JP2010100246A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックボデーが分割構造の場合でも、ロックバーからの荷重に対するロックボデーの強度を確保することができる。
【解決手段】本ステアリングロック装置では、ロック状態のステアリングシャフト50に対して回転力が付与されると、ロックバー48にはステアリングシャフト50からその周方向の一側(矢印A側)又は他側(矢印B側)へ向いた荷重が入力される。この荷重は、第2ロックボデー18の外周部から装着孔40の内周部に入力され、装着孔40をステアリングシャフト50の周方向へ拡大させようとするが、装着孔40の内周部は、嵌合突部60と嵌合孔64との嵌合構造、及び嵌合突部62と嵌合突部66との嵌合構造により、前記周方向の両側で第2ロックボデー18の外周部に連結されている。このため、第2ロックボデー18の強度によって装着孔40の拡大が抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の盗難防止のためにステアリングシャフトの回転を規制するステアリングロック装置に関する。
従来、車両のステアリングロック装置(例えば、特許文献1参照)は、ステアリングコラムに取り付けられるロックボデーと、このロックボデーに対してスライド可能に取り付けられたロックバーとを備えており、このロックバーがステアリングシャフトに係合することでステアリングシャフトの回転が規制されるようになっている。
特開2007−247314号公報
ところで、ロックボデーを二分割すると共に、二分割したうちの一方にロックバー及びロックバーのスライド機構を組み付けてユニット化することが考えられている。しかしながら、このような二分割構造の場合には、ロックボデーが二分割されていない場合に比べて、ロックボデーの構成部材の強度が低くなる。このため、上記回転規制状態でステアリングが回転操作されることによりロックバーを介してロックボデーに入力される過大な荷重に対して、ロックボデーの強度が不足する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、ロックボデーが分割構造の場合でも、ロックバーからの荷重に対するロックボデーの強度を確保することができるステアリングロック装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るステアリングロック装置は、ステアリングコラムの外周部に固定されると共に、前記ステアリングコラムに対向する部位に装着孔が形成された第1ロックボデーと、前記装着孔に挿入されて前記第1ロックボデーに装着された第2ロックボデーと、前記第2ロックボデーに取り付けられ、ステアリングシャフトの回転を規制するロックバーと、前記ロックバーの周方向に少なくとも一つ設けられ、前記装着孔の内周部と前記第2ロックボデーの外周部とを連結する連結手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載のステアリングロック装置では、ロックボデーが第1ロックボデーと第2ロックボデーとに分割されており、第1ロックボデーがステアリングコラムの外周部に固定される。この第1ロックボデーには、ステアリングコラムに対向する部位に装着孔が形成されており、この装着孔には、第2ロックボデーが装着される。この第2ロックボデーには、ロックバーが取り付けられており、このロックバーによってステアリングシャフトの回転が規制される。
ここで、上記回転規制状態でステアリングシャフトに対して回転力が付与されると、ロックバーにはステアリングシャフトからその周方向の一側又は他側へ向いた荷重が入力される。この荷重は、前記周方向の一側又は他側において、第2ロックボデーの外周部から第1ロックボデーの装着孔の内周部に入力され、装着孔を前記周方向へ拡大させようとするが、装着孔の内周部は、連結手段によって第2ロックボデーの外周部に連結されている。このため、第2ロックボデーの強度によって装着孔の拡大が抑制される(第1ロックボデーが補強される)。これにより、第1ロックボデー及び第2ロックボデーの全体としての強度を確保することができる。
請求項2に記載の発明に係るステアリングロック装置は、請求項1に記載のステアリングロック装置において、前記連結手段は、前記ロックバーに対して前記ステアリングシャフトの周方向の少なくとも片側に設けられることを特徴としている。
請求項2に記載のステアリングロック装置では、ロックバーに対してステアリングシャフトの周方向の少なくとも片側に設けられた連結手段によって、第1ロックボデーの装着孔の内周部と第2ロックボデーの外周部とが連結されている。このため、ステアリングシャフトの周方向を向いた荷重に対する第1ロックボデーの強度を、第2ロックボデーの強度によって良好に向上させることができる。
請求項3に記載の発明に係るステアリングロック装置は、請求項1に記載のステアリングロック装置において、前記連結手段は、前記ロックバーに対して前記ステアリングシャフトの周方向の両側にそれぞれ設けられることを特徴としている。
請求項3に記載のステアリングロック装置では、ロックバーに対してステアリングシャフトの周方向の両側にそれぞれ設けられた連結手段によって、第1ロックボデーの装着孔の内周部と第2ロックボデーの外周部とが連結されている。このため、ステアリングシャフトの周方向を向いた荷重に対する第1ロックボデーの強度を、第2ロックボデーの強度によって一層良好に向上させることができる。
