは同一の伝送帯域を確保可能とし、アクティブ通信ルートの障害発生時に、そのアクティブ通信ルートを介して伝送していたデータを、総て非アクティブ通信ルートを介して伝送する構成とすることにより、データ伝送速度を維持することが可能となる。しかし、複数の端末パッケージ111〜114の両端に位置する伝送装置の送信制御パッケージに於いて、障害発生個所の特定が容易でなく、従って、両端位置の端末パッケージ111,114の自パッケージ宛以外の受信パケットを総て非アクティブ通信ルートに転送することになる。従って、非アクティブ通信ルートの有効利用を図る上で問題があり、又非アクティブ通信ルートの正常性は保証されていない。又アクティブ通信ルートが複数存在する場合、障害救済の為の非アクティブ通信ルートも複数設ける必要があるから、このような伝送システムは、コスト増大の問題が生じる。
本発明は、前述の従来の問題点を解決することを目的とし、アクティブ通信ルートの障害発生検出を容易とする共に、その障害発生個所を通過予定のデータパケットのみを非アクティブ通信ルートにより伝送すると共に、非アクティブ通信ルートの正常性を保証可能とするものである。
本発明のパケット伝送制御システムは、複数の端末パッケージを順次直列的に二重化構成の伝送路により接続し、両端に位置する端末パッケージにそれぞれ送信制御パッケージを接続し、この送信制御パッケージと端末パッケージとを接続した二重化構成の伝送路をアクティブ通信ルートとし、前記送信制御パッケージ間を直接的に接続した二重化構成の伝送路を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、アクティブ通信ルートを介して端末パッケージ間のデータパケット伝送を行うパケット伝送制御システムであって、送信制御パッケージは、複数の端末パッケージを順次転送する共通監視パケットを送受信する手段と、端末パッケージから送出する独自監視パケットを受信する手段と、共通監視パケットと独自監視パケットとの受信状態を対向送信制御パッケージに対して、非アクティブ通信ルートを介して連絡監視パケットにより通知する手段と、連絡監視パケット受信により、アクティブ通信ルートが正常か否かを識別し、異常発生識別により、その異常発生個所を転送予定のデータパケットのみを、非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに転送する手段とを備えている。
又前記送信制御パッケージは、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を前記複数の端末パッケージの個数に1を加算した値とした共通監視パケットを所定の周期で送信する手段と、複数の端末パッケージを介して転送された共通監視パケットの受信の有無及びライフ値が正常か否かを判定した結果と、端末パッケージからそれぞれ送信元アドレスを自端末パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を共通監視パケットと異なる最大値とした独自監視パケットの受信の有無及びライフ値が正常か否かを判定した結果との情報をデータ部に設定した連絡監視パケットを、非アクティブ通信ルートにより対向送信制御パッケージに送信する手段とを備えている。
又前記端末パッケージは、アクティブ通信ルートによるデータパケットの送受信手段と、共通監視パケットのライフ値及び他の端末パッケージからの独自監視パケットのライフ値を1減算して転送する手段と、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を最大値とした独自監視パケットを所定の周期で生成して送信する手段とを備えている。
又一方と他方との送信制御パッケージ間に、複数のアクティブ通信ルートを設けて、それぞれのアクティブ通信ルートに複数の端末パッケージを接続し、複数のアクティブ通信ルートに対して共通の非アクティブ通信ルートを送信制御パッケージ間に設けた構成を備えている。
本発明のパケット伝送制御方法は、複数の端末パッケージを順次直列的に二重化構成の伝送路により接続し、両端に位置する端末パッケージにそれぞれ送信制御パッケージを接続し、その送信制御パッケージと端末パッケージとを接続した二重化構成の伝送路をアクティブ通信ルートとし、送信制御パッケージ間を直接的に接続した二重化構成の伝送路を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、アクティブ通信ルートを介して端末パッケージ間でデータパケットを伝送するパケット伝送制御方法であって、送信制御パッケージは、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を端末パッケージの接続数に1を加算した値を含む共通監視パケットを所定の周期で送信する課程と、端末パッケージは、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレス、送信先アドレスを送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を所定の最大値とした独自監視パケットを所定の周期で送信し、共通監視パケット及び独自監視パケットを受信転送する時に、それぞれのライフ値を1減算して送信する過程と、送信制御パッケージは、共通監視パケット及び独自監視パケットの受信の有無及びライフ値が正常か否かを識別した結果の情報を連絡監視パケットのデータ部に付加して、非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに送信し、この連絡監視パケットを受信してアクティブ通信ルートの異常発生の有無を識別し、異常発生時は、その異常発生個所を通過予定のデータパケットを、非アクティブ通信ルートを介して転送する過程とを含むものである。
