JP2010095818A - 筋収縮促進用インナーウェア - Google Patents

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Abstract

【課題】 身体に装着することで所定の筋肉の十分な筋収縮活動を促進し、脂肪燃焼効率の向上並びに効率的な筋力強化による運動能力の向上及び捻挫、骨折等による筋力低下時の筋力補助を目的としたインナーウェアを提供する。
【解決手段】 本体領域12よりも強伸縮力で編成された難伸縮性領域13を有する筋収縮促進用インナーウェアであって、該難伸縮性領域13が、着用時、十分な筋収縮活動の促進を所望する筋肉に対応する領域に所定の間隔で区切られた格子状で編成され、該難伸縮性領域13から生じる緊締力により筋収縮活動が格子状の区切りごとに細分化され、前記細分化された区切りの範囲内で夫々筋収縮活動が行われるようになる。
【選択図】図1

Description

身体に装着することで所定の筋肉の十分な筋収縮活動を促進し、脂肪燃焼効率の向上、効率的な筋力強化による運動能力の向上及び捻挫、骨折等による筋力低下時の筋力補助並びに便秘の解消及び尿漏れの抑制を目的とした筋収縮促進用インナーウェアを提供する。
近年、食事バランスの悪化や運動量低下による肥満は、肥満症或いはメタボリックシンドロームと呼ばれ、糖尿病や動脈硬化等、重病の原因となることから問題視されてきた。そのような肥満を解消すべく、従来、サウナスーツや発汗サポーター等を着用することで発汗を促したり、痩身サプリメント等を服用したりして、下腹部、大腿部或いは臀部等に蓄積した脂肪を燃焼させるか、或いは、軽いジョギング、ウォーキングやサイクリング等、有酸素運動により脂肪を燃焼させている。
また、マッサージ効果のあるインナーウェアとして、インナーウェアの内面から内方に突出する畝が形成され、編地のコース方向に延在する直線状の畝と、該直線状の畝に接し且つ直線状の畝を挟んで向い合った2つの波状の畝とで組合された複合畝が多数本形成された複合畝領域を、着用時、大腿部及び足の付け根付近の腹部に対応する部分に設けてなるインナーウェアが提供されており(特許文献1)、該インナーウェアを着用すれば、該複合畝領域が着用者の腹部等をマッサージし、血行促進効果により身体を引き締めることができる。
また、該インナーウェアを着用したり、所定温度に過熱された水蒸気の発生が可能な蒸気温熱具の取り付けが可能な身体装着用具(例えば、特許文献2)を着用したり、軽く運動したり等することにより、血行を促進して体温を上昇させれば、便秘解消の効果も期待することもできる。
さらに、スポーツ選手等は筋力強化による運動能力の向上を目的として、或いは捻挫、骨折時等にリハビリ治療をする者は筋力強化による筋力補助を目的として、所定の負荷を課した筋力トレーニングを反復実施したり、筋力トレーニングの実施を補助するウェアを着用したりする等、夫々強化を所望する身体部位の訓練を行っている。例えば、筋力トレーニング時の身体補助を目的としたサポートウェアが提供されている(特許文献3)。該サポートウェアは、本体の所定の範囲に、関節を屈曲させる際にはその部位の筋肉に対して収縮を促進させ、逆に伸展させる際には筋肉に対して膨張を抑制させる方向へと復元力を加える伸縮部を設けたことを特徴としており、該伸縮部によって覆われた身体部位の筋力を補助することにより、装着者の運動能力を向上することができる。
また、尿漏れ対策としては、吸水性素材を股部に用いたパンツ型おむつ(例えば、特許文献4)等が提供されている。
特開2004−204411 特開2007−307087 特開2007−113147 特開2003−339771
肥満の原因となる脂肪細胞は、運動に必要なエネルギーを脂肪として蓄積及び供給する白色脂肪細胞であり、運動不足等によりエネルギーの供給量に対して蓄積過多になると、上腕部、下腹部、大腿部、臀部や内臓周辺等に脂肪が蓄積され、皮下脂肪型肥満或いは内臓脂肪型肥満と呼ばれる肥満体型になってしまう。
