JP2010098604A - コンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供すること。
【解決手段】リモコン600をエンドユーザごとに持たせ、このリモコン600に所有者(エンドユーザ)のユーザ情報を予め記憶させる。視聴にあたり、リモコン600からIPTV端末500(TV受像機)経由で、IPTV装置200(センタ側)にユーザ情報を送信する。IPTV装置200は、ユーザ情報から実際に視聴しているユーザのユーザIDを特定し、予め登録されたユーザの嗜好に合致する番組情報をIPTV端末500に送信する。
【選択図】 図5
【解決手段】リモコン600をエンドユーザごとに持たせ、このリモコン600に所有者(エンドユーザ)のユーザ情報を予め記憶させる。視聴にあたり、リモコン600からIPTV端末500(TV受像機)経由で、IPTV装置200(センタ側)にユーザ情報を送信する。IPTV装置200は、ユーザ情報から実際に視聴しているユーザのユーザIDを特定し、予め登録されたユーザの嗜好に合致する番組情報をIPTV端末500に送信する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークを介して視聴者に映像コンテンツ(番組)を配信する技術に関する。
IPネットワークを用いたテレビジョン(TeleVision)視聴システム(以下、IPTVと略称する)が知られている。IPTVサービスを求める視聴者は契約した事業者からIPTV端末装置(セットトップボックスなど)を貸与され、この装置を介してシステムにログインすればコンテンツ配信を受けることができる。IPTVシステムの側では、加入者からのログインとこれに伴う認証処理により加入者を識別する。
システムへのログイン処理に際し、加入者ごとに固有に割り当てられたID(Identification)などを含む加入者情報がセンタに送られる。最近では加入者情報と番組の嗜好とを対応付けてデータベース化し、視聴者の好みに合わせたEPG(Electric Program Guide:電子番組ガイド)をシステム側から提示することが考えられている(例えば特許文献1、2を参照)。
ところで、IPTVへの加入契約は専ら家族を単位として結ばれることから、契約を結んでいる加入者と実際の視聴者とが異なるケースがある。例えばIPTV事業者にはその家庭のお父さんの名義で加入しているところ、大抵はお母さん、あるいは子供たちが主な視聴者になってしまうと考えて良い。このようなケースでは現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することができない。
既存の技術では、複数のユーザが同じIPTV端末装置を使うケース、あるいは他人がログインしたIPTV端末装置を継続使用するケースなどには、システム側で視聴者を区別することができない。つまりログイン中のユーザが実際の視聴者とは限らず、その嗜好に合わせた番組提供を実現できているとは言い難い面がある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供することにある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、コンテンツソース(例えばコンテンツサーバ)に接続されるセンタ装置(例えばIPTV装置)と、エンドユーザごとに所有される操作端末(例えばリモコン)とを具備し、操作端末は、所有者であるエンドユーザを特定可能な属性データを記憶する記憶部(例えばメモリカード)と、属性データを前記センタ装置に通知する通知手段(例えば通知処理部)とを備え、センタ装置は、エンドユーザごとのコンテンツ嗜好傾向を示すユーザプロファイルを各エンドユーザの属性データに対応付けて登録したユーザ嗜好データベースと、通知された属性データに基づき通知元ユーザのユーザプロファイルをユーザ嗜好データベースから特定する特定手段(例えば認証処理部、嗜好抽出部)と、特定されたユーザプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を通知元ユーザに提示する提示手段(例えばコンテンツ検索部、EPG作成部)と、推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツをコンテンツソースから通知元ユーザ宅に通信ネットワーク(例えばIPネットワーク)経由で配信させる配信制御手段(例えばサーバ特定部、セッション処理部)とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。
このような手段を講じることにより、視聴に際しての操作は、エンドユーザごとが持つ操作端末を介してシステムに与えられる。操作端末にはユーザを特定するための情報、例えばユーザIDなどの属性データが記憶されており、この属性データは例えば認証処理に際してセンタ装置に通知される。センタ装置はこの属性データに基づき視聴者を一意に特定することができ、従ってその視聴者の嗜好に合うコンテンツをシステム側から提示することが可能になる。
この発明によれば、現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供することができる。
図1は、この発明に関わるコンテンツ配信システムの一例を示すシステム図である。このシステムはIPネットワーク100に設けられるIPTV装置200と、加入者宅内に設置される宅内装置400とを中核として形成される。IPネットワーク100の一例としてはいわゆる次世代ネットワーク(Next Generation Network:NGN)を利用することができる。NGNはQoS(Quality of Service)を制御する機能を持つIPネットワークであり、IPTVサービスを提供する基盤としては最も有力と期待されている。
IPTV装置200は複数のコンテンツサーバ301〜30nに接続され、いずれかのサーバ301〜30nのコンテンツにアクセスし、ユーザから要求されたコンテンツをIPネットワーク100経由で加入者宅に配信する。またIPネットワーク100には、IPTVサービスの加入状況を統括的に管理する認証サーバ700が設けられる。認証サーバ700はそれぞれの各加入者からのログイン/ログアウト要求をIPネットワーク100経由で受け付ける。
宅内装置400はホームゲートウェイ(Home GateWay:HGW)とも称され、宅内のIPTV端末500に接続されてIPネットワーク100とのインタフェース機能を果たす。IPTV端末500は例えば通常のテレビ画像受信装置、あるいは画像表示装置とセットトップボックスとの組み合わせであり、配信されたコンテンツ(画像、音声、データを含む)を表示する機能や、コンテンツ選択画面(EPG)を表示する機能などを備える。
IPTV端末500はユーザによる番組選択、情報入力、早送り、巻き戻し、あるいは視聴停止などといった操作を、リモコン600を介して受け付ける。この実施形態ではユーザ個々人にそれぞれ一つ(あるいは複数)のリモコン600を持たせるようにする。リモコン600はその所有者の名前、加入者IDなどといった、その所有者を特定可能なユーザ情報を記憶する。ユーザ情報はリムーバブルな半導体メモリチップなどに記憶させても良い。
特に、リモコン600はIPTV端末500から宅内装置400、IPネットワーク100を経由してIPTV装置200と通信することが可能である。この実施形態ではリモコン600とIPTV装置200とが直接セッションを形成するか、否かは問わない。そのようなケースもあれば、IPTV端末500または宅内装置400が、IPTV装置200とセッションを形成してリモコン600からIPTV装置200へのデータ転送を仲介するケースもある。要するにリモコン600は、ユーザから入力された情報をIPTV装置200に伝達する機能を備える。リモコン600の一例には遠隔操作機能を備えた携帯電話機を挙げることができ、そのSIM(Subscriber Identity Module)カードなどに記憶されるユーザ情報を利用することができる。
図2は、IPTV装置200の一例を示す機能ブロック図である。IPTV装置200はIPネットワーク100およびコンテンツサーバ301〜30nに接続されるインタフェース部201と、ストレージユニット202と、制御部203とを備える。このうちインタフェース部201はIPネットワーク100およびコンテンツサーバ301〜30nに接続され、コンテンツ配信に係わるインタフェース機能を司る。
ストレージユニット202は例えばハードディスクドライブなどの大容量記憶装置であり、ユーザ認証データベース(DB)202a、ユーザ嗜好データベース202b、およびコンテンツ情報データベース202cを記憶する。
図3は、ユーザ認証データベース202aの一例を示す図である。このデータベースは認証処理に際して利用されるもので、IPTVサービスへの加入契約を結んだ加入者のID(加入者ID)に、その契約に対する登録人数と、この登録人数に含まれるユーザの各のユーザIDとを対応付けたデータベースである。すなわちこの実施形態では一人の加入者のIDだけでなく、その加入者名義でサービスを受けることの許されたエンドユーザのIDまでも含めてデータベース化される。これらエンドユーザに関する情報はサービス契約と同時にシステムに登録しても良いし、あるいは後述の図6に示す手順により、リモコン600などを用いて事後的に登録するようにしても良い。