又一方と他方との送信制御パッケージ間に、複数のアクティブ通信ルートを設けてそれぞれのアクティブ通信ルートに複数の端末パッケージを接続し、複数のアクティブ通信ルートに対して共通の非アクティブ通信ルートを送信制御パッケージ間に設け、複数のアクティブ通信ルートに送信制御パッケージから前記共通監視パケットを所定の周期でそれぞれ送信し、且つ端末パッケージから独自監視パケットを所定の周期でそれぞれ送信し、送信制御パッケージは、複数のアクティブ通信ルートを介してそれぞれ転送された共通監視パケットと独自監視パケットとの受信状態の情報を含む連絡監視パケットを、非アクティブ通信ルートを介して転送する過程を含むものである。
一方と他方との送信制御パッケージ間に、複数の端末パッケージを順次直列的に伝送路により接続して端末パッケージ間でデータパケットの送受信を行うパケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法に於いて、送信制御パッケージ間の共通監視パケットと、端末パッケージから送出する独自監視パケットとにより、アクティブ通信ルートが正常か否か及び異常発生時は、異常発生個所を識別可能とし、送信制御パッケージ間の非アクティブ通信ルートを介した連絡監視パケットにより、アクティブ通信ルートが正常か否かと、異常発生時の異常発生個所とを示す情報を相互間で通知し、異常発生個所を通過予定のデータパケットのみを非アクティブ通信ルートにより迂回転送し、且つ連絡監視パケットの送受信により、非アクティブ通信ルートの正常性を監視することができる。
本発明のパケット伝送制御システムは、図1を参照して説明すると、複数の端末パッケージ1〜4を順次直列的に二重化構成の伝送路31−0,31−1により接続し、両端に位置する端末パッケージ1,4にそれぞれ送信制御パッケージ11,14を接続し、この送信制御パッケージ11,14と端末パッケージ1〜4とを接続した二重化構成の伝送路31−0,31−1をアクティブ通信ルートとし、送信制御パッケージ11,12間を直接的に接続した二重化構成の伝送路32−0,32−1を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、アクティブ通信ルートを介して端末パッケージ1〜4間のデータパケット伝送を行うパケット伝送制御システムであって、送信制御パッケージ11,12は、複数の端末パッケージ1〜4を順次転送し、ライフ値を含む共通監視パケットを送受信する手段と、端末パッケージ1〜4から送出する独自監視パケットを受信する手段と、共通監視パケットと独自監視パケットとのそれぞれのライフ値が正常か否かを含む受信状態を対向送信制御パッケージに対して、非アクティブ通信ルートを介して連絡監視パケットにより通知する手段と、連絡監視パケット受信により、アクティブ通信ルートが正常か否かを識別し、異常発生識別により、その異常発生個所を転送予定のデータパケットのみを、非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに転送する手段とを備えている。
本発明のパケット伝送制御方法は、複数の端末パッケージ1〜4を順次直列的に二重化構成の伝送路31−0,31−1により接続し、両端に位置する端末パッケージ1,4にそれぞれ送信制御パッケージ11,12を接続し、その送信制御パッケージ11,12と端末パッケージ1〜4とを接続した二重化構成の伝送路31−0,31−1をアクティブ通信ルートとし、送信制御パッケージ11,12間を直接的に接続した二重化構成の伝送路32−0,32−1を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、アクティブ通信ルートを介して端末パッケージ1〜4間でデータパケットを伝送するパケット伝送制御方法であって、送信制御パッケージ11,12は、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を端末パッケージ1〜4の接続数に1を加算した値を含む共通監視パケットを所定の周期で送信する課程と、端末パッケージ1〜4は、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレス、送信先アドレスを送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を所定の最大値とした独自監視パケットを所定の周期で送信し、共通監視パケット及び独自監視パケットを受信転送する時に、それぞれのライフ値を1減算して送信する過程と、送信制御パッケージ11,12は、共通監視パケット及び独自監視パケットの受信の有無及びライフ値が正常か否かを識別した結果の情報を連絡監視パケットのデータ部に付加して、非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに送信し、この連絡監視パケットを受信してアクティブ通信ルートの異常発生の有無を識別し、異常発生時は、その異常発生個所を通過予定のデータパケットを、非アクティブ通信ルートを介して転送する過程とを含むものである。
図1は、本発明の実施例1の要部システム構成説明図であり、1〜4は端末パッケージ、1a〜4aは送受信制御部、11,12は送信制御パッケージ、21〜24は端末、31−0,31−1は0系と1系とのアクティブ通信ルートを構成する二重化構成の伝送路,32−0,32−1は0系と1系との非アクティブ通信ルートを構成する二重化構成の伝送路、41は0系送信部、42は1系送信部、43は0系受信部、44は1系受信部、45,46は記録部、47は制御部、48,49は送信制御部、50は監視パケット生成部、51は送信制御テーブルを示す。なお、0系と1系との伝送路32−0,32−1を介して対向接続されている一方と他方との送信制御パッケージ11、12は、同一の内部構成を有するものであるが、一方の送信制御パッケージ11についてのみの主要部を図示している。