請求項4に記載の発明に係るステアリングロック装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のステアリングロック装置において、前記連結手段は、前記装着孔の内周部及び前記第2ロックボデーの外周部の何れか一方に設けられた嵌合孔と、前記装着孔の内周部及び前記第2ロックボデーの外周部の何れか他方に設けられ、前記嵌合孔に嵌合することで前記嵌合孔に対する前記周方向の変位を阻止される嵌合凸部とを有することを特徴としている。
請求項4に記載のステアリングロック装置では、第1ロックボデーの装着孔の内周部及び第2ロックボデーの外周部の何れか一方に設けられた嵌合孔に、何れか他方に設けられた嵌合凸部が嵌合する。この嵌合状態では、嵌合凸部は、嵌合孔に対するステアリングシャフト周方向への変位を阻止されるので、第1ロックボデーと第2ロックボデーとを、簡単な構成でステアリングシャフトの周方向に連結することができる。
以上説明したように、本発明に係るステアリングロック装置では、ロックボデーが二分割構造の場合でも、ロックバーからの荷重に対するロックボデーの強度を確保することができる。
図1には、本発明の実施形態に係るステアリングロック装置10の主要部の構成が横断面図にて示されている。また、図2には、このステアリングロック装置10の部分的な構成が縦断面図にて示されている。なお、図1では、説明の都合上、一部の部材のハッチングを省略してある。
ステアリングロック装置10は、車両のステアリングコラム12に取り付けられたロックボデー14を備えている。このロックボデー14は、その本体部を構成する第1ロックボデー16(図3参照)と、この第1ロックボデー16に装着される第2ロックボデー18(図4参照)とに二分割された構成になっている。
第1ロックボデー16は、略円筒状に形成された本体部16Aと、この本体部16Aの軸線方向一端部(図1では右側の端部)から斜めに延出された固定部16Bとを備えている。固定部16Bは半円筒状に形成されており、同じく半円筒状に形成された固定片20に対応している。固定部16B及び固定片20は、組み合わされることで円筒状になる構成になっており、各周方向一端部が支軸22(図2参照)によって回転可能に連結されている。これらの固定部16B及び固定片20は、各々の内周面をステアリングコラム12の外周面に密着させた状態で、各周方向他端部がボルト24によって締結されている。これにより、第1ロックボデー16がステアリングコラム12の外周部に固定されている。
第1ロックボデー16の本体部16Aは、軸線方向他端側(図1では左側)の内側がシリンダ収容孔26とされている。このシリンダ収容孔26の内部には、イグニッションシリンダ28が収容されている。イグニッションシリンダ28は、円筒状に形成されてシリンダ収容孔26内に同軸的に嵌め込まれたロータケース30を有している。このロータケース30は、ストッパピン32によって第1ロックボデー16の本体部16Aに係止されており、本体部16Aに対して相対回転不能でかつ軸線方向に相対移動不能に取り付けられている。
ロータケース30の内側(筒内)には、円柱状に形成されたキーロータ34が同軸的に収容されている。キーロータ34は、ロータケース30の内周部によって回転可能に支持されると共に、ロータケース30に対して軸線方向一側(図1では左側)へ抜止状態で且つ軸線方向他側(図1では右側)へ相対移動可能とされている。
シリンダ収容孔26の開口側に配置されたキーロータ34の軸線方向一端部(図1では左側の端部)には、キー36の差込口が形成されている。また、キーロータ34の軸線方向中間部には、複数のタンブラ38が装着されている。これらのタンブラ38は、正規のキー36がキー差込口からキーロータ34の内部に差し込まれた場合にのみ、キーロータ34のロータケース30に対する回転を許容する。
なお、キーロータ34は、キー36の回転操作によってLOCK位置とACC位置との間で回転されると共に、ACC位置を介してLOCK位置とは反対側に設定されたON位置、及びON位置を介してACC位置とは反対側に設定されたSTART位置へ回転される構成となっている。また、キー36は、キーロータ34がACC位置、ON位置、及びSTART位置に位置する状態では、タンブラ38によってキーロータ34からの抜け出しを規制されるようになっており、キーロータ34がLOCK位置に位置する状態でのみ、キー36をキーロータ34に抜き差しできる構成となっている。
一方、第1ロックボデー16の本体部16Aの軸線方向一端側(図1では右側)は、その内側が第2ロックボデー18を装着するための断面略矩形の装着孔40とされている。第2ロックボデー18は、図4に示されるように、略有底円筒状に形成されたカムシャフト収容部18Aと、このカムシャフト収容部18Aの外周部に一体的に接続された略角筒状のロックバー収容部18Bとを備えており、装着孔40の内側に挿入されて第1ロックボデー16に装着されている(装着孔40に嵌合している)。
