JP2010101754A - 移動端末、測位方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位置が既知である移動通信基地局50Kと移動端末10との距離、位置が既知であるデジタル放送送信所50Sと移動端末10との距離、位置が既知であり、かつ、電波時計の時刻情報を送信する電波時計情報送信所50Tと移動端末10との距離、をそれぞれ算出し、それらを組合せて利用する。こうすることにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末10の位置を特定することができる。
【選択図】図7
Description
移動通信システムに用いられる移動通信基地局から受信される電波を利用して、移動端末の位置を特定する方法について図15を参照して説明する。
移動通信基地局(以下、基地局と呼ぶ)は、その場所の正確な位置(緯度経度)が各々既知である。ネットワーク内の各装置が同期して動作している場合においては、移動端末の位置を特定するにはタイムスタンプを利用する。すなわち、各基地局には任意に定めた基地局ID番号が付与されており、時間符号(タイムスタンプ)と共にその基地局の位置データが各基地局から同期して伝送される。図15(a)を参照すると、同図には3つの基地局50A、50B、50Cが示されている。各基地局50A〜50Cを中心とする円は、対応する基地局からの電波が届く範囲である。
ここで、電波の伝送速度をV、各基地局50A、50B、50Cと移動端末10との距離をLa、Lb、Lcとすると、
La=V×ta
Lb=V×tb
Lc=V×tc
として算出することができる。
La={(Xa−X)2 +(Ya−Y)2 +(Za−Z)2}1/2…(1)
=電波の伝搬速度(30万km/s)×伝搬時間…(2)
基地局50Bと移動端末との距離Lb、基地局50Cと移動端末との距離Lc、基地局50Dと移動端末との距離Ldについても同様に算出できる。
すなわち、
La={(Xa−X)2 +(Ya−Y)2 +(Za−Z)2}1/2
Lb={(Xb−X)2 +(Yb−Y)2 +(Zb−Z)2}1/2
Lc={(Xc−X)2 +(Yc−Y)2 +(Zc−Z)2}1/2
を解くことによって、X、Y、Zを確定することができる。
(無線アクセスポイントを利用した測位)
移動端末には、無線アクセスポイントを利用して通信を行うことができるものがある。そして、無線アクセスポイントに各々の位置情報を記憶しておき、無線アクセスポイントから出力される位置データに基づいて、携帯電話が測位を行う技術もある(例えば、特許文献1)。
また、上述した特許文献1のように、アクセスポイントからの電波を受信できるのは半径100m程度であるため、大略の位置しか分からない。さらに、特許文献1の場合、アクセスポイントを多数設置しておく必要があり、現実的ではない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はGPS衛星を利用できない場合でも、測位を容易に行うことのできる移動端末、測位方法を提供することである。
位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
位置が既知であり、かつ、定期的に時刻情報を送信する時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段ならびに時刻情報送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする。このような構成によれば、基地局との間の距離算出、デジタル放送送信所との間の距離算出、時刻情報送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。なお、時刻情報送信所には、電波時計情報送信所のほか、例えば、ラジオ放送のように定期的に時刻情報を送信する送信所も含まれる。
位置が既知である複数の移動通信基地局と自端末との距離をそれぞれ算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする。このような構成によれば、複数の(例えば、2つの)基地局との間の距離算出、デジタル放送送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知である複数のデジタル放送送信所と自端末との距離をそれぞれ算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする。このような構成によれば、基地局との間の距離算出、複数の(例えば、2つの)デジタル放送送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
前記基地局距離算出手段は、前記移動通信基地局と自端末との間で信号を送受信する際に判明する信号到達時間に電波の伝搬速度を乗じることによって、前記移動通信基地局と自端末との距離を算出することを特徴とする。このような構成によれば、移動通信基地局と自端末との距離を容易に算出できる。
前記デジタル放送送信所距離算出手段は、前記デジタル放送波から、前記番組時刻基準値情報に比例するシステムタイムクロックを自端末内で再生し、この再生システムタイムクロックにより判明するデジタル放送送信所と自端末との信号到達時間に電波伝搬速度を乗算することによって、前記デジタル放送送信所と自端末との距離を算出することを特徴とする。このような構成によれば、プログラム参照時刻と自端末内部のシステムタイムクロックとの位相差すなわち電波伝搬時間に電波伝搬速度を乗算することにより、デジタル放送送信所と自端末との距離を算出することができる。
前記デジタル放送送信所距離算出手段は、前記デジタル放送送信所の内部クロックに自端末内部のシステムタイムクロックを同期させるための位相同期回路を構成するカウンタを含み、前記カウンタの出力から前記システムタイムクロックを導出することを特徴とする。このような構成によれば、ハードウェアの大幅なる変更や追加を施さずとも、位相同期回路のカウンタの出力を利用することにより、所要の信号を取り出し、デジタル放送送信所と自端末との距離を算出することができる。
