JP2010099811A - 研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨ピンに設けた研磨材が磨耗した場合に、研磨材を単体で容易に交換できるうえ、コスト削減を図ることができる研磨装置を提供する。
【解決手段】研磨装置の研磨ピン30は、研磨ピン30の内部に非磁性体41を介在させた状態で磁石42を嵌合孔50内に嵌合固定させ、研磨ピン30及び研磨材31、非磁性体41、磁石42間で形成される磁気回路の着磁力により、研磨ピン30の表面部に確実に研磨材31を固定するとともに、取り外しを容易とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ピンの先端を研磨する研磨装置に関し、特に、回路基板に取り付けられたコネクタのピン先を研磨ピンにより研磨する研磨装置に関する。
従来から、電子機器に内蔵される回路基板には、ICやLSI等の半導体部品からなる電子回路が形成されており、このような電子回路(特に、半導体回路)は、電子機器に組み込まれる以前に正常に動作するかの動作試験が回路基板試験装置を用いて実施されている。一般的に、このような回路基板試験装置による動作試験は、試験対象となる回路基板の端部に取り付けられたコネクタを使用して行われる。
ここで、以下、図11、図12−1、図12−2及び図13−1、図13−2を用いて、上述した従来の回路基板試験装置による動作試験の概要について説明する。図11は、回路基板試験装置による動作試験を説明する説明図である。
また、図12−1は、雄コネクタと雌コネクタとの結合前の拡大断面図を、図12−2は、雄コネクタと雌コネクタとの結合後の拡大断面図をそれぞれ示している。また、図13−1は、別例である雄コネクタと雌コネクタとの結合前の拡大断面図を、図13−2は、雄コネクタと雌コネクタとの結合後の拡大断面図をそれぞれ示している。
図11に示すように、回路基板試験装置Pは、この回路基板試験装置Pから延出されたケーブル1の端部に雌コネクタ2を接続しており、試験対象となる回路基板5は、回路基板5の上部に設けた電子部品6と、この回路基板5の動作を試験する雄コネクタ7とを備えている。
従来から回路基板試験装置Pにより試験対象の回路基板5の動作試験を行なう場合には、回路基板5に実装されている雄コネクタ7に対して、回路基板試験装置Pのケーブル1に接続された雌コネクタ2を電気的に結合させることで実施している。
図12−1に示すように、雄コネクタ7は、ハウジング8の内部に複数本(図12−1では、2本)の接続端子であるコネクタピン9を備えており、これらコネクタピン9の他端側はリード端子9a(図11)として回路基板5に固設されている。また、この雄コネクタ7のハウジング8の内部に設けられたコネクタピン9は先端が尖った槍形をしている。
一方、同図に示すように、雌コネクタ2にはそのハウジング3の中に、雄コネクタ7のコネクタピン9を両側から挟持した状態で電気接続する2又状に形成されたレセプタクル4(電極)が設けられている。
図12−2に示すように、コネクタピン9が雌コネクタ2の2又状のレセプタクル4に差し込まれた場合、コネクタピン9とレセプタクル4とは、互いに擦れ合いながら接合するため、これにより雌コネクタ2と雄コネクタ7とが電気的に接続される。
ところが、上述した従来のコネクタ構造の場合、試験対象の回路基板5を大量に試験する場合には、雌コネクタ2は耐久性の面で問題があった。つまり、試験対象の回路基板5は1回だけ試験すれば終了であるが、雌コネクタ2側のレセプタクル4は、多数の雄コネクタ7に対して毎回使用されるため、対向している電極(レセプタクル)4が磨耗により削られ、その結果、間隔が広くなるため接触不良が発生するという問題が発生する。
そこで、上述した雄コネクタ7のコネクタピン9とレセプタクル4との接触不良に関する問題点を解消すべく、雌コネクタ2にレセプタクル4を設ける構造ではなくスプリングプローブを用いたコネクタ構造も提案されている。
図13−1に示すように、雌コネクタ2aのハウジング3aには、スプリングプローブ4aが設けられており、このスプリングプローブ4aは、先端部に複数の突起が設けられたクラウン部4bと、押圧力によって横方向に変形する変形部4cとから構成されている。
すなわち、図13−2に示すように、雄コネクタ7に雌コネクタ2aを嵌合させた場合、雄コネクタ7のコネクタピン9の先端部の当接に伴ない、スプリングプローブ4aのクラウン部4bが奥側(図13−2の破線矢印方向)に向けて押圧されるため、この押圧力により変形部4cは圧縮変形することとなる。これにより、雌コネクタ2aと雄コネクタ7のコネクタピン9との接合部同士による電極の磨耗の問題を回避することができる。