又送信制御パッケージ11,12間に接続された複数の端末パッケージ1〜4は、送受信制御部1a〜4aを有し、アクティブ通信ルートを構成する0系と1系との伝送路31−0,31−1により伝送するデータパケットの送受信制御手段と、共通監視パケットの送受信転送制御手段と、独自監視パケットの生成送出及び転送手段と、端末との間のデータの送受信制御手段とを含む構成を有し、データパケットについては、0系と1系との両系の伝送路に対して送受信可能の構成を有する。なお、共通監視パケットは、送信制御パッケージ11,12に於いて所定の周期で生成してアクティブ通信ルートにより転送する監視パケットであり、独自監視パケットは、各端末パッケージ1〜4がそれぞれ独自に所定の周期で生成して転送する監視パケットを示す。又各端末パッケージ1〜4は、順次直列的に伝送路により接続する伝送装置としての主要部を構成するものであり、図示の実施例に於いては、送信制御パッケージ11,12間のアクティブ通信ルートにより直列的に4個接続した場合を示すが、4個より少なく又は多くすることも可能である。又送信制御パッケージ11,12を、それぞれ伝送装置の主要部とするか、又は隣接した端末パッケージ1,4を含めて伝送装置を構成することも可能である。又端末21〜24は、端末パッケージ1〜4対応にそれぞれ1個の場合を図示しているが、接続個数は、0を含む複数個とすることも可能である。
又送信制御パッケージ11は、0系送信部41と1系送信部42と0系受信部43と1系受信部44と記録部45,46と制御部47とを含む構成を有し、制御部47は、送信制御部48,49と監視パケット生成部50と送信制御テーブル51とを含む構成を有する場合を示し、0系受信部43は、アクティブ通信ルートの0系の伝送路31−0を介して伝送されるデータパケットと、共通監視パケットと、独自監視パケットとを受信して、記録部45により必要な情報を記録して制御部47へ転送する。又1系受信部44は、非アクティブ通信ルートの1系の伝送路32−1を介して、対向側の送信制御パッケージ12からのデータパケット又は連絡監視パケットを受信し、記録部46により必要な情報を記録して、制御部57へ転送する。連絡監視パケットは、共通監視パケット及び独自監視パケットの受信結果によるアクティブ通信ルートが正常か異常発生かを示す情報と共に、異常発生時は、その発生個所を示す情報を含めて、非アクティブ通信ルートを介して送信制御パッケージ11,12間で所定の周期で相互に連絡するパケットであり、通信制御テーブル51は、アクティブ通信ルートに異常が発生している時に、その発生個所の情報を基に、非アクティブ通信ルートにより迂回転送するデータパケットの送信元アドレスと送信先アドレスとを含めた転送制御情報を格納する。又連絡監視パケットは、非アクティブ通信ルートの正常性監視の機能も含むものである。
制御部47の監視パケット生成部50は、所定周期で前述の共通監視パケットを生成して、送信制御部49から1系送信部42に転送し、その1系送信部42からアクティブ通信ルートの1系の伝送路31−1へ共通監視パケットを送出し、又共通監視パケットと同一又は異なる所定の周期で連絡監視パケットを生成して、送信制御部48から0系送信部41に転送し、その0系送信部41から非アクティブ通信ルートに連絡監視パケットを送出する。又0系受信部43により、端末パッケージ1〜4からの独自監視パケットと、データパケットと、対向送信制御パッケージからの共通監視パケットとを受信して、記録部45を介して制御部47へ転送する。
監視パケットは、前述のように、送信制御パッケージ11,12からアクティブ通信ルートに所定の周期毎に送出する共通監視パケットと、端末パッケージ1〜4からそれぞれ独自の周期で送出する独自監視パケットと、送信制御パッケージ11,12から非アクティブ通信ルートに所定の周期で送出する連絡監視パケットとがあり、それぞれアドレス部とデータ部とを含み、共通監視パケットのアドレス部は、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先を対向送信制御パッケージのアドレス又はブロードキャストアドレス、ライフ値を端末パッケージ数に1を加算した値、又識別子を共通監視パケットの識別子とし、端末パッケージ1〜4は、共通監視パッケージを受信すると、ライフ値を1減算して転送する。又独自監視パケットは、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレス、送信先アドレスを送信先の送信制御パッケージのアドレス、識別子を独自監視パケットの識別子とし、ライフ値を例えば8ビット構成の場合オール“1”を示す“FF”とする。なお、この独自監視パケットのライフ値は、“FF”以外で、且つ共通監視パケットと異なる値を適用することも可能である。
又連絡監視パケットは、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレス、識別子を連絡監視パケットの識別子とし、データ部に、所定の周期の共通監視パケットの受信の有無と受信ライフ値が正常であるか否かの受信状態情報と、独自監視パケットの受信の有無と受信ライフ値が正常であるか否かの受信状態情報とを付加する。又前述のように、アクティブ通信ルートを介して伝送する共通監視パケット及び独自監視パケットのそれぞれのライフ値は、各端末パッケージ1〜4に於いて受信転送制御する時に、1を減算して転送する。なお、端末パッケージ1〜4の送受信制御部1a〜4aは、データパケットを0系と1系との伝送路31−0,31−1に送信し、送信先アドレスが自端末パッケージ宛を示すデータパケットを受信して、端末へ転送する手段と共に、前述の共通監視パケットの転送処理と、他の端末パッケージからの独自監視パケットの転送処理と、自端末パッケージから所定周期で独自監視パッケージを生成して、0系と1系との伝送路31−0,31−1に送出する処理とを実行する手段を備えている。
