JP2010098603A - コンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の視聴者からなるグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法を提供すること。
【解決手段】IPTV端末500が視聴されている状態を撮影するカメラ600を設け、例えば視聴中に定期的に撮影した視聴者の画像を画像処理装置800に転送する。画像処理装置800は画像に含まれる個人の顔データを抽出し、予め登録されたデータベース(ユーザ画像データベース802a)と照合することで視聴者を個々に特定する。さらに、予め登録された登録グループデータベース802bとユーザとを照合して、画像に含まれる視聴者をメンバとするグループを特定する。その結果に基づきグループプロファイルをグループ嗜好データベース802cから特定し、グループ単位での嗜好に合ったコンテンツを提示する。
【選択図】 図4
【解決手段】IPTV端末500が視聴されている状態を撮影するカメラ600を設け、例えば視聴中に定期的に撮影した視聴者の画像を画像処理装置800に転送する。画像処理装置800は画像に含まれる個人の顔データを抽出し、予め登録されたデータベース(ユーザ画像データベース802a)と照合することで視聴者を個々に特定する。さらに、予め登録された登録グループデータベース802bとユーザとを照合して、画像に含まれる視聴者をメンバとするグループを特定する。その結果に基づきグループプロファイルをグループ嗜好データベース802cから特定し、グループ単位での嗜好に合ったコンテンツを提示する。
【選択図】 図4
Description
この発明は、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークを介して視聴者に映像コンテンツ(番組)を配信する技術に関する。
IPネットワークを用いたテレビジョン(TeleVision)視聴システム(以下、IPTVと略称する)が知られている。IPTVサービスを求める視聴者は契約した事業者からIPTV端末装置(セットトップボックスなど)を貸与され、この装置を介してシステムにログインすれば番組配信を受けることができる。IPTVシステムの側では、加入者からのログインとこれに伴う認証処理により加入者を識別する。
システムへのログイン処理に際し、加入者ごとに固有に割り当てられたID(Identification)などを含む加入者情報がセンタに送られる。最近では加入者情報と番組の嗜好とを対応付けてデータベース化し、視聴者の好みに合わせたEPG(Electric Program Guide:電子番組ガイド)をシステム側から提示することが考えられている(例えば特許文献1、2を参照)。
ところで、IPTVへの加入契約は専ら家族を単位とし、そのうち一人の代表者(例えばお父さん)の名義で結ばれる。その一方で、テレビの視聴は家族全員が集まって、あるいは子供たち同士でというように何人かがまとまったグループでなされることが多い。このような場面では加入者(お父さん)個人に向けたコンテンツを提示しても、グループのメンバ全員に共通する嗜好を反映させることは難しい。
既存の技術では複数のユーザが同時に視聴する状態、いわゆるグループ視聴が想定されていない。このためログインしたユーザの嗜好に合ったプログラムを提示できても、グループの他のメンバには不満が残ることがある。すなわちIPTVシステム側で複数のユーザが視聴している状態を判断できないことから、そのグループ単位での嗜好に合うコンテンツを提供できず、何らかの対処が望まれている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、複数の視聴者からなるグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法を提供することにある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、複数の視聴者からなるグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、コンテンツソース(例えばコンテンツサーバ301〜30n)を備えるセンタシステムと、このセンタシステムから通信ネットワーク経由で配信されるコンテンツを表示する表示端末(例えばIPTV端末)と、この表示端末に表示されるコンテンツを視聴可能なエリアを視野に含むカメラとを具備するコンテンツ配信システムが提供される。
そして、センタシステムは、表示端末の視聴者をメンバとするグループごとのコンテンツ嗜好傾向を示すグループプロファイルを各グループに対応付けて登録したグループ嗜好データベースと、カメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定する視聴者特定手段(例えばユーザ画像抽出部、個人特定部)と、特定された視聴者をメンバとするグループを特定するグループ特定手段(例えばグループID特定部)と、前記特定されたグループのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースから特定するプロファイル特定手段(例えばグループ嗜好特定部)と、特定されたグループプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を表示端末において提示する提示手段(例えばコンテンツ検索部、EPG作成部)と、提示された推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツをコンテンツソースから表示端末に通信ネットワーク経由で配信する配信制御手段(例えばサーバ特定部、セッション処理部)とを備えることを特徴とする。
