JP2010102714A - 発送室内において管理システムを使用し印刷物を備蓄された追加製品と共に注文処理する方法ならびにその方法を実施するための装置 - Google Patents

Abstract

【課題】主製品ならびに予加工された製品あるいは外部製品の簡便かつ効率的な発送を可能にする方法を提供する。
【解決手段】印刷製品に加工される印刷物を備蓄された追加製品（３５）と共に発送室内（２）において注文処理する方法ならびに装置によって、前記備蓄された追加製品が備蓄領域（４）内で拡張された管理システム（３３）によって捕捉され、手動あるいは自動的に注文処理される。
【選択図】図２

Description

この発明は、印刷製品に加工される印刷物を備蓄された追加製品と共に発送室内において管理システムを使用して注文処理する方法に関する。本発明はさらに前記の方法を実施するための装置に関する。

その種の方法は以前から知られている。それによって例えば新聞、雑誌等の大量の発送が可能になる。印刷物は直接印刷機によって製造し、また差し込みされた製品を有することも可能である。また、手動で挿入された添付物も可能である。印刷物は自動分配装置に供給され、荷積みステーションにおいて発送のために例えば貨物車に搬入される。これは手動あるいは自動によって実施することができる。

発送室内において主製品を多様な方式で処理することができる。例えば、発送室内において同封物を挿入するか、その他の方式で印刷物を装飾あるいは裁断することもできる。発送室内においてさらに梱包体が形成され、例えばそれが紐掛けされる。通常さらに印刷物の宛名付けを行う手段が設けられる。この方法工程は発送室の管理システムによって制御される。その種の発送室管理システムは周知である。それによって例えばルートを設定した発送が可能になる。

近年その種の発送設備内でアドオン製品と呼ばれるような追加製品も処理される。それらの追加製品が外部から搬入される場合、それらは外部製品と呼称される。外部製品は通常別の印刷製品または例えばキーホルダ等の景品とすることができる。内部で製造された追加製品は、通常主製造よりも前に製造され後の注文処理に備えて備蓄領域内に備蓄されるため、予製造された製品と呼ばれる。主製品および１つあるいは複数の追加製品の処理および発送は、“Ｃｏ−Ｍａｉｌｉｎｇ”とも呼ばれている。備蓄された追加製品の注文処理は通常手動で行われる。作業員が主製品より前あるいは後に追加製品をランプ上で例えば貨物車に荷積みする。ここでランプとしては、製造後の梱包体配分から積込みまでを含んだ総合的な領域が理解される。

従って本発明の目的は、主製品ならびに予加工された製品あるいは外部製品の簡便かつ効率的な発送を可能にする、冒頭に述べた種類の方法を提供することである。

前記の課題は請求項１に従って、備蓄された追加製品を拡張された管理システムによって捕捉することによって解決される。従って本発明によれば、追加製品あるいはアドオン製品が発送室の管理システムによって捕捉される。従って追加製品の挿入は製造工程の進行中に実施される。管理システムは追加製品が注文処理される備蓄領域も包合するため、それに少なくとも１つの追加製品の処理および発送のためのデータを伝達あるいは移入することもできる。本発明の追加構成によれば、移入されたあるいは移入可能な製造データが主製品の処理のためのデータならびに少なくとも１つの追加製品の処理のためのデータの両方を含むことができる。その種の製造データは納品書あるいは納品伝票および／または電子表示を作成することができ、それが手動あるいは自動作業所に対する注文処理指示を含む。その種の注文処理指示は複数の異なった品目あるいは外部製品を含むこともでき、１つの注文処理単位、例えばバンドル内に集積することができる。前記の納品書あるいはそれに対応する電子表示に基づいて追加製品を貯蔵場所から手動あるいは自動的に取り出してバンドル内に供給することができる。従って、予加工された製品あるいは外部製品について管理システムによる発送および注文処理が可能になる。従ってその後主製造を追加製品の注文処理および発送と組み合わせることができる。その際納品書あるいは表示の作成が最新のデータに基づいたものとなることが好適である。それによって発行部数、出荷量、あるいは荷降ろし場所の急な変更にも容易に対応することができる。追加製品の注文処理および荷積みは主製造と同期化される。さらに注文処理単位、すなわち特にバンドルの発送を管理システムによって監視し得ることが好適である。例えばバンドルの発送をドック上および発送室内において電子表示等によって視覚化することができる。場合によって、注文処理単位、特にバンドルの個別の荷積み場所あるいは貨物車のドックへの調整された割り当ても好適である。さらに、貨物車の運転手に対する製造データの視覚化も可能であり、それによって運転手は彼等に割り当てられた製造部分の状況を確認することができる。重要な利点の１つはさらに搬送業務の配分に際しての時間短縮ならびに柔軟性である。その結果最終的に大幅なコスト削減が達成される。

