JP2010096267A - 弾性ロール、帯電ロール、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール表層に微小な凸部が多数分布して形成されていても、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制された弾性ロールを提供すること。
【解決手段】少なくとも軸体、前記軸体の外周を覆う導電性基層及び前記導電性基層の外周を覆うロール最外層を有し、前記ロール最外層が、平均粒径5μm以下の粒子を含み、前記ロール最外層表面の凹凸の高さの度数分布において、最頻値未満の度数の総和Aと、値以上の度数の総和Bとが、0.5≦A/B≦1.5の関係を満たし、前記ロール最外層の表面粗さRzが2〜15μmであることを特徴とする弾性ロール。
【選択図】図1

Description

本発明は、弾性ロール、帯電ロール、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式を採用した複写機やプリンタ等の画像形成装置の帯電装置として、導電性の帯電ロールを感光体に直接接触させて感光体の帯電を行う接触帯電方式はオゾンや窒素酸化物の発生が少なく、電源効率も良いことから、最近では主流となっている。このような接触帯電方式の帯電装置では、帯電ロールが感光体に常時接触しているため、帯電ロール表面に異物の付着による汚れが発生しやすい。このため、帯電ロールの下地の表面を粗くして表面層の表面粗さを制御したものが開示されている(特許文献1)。
特許文献2には、軸体と、この軸体の外周に円周に沿って形成された導電性弾性体層と、この導電性弾性体層の外周面に形成された最外層となる帯電層とを備えた帯電ロールであって、上記帯電層が、高分子材料からなるマトリックス成分中に粒径7〜30μmの弾性体粒子が分散された弾性体によって形成されており、しかも上記帯電層表面の粗度Rzが7〜30μmに形成されていることを特徴とする帯電ロールが開示されている。
特許文献3には、軸体の周りに導電性基層が設けられ、さらに該導電性基層の外周面上に、ロール最外層となる保護層を含む少なくとも一層のロール構成層が形成されて構成され、像担持体に外周面を接触せしめた状態で、直流電圧と交流電圧とを重ね合わせて印加せしめることにより、該像担持体の表面を帯電させるようにした帯電ロールにおいて、前記保護層内に、5〜30μmの平均粒径を有する粒子が分散、含有せしめられて、該保護層の外周面の表面粗さ:Rzが7〜40μmとされていることを特徴とする帯電ロールが開示されている。
特許文献4には、像保持体に接触して回転し、前記像保持体の表面を帯電させる導電性材料を含むロール部材からなり、少なくとも前記ロール部材の外周面に、微粒子を含有して表面粗さを持たせたことを特徴とする帯電ロールが開示されている。
特許第3400054号公報 特開平4−303860号公報 特開平9−258523号公報 特開2008−83404号公報
電子写真装置における帯電ロールに関して、感光体表面を帯電させるため放電空間を確保する必要があり、特許文献1〜4に示すように、帯電ロール表層を粗面化し微小な凸部を形成したものが提案されている。
他方、省エネ/高速化の要請から、トナーの低融点化が進み、このような低融点トナーはストレスに対する抵抗力が低下している。このため帯電ロール表層の凸部との接触によってトナーがストレスを受け、帯電ロール表層に凸部を起点としたトナーフィルミングが発生してしまう問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、ロール表層に微小な凸部が多数分布して形成されていても、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制された弾性ロールを提供することである。
本発明は、下記の<1>〜<4>に記載の手段により解決された。
<1>少なくとも軸体、前記軸体の外周を覆う導電性基層及び前記導電性基層の外周を覆うロール最外層を有し、前記ロール最外層が、平均粒径5μm以下の粒子を含み、前記ロール最外層表面の凹凸の高さの度数分布において、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとが、0.5≦A/B≦1.5の関係を満たし、前記ロール最外層の表面粗さRzが2〜15μmであることを特徴とする弾性ロール、
<2>前記<1>に記載の弾性ロールよりなることを特徴とする帯電ロール、
<3>前記<2>に記載の帯電ロールを具備する、画像形成装置、
<4>前記<2>に記載の帯電ロールを具備する、プロセスカートリッジ。
前記<1>に記載の実施形態によれば、本構成を有していない場合と比較して、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制された帯電ロールに好適に用いることができる弾性ロールを提供することができた。