図2は、監視パケットのライフ値の説明図であり、監視パケット(送信制御PKG送信、端末PKG転送)として示す共通監視パケットのライフ値の更新転送の例と、監視パケット(端末PKG送信)として示す独自監視パケットのライフ値の更新転送の例とを示すもので、横軸方向及び縦軸方向の11,12は送信制御パッケージ11,12、又1〜4は端末パッケージ1〜4を示す。図1に示す実施例1の構成に於いて、端末パッケージ1〜4が4個であるから、送信制御パッケージ11からの共通監視パケットのライフ値は、4+1=5とし、→5で示すように1系伝送路31−1に送信し、端末パッケージ1は、そのライフ値を1減算して→4で示すように共通監視パケットを転送する。同様な転送処理により、端末パッケージ4は、端末パッケージ3から受信した共通監視パケットのライフ値が2であるから、1減算して→1として示すライフ値とし、送信制御パッケージ12へ転送する。送信制御パッケージ12は、共通監視パケットを受信し、且つそのライフ値が1の場合、対向送信パッケージ11との間の1系伝送路31−1は正常と判断する。同様に、送信制御パッケージ12からの共通監視パケットのライフ値を5として、←5で示すように0系伝送路31−0に送信する。この場合も前述と同様に各端末パッケージ4,3,2,1により転送され、且つライフ値の減算処理が行われるから、ライフ値も←4、←3、←2、←1で示すように更新され、送信制御パッケージ11は、共通監視パケットを受信し、ライフ値が1であれば、対向送信制御パッケージ12との間の0系伝送路31−0は正常と判断する。
又独自監視パケットのライフ値は、共通監視パケットのライフ値と異なる最大値を使用するもので、端末パッケージ1〜4からは、8ビット構成の最大値を示す“FF”とした場合を示し、共通監視パケットと同様に転送する毎に、ライフ値を1減算するものであるから、例えば、送信制御パッケージ12に於いて受信する端末パッケージ1〜4からの独自監視パケットのライフ値は、送信元アドレスで示す端末パッケージ1〜4対応にそれぞれ“FC”,“FD”,“FE”,“FF”となる。同様に、送信制御パッケージ11に於いては、最も近い端末パッケージ1が送信した場合のライフ値は、最大値の“FF”、次に接続されている端末パッケージ2が送信した場合は、端末パッケージ1により1減算されるから“FE”、同様に端末パッケージ3が送信した場合は“FD”、端末パッケージ4が送信した場合は“FC”となる。従って、送信制御パッケージ11,12は、共通監視パケットと独自監視パケットとを受信し、且つ送信元アドレスにより独自監視パケットを送信した端末パッケージを認識し、正常受信か否か、ライフ値が正常か否かにより、アクティブ通信ルートが正常であるか、又障害発生検出時は、その発生個所を識別することが可能となる。例えば、送信制御パッケージ11に於いて、共通監視パケットが受信できないと共に、端末パッケージ3,4からの独自監視パケットを受信できないが、端末パッケージ1,2からの独自監視パケットを受信できる場合、端末パッケージ2,3間の0系伝送路31−0の障害発生と判定することができる。又共通監視パケットのライフ値が異常であり、且つ端末パッケージ1,2からの独自監視パケットのライフ値は正常で、端末パッケージ3,4からの独自監視パケットのライフ値が異常の場合も、端末パッケージ2,3間の0系伝送路31−0の障害発生と判定することができる。
又送信制御パッケージ11,12間の非アクティブ通信ルートを介して所定周期で送受信する連絡監視パケットは、ヘッダ部とデータ部とを含み、ヘッダ部は、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレス、識別子を連絡監視パケット識別子とし、データ部は、前述の共通監視パケットの受信か否か、又ライフ値が正常か否かを含む受信状態と、独自監視パケットの受信か否か、又ライフ値が正常か否かを含む受信状態との情報を送信元アドレスSA対応に付加する。例えば、監視パケット受信及びライフ値正常の場合を“0”、未受信及びライフ値異常の場合を“1”とし、受信且つライフ値正常の場合は、送信制御パッケージ11は、端末パッケージ1〜4と対向送信制御パッケージ12とのアドレスを送信元アドレスSAとして、その送信元アドレスSA対応に、SA1=“0”,“0”、SA2=“0”,“0”、SA3=“0”,“0”、SA4=“0”,“0”、SA12=“0”,“0”と、対向送信制御パッケージからの連絡監視パケットの受信状態情報含めてデータ部に付加した連絡監視パケットを、送信制御パッケージ11から非アクティブ通信ルートを介して送信制御パッケージ12に送信する。この送信制御パッケージ12に於いても、同様に共通監視パケットと独自監視パケットとの受信状態を監視し、正常な場合は、前述と同様の内容のデータ部を有する連絡監視パケットを送信制御パッケージ11に送信する。従って、所定の周期の連絡監視パケットの送受信により、送信制御パッケージ11,12間の非アクティブ通信ルートの正常性を監視することができる。