本発明のその他の特徴および種々の利点は、従属請求項ならびに添付図面を参照しながら以下に記述する実施例の説明によって明らかにされる。

次に、本発明の一実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。

従来の発送設備を示した構成図である。 本発明に係る発送設備を示した構成図である。 本発明に係る方法を示したフローチャートである。

図１には、従来の技術による発送設備１′が示されている。この設備は発送室２′を備えており、その中において印刷機３からの図示されていない印刷物が主製品とも呼ばれる印刷製品としてオンラインで処理される。

印刷製品あるいは主製品は、１台あるいは複数台の印刷機３によってオンラインで印刷された個別の印刷物、ならびに予め印刷された印刷物あるいは搬入路３４を介して外部から発送室２′に供給された印刷物から形成することができる。印刷製品は例えば少なくとも１台の印刷機３によってオフセット印刷あるいはデジタル印刷された日刊紙である。印刷機のうちの１台を同封物あるいは予加工された製品を印刷するために使用することも可能である。この予加工された製品は貯蔵庫５′内に一時貯蔵することができる。発送室２′内において、例えば裁断あるいは同封物の付加等によって印刷物が処理される。印刷物は梱包体に集積され、それを宛名付けするかあるいは包装紙を掛けることができる。続いて印刷物を自動梱包体仕分け部１３に移送する。この仕分け手段は梱包体を推進するためにここでは詳細に示されていない搬送推進機を備えることができ、その上に梱包体を自動的に投下し、発送のために例えば貨物車等の輸送手段１６に移転することができる。輸送手段１６によって梱包体が所定の荷降ろし場所あるいは受取場所まで搬送される。

輸送手段１６上にはさらに備蓄領域４′内で注文処理された図示されていない追加製品が荷積みされる。備蓄領域４′は発送室２′内あるいは直近に配置することが有効である。しかしながら、備蓄領域４′を発送室２′と同じ建物内ではなく、それから地理的に離間して配置することも可能である。備蓄領域４′は一時貯蔵庫として貯蔵庫５′を備え、その中に予加工された製品および外部製品が貯蔵される。外部製品は任意の製品とすることができる。従ってそれらは必ずしも印刷物ではなく、例えば郵便フォーム、食品、玩具、音響媒体、またはキーホルダ、試供品等の景品とすることができる。それらは通常貨物車等の輸送手段１４によって外部から供給され、貯蔵庫５′内に搬入される。貯蔵庫５′は、印刷機３によって主製造の前あるいはその間に製造される、予加工された製品を含むこともできる。外部製品は、手動準備部６′で手動式に注文処理するか、および／または自動準備部７′で自動的に注文処理しバンドル８内に収容する。その際自動準備部７′の制御は独立的、すなわち注文処理の情報がその自動準備部７′の領域内のみで読み取られその領域内における注文処理の制御のために使用され得る。

バンドル８が注文処理単位を形成する。参照符号６′によって手動準備部が示される。外部製品ならびに場合によって予加工された製品を含んだバンドル８は手動で輸送手段１５に荷積みされる。この輸送手段にはさらに、その前、それと同時、あるいはその後に印刷製品あるいは主製品を荷積みすることができる。従って輸送手段１５は輸送手段１６と兼用とすることもできる。

発送室２′内のプロセスは捕捉領域９を備える管理システム３３′によって監視ならびに制御される。管理システム３３′は発送室２′内の全ての部分プロセスと接続され、全ての工程が適正に実施されるよう相互に組み合わされることを確立する。全てのプロセスの集中的かつ最新の全体像把握と捕捉領域９内における最適な材料流通が可能にされる。管理システム３３′はさらにプラニングを支援して製造を制御する。

図２に示された本発明に係る発送室１も同様に発送室２を備え、その中で上述と同様に主製造中に印刷製品あるいは主製品が処理され、梱包体仕分け部１３に移転されさらに輸送手段１６に荷積みされる。荷積みはいずれも荷積みステーション３１上で実施される。梱包体仕分け部１３において搬送は例えば矢印３２の方向、すなわち時計方向に実施される。しかしながら反時計方向の実施も可能である。梱包体仕分けは自動的に実施することが好適である。小型の発送設備１の場合は梱包体仕分け部１３を設けず、全ての梱包体仕分けを管理システムの指示によって例えば１つあるいは複数の荷積みランプを介して手動式に実施することも可能である。

