JP2010101605A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の最低周波数を、その圧縮機固有の能力に適した最低周波数へ変更することができる冷凍装置を提供する。
【解決手段】空調機1では、マイコン40の変更部43は、圧縮機11が設定部41で設定された最低周波数で異常停止することなく所定時間運転を継続したときに最低周波数の値を減少させるので、余裕を持たせた一定の最低周波数で運転されるよりも省エネルギーである。また、変更部43は、異常停止の回数が所定回数に到達したとき最低周波数を増加させる。圧縮機11の最低周波数の値が増加された後に圧縮機11が異常停止することなく所定時間運転を継続することができたとき、変更部43は最低周波数の値を減少させるが異常停止したときの値までは減少させない。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷凍装置、特に、容量可変の圧縮機を用いた冷凍装置に関する。
近年、運転周波数をインバータ制御によって変更することができる容量可変型圧縮機を用いた冷凍装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。一般に、圧縮機の最低運転周波数(以下、最低周波数とよぶ)は、想定される運転状況、圧縮機単品の特性バラツキ、及び安全率を考慮して一律に設定されており、圧縮機が設定された最低周波数で運転されているとき、圧縮機に作用する負荷が所定値を超えた場合、圧縮機は異常停止する。
しかしながら、実運転においては、設定された最低周波数よりもさらに低い周波数で運転可能な状態があり、或は、設定された最低周波数よりもさらに低い周波数で運転可能な圧縮機があるので、最低周波数を一律に設定することは、無駄な電力消費を招くことがある。
特開平3−37383号公報
本発明の課題は、圧縮機の最低周波数を、圧縮機固有の能力に適した最低周波数へ変更することができる冷凍装置を提供することにある。
第1発明に係る冷凍装置は、圧縮機の運転周波数の変更によって圧縮機の容量制御を行う冷凍装置であって、設定部と、判断部と、変更部とを備えている。設定部は、圧縮機の起動後に運転周波数の最低周波数を設定する。判断部は、圧縮機が最低周波数で運転されている間に圧縮機を異常と判断したときは圧縮機を異常停止させる。変更部は、圧縮機が設定部で設定された最低周波数で異常停止することなく所定時間運転を継続したときに最低周波数の値を減少させる。
この冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が、出荷時の設定値に固定されることなく圧縮機の運転状況に応じて変更されるので、余裕を持たせて設定されている出荷時の最低周波数で運転されるよりも省エネルギーである。
第2発明に係る冷凍装置は、第1発明に係る冷凍装置であって、判断部が、圧縮機が最低周波数で運転しているときに発生した異常停止の回数を計数する。変更部は、異常停止の回数が所定回数に到達したとき最低周波数を増加させる。この冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が異常停止するような値のまま放置されることがないので、現実に適した最低周波数が設定される。
第3発明に係る冷凍装置は、第2発明に係る冷凍装置であって、圧縮機の最低周波数の値が増加された後に圧縮機が異常停止することなく所定時間運転を継続することができたとき、変更部は最低周波数の値を減少させるが異常停止したときの値までは減少させない。この冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が異常停止しない最低の値に維持されるので、現実の運転状況に適した省エネルギー運転が図られる。
第4発明に係る冷凍装置は、第2発明に係る冷凍装置であって、圧縮機が異常停止したときに異常コードを発信する異常診断部をさらに備えている。異常診断部は、圧縮機が最低周波数で異常停止したとき異常コードを発信しない。この冷凍装置では、最低周波数を設定するための圧縮機停止の場合、圧縮機は故障ではない。したがって、異常コードを発信しないことによってユーザーに不安感を与えることは回避される。
第1発明に係る冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が、出荷時の設定値に固定されることなく圧縮機の運転状況に応じて変更されるので、余裕を持たせて設定されている出荷時の最低周波数で運転されるよりも省エネルギーである。