このような手段を講じることにより、視聴者が表示端末を視聴している場面が、例えば定期的にカメラにより撮影される。撮影された画像はセンタシステムに送られ、画像処理により各視聴者の顔画像が抽出される。顔画像は予め用意されたユーザ画像データベースと照合され、これにより視聴中の各個人が特定され、さらにグループが特定される。すなわち、表示端末を視聴しているグループをシステム側で特定することが可能になり、従ってグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することが可能になる。
この発明によれば、複数の視聴者からなるグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法を提供することができる。
図1は、この発明に関わるコンテンツ配信システムの一例を示すシステム図である。このシステムはIPネットワーク100に設けられるIPTV装置200と、加入者宅内に設置されるIPTV端末500とを中核として形成される。IPネットワーク100の一例としてはいわゆる次世代ネットワーク(Next Generation Network:NGN)を利用することができる。NGNはQoS(Quality of Service)を制御する機能を持つIPネットワークであり、IPTVサービスを提供する基盤としては最も有力と期待されている。
IPTV装置200は複数のコンテンツサーバ301〜30nに接続され、いずれかのサーバ301〜30nのコンテンツにアクセスし、ユーザから要求されたコンテンツをIPネットワーク100経由で加入者宅に配信する。またIPネットワーク100には、IPTVサービスの加入状況を統括的に管理する認証サーバ700が設けられる。認証サーバ700はそれぞれの各加入者からのログイン/ログアウト要求をIPネットワーク100経由で受け付ける。
ユーザ宅のIPTV端末500は、宅内装置400を介してIPネットワーク100に接続される。宅内装置400はホームゲートウェイ(Home GateWay:HGW)とも称され、IPTV端末500とIPネットワーク100とのインタフェース機能を果たす。IPTV端末500は例えば通常のテレビ画像受信装置、あるいは画像表示装置とセットトップボックスとの組み合わせであり、配信されたコンテンツ(画像、音声、データを含む)を表示する機能や、コンテンツ選択画面(EPG)を表示する機能などを備える。
ところで、IPTV端末500にはカメラ600が接続される。またIPTV装置200には、カメラ600で撮影された画像を処理する画像処理装置800が接続される。このうちカメラ600は、ユーザがIPTV端末500を視聴している状態が撮影視野に入る位置に設置される。例えばIPTV端末500に視聴者に向かい合う格好で取り付けても良いし、あるいはユーザ宅内の壁に取り付けても良い。ようするにカメラ600は、IPTV端末500に表示されるコンテンツを視聴可能なエリアに居るユーザを撮影できる位置に設けられ、視聴者を含む画像を例えば定期的に撮影する。画像に含まれるユーザの顔は、正面向き、あるいは横顔でも良い。
なお図1において、IPTV装置200、コンテンツサーバ301〜30n、認証サーバ、および画像処理装置800がセンタシステムとして位置づけられる。
なお図1において、IPTV装置200、コンテンツサーバ301〜30n、認証サーバ、および画像処理装置800がセンタシステムとして位置づけられる。
図2は、IPTV装置200の一例を示す機能ブロック図である。IPTV装置200はIPネットワーク100およびコンテンツサーバ301〜30nに接続されるインタフェース部201と、ストレージユニット202と、制御部203とを備える。このうちインタフェース部201はIPネットワーク100およびコンテンツサーバ301〜30nに接続され、コンテンツ配信に係わるインタフェース機能を司る。
ストレージユニット202は例えばハードディスクドライブなどの大容量記憶装置であり、ユーザ認証データベース(DB)202aおよびコンテンツ情報データベース202cを記憶する。
ストレージユニット202は例えばハードディスクドライブなどの大容量記憶装置であり、ユーザ認証データベース(DB)202aおよびコンテンツ情報データベース202cを記憶する。
図3は、ユーザ認証データベース202aの一例を示す図である。このデータベースは認証処理に際して利用されるもので、IPTVサービスへの加入契約を結んだ加入者のID(加入者ID)に、その契約に対する登録人数と、この登録人数に含まれる各ユーザの個人ID(ユーザID)とを対応付けたデータベースである。すなわちこの実施形態では一人の加入者のIDだけでなく、その加入者名義でサービスを受けることの許されたエンドユーザのIDまでも含めてデータベース化される。これらエンドユーザに関する情報はサービス契約と同時にシステムに登録しても良いし、あるいはIPTV端末500を操作するためのリモコンなどを用いて、後述の図7に示す手順により事後的に登録するようにしても良い。
コンテンツ情報データベース202cは、各コンテンツサーバ301〜30nに蓄積されているコンテンツと、そのジャンル、出演者、作成会社などといったコンテンツ属性とを対応付けて登録したデータベースである。またコンテンツ情報データベース202cは、EPGデータやメタデータなど、番組情報を蓄積するデータベースでもある。
