JP2010099869A - 薪割り機 - Google Patents

薪割り機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010099869A
JP2010099869A JP2008271374A JP2008271374A JP2010099869A JP 2010099869 A JP2010099869 A JP 2010099869A JP 2008271374 A JP2008271374 A JP 2008271374A JP 2008271374 A JP2008271374 A JP 2008271374A JP 2010099869 A JP2010099869 A JP 2010099869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cylinder
splitting
firewood
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008271374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4927059B2 (ja
Inventor
Koji Yoshimasu
宏次 吉益
Seiichi Kihara
聖一 木原
Takashi Kanai
隆史 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2008271374A priority Critical patent/JP4927059B2/ja
Publication of JP2010099869A publication Critical patent/JP2010099869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4927059B2 publication Critical patent/JP4927059B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Abstract

【課題】スライド専用の駆動装置を設けることなく、機械全体を容易に伸縮させることができる薪割り機を提供する。
【解決手段】薪材を載置する載置フレーム2と、この載置フレーム2の長手方向一方側に固定され、薪材の側方一方側部分に当接する薪受け部3と、ロッド先端に薪割り刃9を取り付け、この薪割り刃9を薪材の側方反対側部分に圧接するように駆動する薪割り用シリンダ8と、載置フレーム2の長手方向反対側にスライド可能に接続され、薪割り用シリンダ8を固定支持するシリンダ用フレーム5とを備えた薪割り機1であって、薪割り用シリンダ8の伸縮駆動によってシリンダ用フレーム5が載置フレーム2に対してスライドするように、薪受け部3と薪割り刃9とを連結可能な連結金具30を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、薪割り機に係わり、特に、薪材側の第1フレームとシリンダ側の第2フレームとがスライド可能に接続された薪割り機に関する。
従来、薪割り作業を行う薪割り機において、例えば、車輪を有する荷台と、この荷台に設けられた薪材載置部と、この薪材載置部の一方側に設けられた薪材抑え部と、薪材載置部の反対側に設けられた油圧シリンダと、この油圧シリンダのロッド先端に設けられた薪割り刃とを備えたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この薪割り機は、原動機(例えばエンジン又はモータ)と、この原動機によって駆動する油圧ポンプと、操作レバーの操作に応じて、油圧ポンプから油圧シリンダへの圧油の流れを切り換える切換弁とを搭載している。そして、油圧シリンダが縮短した状態において薪材を載置し、その後、油圧シリンダを伸長させることにより、薪材が薪割りされるようになっている。
実開昭62−43705号公報