前記<2>に記載の実施形態によれば、本構成を有していない場合と比較して、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制された帯電ロールを提供することができた。
前記<3>に記載の実施形態によれば、本構成を有していない場合と比較して、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制された画像形成装置を提供することができた。
前記<4>に記載の実施形態によれば、本構成を有していない場合と比較して、トナーフィルミングによる画質欠陥が抑制されたプロセスカートリッジを提供することができた。
I.弾性ロール及び帯電ロール
本実施形態の弾性ロールは、少なくとも軸体、前記軸体の外周を覆う導電性基層及び前記導電性基層の外周を覆うロール最外層を有し、前記ロール最外層が、平均粒径5μm以下の粒子を含み、前記ロール最外層表面の凹凸の高さの度数分布において、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとが、0.5≦A/B≦1.5の関係を満たし、ロール最外層の表面粗さRzが2〜15μmであることを特徴とする。本実施形態の弾性ロールは、帯電ロールとして好ましく用いることができる。
以下、本実施形態の帯電ロールについて説明する。
例えば、図1に示すように、本実施形態の帯電ロール50は、感光体ドラム40の上方部に感光体ドラム40と接触するように配設されていることが好ましい。帯電ロール50の上方には、帯電ロール50の表面をクリーニングするクリーニングロール60が配設されていることが好ましい。
クリーニングロール60は、回転可能に支持された軸体62の周囲にスポンジ層64が形成されたものである。クリーニングロール60は軸体62の両端部に配置された図示しないスプリングによって帯電ロール50に所定の圧力で押圧され、スポンジ層64が帯電ロール50の周面に沿って弾性変形してニップ部を形成している。
本実施形態の帯電ロール50は、感光体ドラム40の表面に接触して配設され、直流電圧又は交流電圧が印加されて、感光体ドラム40の表面を帯電させるものである。
帯電ロール50は、図1に示すように、少なくとも軸体51の周囲に導電性基層52を有し、さらにその外周にロール最外層53を備えている。
感光体ドラム40の支軸には図示しないモータが連結されており、感光体ドラム40が図1中の時計回り(矢印2の方向)に回転駆動される。また、感光体ドラム40の回転に従動して帯電ロール50が矢印4の方向に回転する。また、帯電ロール50の回転に従動してクリーニングロール60が矢印6の方向に回転する。クリーニングロール60が従動回転することにより、帯電ロール50の表面のトナーや外添剤などの異物がクリーニングされる。なお、帯電ロール50及び/又はクリーニングロール60は、モータを連結して独自に回転駆動するように構成してもよい。
(弾性ロール)
本実施形態の弾性ロールは、少なくとも軸体51、前記軸体51の外周を覆う導電性基層52及び前記導電性基層52の外周を覆うロール最外層53を有する。
(軸体)
軸体51の材質としては、導電性を有するものが好ましく、鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム及びニッケル等がより好ましい。また、金属以外の材料でも、導電性と適度の剛性を有する材料であれば用いることができ、例えば導電性粒子等を分散した樹脂成形品や、セラミックス等を用いることもできる。また、ロール形状のほか、中空のパイプ形状とすることも可能である。
軸体の直径は、3〜30mmの範囲内であることが好ましく、5〜10mmであることがより好ましい。
(導電性基層)
導電性基層52の材質としては、導電性あるいは半導電性を有するものが好ましく、樹脂材あるいはゴム材に導電剤を分散したものがより好ましい。
樹脂材としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂などが用いられる。ゴム材料としてはエチレン−プロピレンゴム、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソブチレン、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エピハロヒドリンゴム、フロロシリコーンゴム、エチレンオキシドゴムなど、又は、それらを発泡させた発泡材が用いられる。本実施形態においては、ゴム材が好ましく、エピハロヒドリンゴムが好ましく、エピクロロヒドリン単独重合体又はエピクロロヒドリン共重合体がより好ましい。
