JP2010101486A - センサー付転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外輪11の内周面、内輪12の外周面の軸方向両端には、円環状の取付溝14、15が形成されている。センサー部材16は、一端が外輪11の取付溝14に固着された側面を有する円筒状の第一のセンサーリング17と、一端が内輪12の取付溝15に固着されると共に前記センサー保持部17の内側に設けられた第二のセンサーリング18と、前記センサーリング17及び18間に装着された円筒形状のセンサー部19と、を備える。
【選択図】図2
Description
転動体と、
前記転動体は転動する軌道面を有すると共に該軌道面側の周面に取付溝が形成されている外輪及び内輪と、
前記外輪の軌道面側の周面に挿嵌される挿嵌部を有すると共に前記取付溝に係合する突起部が該挿嵌部に形成されている円筒形状の第一のセンサー保持部と、
前記内輪の軌道面側の周面に挿嵌される挿嵌部を有すると共に前記取付溝に係合する突起部が該挿嵌部に形成されている円筒形状の第二のセンサー保持部と、
前記第一のセンサー保持部の内周面に固着されたステータと、
前記ステータに対向して第二のセンサー保持部の外周面に固着されたローターと、
前記第一及び前記第二のセンサー保持部の突起部に円周方向に対向して少なくとも2箇所に設けられた切割と、
を備え、
前記第一及び第二のセンサー保持部をそれぞれ前記外輪、前記内輪に嵌め込む際に前記切割により前記突起部を縮径して前記取付溝に挿嵌し、該突起部を軸心方向にかしめることを特徴とする。
この場合、前記突起部及び前挿嵌部には前記取付溝、前記軌道周面に嵌め込む際の圧入代が形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、外輪及び内輪の取付溝に第一及び第二のセンサー保持部の突起部を嵌め込み方向(軸方向)に圧入代を設けることにより、第一及び第二のセンサー保持部の軸方向の抜け止め及び外輪軌道及び内輪軌道と第一及び第二のセンサー保持部との供回りを防止できる。
図1のセンサー付転がり軸受10は、外輪11及び内輪12と、前記外輪11及び内輪12との間で周方向に所定間隔を保って複数配置された転動体として玉13と、を備える。
外輪11の内周面、内輪12の外周面の軸方向両端には、円環状の取付溝14、15が形成されている。
図1に示すようにセンサー部材16は、一端が外輪11の取付溝14に固着された側面を有する樹脂製の円筒状の第一のセンサーリング(第一のセンサーリング17)と、一端が内輪12の取付溝15に固着されると共に前記第センサー保持部17の内側に設けられた樹脂製の円筒状の第二のセンサーリング(第二のセンサー保持部)18と、前記センサーリング17及び18間に装着された円筒形状のセンサー部19と、を備える。
図3及び図4に示すように、前記突起部21には円周方向に均等に複数箇所、例えば4箇所に切割25が削成されている。切割25は4箇所を設けたが少なくとも2箇所均等に
設ければよい。また、取付溝14に嵌め込まれる突起部21及び内周面端部22に係合する挿嵌部23には、圧入代34及び35が設けられている。
なお、第一のセンサーリング17の取付部20は径方向に側壁部24を形成し、玉13間に充填した潤滑剤、例えばグリース(図示しない)の漏れを防止している。
図4及び図5に示すように、前記突起部27には円周方向に均等に複数個、例えば4個の切割31が削成されている。切割31は4箇所を設けたが少なくとも2箇所均等に設ければよい。また、取付溝15に嵌め込まれる突起部27及び内周面端部28に係合する挿嵌部29には、圧入代36及び37が設けられている。
先ず、外輪11に第一のセンサーリング17を固定する場合には、該センサーリング17の外周面の突起部21を工具(図示しない)にて把持し、突起部21に形成された切割25を閉じて該突起部21を縮径して取付溝14に嵌め込むと共に、挿嵌部24を内周面端部22に係合する。
次いで、外輪11の一端及び第一のセンサーリング17を挿嵌した他端を工具(図示しない)により軸心方向にかしめると、突起部21及び挿嵌部23は圧入代34及び35により取付溝14及び内周面端部22に挟み込む状態で保持される。
この状態で、第一のセンサーリング17の内周面の略中央に軸心方向に指向して円筒形状のステータ32を接着剤により固着する。
次いで、第二のセンサーリング18の内周面端部28の突起部27を工具(図示しない)にて把持し、突起部27に形成された切割31を開き、該突起部27を拡径して取付溝15に嵌め込むと共に、挿嵌部29を内周面端部28に係合する。
次いで、内輪12の一端及び第二のセンサーリング18を挿嵌した他端を工具(図示しない)により軸方向にかしめると、突起部27及び挿嵌部29は圧入代36及び37により取付溝15及び内周面端部28に挟み込む状態で保持される。
図8中、図2に示す構成要素と同一の構成要素については同一符号を示して詳細な説明を省略する。以下、同様とする。
センサー付転がり軸受60において、軸受の外輪11の外径及び内輪12の内径の寸法公差は、一般的に例えばラジアル玉軸受6204では、10μの範囲に管理されており、該軸受を樹脂製の第一及び第二のセンサーリング61,62を軸受に組み込んだ際に外輪11の外径及び内輪12の内径に膨張を生じて軸受の寸法規格外れを発生するおそれがある。