第2発明に係る冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が異常停止するような値のまま放置されることがないので、現実に適した最低周波数が設定される。
第3発明に係る冷凍装置では、圧縮機の最低周波数が異常停止しない最低の値に維持されるので、現実の運転状況に適した省エネルギー運転が図られる。
第4発明に係る冷凍装置では、異常コードを発信しないことによってユーザーに不安感を与えることは回避される。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<空調機の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る冷凍装置を用いた空調機の構成図である。図1において、空調機1は、室外ユニット2と室内ユニット3とを備えている。なお、室内ユニット3は複数台であってもよい。
この空調機1は、冷媒が充填された冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、室外ユニット2に収容された室外側回路と、室内ユニット3に収容された室内側回路とを備えている。室外側回路と室内側回路とは、ガス側連絡配管17a及び液側連絡配管17bによって接続されている。
<室内ユニットの構成>
室内側回路には、室内熱交換器15が設けられている。この室内熱交換器15の近傍には、室内熱交換器15に室内空気を送るための室内ファン33が設けられている。
<室外ユニットの構成>
室外ユニット2における室外側回路には、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、及び膨張弁14が接続されている。室外側回路の一端には、液側連絡配管17bが接続される液側閉鎖弁19が設けられている。室外側回路の他端には、ガス側連絡配管17aが接続されるガス側閉鎖弁18が設けられている。
圧縮機11の吐出側は、四路切換弁12の第1ポートP1に接続されている。圧縮機11の吸入側は、アキュムレータ20を挟んで四路切換弁12の第3ポートP3に接続されている。アキュムレータ20は、液冷媒とガス冷媒とを分離する。
室外熱交換器13の近傍には、室外空気を送るための室外ファン23が設けられている。室外熱交換器13の一端側は、四路切換弁12の第4ポートP4に接続されている。室外熱交換器13の他端側は、減圧手段である膨張弁14に接続されている。
膨張弁14は、開度可変の電子膨張弁であり、液側閉鎖弁19に接続されている。また、四路切換弁12の第2ポートP2はガス側閉鎖弁18に接続されている。
四路切換弁12は、第1ポートP1と第4ポートP4が互いに連通して第2ポートP2と第3ポートP3が互いに連通する第1状態(図1の実線で示す状態)と、第1ポートP1と第2ポートP2が互いに連通して第3ポートP3と第4ポートP4が互いに連通する第2状態(図1の点線で示す状態)とが切り換え可能となっている。
(各種センサ)
空調機1には、サーミスタから成る室外温度センサ102、室内温度センサ103、吐出管温度センサ111、室外熱交換器温度センサ113、及び室内熱交換器温度センサ115が設けられている。室外温度センサ102は、室外ユニット2の周囲温度を検知する。室内温度センサ103は、室内温度を検知する。
吐出管温度センサ111は、圧縮機11の吐出配管に取付けられ冷媒の吐出温度を検知する。室外熱交換器温度センサ113は、室外熱交換器13に取付けられ、室外熱交換器13の所定領域を流れる冷媒の温度を検知する。室内熱交換器温度センサ115は、室内熱交換器15に取付けられ、室内熱交換器15の所定領域を流れる冷媒の温度を検知する。そして、これらの温度センサの測定値に基づき、制御部4が空調機1を運転制御する。
図2は、制御部のブロック図である。図2において、制御部4は、マイコン40を搭載している。マイコン40は、設定部41、判断部42、変更部43及び異常診断部44を内蔵している。設定部41は、圧縮機11の起動後に運転周波数の最低周波数を設定する。判断部42は、圧縮機11が最低周波数で運転されている間に圧縮機11を異常と判断したときは圧縮機11を異常停止させる。圧縮機11の異常か否かの判断は、圧縮機11のモータの過電流を検知する過電流検知部51の検知信号に基づいて行われる。変更部43は、圧縮機11が設定部41で設定された最低周波数で異常停止することなく所定時間運転を継続したときに最低周波数の値を減少させる。異常診断部44は、圧縮機が異常停止したときに異常コードを発信し、必要に応じて表示部52に表示する。