発送室２内のプロセスは捕捉領域１０を備える拡張された管理システム３３によって監視あるいは制御される。前述した管理システム３３′に加えて拡張された管理システム３３の捕捉領域１０内においては備蓄領域４が監視あるいは制御される。

発送室２も同様に備蓄領域４を備えている。備蓄領域４の貯蔵庫５には、搬入路１１を介して直接的にあるいは梱包体仕分け部１３と搬入路１２を介して間接的に発送室２内で予加工された製品を供給することができる。予加工された製品は例えば、印刷機３の１台によって印刷され、パレット上に積み重ねられるか、ロール状にラッピングされるか、棒状積重ね体に圧縮されるか、容器内に梱包されるか、個別あるいは鱗状列流として推進システムを使用して備蓄領域４に到達する印刷物とされる。しかしながら、予加工された製品は発送設備１の外部で製造して貯蔵庫５に供給することも可能である。

貯蔵庫５は前述したように主製造の前あるいは間に輸送手段１４によって搬入される外部製品を含むことも可能である。外部製品ならびに場合によって予加工された製品は前述した従来の技術と同様に手動式および／または自動的に注文処理しバンドル８内に収容する。バンドル８は例えばローラ台車、バスケット、パレット、ボックス、あるいはその他の適宜な容器からなることが可能である。貯蔵庫５への搬入は不可欠ではないが好適には自動的に実施され、その場合前記の管理システムによって制御される。この拡張された管理システム３３は、主製品の製造データあるいは主製品と追加製品の両方の製造データを含む。従って拡張された管理システム３３は、主製造、すなわち印刷紙葉から印刷製品への加工と追加製品の備蓄領域４の両方を包合する。

拡張された管理システム３３は注文処理領域４内における注文処理作業に対していずれも最新の発送情報、例えば納品書あるいは対応するデジタル表示を作成する。その発送情報、納品書、あるいは例えばモニタ上の対応する表示の発送情報に基づいてバンドル８に手動式あるいは自動的に追加製品が荷積みされ、梱包体仕分け部１３から自動的あるいは手動式に積出し部（ステーション）３１′上で輸送手段１５に移転することができる。ここでも輸送手段１５は輸送手段１６と兼用にすることができる。

納品書あるいは納品伝票またはデジタル表示等の発送情報は自動化された荷積み指示であり、管理システム３３を介して主製造と同期化される。それによって適正な数かつ適正な種類の外部製品が所定の時点で所定の積出しステーション３１，３１′上の所定のバンドル８内に存在することが保証される。その後搬出を監視および視覚化することができる。それによって積出しステーション３１上において、主製品および追加製品の最新の荷積み状態を示す表示が可能になる。従って管理システムは備蓄領域４の手動式の準備部６の作業員に、バンドル８あるいは注文処理単位に適正に積込みを行い適正な時点で梱包体仕分け部１３に搬入するかあるいは積出しステーション３１′に供給するための情報を提供する。管理システム３３から得られる情報によって作業員は、何時および幾つの梱包体が供給され、またその梱包体がどれくらいの大きさか、ならびにどの予加工された製品および／または外部製品を注文梱包体あるいはバンドル８が含むべきできあるかを正確に認識する。管理システムによってさらに、いずれも輸送手段１５あるいは１６毎に全体あるいは主製品、追加製品毎の製造段階を視覚化することができる。作業員にはさらに、どのバンドル８をどの時点でどの輸送手段１５あるいは１６に積込むべきであるかの情報が提供される。

拡張された管理システム３３が発送室２と備蓄領域４を適宜に制御することができるように、主製造のための製造データの中に外部製品ならびに必要に応じて予加工された製品が付加されるか、それによって捕捉される。同様に必要に応じて輸送手段１５，１６のルートならびに荷降ろし場所情報を移入することもできる。それらの情報に基づいて管理システムによりいわゆる集合指令が輸送手段１５あるいは１６毎に形成される。それが前述した備蓄領域４内の手動準備部６のための注文処理指示も含む。管理システム３３はさらに、手動準備部６への注文処理指示ならびに輸送手段１５，１６の運転手のための情報を含むことが可能な包装紙を作製することもできる。

図３には方法工程の全体像が示されている。製造１７は主製造１９と予加工製造２０と別の予加工製造２１を含む。製造１７は、発送室２の内部あるいは外部において例えば前記の印刷機３のうちの少なくとも１台によって実施することができる。予加工製造２０と別の予加工製造２１、ならびに製造１７は追加製品３５として統合することができる。矢印１８は適宜な分配を示している。主製造１９は例えば日刊紙を含み、予加工製造２０は例えば別の日刊紙等の予加工された製品の自動処理を含む。予加工製造２１は予加工された製品の手動処理を含む。製造１７は前述したように適宜なデータを有する管理システムによって制御される。発送室２には矢印２３に従って外部製品２２が搬入される。この外部製品２２の製造は通常発送室２の外部で実施される。

主製造１９または対応する印刷製品もしくは主製品は、矢印３０に従って発送室から直接輸送手段１６に荷積みされる。主製品は同封物が付加され、綴付け、裁断、あるいはその他の装飾等によって処理される。通常は適宜な梱包体を形成し、それを宛名付けするかあるいは包装紙を掛ける。荷積みは前述した梱包体仕分け部１３を介して自動的に実施することが好適である。追加製品３５は注文処理領域４に供給される。この領域は、輸送手段１５，１６毎に予加工製造２０のための貯蔵庫２４と予加工製造２１のための貯蔵庫２５と外部製品２２のための貯蔵庫２６を有する。貯蔵庫２４からの予加工された製品は適宜な搬送システムを介して自律的、自動的に輸送手段１６に搬送することができる。貯蔵庫２５からの予加工された製品と貯蔵庫２６からの外部製品は、参照符号２７および２８によって示されているように、手動式あるいは自動的に注文処理することができる。輸送手段１６への搬入は矢印２９に示されているように３つの経路で実施することができる。方法が唯１つの製造を含むことも可能であり、その場合例えば主製造１９と貯蔵庫２６からの注文処理のみが実施される。従って輸送手段１６には主製品と外部製品のみが搬入される。また複数の異なった外部製品および／または予加工された製品の搬入も可能である。前述したように注文処理領域４の主製造への組み込みが重要である。従って注文処理領域４内における注文処理指示は、主製造１９を制御する管理システムによって実行される。

１，１′ 発送設備
２，２′ 発送室
３ 印刷機
４，４′ 備蓄領域
５，５′ 貯蔵庫
６，６′ 手動準備部
７，７′ 自動準備部
８ バンドル
９，１０ 捕捉領域
１１，１２ 搬入路
１３ 梱包体仕分け部
１４，１６ 輸送手段
１７ 製造
１９ 主製造
２０，２１ 予加工製造
２２ 外部製品
２４，２５，２６ 貯蔵庫
３１，３１′ 積出し部
３３′ 管理システム
３４ 搬入路
３５ 追加製品

Claims (11)

1. 発送室内（２）において管理システム（３３′）を使用して印刷製品に加工される印刷物を備蓄された追加製品（３５）と共に注文処理する方法であり、前記備蓄された追加製品（３５）が拡張された管理システム（３３）によって捕捉されることを特徴とする方法。
2. 拡張された管理システム（３３）に備蓄された追加製品（３５）を処理するためのデータが付加されることを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 追加製品（３５）は少なくとも１体の前記追加製品（３５）が手動式あるいは自動的にその中に給入される少なくとも１つの注文処理単位（８）内において発送のために準備されることを特徴とする請求項１または２記載の方法。
4. 注文処理単位（８）は手動式に荷積みされるか、あるいは自動梱包体仕分け部（１３）に供給されることを特徴とする請求項３記載の方法。
5. 管理システム（３３）は移入されたデータに基づいて少なくとも１つの追加製品（３５）のための注文処理指示を作成することを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の方法。
6. 少なくとも１つの注文処理指示を含むかあるいは表示する、少なくとも１部の納品伝票あるいは電子表示が作成されることを特徴とする請求項５記載の方法。
7. 前記少なくとも１つの注文処理指示が手動の準備部（６）のために作成されることを特徴とする請求項５または６記載の方法。
8. 前記少なくとも１つの注文処理指示が荷降ろし、ルート、あるいは車両情報に関することを特徴とする請求項５ないし７のいずれかに記載の方法。
9. 前記少なくとも１つの注文処理指示が複数の異なった追加製品（２０，２１，２２）を含むことを特徴とする請求項５ないし８のいずれかに記載の方法。
10. 発送室内（２）において管理システム（３３）を使用して印刷製品に加工される印刷物を備蓄された追加製品（３５）と共に注文処理する装置であり、前記管理システム（３３）が前記備蓄された追加製品（３５）を同時捕捉するように形成されることを特徴とする装置。
11. 発送室（２）と追加製品（３５）の備蓄領域（４）を備えてなり、それらが管理システム（３３）の捕捉領域（１０）に属する請求項１０記載の装置。

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