導電性基層52に含まれる導電剤としては、導電性粒子あるいは半導電性粒子が挙げられ、具体的にはカーボンブラック、亜鉛、アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、クロム、チタニウム等の金属、ZnO−Al23、SnO2−Sb23、In23−SnO2、ZnO−TiO2、MgO−Al23、FeO−TiO2、TiO2、SnO2、Sb23、In23、ZnO、MgO等の金属酸化物や、過塩素酸リチウム、第4級アンモニウム塩等のイオン導電剤が挙げられ、これらの材料を単独あるいは2種以上混合して用いてもよい。
さらに必要に応じてタルク、アルミナ、シリカ等の無機充填材、フッ素樹脂やシリコーンゴムの微粉等、有機充填材の1種又は2種以上を混合してもよい。
本実施形態においては、導電性基層52の平均膜厚は0.1〜100mmが好ましく、1〜10mmがより好ましい。上記範囲内であると、度数比率A/B及び表面粗さRzの調整が容易である。
導電性基層52の平均膜厚は、走査型電子顕微鏡(SEM)又は透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて導電性基層52の断面の画像を複数箇所(例えば10箇所)測定し、その平均値をとった値である。
(ロール最外層)
ロール最外層53は平均粒径5μm以下の粒子を含む。
ロール最外層53は好ましくはバインダー樹脂に導電剤を分散してその抵抗を制御したもので、抵抗率としては103〜1014Ωcmが好ましい。
ロール最外層53に含まれるバインダー樹脂の材質としては、ポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレン共重合体、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミドが好ましく用いられ、中でもポリアミドが好ましく、中でも共重合ナイロンが好ましい。
共重合ナイロンは、610ナイロン、11ナイロン及び12ナイロン等のいずれか1種又は複数種を重合単位として含むものが好ましく、この共重合体に含まれる他の重合単位としては6ナイロン及び66ナイロン等が好ましく挙げられる。
ロール最外層53に含まれる導電剤としては、導電性基層52に含まれる導電剤と同様の導電性粒子又は半導電性粒子が挙げられ、カーボンブラック、金属、金属酸化物や、イオン導電性を発現する第4級アンモニウム塩等のイオン性化合物等の1種又は2種以上が混合される。
また必要に応じてヒンダードフェノール、ヒンダードアミン等の酸化防止剤、クレー、カオリン、タルク、シリカ、アルミナ等の無機充填剤や、フッ素樹脂やシリコーン樹脂の微粉等の有機充填材や、シリコーンオイル等の潤滑剤などの、1種又は2種以上を添加することができる。
さらに界面活性剤や帯電制御剤等が必要に応じて添加される。
本実施形態においては、ロール最外層53の平均膜厚は0.01〜1,000μmが好ましく、1〜100μmがより好ましく、1〜10μmがさらに好ましい。上記範囲内であると、度数比率A/B及び表面粗さRzの調整が容易である。
ロール最外層53の平均膜厚は、走査型電子顕微鏡(SEM)又は透過型電子顕微鏡(TEM)を用いてロール最外層53の断面の画像を複数箇所(例えば10箇所)測定し、その平均値をとった値である。
図2に示すように、本実施形態では、帯電ロール50のロール最外層53は、バインダー樹脂54に平均粒径5μm以下の粒子55を混練することによってロール最外層53の最外面に微小な凹凸を形成し、所定の表面粗さを持たせている。
本実施形態においては、前記ロール最外層表面の凹凸の高さの度数分布において、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとが、0.5≦A/B≦1.5の関係を満たす。
最頻値は、度数の最も多い級間の中心点が用いられるが、度数分布が左右対称でない場合には最頻値が中心点とは限らない。そこで、lを最頻値Moを含む階級の下限点、f+1をその階級の次の級間の度数、f-1を前の級間の度数、hを級間の幅として以下の式で最頻値Moを定義することが好ましい。
Figure 2010096267
以下、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとの比「A/B」を「度数比率A/B」ともいう。度数比率A/Bが0.5未満であると帯電ロール表面に対してクリーニングロールがトナーや外添剤を擦りつけ易くなり、トナーフィルミングが発生する。度数比率A/Bが1.5を超えると帯電ロール表面の凹凸部分にトナーや紙粉などの異物が蓄積し、帯電異常を招く事で濃度ムラなどの画質欠陥を発生する。
また、度数比率A/Bが0.5≦A/B≦1.5の関係を満たす場合には、帯電ロール表面のトナーフィルミング防止能に優れる。
最頻値未満の度数の総和A及び最頻値以上の度数の総和Bは、例えば(株)キーエンス製超深度形状測定顕微鏡VK−9510を用いて測定することができる。具体的には、前記VK−9510を用い、倍率50倍、X軸298μm×Y軸223μm、ピッチ(Z):0.2μm、メッシュ:256×192(間引き4)、階級:1μm刻みカットオフの条件にて、微小な凹凸領域部分の高さの度数分布を求め、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとを算出し、度数比率A/Bの値を算出することができる。