図3は、制御部内の圧縮機駆動回路の回路図である。図3において、制御部4は、圧縮機11の運転周波数を制御するために、電源回路62、及びモータ駆動回路65を搭載している。
電源回路62は、ダイオードから成るブリッジ回路62a及び電解コンデンサー62bを有し、交流電源100から直流のモータ用電源を生成する。モータ駆動回路65は、インバータ回路65aとモータ駆動IC65bとを有している。インバータ回路65aは、6つのトランジスタからなるブリッジ回路である。モータ駆動IC65bは、インバータ回路65aの各トランジスタへ駆動信号を入力するICである。
マイコン40は、圧縮機11の運転周波数を所定の周波数にするために、その周波数に対応するパルス電圧が圧縮機11のモータへ供給されるように、モータ駆動IC65bを制御してインバータ回路65aの各トランジスタへ駆動信号を入力させる。
<空調機の動作>
空調機1では、四路切換弁12によって、冷房運転および暖房運転のいずれか一方に切り換えることが可能である。
(冷房運転)
冷房運転では、四路切換弁12が第1状態(図1の実線)に設定される。この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では室外熱交換器13が凝縮器となり、室内熱交換器15が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、室外熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器13を通過した冷媒は、膨張弁14を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器15で室内空気と熱交換して蒸発する。室内熱交換器15を通過した冷媒は、圧縮機11へ吸入されて圧縮される。
(暖房運転)
暖房運転では、四路切換弁12が第2状態(図1の点線)に設定される。そして、この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では、室外熱交換器13が蒸発器となり、室内熱交換器15が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、室内熱交換器15で室内空気と熱交換して凝縮する。凝縮した冷媒は、膨張弁14を通過する際に減圧された後、室外熱交換器13で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器13を通過した冷媒は、圧縮機11へ吸入されて圧縮される。
<圧縮機の最低周波数の設定>
圧縮機11の運転周波数は、圧縮機11に作用する負荷が小さくなるほど減少するが、信頼性を確保するため、予め、最低運転周波数(以下、最低周波数とよぶ)が設定されている。空調機1の工場出荷時における圧縮機11の最低周波数は、単品バラツキ及び安全率を考慮して、圧縮機11の実力より高めに設定されている。本実施形態に係る空調機1では、工場出荷後の実運転中に、圧縮機11の実力に応じた最低周波数が設定されるように、最低周波数設定制御が行われる。以下、最低周波数設定制御について、図面を用いて説明する。
図4は、最低周波数設定制御のフローチャートである。図4において、ステップS1で、マイコン40は、圧縮機11が起動しているか否かを判定し、noならば、引き続き圧縮機11が起動しているか否かを監視し、yesならば、ステップS2へ進む。
ステップS2で、マイコン40の設定部41が、記憶している前の最低周波数を最低周波数として設定する。空調機1が工場出荷後に初めて運転されるときは、工場出荷時に予め設定されている初期最低周波数を最低周波数として設定する。
ステップS3で、マイコン40は、圧縮機11の現在の運転周波数が最低周波数か否かを判定し、noならばステップS13へ進み、yesならばステップS4へ進む。なお。ステップS13は、圧縮機11の運転周波数が最低周波数になってからの経過時間Tのカウントを一時停止するためのコマンドであるが、時間TのカウントはステップS4で実行されるコマンドであるので、空調機1が圧縮機起動後の最初の最低周波数設定制御のときは時間Tのカウントは行われておらず、時間Tは0である。しかし、ステップS4以後のルーチンが進行し再びステップS3に戻ったときには、時間Tのカウントは進行中であるので、マイコン40は、ステップS13で時間Tのカウントを一時停止し、引き続き現在の運転周波数が最低周波数か否かを監視する。
