JP2010102750A - 偏光性ホログラム素子及び光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】偏光性ホログラム素子12は、第1及び第2の2つの透明基板30、32と、これらの各透明基板30、32に挟まれたホログラム層34とで構成されている。ホログラム層34には、屈折率の異なる複数の誘電体膜を交互に積層してなる光学多層膜36によってホログラムパターンが形成されている。光学多層膜36は、傾斜して入射する光に対し、複屈折性を示す。これにより、ホログラム層34は、入射した光の偏光方向によって回折の度合いを変化させる。光学多層膜36は、微細加工精度に優れ、青紫光に対しても良好な回折角を得ることができる。また、光学多層膜36は、プロトン交換膜に比べて安価なので、コストアップを招くこともない。
【選択図】図2
Description
次に、上記構成の偏光性ホログラム素子12の実施例について説明する。各透明基板30、32には、屈折率1.80063の光学ガラスを用いた。第2透明基板32の傾斜面32bに、下表1に示す13層構造の光学多層膜36を形成した。
4 光ディスク
4a 記録面
10 LD(光源)
12 偏光性ホログラム素子
30 第1透明基板
30a 底面(光入射面)
30b 傾斜面
32 第2透明基板
32a 上面(光入射面)
32b 傾斜面
34 ホログラム層
36 光学多層膜
38 位相補償膜
40 第1誘電体膜
42 第2誘電体膜
Claims (7)
- 入射した光の偏光方向によって回折の度合いが異なるホログラムパターンを有する偏光性ホログラム素子において、
光学的に等方性の材料からなり、光が入射する光入射面と、所定の角度傾斜した状態で前記光入射面と向かい合う傾斜面とを有する透明基板と、
前記傾斜面に設けられ、屈折率の異なる複数の誘電体膜を交互に積層してなる光学多層膜によって前記ホログラムパターンが形成されたホログラム層とを備えたことを特徴とする偏光性ホログラム素子。 - 前記ホログラム層は、筋状に形成された前記光学多層膜を、その長手方向と略直交する方向に所定の間隔を開けて複数並べることにより、縞模様状の前記ホログラムパターンを形成していることを特徴とする請求項1記載の偏光性ホログラム素子。
- 前記光学多層膜は、P偏光光又はS偏光光である第1偏光光に対応する第1屈折率と、前記第1偏光光に対して偏光方向が略90度回転した第2偏光光に対応し、且つ前記第1屈折率よりも高い第2屈折率とを持つ複屈折性を有しており、透過する光の偏光方向に応じて異なる位相差を発生させ、
前記ホログラム層は、前記各光学多層膜の間に、光学的に等方性であるとともに前記第1屈折率と略同一の屈折率を有し、前記光学多層膜が前記第1偏光光に対して発生させる位相差と同じ位相差を透過する光に発生させる位相補償膜が設けられていることを特徴とする請求項2記載の偏光性ホログラム素子。 - 前記光学多層膜は、前記光入射面に対して直交する光を前記傾斜面に入射させた際に生じる入射面と、前記長手方向とが略平行になるように形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の偏光性ホログラム素子。
- 前記ホログラム層を挟むように配置される2つの前記透明基板を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の偏光性ホログラム素子。
- 入射した光の偏光方向に応じて回折効率が異なるホログラムパターンを有する偏光性ホログラム素子を用いて、光源が照射した読み取り光と、光ディスクの記録面で反射した反射光とを分離する光ピックアップ装置において、
前記偏光性ホログラム素子を、光学的に等方性の材料からなり、光が入射する光入射面と所定の角度傾斜した状態で前記光入射面と向かい合う傾斜面とを有する透明基板と、前記傾斜面に設けられ、屈折率の異なる複数の誘電体膜を交互に積層してなる光学多層膜によって前記ホログラムパターンが形成されたホログラム層とで構成したことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記光源は、所定の方向に直線偏光された光を前記読み取り光として照射し、
前記偏光性ホログラム素子は、前記光入射面が前記読み取り光の光軸に対して略直交するとともに、前記読み取り光の偏光方向が前記ホログラム層に対してP偏光となるように配置されることを特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008270869A JP2010102750A (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | 偏光性ホログラム素子及び光ピックアップ装置 |
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JP2010102750A true JP2010102750A (ja) | 2010-05-06 |
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ID=42293275
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JP2008270869A Abandoned JP2010102750A (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | 偏光性ホログラム素子及び光ピックアップ装置 |
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JP (1) | JP2010102750A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08313730A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-29 | Sony Corp | 偏光分離素子 |
-
2008
- 2008-10-21 JP JP2008270869A patent/JP2010102750A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08313730A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-29 | Sony Corp | 偏光分離素子 |
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