本実施形態においては、ロール最外層の表面粗さRzが2〜15μmである。表面粗さRzが2μm未満であると、トナーや外添剤などの異物が付着する。表面粗さRzが15μmを超えると、凹凸部分にトナー及び紙粉等が溜まり易くなり、また、凹凸の高低差が大きいことによって局所的に異常放電が発生し、均一帯電が妨げられ、白抜けのような画像欠陥が起こる。
また、ロール最外層の表面粗さRzは、3〜12μmであることが好ましく、4〜10μmであることがより好ましい。上記範囲内であると、ロール最外層にトナーや外添剤などの異物が付着しにくくなり、耐汚染性が高くなる。
なお、表面粗さRzとは十点平均表面粗さRzのことであり、JIS B0601(1994)に規定された表面粗さのことである。十点平均表面粗さRzは、表面粗さ測定器等を用いて測定することができるが、本実施形態においては、十点平均表面粗さRzは例えば23℃・55RH%の環境下において、接触式表面粗さ測定装置(サーフコム570A、(株)東京精密製)を用いて測定することができる。測定に際しては測定距離を2.5mmとし、接触針としてはその先端がダイヤモンド(5μmR、90°円錐)のものを用い、場所を変えて3回繰り返し測定した際の平均値を表面粗さRzとして求めることができる。
粒子55の材質としては、抵抗値が高い材質が好ましく、例えばポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂及びメタクリル樹脂等の高分子粒子、並びに、シリカ及びセラミック粒子などの無機粒子が用いられるが、本実施形態においては高分子粒子が好ましく、中でもポリアミド樹脂がより好ましい。
また、粒子55の材質として、ロール最外層53に含まれるバインダー樹脂54と同じ樹脂であることが好ましい。バインダー樹脂54と同じ樹脂を用いることで、相溶性がよくなり、粒子55とバインダー樹脂54との密着性が高くなる。したがって、粒子55の材質がポリアミド樹脂である場合には、バインダー樹脂54もポリアミド樹脂であることが好ましい。
また、粒子55の材質に導電性粉末を混練することによって半導電性を持たせてもよい。導電性粉末としては、例えば、金、銀、銅のような金属;カーボンブラック;酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウム粉末等の金属酸化物;酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム粉末等の表面を、酸化錫、カーボンブラック、又は金属で覆った粉末;等を挙げることができる。これらは、単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。導電性粉末は、ロール最外層53のバインダー樹脂54に含まれる上記の導電性粒子(例えばカーボンブラックなど)と同じ材料としてもよい。
ロール最外層53に含まれる粒子55の平均粒径は5μm以下である。平均粒径が5μmを超えると、ロール最外層の表面の凹凸が大きくなるため、凹凸部分にトナー及び紙粉等が溜まり易くなり、また、凹凸の高低差が大きいことによって局所的に異常放電が発生し、均一帯電が妨げられ、細かい白抜けのような画像欠陥が起こる。
粒子55の平均粒径は、1〜5μmが好ましく、3〜5μmがより好ましい。上記範囲内であると長期にわたりトナーフィルミングの防止及び良好な画質を維持することができる。
粒子55の平均粒径は、ロール最外層53の平均膜厚の1〜50%(バインダー樹脂54の厚み寸法に対して粒子55の長さ寸法が1〜50%)であることが好ましい。上記範囲内であると、度数比率A/B及び表面粗さRzの調整が容易である。
一方、粒子55の体積平均粒径や配合量によっては、粒子55の平均粒径をロール最外層53の平均膜厚より大きくすることもできる。この場合、ロール最外層53の表面から粒子55の球面の一部がはみ出した状態となることにより、所望の表面粗さRzに制御される。
なお、粒子55の体積平均粒径は、コールターマルチサイザー−II型(ベックマン・コールター(株)製)を用いて測定した値である。この場合、粒子の粒径により、最適なアパーチャーを用いて測定することができる。
粒子の形状係数SF1が100〜120であることが好ましく、100〜110であることがより好ましく、真球状であることがより好ましい。上記範囲内であると、帯電ロール凹凸部分にトナー及び紙粉等が溜まりにくく、局所的な異常放電を発生させることがないため好ましい。