図2に戻り、制御部203は、認証処理部203a、画像転送部203b、コンテンツ検索部203c、EPG作成部203d、サーバ特定部203e、およびセッション処理部203fを備える。このうち認証処理部203aは、宅内装置400を介して送信されたユーザ情報に含まれる加入者IDをキーとして、ユーザの認証処理を行う。画像転送部203bは、カメラ600で撮影された画像を宅内装置400およびIPネットワーク100を介して画像処理装置800に転送する。
コンテンツ検索部203cは、コンテンツ情報データベース202cのコンテンツ属性と、ユーザIDおよび特定されたグループプロファイルとのマッチングを取り、その結果に基づいてユーザグループの嗜好を反映するコンテンツを検索する。EPG作成部203dは、検索されたコンテンツのURL(Uniform Resource locator)を含む推奨コンテンツ一覧としてのEPGを作成する。このEPGはIPネットワーク100経由でIPTV端末500に送信され、表示されてユーザグループに提示される。
サーバ特定部203eは、EPGから選択指定されたコンテンツのURLに基づき、そのコンテンツを蓄積するコンテンツサーバを特定する。セッション処理部203fは、特定されたコンテンツサーバとIPTV端末500との間に、通信IPネットワーク100を経由するセッションを設定する。このセッションを介して、コンテンツサーバからコンテンツがユーザ宅のIPTV端末500までストリーム配信される。
図4は、画像処理装置800の一例を示す機能ブロック図である。画像処理装置800は、IPネットワーク100およびIPTV装置200に接続されるインタフェース部801と、ストレージユニット802と、制御部803とを備える。このうちインタフェース部801はIPネットワーク100に接続され、このIPネットワーク100経由でユーザ宅のカメラ600から送られた画像を取得して制御部803に与える。
ストレージユニット802は、ユーザ画像データベース802a、登録グループデータベース802b、およびグループ嗜好データベース802cを記憶する。このうちユーザ画像データベース802aは、視聴者になりうるユーザと、その顔画像データとを対応付けてデータベース化したものである。顔画像データは、例えば契約時にユーザから提供されるデータ、あるいはカメラ600により撮影された画像データから切り出したデータをもとに、ユーザ画像データベース802aに登録される。
図5は、登録グループデータベース802bの一例を示す図である。登録グループデータベース802bは、一人、あるいは複数のユーザの組み合わせで形成されるグループと、そのグループを形成するユーザであるメンバとを対応付けてデータベース化したものである。例えば加入者AはユーザA、ユーザB,ユーザCからなる3人を登録人数としてシステムに申請している。この場合、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザAとB、ユーザAとC、ユーザBとC、ユーザAとBとC、の7つのグループが形成される可能性があり、この順に例えばグループID001、002、〜、007が付与されている。さらに、顔識別の不能なユーザが検出された場合に備え、グループID008が用意されている。
図6は、グループ嗜好データベース802cの一例を示す図である。このデータベースはコンテンツ配信に際して参照されるもので、グループIDごとに嗜好の傾向を蓄積するものである。登録項目には例えば(コンテンツのジャンル)、(出演者)、(製作者・監督・演出)、(制作会社)、(その他)といった項目が設けられる。それぞれの登録項目がさらに「嗜好データ」、「OKワード」、「NGワード」といった分類に細分化される。
このうち「嗜好データ」はシステムの運用に伴って蓄積されるデータであり、例えばEPGを用いて選択されたコンテンツの履歴から、グループ単位での嗜好の傾向を蓄積するものである。「OKワード」、「NGワード」はユーザから前もって登録されるキーワードであり、OKワードは好みの傾向を、NGワードは好みでない傾向を示す。例えばグループ005はバイオレンスのジャンルが好みでないことが判る。このように、グループごとのコンテンツ嗜好傾向を示す情報をグループプロファイルと称し、このグループプロファイルがグループIDに対応付けてグループ嗜好データベース802cに登録される。
図4に戻り、制御部803は、ユーザ画像特定部803a、個人特定部803b、グループID特定部803c、およびグループ嗜好特定部803dを備える。このうちユーザ画像抽出部803aは、カメラから宅内装置400を介して送信された画像に含まれる、それぞれのユーザの顔画像を抽出する。これにより、視聴中のユーザの人数も併せて取得される。個人特定部803bは、抽出された顔画像とユーザ画像データベース802aの顔画像データとのマッチング処理を行い、マッチングスコアに基づいて個々のユーザを特定する。この処理はユーザの人数ごとに実施され、画像に含まれる全てのユーザが特定される。
グループID特定部803cは、特定されたユーザの組み合わせをキーとして登録グループデータベース802bを参照し、そのユーザの各々をメンバとするグループのグループIDを特定する。グループ嗜好特定部803dは、特定されたグループIDをもとにグループ嗜好データベース802cを検索し、そのグループのグループプロファイルを特定する。このグループプロファイルはIPTV装置500に通知され、コンテンツ検索部203cによるコンテンツ検索のキーとして用いられる。次に、上記構成における動作を説明する。