図3は、ユーザ認証データベース202aの一例を示す図である。このデータベースは認証処理に際して利用されるもので、IPTVサービスへの加入契約を結んだ加入者のID(加入者ID)に、その契約に対する登録人数と、この登録人数に含まれるユーザの各のユーザIDとを対応付けたデータベースである。すなわちこの実施形態では一人の加入者のIDだけでなく、その加入者名義でサービスを受けることの許されたエンドユーザのIDまでも含めてデータベース化される。これらエンドユーザに関する情報はサービス契約と同時にシステムに登録しても良いし、あるいは後述の図6に示す手順により、リモコン600などを用いて事後的に登録するようにしても良い。
図4は、ユーザ嗜好データベース202bの一例を示す図である。このデータベースはコンテンツ配信に際して参照されるもので、ユーザIDごとに嗜好の傾向を蓄積するものである。登録項目には例えば(コンテンツのジャンル)、(出演者)、(製作者・監督・演出)、(制作会社)、(その他)といった項目が設けられる。それぞれの登録項目がさらに「嗜好データ」、「OKワード」、「NGワード」といった分類に細分化される。
このうち「嗜好データ」はシステムの運用に伴って蓄積されるデータであり、例えばEPGを用いて選択されたコンテンツの履歴から、エンドユーザごとの嗜好の傾向を蓄積するものである。「OKワード」、「NGワード」はエンドユーザから前もって登録されるキーワードであり、OKワードは好みの傾向を、NGワードは好みでない傾向を示す。例えばユーザ002はバイオレンスのジャンルが好みでないことが判る。このように、エンドユーザごとのコンテンツ嗜好傾向を示す情報をユーザプロファイルと称し、このユーザプロファイルがユーザIDに対応付けてユーザ嗜好データベース202bに登録される。
コンテンツ情報データベース202cは、各コンテンツサーバ301〜30nに蓄積されているコンテンツと、そのジャンル、出演者、作成会社などといったコンテンツ属性とを対応付けて登録したデータベースである。またコンテンツ情報データベース202cは、EPGデータやメタデータなど、番組情報を蓄積するデータベースでもある。
図2に戻り、制御部203は、認証処理部203a、嗜好抽出部203b、コンテンツ検索部203c、EPG作成部203d、サーバ特定部203e、およびセッション処理部203fを備える。このうち認証処理部203aは、宅内装置400を介して送信されたユーザ情報に含まれる加入者IDをキーとして、ユーザの認証処理を行う。
嗜好抽出部203bは、認証の成功したユーザのユーザIDをキーとしてユーザ嗜好データベース202bを検索し、ログイン元ユーザ(ユーザIDの通知元のユーザ)のユーザプロファイルを特定する。すなわち嗜好抽出部203bは、IPTV端末のリモコン600から与えられたユーザ情報をもとにユーザごとのプロファイルを抽出する。
コンテンツ検索部203cは、コンテンツ情報データベース202cのコンテンツ属性と、ユーザIDおよび抽出されたユーザプロファイルとのマッチングを取り、その結果に基づいてユーザの嗜好を反映するコンテンツを検索する。EPG作成部203dは、検索されたコンテンツのURL(Uniform Resource locator)を含む推奨コンテンツ一覧としてのEPGを作成する。このEPGはIPネットワーク100経由でIPTV端末500に送信され、表示されてユーザに提示される。
サーバ特定部203eは、EPGから選択指定されたコンテンツのURLに基づき、そのコンテンツを蓄積するコンテンツサーバを特定する。セッション処理部203fは、特定されたコンテンツサーバとIPTV端末500との間に、通信IPネットワーク100を経由するセッションを設定する。このセッションを介して、コンテンツサーバからコンテンツがユーザ宅のIPTV端末500までストリーム配信される。
図5は、リモコン600の外観とその機能ブロックの一例を示す図である。リモコン600はキーパッド部601、赤外線送信部603、リモコン制御部604、およびスロット部606を備える。このうちスロット部606にはメモリチップMCが挿入される。メモリチップMCにはこのリモコンを所有するユーザのユーザ名605a、登録した加入者の加入者IDといったユーザ情報(属性データ)が書き込まれている。
リモコン制御部604は、キーパッド部601を用いてなされたユーザの操作内容をコマンドに変換し、このコマンドを赤外線通信によりIPTV端末500に投入する。特にリモコン制御部604は、その処理機能として通知処理部604aを備える。通知処理部604aは、例えばIPTV端末500への電源投入コマンドの送出に際してメモリチップMCからユーザ情報を読み出し、これをIPTV端末500から宅内装置400、およびIPネットワーク100経由でIPTV装置200に通知する。次に、上記構成における動作を説明する。
図6は、リモコン600を用いたユーザ登録処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。まず、リモコン600にユーザID、加入者IDなどのユーザ情報を登録し、メモリチップMCに記憶させる。次に、IPTV端末500の操作画面からユーザ登録処理が選択されると、ユーザ情報がIPTV端末500に送られる。IPTV端末500はこのユーザ情報をIPネットワーク100を経由してIPTV装置200に通知する。IPTV装置200は、ユーザIDと加入者IDとを関連付け、ユーザ嗜好データベース202bに個人データとして保存する。
次にIPTV装置200は、保存した内容をIPTV端末500に返送し、画面に表示させてユーザに登録確認を促す。その内容に問題があれば適宜修正し、無ければ(OK)メッセージをIPTV装置200に返送する。これを繰り返して、IPTV端末500を頻繁に利用する全てのユーザのユーザ情報をユーザ嗜好データベース202bに蓄積させる。これが完了すれば、ユーザIDごとに嗜好登録を実施する。すなわちユーザはOKワード、NGワードなどといった分類ごとにキーワードを入力し、IPTV端末500に登録を要求する。そうするとIPTV端末500からIPTV装置200にこれらのキーワードを含む嗜好データが通知され、ユーザ嗜好データベース202bに蓄積される。これが終われば登録が完了し、その確認が終了すればOKメッセージがリモコン600からIPTV端末500に通知される。
図7は、ユーザごとの嗜好をシステムに登録する詳しい手順を示すシーケンスチャートである。最初に、ユーザ情報がリモコン600からIPTV端末500を介してIPTV装置200に送られる。これを受けてIPTV装置200は、ユーザ嗜好データベース202bからユーザIDに対応するプロファイルを特定し、その結果をIPTV端末500に通知する。
IPTV端末500は通知されたプロファイルをもとにユーザごとの登録画面(ユーザ嗜好登録画面)を表示し、登録内容の編集をユーザに促す。ユーザはこの画面を見ながらリモコン600を用いて、図4に示すような嗜好データを編集する。編集された内容はIPTV装置200に送られ、ユーザIDごとに嗜好データとして蓄積される。このように、システム運用中に嗜好データがシステム側で自動的に登録されるのに加え、ユーザ側から積極的に自らの好みをシステム側に登録することもできる。編集作業の際にはOKワード(好嗜好)とNGワード(嫌嗜好)との両方を登録することができる。
図8は、視聴の開始に際して実施される処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。図8において、ユーザが自らのリモコン600を操作してIPTV端末500の電源を投入すると、IPTV端末500はIPTV装置200に接続要求を送信する。この接続要求にはリモコン600に記憶されたユーザ情報が含まれる。これを受けたIPTV装置200は、ユーザが属する加入者ID情報と共に加入者認証要求を認証サーバ700に送る。
認証OKであれば、認証サーバ700はその旨をIPTV装置200に通知し、さらにIPTV端末500にも通知される。加入者認証が完了すると、IPTV装置200はユーザ情報からユーザIDを特定し、さらにこのユーザIDからそのユーザのユーザプロファイルを特定する。
IPTV装置200は、特定したユーザプロファイルとコンテンツ情報データベース202cのコンテンツ属性とをマッチングさせ、ユーザに提示するためのコンテンツ情報を抽出する。マッチング処理では、ユーザプロファイルに含まれるジャンル・出演者などの情報をキーとしてコンテンツ情報に含まれるジャンル・出演者などの情報が検索し、該当するコンテンツ情報が提案コンテンツとして抽出される。
IPTV装置200は、提案コンテンツをIPTV端末500に送り、IPTV端末500はこの提案コンテンツからEPGを作成して表示する。ここで、マッチング指数(例えば、プロファイルとコンテンツ情報をそれぞれベクトル化し、2つのベクトルの内積値を指数として使う)の高いものから順にコンテンツを並べ替えるようにしてもよい。ユーザは、表示されたEPGからコンテンツ情報を選択する。この選択されたコンテンツ情報はIPTV装置200に送られ、対応するURLを持つコンテンツサーバにコンテンツ配信要求が送られて、以降、番組ストリームの配信が開始される。
なおEPGをユーザに提示するタイミングは、ユーザがIPTVサービスにログインした時点でも良いし、番組を視聴し終わった時点、および、ユーザが「お勧め番組の表示」を選択した時点でも良い。
なおEPGをユーザに提示するタイミングは、ユーザがIPTVサービスにログインした時点でも良いし、番組を視聴し終わった時点、および、ユーザが「お勧め番組の表示」を選択した時点でも良い。
図9は、IPTV装置200がユーザ嗜好を取得する際の処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。ユーザによる視聴開始操作、または視聴中の視聴操作(早送り、巻き戻しなど)などのイベントを契機として、リモコン600に記憶されるユーザ情報がIPTV端末500に送られる。
IPTV装置200は、受信したユーザ情報をもとにユーザIDを特定し、さらに、そのときユーザが視聴中のコンテンツの属性を抽出する。その結果はユーザ嗜好データベース202bに、ユーザIDごとのユーザ嗜好として蓄積される。このようにユーザの視聴したコンテンツの履歴から、エンドユーザごとのユーザプロファイルがユーザ嗜好データベース202bに蓄積される。なお、EPGから選択されたコンテンツの履歴からわかるユーザプロファイルを、ユーザ嗜好データベース202bに蓄積するようにしても良い。
以上説明したようにこの実施形態では、リモコン600をエンドユーザごとに持たせ、このリモコン600に所有者(エンドユーザ)のユーザ情報を予め記憶させる。視聴にあたり、リモコン600からIPTV端末500(TV受像機)経由で、IPTV装置200(センタ側)にユーザ情報を送信する。IPTV装置200は、ユーザ情報から実際に視聴しているユーザのユーザIDを特定し、予め登録されたユーザの嗜好に合致する番組情報をIPTV端末500に送信するようにしている。
既存の技術では、複数のユーザが同じIPTV端末を利用するケースでは個々のユーザを特定することができない。これに対しこの実施形態によれば、リモコン600にユーザ個々の識別情報を持たせるようにしているので、システム側でユーザを特定でき、ひいてはそのユーザのプロファイルを特定することができる。従って実際に番組を視聴しているユーザの嗜好に合ったコンテンツを提供することができるようになる。
また、リモコン600を他の端末(例えば携帯電話機)などに置き換えることもでき、例えばSIMを活用できるのに加え、ユーザモビリティを促進することもできる。さらにはIPTVシステムと連携するシステムをIPネットワークを経由して構築することができ、ユーザの嗜好に基づくコンテンツの選択や、ユーザ情報に基づくアクセス制御を容易に実現することも可能になる。
これらのことから、現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供することが可能となる。
これらのことから、現実の視聴者の嗜好に合わせたコンテンツを提示することの可能なコンテンツ配信システムとそのセンタ装置、およびコンテンツ配信方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えばリモコン600として携帯電話機を用いる場合には、その属する移動通信網(携帯電話網)を介してユーザ情報をIPTV装置200に転送するようにしても良い。また、IPネットワーク100を利用する形態、または移動通信網を利用する形態のいずれにせよ、リモコン600を用いて番組を選択し視聴が始まって一定時間が経過してからユーザ情報を転送するのが好ましい。このようにすればチャネルザッピングによる短時間視聴を処理の対象から除外することができる。
また、コンテンツ情報データベース202cに蓄積された情報をもとに、ユーザ嗜好データベース202bに蓄積された項目(ジャンルや出演者など)ごとにスコアを付け、上位の番組について番組情報、さらにはこの番組情報を含むメタデータをユーザに提示するようにしても良い。
さらに、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
100…IPネットワーク、200…IPTV装置、201…インタフェース部、202…ストレージユニット、202a…ユーザ認証データベース、202b…ユーザ嗜好データベース、202c…コンテンツ情報データベース、203…制御部、203a…認証処理部、203b…嗜好抽出部、203c…コンテンツ検索部、203d…EPG作成部、203e…サーバ特定部、203f…セッション処理部、301〜30n…コンテンツサーバ、400…宅内装置、500…IPTV端末、600…リモコン、601…キーパッド部、603…赤外線送信部、604…リモコン制御部、604a…通知処理部、606…スロット部、MC…メモリチップ、605a…ユーザ名、605b…加入者ID、700…認証サーバ
Claims (10)
- コンテンツソースに接続されるセンタ装置と、
エンドユーザごとに所有される操作端末とを具備し、
この操作端末は、
所有者であるエンドユーザを特定可能な属性データを記憶する記憶部と、
前記属性データを前記センタ装置に通知する通知手段とを備え、
前記センタ装置は、
エンドユーザごとのコンテンツ嗜好傾向を示すユーザプロファイルを各エンドユーザの属性データに対応付けて登録したユーザ嗜好データベースと、
前記通知された属性データに基づき通知元ユーザのユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースから特定する特定手段と、
前記特定されたユーザプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を前記通知元ユーザに提示する提示手段と、
前記推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを、前記コンテンツソースから前記通知元ユーザ宅に前記通信ネットワーク経由で配信させる配信制御手段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記通知手段は、前記属性データを前記通信ネットワーク経由で前記センタ装置に通知することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記操作端末は、前記通信ネットワークとは別の移動通信網に属する移動通信端末であり、
前記通知手段は、前記属性データを前記移動通信網経由で前記センタ装置に通知することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - さらに、前記選択されたコンテンツの履歴から、前記エンドユーザごとのユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースに蓄積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記操作端末は、その所有者のユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースに登録する登録手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- コンテンツソースに接続されるセンタ装置において、
エンドユーザごとのコンテンツ嗜好傾向を示すユーザプロファイルを、各エンドユーザを特定可能な属性データに対応付けて登録したユーザ嗜好データベースと、
エンドユーザごとに所有される操作端末から通知された前記属性データに基づき、通知元ユーザのユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースから特定する特定手段と、
前記特定されたユーザプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を前記通知元ユーザに提示する提示手段と、
前記推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを、前記コンテンツソースから前記通知元ユーザ宅に通信ネットワーク経由で配信させる配信制御手段とを具備することを特徴とするセンタ装置。 - さらに、前記選択されたコンテンツの履歴から、前記エンドユーザごとのユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースに蓄積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項6に記載のセンタ装置。
- コンテンツソースに接続され、エンドユーザごとのコンテンツ嗜好傾向を示すユーザプロファイルを各エンドユーザを特定可能な属性データに対応付けて登録したユーザ嗜好データベースを備えるセンタ装置を具備するコンテンツ配信システムに適用される方法であって、
エンドユーザごとに所有される操作端末が、所有者であるエンドユーザを特定可能な属性データを記憶し、
前記操作端末が、前記センタ装置に前記属性データを通知し、
前記センタ装置が、前記通知された属性データに基づき通知元ユーザのユーザプロファイルを前記ユーザ嗜好データベースから特定し、
前記センタ装置が、前記特定されたユーザプロファイルを反映する推奨コンテンツ一覧を前記通知元ユーザに提示し、
前記センタ装置が、前記コンテンツソースに前記推奨コンテンツ一覧から選択されたコンテンツを前記通知元ユーザ宅に通信ネットワーク経由で配信させることを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記操作端末は、前記属性データを前記通信ネットワーク経由で前記センタ装置に通知することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記操作端末は、前記通信ネットワークとは別の移動通信網に属する移動通信端末であり、前記属性データを前記移動通信網経由で前記センタ装置に通知することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ配信方法。
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---|---|---|---|---|
JP2015177296A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 西日本電信電話株式会社 | 映像コミュニケーションシステム、映像コミュニケーション環境提供方法、サーバ、サーバ制御方法及びコンピュータプログラム |
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