本実施形態において、粒子の形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡画像を画像解析装置によって解析することによって数値化でき、例えば、次のような方法で求められる。まず、スライドグラス上に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個以上の粒子について、粒子の絶対最大長、粒子の投影面積を測定し、SF1を下記の式にて求めることができる。
Figure 2010096267
ここでML:粒子の絶対最大長、A:粒子の投影面積
これらは、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡画像をルーゼックス画像解析装置によって取り込み、解析することによって数値化される。
(クリーニングロール)
本実施形態において、帯電ロール50に着脱可能なように当接するように、クリーニングロール60が設けられていることが好ましい。
また帯電ロール表層の凸部との接触によって低融点トナーがストレスを受けフィルミングとなる現象は帯電ロールと接触して従動回転するクリーニングロールを有する場合に生じ易い。
本実施形態の帯電ロールによれば、帯電ロール表面がトナーフィルミングを生じにくい凹凸状態を適度に保っているため、クリーニングロールを有する場合においてもトナーフィルミングの発生を抑制することができる。
クリーニングロール60の軸体62の材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用されており、摺動性などの用途に応じ材質及び表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理など一般的な処理により加工され導電化処理が行われてもよく、もちろんそのまま使用してもよい。
また、クリーニングロール60は、スポンジ層64を介して帯電ロール50と適度なニップ圧力で接触するため、ニップ時に撓みのない強度を持った材質又は軸体長に対して十分剛性をもった軸体径が選択される。
クリーニングロール60のスポンジ層64は、多孔質の3次元構造を有する発泡体からなり、内部や表面に空洞や凹凸部(以下、セルという。)が存在し、弾性を有しているものが好ましい。このクリーニングロール60は、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、オレフィン、メラミン、ポリプロピレン、NBR、EPDM、天然ゴム及びスチレンブタジエンゴム、クロロプレン、シリコーン、ニトリル等の発泡性の樹脂又はゴムを材質としたものより選択される。これにより、多数のセルを有するクリーニングロール60を安価に製造できる。
クリーニングロール60は、帯電ロール50との従動摺擦により外添剤などの異物を効率的にクリーニングすると同時に、帯電ロール50の表面にクリーニングロール60の擦れによるキズをつけないために、また、長期にわたり千切れや破損が生じないようにするために、引き裂き、引っ張り強さなどに強いポリウレタンが特に好ましく用いられる。
ポリウレタンとして特に限定するものではなく、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリエステルやアクリルポリールなどのポリオールと、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートや4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートなどのイソシアネートの反応を伴っていればよく、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパンなど鎖延長剤が混合されていることが好ましい。また、水やアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ化合物などの発泡剤を用いて発泡させるのが好ましい。
さらに必要に応じて発泡助剤、整泡剤、触媒などの助剤を加えてもよい。
本実施形態の帯電ロールは、例えば次のように製造することができる。
まず、円筒状成形空間を有する成形型内に、軸体を入れ、成形型内に導電性基層形成材料を充填し、必要に応じて加硫を行うことにより軸体の外周面に弾性層を形成する。次いで、導電性基層の形成された軸体を成形型から取り出す。
前記導電性基層の加硫には、加硫剤、加硫促進剤を使用することができる。
また、本実施形態においては、加硫剤として硫黄を用いることが好ましい。より具体的には、金華印微粉硫黄、金華印油入微粉硫黄、金華印油入微粉硫黄、金華印沈降硫黄、金華印コロイド硫黄、SULFAX(Sulfax A、Sulfax 200S、Sulfax 200SS、Sulfax PS、Sulfax PMC、Sulfax SB、Sulfax PN等)(以上、鶴見化学工業(株)製)等を好ましく使用できる。
本実施形態において、硫黄は、加硫のため投入されるS8等のほか、加硫促進剤等との混合物の状態で配合される場合がある。
加硫促進剤としては、n−ブチルアルデヒドアニリン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素、1,3−ジフェニルグアニジン、ジ−O−トリルグアニジン、1−O−トリルビグアニド、ジカテコ−ルボレートのジ−O−トリルグアニジン塩、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、2−(N,N−ジエチルチオカルバモイルチオ)ペンゾチアゾール、2−(4−モルホリノジチオ)ペンゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−2−べンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−べンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−2−べンゾチアゾリルスルフェンアミド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフイド、テトラブチルチウラムジスルフィド、テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフイド、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジン塩、ピペコリルジチオカルバミン酸ピペコリン塩、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、N−エチル−N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛、N−ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジブチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸第二鉄、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ブチルキサントゲン酸亜鉛、イソプロピルキサントゲン酸亜鉛等が挙げられる。
したがって、これらを含めた混合物総量としては導電性基層固形分中に1.0〜4.0重量%含まれていることが好ましい。上記範囲内であると、架橋密度が高く、耐摩耗性に優れ、圧縮永久歪み特性及び機械的強度が低下せず、硫黄のブルーム(析出)が起こり易くなるので、好ましくない。
次に、バインダー樹脂、粒子及び導電剤等を配合し、この配合物をボールミル等を用いて混合、撹拌し、ロール最外層形成材料混合物を調製する。公知のロール最外層を形成する手段により、ロール最外層を導電性基層が形成された軸体表面に、乾燥後に均一な厚みとなるように塗工して乾燥し、加熱硬化することにより図1に示すような導電ロールを製造することができる。
ロール最外層を形成する手段としてはブレードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等を用いることができる。
II.画像形成装置及びプロセスカートリッジ
本実施形態の画像形成装置は、本実施形態の帯電ロールを具備する。また、本実施形態のプロセスカートリッジは、本実施形態の帯電ロールを具備する。
以下、本実施形態の画像形成装置を図3に基づいて説明する。
図3には本実施形態の画像形成装置及びプロセスカートリッジの一例が示されている。この画像形成装置1は、図示しないパーソナルコンピュータ等の画像データ入力装置から送られてくるカラー画像情報に基づいて画像処理を行い、電子写真方式によって記録用紙Pにカラー画像を形成するものである。
画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを備えている。なお、以下、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kのいずれかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kは、二次転写部において中間転写ベルト30を背面から支持するためのバックアップロール34と複数の張架ロール32によって張架された無端状の中間転写ベルト30の進行方向に対して、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの順番で直列に配列されている。また、中間転写ベルト30は、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの像保持体としての感光体ドラム12Y、12M、12C、12Kと、それぞれ対向して配設される一次転写ロール16Y、16M、16C、16Kとの間を挿通している。
次に、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの構成と画像形成の動作とを、イエロートナー画像を形成するプロセスカートリッジ10Yを代表して説明する。
感光体ドラム12Yの表面は、帯電ロール13Yにより一様に帯電される。つぎに、露光装置14Yによりイエロー画像に対応するレーザー光Lが照射され、感光体ドラム12Yの表面にイエロー画像に対応する静電潜像が形成される。
イエロー画像に対応する静電潜像は、現像装置15Yの現像バイアスが印加された現像ロール18Yに担持されたトナーによって現像され、イエロートナー画像となる。
イエロートナー画像は、一次転写ロール16Yの圧接力と、一次転写ロール16Yに印加された転写バイアスによる静電吸引力とによって、中間転写ベルト30上に一次転写される。
この一次転写では、イエロートナー画像は全て中間転写ベルト30に転写されず、一部が転写残留イエロートナーとして、感光体ドラム12Yに残留する。また、感光体ドラム12Yの表面には、トナーの外添剤なども付着している。一次転写後の感光体ドラム12Yは、クリーニング装置20Yとの対向位置を通過し、感光体ドラム12Yの表面の転写残留トナーなどが除去される。その後、感光体ドラム12Yの表面は、つぎの画像形成サイクルの為、帯電ロール13Yで再び帯電される。
図3に示すように、画像形成装置1では、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの相対的な位置の違いを考慮したタイミングで、上記と同様の画像形成工程が各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kにおいて行われ、中間転写ベルト30上に、順次、Y、M、C、Kの各色トナー像が重ねられ、多重トナー像が形成される。
そして、所定のタイミングで二次転写位置Aへと搬送されてきた記録用紙Pに、転写バイアスが印加された二次転写ロール36の静電吸引力によって、中間転写ベルト30から多重トナー像が一括して、記録用紙Pに転写される。
多重トナー像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト30から分離された後、定着装置31へと搬送され、熱と圧力とにより記録用紙Pに定着されてフルカラー画像が形成される。
記録用紙Pに転写されなかった中間転写ベルト30上の転写残留トナーは、中間転写ベルト用クリーナー33で回収される。
このような画像形成装置1では、各々のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kに配置された感光体ドラム12と帯電ロール13とクリーニング装置20などが一体となってプロセスカートリッジ(図示省略)を構成しており、このプロセスカートリッジが画像形成装置本体に着脱可能に構成されている。
以下、本発明を実施例で詳細に説明するが、本発明を何ら限定するものではない。以下、特に断りのない限り「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」を意味する。
<実施例1>
−導電性基層の作製−
下記成分を混練して、導電性基層用の混合物とした。
SUS416からなる直径8mmの導電性軸体表面に厚さ3mmとなるように円筒状に導電性基層を被覆した。具体的には、前記軸体及び混合物を内径14.0mmの円筒型の金型に入れ、前記混合物を170℃で30分間加硫させた後、金型から取り出したものを被研磨物とした。この被研磨物を回転数200rpm、砥石回転数2,300rpmで研磨し、円筒状の導電性基層を有するロールを得た。
(導電性基層用混合物)
・ゴム材(エピクロロヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム:日本ゼオン(株)製) 100部
・導電剤(カーボンブラック アサヒサーマル:旭カーボン(株)製) 25部
・導電剤(ケッチェンブラックEC:ライオン(株)製) 8部
・イオン導電剤(過塩素酸リチウム) 1部
・加硫剤(硫黄)200メッシュ(鶴見化学工業(株)製) 1部
・加硫促進剤(ジベンゾチアジルジスルフィド、ノクセラーDM:大内新興化学工業(株)製) 2.0部
・加硫促進剤(テトラメチルチウラムジスルフィド、ノクセラーTT:大内新興化学工業(株)製) 0.5部
・酸化亜鉛(酸化亜鉛1種:正同化学工業(株)製) 5部
−ロール最外層の作製−
下記成分をビーズミルにて分散し、得られた分散液を、メタノール510部で希釈してロール最外層用塗布液を得た。
導電性基層を有するロールの外周に、ロール最外層用塗布液を用いて浸漬塗布した後、140℃で15分間加熱乾燥し、厚さ8μmのロール最外層を形成し、実施例1の弾性ロールを得た。
(ロール最外層用塗布液)
・高分子材料(共重合ナイロン)(アラミンCM8000:東レ(株)製) 100部
・導電剤(カーボンブラック)(MONARCH1000:キャボット社製) 14部
・溶剤(メタノール) 500部
・溶剤(ブタノール) 240部
・平均粒径5μmのナイロン真球状粒子 30部
(帯電ロールの評価)
(1)度数比率A/Bの測定