ステップS4で、マイコン40は、圧縮機11の運転周波数が最低周波数になってからの経過時間Tをカウントして、ステップS5へ進む。
ステップS5で、マイコン40は、経過時間Tが所定時間Tsに達したか否かを判定し、noならば、ステップS21へ進み、yesならばステップS6へ進む。
ステップS6で、マイコン40は、記憶している圧縮機11の異常停止回数Nを0に設定する。空調機1が工場出荷後に初めて運転されるときは、工場出荷時に予めN=0と設定されている。
ステップS7で、マイコン40は、圧縮機11の現在の最低周波数が予め設定されている最低周波数範囲の下限値以下となっているか否かを判定し、noならば、ステップS11へ進み、yesならばステップS8へ進む。本実施形態では、圧縮機11の単品バラツキ及び安全率を考慮して最低周波数にも所定の範囲を持たせており、圧縮機11の実力より高めに設定されている。
ステップS8で、マイコン40は、圧縮機11の運転周波数を現在の最低周波数で維持する。つまり、圧縮機11は、バラツキ及び安全率を考慮して決められた最低周波数の下限値よりも低い周波数で運転されているので、省エネルギーを実現している。
次に、先のステップS7で、マイコン40がnoと判定しステップS11へ進む場合について説明する。ステップS11で、マイコン40は、現在の最低周波数が前に異常停止を起したエラー周波数に△Hzdownを加算した値より大きいか否かを判定し、noならばステップS8へ進み、yesならばステップS12へ進む。
ステップS12では、マイコン40の変更部43が、圧縮機11の現在の最低周波数を所定値△Hzdown(2Hz)だけ減じる。つまり、マイコン40は、そのエラー周波数に到達しない限り、最低周波数を減じても問題はないと判断している。
次に、先のステップS5で、マイコン40がnoと判定しステップS21へ進む場合について説明する。ステップS21で、マイコン40の判断部42が、圧縮機11に異常が発生していないか否かを判定し、noならば、ステップS3へ戻り、yesならばステップS22進む。圧縮機11の異常は、過電流検知部51によって検知される。例えば、最低周波数で稼動している圧縮機11に過電流が生じ、過電流検知部51がその過電流を検知したとき、圧縮機11を停止させる。つまり、マイコン40は、圧縮機11がその最低周波数で稼動することに無理があると判断している。
ステップS22で、マイコン40の判断部42は、異常回数Nに1を加えて異常回数Nを更新し、ステップS23へ進む。ステップS23で、判断部42は、異常回数Nが所定値N3(=3)に達したか否かを判定し、noならば、ステップS31へ進み、yesならば、ステップS24へ進む。
ステップS24で、マイコン40は、圧縮機11の現在の最低周波数が予め設定されている最低周波数範囲の上限値以上となっているか否かを判定し、noならばステップS41へ進み、yesならばステップS25へ進む。本実施形態では、最低周波数にも所定の範囲を持たせており、その範囲は、圧縮機11の単品バラツキ及び安全率を考慮して設定されている。
ステップS25で、マイコン40の判断部42は、異常回数Nが所定値N10(=10)に達したか否かを判定し、noならば、ステップS51へ進み、yesならば、ステップS26へ進む。
ステップS26で。マイコン40は、空調機1の運転を停止する。つまり、最低周波数が上限値以上で稼動していると判定され(ステップS24)、異常停止が所定値N3以上と判定された(ステップS25)ので、最低周波数による異常ではなく、他の異常があると判断される。
次に、先のステップS23で、マイコン40がnoと判定しステップS31へ進む場合について説明する。ステップS31で、マイコン40の変更部43が、現在の最低周波数を維持することを決定する。
ステップS32で、マイコン40は、圧縮機11を起動させるために、圧縮機再起動条件が成立したか否かを判定し、noならば引き続き圧縮機再起動条件が成立したか否かを監視し、yesならば圧縮機11を再起動させてステップS3へ戻る。
次に、先のステップS24で、マイコン40がnoと判定しステップS41へ進む場合について説明する。ステップS41で、マイコン40の変更部43が、最低周波数を所定値(2Hz)増加させる。つまり、マイコン40は、現在の最低周波数がまだ上限値に達していないと判定した(ステップS24)ので、まだ最低周波数を増加させる余裕があると判断している。