ところで、上記薪割り機は、薪割り作業を行うために使用するものであるが、例えば薪の運搬作業を行うために他の作業機械(ミニローダ等)も同じく使用することがある。このような作業機械は、油圧駆動装置として油圧ポンプやオプション用の切換弁等を搭載していることがあり、この作業機械の油圧駆動装置を利用して薪割り機の油圧シリンダを駆動するように構成すれば、薪割り機のコスト低減及び小型化を図ることが可能である。また、一般的に、薪割り機の長さ寸法は、油圧シリンダの最長ストローク時の大きさ以上としなければならないが、その長さ寸法を縮短できれば、例えばミニローダのバケット等に薪割り機を載せて運ぶことが可能となり、非常に使い勝手のよいものとなる。そこで、このようなニーズに対応するため、薪割り機をスライド式の構造体とし、例えば薪割り作業時には機械全体を伸長させた状態とし、一方、例えば薪割り機の運搬時には機械全体を縮短させる方法が考えられる。しかし、このような薪割り機において、例えば手動でスライドさせるような構成とすれば、作業者に負担が生じる。かといって、例えばスライド用の駆動装置を別途設ければ、薪割り機のコスト増大及び大型化を招くことになる。
本発明の目的は、スライド専用の駆動装置を設けることなく、機械全体を容易に伸縮させることができる薪割り機を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、薪材を載置する第1フレームと、前記第1フレームの長手方向一方側に固定され、薪材の側方一方側部分に当接する薪受け部と、ロッド先端に薪押し部を有し、前記薪押し部を薪材の側方反対側部分に圧接するように駆動する薪割り用シリンダと、前記第1フレームの長手方向反対側にスライド可能に接続され、前記薪割り用シリンダを固定支持する第2フレームとを備え、前記薪受け部及び前記薪押し部のうちのいずれか一方に薪割り刃を設けた薪割り機であって、前記薪割り用シリンダの伸縮駆動によって前記第2フレームが前記第1フレームに対してスライドするように、前記薪受け部側と前記薪押し部側とを連結可能な連結手段を有する。
本発明においては、薪受け部側と薪押し部側とを連結手段で連結することにより、薪割り用シリンダの駆動力を利用して、第2フレームを第1フレームに対してスライドさせることができる。したがって、スライド専用の駆動装置を設けることなく、機械全体を容易に伸縮させることができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記連結手段は、前記薪受け部に形成された第1係合穴と、前記薪押し部に形成された第2係合穴と、一方側端部を前記第1係合穴に差し込みつつ他方側端部を前記第2係合穴に差し込み可能な略コの字状の連結部材とで構成される。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記第1フレームと前記第2フレームとのスライド位置として機械全体を縮短させた位置及び薪割り作業が可能なように機械全体を伸長させた位置のうちのいずれか一方に選択的に固定する固定手段を有する。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記第1フレーム及び前記第2フレームのうちの少なくとも一方に走行手段を設ける。
本発明によれば、スライド専用の駆動装置を別途設けることなく、機械全体を伸縮させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態における薪割り機の全体構造を表す側面図であり、薪割り作業が可能な状態を示す。また、図2は、図1中矢印II方向から見た上面図であり、図3は、図1中矢印III方向から見た正面図であり、図4は、図1中矢印IV方向から見た後面図である。また、図5は、図1中断面V−Vにおける断面図である。
これら図1〜図5において、薪割り機1は、薪材(図示せず)を載置する載置フレーム2と、この載置フレーム2の長手方向一方側(図1及び図2中左側)に固定され、薪材の側方一方側(図1及び図2中左側)部分に当接する薪受け部3と、この薪受け部3の下側に設けられた支持台4と、載置フレーム2の長手方向他方側(図1及び図2中右側)にスライド可能に接続されたシリンダ用フレーム5と、このシリンダ用フレーム5の下側に回動可能に設けられた車軸6と、この車軸の両端に設けられた車輪7と、シリンダ用フレーム5の上部に固定された複動形の薪割り用シリンダ8と、この薪割り用シリンダ8のロッド先端に取り付けられた薪割り刃9とを備えている。
載置フレーム2は、角パイプ10と、この角パイプ10の上部にガイドレール部11を形成するように、角パイプ10に接合された一対のアングル材12a,12b等で構成されている。なお、アングル材12a,12bの上面は、薪材を載置する薪材載置面を構成している。