図7は、ユーザ登録処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。ユーザのリモコン操作により、IPTV端末500の操作画面からユーザ登録処理が選択されると、カメラ600は視聴者の画像を撮影する。撮影された画像はIPTV装置200に送られ、ユーザIDと共に画像処理装置800に転送される。
画像処理装置800はユーザIDと画像とを関連付け、ユーザ画像データベース802aに個人データとして保存する。次に画像処理装置800は、保存した内容をIPTV装置200経由でIPTV端末500に返送し、画面に表示させてユーザに登録確認を促す。その内容に問題があれば、画像の送信からの処理が再度繰り返され、問題が無ければ(OK)ユーザごとの嗜好登録画面が表示される。
ユーザは、嗜好登録画面上でOKワード、NGワードなどといった分類ごとにキーワードを入力し、IPTV端末500に登録を要求する。そうするとIPTV端末500からこれらのキーワードを含む嗜好データがIPTV装置200に通知される。IPTV装置200はこれを受けてユーザIDとともに嗜好データを画像処理装置800に通知する。この嗜好データは画像処理装置800にユーザIDと対応付けて蓄積される。これが終われば登録が完了し、その確認が終了すればOKメッセージがリモコン600からIPTV端末500に通知される。
ここまでの手順により、IPTV端末500を頻繁に利用する全てのユーザの個人データがユーザ画像データベース802aに蓄積される。これが完了すれば、個人データの組み合わせからなるグループIDごとに嗜好登録を実施する。
図8は、グループ嗜好登録処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。リモコンを介してIPTV装置200にグループ嗜好登録を要求すると、IPTV端末500にグループIDごとの嗜好登録画面が表示される。ユーザはリモコンを用いていずれかのグループIDを選択する。選択されたグループIDはIPTV装置200を介して画像処理装置800に送られる。画像処理装置800はそのグループIDの嗜好データをグループ嗜好データベース802cから検索し、その結果をIPTV装置200経由でIPTV端末500に表示させる。
図8は、グループ嗜好登録処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。リモコンを介してIPTV装置200にグループ嗜好登録を要求すると、IPTV端末500にグループIDごとの嗜好登録画面が表示される。ユーザはリモコンを用いていずれかのグループIDを選択する。選択されたグループIDはIPTV装置200を介して画像処理装置800に送られる。画像処理装置800はそのグループIDの嗜好データをグループ嗜好データベース802cから検索し、その結果をIPTV装置200経由でIPTV端末500に表示させる。
ユーザはIPTV端末500に表示されたグループIDごとの嗜好データの内容を、リモコンを用いて編集する。リモコンから入力されたグループ嗜好データは、IPTV装置500を経由して画像処理装置800に送られ、グループIDごとにグループ嗜好データベース802cに蓄積される。これが終われば登録が完了する。
図9は、視聴の開始に際して実施される処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。図9において、リモコン操作によりIPTV端末500の電源が投入されると、IPTV端末500はIPTV装置200に接続要求を送信する。これを受けたIPTV装置200はIPTV端末に加入者の認証要求を返送する。
IPTV端末500は認証画面を表示し、ユーザはリモコンにより認証データを送信する。この認証データはIPTV端末500からIPTV装置500経由で認証サーバ700に送られる。認証OKであれば、その旨がIPTV装置200経由でIPTV端末500に通知される。
次に、カメラ600で撮影された視聴中のユーザの画像がIPTV装置200に送信される。IPTV装置200はこの画像を画像処理装置800に転送する。画像処理装置800は、転送された画像から視聴人数を算出するとともに、個人ユーザID、およびグループユーザIDを特定する。さらに、特定したグループIDから、そのグループのグループプロファイルを特定し、IPTV装置200に返信する。
IPTV装置200は、返信されたグループプロファイルとコンテンツ情報データベース202cのコンテンツ属性とをマッチングさせ、ユーザに提示するためのコンテンツ情報を抽出する。マッチング処理では、グループプロファイルに含まれるジャンル・出演者などの情報をキーとしてコンテンツ情報に含まれるジャンル・出演者などの情報が検索され、該当するコンテンツ情報が提案コンテンツとして抽出される。
IPTV装置200は、提案コンテンツをIPTV端末500に送り、IPTV端末500はこの提案コンテンツからEPGを作成して表示する。ここで、マッチング指数(例えば、プロファイルとコンテンツ情報をそれぞれベクトル化し、2つのベクトルの内積値を指数として使う)の高いものから順にコンテンツを並べ替えるようにしてもよい。ユーザは、表示されたEPGからコンテンツ情報を選択する。この選択されたコンテンツ情報はIPTV装置200に送られ、対応するURLを持つコンテンツサーバにコンテンツ配信要求が送られて、以降、番組ストリームの配信が開始される。
なおEPGをユーザに提示するタイミングは、ユーザがIPTVサービスにログインした時点でも良いし、番組を視聴し終わった時点、および、ユーザが「お勧め番組の表示」を選択した時点でも良い。
なおEPGをユーザに提示するタイミングは、ユーザがIPTVサービスにログインした時点でも良いし、番組を視聴し終わった時点、および、ユーザが「お勧め番組の表示」を選択した時点でも良い。
図10は、画像処理装置800においてグループIDを特定する処理手順の一例を示すフローチャートである。画像処理装置800に転送されたユーザ画像には、複数のユーザの顔画像が含まれる。そこで画像処理装置800は、ユーザ画像抽出処理において、まずユーザ画像から個人の顔画像データを抽出する。顔画像データは、例えばユーザ画像に対して空間周波数フィルタリングを局所的に行う、既知の顔検出処理を利用することで抽出できる。併せて画像処理装置800は、抽出された顔画像の個数すなわちユーザの人数をカウントし、メンバ全員の顔画像データの抽出が終わるまでこの処理が繰り返される(ステップS1〜ステップS4のループ)。
全員の顔画像データが抽出されれば、次の個人特定処理が開始される。すなわち画像処理装置800は、抽出された個人の顔画像データと、ユーザ画像データベース802aの画像データとのマッチングを取り、個人IDを特定する(ステップS5)その際、特定できない画像データがあれば(ステップS6でNo)、その画像データをUnknown個人IDとして設定する(ステップS8)。
次に、Unknown個人IDも含め、特定された個人IDをグループID(Group ID:GID)に追加する(ステップS7)。これらの処理を全ての個人の顔画像データに対して行う(ステップS9)全員に対する処理が終われば(ステップS9でYes)、GIDに蓄積された個人IDの組み合わせから、グループIDが特定される(ステップS10)。
図11は、コンテンツ視聴中におけるグループ嗜好の取得処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。図6において、カメラ600は、ユーザグループがコンテンツを視聴中に、規定のタイミングで視聴画像を撮影する。撮影された画像データはIPTV端末500からIPTV装置200経由で画像処理装置800に送られ、グループIDが特定される。この処理は複数回にわたり繰り返され、最も多く出現したグループIDが視聴中のグループIDとして決定される。
図12に示すように、例えばグループID特定処理が5回にわたり実施されたとし、このうち出現回数が最多の007のグループIDを、視聴中のグループIDとして決定する。仮に、出現回数が最多のグループが複数あれば、人数が最も多いグループIDを選択するようにすれば良い。出現回数が最多で人数も同じグループが複数あれば、例えば年齢が小さい個人IDを含むグループIDを選択すればよい。
図11に戻り、グループIDが決定されれば、画像処理装置800は決定したグループIDとグループプロファイルとをIPTV装置200に送る。また、IPTV装置200はIPTV端末500において視聴中のコンテンツの属性をコンテンツ情報データベース202cから取得し、グループプロファイルとコンテンツ属性とを併せて画像処理装置800に通知する。画像処理装置800はこれらの情報をグループ嗜好データベース802cに保存する。このようにして、ユーザがコンテンツを視聴中に、システム側の処理によりグループごとのプロファイルがデータベースとして蓄積される。
なお図11の手順において、リモコン操作によりユーザが番組選択すると、その都度、カメラ600の画像が分析されてユーザグループが特定され、ユーザグループのデータおよび選択された番組情報がプロファイルとして蓄積される。その際、番組を選択した後、視聴開始から一定時間以上経過した時点でユーザ情報を転送すれば、チャネルザッピングによる短時間視聴を処理の対象から除外することができる。
以上説明したようにこの実施形態では、IPTV端末500が視聴されている状態を撮影するカメラ600を設け、例えば視聴中に定期的に撮影した視聴者の画像を画像処理装置800に転送する。画像処理装置800は画像に含まれる個人の顔データを抽出し、予め登録されたデータベース(ユーザ画像データベース802a)と照合することで視聴者を個々に特定する。さらに、予め登録された登録グループデータベース802bとユーザとを照合して、画像に含まれる視聴者をメンバとするグループを特定する。その結果に基づきグループプロファイルをグループ嗜好データベース802cから特定し、グループ単位での嗜好に合ったコンテンツを提示するようにしている。
既存の技術では、複数のユーザが同じIPTV端末を利用するケースでは、ユーザグループごとに変化する嗜好を特定することができない。これに対しこの実施形態によれば、カメラ600で撮影された視聴の場面から、複数ユーザにより構成されるグループを特定でき、ひいてはそのグループのプロファイルを特定することができる。従って、番組を視聴しているグループの嗜好に合ったコンテンツを提供することができるようになる。
例えば、図5においてユーザAとBとが大人で、ユーザCが子供である場合、グループ007のようにユーザCを含むグループに対しては、暴力シーンや性的描写が含まれるコンテンツを提示しない、などといった運用が可能になる。
例えば、図5においてユーザAとBとが大人で、ユーザCが子供である場合、グループ007のようにユーザCを含むグループに対しては、暴力シーンや性的描写が含まれるコンテンツを提示しない、などといった運用が可能になる。
これらのことから、複数の視聴者からなるグループの嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
100…IPネットワーク、200…IPTV装置、201…インタフェース部、202…ストレージユニット、202a…ユーザ認証データベース、202c…コンテンツ情報データベース、203…制御部、203a…認証処理部、203b…画像転送部、203c…コンテンツ検索部、203d…EPG作成部、203e…サーバ特定部、203f…セッション処理部、301〜30n…コンテンツサーバ、400…宅内装置、500…IPTV端末、600…カメラ、700…認証サーバ、800…画像処理装置、801…インタフェース部、802…ストレージユニット、802a…ユーザ画像データベース、802b…登録グループデータベース、802c…グループ嗜好データベース、803…制御部、803a…ユーザ画像特定部、803b…個人特定部、803c…グループID特定部、803d…グループ嗜好特定部
Claims (8)
- コンテンツソースを備えるセンタシステムと、
このセンタシステムから通信ネットワーク経由で配信されるコンテンツを表示する表示端末と、
この表示端末に表示されるコンテンツを視聴可能なエリアを視野に含むカメラとを具備し、
前記センタシステムは、
前記表示端末の視聴者をメンバとするグループごとのコンテンツ嗜好傾向を示すグループプロファイルを各グループに対応付けて登録したグループ嗜好データベースと、
前記カメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定する視聴者特定手段と、
前記特定された視聴者をメンバとするグループを特定するグループ特定手段と、
前記特定されたグループのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースから特定するプロファイル特定手段と、
前記特定されたグループプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を前記表示端末において提示する提示手段と、
前記提示された推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを、前記コンテンツソースから前記表示端末に前記通信ネットワーク経由で配信する配信制御手段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記センタシステムは、さらに、
各視聴者とその顔画像データとを対応付けてデータベース化したユーザ画像データベースと、
各グループとそのメンバとを対応付けてデータベース化した登録グループデータベースとを備え、
前記視聴者特定手段は、
前記画像からこの画像に含まれるそれぞれの視聴者の顔画像を抽出し、
この抽出した顔画像を前記ユーザ画像データベースの顔画像データとマッチングさせて、前記カメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定し、
前記グループ特定手段は、前記特定された視聴者をメンバとするグループを前記登録グループデータベースから特定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - さらに、前記推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツの履歴から、前記グループユーザごとのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースに蓄積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- さらに、前記通信ネットワークを介して前記センタシステムと通信可能な操作端末を具備し、
この操作端末は、操作者の属するグループのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースに登録する登録手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - コンテンツソースを備えるコンテンツ配信システムに設けられるセンタシステムであって、
通信ネットワーク経由で配信されるコンテンツを表示する表示端末の視聴者をメンバとするグループごとのコンテンツ嗜好傾向を示すグループプロファイルを各グループに対応付けて登録したグループ嗜好データベースと、
前記表示端末に表示されるコンテンツを視聴可能なエリアを視野に含むカメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定する視聴者特定手段と、
前記特定された視聴者をメンバとするグループを特定するグループ特定手段と、
前記特定されたグループのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースから特定するプロファイル特定手段と、
前記特定されたグループプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を前記表示端末において提示する提示手段と、
前記提示された推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを、前記コンテンツソースから前記表示端末に前記通信ネットワーク経由で配信する配信制御手段とを備えることを特徴とするセンタシステム。 - さらに、各視聴者とその顔画像データとを対応付けてデータベース化したユーザ画像データベースと、
各グループとそのメンバとを対応付けてデータベース化した登録グループデータベースとを備え、
前記視聴者特定手段は、
前記画像からこの画像に含まれるそれぞれの視聴者の顔画像を抽出し、
この抽出した顔画像を前記ユーザ画像データベースの顔画像データとマッチングさせて、前記カメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定し、
前記グループ特定手段は、前記特定された視聴者をメンバとするグループを前記登録グループデータベースから特定することを特徴とする請求項5に記載のセンタシステム。 - さらに、前記推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツの履歴から、前記グループユーザごとのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースに蓄積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項5に記載のセンタシステム。
- コンテンツソースを備えるセンタシステムと、このセンタシステムから通信ネットワーク経由で配信されるコンテンツを表示する表示端末と、この表示端末の視聴者をメンバとするグループごとのコンテンツ嗜好傾向を示すグループプロファイルを各グループに対応付けて登録したグループ嗜好データベースとを具備するコンテンツ配信システムに適用される方法であって、
前記センタシステムが、前記表示端末に表示されるコンテンツを視聴可能なエリアを視野に含むカメラにより撮影された画像に含まれる視聴者を個別に特定し、
前記センタシステムが、前記特定された視聴者をメンバとするグループを特定し、
前記センタシステムが、前記特定されたグループのグループプロファイルを前記グループ嗜好データベースから特定し、
前記表示端末が、前記特定されたグループプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を提示し、
前記センタシステムが、前記提示された推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを、前記コンテンツソースから前記表示端末に前記通信ネットワーク経由で配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008268950A JP2010098603A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | コンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008268950A JP2010098603A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | コンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010098603A true JP2010098603A (ja) | 2010-04-30 |
Family
ID=42259961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008268950A Pending JP2010098603A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | コンテンツ配信システムとそのセンタシステム、およびコンテンツ配信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010098603A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012015917A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Sharp Corp | コンテンツ視聴システム、コンテンツ推薦方法およびコンテンツ表示装置 |
JP2012141965A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Primesense Ltd | 非触覚ユーザインタフェース用場面プロファイル |
WO2012176836A1 (ja) | 2011-06-22 | 2012-12-27 | 三菱電機株式会社 | 視聴情報収集システム、放送受信装置、および視聴情報収集方法 |
-
2008
- 2008-10-17 JP JP2008268950A patent/JP2010098603A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012015917A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Sharp Corp | コンテンツ視聴システム、コンテンツ推薦方法およびコンテンツ表示装置 |
JP2012141965A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Primesense Ltd | 非触覚ユーザインタフェース用場面プロファイル |
WO2012176836A1 (ja) | 2011-06-22 | 2012-12-27 | 三菱電機株式会社 | 視聴情報収集システム、放送受信装置、および視聴情報収集方法 |
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