逆に運動すると、白色脂肪細胞の脂肪は、リパーゼの機能により分解されて脂肪酸を放出し、該脂肪酸が血液を通して赤筋繊維へと運搬され、筋収縮活動に必要なエネルギーとして消費される。従って、肥満を解消するためには、過剰に蓄積された脂肪を供給するに際して、白色脂肪細胞に新たに蓄積される脂肪量以上に供給する必要があり、その手段としては、筋収縮活動の運動エネルギーとする該脂肪の供給を促進することが好適である。
しかしながら、軽いジョギング、ウォーキングやサイクリング等の有酸素運動は、上記赤筋繊維が白筋繊維に比して持久運動に適している点及び脂肪を分解するリパーゼの機能を促進するには体温の上昇と十分な酸素が必要である点を考慮すれば、脂肪を燃焼させるのに適していると言えるものの、実際、有酸素運動において筋収縮活動が行われるのは筋肉のうち筋腹の一部でしかなく、停止部から起始部まで筋肉全体の十分な筋収縮活動が行われないため、効率的な脂肪燃焼を期待することはできない。
また、サウナスーツや発汗サポーター等により発汗を促すダイエットでは、サウナスーツ等を着用した場合とそうでない場合とでは筋肉の収縮活動量に大差がないため、脂肪の燃焼量はほぼ同程度であって、体重の減少は発汗量のみに留まるので効果的な肥満の解消を期待することはできない。また、痩身サプリメントは副作用の危険性もあり、使用に注意が必要である。
さらに、上記特許文献1に記載のインナーウェアでは、インナーウェアの内面から内方に突出した複合畝が着用者の運動時等にマッサージ効果を発揮し、腹部周りの血行促進が行われるとともに身体の引き締め効果を奏するものの、運動時の筋収縮活動は、実際には筋肉のうち筋腹の一部に留まるため、停止部から起始部までの筋肉全体を用いた十分な筋収縮活動が行われてはいない。
このように十分な筋収縮活動が行なわれなかった場合には、エネルギーとして消費されなかった脂肪酸が再び中性脂肪と合成され白色脂肪細胞へと送り返されるため、折角の運動も脂肪の減少には繋がらない。従って、効率的に脂肪を燃焼させるためには、筋肉の停止部から起始部までの十分な筋収縮活動を行なわせることが肝要である。
特に、下腹部、大腿部や臀部は、有酸素運動をしてもその部位の筋収縮活動が一般的に行われ難いため、脂肪が赤筋繊維に供給されないか或いは供給されても白色脂肪細胞へと送り返されるので、脂肪が付き易い。そのため、効率的に脂肪を燃焼させるには、外部から十分な筋収縮活動を促進する必要がある。
また、筋肉の停止部から起始部までの十分な筋収縮活動を促進すると、所定の筋肉のうち筋腹の一部だけでなく筋肉全体が収縮活動を行なうため、持久力や瞬発力等の運動能力が向上し、且つ筋肉全体の効率的な筋力強化に貢献することができるとともに、捻挫又は骨折等による筋力低下時に筋力の補助をすることもできる。逆に、十分な筋収縮活動が行われないと、折角の筋力トレーニングの効果は筋腹の一部に表出するに過ぎないため、筋肉全体を効率的に強化することができず、且つバランスを欠いた筋力強化となってしまう。
さらに、特許文献2に記載のサポートウェアを装着しても、関節の屈曲及び伸展を筋活動の促進及び抑制により外部から補助するとは言え、依然として筋肉のうち筋腹の一部しか収縮活動をしないために、停止部から起始部までの筋肉全体を用いた十分な筋収縮活動を促進することによって、持久力や瞬発力等の運動能力の向上及び効率的な筋力トレーニングを実現することはできなかった。
また、便秘は、大腸の蠕動運動が停滞することに起因するものであるところ、特許文献1のインナーウェアや特許文献3の身体装着用具を着用したり、或いは軽く運動したりしたとしても、血行促進効果により体温を上昇させることで大腸の働きをある程度促すことはできるものの、大腸に直接的に働きかけることはできないため、便秘解消の効果は大きくはない。