薪受け部3は、載置フレーム2の長手方向一方側端部が貫通するように接合され、薪材の一方側部分に当接する薪当て板13を有している。薪当て板13は、例えば縞板であり、薪材側(図1及び図2中右側)の表面に滑り防止用の突起が形成されている。また、薪当て板13における薪材とは反対側(図1及び図2中左側)には、載置フレーム2の長手方向一方側端部の側方両側に配置されて上下方向に延在する一対の補強用の角パイプ14と、これら角パイプ14の上端(図1中上側)に架け渡された上板15とが設けられている。また、角パイプ14の間には、ハンドル16が上下方向に回動可能に設けられている。そして、例えば作業者がハンドル16を把持して薪割り機1の長手方向一方側を持ち上げ、支持台4を浮かすことにより、薪割り機1を車輪7で走行させることが可能となっている。
シリンダ用フレーム5は、角パイプ構造を形成するように板部材17a〜17d等で構成されており、その中空部に載置フレーム2の長手方向他方側端部が挿入される。これにより、シリンダ用フレーム5は、載置フレーム2に対してスライド可能となっている。載置フレーム2の長手方向他方側には、両側側面を貫通する例えば二対の貫通穴18が形成されている。一方、シリンダ用フレーム5の長手方向一方側(図1及び図2中左側)には、載置フレーム2の貫通穴18にそれぞれ対応するように、両側側面を貫通した二対の貫通穴19が形成されている。また、シリンダ用フレーム5の長手方向他方側(図1及び図2中右側)には、載置フレーム2の貫通穴18に対応するように、両側側面を貫通した二対の貫通穴20が形成されている。そして、例えば載置フレーム2の貫通穴18とシリンダ用フレーム5の貫通穴19(又は20)に固定ピン21を挿通することにより、載置フレーム2とシリンダ用フレーム5とのスライド位置を固定するようになっている。
シリンダ用フレーム5の上部には例えば4つの支持ブラケット22が設けられており、これら支持ブラケット22にボルトを介して薪割り用シリンダ8が固定されている。薪割り用シリンダ8は、ロッド先端が薪当て板13に向かって伸縮するように配置されており、そのロッド先端に薪割り刃9(本実施形態では三角柱状の縦刃を例にとって示すが、これに限られず、例えば十字刃等でもよい)が着脱可能に取り付けられている。そして、薪割り用シリンダ8は、薪割り刃9を薪材の側方反対側部分に圧接するように駆動するようになっている。なお、薪割り用シリンダ8の最長ストローク時には、薪割り刃9の刃先と薪受け板13とが当接しないようになっている。また、シリンダ用フレーム5の長手方向一方側には、例えば薪割り用シリンダ8を縮短させたときに薪割り刃9に付着して移動してきた薪材を薪割り刃9から分離するための一対の薪抜き板23が設けられている。
薪割り刃9の下部には、縦板24を介してスライド板(横板)25が接続されている。縦板24は、載置フレーム2におけるアングル材12a,12bの間(及びシリンダ用フレーム5の上側板部材17aの長手方向一方側に形成された切り欠き26)を挿通している。スライド板25は、アングル材12a,12bと角パイプ10との間に形成されたスライド溝に遊嵌されており、アングル材12a,12bの上板内面(下向き面)に当接する上向きの摺動面27aと、角パイプの上板外面(上向き面)に当接する下向きの摺動面27bとを有し、これら摺動面27a,27bがともに薪割り刃9の移動方向寸法Lより長くなるように形成されている。そして、薪割り用シリンダ8の伸縮方向に延在するガイドレール部11に沿ってスライド板25が摺動することにより、薪割り刃9を案内するようになっている(ガイド機構)。
薪割り用シリンダ8は、例えばロッド側油室及びボトム側油室にそれぞれ接続された配管継手28a,28bを有しており、他の作業機械(例えばミニローダ等)に搭載された油圧駆動装置と油圧ホース29a,29b等を介して接続されて駆動するようになっている。以下、図6〜図8を用いて詳細を説明する。
図6は、ミニローダの全体構造を表す側面図であり、図7は、上面図である。なお、以降、ミニローダにおいて運転席に着座した運転者の前側(図6及び図7中左側)、後側(図6及び図7中右側)、左側(図6中紙面に向かって手前側、図7中下側)、右側(図6中紙面に向かって奥側、図7中上側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
これら図6及び図7において、ミニローダ100は、車体フレーム101と、この車体フレーム101の下部に設けられた走行装置102と、車体フレーム101の後側に設けられたパワーユニット103と、このパワーユニット103の上部に設けられた運転席(座席)104と、車体フレーム101の前側に設けられた作業機支持フレーム105及び操作部フレーム106と、作業機支持フレーム105に上下方向に回動可能に(俯仰可能に)設けられた作業機107とを備えている。操作部フレーム106には、前後方向に手動操作可能なHST入力レバー108と、前後方向に手動操作可能な走行レバー109と、前後方向に手動操作可能な左旋回レバー110L及び右旋回レバー110Rと、前後方向及び左右方向に手動操作可能な十字操作式の作業機操作レバー111と、前後方向に手動操作可能なオプション用操作レバー112とが設けられている。