カムシャフト収容部18Aは、キーロータ34と同軸的に配置されており、このカムシャフト収容部18Aの内側には、略円柱状に形成されたカムシャフト42が回転可能に支持されている。カムシャフト42は、キーロータ34と同軸的に配置されており、キーロータ34に対して相対回転不能に連結されている。 なお、キーロータ34とカムシャフト42との間には、図示しない圧縮コイルスプリングが配置されており、この圧縮コイルスプリングによってキーロータ34が軸線方向一側(図1では左側)へ付勢されている。このため、キーロータ34は、通常は図1に示す位置に配置されているが、キーロータ34に差し込まれたキー36により押込操作されると、上記圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して軸線方向他側(図1では右側)へ移動するようになっている。
カムシャフト42の内側には、リターンスプリング44が収容されており、カムシャフト42は、リターンスプリング44によって常にLOCK位置方向へ付勢されている。
また、カムシャフト42のキーロータ34と反対側の端部には、連結部42Aが突設されており、この連結部42Aは、カムシャフト収容部18Aの底壁を貫通してカムシャフト収容部18Aの外側(ステアリングコラム12側)へ突出している。カムシャフト収容部18Aのステアリングコラム12側には、イグニッションスイッチ46が取り付けられている。イグニッションスイッチ46は、連結部42Aを介してカムシャフト42に連結されており、カムシャフト42(キーロータ34)の回転に伴って図示しない接点の接続が切り替えられるようになっている。
一方、ロックバー収容部18Bの内部には、長尺な角柱状に形成されたロックバー48が収容されている。このロックバー48は、ステアリングコラム12内に設けられたステアリングシャフト50に係合し、ステアリングシャフト50の回転を規制するロック位置(図1及び図2に示される位置)と、当該規制を解除するアンロック位置との間でスライド可能とされており、ロックバー収容部18B内に設けられた圧縮コイルスプリング52の付勢力によって常にロック位置方向へ付勢されている。なお、本ステアリングロック装置10では、ロックバー48のスライド方向は、キーロータ34の軸線方向と平行に設定されている。
さらに、ロックバー48とカムシャフト42との間には、略ブロック状に形成されたスライダ54が設けられている。スライダ54には、ロックバー48側へ突出する凸部が設けられており、この凸部はロックバー48の幅方向端部に形成された凹部に嵌合している。これにより、スライダ54はロックバー48に連結されており、ロックバー48と一体でロック位置とアンロック位置との間でスライドする。
また、スライダ54には、カムシャフト42に設けられた螺旋状の傾斜面(図示省略)に当接可能に対向する被駆動爪54Aが設けられている。この被駆動爪54Aは、カムシャフト42がキーロータ34と共にLOCK位置からACC位置へと回転された際に上記傾斜面と摺動するようになっており、スライダ54は、この摺動により、圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗してロックバー48と共にロック位置からアンロック位置へとスライドされる。
そして、カムシャフト42がACC位置に達すると、被駆動爪54Aがカムシャフト42の軸線方向一端部に引っ掛かることで、スライダ54がロックバー48と共にアンロック位置に保持される。なお、カムシャフト42がON位置、及びSTART位置に配置された状態では、後述するロックアーム56とカムシャフト42との係合によって、スライダ54及びロックバー48がアンロック位置に保持される。
また、被駆動爪54Aはカムシャフト42がキーロータ34と共にACC位置からLOCK位置へと回転すると、カムシャフト42の軸線方向一端部に対する引っ掛かりを解除されるようになっている。
一方、スライダ54の一側(図1では左側)でキーロータ34の径方向側方には、長尺な板状に形成されたロックアーム56が配置されている。ロックアーム56は、長手方向をキーロータ34の軸線方向に沿わせた状態で配置されており、長手方向中間部が支軸58によって第1ロックボデー16の本体部16Aに回動可能に軸支されている。
ロックアーム56の長手方向一端部(図1では左側の端部)には、キーロータ34側へ突出するロータ係合部56Aが設けられている。ロックアーム56は、図示しない付勢部材によって、ロータ係合部56Aの先端がキーロータ34の外周部に当接する方向へ付勢されている。キーロータ34の外周部には、キーロータ34の回転時にロータ係合部56Aの先端と摺動する凹凸部(図示省略)が設けられており、ロックアーム56は、キーロータ34の回転に連動して支軸58周りに回動される構成になっている。
ロックアーム56の長手方向他端部には、キーロータ34側へ突出する係止爪56Bが設けられている。この係止爪56Bは、スライダ54に設けられた被係止爪54Bに対応しており、スライダ54がロック位置からアンロック位置へとスライドされた際(カムシャフト42がLOCK位置からACC位置へ回転された際)に、被係止爪54Bに引っ掛かるようになっている。これにより、スライダ54がロックバー48と共にアンロック位置に保持される。