前記時刻情報送信所距離算出手段は、移動端末の時刻を時刻情報送信所の時刻に一致させる初期設定を行った場所との時間のずれに基づいて、前記時刻情報送信所と自端末との距離を算出することを特徴とする。このような構成によれば、時刻情報送信所と自端末との距離を容易に算出できる。
位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
位置が既知であり、かつ、時刻情報を送信する時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出ステップと、
前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップならびに時刻情報送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする。この方法によれば、基地局との間の距離算出、デジタル放送送信所との間の距離算出、時刻情報送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
位置が既知である複数の移動通信基地局と自端末との距離をそれぞれ算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする。この方法によれば、複数の(例えば、2つの)基地局との間の距離算出、デジタル放送送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知である複数のデジタル放送送信所と自端末との距離をそれぞれ算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする。この方法によれば、基地局との間の距離算出、複数の(例えば、2つの)デジタル放送送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、位置が既知である基地局と移動端末との距離、位置が既知であるデジタル放送送信所と移動端末との距離、位置が既知である電波時刻情報送信所と移動端末との距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定する。
図1は、本発明の第1の実施形態による移動端末の構成例を示すブロック図である。同図において、本例の移動端末10は、他の装置との間で信号を送受信するための通信部11と、図示せぬデジタル放送送信所から送信されてくる放送波を受信し、デジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出部12と、各種情報を表示する表示部13と、時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出部14と、移動通信システムの基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出部15と、算出した距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定部16と、各種情報を記憶する記憶部17と、この端末のユーザが操作する操作部18と、各部を制御する制御部19とを含み、これら各部が信号を相互に授受できるようにバスによって接続された構成になっている。
記憶部17は、基地局と移動端末との距離、位置が既知であるデジタル放送送信所と移動端末との距離、位置が既知である時刻情報送信所と移動端末との距離、の各算出結果などを記憶する機能を有している。
一般に、放送番組は、送信側からの距離に関係なく、番組の開始時刻に合わせて表示することが求められる。デジタル放送では、MPEG(Moving Picture Experts Group)システムが採用されている。デジタル受信機である移動端末では、ビデオの同期信号は伝送されないため、基本クロックである27MHzのクロックを再生し、そこから分周して同期信号が生成される。
図2(b)は、図1中のデジタル放送送信所距離算出部12の内部構成のうち、本発明に関連する部分を示す図であり、PLLにより送信側の内部クロック(システムタイムクロック)に、受信側の内部クロック(システムタイムクロック)を同期させるための構成が示されている。
距離L = 電波伝搬速度 × 時間
= 30万[km/s] × PCR到達時間 …(3)
であるから、受信機である移動端末とデジタル放送送信所との距離Lを算出することができる。
ここで、図3に示されているように、上記の距離Lは、移動端末10とデジタル放送送信所50の電波送信部分との直線距離である。移動端末10とデジタル放送送信所50との高低差をHとすると、移動端末10とデジタル放送送信所50との地面Gに平行な経路の距離L’は、式(4)のようになる。すなわち、
距離L’=(L2+H2)1/2 …(4)
である。
基地局と移動端末との距離の算出には、ネットワーク内の各装置が同期して動作している場合、上述した式(2)を利用すればよい。つまり、基地局で電波を送信した時の時刻スタンプと、それを受信した時刻との時間差から伝搬時間を取得し、これに電波の伝搬速度を乗じることによって、基地局と移動端末との距離を算出することができる。
また、ネットワーク内の各装置が同期して動作している場合および非同期で動作している場合、移動端末から基地局へ(または逆に、基地局から移動端末へ)、信号を送信し、その応答信号(ACK信号)が戻ってくるまでの時間(RTT)を測定し、その時間の半分の時間に電波の伝送速度Vを乗じることによって、移動端末と基地局との間の距離を算出することができる。つまり、基地局と自端末との間で信号を送受信する際に判明する信号到達時間に電波の伝搬速度を乗じることによって、基地局と移動端末との距離を算出できる。
情報通信研究機構で運用されている標準電波を利用し、その標準電波の送信所(以下、電波時計情報送信所と呼ぶ)と移動端末との距離を算出する。電波時計情報送信所から送信されている標準電波には、時刻に関する情報としてタイムコードが周期的に含まれている。標準電波については、情報通信研究機構のWebページ(URL:http://jjy.nict.go.jp/index.html)に詳述されている。なお、電波時計情報送信所の位置(緯度経度)は既知である。