走行装置102は、車体フレーム101の左右両側後方に配置された左右の駆動輪(スプロケット)113と、車体フレーム101の左右両側前方に回転可能に支持された左右の第1従動輪114と、左右の駆動輪113の下方において回転可能に支持された左右の第2従動輪115と、これら駆動輪113、第1従動輪114、第2従動輪115からなる3つの動輪にそれぞれ巻き回した左右の無限軌道履帯(クローラ)116と、第1従動輪114と第2従動輪115の間に位置して回転可能に支持され、履体116の接地部を支持する左右それぞれ例えば3つの転輪117とを備えている。
作業機107は、作業機支持フレーム105に上下方向に回動可能に接続されたリフトアーム118と、このリフトアーム118の先端部に上下方向に回動可能に接続されたバケット119(作業具)とを備えている。
リフトアーム118は、左右一対のアームフレーム120と、これら左右のアームフレーム120の間に連結された連結部材121,122とで一体構成されている。リフトアーム118の後方側連結部材121には、複動形のリフトアーム用シリンダ123の上端側が回動可能に接続され、このリフトアーム用シリンダ123の下端側は作業機支持フレーム105に回動可能に接続されている。そして、リフトアーム用シリンダ123の伸縮駆動に応じて、リフトアーム118が俯仰動作するようになっている。
また、リフトアーム118の前方側連結部材122には、ベルクランク124(リンク本体)の中間部が回動可能に支持されている。このベルクランク124の一方側(図1中下側)には接続バー(図示せず)が回動可能に接続され、この接続バーの先端部がバケット119に回動可能に接続されている。ベルクランク124の他方側(図1中上側)には複動形のバケット用シリンダ125の前端側が回動可能に接続され、このバケット用シリンダ125の後端側が作業機支持フレーム105に回動可能に接続されている。そして、バケット用シリンダ125の伸縮駆動に応じて、リフトアーム118に対するバケット119の傾斜角度が変化する(俯仰動作する)ようになっている。
なお、作業機107には、オプション用配管群126(詳細には、後述するオプション用コントロールバルブに接続されたオプション用油圧配管126a,126b、及び作動油タンクに接続されたドレイン配管)が配設されている。
図8は、パワーユニット103の構成を表す油圧回路図である。
この図8において、パワーユニット103は、原動機としてのエンジン127と、このエンジン127の動力を左右の駆動輪113に伝達するための油圧式無段変速機(HST)128及びギア機構(図示せず)を備えている。油圧式無段変速機129は、詳細を図示しないが、メインクラッチ機構を介しエンジン127の出力軸に接続された可変容量型の走行用油圧ポンプと、この走行用油圧ポンプと閉回路を構成するように接続され、その吐出圧油により駆動する油圧モータとを内蔵している。ギア機構は、油圧モータの動力を所定の減速比で減速しつつ2つに分配し、その分配した動力を左右のクラッチ機構を介し左右の駆動輪113にそれぞれ伝達するようになっている。
そして、HST入力レバー108の操作に応じて、メインクラッチ機構が接続位置又は遮断位置に切り換えられて、油圧変速装置128の走行用油圧ポンプが駆動又は停止するようになっている。また、走行レバー109の操作に応じて、斜板調整機構(図示せず)が走行用油圧ポンプの斜板の傾転角を調整して、走行装置102の前後進及び速度を制御するようになっている。また、左旋回レバー110L又は旋回レバー110Rの操作に応じて、左又は右のクラッチ機構が遮断位置に切り換えられて、左又は右へ曲がるように走行させている。
また、パワーユニット103は、エンジン127によって駆動する作業機用油圧ポンプ129及びオプション用油圧ポンプ130と、作業機用油圧ポンプ129からリフトアーム用シリンダ123及びバケット用シリンダ125への圧油の流れをそれぞれ制御するリフトアーム用コントロールバルブ131及びバケット用コントロールバルブ132と、オプション用油圧ポンプ130からオプション用アクチュエータ(本実施形態では、薪割り機1の薪割り用シリンダ8)への圧油の流れを制御するオプション用コントロールバルブ133とを備えている。