又端末パッケージ2,3間の1系の伝送路31−1が異常の場合、前述のように、送信制御パッケージ12は、共通監視パケットと、端末パッケージ1,2からの独自監視パケットとを受信できないので、SA1=“1”,“1”、SA2=“1”,“1”、SA3=“0”,“0”、SA4=“0”,“0”、SA11=“1”,“1”をデータ部に付加した連絡監視パケットを、送信制御パッケージ12から非アクティブ通信ルートを介して送信制御パッケージ11に送信する。この時、送信制御パッケージ11に於いて共通監視パケット及び独自監視パケットを正常受信している場合、連絡監視パケットにより、端末パッケージ2から端末パッケージ3方向の異常発生と判断し、送信元アドレスが端末パッケージ1,2で、送信先アドレスが端末パッケージ3,4を示すデータパケットを、非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージ12へ転送し、この送信制御パッケージ12から端末パッケージ3,4へデータパケットを転送する。なお、この場合に、送信元アドレスが端末パッケージ1,2の何れかで、送信先アドレスが端末パッケージ1,2の何れかを示すデータパケットは、端末パッケージ1,2間で正常送受信できるから、送信制御パッケージ11に於いて廃棄する。従って、アクティブ通信ルートの一部障害発生時には、その障害発生個所を転送予定のデータパケットのみを非アクティブ通信ルートにより転送することができる。
図3は、本発明の実施例1のフローチャートを示し、ステップ(S1)〜(S8)により、図1に於ける送信制御パッケージ11,12の制御処理を示す。なお、PKGはパッケージの略号であり、以下この略号を用いて説明する。先ず、端末PKG毎の監視パケットの受信状態を確認、即ち、前述の独自監視パケット受信により、端末PKG対応に正常受信か否か及びライフ値正常か否かを含む受信状態を確認する(S1)。又所定の周期で共通監視パケットを作成し(S2)、その共通監視パケットを送信する(S3)。そして、対向送信制御PKGから連絡監視パケットにより、独自監視パケット及び共通監視パケットの受信状態を確認する(S4)。そして、ステップ(S4)による情報から、即ち、連絡監視パケットにより通知された独自監視パケット及び共通監視パケットの正常受信か否か及びライフ値正常か否かの受信状態情報を基に、制御部47の送信制御テーブル51(図1参照)を作成する(S5)。この送信制御テーブル51は、送信元アドレスSAと送信先アドレスDAとに対応した受信状態を示す内容とする。データパケットの送信制御処理、即ち、非アクティブ通信ルートを介した迂回送信処理は、送信制御テーブル51を参照し、条件1)SA=未受信、且つ条件2)DA=受信として、条件1,2の判定を行い(S6)、条件1,2共に真ならば障害発生を通過予定のデータパケットであるから、そのデータパケットを非アクティブ通信ルート送信し(S7)、それ以外(偽)の場合はデータパケットを廃棄する(S8)。
図4は、0系と1系との伝送路によるアクティブ通信ルート31の一方の系の伝送路に異常が発生して、非アクティブ通信ルート32を介してデータパケットを迂回伝送する場合の説明図であり、伝送装置001〜004は、端末PKG1〜4を含み、直列的にアクティブ通信ルート31により接続し、その両端の伝送装置001,004は、端末PKG1,4と送信制御PKG11,12とを含み、且つ非アクティブ通信ルート32により接続したシステム構成を示す。このパケット伝送制御システムに於いて、例えば、端末PKG2から端末PKG3方向の伝送路に×印で示すように異常が発生し、他の個所は正常の場合、送信制御PKG11は、対向送信制御PKG12からの共通監視パケット及び各端末PKG1〜4からの独自監視パケットは正常受信(“0”)及びライフ値正常(“0”)となるから、非アクティブ通信ルート32を介して送信制御PKG12に対して送信する連絡監視パケットのデータ部に付加する情報は、それぞれの送信元アドレス対応に、SA1=“0”,“0”、SA2=“0”,“0”、SA3=“0”,“0”、SA4=“0”,“0”、SA12=“0”,“0”とするが、送信制御PKG12に於いては、共通監視パケット未受信(“1”)、端末PKG1,2からの独自監視パケット未受信(“1”)、端末PKG3,4からの独自監視パケット正常受信(“0”)及びライフ値正常(“0”)となるから、送信制御PKG12から非アクティブ通信ルート32を介して対向送信制御PKG11に対して送信する連絡監視パケットのデータ部に付加する情報は、SA1=“1”,“1”、SA2=“1”,“1”、SA3=“0”,“0”、SA4=“0”,“0”、SA11=“1”,“1”とし、端末PKG2,3間の異常発生を通知する。
送信制御PKG11は、連絡監視パケットにより端末PKG2から端末PKG3方向への伝送異常発生を認識できるから、送信元アドレスSAと送信先アドレスDAとについて、端末PKG1から端末PKG2に対するデータパケットは、SA1−DA2として示すように転送可能であり、又端末PKG4から端末PKG1方向の例えば端末PKG4から端末PKG1へのデータパケットは、SA4−DA1として示すように伝送可能である。しかし、異常発生により、端末PKG1から端末PKG3へ送信するデータパケットは、アクティブ通信ルート31の端末PKG2,3間の異常発生により伝送できないから、SA1−DA3として示すように、送信制御PKG11から非アクティブ通信ルート32を介して送信制御PKG12へ転送し、この送信制御PKG12から端末PKG3へ転送する。同様に、端末PKG1から端末PKG4に対するデータパケットは、SA1−DA4として示すように、非アクティブ通信ルート32と送信制御PKG12とを介して転送する。この場合、送信制御PKG12から送信制御PKG11方向のアクティブ通信ルート31は正常であるから、送信制御PKG12にアクティブ通信ルート31を介して端末PKGから転送されたデータパケットは廃棄する。
又端末PKG2,3間の異常状態が復旧すると、送信制御PKG12は、共通監視パケット及び独自監視パケットを正常受信且つライフ値正常となるから、送信制御PKG11に対する連絡監視パケットのデータ部には、SA1=“0”,“0”、SA2=“0”,“0”、SA3=“0”,“0”、SA4=“0”,“0”、SA12=“0”,“0”よる総て正常に復帰した状態であることを通知する。それにより、送信制御PKG11は、非アクティブ通信ルート32によるデータパケットの転送を中止し、迂回転送していた送信元アドレスSA1、SA2で、送信先アドレスSD3,SD4のデータパケットは、迂回転送を停止して、それらのデータパケットは廃棄する。
