JP2010097752A - 電気鉄道用碍子 - Google Patents

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Abstract

【課題】碍子本体に取り付けられる金具の腐食による碍子本体の破壊を防止し、架線に落雷した場合であっても、絶縁を確保することができる電気鉄道用碍子を提供する。
【解決手段】その外表面に、半径方向外側に突出する水切り笠1aと、水切り笠1aの外径より小さい外径の小径笠1bが、軸方向に向かって平行且つ交互に複数形成された碍子本体1と、碍子本体1の上端に冠着されたキャップ金具2と、碍子本体1の下端に冠着された下部金具3と、下部金具3と対向して配設され、下部金具3との間で架線を挟持する架線受け金具4を有する。キャップ金具2及び下部金具3が腐食膨張したとしても、キャップ金具2及び下部金具3が碍子本体の取付部を圧縮するに過ぎないので、碍子本体1が破損することがない。また、キャップ金具2と下部金具3との距離が離れているので、架線に落雷したとしても、絶縁が確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気鉄道のトンネル内や地下駅構内等の架線を支持するために用いられる電気鉄道用碍子に関するものである。
従来から、電気鉄道のトンネル内や地下駅構内等の架線を支持するために、特許文献1や特許文献2に示されるような懸垂碍子が用いられている。このような懸垂碍子50は、図7に示されるように、碍子本体51と、碍子本体51の上下に取り付けられるキャップ金具52と下部金具53とから構成されている。碍子本体51は、笠部51aと、この笠部51aの中央上部に上方に突出した有底筒状の頭部51bとが一体となって形成されている。笠部51aの底面側には、漏洩距離を確保するために、複数の同心円状に突出するひだ部51dが形成されている。頭部51bの外側には、キャップ金具52がセメント54により冠着されている。また、頭部51bの内側には、下部金具53が挿入された状態で、セメント55により固着されている。
図7に示される実施形態では、同様の構造の懸垂碍子60が直下に配設され、この懸垂碍子60のキャップ金具62が懸垂碍子50の下部金具53に取り付けられて、懸垂碍子60と懸垂碍子50に連結されている。懸垂碍子50のキャップ金具52は、電気鉄道のトンネルや駅構内等の天井に取り付けられるようになっている。一方で、懸垂碍子60の下部金具63には、対向して架線受け金具64がボルト65とナット66により取り付けられ、下部金具63及び架線受け金具64との間で、き電線、吊架線、トロリ線等の架線を挟持するようになっている。懸垂碍子50の直下に懸垂碍子60を連結しているのは、絶縁距離及び漏洩距離を確保するためである。
懸垂碍子50、60の外表面には、架線とパンタグラフが接触することにより発生する金属微粉等の付着物が付着する。電気鉄道のトンネル内や地下駅構内では、雨で前記付着物が洗い流されないので、懸垂碍子50、60の外表面に蓄積する傾向がある。また、トンネル内や地下駅構内等は、結露し易く、懸垂碍子50、60の外表面に付着物が蓄積した状態で、結露するとフラッシオーバする危険性が高まる。従来から、電気鉄道のトンネル内や地下駅構内等の架線を支持するために懸垂碍子50、60が用いられてきたのは、碍子本体51、61を焼成前に、プレス形成により、簡単に碍子本体51のひだ部51dを形成することができ、製造コストが高額にならずに、漏洩距離を確保することができ、フラッシオーバを防止することができるからである。
しかしながら、このような構造の懸垂碍子50、60は、下部金具53、63が、碍子本体51、61の頭部51a、61a内に挿入されている構造であるので、頭部51a、61a内に挿入されている部分の下部金具52、63が腐食膨張した場合には、下部金具53、63が、頭部51a、61aを内側から押し広げ、碍子本体51、61が破壊されてしまうという問題があった。また、金属の熱膨張率は、磁器の熱膨張率よりも大きいので、懸垂碍子50、60に熱が加わった場合には、下部金具52、63の腐食膨張による碍子本体51、61の破壊を惹起してしまうという問題があった。
また、下部金具53、63が、碍子本体51、61の頭部51a、61a内に挿入され、キャップ金具52、62と下部金具53、63が隣接している構造であるので、架線に落雷した場合には、キャップ金具52、62と下部金具53、63間でサージ電流が流れ、絶縁が確保できない場合があるという問題があった。
特開2005−235479号公報 特開平5−89735号公報
碍子本体に取り付けられる金具の腐食による碍子本体の破壊を防止し、架線に落雷した場合であっても、絶縁を確保することができる電気鉄道用碍子を提供することを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、その外表面に、半径方向外側に突出する笠部が、軸方向に向かって平行に複数形成された碍子本体と、
前記碍子本体の上端に冠着されたキャップ金具と、
前記碍子本体の下端に冠着された下部金具と、
前記下部金具と対向して配設され、前記下部金具との間で架線を挟持する架線受け金具を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、隣接する笠部の外径を異なる外径にしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、隣接する笠部を、水切り笠と、当該水切り笠の外径よりも小さい外径の小径笠とから構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、隣接する水切り笠間の寸法を水切り笠の突出寸法で除した値を0.8〜1.0に設定したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4に記載の発明において、下部金具の底面にスタッドボルトを延設し、
架線受け金具の一側縁に、当該一側縁に開口する取付開口を形成し、
前記架線受け金具を回動自在に下部金具に軸支し、
前記架線受け金具を回動させると、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入し、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入した状態で前記スタッドボルトにナットを螺入して、架線受け金具を下部金具に固定するように構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、その外表面に、半径方向外側に突出する笠部が、軸方向に向かって平行に複数形成された碍子本体と、前記碍子本体の上端に冠着されたキャップ金具と、前記碍子本体の下端に冠着された下部金具と、前記下部金具と対向して配設され、前記下部金具との間で架線を挟持する架線受け金具を有することを特徴とする。
このため、キャップ金具及び下部金具が腐食膨張したとしても、キャップ金具及び下部金具が碍子本体の取付部を圧縮するに過ぎず、碍子本体が破損することがない。また、金属の熱膨張率は、磁器の熱膨張率よりも大きいが、電気鉄道用碍子が加熱されたとしても、キャップ金具及び下部金具の開口が拡がるので、キャップ金具及び下部金具の腐食膨張による碍子本体の破壊を惹起することがない。
更に、キャップ金具と下部金具は、碍子本体の両端に取り付けられ、キャップ金具と下部金具との距離が離れているので、架線に落雷したとしても、キャップ金具と下部金具間の絶縁が確保され、キャップ金具と下部金具間にサージ電流が流れることはない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、隣接する笠部の外径を異なる外径にしたことを特徴とする。
このため、電気鉄道用碍子が注水されたとしても、隣接する笠部の外径を同一寸法にした場合に比べて、笠部外縁で水が切れ易く、注水経路がつながらず、フラッシオーバを防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、隣接する笠部を、水切り笠と、当該水切り笠の外径よりも小さい外径の小径笠とから構成したことを特徴とする。
このため、電気鉄道用碍子が注水されたとしても、小径笠には水が付着することなく、隣接する水切り笠間の距離が広いため、水が切れ、注水経路がつながらず、フラッシオーバすることがなく、注水時の電気性能を向上させることが可能となる。
また、小径笠を形成した分だけ漏洩距離を増加させることができ、フラッシオーバを防止することが可能となる。
更に、水切り笠と小径笠の外径を異径にしたことにより、切り笠と小径笠の笠裏にバイトが入り易くなり、水切り笠の外径を大きくしたとしても、水切り笠及び小径笠を、バイトで切削形成することができ、隣接する笠の外径を同一にした場合に比べて、碍子本体の漏洩距離をより長くすることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、隣接する水切り笠間の寸法を水切り笠の突出寸法で除した値を0.8〜1.0に設定したことを特徴とする。
このため、注水性能を確保しつつ、切削時間の増大を防止し、低コストで電気鉄道用碍子を製作することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4に記載の発明において、下部金具の底面にスタッドボルトを延設し、架線受け金具の一側縁に、当該一側縁に開口する取付開口を形成し、前記架線受け金具を回動自在に下部金具に軸支し、前記架線受け金具を回動させると、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入し、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入した状態で前記スタッドボルトにナットを螺入して、架線受け金具を下部金具に固定するように構成したことを特徴とする。
このため、スタッドボルトに螺着されているナットを締め、架線受け金具を回動させ、前記ナットを締め付けるだけで、架線の電気鉄道用碍子への取付作業が完了し、作業性を向上させることが可能となる
また、取付開口をスタッドボルトから外した状態であっても、架線受け金具は下部金具に軸支されているので、架線受け金具が落下することがなく、架線受け金具の紛失を防止することが可能となる。
(電気鉄道用碍子の構造について)
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図1は本発明の実施の形態を示す電気鉄道用碍子20の説明図である。図1の左半分は、電気鉄道用碍子20の断面を示し、右半分は電気鉄道用碍子20の側面を示している。図1に示されるように、本発明の電気鉄道用碍子20は、主に、碍子本体1、キャップ金具2、下部金具3、架線受け金具4とから構成されている。
碍子本体1は、アルミナ磁器等の磁器で構成されている。碍子本体1の外表面には、半径方向外側に突出する水切り笠1aと小径笠1bが、軸方向に向かって平行に、交互に複数形成されている。小径笠1bの外径は、水切り笠1aの外径よりも小さくなっている。水切り笠1a及び小径笠1bの上面は、中心から半径方向外側に向かって徐々に低くなる傾斜面で構成されている。図に示される実施形態では、軸方向に向かって平行に形成された3つの水切り笠1aの間に、小径笠1bが形成されている。
碍子本体1の上端は、円柱形状をした取付部1cとなっている。
図2にキャップ金具2の上面図を示す。キャップ金具2は、ダクタイル鋳鉄等の金属で構成され、腐食を防ぐため、その外表面に亜鉛メッキ等のメッキ層が形成されている。図1に示されるように、キャップ金具2は、有底筒状をしている。図1や図2に示されるように、キャップ金具2の上面には、半径方向外側に突出する係合片2aが形成されている。図2に示される実施形態では、係合片2aは対向するように2つ形成されている。
碍子本体1の取付部1cは、キャップ金具2の内部に挿入され、キャップ金具2と碍子本体1の取付部1cとの間に、セメント5が充填されて、キャップ金具2が碍子本体1の取付部1cに冠着している。
碍子本体1の下端は、円柱形状をした取付部1eとなっている。
下部金具3は、ダクタイル鋳鉄等の金属で構成され、腐食を防ぐため、その外表面に亜鉛メッキ等のメッキ層が形成されている。下部金具3は、有底筒状をしている。下部金具3の底面には、2つの取付ネジ穴3bが形成されている。下部金具3の底面の取付ネジ穴3bの間には、幅方向に連通する、挟持凹部3aが凹陥形成されている。
碍子本体1の取付部1eは、下部金具3の内部に挿入され、下部金具3と碍子本体1の取付部1eとの間に、セメント6が充填されて、下部金具3が碍子本体1の取付部1eに冠着している。
図3に電気鉄道用碍子20の底面図を示す。図1や図3に示されるように、下部金具3の取付ネジ穴3bには、スタッドボルト7、12が螺入している。
架線受け金具4は、ダクタイル鋳鉄等の金属で構成され、腐食を防ぐため、その外表面に亜鉛メッキ等のメッキ層が形成されている。架線受け金具4の一端には、軸支穴4aが貫通形成されている。架線受け金具4の他端には、当該他端の一側縁に開口する取付開口4bが形成されている。架線受け金具4の軸支穴4aと取付開口4bの間には、架線受け凹部4cが凹陥形成されている。軸支穴4aと取付開口4b間の寸法は、下部金具3に取り付けられたスタッドボルト7とスタッドボルト12の軸心間の寸法と同一になっている。
架線受け金具4の軸支穴4aにスタッドボルト7を挿通させた状態で、平座金8及びバネ座金9をスタッドボルト7に取り付け、ナット10をスタッドボルト7に螺入して、架線受け金具4を、下部金具3に回動自在に軸支している。本実施形態では、ナット10が緩むことを防止するために、更に、スタッドボルト7に緩み防止用ナット11を螺入して、ダブルナット構造としている。
図3の(B)に示されるように、架線受け金具4を回動させると、スタッドボルト12が架線受け金具4の取付開口4bに侵入し、架線受け金具4が下部金具3に対向するようになっている。スタッドボルト12には、平座金8及びバネ座金9が挿通され、ナット10及び緩み防止用ナット11が螺入されている。
(電気鉄道用碍子の取付作業及び架線の取付作業について)
図4に本発明の電気鉄道用碍子20を取り付ける取付金具30の上面図を示す。取付金具30は、円盤状の碍子支持部30aと、この碍子支持部30aから半径方向外側に伸びる2本の取付部30bとが一体となって形成されている。取付部30bには、取付穴30cが形成され、当該取付穴30cに取付ボルト(図示せず)を挿通して、取付金具30を電気鉄道のトンネルや地下駅構内の天井等に取り付けている。碍子支持部30aには、取付穴30dが形成され、この取付穴30dの外縁に挿入凹部30eが対向するように2つ連通形成されている。挿入凹部30eが形成されている位置から90°回転した位置の取付穴30dの外縁には、係合凹部30fが凹陥形成されている。
電気鉄道用碍子20のキャップ金具2の係合片2aを、取付金具30の挿入凹部30eに合致させて、キャップ金具2を取付金具30の取付穴30cに挿入する。そして、電気鉄道用碍子20を90°回転させると、キャップ金具2の係合片2aが取付金具30の係合凹部30fに嵌り込み、電気鉄道用碍子20の取付作業が完了する。このように、キャップ金具2を取付金具30の取付穴30cに挿入し、電気鉄道用碍子20を90°回転させるだけで電気鉄道用碍子20の取付作業が完了するので作業性が良い。
次に、スタッドボルト7、12に螺着されているナット10及び緩み防止用ナット11を緩めて、架線受け金具4を回動させて、図3の(A)に示されるように、取付開口4bをスタッドボルト12から外す。次に、下部金具3の挟持凹部3aに架線をセットし、架線受け金具4を回動させて、図3の(B)に示されるように、スタッドボルト12を架線受け金具4の取付開口4bに侵入させ、スタッドボルト7、12に螺着されているナット10及び緩み防止用ナット11を締めると、架線受け金具4が下部金具3に固定され、架線の取付作業が完了する。この状態では、架線は確実に下部金具3の挟持凹部3a及び架線受け金具4の架線受け凹部4cで挟持される。
このように、架線受け金具4に、取付開口4bを形成し、架線受け金具4を回動自在に下部金具3に軸支したので、スタッドボルト7、12に螺着されているナット10及び緩み防止用ナット11を締め、架線受け金具4を回動させ、前記ナット10及び緩み防止用ナット11を締め付けるだけで、架線の電気鉄道用碍子20への取付作業が完了し、作業性が良い。電気鉄道では、終電時間から始発時間までの限られた時間に、架線を電気鉄道用碍子20に取り付ける必要があるので、作業性が向上することは大変有意義である。また、取付開口4bをスタッドボルト12から外した状態であっても、架線受け金具4は下部金具3に軸支されているので、架線受け金具4が落下することがなく、架線受け金具4の紛失を防止することが可能となる。
(本発明品の作用)
本発明では、キャップ金具2及び下部金具3のいずれも、それぞれ、碍子本体1の取付部1c、1eに冠着されているので、キャップ金具2及び下部金具3が腐食膨張したとしても、キャップ金具2及び下部金具3が碍子本体1の取付部1c、1eを圧縮するに過ぎず、碍子本体1が破損することがない。また、金属の熱膨張率は、磁器の熱膨張率よりも大きいが、電気鉄道用碍子20が加熱されたとしても、キャップ金具2及び下部金具3の開口が拡がるので、キャップ金具2及び下部金具3の腐食膨張による碍子本体1の破壊を惹起することがない。
本発明では、キャップ金具2と下部金具3は、碍子本体1の両端に取り付けられていて、キャップ金具2と下部金具3との距離が離れているので、架線に落雷したとしても、キャップ金具2と下部金具3間の絶縁が確保され、キャップ金具2と下部金具3間にサージ電流が流れることはない。
図5に水切り性能の比較図を示す。図5の(B)に示されるように、隣接する笠の外径寸法を同一にすると、全ての笠の外縁に水が付着し、注水経路がつながりやすく、フラッシオーバを起こしやすい。本発明では、図5の(A)に示されるように、碍子本体1の外表面に、水切り笠1aと小径笠1bを、軸方向に向かって交互に形成したので、電気鉄道用碍子20が注水されたとしても、小径笠1bには水が付着することなく、隣接する水切り笠1a間の距離が広いため、水が切れ、注水経路がつながらず、フラッシオーバすることがなく、注水時の電気性能が良い。
本発明では、水切り笠1a間に、小径笠1bを形成したので、注水性能を確保しつつ、小径笠1bを形成した分だけ漏洩距離を増加させることができ、碍子本体1の汚損によるフラッシオーバを防止することが可能となっている。
また、碍子本体1は、焼成前に外形を切削加工により形成するが、水切り笠1aと小径笠1bの外径を異径にしたので、切り笠1aと小径笠1bの笠裏にバイトが入りやいため、水切り笠1aの外径を大きくしたとしても、水切り笠1a及び小径笠1bを、バイトで切削形成することができ、隣接する笠の外径を同一にした場合に比べて、碍子本体1の漏洩距離をより長くすることが可能となる。
図6に笠の突出寸法と笠間距離の関係を表した説明図を示す。図6に示されるLは、水切り笠1aの突出寸法である。図6に示されるPは、隣接する水切り笠1a間の寸法である。図6に示される100は、碍子本体1の素材である。図6の(B)に示されるように、隣接する水切り笠1a間の寸法Pを大きくすると、図6のハッチングで示される切削面積が多くなる。このため、碍子本体1の外形を切削する切削時間が増大し、コスト高になってしまう。一方で、図6の(B)に示されるように、隣接する水切り笠1a間の寸法Pを大きくした場合には、注水時の注水性能が向上する。
隣接する水切り笠1a間の寸法Pを水切り笠1aの突出寸法Lで除した値をP/Lとする。
P/Lを0.8より小さくすると、注水時の水切り性能を確保することができない。
一方で、P/Lを1より大きくすると、碍子本体1の外形を切削する切削時間が増大し、コスト高になってしまう。
そこで本発明では、注水性能を確保しつつ、切削時間の増大を防止するため、P/Lを0.8〜1.0に設定することにした。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気鉄道用碍子もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の実施の形態を示す電気鉄道用碍子の説明図である。 キャップ金具の上面図である。 電気鉄道用碍子の底面図である。 取付金具の上面図である。 水切り性能の比較図である。 笠の突出寸法と笠間距離の関係を表した説明図である。 従来の電気鉄道用碍子を示す説明図である。
符号の説明
1 碍子本体
1a 水切り笠
1b 小径笠
1c 取付部
1e 取付部
2 キャップ金具
2a 係合片
3 下部金具
3a 挟持凹部
3b 取付ネジ穴
4 架線受け金具
4a 軸支穴
4b 取付開口
4c 架線受け凹部
5 セメント
6 セメント
7 スタッドボルト
8 平座金
9 バネ座金
10 ナット
11 緩み防止用ナット
12 スタッドボルト
20 電気鉄道用碍子
30 取付金具
30a 碍子支持部
30b 取付部
30c 取付穴
30d 取付穴
30e 挿入凹部
30f 係合凹部
50 懸垂碍子
51 碍子本体
51a 笠部
51b 頭部
51d ひだ部
52 キャップ金具
53 下部金具
54 セメント
55 セメント
60 懸垂碍子
62 キャップ金具
63 下部金具
64 架線受け金具
65 ボルト
66 ナット
100 磁器碍子の素材

Claims (5)

  1. その外表面に、半径方向外側に突出する笠部が、軸方向に向かって平行に複数形成された碍子本体と、
    前記碍子本体の上端に冠着されたキャップ金具と、
    前記碍子本体の下端に冠着された下部金具と、
    前記下部金具と対向して配設され、前記下部金具との間で架線を挟持する架線受け金具を有することを特徴とする電気鉄道用碍子。
  2. 隣接する笠部の外径を異なる外径にしたことを特徴とする請求項1に記載の電気鉄道用碍子。
  3. 隣接する笠部を、水切り笠と、当該水切り笠の外径よりも小さい外径の小径笠とから構成したことを特徴とする請求項2に記載の電気鉄道用碍子。
  4. 隣接する水切り笠間の寸法を水切り笠の突出寸法で除した値を0.8〜1.0に設定したことを特徴とする請求項3に記載の電気鉄道用碍子。
  5. 下部金具の底面にスタッドボルトを延設し、
    架線受け金具の一側縁に、当該一側縁に開口する取付開口を形成し、
    前記架線受け金具を回動自在に下部金具に軸支し、
    前記架線受け金具を回動させると、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入し、前記スタッドボルトが前記取付開口に侵入した状態で前記スタッドボルトにナットを螺入して、架線受け金具を下部金具に固定するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電気鉄道用碍子。
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