そして、マイコン40の判断部42が、ステップS42で前の最低周波数を記憶し、ステップS43で異常回数Nをリセットし、ステップS32へ進む。ステップS32で、マイコン40は、圧縮機11を起動させるために、圧縮機再起動条件が成立したか否かを判定し、noならば引き続き圧縮機再起動条件が成立したか否かを監視し、yesならば圧縮機11を再起動させてステップS3へ戻る。
次に、先のステップS25で、マイコン40がnoと判定しステップS51へ進む場合について説明する。ステップS51で、マイコン40の変更部43が、現在の最低周波数を維持することを決定し、ステップS32に進む。ステップS32で、マイコン40は、圧縮機11を起動させるために、圧縮機再起動条件が成立したか否かを判定し、noならば引き続き圧縮機再起動条件が成立したか否かを監視し、yesならば圧縮機11を再起動させてステップS3へ戻る。
以上のように、マイコン40は、最低周波数設定制御を通して、最低周波数で稼働中の圧縮機11が正常か異常かを判定し、異常停止した頻度が高い場合は最低周波数を増加させ、正常運転の頻度が高い場合は最低周波数を減少させる。なお、最低周波数の設定時に発生する圧縮機11の停止は、異常負荷による圧縮機11の異常停止と異なるので、マイコン40の異常診断部44は、最低周波数設定制御中に圧縮機11が異常停止した場合でも、表示部52へ異常コードを表示しない。したがって、ユーザーに不安感を与えることは回避される。
<特徴>
(1)
空調機1では、マイコン40の変更部43は、圧縮機11が設定部41で設定された最低周波数で異常停止することなく所定時間運転を継続したときに最低周波数の値を減少させるので、余裕を持たせた一定の最低周波数で運転されるよりも省エネルギーである。また、圧縮機11がより低い最低周波数で運転されることにより、温湿度制御の範囲が拡大し快適性が向上するだけでなく、圧縮機11の寿命が延びる。
(2)
また、変更部43は、異常停止の回数が所定回数に到達したとき最低周波数を増加させる。圧縮機11の最低周波数の値が増加された後に圧縮機11が異常停止することなく所定時間運転を継続することができたとき、変更部43は最低周波数の値を減少させるが異常停止したときの値までは減少させない。その結果、圧縮機11の最低周波数が異常停止しない最低の値に維持されるので、現実の運転状況に適した省エネルギー運転が図られる。
以上のように、本発明によれば、空調機に有用である。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置を用いた空調機の構成図。 制御部のブロック図。 制御部内の圧縮機駆動回路の回路図。 最低周波数設定制御のフローチャート。
符号の説明
11 圧縮機
41 設定部
42 判断部
43 変更部
44 異常診断部

Claims (4)

  1. 圧縮機(11)の運転周波数の変更によって前記圧縮機(11)の容量制御を行う冷凍装置において、
    前記圧縮機(11)の起動後に前記運転周波数の最低周波数を設定する設定部(41)と、
    前記圧縮機(11)が前記最低周波数で運転されている間に前記圧縮機(11)を異常と判断したときは前記圧縮機(11)を異常停止させる判断部(42)と、
    前記圧縮機(11)が前記設定部(41)で設定された前記最低周波数で異常停止することなく所定時間運転を継続したときに前記最低周波数の値を減少させる変更部(43)と、
    を備えた冷凍装置。
  2. 前記判断部(42)は、前記圧縮機(11)が前記最低周波数で運転しているときに発生した異常停止の回数を計数し、
    前記変更部(43)は、前記異常停止の回数が所定回数に到達したとき前記最低周波数を増加させる、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記圧縮機(11)の前記最低周波数の値が増加された後に前記圧縮機(11)が異常停止することなく所定時間運転を継続することができたとき、前記変更部(43)は、前記最低周波数の値を減少させるが、前記異常停止したときの値までは減少させない、
    請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記圧縮機(11)が異常停止したときに異常コードを発信する異常診断部(44)をさらに備え、
    前記異常診断部(44)は、前記圧縮機(11)が前記最低周波数で異常停止したとき前記異常コードを発信しない、
    請求項2に記載の冷凍装置。
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