さらに、樹脂製の第一及び第二のセンサーリング61,62を高温、例えば70℃以上で使用した際に軸受の内輪12と第二のセンサーリング62との線膨張係数の違いにより内輪12と第二のセンサーリング62間にすべりが発生する。
これによって、高温時に線膨脹係数の違いにより径方向への伸びようとする樹脂製の第二のセンサーリング62を鉄製のリングスプリング62または板ばね71により押し込む
このセンサー付転がり軸受70の特徴はリングスプリング62に換わって板ばね71を用いてことである。これによって、高温時に線膨脹係数の違いにより径方向への伸びようとする樹脂製の第二のセンサーリング62を鉄製の板ばね71により押し込むことにより内輪12と第二のセンサーリング62が回転することを防止している。
図10に示すセンサー付転がり軸受80では、内輪12の取付溝15の傾斜角を該傾斜角に対向する第二のセンサーリング82の切割31の先端部の傾斜角より大きくすることにより、高温時に軸心方向へも第二のセンサーリング82が伸びることを利用し内輪12の取付溝15の傾斜角のA部を第二のセンサーリング82の切割の先端部Bに接触させて内輪12と第二のセンサーリング82が回転することを防止する。
11 外輪 12 内輪
13 玉 14、15 取付溝
16 センサー部材 17、18、62、72,82 センサーリング
19 センサー部 20、26 取付部
21、27 突起部 22、28 内周面端部
23,29 挿嵌部 24、30 側壁部
25、31 切割 32 ステータ
33 ローター 34〜37 圧入代
40 主軸装置 42、43 軸受
44 駆動軸
Claims (2)
- 転動体と、
前記転動体は転動する軌道面を有すると共に該軌道面側の周面に取付溝が形成されている外輪及び内輪と、
前記外輪の軌道面側の周面に挿嵌される挿嵌部を有すると共に前記取付溝に係合する突起部が該挿嵌部に形成されている円筒形状の第一のセンサー保持部と、
前記内輪の軌道面側の周面に挿嵌される挿嵌部を有すると共に前記取付溝に係合する突起部が該挿嵌部に形成されている円筒形状の第二のセンサー保持部と、
前記第一のセンサー保持部の内周面に固着されたステータと、
前記ステータに対向して第二のセンサー保持部の外周面に固着されたローターと、
前記第一及び前記第二のセンサー保持部の突起部に円周方向に対向して少なくとも2箇所に設けられた切割と、
を備え、
前記第一及び第二のセンサー保持部をそれぞれ前記外輪、前記内輪に嵌め込む際に前記切割により前記突起部を縮径して前記取付溝に挿嵌し、該突起部を軸心方向にかしめることを特徴とするセンサー付転がり軸受。 - 請求項1記載のセンサー付転がり軸受において
前記突起部及び前挿嵌部には前記取付溝、前記軌道周面に嵌め込む際の圧入代が形成されたことを特徴とするセンサー付転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119495A JP2010101486A (ja) | 2008-09-29 | 2009-05-18 | センサー付転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
JP2008250200 | 2008-09-29 | ||
JP2009119495A JP2010101486A (ja) | 2008-09-29 | 2009-05-18 | センサー付転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101486A true JP2010101486A (ja) | 2010-05-06 |
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Family Applications (1)
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JP2009119495A Pending JP2010101486A (ja) | 2008-09-29 | 2009-05-18 | センサー付転がり軸受 |
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JP (1) | JP2010101486A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005076747A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Ntn Corp | 回転センサ付き軸受 |
JP2007303566A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Ntn Corp | 回転センサ付き転がり軸受 |
-
2009
- 2009-05-18 JP JP2009119495A patent/JP2010101486A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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