そして、作業機操作レバー111の前後方向の操作に応じて、リフトアーム用コントロールバルブ131が切り換えられて、リフトアーム用シリンダ123を伸長又は縮短させ、リフトアーム118を上昇又は下降させるようになっている。また、作業機操作レバー111の左右方向の操作に応じて、バケット用コントロールバルブ132が切り換えられて、バケット用シリンダ125を伸長又は縮短させ、バケット119の開口部を上方側又は下方側に向けるようになっている。また、例えばオプション用油圧配管126a,126bに油圧ホース29a,29b等を介して薪割り機1の薪割り用シリンダ8が接続された場合は、オプションオプション用操作レバー112の操作に応じて、オプション用コントロールバルブ134が切り換えられて、薪割り用シリンダ8を伸長又は縮短させるようになっている。
前述の図1〜図5に戻り、本実施形態の最も大きな特徴として、薪割り機1には、薪受け部3と薪割り刃9とを連結可能な例えばコの字状の連結金具29(連結部材)が設けられている。薪割り刃9の上板部30には、幅方向中心位置(言い換えれば、薪割り用シリンダ8のロッドに対応する位置)に係合穴31が形成されている。薪当て部3の上板15には、薪割り刃9の係合穴31と同じ幅方向位置に係合穴32aが形成され、さらに係合穴32aから所定の距離(詳細には、連結金具29の一方側端部と他方側端部との間の距離)だけ離間して係合穴32bが形成されている。そして、前述の図2等で示すように、薪受け部3と薪割り刃9とを連結しない場合には、連結金具29の一方側端部を薪受け部3の係合穴32aに差し込みつつ、他方側端部を係合穴32bに差し込む。一方、後述の図9等で示すように、薪受け部3と薪割り刃9と連結する場合には、連結金具29の一方側端部を薪受け部3の係合穴32aに差し込みつつ、他方側端部を薪割り刃9の係合穴31に差し込む。
以上のように構成された薪割り機1の収納動作を、図9〜図12を用いて説明する。
例えばミニローダ100のバケット119で薪割り機1を運ぶために薪割り機1の長手方向寸法を縮短させたい場合、まず、作業者がミニローダ100のオプション用操作レバー112を操作して、薪割り用シリンダ8を伸長させ、薪割り刃9を薪当て板13に近づけさせる(図9参照)。そして、連結金具30を持ち上げてその他方側端部を薪受け部3の係合穴33bから抜き外し、薪受け部3の係合穴33aに差し込まれたままの一方側端部を中心として回動させ、他方側端部を薪割り刃9の係合穴32に差し込む。これにより、薪受け部3と薪割り刃9とが連結する(図9参照)。そして、載置フレーム2の貫通穴18とシリンダ用フレーム5の貫通穴19に挿通されていた固定ピン21を取り外して、載置フレーム2とシリンダ用フレーム5とがスライド可能な状態とする(図10参照)。その後、ミニローダ100のオプション用操作レバー112を操作して、薪割り用シリンダ9を縮短させる。このとき、薪割り用シリンダ9の駆動力によって、シリンダ用フレーム5が載置フレーム2に対してスライドし、薪割り機1の長手方向寸法が縮短する。そして、載置フレーム2の貫通穴18とシリンダ用フレーム5の貫通穴20に固定ピン21を挿通して、載置フレーム2とシリンダ用フレーム5とのスライド位置を固定する(図11参照)。このようにして薪割り機1の長手方向寸法を縮短させることができ、薪割り機1をミニローダ100のバケット119に載せて運ぶことができる(図12参照)。
以上のように本実施形態においては、薪受け部3と薪割り刃9とを連結金具30で連結することにより、薪割り用シリンダ8の駆動力を利用して、シリンダ用フレーム5を載置フレーム2に対してスライドさせることができる。したがって、スライド専用の駆動装置を設けることなく、機械全体を伸縮させることができる。
なお、上記一実施形態の薪割り機1においては、載置フレーム2の下側に支持台4を設け、シリンダ用フレーム5の下側に車輪7を設けた場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば載置フレーム2に車輪を設け、シリンダ用フレーム5に支持台を設けてもよい。また、例えば載置フレーム2及びシリンダ用フレーム5の両方に車輪を設けてもよい。また、走行手段の一例である車輪に代えて、例えば滑走可能とするソリ状部材等を設けてもよい。