また、尿漏れは、尿道周辺の筋肉が弱体化して尿道の引き締めが弱くなることに起因するものであるところ、引用文献4の使い捨ておむつを着用した場合には、尿道から漏れてしまった尿を吸収体により吸収しておむつの外に漏らすことはないものの、そもそも尿が尿道から漏れてしまう生理現象を根本的に解決することはできない。
そこで、本発明は、身体に装着することにより所定の筋肉の筋収縮活動を促進し、脂肪燃焼効率の向上、効率的な筋力強化による運動能力の向上及び捻挫、骨折等による筋力低下時の筋力補助並びに便秘の解消及び尿漏れの抑制を目的としたインナーウェアを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明の請求項1に記載の筋収縮促進用インナーウェアは、本体領域に伸縮強度の異なる編成領域を有するインナーウェアであって、本体領域よりも強伸縮力で編成された難伸縮性領域が、本体領域の所定箇所に所定の間隔で区切られた格子状で編成され、着用時、前記所定箇所に対応する筋肉の収縮活動が前記格子状の緊締力により細分化されることを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の筋収縮促進用インナーウェアは、上記筋収縮活動の促進を所望する筋肉が、腹直筋、内外腹斜筋、大胸筋、僧帽筋、上腕三頭筋、大臀筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋又は下腿三頭筋のいずれか或いはこれらの組合せであることを特徴としている。
さらに、本発明の請求項3に記載の筋収縮促進用インナーウェアは、上記筋収縮活動の促進を所望する筋肉が大腸の平滑筋であって、上記格子状の難伸縮性領域が、着用時、大腸の形状に沿うように前身頃に編成されてなることを特徴としている。
本発明の請求項1及び2に記載の筋収縮促進用インナーウェアを着用すれば、上記格子状に編成された難伸縮性領域が着用時に緊締する部位、例えば、腹部、腕部或いは大腿部等に内在する筋肉の収縮活動を細分化することにより、所定の筋肉の停止部から起始部までの十分な筋収縮活動を促進し、脂肪燃焼効率の向上を図ることができる。
また、該インナーウェアを着用すれば、所定の筋肉のうち筋腹の一部だけでなく筋肉全体で十分な筋収縮活動が行われるため、筋腹の一部で筋活動を行うに比して筋力が向上し、持久力や瞬発力等の運動能力を向上させ、且つ筋肉全体を使用した効率的な筋力トレーニングをも実現することができる。また、十分な筋収縮活動による筋力向上により、捻挫、骨折等による筋力低下時の筋力補助にも貢献可能となる。
さらに、本発明の請求項3に記載の筋収縮促進用インナーウェアを着用すれば、格子状に編成された難伸縮性領域の緊締力により、大腸の平滑筋の筋収縮活動を細分化して促進させることができ、その結果、大腸の蠕動運動が活発化し、効果的に便秘を解消することができる。また、大腸の平滑筋の筋収縮活動を促進させると、大腸の平滑筋に連動して尿道周辺の筋収縮活動も活発化し、尿道周辺の筋肉が尿道を引き締めるため、尿漏れを抑制することもできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。ここで、インナーウェアとは、インナーシャツ、スパッツ、ショーツ、パンツ、ガードル、レッグウォーマー、ソックス、タイツ或いはストッキング等、上衣又は下衣の肌に密着する着衣を指す。まず、以下に上衣を用いた第一の実施例について説明する。
図1は、本発明に係る上衣11(以下、同様に修正しています。)の正面図である。上衣11は、伸縮力を有するストレッチ素材で編成された本体領域12と格子状に編成された難伸縮性領域13とで構成され、着用すると身体に密着する編成が為されている。本体領域12は、通常のインナーシャツ又はスポーツシャツ等と同様か或いはより伸縮力の強い生地素材を用いて編成され、難伸縮性領域13は、着用時に腹直筋、内外腹斜筋及び大胸筋を覆う部位に所定間隔の区切りを設けた格子状の、本体領域12に比して伸長率約40%〜90%の生地素材で編成され、本体領域12に対してより強伸縮力を有する。難伸縮性領域13は、所望の伸縮力が得られるのであれば、使用する素材の別によっても良く、編み方の別によっても良く、また、本体領域12よりも難伸縮性の生地素材を本体領域12の所定位置に貼付或いは熱プリントしても良い。なお、難伸縮性領域13の格子状で囲まれた範囲内は、本体領域12と同様の生地素材で編成されている。
難伸縮性領域13における所定間隔の区切りを設けた格子状は、生地素材の選択による伸長率の差異或いは着用者の年齢や性別等の差異により、区切りの一辺が約2〜10cmとなる範囲で編成される。
図2は、該上衣11の背面図である。上衣11の背面側には、格子状に編成された難伸縮性領域13が、僧帽筋及び上腕三頭筋を覆う位置に編成されている。背面側も同様に、生地素材や弾性糸の選択による伸長率の差異或いは着用者の年齢、性別や体型等の差異により、区切りの一辺が2〜10cm程度の範囲で編成される。
また、該区切りの一辺の長は、着用時に難伸縮性領域13に対応する部位、例えば腹部等に内在する筋肉の大きさ及び紡錘筋、羽状筋、半羽状筋、鋸筋又は多腹筋等の多様な筋肉の形状に対して最適な範囲で編成される。例えば、上腕二等筋又は大腿二頭筋等の紡錘筋のような比較的大きな筋肉に対しては区切りが幅広に編成され、半羽状筋や多腹筋等のような比較的小さな筋肉に対しては幅狭に編成される。また、羽状筋の形状に対しては羽状の羽枝ごとに、或いは多腹筋の形状に対しては多腹の腹ごとに、多数の小さな区切りを編成してもよい。最良の一辺の長としては、例えば、腹直筋及び腹斜筋に対しては3.0cm〜5.0cm、僧帽筋に対しては2.0cm〜5.0cm、上腕三頭筋に対しては2.0cm〜3.5cmとするのが望ましい。
図3は、上記上衣11を着用した際に、筋肉αの筋収縮活動が難伸縮性領域13の格子状の緊締力によって細分化される状態を示す図である。上述の通り、通常、筋肉αの筋収縮活動は、筋肉α全体で行なわれることは少なく、筋肉αのうち筋腹の一部でしか行なわれないため、筋肉αの端部近傍で筋収縮活動が行われることはまずない。
上衣11を着用すると、本体領域12が身体に密着するとともに、格子状に編成された難伸縮性領域13がその対応する部位に内在する筋肉αを格子状に緊締及び加圧し、停止部から起始部までの筋肉α全体の収縮活動を格子状の区切りごとに分断する。このように分断された区切りごとの筋肉は、筋繊維が走行する方向の区切りの両端が難伸縮性領域13の緊締力により固定され、筋肉αが収縮活動を行なうに当たって夫々が1つの筋肉として、分断された範囲内、すなわち格子状の区切り内において矢印Aの方向で示す筋収縮活動を行なうようになる。1つの筋肉αを複数の短い筋肉の筋収縮活動に分断すると、短い筋繊維の方が長い筋繊維よりも容易に筋収縮活動を促進することができるため、筋肉αのうち筋腹の一部以外の端部近傍においても、筋繊維の走行方向に対して難伸縮性素材13の緊締力により区切られた範囲内で筋収縮活動が行われるようになる。従って、筋肉αの収縮活動が細分化されると、筋肉αのうち筋腹の一部以外の端部近傍でも筋収縮活動が行なわれ、停止部から起始部までの筋肉α全体を用いた十分な筋収縮活動が行なわれるようになる。
次に、下衣21(以下、同様に修正しています。)を用いた第二の実施例について説明する。図4は、下衣21の正面図である。該下衣21は、伸縮力を有するストレッチ素材で編成された本体領域22と格子状に編成された難伸縮性領域23とで構成され、着用すると身体に密着する態様に編成される。本体領域22は通常のタイツやスパッツ等と同様か或いはそれ以上の伸縮力を有するストレッチ素材で編成され、難伸縮性領域23は、着用時に腹直筋及び大腿四頭筋を覆う部位に所定間隔の区切りを設けた格子状の、本体領域22に比して伸長率約40%〜90%の生地素材で編成され、本体領域22に対してより強伸縮力を有する。難伸縮性領域23は、所望の伸縮力が得られるのであれば、使用する素材の別によっても良く、編み方の別によっても良く、また、本体領域22よりも難伸縮性の生地素材を本体領域22の所定位置に貼付或いは熱プリントしても良い。なお、難伸縮性領域23の格子状で囲まれた範囲内は、本体領域22と同様の生地素材で編成されている。
難伸縮性領域23における所定間隔の区切りを設けた格子状は、生地素材の選択による伸長率の差異或いは着用者の年齢、性別や体型等の差異により、区切りの一辺が1〜10cm程度の範囲で編成される。
図5は、該下衣21の背面図である。下衣21の背面側には、格子状に編成された難伸縮性領域23が、大臀筋、大腿二頭筋及び下腿三頭筋を覆う位置に編成されている。背面側の難伸縮性領域23の格子状の区切りも、生地素材や伸長率の選択による伸長率の差異或いは着用者の年齢や性別等の差異により、一辺が1〜10cm程度の範囲で編成される。該区切りの一辺は、上述の通り、難伸縮性領域23が対応する部位に内在する筋肉の大きさ又は形状によって最適の範囲で編成される。最良の一辺の長としては、例えば、大臀筋に対しては2.0cm〜5.0cm、大腿二頭筋に対しては2.0cm〜4.0cm、下腿三頭筋に対しても2.0cm〜4.0cmとするのが望ましい。
該下衣21を着用すると、図3を用いて上記に説明した通り、難伸縮性領域23に対応する筋肉αの筋収縮活動が、難伸縮性領域23の格子状の緊締力によって分断され、細分化された筋肉の範囲内、すなわち矢印Aで示す各区切りの範囲内で夫々筋収縮活動が行なわれるようになる。従って、下衣21を着用した場合にも、難伸縮性領域23が対応する部位に内在する筋肉αの停止部から起始部までの全体を用いた十分な筋収縮活動が行なわれるようになる。
図6は、上記上衣11及び下衣21を着用した状態を示す図である。上衣11或いは下衣21を着用して軽いジョギング、ウォーキング又はサイクリング等の有酸素運動を行なうと、十分な筋収縮活動が促進され、白色脂肪細胞に蓄積された脂肪を効率的に消費することができ、有酸素運動時の脂肪の燃焼効率を向上させることができる。
また、上衣11或いは下衣21を着用すると、難伸縮性領域13或いは23が対応する部位に内在する筋肉のうち筋腹の一部だけでなく筋肉全体で十分な筋収縮活動が行われるため、筋腹の一部で筋活動を行うに比して筋力が向上し、持久力や瞬発力等の運動能力を向上させ、且つ筋肉全体を使用した効率的な筋力トレーニングをも実現することができる。また、十分な筋収縮活動による筋力向上により、捻挫、骨折等による筋力低下時の筋力補助にも貢献可能となる。
また、上衣11及び下衣21は、着用しても嵩張らないため違和感はなく、仕事中や家事などの日常で使用することも可能であり、日常生活の中でダイエット効果を発揮することも十分に可能である。
次に、下衣31(以下、同様に修正しています。)を用いた第三の実施例について説明する。図7は、下衣31の正面図である。該下衣31は、伸縮力を有するストレッチ素材で編成された本体領域32と格子状に編成された難伸縮性領域33とで構成され、着用すると身体に密着する態様に編成される。本体領域32は通常のタイツやスパッツ等と同様か或いはそれ以上の伸縮力を有するストレッチ素材で編成され、難伸縮性領域33は、着用時に大腸βの形状に沿うように所定間隔の区切りを設けた格子状の、本体領域32に比して伸長率約40%〜90%の生地素材で前身頃にロ字状で編成され、本体領域32に対してより強伸縮力を有する。難伸縮性領域33は、所望の伸縮力が得られるのであれば、使用する素材の別によっても良く、編み方の別によっても良く、また、本体領域32よりも難伸縮性の生地素材を本体領域32の所定位置に貼付或いは熱プリントしても良い。なお、難伸縮性領域33の格子状で囲まれた範囲内は、本体領域32と同様の生地素材で編成されている。
難伸縮性領域33において所定間隔の区切りを設けた格子状は、生地素材の選択による伸長率の差異或いは着用者の年齢、性別や体型等の差異により、区切りの一辺が3.0cm〜7.0cm程度の範囲で編成される。
該下衣31を着用すると、格子状に編成された難伸縮性領域33の緊締力により、大腸β全体が格子状の区切りに従って加圧され、大腸βの平滑筋(他の箇所も同様に修正しています。)の筋収縮活動が格子状の区切りごとに細分化される。このように筋収縮活動が細分化されると、大腸βの平滑筋は、夫々区切り内の短い範囲で筋収縮活動を行なうようになり、長い範囲で行うに比して筋収縮活動が容易となる。そのため、大腸βの平滑筋の筋収縮活動が促進され、その結果、大腸βの蠕動運動が活発化する。大腸β内の消化物は大腸βの蠕動運動により運搬されるところ、このように大腸βの蠕動運動が活発化すれば、大腸β内の消化物はスムーズに運搬されるようになる。従って、該下衣31を着用すれば、効果的に便秘を解消することができる。
また、大腸βの平滑筋の筋収縮活動を促進すれば、大腸βの平滑筋に連動して尿道周辺の筋収縮活動も活発化し、尿道周辺の筋肉が尿道を引き締めるため、尿漏れを抑制することができる。
上記各実施例では、難伸縮性領域13、23及び33として形成された格子状の一区切りを矩形に構成したが、その他多角形状や円形状等で構成してもよく、また、装着者の体型等に合わせてその形状を自由に構成してもよい。さらに、難伸縮性領域13、23及び33の伸長率も装着者の体型等に合わせて自由に変更してもよい。
また、上記各実施例では、難伸縮性領域13、23及び33の格子状に囲まれた編成部分が、本体領域12、22及び32と同様の生地素材で編成されたが、該編成部分には何も編成せずに開口させてもよい。該部分を開口させることにより、該開口部から余分な皮下脂肪が外方へと突出するため、筋肉αに対する格子状の緊締及び圧迫をより一層加えることができる。
上記各実施例で難伸縮性領域13及び23を設けた部位以外であっても、例えば首部等、脂肪の燃焼又は筋力強化を所望する身体の部位であればどこでも、あらゆる筋肉に対応させて難伸縮性領域13及び23を設ければ本発明の効果を奏することができる。
実施例1に示した上衣を示す正面図である。 該上衣を示す背面図である。 筋収縮活動の細分化を示す図である。 実施例2に示した下衣を示す正面図である。 該下衣を示す背面図である。 本発明に係るインナーウェアの装着状態を示す斜視図である。 実施例3に示した下衣を示す正面図である。
符号の説明
11 上衣
21、31 下衣
12、22、32 本体領域
13、23、33 難伸縮性領域
α 筋肉
β 大腸
A 矢印

Claims (3)

  1. 本体領域よりも強伸縮力で編成された難伸縮性領域を有する筋収縮促進用インナーウェアであって、該難伸縮性領域が、着用時、十分な筋収縮活動の促進を所望する筋肉に対応する領域に所定の間隔で区切られた格子状で編成され、該難伸縮性領域から生じる緊締力により筋収縮活動が格子状の区切りごとに細分化されることを特徴とする筋収縮促進用インナーウェア。
  2. 上記筋収縮活動の促進を所望する筋肉が、腹直筋、内外腹斜筋、大胸筋、僧帽筋、上腕三頭筋、大臀筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋又は下腿三頭筋のいずれか或いはこれらの組合せであることを特徴とする請求項1に記載の筋収縮促進用インナーウェア。
  3. 上記筋収縮活動の促進を所望する筋肉が大腸の平滑筋であって、上記格子状の難伸縮性領域が、着用時、大腸の形状に沿うように前身頃にロ字状で編成されてなることを特徴とする請求項1に記載の筋収縮促進用インナーウェア。
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