なお、キーロータ34がACC位置、ON位置、及びSTART位置に配置された状態では、ロータ係合部56Aとキーロータ34の外周部との係合により、ロックアーム56の回動が規制されるようになっている。これにより、係止爪56Bと被係止爪54Bとの引っ掛かり状態が維持され、スライダ54がアンロック位置に拘束される。
また、カムシャフト42がACC位置からLOCK位置へ回転されると、前述したように、スライダ54がカムシャフト42の軸線方向一端部に対する引っ掛かりを解除される。そして、キー36がキーロータ34から抜き取られると、ロックアーム56が支軸58周りの回転を許容される。このため、スライダ54は、ロックバー48に作用する圧縮コイルスプリング52の付勢力によって、ロックバー48と共にロック位置へと移動される。これにより、ロックバー48の先端部がステアリングシャフト50に係合し、ステアリングシャフト50の回転が規制される(図2参照)。
ここで、図2に示されるように、本実施形態では、第2ロックボデー18のロックバー収容部18Bの外周部には、ロックバー48に対してステアリングシャフト50の周方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向)の両側において、それぞれ連結手段を構成する嵌合凸部60、62が一体的に突出形成されている。これらの嵌合凸部60、62は、図5に示されるように、断面略T字状に形成されており、断面の細幅側がロックバー収容部18Bの外周部(側面)に一体的に接続されると共に、ロックバー収容部18Bの長手方向一端部に形成されたフランジ部18Cに一体的に接続されている(図4参照)。
また、図6に示されるように、第1ロックボデー16の装着孔40の内周部には、互いに対向する部位に嵌合孔64、66が形成されている。これらの嵌合孔64、66は、嵌合凸部60、62に対応する断面略T字状に形成されており、断面の細幅側が開口すると共に、ステアリングコラム12側が開口している。
第2ロックボデー18の一方の嵌合凸部60は、第2ロックボデー18が装着孔40に挿入される際に、第1ロックボデー16の一方の嵌合孔64に挿入されて嵌合される。この嵌合状態では、嵌合凸部60の段部60A(図5参照)が嵌合孔64の段部64A(図6参照)に当接することで、嵌合凸部60が嵌合孔64に対してステアリングシャフト50の周方向他側(図2の矢印B側)への変位(離脱)を阻止される。
また、第2ロックボデー18の他方の嵌合凸部62は、第2ロックボデー18が装着孔40に挿入される際に、第1ロックボデー16の他方の嵌合孔66に挿入されて嵌合する。この嵌合状態では、嵌合凸部62の段部62A(図5参照)が嵌合孔66の段部66A(図6参照)に当接することで、嵌合凸部62が嵌合孔66に対してステアリングシャフト50の周方向一側(図2の矢印A側)への変位(離脱)を阻止される。これにより、第1ロックボデー16と第2ロックボデー18とが、ステアリングシャフト50の周方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向)に強固に連結される構成になっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成のステアリングロック装置10では、ロックボデー14が第1ロックボデー16と第2ロックボデー18とに二分割されており、第1ロックボデー16がステアリングコラム12の外周部に固定されている。この第1ロックボデー16には、ステアリングコラム12に対向する部位に装着孔40が形成されており、この装着孔40には、第2ロックボデー18が装着されている。この第2ロックボデー18には、ロックバー48が取り付けられており、このロックバー48によってステアリングシャフト50の回転が規制される。
ここで、上記回転規制状態でステアリングシャフト50に対して回転力が付与されると、ロックバー48にはステアリングシャフト50からその周方向の一側(図2の矢印A側)又は他側(図2の矢印B側)へ向いた荷重が入力される。この荷重は、前記周方向の一側又は他側において、第2ロックボデー18の外周部から装着孔40の内周部に入力され、装着孔40をステアリングシャフト50の周方向へ拡大させようとするが、装着孔40の内周部は、連結手段(嵌合凸部60と嵌合孔64との嵌合構造、及び、嵌合凸部62と嵌合凸部66との嵌合構造)により、前記周方向の両側で第2ロックボデー18の外周部に連結されている。すなわち、装着孔40の内周部は、第2ロックボデー18を介してステアリングシャフト50の周方向に連結されているため、第2ロックボデー18の強度によって装着孔40の拡大が抑制される(第1ロックボデー16が補強される)。これにより、ロックボデー14の強度を良好に確保することができる。
また、本実施形態では、嵌合凸部60、62と嵌合孔64、66とが共に断面略T字状に形成されており、一方の嵌合凸部60は、一方の嵌合孔64に対してステアリングシャフト50の周方向他側(図2の矢印B側)への変位を阻止され、他方の嵌合凸部62は、他方の嵌合孔66に対してステアリングシャフト50の周方向他側(図2の矢印A側)への変位を阻止される。したがって、簡単な構成で第2ロックボデー18の外周部と装着孔40の内周部とをステアリングシャフト50の周方向に強固に連結することができ、第2ロックボデー18と第1ロックボデー16との間での前記周方向の荷重の伝達を良好に行うことができる。