ここで、前述したように、スプリングプローブを用いたコネクタ構造の場合には、雄コネクタ7のコネクタピン9の先端部分を、雌コネクタ2aのクラウン部4bにコンタクトする構成としている。
このため、雄コネクタ7が回路基板5に実装され、リフロー半田付け等の処理が行われた際の温度や実装してから試験を行なうまでの間に回路基板5が置かれた環境により、コネクタピン9の先端部分の表面に酸化膜が形成されてしまうという問題がある。
具体的に説明すると、雄コネクタ7のコネクタピン9の先端部以外の部分は、金属メッキ(例えば、Sn、Ni、Auなど)を施すことにより低接触抵抗となるように構成されているが、コネクタピン9の先端部分は金属メッキが施されていないため、コネクタピン9の母材であるCuが露出している。すなわち、酸化膜は、絶縁物であるため雌コネクタ2aのクラウン部4bとコネクタピン9の先端部との間に、酸化膜により電気的な接触不良が発生することとなる。
具体的に説明すると、スプリングプローブ4aを用いた雌コネクタ2aの場合には、雄コネクタ7に嵌合して単に電圧だけを測定する使い方であれば、多少の接触抵抗があっても問題なく測定を行なうことができる。ところが、雌コネクタ2aにより、雄コネクタ7を通じて回路基板5の電子部品6に電流を流して測定を行なう場合には、スプリングプローブ4aの接触抵抗と流れる電流によって電圧降下が発生するため、測定した電圧が実際の電圧よりも低くなるという問題が生じる。
そこで、上述したようなコネクタピンなどのピン状の接続端子(電極)の表面に形成された酸化膜を剥離させ、低抵抗でコンタクトする方法として、半導体装置による振動印加法が開示されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された振動印加法の場合、試験基板の測定対象電極にプローブをコンタクトさせるとともに、基板裏面側から超音波振動等を印加させることにより、プローブのコンタクト部分が振動によって微小変位して表面の酸化膜を除去することができる。
また、他の従来例として研削刃の着脱を容易にする構造(特許文献2参照)や研削ユニットに設けた磁石の取り付け構造(特許文献3参照)について開示されている。
特開昭58−169068号公報 特開2005−131774号公報 特開2000−84848号公報
ところが、上述した振動印加法の場合、直接コンタクトする部分を振動させるのではなく、間接的に振動させる方法であるので、コンタクト部分の酸化膜が除去されているかどうかは判別できないという問題点がある。また、被測定対象にコンタクトしたままで振動を印加するため、被測定対象にダメージを与えたり、プローブの破損や耐久性の低下を招く恐れがある。
このような理由から、コンタクト部分の酸化膜を除去する研磨装置を利用することができるが、従来の研磨装置の場合、研磨装置に設けている研磨ピン全体を交換することは容易であるが、交換が必要なのは経時磨耗する研磨材だけであるとともに、研磨ピンを交換することは不経済であるうえ、研磨ホルダを分解したり、それぞれの研磨ピンを取り出して新しい研磨材に交換されているものと入れ替えなければならないという問題がある。このため、研磨材だけを短時間で交換できる研磨装置が望まれている。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、研磨ピンに設けた研磨材が磨耗した場合に、この研磨材を単体で容易に交換できるうえ、コスト削減を図ることができる研磨装置を提供することを目的とする。
開示の研磨装置は、研磨ピンの内部に非磁性部材を介在させた状態で磁石を嵌合孔内に嵌合固定させ、研磨ピン及び研磨材、非磁性部材、磁石間で形成される磁気回路の着磁力により、研磨ピンの表面部に研磨材を固定することを要件とする。
研磨装置は、研磨ピンの内部に非磁性部材を介在させた状態で磁石を嵌合孔内に嵌合固定させ、研磨ピン及び研磨材、非磁性部材、磁石間で形成される磁気回路の着磁力により、研磨ピンの表面部に研磨材を固定することができるので、小さな磁石により研磨材の確実な固定及び交換を容易とすることができるとともに、交換作業時間やコストの低減を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の研磨装置の各実施例(実施例1及び実施例2)について詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1〜実施例2によりこの発明が限定されるものではない。
[研磨装置の構成および特徴]
先ず、本実施例1に係る研磨装置の構成および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る研磨装置の全体構成を示す側面図を、図2は、同じく、研磨装置の全体構成を示す平面図をそれぞれ示している。また、図3は、雄コネクタの外観を示す図である。また、図4は、研磨ホルダを示す平面図である。また、図5−1は、研磨ホルダと研磨ピンの取り付け状態を示す一部断面図である。また、図5−2は、研磨ホルダと研磨ピンの取り付け状態を示す図である。
ここで、本実施例1では、概略的に、研磨ピン30を構成するヘッド部32のほぼ中央部に、磁石42の側面及び後端部を確実に嵌合させるための嵌合孔50が形成されており、この嵌合孔50の周囲は、非磁性体41で覆われるとともに、磁石42の着磁面の一つが露出する状態で磁石42を研磨ピン30に嵌合し、磁石42の外径より大きな外径寸法を有する研磨材31(ヤスリ)を磁石42の着磁力によって研磨ピン30に固定することで、研磨材31の確実な固定並びに容易な交換を実現することとしている。
すなわち、図1〜図4に示すように、本実施例1において、研磨装置10は、全体が四角形状に形成されたベース板11と、このベース板11の一部からほぼ直角に突設されたモータ取付板12と、駆動モータ13と、研磨材31を設けた研磨ピン30を保持する研磨ホルダ20と、エア供給装置22と、集塵装置24と、制御装置25とを備えている。
すなわち、同図に示すように、ベース板11の一端側(図1、2の左側)にはモータ取付板12が突設されており、このモータ取付板12に駆動モータ13が取り付けられている。この駆動モータ13の回転軸14の先端部にはカム15が取り付けられており、このカム15は後述するピン19に係合している。また、モータ取付板12には、駆動モータ13の回転軸14を挟持する上下一対の上板カバー16aと下板カバー16bとが固設されている。
これら上板カバー16aと下板カバー16bとの間には、一対の板バネ17(図2)により両側で支持されるとともに、上カバー16aと下板カバー16bとの間の空間で揺動可能な研磨ホルダ20が設けられている。この研磨ホルダ20は、研磨材31を設けた研磨ピン30を保持することができる。
ここで、上板カバー16aと研磨ホルダ20及び下板カバー16bと研磨ホルダ20との間には所定の隙間が設けられている。この研磨ホルダ20の駆動モータ13側の端面には、ピン取り付板18が固着されており、このピン取り付板18に突設されたピン19が、駆動モータ13の回転軸14の先端部に設けたカム15に係合している。
すなわち、駆動モータ13の回転軸14に取り付けられたカム15と、このピン19が偏心カップリング15aを構成している。具体的に説明すると、偏心カップリング15aにより、駆動モータ13によってカム15が所定の方向(図2の矢印R方向)に回転すると、カム15に係合するピン19とピン取り付板18及び研磨ホルダ20が一体的に所定の方向(図2の矢印S方向)に往復動作する。
これにより、板バネ17に支持された研磨ホルダ20が駆動モータ13の回転により、所定の方向(図2の矢印S方向)に往復動作する。後述するように、この往復動作により研磨ピン30の先端部に設けた研磨材31によりコネクタピン9を研磨することができる。
なお、この研磨ホルダ20の往復動作を他の周期動作に置き換えてもよい。他の周期動作の一つとして、回転運動などがある。
また、ベース板11の上面部に固設されたエア供給装置22はエアパージ管23に高圧エアを供給する装置であり、研磨ピン30に設けた研磨材31によりコネクタピン9の先端が研磨された時に削り取られた削り屑を吹き飛ばすことができる。
また、同じくベース板11の上面部に固設された集塵装置24は、研磨ピン30に向けた集塵管24aが配設されており、この集塵管24aによりコネクタピン9の先端が研磨材31により研磨される時に発生する塵埃が雄コネクタ7のハウジング8の内部に残留しないように吸収することができる。
また、同じくベース板11の上面部に固設された制御装置25は、駆動モータ13の回転制御及び移動機構21の移動制御を行なうと共に、エア供給装置22によるエアの供給や集塵装置24による集塵の制御を行なう機能を備えている。
一方、ベース板11の他端部(図1、2の右側)には移動機構21が配置されている。同図に示すように、移動機構21は、前述した試験対象となる、複数のコネクタピン9を備えた雄コネクタ7(裏ぶた8a付のハウジング8)と、ICやLSIなどの半導体部品を含む電子部品6とが設けられた回路基板5を上部に載置するベース台部21aと、このベース台部21aを所定の方向(図1、2の左側方向)に移動させる一対の車輪21bとから構成されている。
同図に示すように、ベース台部21aに載置された回路基板5に固設された雄コネクタ7の複数個のコネクタピン9(図3)は、研磨ホルダ20側(図1、2の左側)と対向するようにベース台部21aの上部に載置される。
そして、移動機構21によって雄コネクタ7が研磨装置10側に移動し接近した時に、雄コネクタ7のコネクタピン9の先端部に対向する位置の研磨装置10側には、研磨ピン30の先端部が位置するようになっている。すなわち、研磨ピン30の数はコネクタピン9の数に対応しており、これら研磨ピン30は、前述した研磨ホルダ20に設けられたピン収容孔26の内部に取り付けられている。
ここで、研磨ホルダ20は、駆動モータ13の回転によって所定の方向(S方向)に往復動作するが、研磨ピン30の先端部は、研磨ホルダ20が往復動作のどの位置にあっても、雄コネクタ7のコネクタピン9の先端部に対向するため、雄コネクタ7の移動終了時にコネクタピン9の先端部に当接することができ、これにより、この研磨材31によりコネクタピン9の先端部を研磨することができる。
上述のように構成される研磨装置10において、研磨ピン30は、研磨ホルダ20に対して複数個(図5−1、図5−2)設けられており、これら研磨ピン30に設けられた研磨材31により雄コネクタ7に設けられたコネクタピン9の先端部を研磨することができる。
図5−1、図5−2に示すように、研磨ピン30のヘッド部32と連結するネック部33は、ヘッド部32やボディ部34の外形寸法よりも小径に形成されている。そして、ボディ部34がホルダ部20に形成されたピン収容孔26の中に収容され、ボディ部34の端部とピン収容孔26の底部との間には弾性スプリング36が挿入固定されている。
また、ピン収容孔26の開口部26aにはピン抜け止め板35が、研磨ピン30のネック部33を挟持した状態で固定されている。これにより、研磨ホルダ20の外部にはネック部33と、先端部に研磨材31が着磁固定されたヘッド部32が突出し、研磨ホルダ20のピン収容孔26には、ボディ部34が弾性スプリング36の弾力により付勢された状態で収容されている。弾性スプリング36は、この弾性スプリング36の弾力により研磨対象物(コネクタピン9)の先端に研磨材31を押し当てる機能を備えている。
このように構成された研磨ピン30は、コネクタピン9の先端部に当接し、研磨ピン30(研磨材31)が所定の方向(図5−1のZ方向)に押圧されると、ボディ部34が弾性スプリング36を弾性的に圧縮しながら研磨ホルダ20内に没入することとなる。すなわち、複数個の高さの異なるコネクタピン9のピン先(先端部)を、このコネクタピン9の高さに追従させながら効率よく研磨することができる。また、研磨ピン30の研磨ホルダ20内への没入量はネック部33の長さで調整することができる。
すなわち、本実施例1においては、雄コネクタ7のハウジング8内に設けているコネクタピン9個々に対して、研磨ピン30には各々小さな(外形寸法が、1mm程度)磁石42を用いた構成としているため、この磁石42の周囲に漏れる漏れ磁界を小さくすることができ、これによって、例えば、磁性体素子等のように外部磁界に敏感な試験対象の試験に好適な研磨装置としている。
これに対して、全体構成が大きな磁石の場合、この磁石から磁石の周囲に漏洩する洩れ磁界が大きくなるため、磁性体素子等のように外部磁界に敏感な試験対象の試験に適用させることはできないこととなる。
[研磨ピンの構成]
次に、図6及び図7を用いて、研磨ピン30の全体構造について、さらに詳細に説明する。ここで、図6は、研磨ピンの内部構成を示す拡大断面図を、図7は、研磨ピンの磁気回路を説明する図である。
図6に示すように、研磨ピン30は、全体が長尺状の円柱型に形成されており、ヘッド部32と、ネック部33と、ボディ部34とを備えている。また、ヘッド部32の先端部には、コネクタピン9の先端部を研磨するための研磨材31が磁石42の磁力により着磁固定されている。
ここで、実際に研磨ピン30に取り付けた研磨材31を交換する場合には、研磨ピン30に設けた磁石42の磁力より強い磁力を備えた磁石を研磨材31の研磨面側(図6の右側)から近接させることにより、研磨ピン30から研磨材31を離脱させることにより交換作業を行なう。また、磁石42を直接手指で摘んで取り外すこともできる。
なお、実際には、研磨材31はやすり部材であり、両面がやすり形状(ギザギザ面形状)となっているため、片側を平坦加工した研磨材を使用する。
また、研磨ピン30のヘッド部32のほぼ中央部には、磁石42の外周面が嵌合可能な嵌合孔50が形成されるとともに、この嵌合孔50の内周面と磁石42の外周面との間には、磁石42と、研磨材31及び研磨ピン30との間で磁気回路を形成する非磁性体41が設けられている。
ここで、研磨ピン30を構成するヘッド部32(磁性体)としては、例えば、鉄+Niメッキ(メッキは防錆)やステンレス(主に、品番SUS400番台)を使用することができる。また、研磨ピン30の嵌合孔50と磁石42との間に介在させる非磁性体41としては、例えば、エポキシ樹脂や接着剤や樹脂性の円筒状パイプ(スリーブ部材)を使用することができる。また、これら嵌合孔50と磁石42との間には、非磁性体を介在させることなく、単に空間部(ギャップ)や隙間領域を設けるだけでもよい。
また、磁石42としては、例えば、ネオジム磁石やサマコバ磁石(サマリウム・コバルト)やフェライト磁石などを使用することができる。また、研磨材31としては、磁石42に着磁させるために磁性体が使用され、例えば、炭素工具鋼などを使用することができる。
図6に示すように、概略的に、研磨材31の外径寸法は、雄コネクタ7の内部に配置されているコネクタピン9のピッチが約2.5mm程度となっているため、所定の外径寸法T(T=2mm程度)に設定されている。また、磁石42の長さ寸法Tも所定の長さ寸法T(T=10mm程度)に、外径寸法も所定の外径寸法T(T=1mm程度)にそれぞれ設定されている。
また、同図に示すように、研磨ピン30に設けられている嵌合孔50は、研磨ピン30の外周面寸法とほぼ同一に形成された段部孔51と、段部孔51の外形寸法よりも小径な通孔52及び通孔52の外形寸法よりも小径な通孔54と、これら通孔52及び通孔54を連続させるテーパ状に形成されたテーパ通孔53とから構成されている。後述するように、研磨材31は、研磨ピン30に形成された嵌合孔50の段部孔51内に配置される。
すなわち、研磨ピン30のヘッド部32の先端部(図6の右側)の周囲(鍔部37)に形成された嵌合孔50の段部孔51内に研磨材31が配置されることとなる。ここで、研磨材31は、研磨装置10の作動により多少上下方向(図6の上下方向)に移動する場合があるが、この移動は、研磨材31の周囲に形成された鍔部37により抑止することができる。
ここで、本実施例1では、研磨ピン30を構成するヘッド部32と磁石42との嵌合度合いとして、磁石42を対象とすると、この磁石42の外径寸法は、所定の設定値(設定値=+0.05程度)としている。具体的に説明すると、磁石42の外径寸法が、例えば、φ1.0の時には、ヘッド部32の孔径は、所定の値(φ1.05±0.01)となる。すなわち、このように、研磨ピン30のヘッド部32に形成される嵌合孔50の形状は、絞り形状としているため、磁石42を嵌め込んだときには、この磁石42の中心線がずれることはなく確実に研磨ピン30のヘッド部32に固定させることができる。
そして、図7に示すように、磁石42の周囲に非磁性体41を設けることによって、研磨ピン30を構成するヘッド部32と、研磨材31と、磁石42との間に磁力線による磁気回路を形成することができ、これによって、本実施例1のように小さい磁石42であっても研磨ピン30の表面部に確実に研磨材31を固定するとともに、取り外しを容易とすることができる。さらに、この場合、磁石42から周囲に漏洩する磁気の漏洩を防止することができる。
[研磨ピン30の製造方法の処理手順]
次に、図8及び図9を用いて、本実施例1に係る研磨ピン30の製造方法の詳細について説明する。図8は、研磨ピン30の製造手順を説明するフローチャートである。図9は、研磨ピン30の製造手順を説明する図である。
すなわち、図8のフローチャートに示すように、先ず、研磨ピン30(図9)のヘッド部32のほぼ中央部に段部孔51を有する嵌合孔50(ザグリ孔)を形成する嵌合孔形成工程を行なう(ステップS1)。具体的には、図9に示すように、嵌合孔50の上部位置に比較的大径な貫通孔を形成する。前述したように、この嵌合孔50に形成された段部孔51は、研磨材31を配置する部分となる。
次に、ステップS1により研磨ピン30のヘッド部32に形成した嵌合孔50の内部に磁石42を嵌合させる磁石嵌合工程を行なう(ステップS2)。具体的には、図9に示すように、嵌合孔50のほぼ中央部に磁石42を嵌合させる。このように、ヘッド部32の嵌合孔50の内部に磁石42を嵌合させた場合に、研磨ピン30のヘッド部32の嵌合孔50と磁石42とが着磁により嵌め合い固定される。
次に、磁石42の周囲に非磁性体41を配置し、磁石42及び非磁性体41の位置を固定する非磁性体配置工程を行なう(ステップS3)。前述したように、ここで用いる非磁性体41は、非磁性材料製のスリーブ、チューブ、接着剤など磁性特性を備えていないものである。つまり、このような非磁性体41により磁気的なギャップを介在させることとなる。
ここで、非磁性体41以外に、接着剤を用いる場合には、磁石42の表面部(図9の上側)や研磨材31の底部(図9の下側)に接着剤が付着したり浸透しないようにする。具体的には、本実施例1では、図9に示すように、所定の隙間tを設けることとなる。
最後に、研磨ピン30の先端部に研磨材31を着磁させる研磨材固定工程を行なう(ステップS4)。具体的に説明すると、研磨ピン30のヘッド部32に形成した嵌合孔50の内部に研磨材31を配置する。
前述したように、図9に示すように、磁石42の周囲に非磁性体41を設けることによって、ヘッド部32、研磨材31、磁石42間に磁気回路を形成することができ、これによって、小さい磁石42で確実に研磨材31を固定するとともに、取り外しを容易とすることができ、磁石42から周囲に漏洩する磁気の漏洩を防止することができる。
また、研磨ピン30に設けた磁石42は、小さな磁石を使用しているため、この磁石による磁力線が研磨材31、磁石42、ヘッド部32、研磨材31で形成される磁気回路内に閉じ込められることとなるため、外部への漏洩磁界を効率的に低減することができる。
以上説明したように、本実施例1に係る研磨装置10の研磨ピン30は、研磨ピン30の内部に非磁性体41を介在させた状態で磁石42を嵌合孔50内に嵌合固定させ、研磨ピン30及び研磨材31、非磁性体41、磁石42間で形成される磁気回路の着磁力により、研磨ピン30の表面部に研磨材31を固定することができるので、研磨材31の確実な固定及び交換を容易とすることができ、これによって、研磨ピンに設けた研磨材が磨耗し交換が必要になった場合でも、研磨材だけを容易に交換することができ、この結果、研磨装置の停止時間を最小限にするとともに、交換作業時間やコストの低減を図ることができる。
次に、本実施例2に係る研磨ピン30aの特徴及び構成を説明する。図10は、本実施例2に係る研磨装置10に設けた研磨ピン30aの構成を示す拡大断面図である。
ここで、前述した実施例1とでは、研磨ピン30のヘッド部32の先端部に嵌合孔50(段部孔51)を設け、この段部孔51の内部に研磨材31を配置する構成としているが、本実施例2では、ヘッド部32aの先端の平坦部に直接研磨材31を固定する構成としている。
すなわち、同図に示すように、研磨ピン30aを構成するヘッド部32aの先端部は、平坦部であり、このヘッド部32aに形成した嵌合孔50aから一部が露出した磁石42の先端部(図10の右側)に研磨材31が着磁(研磨材31、磁石42、ヘッド部32a、研磨材31により構成される磁気回路)により固定されることとなる。
以上説明したように、本実施例2に係る研磨装置10によれば、研磨ピン30aを構成するヘッド部32aの平坦部に直接研磨材31を着磁固定させる構成としている。研磨装置10に備える研磨ピン30aの内部に磁石42を嵌合させる嵌合孔50とは別の段部孔51(図6)の形成作業が不要となるため、研磨ピンの製造工程を簡略化することができる。
(他の実施例)
さて、これまで本発明の実施例1及び実施例2について説明したが、本発明の研磨装置は上述した実施例1、2以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において、種々の異なる実施例にて実施することもできる。
すなわち、上述した、本実施例1、2では、研磨材31をヤスリ状の磁性体としているが、研磨材31の代りに磁性体の表面に非磁性材料の研磨材料(例えば、アルミナの粉など)を接着や貼り付けすることで、コネクタピンの研磨を行なう研磨装置用の研磨材として使用することができる。
また、研磨材の内部に凹部を形成するとともに、研磨ピンに設けた磁石に凸部を形成し、磁石の凸部と研磨材の凹部とを凹凸係合させる構成としてもよい。この場合、研磨材の確実な固定及び軸方向への移動を防止することができる。
以上の実施例1、2を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)所定の方向に周期動作する周期機構と、
前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
一部が前記研磨ピンの表面側に露出した磁石部材と、
前記磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
前記磁石部材は、
前記研磨ピンの表面側に露出していない面の一部が非磁性体で覆われるとともに、前記研磨材と前記研磨ピンとの接触領域が、当該磁石部材と前記研磨材との接触領域を含むことを特徴とする研磨装置。
(付記2)前記研磨ピンには、前記磁石部材の一部が嵌合可能な嵌合孔が形成されていることを特徴とする付記1に記載の研磨装置。
(付記3)所定の方向に周期動作する周期機構と、
前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
一部が前記研磨ピンの表面側に露出した磁石部材と、
前記磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
前記研磨ピンには、前記磁石部材の一部が嵌合可能な嵌合孔が形成され、当該嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する非磁性体を設けたことを特徴とする研磨装置。
(付記4)前記嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する非磁性体からなるスリーブ部材を設けたことを特徴とする付記3に記載の研磨装置。
(付記5)前記嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する硬化性接着剤が充填されていることを特徴とする付記3に記載の研磨装置。
(付記6)前記嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する所定の隙間領域が形成されていることを特徴とする付記3に記載の研磨装置。
(付記7)前記研磨ピンの所定位置には、前記研磨材の前記周期方向への移動を抑止する抑止部材を有することを特徴とする付記1〜6の何れか一つに記載の研磨装置。
(付記8)前記研磨ピンの所定位置には、前記周期機構による周期動作方向に対して垂直な方向に、前記固定ホルダに対して前記研磨ピンを弾力により移動させる弾性部材を有することを特徴とする付記1〜6の何れか一つに記載の研磨装置。
(付記9)所定の方向に周期する周期機構と、
前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
前記研磨ピンを構成するヘッド部のほぼ中央部には、前記磁石部材を嵌合固定する嵌合孔が形成されるとともに、当該嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成するために非磁性体を設けるとともに、前記研磨ピンに対する当該研磨材の固定は、当該研磨ピンの一部から露出した着磁面により行なうことを特徴とする研磨装置。
(付記10)前記研磨ピンの一部から露出した前記磁石部材の着磁面の寸法は、当該磁石部材に対して着磁する研磨部材の非着磁面の寸法よりも大きくなるように選定されていることを特徴とする付記9に記載の研磨装置。
(付記11)所定の方向に往復する往復機構を有する往復装置と、
前記往復装置によって研磨対象に対して平行方向に往復運動する固定ホルダと、
前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記往復装置による往復運動によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置における研磨ピンの製造方法であって、
前記研磨ピンを構成するヘッド部のほぼ中央部に、前記磁石部材を嵌合固定する嵌合孔を形成する嵌合孔形成工程と、
前記嵌合孔形成工程により形成された嵌合孔の内部に非磁性体を設ける非磁性体充填工程と、
前記研磨ピンの一部から露出した磁石部材の着磁面に前記研磨材を着磁させる研磨材着磁工程と
を含むことを特徴とする研磨ピンの製造方法。
本発明は、試験対象となる回路基板のコネクタピンを研磨する研磨装置を行なう場合に有用であり、特に、研磨ピンに設けた研磨材の確実な固定及び交換作業を容易化できる研磨装置として効果的である。
実施例1に係る研磨装置の全体構成を示す側面図である。 実施例1に係る研磨装置の全体構成を示す平面図である。 雄コネクタの外観を示す図である。 研磨ホルダを示す図である。 研磨ホルダと研磨ピンとの取付け状態を示す一部断面図である。 研磨ホルダと研磨ピンとの取付け状態を示す図である。 研磨ピンの内部構成を示す拡大断面図である。 研磨ピンの磁気回路を説明する拡大断面図である。 研磨ピンの製造手順を説明するフローチャートである。 研磨ピンの製造手順を順に説明する図である。 実施例2に係る研磨ピンの内部構成を示す拡大断面図である。 回路基板試験装置による動作試験を説明する図である。 従来の雄コネクタと雌コネクタとの結合前の拡大断面図である。 雄コネクタと雌コネクタとの結合後の拡大断面図である。 従来の雄コネクタと雌コネクタとの結合前の拡大断面図である。 雄コネクタと雌コネクタとの結合後の拡大断面図である。
符号の説明
1 ケーブル
2、2a 雌コネクタ
4 レセプタクル
3、8 ハウジング
5 回路基板
6 電子部品
8a 裏ぶた
10 研磨装置
15 カム
19 ピン
20 研磨ホルダ
21 移動機構
21a ベース台部
25 制御装置
26 ピン収容孔
30 研磨ピン
31 研磨材
32 ヘッド部
33 ネック部
34 ボディ部
35 ピン抜け止め板
36 弾性スプリング
41 非磁性体
42 磁石
50 嵌合孔
P 回路基板試験装置

Claims (9)

  1. 所定の方向に周期動作する周期機構と、
    前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
    前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
    一部が前記研磨ピンの表面側に露出した磁石部材と、
    前記磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
    前記磁石部材は、
    前記研磨ピンの表面側に露出していない面の一部が非磁性体で覆われるとともに、前記研磨材と前記研磨ピンとの接触領域が、当該磁石部材と前記研磨材との接触領域を含むことを特徴とする研磨装置。
  2. 前記研磨ピンには、前記磁石部材の一部が嵌合可能な嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 所定の方向に周期動作する周期機構と、
    前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
    前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
    一部が前記研磨ピンの表面側に露出した磁石部材と、
    前記磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
    前記研磨ピンには、前記磁石部材の一部が嵌合可能な嵌合孔が形成され、当該嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する非磁性体を設けたことを特徴とする研磨装置。
  4. 前記嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する非磁性体からなるスリーブ部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の研磨装置。
  5. 前記嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する硬化性接着剤が充填されていることを特徴とする請求項3に記載の研磨装置。
  6. 前記研磨ピンの所定位置には、前記研磨材の前記周期方向への移動を抑止する抑止部材を有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一つに記載の研磨装置。
  7. 前記研磨ピンの所定位置には、前記周期機構による周期動作方向に対して垂直な方向に、前記固定ホルダに対して前記研磨ピンを弾力により移動させる弾性部材を有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一つに記載の研磨装置。
  8. 所定の方向に周期する周期機構と、
    前記周期機構によって研磨対象に対して平行方向に周期動作する固定ホルダと、
    前記固定ホルダに固定された複数の研磨ピンと、
    磁石部材の磁力によって研磨ピンに固定され、前記周期機構による周期動作によって、前記研磨対象の先端を研磨する研磨材とを備えた研磨装置であって、
    前記研磨ピンを構成するヘッド部のほぼ中央部には、前記磁石部材を嵌合固定する嵌合孔が形成されるとともに、当該嵌合孔の内周面と前記磁石部材の外周面との間には、当該磁石部材と、前記研磨材及び前記研磨ピンとの間で磁気回路を形成する非磁性体を設けるとともに、前記研磨ピンに対する当該研磨材の固定は、当該研磨ピンの一部から露出した着磁面により行なうことを特徴とする研磨装置。
  9. 前記研磨ピンの一部から露出した前記磁石部材の着磁面の寸法は、当該磁石部材に対して着磁する研磨部材の非着磁面の寸法よりも小さくなるように選定されていることを特徴とする請求項8に記載の研磨装置。
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