実施例1の弾性ロールのロール最外層表面の高さの度数分布測定を実施した。測定方法は(株)キーエンス製レーザー顕微鏡VK9510を用い、倍率50倍、X軸298μm×Y軸223μm、ピッチ(Z):0.2μm、メッシュ:256×192(間引き4)、階級:1μm刻みカットオフの条件にて行った。微小な凹凸領域部分の高さの度数分布を求め、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとを算出し、A/Bの値を算出した。結果を表1に示した。
(2)ロール最外層の表面粗さRzの測定
実施例1の弾性ロール表面について十点平均表面粗さ(Rz)を測定してその平均値を実施例1のロール最外層の表面粗さRzとした。
十点平均表面粗さRzは、JIS B0601(1994)の規定に従い測定した。十点平均表面粗さRzは23℃・55RH%の環境下において、接触式表面粗さ測定装置(サーフコム570A、(株)東京精密製)を用いて測定した。測定に際しては測定距離を2.5mmとし、接触針としてはその先端がダイヤモンド(5μmR、90°円錐)のものを用い、場所を変えて3回繰り返し測定した際の平均値を表面粗さRzとして求めた。
(3)画質評価
実施例1の弾性ロールを帯電ロールとしてカラー複写機ApeosPort−IIIC3300:富士ゼロックス(株)製に装着した。なお、当該カラー複写機は、クリーニングロールを有する。当該カラー複写機を用いて、A4用紙50,000枚印字テスト(10℃、15%RH環境下で25,000枚印刷後、28℃、85%RH環境下で25,000枚印字)を行った。なお、途中で大きな問題が発生した場合には、その時点で印字を中止した。
画質評価は、50,000枚走行後の画像について、ハーフトーン画像中での帯電ロールへのトナーフィルミングによる画質欠陥を下記の通りのグレード分けし目視判定した。評価基準は下記の通りである。
A:トナーフィルミングによる画質欠陥なし。
B:帯電ロール上、部分的(10%未満の範囲)に軽微なトナーフィルミングによる画質欠陥発生。
C:帯電ロール上、部分的(10〜50%の範囲)にトナーフィルミングによる画質欠陥発生。
D:帯電ロール上、全面(50%を超える範囲)にトナーフィルミングによる画質欠陥発生。
Aを合格とした。
<実施例2及び3、並びに、比較例1及び2>
上記実施例1におけるロール最外層の作製に関し、混合物の分散条件を調整することで、表1に示す度数比率A/Bとロール最外層の表面粗さとを有する帯電ロールを作製し、実施例1と同様にして画質評価を実施した。結果を表1に示した。
<比較例3>
実施例1と同様にして導電性基層を作製した。さらに平均粒径10μmのナイロン真球状粒子30部を加えた以外は実施例1と同様にしてロール最外層を形成して帯電ロールを作製した。実施例1と同様にして画質評価を実施した。結果を表1に示した。
Figure 2010096267
本実施形態の帯電ロールの断面図である。 本実施形態の帯電ロール表面の断面図である。 本実施形態の画像形成装置及びプロセスカートリッジを示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10Y、10M、10C、10K プロセスカートリッジ
12Y、12M、12C、12K 感光体ドラム
13Y、13M、13C、13K 帯電ロール
14Y、14M、14C、14K 露光装置
15Y、15M、15C、15K 現像装置
16Y、16M、16C、16K 一次転写ロール
18Y、18M、18C、18K 現像ロール
20Y、20M、20C、20K クリーニング装置
30 中間転写ベルト
31 定着装置
32 張架ロール
33 中間転写ベルト用クリーナー
34 バックアップロール
36 二次転写ロール
40 感光体ドラム
50 帯電ロール
51 軸体
52 導電性基層
53 ロール最外層
54 バインダー樹脂
55 粒子
60 クリーニングロール
62 軸体
64 スポンジ層
A 二次転写位置
P 記録用紙

Claims (4)

  1. 少なくとも軸体、前記軸体の外周を覆う導電性基層及び前記導電性基層の外周を覆うロール最外層を有し、
    前記ロール最外層が、平均粒径5μm以下の粒子を含み、
    前記ロール最外層表面の凹凸の高さの度数分布において、最頻値未満の度数の総和Aと、最頻値以上の度数の総和Bとが、0.5≦A/B≦1.5の関係を満たし、
    前記ロール最外層の表面粗さRzが2〜15μmであることを特徴とする
    弾性ロール。
  2. 請求項1に記載の弾性ロールよりなることを特徴とする
    帯電ロール。
  3. 請求項2に記載の帯電ロールを具備する、画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の帯電ロールを具備する、プロセスカートリッジ。
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