図5は、本発明の実施例2の説明図であり、一方の送信制御PKG61と他方の送信制御PKG62との間に、複数のアクティブ通信ルート63,64,65によりそれぞれ複数の端末PKG70〜79を接続し、送信制御PKG61,62間を非アクティブ通信ルート66により接続した構成を示し、アクティブ通信ルート63,64,65と非アクティブ通信ルート66とはそれぞれ0系と1系との伝送路により構成され、伝送帯域は同一又は異なる構成とすることができる。又非アクティブ通信ルート66の伝送帯域は、アクティブ通信ルート63〜65の伝送帯域の総和より小さい値とすることができる。又端末PKG対応に伝送装置を構成するか、又は端末PKG70,77を組とした伝送装置、端末PKG71,74,78を組とした伝送装置、端末PKG72,75を組とした伝送装置、端末PKG73,76,79を組とした伝送装置とし、それぞれの伝送装置を、複数のアクティブ通信ルート63,64,65により直列的に接続した構成とすることも可能である。
又前述の実施例1と同様に、アクティブ通信ルート63,64,65対応にそれぞれ所定の周期で、共通監視パケットを送信制御PKG61,62間で送受信し、又各端末PKG70〜79は、所定の周期で独自監視パケットを送信し、共通監視パケット及び独自監視パケットのライフ値については減算処理を行って転送する。それにより、送信制御PKG61,62に於いては、アクティブ通信ルート63,64,65対応に、共通監視パケット受信か否か、ライフ値正常か否かと、独自監視パケット受信か否か、ライフ値正常か否かとの情報を含む連絡監視パケットの送受信により、各アクティブ通信ルート63,64,65の異常発生か否か及び異常発生個所の検出を可能とし、異常発生個所を通過予定のデータパケットのみを、非アクティブ通信ルート66により迂回転送することができる。従って、非アクティブ通信ルート66は、アクティブ通信ルート63,64,65の伝送帯域の総和に比較して少ない伝送帯域とすることができる。
本発明の実施例1の要部システム構成説明図である。 本発明の実施例1のライフ値の説明図である。 本発明の実施例1の送信制御パッケージの制御処理のフローチャートである。 本発明の実施例1の非アクティブ通信ルートによる転送処理の説明図である。 本発明の実施例2の説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1〜4 端末パッケージ
1a〜4a 送受信制御部
11,12 送信制御パッケージ
21〜22 端末
31−0,31−1 アクティブ通信ルートを構成する伝送路
32−0,32−1 非アクティブ通信ルートを構成する伝送路
41 0系送信部
42 1系送信部
43 0系受信部
44 1系受信部
45,46 記録部
47 制御部
48,49 送信制御部
50 監視パケット生成部
51 送信制御テーブル

Claims (6)

  1. 複数の端末パッケージを順次直列的に二重化構成の伝送路により接続し、両端に位置する端末パッケージにそれぞれ送信制御パッケージを接続し、該送信制御パッケージと前記端末パッケージとを接続した二重化構成の伝送路をアクティブ通信ルートとし、前記送信制御パッケージ間を直接的に接続した二重化構成の伝送路を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、前記アクティブ通信ルートを介して前記端末パッケージ間のデータパケット伝送を行うパケット伝送制御システムに於いて、
    前記送信制御パッケージは、前記複数の端末パッケージを順次転送する共通監視パケットを送受信する手段と、前記端末パッケージから送出する独自監視パケットを受信する手段と、前記共通監視パケットと前記独自監視パケットとの受信状態を対向送信制御パッケージに対して前記非アクティブ通信ルートを介して連絡監視パケットにより通知する手段と、前記連絡監視パケット受信により前記アクティブ通信ルートが正常か否かを識別し、異常発生識別により、該異常発生個所を転送予定のデータパケットのみを、前記非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに転送する手段とを備えた
    ことを特徴とするパケット伝送制御システム。
  2. 前記送信制御パッケージは、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を前記複数の端末パッケージの個数に1を加算した値とした共通監視パケットを所定の周期で送信する手段と、前記複数の端末パッケージを介して転送された前記共通監視パケットの受信の有無及び前記ライフ値が正常か否かを判定した結果と、前記端末パッケージからそれぞれ送信元アドレスを自端末パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを前記送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を前記共通監視パケットと異なる最大値とした独自監視パケットの受信の有無及び前記ライフ値が正常か否かを判定した結果との情報をデータ部に設定した連絡監視パケットを、前記非アクティブ通信ルートにより対向送信制御パッケージに送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のパケット伝送制御システム。