これらの場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態の薪割り機1においては、薪受け部3側と薪割り刃9側とを連結可能な連結手段として、薪受け部3の係合穴33aと、薪割り刃9の係合穴32と、一方側端部を係合穴33aに差し込みつつ他方側端部を係合穴32に差し込み可能な連結金具30とで構成した場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、例えば薪当て部3の係合穴33aと薪割り刃9が取り外された薪割り用シリンダ8のロッド先端の係合穴とを連結部材で連結させてもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象として、薪受け部3に薪当て板13を設け、薪割り用シリンダ8のロッド先端(薪押し部)に薪割り刃9を設けた薪割り機1を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば薪受け部に薪割り刃を設け、薪割り用シリンダ8のロッド先端に薪当て板を設けた薪割り機に適用してもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態における薪割り機の全体構造を表す側面図であり、薪割り機の伸長状態を示す。 図1中矢印II方向から見た薪割り機の上面図である。 図1中矢印III方向から見た薪割り機の正面図である。 図1中矢印IV方向から見た薪割り機の後面図である。 図1中断面V−Vにおける断面図である。 本発明の一実施形態におけるミニローダの全体構造を表す側面図である。 本発明の一実施形態におけるミニローダの全体構造を表す上面図である。 本発明の一実施形態におけるミニローダの油圧駆動装置とともに薪割り機の薪割り用シリンダを表す回路図である。 本発明の一実施形態における薪割り機の収納動作を説明するための上面図である。 本発明の一実施形態における薪割り機の収納動作を説明するための側面図である。 本発明の一実施形態における薪割り機の収納動作を説明するための側面図であり、薪割り機の縮短状態を示す。 本発明の一実施形態における薪割り機の収納動作を説明するための上面図であり、ミニローダのバケットに薪割り機を格納した状態を示す。
符号の説明
1 薪割り機
2 載置フレーム
3 薪受け部
5 シリンダ用フレーム
7 車輪(走行手段)
8 薪割り用シリンダ
9 薪割り刃
18 貫通穴(固定手段)
19 貫通穴(固定手段)
20 貫通穴(固定手段)
21 固定ピン(固定手段)
30 連結金具(連結手段)
32 係合穴(連結手段)
33a 係合穴(連結手段)

Claims (4)

  1. 薪材を載置する第1フレームと、前記第1フレームの長手方向一方側に固定され、薪材の側方一方側部分に当接する薪受け部と、ロッド先端に薪押し部を有し、前記薪押し部を薪材の側方反対側部分に圧接するように駆動する薪割り用シリンダと、前記第1フレームの長手方向反対側にスライド可能に接続され、前記薪割り用シリンダを固定支持する第2フレームとを備え、前記薪受け部及び前記薪押し部のうちのいずれか一方に薪割り刃を設けた薪割り機であって、
    前記薪割り用シリンダの伸縮駆動によって前記第2フレームが前記第1フレームに対してスライドするように、前記薪受け部側と前記薪押し部側とを連結可能な連結手段を有することを特徴とする薪割り機。
  2. 請求項1記載の薪割り機において、前記連結手段は、前記薪受け部に形成された第1係合穴と、前記薪押し部に形成された第2係合穴と、一方側端部を前記第1係合穴に差し込みつつ他方側端部を前記第2係合穴に差し込み可能な略コの字状の連結部材とで構成されたことを特徴とする薪割り機。
  3. 請求項1又は2記載の薪割り機において、前記第1フレームと前記第2フレームとのスライド位置として機械全体を縮短させた位置及び薪割り作業が可能なように機械全体を伸長させた位置のうちのいずれか一方に選択的に固定する固定手段を有することを特徴とする薪割り機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の薪割り機において、前記第1フレーム及び前記第2フレームのうちの少なくとも一方に走行手段を設けたことを特徴とする薪割り機。
JP2008271374A 2008-10-21 2008-10-21 薪割り機 Expired - Fee Related JP4927059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271374A JP4927059B2 (ja) 2008-10-21 2008-10-21 薪割り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271374A JP4927059B2 (ja) 2008-10-21 2008-10-21 薪割り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010099869A true JP2010099869A (ja) 2010-05-06