情報通信研究機構で運用されている標準電波を利用する場合に限らず、基準となる時刻情報を定期的に送信するものであれば、それを利用して同様に移動端末との距離を算出することができる。例えば、FM/AMラジオについては、正午など正時に時刻情報が送信されるので、これを利用すれば上記と同様に移動端末との距離を算出することができる。
L = Lx+(V×Δt)…(5)
ただし、式(5)において、Vは電波の伝送速度である。なお、算出処理を簡易にするために、60進数である時刻を、10進数に変換し、算出処理を行ってもよい。
第1の実施形態における移動端末の位置の特定すなわち測位は、図7に示されているように行われる。すなわち、移動端末10について、基地局50Kとの距離、デジタル放送送信所50Sとの距離、電波時計情報送信所50Tとの距離、をそれぞれ算出し、移動端末10の位置を特定する。
この第1の実施形態による測位処理について、図8を参照して説明する。同図において、最初に、基地局と移動端末との距離を算出する(ステップS101)。次に、デジタル放送送信所と移動端末との距離を算出する(ステップS102)。さらに、電波時計情報送信所と移動端末との距離を算出する(ステップS103)。なお、ステップS101からステップS103までの処理の順序は、同図の順序に限定されず、これらのステップが順不同で行われればよい。
以上のように、本実施形態によれば、基地局と移動端末との距離、デジタル放送送信所と移動端末との距離、電波時計情報送信所と移動端末との距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定することができる。
第2の実施形態では、位置が既知である2つの移動通信基地局と移動端末とのそれぞれの距離、位置が既知であるデジタル放送送信所と移動端末との距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定する。
(移動端末の構成例2)
図9は、本発明の第2の実施形態による移動端末の構成例を示すブロック図である。同図において、本例の移動端末10が図1に記載の移動端末と異なる点は、電波時計情報送信所距離算出部が設けられておらず、基地局距離算出部15が2つの基地局と自端末との距離を算出する点である。本例の移動端末10のその他の構成については、図1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
第2の実施形態における移動端末の位置の特定すなわち測位は、図10に示されているように行われる。すなわち、移動端末10について、基地局50K1との距離、および基地局50K2との距離、デジタル放送送信所50Sとの距離、をそれぞれ算出し、移動端末10の位置を特定する。
この第2の実施形態による測位処理について、図11を参照して説明する。同図において、最初に、2つの基地局と移動端末との距離をそれぞれ算出する(ステップS101a)。次に、デジタル放送送信所と移動端末との距離を算出する(ステップS102)。なお、ステップS101aからステップS102までの処理の順序は、同図の順序に限定されず、これらのステップが順不同で行われればよい。
最後に、上記ステップS101aおよびS102において算出された距離に基づいて、移動端末の位置を特定する(ステップS104a)。
以上のように、本実施形態によれば、2つの移動通信基地局と移動端末とのそれぞれの距離、デジタル放送送信所と移動端末との距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定することができる。
第3の実施形態では、位置が既知である移動通信基地局と移動端末との距離、位置が既知である2つのデジタル放送送信所と移動端末とのそれぞれの距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定する。
(移動端末の構成例3)
図12は、本発明の第3の実施形態による移動端末の構成例を示すブロック図である。同図において、本例の移動端末10が図1に記載の移動端末と異なる点は、電波時計情報送信所距離算出部が設けられておらず、デジタル放送送信所距離算出部12が2つのデジタル放送送信所と自端末との距離を算出する点である。本例の移動端末10のその他の構成については、図1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
第3の実施形態における移動端末の位置の特定すなわち測位は、図13に示されているように行われる。すなわち、移動端末10について、基地局50Kとの距離、デジタル放送送信所50S1との距離、デジタル放送送信所50S2との距離、をそれぞれ算出し、移動端末10の位置を特定する。
この第3の実施形態による測位処理について、図14を参照して説明する。同図において、最初に、基地局と移動端末との距離を算出する(ステップS101)。次に、2つのデジタル放送送信所と移動端末との距離をそれぞれ算出する(ステップS102a)。なお、ステップS101からステップS102aまでの処理の順序は、同図の順序に限定されず、これらのステップが順不同で行われればよい。
以上のように、本実施形態によれば、移動通信基地局と移動端末との距離、2つのデジタル放送送信所と移動端末とのそれぞれの距離、を算出し、それら算出された距離に基づいて移動端末の位置を特定することができる。
上述した移動端末においては、以下のような測位方法が採用されている。すなわち、上述した第1の実施形態の場合、位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出ステップ(図8中のステップS101に対応)と、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップ(図8中のステップS102に対応)と、
位置が既知であり、かつ、時刻情報を送信する時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出ステップ(図8中のステップS103に対応)と、
前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップならびに時刻情報送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップ(図8中のステップS104に対応)と、
を含む測位方法が採用されている。この方法によれば、基地局との間の距離算出、デジタル放送送信所との間の距離算出、時刻情報送信所との間の距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップ(図11中のステップS102に対応)と、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップ(図11中のステップS104aに対応)と、
を含む測位方法が採用されている。この方法によれば、複数の(例えば、2つの)基地局との距離算出、デジタル放送送信所との距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
位置が既知である複数のデジタル放送送信所と自端末との距離をそれぞれ算出するデジタル放送送信所距離算出ステップ(図14中のステップS102aに対応)と、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップ(図14中のステップS104bに対応)と、
を含む測位方法が採用されている。この方法によれば、基地局との距離算出、複数の(例えば、2つの)デジタル放送送信所との距離算出、を組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を特定することができる。
(まとめ)
以上のように、基地局との距離算出、デジタル放送送信所との距離算出、電波時計情報送信所との距離算出、を任意に組合せて利用することにより、GPSが全く利用できない場合でも移動端末の位置を容易に特定することができる。
11 通信部
12 デジタル放送送信所距離算出部
13 表示部
14 時刻情報送信所距離算出部
15 基地局距離算出部
16 位置特定部
17 記憶部
18 操作部
19 制御部
50、50S、50S1、50S2 デジタル放送送信所
50A〜50D 基地局
50K、50K1、50K2 基地局
50T 電波時計情報送信所
121 電圧制御発振器
122 カウンタ
123 比較器
124 フィルタ
Claims (10)
- 位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
位置が既知であり、かつ、定期的に時刻情報を送信する時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段ならびに時刻情報送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする移動端末。 - 位置が既知である複数の移動通信基地局と自端末との距離をそれぞれ算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする移動端末。 - 位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出手段と、
位置が既知である複数のデジタル放送送信所と自端末との距離をそれぞれ算出するデジタル放送送信所距離算出手段と、
を含み、前記基地局距離算出手段およびデジタル放送送信所距離算出手段によってそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定することを特徴とする移動端末。 - 前記基地局距離算出手段は、前記移動通信基地局と自端末との間で信号を送受信する際に判明する信号到達時間に電波の伝搬速度を乗じることによって、前記移動通信基地局と自端末との距離を算出することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記デジタル放送送信所距離算出手段は、前記デジタル放送波から、前記番組時刻基準値情報に比例するシステムタイムクロックを自端末内で再生し、この再生システムタイムクロックにより判明するデジタル放送送信所と自端末との信号到達時間に電波伝搬速度を乗算することによって、前記デジタル放送送信所と自端末との距離を算出することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動端末。
- 前記デジタル放送送信所距離算出手段は、前記デジタル放送送信所の内部クロックに自端末内部のシステムタイムクロックを同期させるための位相同期回路を構成するカウンタを含み、前記カウンタの出力から前記システムタイムクロックを導出することを特徴とする請求項5に記載の移動端末。
- 前記時刻情報送信所距離算出手段は、移動端末の時刻を時刻情報送信所の時刻に一致させる初期設定を行った場所との時間のずれに基づいて、前記時刻情報送信所と自端末との距離を算出することを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
- 位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
位置が既知であり、かつ、時刻情報を送信する時刻情報送信所と自端末との距離を算出する時刻情報送信所距離算出ステップと、
前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップならびに時刻情報送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする測位方法。 - 位置が既知である複数の移動通信基地局と自端末との距離をそれぞれ算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知であるデジタル放送送信所と自端末との距離を算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする測位方法。 - 位置が既知である移動通信基地局と自端末との距離を算出する基地局距離算出ステップと、
位置が既知である複数のデジタル放送送信所と自端末との距離をそれぞれ算出するデジタル放送送信所距離算出ステップと、
を含み、前記基地局距離算出ステップおよびデジタル放送送信所距離算出ステップにおいてそれぞれ算出される距離に基づいて自端末の位置を特定する位置特定ステップと、
を含むことを特徴とする測位方法。
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