  3. 前記端末パッケージは、前記アクティブ通信ルートによるデータパケットの送受信手段と、前記共通監視パケットのライフ値及び他の端末パッケージからの前記独自監視パケットのライフ値を1減算して転送する手段と、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレスとし、送信先アドレスを前記送信制御パッケージのアドレスとし、ライフ値を最大値とした独自監視パケットを所定の周期で生成して送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のパケット伝送制御システム。
  4. 一方と他方との前記送信制御パッケージ間に、複数のアクティブ通信ルートを設けてそれぞれのアクティブ通信ルートに複数の端末パッケージを接続し、前記複数のアクティブ通信ルートに対して共通の非アクティブ通信ルートを前記送信制御パッケージ間に設けた構成を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のパケット伝送制御システム。
  5. 複数の端末パッケージを順次直列的に二重化構成の伝送路により接続し、両端に位置する端末パッケージにそれぞれ送信制御パッケージを接続し、該送信制御パッケージと前記端末パッケージとを接続した前記二重化構成の伝送路をアクティブ通信ルートとし、前記送信制御パッケージ間を直接的に接続した二重化構成の伝送路を非アクティブ通信ルートとし、正常時は、前記アクティブ通信ルートを介して前記端末パッケージ間でデータパケットを伝送するパケット伝送制御方法に於いて、
    前記送信制御パッケージは、送信元アドレスを自送信制御パッケージのアドレス、送信先アドレスを対向送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を前記端末パッケージの接続数に1を加算した値を含む共通監視パケットを所定の周期で送信する課程と、
    前記端末パッケージは、送信元アドレスを自端末パッケージのアドレス、送信先アドレスを前記送信制御パッケージのアドレス、ライフ値を所定の最大値とした独自監視パケットを所定の周期で送信し、前記共通監視パケット及び前記独自監視パケットを受信転送する時に、それぞれのライフ値を1減算して送信する過程と、
    前記送信制御パッケージは、前記共通監視パケット及び前記独自監視パケットの受信の有無及びライフ値が正常か否かを識別した結果の情報を連絡監視パケットのデータ部に付加して、前記非アクティブ通信ルートを介して対向送信制御パッケージに送信し、該連絡監視パケットを受信して前記アクティブ通信ルートの異常発生の有無を識別し、異常発生時は、該異常発生個所を通過予定のデータパケットを、前記非アクティブ通信ルートを介して転送する過程と
    を含むことを特徴とするパケット伝送制御方法。
  6. 一方と他方との前記送信制御パッケージ間に、複数のアクティブ通信ルートを設けてそれぞれのアクティブ通信ルートに複数の端末パッケージを接続し、前記複数のアクティブ通信ルートに対して共通の非アクティブ通信ルートを前記送信制御パッケージ間に設け、前記複数のアクティブ通信ルートに前記送信制御パッケージから前記共通監視パケットを所定の周期でそれぞれ送信し、且つ前記端末パッケージから前記独自監視パケットを所定の周期でそれぞれ送信し、前記送信制御パッケージは、前記複数のアクティブ通信ルートを介してそれぞれ転送された前記共通監視パケットと前記独自監視パケットとの受信状態の情報を含む前記連絡監視パケットを、前記非アクティブ通信ルートを介して転送する過程を含むことを特徴とする請求項5記載のパケット伝送制御方法。
JP2008273749A 2008-10-24 2008-10-24 パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法 Expired - Fee Related JP5080417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273749A JP5080417B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273749A JP5080417B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010103788A true JP2010103788A (ja) 2010-05-06
JP5080417B2 JP5080417B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=42294011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008273749A Expired - Fee Related JP5080417B2 (ja) 2008-10-24 2008-10-24 パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5080417B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145150A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 富士通株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
WO2014010089A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 富士通株式会社 システムおよびシステムの制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002026948A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク装置
JP2003179612A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Mitsubishi Electric Corp 高信頼化伝送線路制御方式
WO2008065087A2 (de) * 2006-11-27 2008-06-05 Beckhoff Automation Gmbh Kommunikationssystem mit einer master-slave-struktur

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002026948A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク装置
JP2003179612A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Mitsubishi Electric Corp 高信頼化伝送線路制御方式
WO2008065087A2 (de) * 2006-11-27 2008-06-05 Beckhoff Automation Gmbh Kommunikationssystem mit einer master-slave-struktur

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145150A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 富士通株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JPWO2013145150A1 (ja) * 2012-03-28 2015-08-03 富士通株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
US9614718B2 (en) 2012-03-28 2017-04-04 Fujitsu Limited Communication system for fault tolerance in cascade topology and ring topology
WO2014010089A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 富士通株式会社 システムおよびシステムの制御方法
JP5900621B2 (ja) * 2012-07-13 2016-04-06 富士通株式会社 システムおよびシステムの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5080417B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101999224B (zh) 对虚拟专用lan业务的冗余的以太网自动保护切换接入
CN102377601B (zh) 一种lsp故障通告方法和装置
CN101317388B (zh) 多协议标签切换的标签切换路径保护切换的装置和方法
US9467332B2 (en) Node failure detection for distributed linear protection
CN105656776B (zh) 一种伪线双归保护切换系统、方法和装置
TW201019653A (en) Ring connection control circuit, ring switching hub, ring ethernet system, and ring connection controlling method
WO2013049981A1 (zh) 一种基于共享通道的混合环网保护方法及系统
JP5113124B2 (ja) パケットネットワークにおける障害監視システム
JP2009212863A (ja) 回線状態監視回路、ノード、通信システム及び障害発生判断方法
JP5012485B2 (ja) 冗長方法及びスイッチ装置
CN111092822A (zh) 一种vpls的pw线性保护转发负载均衡的方法
JP5080417B2 (ja) パケット伝送制御システム及びパケット伝送制御方法
JP5929720B2 (ja) 通信システムおよびネットワーク中継装置
JP4636247B2 (ja) パケットネットワークおよびレイヤ2スイッチ
JP5168499B2 (ja) 通信ネットワークシステム及びパスの高信頼化方法
JP5006342B2 (ja) 交換システム
JP4190170B2 (ja) 迂回経路設定システム
RU2586568C2 (ru) Способ и устройство защиты сервиса межкольцевой связи
JP2006135723A (ja) 情報中継装置、情報中継方法、プログラム、情報通信システム
JP2005269004A (ja) 多重ループ型ネットワークの故障箇所判定方法、多重ループ型ネットワーク、ノード装置
JP2015231091A (ja) 通信システム、ネットワーク装置及び通信制御方法
CN109495286A (zh) 相交环复用段告警检测方法及装置、计算机可读存储介质
JP2007096561A (ja) 固定的な通信を行う2系統の基幹ネットワークに接続されたサーバ〜端末間の通信経路切替システム
JP2010050872A (ja) データ伝送システム及びデータ伝送制御方法
JP5519549B2 (ja) 通信システム、通信制御方法及び通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110216

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees