JP2010097562A - 作業情報処理装置、プログラムおよび作業情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のRFIDタグ等を使用した作業者の作業内容を精度高く把握する技術では、作業者が作業中にRFIDタグの読取作業を意図的に行わなければならず不便である。この点を解決するため、作業者に操作を強いることなく、精度高く作業者の作業内容を示すことができる技術を提供する。
【解決手段】作業情報処理システム1000は、センサで検知された情報に応じて作業内容を特定するための作業内容定義情報を記憶する記憶部及び制御部を備え、制御部は、複数の検知対象のセンサ161〜164で検出された検出値と、当該検出値が検出された時刻の情報と、を受け付け、複数の検知対象のセンサ161〜164で検出された検出値に応じた作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、作業内容を時刻に沿って表示する。
【選択図】図1
【解決手段】作業情報処理システム1000は、センサで検知された情報に応じて作業内容を特定するための作業内容定義情報を記憶する記憶部及び制御部を備え、制御部は、複数の検知対象のセンサ161〜164で検出された検出値と、当該検出値が検出された時刻の情報と、を受け付け、複数の検知対象のセンサ161〜164で検出された検出値に応じた作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、作業内容を時刻に沿って表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、作業情報を処理する技術に関する。
従来、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどにより、作業者の作業内容を把握する技術がある(特許文献1)。
上記特許文献1に記載の技術では、作業内容を精度高く把握することができるが、作業者が作業する中でRFIDタグの読取作業を意図的に行わなければならず、不便であった。
そこで、本発明は、作業者に操作を強いることなく、精度高く作業者の作業内容を特定し、示すことができる技術の提供を目的とする。
本願に係る作業情報を処理する技術は、上記課題を解決するため、作業者等に取り付けられたセンサからの時刻ごとの検出値から作業を特定する情報を用いて時刻ごとの作業内容を特定し、時刻と作業内容の関係を表示する。
例えば、作業情報処理装置であって、センサで検知された検出値を特定する情報と、作業内容と、を対応付けた作業内容定義情報を記憶する記憶部及び制御部を備え、前記制御部は、第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第一の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第二の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、を受け付け、前記第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、前記第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、に応じて前記作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、特定した作業内容を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する、ことを特徴とする。
作業者に操作を強いることなく、精度高く作業者の作業内容を特定し、示すことができる技術を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態における作業情報処理システム1000を示す図である。
本発明における作業情報処理システム1000は、作業者に取り付けられた作業者センサ161A、作業者センサ161B(以下、特に個々の作業者センサを区別しない場合には、作業者センサ161と表記する)と、加工装置に取り付けられた装置センサ162と、製品に取り付けられた製品センサ163と、作業場等に設置された温度や湿度を計測する環境センサ164と、検知情報処理装置100と、を備える。
作業者センサ161は、作業者センサ161を取り付けられた人の動作と位置とを検出するセンサである。本実施形態においては、作業者センサ161は、直交する3方向(X方向、Y方向、Z方向とする)の加速度を測定する加速度センサと、作業領域内での位置を平面上(X座標とY座標の二次元)で測定するGPS(Global Positioning System)等の位置センサと、の機能を備える。
なお、作業者センサ161は、1000分の1Gを単位として、重力加速度を含む加速度を検出するものとする。しかし、これに限らず、例えば重力加速度成分を打ち消して検出値を検出するものであってもよい。
もちろん、作業者センサ161は、加速度センサと位置センサに限らず、取り付けられた人の動作と位置とを検出することのできるセンサであればよく、例えば取り付けられた人の血中の酸素濃度を検出することのできる酸素濃度センサ、温度センサあるいは電流センサ等であってもよい。
なお、図1では、作業者センサ161Aは作業者の左足に取り付けられ、作業者センサ161Bは腰に取り付けられているが、このような態様に限定されるわけではなく、複数の作業者センサ161により作業者の複数の箇所の動作を検出することができるようにされていればよい。
また、作業者センサ161は、検出値を、無線を介して検知情報処理装置100に送信する。
装置センサ162は、装置センサ162を取り付けられた作業の道具である加工装置の稼働状況を検出するセンサである。本実施形態においては、加工装置にかかる電圧を測定する電圧センサ、溶接装置のガス流量センサ等である。
なお、装置センサ162は、電圧センサやガス流量センサに限らず、取り付けられた装置の稼働状況を検出することのできるセンサであればよく、例えば取り付けられた装置が発する熱を検出することのできる温度センサ等であってもよい。
また、装置センサ162は、検出値を、無線を介して検知情報処理装置100に送信する。
製品センサ163は、製品センサ163を取り付けられた作業対象製品になされている作業と、位置と、を検出するセンサである。本実施形態においては、対象製品にかかる直交する3方向(X方向、Y方向、Z方向とする)の加速度を測定する加速度センサと、作業領域内での位置を所定の平面上(X座標とY座標の二次元)で測定するGPS(Global Positioning System)等の位置センサと、の機能を備える。
なお、製品センサ163は、加速度センサ、位置センサに限らず、取り付けられた製品に施されている作業と、製品の位置と、を検出することのできるセンサであればよく、例えば取り付けられた装置が発する熱を検出することのできる温度センサ等であってもよい。
また、製品センサ163は、検出値を、無線を介して検知情報処理装置100に送信する。
環境センサ164は、環境センサ164を取り付けられた作業場等の環境情報を検出するセンサである。本実施形態においては、作業場の温度を測定する温度センサ、作業場の湿度を測定する湿度センサ等である。
なお、環境センサ164は、温度センサや湿度センサに限らず、取り付けられた環境の状況を検出することのできるセンサであればよく、例えば取り付けられた作業場の明るさを検出することのできる照度センサ等であってもよい。
また環境センサ164は、検出値を、無線を介して検知情報処理装置100に送信する。
検知情報処理装置100は、作業者センサ161、装置センサ162、製品センサ163、環境センサ164からそれぞれ送信されてくる検出値をアンテナ150で受信する。
図2は、検知情報処理装置100の概略図である。
図示するように、検知情報処理装置100は、記憶部120と、制御部130と、入力部141と、出力部142と、通信部143と、を有する。
記憶部120は、検知情報記憶領域121と、作業者情報記憶領域122と、作業負荷情報記憶領域123と、センサ設置情報記憶領域124と、作業予定情報記憶領域125と、出力情報記憶領域126と、作業特定情報記憶領域127と、を備える。
検知情報記憶領域121には、作業者検知情報テーブル200と、装置検知情報テーブル250と、装置検知情報テーブル300と、環境検知情報テーブル350と、が記憶される。
作業者検知情報テーブル200は、作業者センサ161から検知した情報を記憶する。装置検知情報テーブル250は、装置センサ162から検知した情報を記憶する。装置検知情報テーブル300は、製品センサ163から検知した情報を記憶する。環境検知情報テーブル350は、環境センサ164から検知した情報を記憶する。
図3に、作業者検知情報テーブル200の構成例を示す。
作業者検知情報テーブル200は、時欄201と、ID欄202と、位置欄203と、X軸加速度欄204と、Y軸加速度欄205と、Z軸加速度欄206と、を備える。
時欄201には、作業者センサ161で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報が格納される。本実施形態においては、作業者センサ161で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報として、作業者センサ161で検出された検出値を検知情報処理装置100が受信した時刻を特定する情報が格納される。
なお、作業者センサ161からは定期的に検出値が送信されるようにしておき、特定の時刻を時欄201に格納される値に対応させて検知情報処理装置100で管理しておくことで、各々のレコードの時刻を特定することができる。例えば、「1」、「2」、「3」、・・・、「n」は、記録開始からそれぞれ「2秒後」、「4秒後」、「6秒後」、・・・、「2n秒後」の検出値と対応するようにする。
ID欄202には、作業者センサ161を取り付けられた作業者を識別するための識別情報である作業者のIDが格納される。
本実施形態においては、一人の作業者に取り付けられる作業者センサ161に一つの作業者IDを割り振っている。
位置欄203には、ID欄202で特定される作業者に取り付けられた作業者センサ161で検出された位置が含まれる領域を特定する値が格納される。
X軸加速度欄204には、ID欄202で特定される作業者に取り付けられた作業者センサ161で検出された加速度の検出値のX軸の値が格納される。
Y軸加速度欄205には、ID欄202で特定される作業者に取り付けられた作業者センサ161で検出された加速度の検出値のY軸の値が格納される。
Z軸加速度欄206には、ID欄202で特定される作業者に取り付けられた作業者センサ161で検出された加速度の検出値のZ軸の値が格納される。
なお、作業者センサ161から送信される検出値に、センサごとに一意に割り振られている識別情報であるセンサIDを添付することで、検知情報処理装置100では、センサIDに対応する作業者IDを管理しておき、作業者センサ161で検出された検出値を対応する位置欄203、X軸加速度欄204、Y軸加速度欄205、Z軸加速度欄206に格納することができる。
図4に、装置検知情報テーブル250の構成例を示す。
装置検知情報テーブル250は、時欄251と、加工装置Aの電圧欄252と、加工装置Bの電圧欄253と、溶接装置Aのガス流量欄254と、溶接装置Bのガス流量欄255と、を備える。
時欄251には、装置センサ162で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報が格納される。本実施形態においては、装置センサ162で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報として、装置センサ162で検出された検出値を検知情報処理装置100が受信した時刻を特定する情報が格納される。
なお、装置センサ162からは定期的に検出値が送信されるようにしておき、特定の時刻を時欄251に格納される値に対応させて検知情報処理装置100で管理しておくことで、各々のレコードの時刻を特定することができる。例えば、「1」、「2」、「3」、・・・、「n」は、記録開始からそれぞれ「2秒後」、「4秒後」、「6秒後」、・・・、「2n秒後」の検出値と対応するようにする。
加工装置Aの電圧欄252には、装置センサ162を取り付けられた加工装置Aにおいて検出された電圧を特定する情報が格納される。
加工装置Bの電圧欄253には、装置センサ162を取り付けられた加工装置Bにおいて検出された電圧を特定する情報が格納される。
溶接装置Aのガス流量欄254には、装置センサ162を取り付けられた溶接装置Aにおいて検出されたガス流量を特定する情報が格納される。
溶接装置Bのガス流量欄255には、装置センサ162を取り付けられた溶接装置Bにおいて検出されたガス流量を特定する情報が格納される。
本実施形態においては、各装置に取り付けられる装置センサ162に一つのセンサIDを割り振っている。
なお、装置センサ162から送信される検出値に、センサごとに一意に割り振られている識別情報であるセンサIDを添付することで、検知情報処理装置100では、後述するセンサ設置テーブル500を用いてセンサIDに対応する装置を管理しておき、装置センサ162で検出された検出値を対応する装置を示す欄に格納することができる。
図5に、製品検知情報テーブル300の構成例を示す。
製品検知情報テーブル300は、時欄301と、ID欄302と、位置欄303と、X軸加速度欄304と、Y軸加速度欄305と、Z軸加速度欄306と、を備える。
時欄301には、製品センサ163で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報が格納される。本実施例においては、製品センサ163で検出された検出値が検出された時刻を特定する情報として、製品センサ163で検出された検出値を検知情報処理装置100が受信した時刻を特定する情報が格納される。
なお、製品センサ163からは定期的に検出値が送信されるようにしておき、特定の時刻を時欄301に格納される値に対応させて検知情報処理装置100で管理しておくことで、各々のレコードの時刻を特定することができる。例えば、「1」、「2」、「3」、・・・、「n」は、記録開始からそれぞれ「2秒後」、「4秒後」、「6秒後」、・・・、「2n秒後」の検出値と対応するようにする。
ID欄302には、製品センサ163を取り付けられた製品を識別するための識別情報である製品IDを特定する情報が格納される。
本実施形態においては、一つの製品に取り付けられる製品センサ163に一つのセンサIDを割り振っている。
位置欄303には、ID欄302で特定される製品に取り付けられた製品センサ163で検出された位置が含まれる領域を特定する値が格納される。
X軸加速度欄304には、ID欄302で特定される製品に取り付けられた製品センサ163で検出された加速度の検出値のX軸の値が格納される。
Y軸加速度欄305には、ID欄302で特定される製品に取り付けられた製品センサ163で検出された加速度の検出値のY軸の値が格納される。
Z軸加速度欄306には、ID欄302で特定される製品に取り付けられた製品センサ163で検出された加速度の検出値のZ軸の値が格納される。
なお、製品センサ163から送信される検出値に、センサごとに一意に割り振られている識別情報であるセンサIDを添付することで、検知情報処理装置100では、後述するセンサ設置テーブル500を用いてセンサIDに対応する製品IDを管理しておき、製品センサ163で検出された検出値を対応する位置欄303、X軸加速度欄304、Y軸加速度欄305、Z軸加速度欄306に格納することができる。
図6に、環境検知情報テーブル350の構成例を示す。
環境検知情報テーブル350は、時欄351と、位置欄352と、気温欄353と、湿度欄354と、を備える。
時欄351には、環境センサ164の検出値が検出された時刻を特定する情報が格納される。本実施例においては、環境センサ164の検出値が検出された時刻を特定する情報として、環境センサ164で検出された検出値を検知情報処理装置100が受信した時刻を特定する情報が格納される。
なお、環境センサ164からは定期的に検出値が送信されるようにしておき、特定の時刻を時欄351に格納される値に対応させて検知情報処理装置100で管理しておくことで、各々のレコードの時刻を特定することができる。例えば、「1」、「2」、「3」、・・・、「n」は、記録開始からそれぞれ「2秒後」、「4秒後」、「6秒後」、・・・、「2n秒後」の検出値と対応するようにする。
位置欄352には、環境センサ164が配置された位置の領域を特定する値が格納される。
気温欄353には、環境センサ164で検出された気温の検出値を特定する値が格納される。
湿度欄354には、環境センサ164で検出された湿度の検出値を特定する値が格納される。
なお、環境センサ164から送信される検出値に、センサごとに一意に割り振られている識別情報であるセンサIDを添付することで、検知情報処理装置100では、センサIDに対応する位置の領域を管理しておき、環境センサ164で検出された検出値をその位置欄352の値に対応する気温欄353、湿度欄354に格納することができる。
作業者情報記憶領域122には、作業者に関する情報を記憶するための作業者情報テーブル400が記憶される。
図7に、作業者情報テーブル400の構成例を示す。
作業者情報テーブル400は、ID欄401と、氏名欄402と、職歴欄403と、身長欄404と、性別欄405と、年齢欄406と、チーム欄407と、加速度センサ腰欄408と、加速度センサ右手欄409と、加速度センサ左手欄410と、位置センサ411と、を備える。
ID欄401には、作業者センサ161を取り付けられた作業者を識別するための識別情報である作業者IDを特定する情報が格納される。
氏名欄402には、ID欄401で特定される作業者の氏名が格納される。
職歴欄403には、ID欄401で特定される作業者の職歴(在職年数)の情報が格納される。
身長欄404には、ID欄401で特定される作業者の身長を特定する情報が格納される。
性別欄405には、ID欄401で特定される作業者の性別を特定する情報が格納される。
年齢欄406には、ID欄401で特定される作業者の年齢を特定する情報が格納される。
チーム欄407には、ID欄401で特定される作業者が所属する業務上のチームを特定する情報が格納される。
加速度センサ腰欄408には、ID欄401で特定される作業者の腰に付けられた作業者センサ161を識別するセンサIDが格納される。
加速度センサ右手欄409には、ID欄401で特定される作業者の右手に付けられた作業者センサ161を識別するセンサIDが格納される。
加速度センサ左手欄410には、ID欄401で特定される作業者の左手に付けられた作業者センサ161を識別するセンサIDが格納される。
位置センサ欄411には、ID欄401で特定される作業者に付けられた位置を検知する作業者センサ161を識別するセンサIDが格納される。
作業負荷情報記憶領域123には、作業負荷情報テーブル450が記憶される。
図8に、作業負荷情報テーブル450の構成例を示す。
作業負荷情報テーブル450は、番号欄451と、作業内容欄452と、作業姿勢欄453と、性別欄454と、年齢欄455と、気温欄456と、負荷点欄457と、を備える。
番号欄451には、作業負荷情報テーブル450に記憶されるレコードを識別する情報が格納される。
作業内容欄452には、作業者が行っている作業内容(加工、溶接等)を識別する値が格納される。
作業姿勢欄453には、作業者が作業を行っている姿勢(直立、前傾等)を識別する値が格納される。
性別欄454には、作業を行っている者の性別を識別する値が格納される。
年齢欄455には、作業を行っている者の年齢が格納される。
気温欄456には、作業を行っている環境の気温が格納される。
負荷点欄457には、作業の負荷を算出する値である負荷点が格納される。負荷点は、作業者が行っている作業の負荷が大きいほど、大きな値を取る値である。
センサ設置情報記憶領域124には、装置センサ162、製品センサ163の設置状況を特定する情報を記憶するためのセンサ設置テーブル500が記憶される。
図9に、センサ設置テーブル500の構成例を示す。
センサ設置テーブル500は、設置対象欄501と、設置位置欄502と、設置センサ欄503と、担当者欄504と、を備える。
設置対象欄501には、センサで検知する対象を特定する情報が格納される。本実施例においては、作業に用いる道具である加工装置、溶接装置、または作業を施す対象となる製品等である。
設置位置欄502には、センサを設置した対象が設置される位置が含まれる領域を特定する値が格納される。
設置センサ欄503には、設置対象に設置されたセンサを識別する情報が格納される。なお、対象に複数のセンサが設置された場合には、設置センサ欄503に複数の値が格納される。
担当者欄504には、設置対象の装置を使用する担当者あるいは設置対象の製品を製造する担当者を特定する情報が格納される。なお、担当者が複数いる場合には、担当者欄504に複数の値が格納される。
作業予定情報記憶領域125には、作業の予定を記憶するための作業予定情報テーブル550が記憶される。
図10に、作業予定情報テーブル550の構成例を示す。
作業予定情報テーブル550は、時欄551と、作業者名欄552と、作業内容予定欄553と、を備える。
時欄551には、作業を行う時刻を特定する情報が格納される。
作業者名欄552には、作業を行う者を識別する作業者の名が格納される。
作業内容予定欄553には、作業内容を特定する情報が格納される。
出力情報記憶領域126には、出力する情報を作成するために必要となる基礎情報を記憶するための基礎情報テーブル600と、出力する情報を記憶するための出力情報テーブル700と、が記憶される。
図11に、基礎情報テーブル600の構成例を示す。
基礎情報テーブル600は、時欄601と、作業者位置欄602と、作業者加速度(腰)欄603と、姿勢欄604と、加工装置Aの情報欄605と、加工装置Aの位置欄606と、加工装置Aの稼働欄607と、加工装置Bの情報欄608と、加工装置Bの位置欄609と、加工装置Bの稼働欄610と、溶接装置Aの情報欄611と、溶接装置Aの位置欄612と、溶接装置Aの稼働欄613と、溶接装置Bの情報欄614と、溶接装置Bの位置欄615と、溶接装置Bの稼働欄616と、モジュールA(製品)の情報欄617と、モジュールAの位置欄618と、モジュールAの動静欄619と、を備える。
時欄601には、作業者センサ161、装置センサ162、製品センサ163にて検出された検出値が検出された時刻を特定する情報が格納される。本実施例においては、検出値が検出された時刻を特定する情報として、各センサ161〜163で検出された検出値を検知情報処理装置100が受信した時刻を特定する情報が格納される。例えば、「1」、「2」、「3」、・・・、「n」は、記録開始からそれぞれ「2秒後」、「4秒後」、「6秒後」、・・・、「2n秒後」の各センサの検出時刻と対応するようにする。
作業者位置欄602には、作業者センサ161を取り付けられた作業者の位置を特定する情報が格納される。
作業者加速度欄603には、作業者センサ161を取り付けられた作業者の動作を特定する情報が格納される。
姿勢欄604には、作業者センサ161を取り付けられた作業者の姿勢を特定する情報が格納される。
加工装置Aの情報欄605には、加工装置Aの状況を特定する情報が格納される。加工装置Aの状況とは、後述する加工装置Aの位置と、稼働状況とに関する。
加工装置Aの位置欄606には、加工装置Aの位置が含まれる領域を特定する情報が格納される。
加工装置Aの稼働欄607には、加工装置Aの稼働状況を特定する情報(稼働しているか否かをONまたはOFFで示す情報)が格納される。
加工装置Bの情報欄608には、加工装置Bの状況を特定する情報が格納される。加工装置Bの状況とは、後述する加工装置Bの位置と、稼働状況とに関する。
加工装置Bの位置欄609には、加工装置Bの位置が含まれる領域を特定する情報が格納される。
加工装置Bの稼働欄610には、加工装置Bの稼働状況を特定する情報(稼働しているか否かをONまたはOFFで示す情報)が格納される。
溶接装置Aの情報欄611には、溶接装置Aの状況を特定する情報が格納される。溶接装置Aの状況とは、後述する溶接装置Aの位置と、稼働状況とに関する。
溶接装置Aの位置欄612には、溶接装置Aの位置が含まれる領域を特定する情報が格納される。
溶接装置Aの稼働欄613には、溶接装置Aの稼働状況を特定する情報(稼働しているか否かをONまたはOFFで示す情報)が格納される。
溶接装置Bの情報欄614には、溶接装置Bの状況を特定する情報が格納される。溶接装置Bの状況とは、後述する溶接装置Bの位置と、稼働状況とに関する。
溶接装置Bの位置欄615には、溶接装置Bの位置が含まれる領域を特定する情報が格納される。
溶接装置Bの稼働欄616には、溶接装置Bの稼働状況を特定する情報(稼働しているか否かをONまたはOFFで示す情報)が格納される。
モジュールAの情報欄617には、モジュールAの状態を特定する情報が格納される。ここで、モジュールAの状態を特定する情報とは、後述するモジュールAの位置と、動静(振動状態)とを特定する情報である。
モジュールAの位置欄618には、モジュールAの位置が含まれる領域を特定する情報が格納される。
モジュールAの動静欄619には、モジュールAの動静の状態を特定する情報(動いているか、止まっているかを特定する情報)が格納される。
図13に、出力情報テーブル700の構成例を示す。
出力情報テーブル700は、時欄701と、作業者名欄702と、作業内容予定欄703と、作業内容実績欄704と、作業姿勢欄705と、作業負荷点欄706と、累積作業負荷点欄707と、作業割合予定欄708と、作業割合実績欄709と、を備える。
時欄701には、時刻を特定する情報が格納される。
作業者名欄702には、作業を行う者を識別する名が格納される。
作業内容予定欄703には、作業内容の予定を特定する情報が格納される。
作業内容実績欄704には、実際に行われた作業内容を特定する情報が格納される。
作業姿勢欄705には、作業者の作業姿勢を特定する情報が格納される。
作業負荷点欄706には、作業の負荷を示す値である負荷点が格納される。
累積作業負荷点欄707には、作業の負荷点を作業者単位に累積させた値である累積作業負荷点が格納される。
作業割合予定欄708には、予定している作業内容について、作業内容ごとの内訳を割合で算出するための情報が格納される。
作業割合実績欄709には実際になされた作業について、作業内容ごとの内訳を割合で算出するための情報が格納される。
作業特定情報記憶領域127には、センサ161〜163から検知した情報から、作業内容を特定する情報を記憶するための作業定義ファイル650が記憶される。
図12に、作業定義ファイル650の構成例を示す。
作業定義ファイル650は、作業内容と、作業内容を特定するための条件となるセンサからの検出値と、を関連付けるファイルである。
具体的には、作業定義ファイル650は作業内容ごとに構成される記述文651〜653を、一文または複数文記憶する。なお、記述文651は、「if」に続けて条件を記述し、「then」に続けて特定する作業内容を記述する構文による文である。
例えば、「if (a=c) and (g="ON") then "加工"」という記述文651は、「変数aの値と変数cの値が一致し、かつ変数gの値が「ON」と一致する場合には、その作業内容は「加工」である、と定義することを示す。ここで、記述文651に含まれる「a」や「c」という変数は、検知情報記憶領域121に格納される作業者検知情報テーブル200、装置検知情報テーブル250、製品検知情報テーブル300、環境検知情報テーブル350の各検出値を格納する欄を特定する変数である。
なお、本実施形態では、一つの記述文の条件には、複数のテーブルから得られる変数を用いるのが望ましい。特に、作業者検知情報テーブル200と、他のテーブルと、から得られる変数を用いるのが望ましい。
図2の説明に戻る。
制御部130は、入力情報受付部131と、出力情報生成部132と、検知情報管理部133と、検知情報処理部134と、を備える。
入力情報受付部131は、後述する入力部141を介して入力された情報を受け付ける。
出力情報生成部132は、出力する情報と、画面レイアウトと、を組み合わせて出力画面を構成し、後述する出力部142に表示させる。
検知情報管理部133は、後述する通信部143を介して、センサ161〜164から受信した検出値を、検知情報記憶領域121に格納する処理を行う。
具体的には、検知情報管理部133では、作業者センサ161のセンサIDと、作業者を識別するための作業者IDと、の対応関係を記憶しており、作業者センサ161から受信した測定値に添付されているセンサIDに対応する作業者IDを作業者検知情報テーブル200のID欄202に格納する。
また、検知情報管理部133は、センサ162〜164のセンサIDに基づいて、センサ設置テーブル500の設置センサ欄503の値を検索して設置対象501を特定し、特定した設置対象ごとに、装置検知情報テーブル250、製品検知情報テーブル300、環境検知情報テーブル350のうち対応するテーブルに受信した測定値を格納する。
検知情報処理部134は、検知情報記憶領域121に格納された情報から、作業者の作業を特定し、作業負荷等を算出する。
具体的には、検知情報処理部134は、検知情報記憶領域121に格納された、各センサ161〜163にて検出された検出値から、作業内容を特定する。その際、検知情報分析部134は、作業特定情報記憶領域127の作業定義ファイル650を用いて作業内容を特定する。
そして、検知情報処理部134は、特定した作業内容と、作業者情報記憶領域122の作業者情報テーブル400に格納された作業者の情報と、作業負荷情報記憶領域123に格納された作業負荷情報テーブル450に格納された作業負荷を特定する情報と、を用いて作業負荷を算出する。
また、検知情報処理部134は、特定した作業内容から、作業割合の実績値を算出する。
そして、検知情報処理部134は、特定した作業内容と、作業割合と、作業負荷と、を出力情報記憶領域126の出力情報テーブル700に、それぞれ格納する。
入力部141は、操作者からの情報の入力を受け付ける。
出力部142は、情報を出力する。
通信部143は、アンテナ150を介して情報の送受信を行う。
図14は、本実施形態の検知情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。
本実施形態においては、検知情報処理装置100は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
検知情報処理装置100は、入力装置111と、出力装置112と、演算装置113と、主記憶装置114と、外部記憶装置115と、通信装置116と、それぞれの装置を互いに接続するバス117と、を有する。
入力装置111は、例えばキーボードやマウス、あるいはタッチペン、その他ポインティングデバイスなどの入力を受け付ける装置である。
出力装置112は、例えばディスプレイなどの、表示を行う装置である
演算装置113は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
演算装置113は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
主記憶装置114は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
外部記憶装置115は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
通信装置116は、アンテナを介して無線通信を行う無線通信ユニット等の通信装置である。
検知情報処理装置100の入力情報受付部131と、出力情報生成部132と、検知情報管理部133と、検知情報処理部134と、は、検知情報処理装置100の演算装置113に処理を行わせるプログラムによって実現される。
このプログラムは、主記憶装置114または外部記憶装置115内に記憶され、実行にあたって主記憶装置114上にロードされ、演算装置113により実行される。
また、検知情報処理装置100の記憶部120は、検知情報処理装置100の主記憶装置114または外部記憶装置115により実現される。
検知情報処理装置100の入力部141は、検知情報処理装置100の入力装置111によって実現される。
検知情報処理装置100の出力部142は、検知情報処理装置100の出力装置112によって実現される。
検知情報処理装置100の通信部143は、検知情報処理装置100の通信装置116によって実現される。
次に、本実施形態における事前設定の処理について、図15に基づいて説明する。
図15は、事前設定処理の処理フローを示す図である。
まず、入力情報受付部131は、作業者情報の入力を受け付ける(ステップS001)。
例えば、作業者の氏名、職歴、身長、性別、年齢、所属する業務上のチーム、取り付けられた作業者センサ161のセンサID、を受け付ける。
そして、検知情報管理部133は、ステップS001にて入力を受け付けた作業者情報を、作業者情報記憶領域122の作業者情報テーブル400に格納する(ステップS002)。
次に、入力情報受付部131は、作業負荷情報の入力を受け付ける(ステップS003)。
例えば、作業の内容、作業の姿勢、性別、年齢、作業環境の気温を含む条件と、その条件と合致する場合の作業負荷点の情報を受け付ける。
そして、検知情報管理部133は、ステップS003にて入力を受け付けた作業負荷点の情報を、作業負荷情報記憶領域123の作業負荷情報テーブル450に格納する(ステップS004)。
次に、入力情報受付部131は、センサ設置情報の入力を受け付ける(ステップS005)。
例えば、センサの設置対象、設置対象の位置を含む領域を特定する情報、設置された各センサ162〜164のID、担当者の情報、を受け付ける。
そして、検知情報管理部133は、ステップS005にて入力を受け付けたセンサの設置情報を、センサ設置情報記憶領域124のセンサ設置テーブル500に格納する(ステップS006)。
次に、入力情報受付部131は、作業予定情報の入力を受け付ける(ステップS007)。
例えば、時刻を特定する情報と、作業者名と、作業内容の予定と、を受け付ける。
そして、検知情報管理部133は、ステップS007にて入力を受け付けた作業予定情報を、作業予定情報記憶領域125の作業予定情報テーブル550に格納する(ステップS008)。
以上が、事前設定処理の処理フローである。
このような事前設定処理を、例えば作業の開始前に行うことで、作業状況を示す情報を適切に処理することができるようになる。
なお、既に設定した内容から変更がない場合には、ステップS001、S003、S005、S007において入力情報を受け付けることを省略してもよい。
次に、本実施形態における状況表示処理のフローについて、図16に基づき説明する。
図16は、状況表示処理の流れを示すフロー図である。
まず、検知情報管理部133は、所定の間隔(例えば2秒間隔)で通信部143を介して、各センサ161〜164から送信された検出値を受け付ける(ステップS101)。
具体的には、検知情報管理部133は、通信部143を介して、センサ161〜164のそれぞれから送信された検出値をそれぞれ受け取る。
次に、検知情報管理部133は、ステップS101で受け付けた検出値を検知情報記憶領域121の各テーブルに格納する(ステップS102)。
具体的には、作業者センサ161から受け付けた加速度と位置とを作業者検知情報テーブル200に格納し、装置センサ162から受け付けた検知情報を装置検知情報テーブル250に格納し、製品センサ163から受け付けた検知情報を製品検知情報テーブル300に格納し、環境センサ164から受け付けた気温と湿度を環境検知情報テーブル350に格納する。
次に、検知情報処理部134は、ステップS102にて検知情報記憶領域121に格納した情報を一次処理する(ステップS103)。
具体的には、検知情報処理部134は、作業者検知情報テーブル200の各レコードの時欄201の情報と、装置検知情報テーブル250の各レコードの時欄251と、製品検知情報テーブル300の各レコードの時欄301と、環境検知情報テーブル350の各レコードの時欄351と、をキーとして、基礎情報テーブル600に情報を集約させる。
集約を行う処理において、検知情報処理部134は、作業者検知情報テーブル200の位置欄203の値を作業者位置欄602に格納する。また、検知情報処理部134は、作業者検知情報テーブル200のX軸加速度欄204の値と、Y軸加速度欄205の値と、Z軸加速度欄206の値と、の関係から、作業者加速度(腰)603の値を特定する。
例えば、X軸の加速度の値とZ軸の加速度の値がゼロを含む特定の範囲内(例えばマイナス50mG〜50mG)にあり、Y軸の加速度の値が重力加速度(1000mG)を含む特定の範囲内(例えば900mG〜1100mG)にある場合に、直前の時刻における検出値からの変化量が、当該変化量が含まれる予め定められた範囲に応じて、検知情報処理部134は「静止」、「微動」、「上下動」のいずれかの状態にあると特定して作業者加速度(腰)欄603にその旨を格納する。本実施例形態においては、検知情報処理部134は、Y軸の加速度の値の変化量が、0mG以上4mG以下であれば「静止」状態であるとし、4mG超30mG以下であれば「微動」状態であるとし、30mG超であれば「上下動」状態であると判定している。
また、集約を行う処理において、検知情報処理部134は、作業者検知情報テーブル200のX軸加速度欄204の値と、Y軸加速度欄205の値と、Z軸加速度欄206の値と、を用いて、作業者の姿勢を特定する。なお、作業者の姿勢を特定する処理においては、検知情報処理部134は、作業者検知情報テーブル200のX軸加速度欄204の値が属する所定の範囲と、Y軸加速度欄205の値が属する所定の範囲と、Z軸加速度欄206の値が属する所定の範囲と、を特定し、特定したそれぞれの軸の値が属する範囲の組み合わせに応じて作業者の腰の角度を特定し、特定した作業者の腰の角度に応じて姿勢欄604の値を特定する。
例えば、X軸の加速度の値とZ軸の加速度の値がゼロを含む特定の範囲内(例えばマイナス50mG〜50mG)にあり、Y軸の加速度の値が重力加速度を含む特定の範囲内(例えば900mG〜1100mG)である場合には、検知情報処理部134は「直立」状態にあると特定して姿勢欄604にその旨を格納する。また、X軸の加速度とY軸の加速度とZ軸の加速度の合力が重力加速度に合致する場合であって、X軸の加速度の値がゼロを含む特定の範囲内(例えばマイナス50mG〜50mG)にあり、Y軸の加速度の値とZ軸の加速度の値とがそれぞれ1000を2の平方根で割った値を含む所定の範囲(例えば1000を2の平方根で割った値の前後50mGの範囲)に収まる場合には、検知情報処理部134は「前屈(作業者が上半身を45°前方へ傾けている状態)」状態にあると特定して姿勢欄604にその旨を格納する。
また、X軸の加速度とY軸の加速度とZ軸の加速度の合力が重力加速度に合致する場合であって、X軸の加速度の値がゼロを含む所定の範囲内(例えばマイナス50mG〜50mG)にあり、Y軸の加速度の値が500mGに3の平方根を乗じた値を含む所定の範囲(例えば500mGに3の平方根を乗じた値の前後50mGの範囲)とZ軸の加速度の値が500mGを含む所定の範囲(例えば450mG〜550mGの範囲)に収まる場合には、検知情報処理部134は「前傾(前屈より浅い傾きで前方に傾いている状態)」状態にあると特定して姿勢欄604にその旨を格納する。
この姿勢の特定の仕組みを、図17を用いて補足して説明する。
図17は、作業者に取り付けられた作業者センサ161のうち、腰に取り付けられた作業者センサ161により取得される加速度の値を説明する図である。
図17(a)は、まず、作業者800に取り付けられた作業者センサ161のX軸801、Y軸802、Z軸803の関係を示す図である。
X軸801、Y軸802、Z軸803は、作業者800が直立した姿勢で静止する場合において、X軸801は体(腰)の中心から体側に向かう水平方向であり、Y軸802は体(腰)の中心から足元に向かう垂直方向、Z軸803は体(腰)の中心から体正面に向かう水平方向であり、X軸801とY軸802とZ軸803とは互いに垂直の角をなしている。
また、図17(b)に示すように、作業者の直立状態810においては作業者センサ161によって、Y軸802方向への加速度は重力加速度である1000mG(ミリG)と検出される。
すなわち、X軸801の加速度とZ軸803の加速度がゼロを含む所定の値の範囲(例えばマイナス50mG〜50mGの範囲)にあり、Y軸802の加速度が重力加速度を含む所定の値の範囲(例えば900mG〜1100mGの範囲)にある場合には、作業者800が直立している蓋然性が高いといえる。
また、図17(c)に示すように、作業者800が45°の角度で上半身を前傾した状態820においては、Z軸803とY軸802にほぼ等量(共に1000mGを2の平方根で除算した値)の加速度が検出される。すなわち、Z軸803の加速度とY軸802の加速度がほぼ等量であれば、作業者800が前傾状態にある蓋然性が高いといえる。
もちろん、このように、X軸加速度の値とY軸加速度の値とZ軸加速度の値が属する範囲から作業者の前傾している角度を特定して、前傾の角度に対応する予め定めた姿勢を特定してもよいし、これに限らず、X軸加速度の値とY軸加速度の値とZ軸加速度の値とが成す比の関係から、作業者の前傾している角度を特定するようにして、作業者の姿勢を特定するようにしてもよい。
なお、作業者センサ161で収集する加速度の値には、姿勢を特定する成分と、ノイズ成分として運動成分とが含まれているといえるため、作業者センサ161は、所定の期間(例えば2秒間)に所定の回数(例えば40回)記録した加速度の値を平均化して検知情報処理装置100へ送信するようにすることで、検知情報処理部134は姿勢の特定精度を高めることができる。平均されることでノイズ成分が希釈されるためである。
図16の処理フローの説明に戻る。
ステップS103における集約処理において、検知情報処理部134は、装置検知情報テーブル250の加工装置Aの電圧欄252の値が所定の値(例えば50ボルト)を超える場合には、加工装置Aの稼働欄607に稼働している旨を格納する。また、加工装置Aの位置欄606には、センサ設置テーブル500の設置位置欄502の値が示す位置の情報を格納する。
同様に、ステップS103における集約処理において、検知情報処理部134は、装置検知情報テーブル250の加工装置Bの電圧欄253の値が所定の値を超える場合には、加工装置Bの稼働欄610に稼働している旨を格納する。また、加工装置Bの位置欄609には、センサ設置テーブル500の設置位置欄502の値が示す位置の情報を格納する。
また、ステップS103における集約処理において、検知情報処理部134は、装置検知情報テーブル250の溶接装置Aのガス流量欄254の値が所定の値(例えば2ミリリットル)を超える場合には、溶接装置Aの稼働欄613に稼働している旨を格納する。また、溶接装置Aの位置欄612には、センサ設置テーブル500の設置位置欄502の値が示す位置の情報を格納する。
同様に、ステップS103における集約処理において、検知情報処理部134は、装置検知情報テーブル250の溶接装置Bのガス流量欄255の値が所定の値を超える場合には、溶接装置Bの稼働欄616に稼働している旨を格納する。また、溶接装置Bの位置欄615には、センサ設置テーブル500の設置位置欄502の値が示す位置の情報を格納する。
そして、ステップS103における集約処理において、検知情報処理部134は、製品検知情報テーブル300の位置欄303の値が示す位置が含まれる領域を特定する情報をモジュールAの位置欄618に格納する。そして、検知情報処理部134は、X軸加速度欄304の値と、Y軸加速度欄305の値と、Z軸加速度欄306の値と、のいずれかについて、隣接する直前の時刻の検出値からの変化が存在する場合には、その変化の量に応じてモジュールAの動静欄619に、モジュール(製品)の動きがある旨を格納する。例えば、X軸加速度の変化量の絶対値が0mG以上8mG以下であれば、モジュールAの動きを「静」すなわち静止状態にあるとして動静欄619に格納し、変化量の絶対値が8mGを超える場合には「動」すなわち静止していない状態にあるとして動静欄619に格納する。
このようにして、検知情報処理部134は、検知情報を一次処理する。
次に、検知情報処理部134は、一次処理した情報から、検知時刻ごとに作業者の作業内容を特定する(ステップS104)。
具体的には、検知情報処理部134は、基礎情報テーブル600に格納されたレコードに対して、作業定義ファイル650に含まれる条件の判定を行い、条件に該当するレコードの作業内容を特定し、出力情報テーブル700の作業内容実績欄704に作業内容を特定する情報を格納する。
例えば、作業者位置欄602の値が「A」であり、作業者加速度(腰)603の値が「微」であり、加工装置Aの稼働欄607の値が「ON」である場合に、同様の条件で作業定義ファイル650に定められる作業内容が「加工」である場合、検知情報処理部134は、出力情報テーブル700の作業内容実績704に「加工」である旨を格納する。
また例えば、検知情報処理部134は、作業者加速度(腰)欄603の値が直前の時刻における位置から変化している場合、作業者が歩行により作業場内を移動したと判定し、出力情報テーブル700の作業内容実績704に「歩行移動」である旨を格納する。
次に、検知情報処理部134は、一次処理した情報から、検知時刻ごとに作業者の姿勢を特定する(ステップS105)。
具体的には、検知情報処理部134は、基礎情報テーブル600に格納されたレコードから姿勢欄604の情報を取得し、出力情報テーブル700の作業姿勢欄705に格納する。
次に、検知情報処理部134は、ステップS104で特定した作業内容と、ステップS105で特定した作業者の姿勢等から、作業員の作業負荷を特定する(ステップS106)。
具体的には、検知情報処理部134は、ステップS104で特定した作業内容である作業内容実績欄704の値と、ステップS105で特定した作業者の姿勢である作業姿勢欄705の値と、作業者の性別である性別欄405の値と、作業者の年齢である年齢欄406の値と、作業者が存在する位置が属するエリアであるエリア欄352の値と、そのエリアの気温である気温欄353の値と、から、作業負荷情報テーブル450を検索して、条件を満たすレコードを特定する。
検索処理において、検知情報処理部134は、作業負荷情報テーブル450のレコードを、作業内容欄452の値と、作業姿勢欄453の値とが、それぞれ出力情報テーブル700の作業内容実績欄704の値と、作業姿勢欄705の値と一致し、性別欄454の値が、作業者情報テーブル400の作業者の性別欄405の値と一致するレコードに絞り込む。
そして、検知情報処理部134は、絞り込んだレコードからさらに、年齢欄453の値の十の位の値が、年齢欄406の値の十の位の値と一致するレコードを絞り込む。
そして、検知情報処理部134は、絞り込んだレコードのうち、気温欄456の値の十の位の値が、作業者の位置欄203の位置についての環境検知情報テーブル350の気温欄353の値の十の位の値と一致するレコードを特定する。
そして、検知情報処理部134は、特定したレコードの負荷点欄457の値を取得して、出力情報テーブル700の作業負荷点欄706に格納する。
次に、検知情報処理部134は、以前の各時刻における作業の負荷点を累積した作業負荷点に、ステップS106で特定した作業負荷点を加算して新たな累積作業負荷点として、累積作業負荷点欄707に格納する(ステップS107)。
次に、検知情報処理部134は、ステップS104で特定した作業内容から、作業割合を特定する(ステップS108)。
具体的には、検知情報処理部134は、ステップS104で特定した作業内容が格納された出力情報テーブル700の作業内容実績欄704の値について、作業の内容に応じた値を作業割合実績欄709に格納する。例えば、「加工」であれば「1」の値を、「溶接」であれば「2」の値を、作業内容実績欄709に格納する。
また、あわせて、検知情報処理部134は、作業予定情報テーブル550の作業者名欄552、作業予定内容欄553の値を、出力情報テーブル700の該当する欄702、703にそれぞれ格納する。
そして、検知情報処理部134は、作用内容予定欄703の値についても、作業の内容に応じた値を作業割合予定欄708に格納する。
そして、検知情報処理部134は、作業割合予定欄708に格納された値、すなわち予定した作業内容ごとに、時欄701に示される全時刻に占める時間の割合を算出し、作業割合(予定)として出力情報記憶領域126の図示しない領域に格納する。
同様に、検知情報処理部134は、作業割合実績欄709に格納された値、すなわち実績の作業内容ごとに、時欄701に示される全時刻に占める時間の割合を算出し、作業割合(実績)として出力情報記憶領域126の図示しない領域に格納する。
次に、出力情報生成部132は、出力画面900を構成し出力する(ステップS109)。
図18は、ステップS109において出力される出力画面900の構成例を示す図である。出力画面900は、作業履歴表示領域910と、作業負荷表示領域920と、を有する。
作業履歴表示領域910は、作業者表示アイコン911と、横軸となる時間軸912と、縦軸となる負荷軸913と、作業表示線914と、作業内容表示領域915と、作業負荷表示領域916と、を有する。作業表示線914は、作業者表示アイコン911にて示される作業者の作業内容を、時間軸912に沿うよう作業線として示す線である。また、作業負荷表示領域916は、作業負荷点が高いほど高さが高く表示される長方形の図形を時間軸912に沿って配置し表示する。すなわち、長方形の図形の高さが高いほど、作業者の作業負荷が高いことを示す。
作業負荷表示領域920は、作業者表示アイコン921と、予定の作業割合を示す作業割合予定表示欄922と、実績の作業割合を示す作業割合実績表示欄923と、累積作業負荷点を示す累積作業負荷点表示欄924と、予定の作業割合を円グラフで表示する作業割合予定グラフ表示欄925と、実績の作業割合を円グラフで表示する作業割合実績グラフ表示欄926と、を有する。
出力情報生成部132は、出力情報テーブル700の作業者名欄702の値を作業者表示アイコン911、921に表示させる。そして、出力情報生成部132は、作業内容実績欄704の値に応じて作業表示線914、作業内容表示領域915を表示させ、作業負荷点欄706の値に応じて作業負荷表示領域916に図形を表示させる。
また、出力情報生成部132は、作業割合予定グラフ表示欄925に、ステップS108にて出力情報記憶領域126の図示しない領域に作業割合(予定)として格納した情報に基づいて円グラフを構成し、表示させる。同様に、出力情報生成部132は、作業割合実績グラフ表示欄926に、ステップS108にて出力情報記憶領域126の図示しない領域に作業割合(実績)として格納した情報に基づいて円グラフを構成し、表示させる。また、出力情報生成部132は、累積作業負荷点欄707の値を、累積作業負荷点表示欄924に表示させる。そして、検知情報処理部134は、ステップS101に制御を戻して処理を再開する。
以上が、状況表示処理の処理フローである。
状況表示処理を行うことで、定量化をすることが難しい作業負荷についての詳細情報を、ディスプレイ等にリアルタイムで出力表示することが可能となり、作業管理者等は作業者の負荷を一目の元に定量的に理解することができる。
以上、本発明について、実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記状況表示処理のステップS109にて表示させる作業者は、一人に限らず、複数人であってもよい。
具体的には、図19のように、出力情報生成部132は、作業履歴表示領域と、作業負荷表示領域と、に複数の作業者の情報950、951、960、961を示すようにしてもよい。
このようにすることで、複数人の作業者の情報を比較することができるようになる。すなわち、例えば作業負荷の平準化や、作業効率の良い作業者を特定して、作業効率の良くない作業者と比較して優れている点を抽出する等、作業効率の改善に役立てることができる。
また、図19の作業内容表示領域953に示すように、出力情報生成部132は、特徴的な作業内容を表示するようにしてもよい。すなわち、作業時間が一定以上長く続いた作業内容を作業内容表示領域953に表示するようにしてもよい。
このようにすることで、複数の作業者の作業内容を示す際に特徴的な情報を的確に表示することが可能となる。
また、図19の作業負荷表示領域952に示すように、出力情報生成部132は、作業負荷を折れ線グラフ等のグラフを用いて表示するようにしてもよい。
このようにすることで、複数の作業者の作業内容を示す場合であっても、特徴的な情報を的確に表示することが可能となる。
また、検知情報処理部134は、ステップS106にて作業負荷を特定するが、その際に、それまでの作業者の作業内容に応じて作業負荷点を補正するようにしてもよい。
例えば、作業を開始した朝と作業を終える直前の夕方では同じ作業を行っても作業負荷が異なる場合があるため、作業内容に応じて、時刻による負荷点の補正を行う(例えば所定時刻よりも遅い時刻の作業では、当該作業負荷を1.5倍とする)ようにしてもよい。また例えば、同様に、累積作業負荷が高い状態と低い状態で同一の作業を行う場合にも、作業負荷に相違がある場合があるため、累積作業負荷に応じて負荷点を補正する(例えば累積作業負荷が所定値よりも高い場合には、当該作業負荷を1.5倍とする)ようにしてもよい。もちろん、これらを組み合わせて負荷点を補正するようにしてもよい。
また、検知情報処理装置100は、装置単体で動作するようにしているが、これに限らず、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルによりサービスを提供するサーバ装置として、ネットワークを介して他の端末装置から入力指示を受け付け、端末装置に出力を表示させるものであってもよい。
このように変更することで、ネットワークに接続された他の端末を介してユーザが検知情報処理装置100を操作できるようになり、機器構成の自由度と、ユーザの利便性と、を増加させることができる。
また、上記実施形態においては、検知情報処理装置100は、作業者センサ161から送信される位置と加速度の情報を受信しているが、これに限られるものではなく、検知情報処理装置100が位置や作業内容、または姿勢を特定できるような情報を受信できればよい。
例えば、作業場ごとに設置された検知装置が、対象作業者に取り付けられた電波発信装置が発信した電波を検知して、作業者の識別情報と、検知装置を識別する情報と、を検知情報処理装置100に送信し、検知情報処理装置100は、検知装置を識別する情報により位置や検知装置が捉えた作業者の姿勢を特定するようにしてもよい。
このようにすることで、作業者センサ161を小型化させやすくなる。
また、検知対象としている作業は、工場内の作業等に限らず、レストランの厨房での作業、またはスポーツ競技の選手の動作、など様々な作業や動作を対象とすることができる。
なお、検知情報処理装置100は、装置として取引対象とするだけでなく、装置の動作を実現するプログラム部品単位で取引対象とすることも可能である。
100:検知情報処理装置、111:入力装置、112:出力装置、113:演算装置、114:主記憶装置、115:外部記憶装置、116:通信装置、117:バス、120:記憶部、121:検知情報記憶領域、122:対応時刻情報記憶領域、130:制御部、131:入力情報受付部、132:出力情報生成部、133:検知情報管理部、134:検知情報処理部、141:入力部、142:出力部、143:通信部、150:アンテナ、161:センサ、162:装置センサ、163:製品センサ、164:環境センサ、1000:作業情報処理システム
Claims (13)
- センサで検知された検出値を特定する情報と、作業内容と、を対応付けた作業内容定義情報を記憶する記憶部及び制御部を備え、
前記制御部は、第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第一の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第二の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、を受け付け、
前記第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、前記第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、に応じて前記作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、
特定した作業内容を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - 請求項1に記載の作業情報処理装置であって、
前記作業内容定義情報において、前記センサで検知された情報は、位置と、加速度と、道具の稼働状況と、であり、
前記第一の検知対象に取り付けられたセンサは、検出された位置を示す検出値と、加速度を示す検出値と、当該検出値が検出された時刻を特定する情報と、を検出し、
前記第二の検知対象は、作業に用いる道具であり、当該道具に取り付けられたセンサは、当該道具の利用状況を示す検出値と、当該検出値が検出された時刻を特定する情報と、を検出し、
前記制御部は、前記位置を示す検出値と、前記加速度を示す検出値と、前記道具の利用状況を示す検出値とから、前記作業内容定義情報により対応付けられた作業内容を特定する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - 請求項2に記載の作業情報処理装置であって、
前記記憶部は、さらに、少なくとも作業内容と作業姿勢とに応じて定められた作業負荷を特定する情報を記憶し、
前記制御部は、さらに、前記加速度を示す検出値から作業姿勢を特定し、
前記特定した作業内容と作業姿勢とに応じた作業負荷を特定し、
特定した前記作業負荷を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - 請求項3に記載の作業情報処理装置であって、
前記制御部は、前記作業姿勢の特定に際して、前記加速度を示す検出値が予め定められた値に近似する場合に、予め定められた作業姿勢にあると特定する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - 請求項3または4に記載の作業情報処理装置であって、
前記制御部は、さらに、特定した前記作業負荷を累積して累積作業負荷を算出して表示する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の作業情報処理装置であって、
前記制御部は、特定した前記作業内容ごとに、当該作業に要した時間を算出し、検知した時間に対する割合を算出して表示する、
ことを特徴とする作業情報処理装置。 - コンピュータを、
センサで検知された検出値を特定する情報と、作業内容と、を対応付けた作業内容定義情報を記憶する記憶手段及び制御手段として機能させるプログラムであって、
前記制御手段に、第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第一の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第二の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、を受け付ける処理と、
前記第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、前記第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、に応じて前記作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、
特定した作業内容を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムであって、
前記作業内容定義情報において、前記センサで検知された情報は、位置と、加速度と、道具の稼働状況と、であり、
前記第一の検知対象に取り付けられたセンサから受け付ける情報は、検出された位置を示す検出値と、加速度を示す検出値と、当該検出値が検出された時刻を特定する情報と、であり、
前記第二の検知対象は、作業に用いる道具であり、当該道具に取り付けられたセンサから受け付ける情報は、道具の利用状況を示す検出値と、当該検出値が検出された時刻を特定する情報と、であり、
前記制御部に、前記位置を示す検出値と、前記加速度を示す検出値と、前記道具の利用状況を示す検出値とから、前記作業内容定義情報により対応付けられた作業内容を特定する処理を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムであって、
前記記憶部は、さらに、少なくとも作業内容と作業姿勢とに応じて定められた作業負荷を特定する情報を記憶し、
前記制御部に、さらに、前記加速度を示す検出値から作業姿勢を特定し、
前記特定した作業内容と作業姿勢とに応じた作業負荷を特定し、
特定した前記作業負荷を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項9に記載のプログラムであって、
前記制御部に、前記作業姿勢の特定に際して、前記加速度を示す検出値が予め定められた値に近似する場合に、予め定められた作業姿勢にあると特定する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項9または10に記載のプログラムであって、
前記制御部に、さらに、特定した前記作業負荷を累積して累積作業負荷を算出して表示する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項7〜11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記制御部に、特定した前記作業内容ごとに、当該作業に要した時間を算出し、検知した時間に対する割合を算出して表示する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 作業情報処理装置が行う作業情報処理方法であって、
前記作業情報処理装置は、
センサで検知された検出値を特定する情報と、作業内容と、を対応付けた作業内容定義情報を記憶する記憶部及び制御部を備え、
前記制御部は、第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第一の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、当該第二の検知対象の検出値が検出された時刻を特定する情報と、を受け付ける処理と、
前記第一の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、前記第二の検知対象に取り付けられたセンサで検出された検出値と、に応じて前記作業内容定義情報に従って作業内容を特定し、
特定した作業内容を、前記検出された時刻を特定する情報に沿って表示する処理と、
を行うことを特徴とする作業情報処理方法。
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