JP2010096442A - 冷凍サイクル - Google Patents
冷凍サイクル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010096442A JP2010096442A JP2008268373A JP2008268373A JP2010096442A JP 2010096442 A JP2010096442 A JP 2010096442A JP 2008268373 A JP2008268373 A JP 2008268373A JP 2008268373 A JP2008268373 A JP 2008268373A JP 2010096442 A JP2010096442 A JP 2010096442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- industrial
- refrigerant
- refrigeration cycle
- cooling means
- industrial refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
【解決手段】圧縮機2の吐出口2aと吸い込み口2bとの間に工業用冷媒の流れ方向に沿って第一の凝縮器3及び第二の凝縮器4、膨張弁5、蒸発器(負荷)6が接続された工業用冷凍装置に、圧縮機2の吐出口2aから吸い込み口2bに至るバイパス路11を設け、このバイパス路11に冷却手段12を設置する。冷却手段12は、冷凍サイクル1内の液相状態と気相状態の工業用冷媒を抽出して混合し、バイパス路11の工業用冷媒にアトマイザ13で噴霧するもので、この噴霧された工業用冷媒の液分が気化する際に生じる潜熱で冷却を行う。
【選択図】図1
Description
このアンチサージ制御では、圧縮機から吐出されたガス状の冷媒を吸い込み側へ送るリサイクルラインへ、凝縮器によって液化された冷媒の一部を送り込むことによるクエンチ、すなわちリサイクルラインの過度の温度上昇を防止することが行われている。
また、特許文献1によれば、凝縮器によって液化された冷媒の一部を圧縮機の吸い込み側へクエンチ弁を介して流入する冷凍サイクルが提案されている。
いずれも、流入される液体冷媒の蒸発潜熱を利用して圧縮機へ送られる冷媒の温度を下げて、圧縮機から吐出される冷媒の温度上昇を防止して冷凍能力の急激な低下を防いでいる。
例えば、スプレーで噴霧されてリサイクルラインへ送り込まれる液体冷媒は、量が少ないと均一に分散させることが難しく、水滴の状態でリサイクルラインへ流入するので、ガス化に時間がかかってリサイクルライン内の熱交換による冷媒の温度及び流量が急激な変動を起こしている。また、特許文献1による冷凍サイクルにおいても、クエンチ弁を介して直接流入された液体冷媒はガス化に時間がかかり、圧縮機の吸い込み側の冷媒の温度が急激な変動を起こしており、いずれも圧縮機に吸い込まれる冷媒が不安定な状態となり十分なアンチサージ制御が行われていないという問題があった。
また、スプレーで噴霧される液体冷媒のガス化による潜熱を利用して圧縮機のサージングを防止するには、多量の液体冷媒を確保する必要があった。
本発明では、アトマイザを使用して、気相状態の工業用冷媒と液相状態の工業用冷媒とを用いて2相流として分散させることにより、工業用冷媒は液分の粒径が微細で均一な霧状となってバイパス路に流入するので、迅速に安定した熱交換によるガス化を可能とし、この潜熱によってバイパス路11内の工業用冷媒の安定した冷却を行うことができる。
また、アトマイザは、液相状態の工業用冷媒が少量であっても気相状態の工業用冷媒の配分を多くすることで噴霧でき液相状態の工業用冷媒を減らすことができる。また、アトマイザは、液相状態と気相状態の工業用冷媒の配分によって蒸発潜熱や圧力バランスなどの調整ができて、制御範囲が広く微調整も可能で、負荷の急変にも対応することができる。
本発明では、バイパス路から流出する工業用冷媒は冷却手段で冷却されて安定した状態で負荷を経由した工業用冷媒の流路に流入するので、圧縮機に吸い込まれる工業用冷媒の温度や流量を効率的に調整することができる。
本発明では、冷却手段上流のバイパス路から抽出される気相状態の工業用冷媒は、冷却手段によって冷却される工業用冷媒と温度や圧力が近い状態なので、冷却手段の制御が行いやすい。
本発明では、アトマイザの上流に弁を設けることにより、バイパス路内の工業用冷媒の流量を調整することができて冷凍手段の制御が行いやすい。
図1は本発明の第一の実施の形態による冷凍サイクルの概要を示す図である。
第一の凝縮器3と第二の凝縮器4との間には調整弁7が設けられて、第二の凝縮器4と蒸発器6との間には調整弁5が設けられてそれぞれ工業用冷媒の流量を調整する。
冷却手段12は、冷凍サイクル1内の液相状態と気相状態の工業用冷媒をアトマイザ13によってバイパス路11内の工業用冷媒に噴霧するもので、この噴霧された工業用冷媒の気化に伴う潜熱でバイパス路11内の工業用冷媒の冷却を行うものである。
気相状態の工業用冷媒はアトマイザ13上流のバイパス路11から分岐した気体冷媒流路14を介してアトマイザ13に供給され、液相状態の工業用冷媒は、第二の凝縮器4から蒸発器6へつながる流路から分岐した液体冷媒流路15を介してアトマイザ13に供給される。バイパス路11の気体冷媒流路14との分岐点と、アトマイザ13との間の流路には、工業用冷媒の流量を調整する調整弁8が設けられる。
アトマイザ13は、気相状態の工業用冷媒に液相状態の工業用冷媒を分散させて噴霧するので、工業用冷媒以外の不純物が混入しないと共に、液相状態の工業用冷媒の粒径を微小化させることができる。また、液相状態の工業用冷媒と気相状態の工業用冷媒との混合比を適宜設定することにより必要な冷却能力を得ることができる。
第一の実施の形態による冷凍サイクルでは、バイパス路11の冷却手段12にアトマイザ13を採用し、液相状態と気相状態の工業用冷媒を噴霧しているので、噴霧された工業用冷媒の液分は粒径が均一で安定した熱交換を行えて、バイパス路11内の工業用冷媒の安定した冷却を行うことができる作用効果を奏する。
また、気相状態と液相状態の工業用冷媒の混合比を調整することで、冷却手段12の冷却程度を調整できるので、広い範囲の制御が行えて、細かい調整も行うことができて、工業用冷凍装置の冷却負荷の急変にも対応することができる。また、液相状態び工業用冷媒が少なくても均一に噴霧できるので、安定した熱交換をことができ、液相状態の工業用冷媒を削減することができる。
また、バイパス路11に調整弁8を設けて、工業用冷媒の流量を調整しているので、バイパス路11内の工業用冷媒の温度や圧力を調整することができて、効率的に冷却することができる。
また、冷凍サイクル1内の工業用冷媒に、不純物が混入しないので、冷凍サイクル1の性能は低下せず安定した冷却性能を保つことができる。
上述した第一の実施の形態による冷凍サイクル1によれば、圧縮機2のサージングを防止して冷凍能力の急激な低下を防げる冷凍サイクルを実現することができる。
図2は、本発明の第二の実施の形態による冷凍サイクル概要を示す図である。
図2に示すように、第二の実施の形態による冷凍サイクル21では、冷却手段12が蒸発器6とバイパス路11との合流位置より圧縮機2の吸い込み口2b側に設けられた構成である。
例えば、上述した実施の形態では、気体冷媒流路14はアトマイザ13の上流のバイパス路11から分岐した流路であるが、他に圧縮機2から第一の凝縮器3へつながる流路で、バイパス路との分岐よりも下流から分岐させてアトマイザ13につながる流路としてもよい。例えば、上述した実施の形態では、2つの凝縮器3、4を備えているが、1つの凝縮器で工業用冷媒を凝縮液化してもよい。
要は、本発明において所期の機能が得られればよいのである。
2 圧縮機
2a 吐出口
2b 吸い込み口
3 第一の凝縮器
4 第二の凝縮器
6 蒸発器(負荷)
8 調整弁
11 バイパス路
12 冷却手段
13 アトマイザ
Claims (4)
- 圧縮機の吐出口から凝縮器、負荷、を経て吸い込み口に至る工業用冷媒の循環冷凍サイクルにおいて、
吐出口から吸い込み口に至るバイパス路を設け、
該バイパス路は経由する工業用冷媒路の途中に冷却手段を設け、
該冷却手段は前記凝縮器で冷却された液相状態の工業用冷媒を前記吐出口からの気相状態の工業用冷媒を用いて、気相状態の前記バイパス路の工業用冷媒中にアトマイザを有することを特徴とする冷凍サイクル。 - 前記冷却手段は前記バイパス路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル。
- 前記冷却手段に用いられる気相状態の工業用冷媒は、前記冷却手段上流のバイパス路から抽出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍サイクル。
- 前記アトマイザの上流に弁を設け該弁の上流から前記気相状態の工業用冷媒を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍サイクル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008268373A JP2010096442A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | 冷凍サイクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008268373A JP2010096442A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | 冷凍サイクル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010096442A true JP2010096442A (ja) | 2010-04-30 |
Family
ID=42258255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008268373A Pending JP2010096442A (ja) | 2008-10-17 | 2008-10-17 | 冷凍サイクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010096442A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013134043A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd | 圧縮式冷凍機 |
JPWO2012066763A1 (ja) * | 2010-11-15 | 2014-05-12 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
CN108317758A (zh) * | 2017-01-16 | 2018-07-24 | 松下知识产权经营株式会社 | 制冷循环装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62217057A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | 株式会社日立製作所 | スプレ−装置 |
JPH0188352U (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-12 | ||
JPH03174213A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-07-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸発塔 |
JPH0735094A (ja) * | 1993-07-15 | 1995-02-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧縮機のサージング防止装置 |
JPH07294022A (ja) * | 1994-04-20 | 1995-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置 |
-
2008
- 2008-10-17 JP JP2008268373A patent/JP2010096442A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62217057A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | 株式会社日立製作所 | スプレ−装置 |
JPH0188352U (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-12 | ||
JPH03174213A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-07-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸発塔 |
JPH0735094A (ja) * | 1993-07-15 | 1995-02-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧縮機のサージング防止装置 |
JPH07294022A (ja) * | 1994-04-20 | 1995-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012066763A1 (ja) * | 2010-11-15 | 2014-05-12 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
US9599395B2 (en) | 2010-11-15 | 2017-03-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigerating apparatus |
JP2013134043A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd | 圧縮式冷凍機 |
CN108317758A (zh) * | 2017-01-16 | 2018-07-24 | 松下知识产权经营株式会社 | 制冷循环装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20240118006A1 (en) | Method and apparatus for isothermal cooling | |
US8640491B2 (en) | De-gassing lubrication reclamation system | |
JP5406851B2 (ja) | 温度及び湿度制御を有するテスト・チャンバー | |
KR101558307B1 (ko) | 감압 장치 및 냉동 사이클 장치 | |
RU2680447C1 (ru) | Паровая компрессионная система с по меньшей мере двумя испарительными установками | |
JP5355016B2 (ja) | 冷凍装置及び熱源機 | |
US10906150B2 (en) | Mechanically pumped system for direct control of two-phase isothermal evaporation | |
JP2006258396A (ja) | エジェクタサイクル | |
KR20070046813A (ko) | 온도 제어 시스템 및 방법 | |
CN105890268A (zh) | 具有除霜功能的冷却系统 | |
JP2010096442A (ja) | 冷凍サイクル | |
US20060225447A1 (en) | Cooling unit | |
JP6448780B2 (ja) | 空気調和装置 | |
KR20210056257A (ko) | 온도 제어 시스템 및 통합 온도 제어 시스템 | |
JP5651246B2 (ja) | 低温ガス供給装置、熱媒冷却装置、及び低温反応制御装置 | |
TWI801589B (zh) | 冷凍裝置及液體調溫裝置 | |
JP4690801B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP6842818B2 (ja) | 冷凍・冷蔵システム | |
KR20230066017A (ko) | 다단 냉동 사이클을 이용한 온도 조절 장치 및 이를 이용한 온도 조절 방법 | |
JP5208030B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2019190827A (ja) | 冷凍・冷蔵システム | |
JPH07301464A (ja) | 混合冷媒ヒートポンプ | |
EP4353502A1 (en) | Vehicular refrigeration cycle unit | |
JP2019007661A (ja) | 低温冷水装置 | |
JP2021032534A (ja) | 冷凍装置及び液体温調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20100528 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20110405 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120613 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20120820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20120821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130205 |