なお、上記実施形態では、嵌合凸部60、62と嵌合孔64、66とが断面略T字状に形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、嵌合凸部及び嵌合孔の形状は適宜変更することができる。例えば、図7(A)に示されるように嵌合凸部70と嵌合孔72とを断面台形状に形成してもよいし、図7(B)に示されるように嵌合凸部74と嵌合孔76とを断面異形形状に形成してもよい。或いは図7(C)に示されるように嵌合凸部78と嵌合孔80とを断面L字状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、第1ロックボデー16に嵌合孔64、66が設けられ、第2ロックボデー18に嵌合凸部60、62が設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、図7(D)、(E)に示されるような単なる段部82、84(連結手段)によって第1ロックボデーと第2ロックボデーとが連結される構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、連結手段としての嵌合凸部60、62及び嵌合孔64、66が、ロックバー48に対してステアリングシャフト50の周方向の両側に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、連結手段がロックバー48に対してステアリングシャフト50の周方向の片側だけに設けられた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、連結手段としての嵌合凸部60、62及び嵌合孔64、66が、ロックバー48に対してステアリングシャフト50の周方向に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、連結手段がロックバー48に対してステアリングシャフト50の軸方向に設けられた構成にしてもよいし、或いは、連結手段がロックバー48に対してステアリングシャフト50の径方向に複数設けられた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、第1ロックボデー16の装着孔40が断面略矩形に形成され、第2ロックボデー18のロックバー収容部18Bが略角筒状に形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、ロックバー収容部18B、及び装着孔40の形状は適宜変更することができる。例えば、装着孔40が断面円形に形成され、ロックバー収容部18Bが略円筒状に形成された構成にしてもよい。この場合、連結手段は、ロックバー48の周方向に少なくとも一つ設けられていればよい。
本発明の実施形態に係るステアリングロック装置の構成を示す概略的な横断面図である。 図1に示されるステアリングロック装置の部分的な構成を示す概略的な縦断面図である。 図1に示されるステアリングロック装置の構成部材である第1ロックボデーの装置の構成を示す斜視図である。 図1に示されるステアリングロック装置の構成部材である第2ロックボデーの装置の構成を示す斜視図である。 図4に示される第2ロックボデーの端面図である。 図3に示される第1ロックボデーの部分的な構成を示す端面図である。 本実施形態に係るステアリングロック装置の連結手段の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 ステアリングロック装置
12 ステアリングコラム
14 ロックボデー
16 第1ロックボデー
18 第2ロックボデー
48 ロックバー
50 ステアリングシャフト
60、62 嵌合凸部(連結手段)
64、66 嵌合孔(連結手段)

Claims (4)

  1. ステアリングコラムの外周部に固定されると共に、前記ステアリングコラムに対向する部位に装着孔が形成された第1ロックボデーと、
    前記装着孔に挿入されて前記第1ロックボデーに装着された第2ロックボデーと、
    前記第2ロックボデーに取り付けられ、ステアリングシャフトの回転を規制するロックバーと、
    前記ロックバーの周方向に少なくとも一つ設けられ、前記装着孔の内周部と前記第2ロックボデーの外周部とを連結する連結手段と、
    を備えたステアリングロック装置。
  2. 前記連結手段は、前記ロックバーに対して前記ステアリングシャフトの周方向の少なくとも片側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記連結手段は、前記ロックバーに対して前記ステアリングシャフトの周方向の両側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  4. 前記連結手段は、前記装着孔の内周部及び前記第2ロックボデーの外周部の何れか一方に設けられた嵌合孔と、前記装着孔の内周部及び前記第2ロックボデーの外周部の何れか他方に設けられ、前記嵌合孔に嵌合することで前記嵌合孔に対する前記周方向の変位を阻止される嵌合凸部とを有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のステアリングロック装置。
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