JP4927059B2 JP4927059B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=42290951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008271374A Expired - Fee Related JP4927059B2 (ja) 2008-10-21 2008-10-21 薪割り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4927059B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101292086B1 (ko) 2011-03-11 2013-08-08 임창순 장작 패는 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4284113A (en) * 1979-12-20 1981-08-18 Auto Specialties Manufacturing Company Hydraulic log splitter
JPS6072207A (ja) * 1983-09-28 1985-04-24 Toshiba Corp 箔巻変圧器
JPS6151301A (ja) * 1984-08-22 1986-03-13 深水 清則 薪割機
JP2007118407A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4284113A (en) * 1979-12-20 1981-08-18 Auto Specialties Manufacturing Company Hydraulic log splitter
JPS6072207A (ja) * 1983-09-28 1985-04-24 Toshiba Corp 箔巻変圧器
JPS6151301A (ja) * 1984-08-22 1986-03-13 深水 清則 薪割機
JP2007118407A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101292086B1 (ko) 2011-03-11 2013-08-08 임창순 장작 패는 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4927059B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2690104C (en) Snow removing machine
US6866466B2 (en) Folding lift arm assembly for skid steer loader
JP2017136008A (ja) 田植機
JP4927059B2 (ja) 薪割り機
JP2010099868A (ja) 薪割り機
JP6034773B2 (ja) 作業機
JP2008253231A (ja) 走行車体
KR20190140942A (ko) 동력기계용 로더 리프트 암 조립체
JP2019156313A (ja) クランプアームを備えた解体機械
JP5940636B2 (ja) 田植機
JP4890359B2 (ja) 自走式作業機械のグラップル装置
CN101243740B (zh) 拖拉机
JP6468514B2 (ja) クローラトラクタ
JP7224279B2 (ja) 作業車
JP6570440B2 (ja) 作業車
JP2007118407A (ja) 作業機械
JP3776213B2 (ja) 作業機の油圧回路
JP4303093B2 (ja) 農作業機
JP6532427B2 (ja) 作業車
US20060070754A1 (en) Steerable attachment for equipment
JP2007320386A (ja) 農業用高所作業車の走行部安全装置構造
JP2579467Y2 (ja) 動力作業機におけるクローラ走行装置
JP4207856B2 (ja) クローラ式走行装置
JPH09205842A (ja) 草刈り作業車両
JPH0656398A (ja) 動力運搬車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees