JP2010094103A - 疑似餌 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度に優れかつ十分な重量が得られるうえに、魚の興味を引きつける機能に優れた疑似餌を提供する。
【解決手段】 ガラス製の疑似餌本体2と、疑似餌本体2の長さ方向に沿う両縁の各端面2C,2Dにそれぞれ装着され全体の重心が一方の端面2Dの側へ偏るように異なる重さに設定された一対の金属製の縁枠3,4とから成る。各縁枠3,4は、疑似餌本体2の対応する端面2C,2Dの厚みの全体を全長にわたってそれぞれ覆った状態で前部および後部が一体に結合されている。前部の結合部5Aには釣り糸12が接続され、前部および後部の各結合部5A,5Bには釣り針11,11が装着されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、魚釣り用の疑似餌に関し、特にこの発明は、疑似餌本体がガラスまたは合成樹脂により形成されている疑似餌に関する。
従来、その種の疑似餌は、一般に外形が魚の形状に似せてあり、前部(頭部)および後部(尾部)は先が細くなっている。疑似餌の内部には、魚の興味を引きつけるために、光輝性粒子などが埋設され、外部からの光が光輝性粒子に当たると、光が四方へ散乱して光り輝くようになっている。疑似餌の前部や後部は先が細いため、ガラス製のものは強度に乏しく、破損のおそれがある。ガラスに代えて合成樹脂を用いた場合は、破損のおそれは少なくなるが、軽量であるため、錘を設けて沈降速度を高めかつ水の流れの影響を受けないようにする必要がある。
上記した課題を解決するため、本願の出願人は、先般、ガラス製または合成樹脂製の疑似餌本体の前部および後部に金属製のキャップを嵌めて特に前部および後部の強度を高めるとともに全体の重量を重くしたものや、ガラス製の疑似餌本体の両側縁に沿ってそれぞれ縁枠部材を装着して疑似餌本体の全体の強度を高めたものを提案した(例えば、特許文献1,2)。これらの疑似餌は、魚の興味を引きつけることが可能なように、疑似餌本体の内部に粉状、粒状、薄膜状の光輝性部材や蓄光部材が設けられており、これにより、外部からの光が光輝性部材に当たって四方へ散乱したり、光を蓄えた蓄光部材が夜間に光を放つたりするようになっている。
特開2000−295940号公報 特許第4021932号公報
しかしながら、上記した構成の疑似餌は、全体の重心が疑似餌本体のほぼ中心に位置するため、水中を移動するとき、光が透過したり反射したりする面が上下方向を向く横倒しの姿勢となるため、周辺の魚の興味を引きつける機能に乏しいという問題がある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、光が透過したり反射したりする面が左右の両側方を向いた起立した姿勢となるように構成することにより、強度に優れかつ十分な重量が得られるうえに、魚の興味を引きつける機能に優れた疑似餌を提供することを目的とする。
この発明による疑似餌は、ガラス製または合成樹脂製の透光性を有する疑似餌本体と、疑似餌本体の長さ方向に沿う両縁の各端面にそれぞれ装着され全体の重心が一方の端面の側へ偏るように異なる重さに設定された一対の縁枠とから成るものである。各縁枠は、疑似餌本体の対応する端面の厚みの全体を全長にわたってそれぞれ覆った状態で前部および後部が一体に結合され、縁枠の前部の結合部は釣り糸の接続が可能に形成されるとともに、縁枠の前部の結合部と後部の結合部の少なくとも一方は釣り針の装着が可能に形成されている。
この発明の上記した構成において、疑似餌本体の長さ方向に沿う両縁の各端面にそれぞれ装着される縁枠の重量を異ならせて疑似餌全体の重心が一方の端面の側へ偏るようにしたので、疑似餌が水中を沈降もしくは移動するとき、光が透過したり反射したりする面が左右の両側方を向いた起立した姿勢となり、周辺の魚の興味を十分に引きつけることができる。また、疑似餌本体が物理的強度に乏しいガラス製であっても、その両縁の各端面は厚みの全体を全長にわたって縁枠により覆われているので、疑似餌本体の強度が高められて破損するおそれは少なくなる。さらに、疑似餌本体が軽量な合成樹脂製であっても、縁枠によって重量が付加されるので、水中での沈降速度が高められ、沈降時や引寄せ時に水の流れの影響を受けることも少なくなる。さらにまた、各縁枠の前部同士および後部同士がそれぞれ一体に結合されているので、例えば、釣り針に魚が食い付いて疑似餌に強い引張力が作用しても、縁枠が疑似餌本体から剥されるおそれがない。
この発明の上記した構成において、疑似餌本体は、透光性を有していれば透明であっても半透明であってもよく、また、無色であっても着色されたものであってもよい。
疑似餌本体は、ガラスまたは合成樹脂によって形成されるが、ガラスの表面を合成樹脂で被覆したものを用いてもよい。ガラスには板ガラスの他、石英ガラスなどの強化ガラスを用いることができる。合成樹脂はアクリル樹脂が好適であるが、これに限らず、紫外線を遮断する合成樹脂を用いれば、劣化を抑えることができる。各縁枠は、ステンレス製であるのが好適であるが、ステンレスに代えて、鋳鉄や銅などを用いることも可能である。また、強度を有していれば、合成樹脂材を用いて製作することもできるが、強度を一層高めかつ重量化をはかるために、合成樹脂材に金属粉や金属粒などを混入するとよい。
この発明の好ましい実施態様においては、疑似餌本体は、少なくとも2枚のガラス製または合成樹脂製の板材を重ね合わせて一体接合されて成るものである。重ね合わせる板材の枚数は2枚であっても3枚以上であってもよい。
この実施態様によると、重ねられた板材と板材との間に光輝性部材などを容易に設けることができる。重ねられた板材は、全体または外周部を透明の接着剤により接着することにより一体化するのが望ましい。なお、疑似餌本体は、必ずしも板材を重ねて形成する必要はなく、全体が一体のものであってもよい。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、疑似餌本体は、内部に網状またはシート状の補強部材が設けられている。
この実施態様によると、補強部材によって疑似餌本体の強度が高められる。また、板材を重ね合わせた部分に網状の補強部材を介在させると、板材間に隙間が設定されるので、各網目の隙間に光輝性部材などを配設することができる。
この発明の好ましい実施態様においては、疑似餌本体は、内部に光輝性部材と蓄光部材との少なくとも一方が設けられている。
この光揮性部材は、例えば、ガラス板の表面またはガラス板の重ね合わせ面に、それぞれ焼付印刷によって設けることができる。光輝性部材として、例えば、金粉や色粉のような粉状や粒状のもの、アルミ箔やマイカのような薄膜状のものの他、ガラス玉や金属球などを疑似餌本体の内部に埋設することができる。この実施態様によれば、外部からの光が光輝性部材に当たって四方へ散乱したり、光輝性部材の色調が見る角度によって変化したりするので、魚の興味を引きつけることができる。また、蓄光部材を用いれば、自然光および人工光が蓄光材料に蓄えられ、暗くなっても蓄光部材が光を放つので、夜間や水深の深い所であっても魚の興味を引きつけることができる。なお、蓄光部材は、各縁枠の外面に設けてもよい。
この発明の上記した構成において、疑似餌本体の各端面と縁枠との間はそれぞれ接着剤により接合するのが望ましいが、好ましい実施態様においては、疑似餌本体の両縁枠間からの抜けを防止するために、疑似餌本体の少なくとも一方の端面と縁枠の内面との間に、疑似餌本体が厚み方向へ抜けない抜止め状態で係合する係合部が形成されている。この係合部は、例えば、一方を凹部により構成し、他方をその凹部と嵌合する凸部により構成する。
疑似餌本体および各縁枠は、長さ方向と直交する中心線に対して前後が対称な形状であっても前後が非対称な形状であってもよい。前後が対称な形状では疑似餌全体の重心が中心線上に位置するが、前後が非対称な形状では疑似餌全体の重心が中心線に対して前部または後部のいずれか一方の側へ偏っている。この実施態様によると、水中で疑似餌全体が前後に傾くことで沈降時や引寄せ時の方向が定まって水の抵抗が小さくなる。
この発明によると、疑似餌が水中を移動するとき、光が透過したり反射したりする面が左右両側方を向く起立した姿勢となるので、周辺の魚の興味を十分に引きつけることができる。また、疑似餌本体が物理的強度に乏しいガラス製であっても、縁枠によって疑似餌本体の強度が高められて破損の可能性が少なくなる。さらに、疑似餌本体が軽量な合成樹脂製であっても、縁枠によって重量が付加され、水中での沈降速度が高められ、水の流れの影響を受けることも少ない。さらにまた、各縁枠の前部または後部が一体に結合されているので、例えば、釣り針に魚が食い付いて疑似餌に強い引張力が作用しても、縁枠が疑似餌本体から剥されるおそれがない。
図1および図2は、この発明の一実施例である疑似餌1の外観を示している。図示例の疑似餌1は、前後に細長い形状のガラス製の疑似餌本体2と、疑似餌本体2の長さ方向に沿う両縁の各端面2C,2Dにそれぞれ装着される一対の金属製の縁枠3,4とから成るものである。
疑似餌本体2は、図3に示すように、一定の厚みtを有する板状体であり、透光性を有し、表裏両面が光を透過したり反射したりする面P,Qとなっている。また、疑似餌本体2は、先が細い前部2Aおよび後部2Bを有し、図2に示すように、長さ方向と直交する中心線aに対して前後が対称な形状になっており、さらに、長さ方向に沿う中心線bに対して上下が対称な形状となっている。各縁枠3,4は同じ幅であり、疑似餌本体2の厚みtと一致している。各縁枠3,4の厚みs1,s2はいずれも全長にわたってほぼ均一であるが、一方の縁枠4の厚みs2は他方の縁枠3の厚みs1より厚く設定されている。これにより一方の縁枠4の重量が他方の縁枠3の重量より重くなり、疑似餌全体の重心Gは中心線a上の縁枠4の側に偏った位置にある。
この実施例の各縁枠3,4はステンレス鋼により形成されているが、これに代えて、例えば、鋳鉄や銅を用いて製作してもよい。また、ステンレス鋼としてフラットバー材を用いているが、これに限らず、両側縁が一方に立ち上がったチェンネル材を用いることもできる。チャンネル材の場合、その凹溝内に疑似餌本体2を嵌め込むことになる。
各縁枠3,4は錘を兼ねており、ガラス製の疑似餌本体2も相応の重さを有しているので、別に錘を用いる必要はないが、疑似餌本体2をガラスに代えて合成樹脂を用いた場合は、疑似餌本体2の内部などに錘を埋設することもできる。
この疑似餌1は、全体の重心Gが縁枠4の側に偏り、水中では縁枠4の側が縁枠3の側に対して深く沈んで起立した姿勢となるので、縁枠3の側が上であり、縁枠4の側を下である。
各縁枠3,4の前部3A,4Aおよび後部3B,4Bは平板状であり、残りの中間部分は疑似餌本体2の両縁に沿う湾曲形状になっている。各縁枠3,4の幅でと疑似餌本体2の厚みtとが一致するので、各縁枠3,4は疑似餌本体2の対応する端面2C,2Dの厚みtの全体を全長にわたってそれぞれ覆い、前部3A,4A同士および後部3B,4B同士がそれぞれ重なり合って一体に結合されている。縁枠3,4の前部3A,4Aの結合部5Aには釣り糸12が接続され、縁枠3,4の前部3A,4Aの結合部5Aと後部3B,4Bの結合部5Bにはそれぞれ釣り針11が装着されている。
なお、図示例の疑似餌本体2および各縁枠3,4は、中心線aに対して前後が対称な形状であるが、図10に示すように、疑似餌2の後半分を前半分より幅の広い形状とし、その形状に各縁枠3,4の形状を対応させるなどして、後半分と前半分の重量比を7対3、または6対4などに設定することもでき、この場合は、全体の重心Gが中心線aより後側に偏る。
また、図1に示す実施例の疑似餌本体2は、中心線bに対して上下が対称な形状になっているが、疑似餌2の下半分を上半分より幅の広い形状とするなどして上下を非対称な形状となし、その形状に各縁枠3,4の形状を対応させるようにしてもよい。
中心線a,bに対して前後や上下が非対称な形状とすると、水中での疑似餌1の動きに変化をつけることができる。
この実施例の疑似餌本体2は、図5に示すように、同じ厚みの2枚の透明なガラス製の板材20,20を重ね合わせ、その外周縁を接着剤により一体接合して成る。接着剤はその用途に応じて透明または不透明なものを用いるが、UV接着剤などの接着剤を用いて隙間が生じないように板材20,20間の外周縁部を完全にシールするのが望ましい。各板材20は、長さ方向の中央部の幅が広く、中央部から前部および後部にかけて次第に幅が細くなっている。
なお、2枚の板材20には板ガラスを用いているが、成形ガラスを用いてもよい。また、疑似餌本体2は2枚の板材20,20を接合したものに限らず、図6に示すような一体ものであってもよい。図6の疑似餌本体2には後述する補強部材6,光輝性部材7,蓄光部材8を設けるための溝21が設けられている。さらに、疑似餌本体2の強度を増すために、疑似餌1の全体または疑似餌本体2の表裏面P,Qを透明の合成樹脂塗料を用いてコーティングすることにより保護被膜を形成してもよい。
なお、この実施例の疑似餌本体2はガラス製であるが、ガラスに代えてアクリル樹脂などの合成樹脂を用いて構成してもよい。この場合に、前後が一体結合された縁枠3,4内に成形済みの疑似餌本体2を嵌め込むことにより疑似餌1を形成してもよいが、前後が一体結合された縁枠3,4内に溶融樹脂を流し込んで鋳込むことにより疑似餌本体2を形成してもよい。
疑似餌本体2の内部、すなわち、2枚の板材20,20の重ね合わせ部分には、疑似餌本体2の強度を高めるための網状の補強部材6が介在させてある。この実施例では金属製の補強部材6を用いているが、これに限らず、ナイロン製やテトロン(登録商標)製などの補強部材を用いてもよい。
補強部材6は、所定の直径の線材60を縦横に編んで形成されており、板材20,20間には、補強部材6の各網目内に線材60の直径に相当する隙間が存在する。なお、線材60に沿って接着剤を塗布すれば板材20,20の一体化を高めることができる。
補強部材6の一部の網目61には様々な色彩を付した光輝性部材7が、他の一部の網目62には蓄光部材8が、それぞれ配設されており、その他の網目63は介在物が存在しない透光部になっている。
上記した網状の補強部材6は、疑似餌本体2の補強に加えて、板材20,20間の隙間設定や光輝性部材7や蓄光部材8の保持に有効に機能する。
なお、この実施例では、補強部材6として網状のものを用いているが、これに限らず、シート状のものを用いることができる。この場合、シート状の補強部材6を所定の間隔を設けて配置すれば、補強部材6,6間に光輝性部材7や蓄光部材8を配設することができる。
また、この実施例では、蓄光部材8は、疑似餌本体2だけでなく、各縁枠3,4の外面、図示例では上下方向を向く面に形成した複数個の穴35の内部に設けるようにしている。各穴35の開口部は蓄光部材8の装填後に透明の樹脂により塞ぐのが望ましい。なお、蓄光部材8は、各縁枠3,4の両側法を向く面に設けてもよい。
さらに、上記の実施例では、2枚の板材20,20間に、外部からの光を受けて光り輝く光輝性部材7や蓄光部材8を配置しているが、これに限らず、発光ダイオードのような発光素子を組み込むことも可能である。その場合に、2枚の板材20,20の重合面の少なくとも一方に凹部を形成し、その凹部内に発光素子と電池とを実装した基板を固定する。発光ダイオードとして、多色発光のものや点滅するタイプのものなど、種々のものを用いることができる。
前記縁枠3,4の前部3A,4Aの結合部5Aと後部3B,4Bの結合部5Bにはそれぞれ貫通孔50A,50Bが形成され、各貫通孔50A,50Bにはそれぞれ釣り針11または釣り糸12を取り付けるためのリング形状の連結金具51,52が取り付けられている。一方の連結金具51には釣り糸12と釣り針11が、他方の連結金具52には釣り針11が、それぞれ接続されている。なお、釣り針11は後側の連結金具52にのみ取り付けてもよい。
疑似餌本体2の長さ方向に沿う両縁の各端面2C,2Dには各縁枠3,4が接着剤によりそれぞれ接合されている。この実施例では、図4に示すように、一方の縁枠4の内面に接着剤が溜まる凹部41が複数形成してあり、各凹部41内で接着剤が固まったとき、固まった接着剤は疑似餌本体2と一体の凸部(図示せず)を構成するようになっている。この凸部と、凸部が嵌合する凹部41とは、疑似餌本体2が厚み方向へ抜けない抜止め状態で係合する係合部を構成している。
なお、前記の凸部は疑似餌本体2の端面にあらかじめ形成しておいてもよい。また、この実施例では疑似餌本体2の一方の端面2Dと縁枠4との間に係合部を形成しているが、それに加えて、他方の端面2Cと縁枠3との間に形成してもよい。
各縁枠3,4の前部3A,4Aの同じ位置に止め孔32A,42Aが、後部3B,4Bの同じ位置に同様の止め孔32B,42Bが、それぞれ貫通して形成されている。各縁枠3,4の前部3A,4Aの連通する止め孔32A,42Aと後部3B,4Bの連通する止め孔32B,42Bとにそれぞれリベット53を差し込んで両端を打ち潰すことにより前部3A,4A間および後部3B,4B間をそれぞれ一体に結合し、前記の結合部5A,5Bを形成している。なお、図7は、縁枠3,4の前部3A,4Aの結合部5Aの構造を拡大して示したものである。
各縁枠3,4の前部3A,4Aおよび後部3B,4Bは、上記したリベット締めに限らず、スポット溶接により一体に結合することもできる。また、図8に示すように、ネジ54とナット55とを用いて結合してもよく、図9に示すように、金属製のキャップ56を緊密に嵌合することにより結合してもよい。
なお、各縁枠3,4の前部3A,4Aおよび後部3B,4Bは、その形状を工夫したり模様や色彩を施したりすることにより、疑似餌1のデザイン効果を向上させ、疑似餌1に対する魚の興味をさらに高めることができる。
この発明の上記した構成の疑似餌1を水中に沈めて移動させるとき、疑似餌本体2の一方の端面2Dに装着された縁枠4の重量が他方の各端面2Cに装着された縁枠3の重量より重く、疑似餌1全体の重心が端面4の側へ偏っているので、疑似餌1は疑似餌本体2の光が透過したり反射したりするフラットな面P,Qが左右両側方を向く起立した姿勢となり、周辺の魚の興味を十分に引きつけることができる。
また、疑似餌本体2が物理的強度に乏しいガラス製であっても、その両縁の各端面2C,2Dは厚みtの全体が全長にわたって金属製の縁枠3,4により覆われているので、疑似餌本体2の強度が高められて破損するおそれは少なくなっている。さらに、疑似餌本体2を軽量な合成樹脂製により形成しても、金属製の縁枠3,4によって十分な重量が得られるので、水中での沈降速度が高められ、水の流れの影響を受けることも少ない。
さらにまた、各縁枠3,4は前部3A,4A同士および後部3B,4B同士がそれぞれ一体に結合されているので、例えば、釣り針11に魚が食い付いて疑似餌1に強い引張力が作用しても、縁枠3,4が疑似餌本体2から剥されるのが防止される。
さらに、疑似餌本体2は透光性を有するので、水面からの入射光は疑似餌本体2を透過して疑似餌1の下方に達し、疑似餌1より深い位置にいる魚の視界に疑似餌1が入る。また、水底での反射光は疑似餌本体2を透過し、さらに、水面からの入射光は疑似餌本体2の表面で反射するので、疑似餌1より浅い位置にいる魚の視界に疑似餌1が入る。
光が光輝性部材7に当たると、四方に散乱するので、周囲の魚の興味が疑似餌1に引きつけられる。蓄光部材8は光を放つので、夜間や水深の深い所であっても、周囲の魚の興味が疑似餌1に引きつけられる。光輝性部材7や蓄光部材8は補強部材6の一部の網目61,62に配置されており、その他の網目63は透光部になっているので、水面や水底からの光は疑似餌本体2の透光部の位置を透過する。
この発明の一実施例である疑似餌の外観を示す斜視図である。 疑似餌の外観を示す側面図である。 図2の中心線aに沿う拡大断面図である。 疑似餌の構成を示す分解斜視図である。 疑似餌本体の構成を示す分解斜視図である。 疑似餌本体の他の実施例を示す斜視図である。 結合部の構造を示す断面図である。 結合部の他の実施例の構造を示す断面図である。 結合部の他の実施例の構造を示す断面図である。 他の実施例にかかる疑似餌の外観を示す側面図である。
符号の説明
1 疑似餌
2 疑似餌本体
2C,2D 端面
3,4 縁枠
3A,4A 前部
3B,4B 後部
5A,5B 結合部
6 補強部材
7 光輝性部材
8 蓄光部材
11 釣り針
12 釣り糸
a,b 中心線
G 重心

Claims (8)

  1. ガラス製または合成樹脂製の透光性を有する疑似餌本体と、疑似餌本体の長さ方向に沿う両縁の各端面にそれぞれ装着され疑似餌全体の重心が一方の端面の側へ偏るように異なる重さに設定された一対の縁枠とから成り、各縁枠は、疑似餌本体の対応する端面の厚みの全体を全長にわたってそれぞれ覆った状態で前部および後部が一体に結合され、縁枠の前部の結合部は釣り糸の接続が可能に形成されるとともに、縁枠の前部の結合部と後部の結合部の少なくとも一方は釣り針の装着が可能に形成されて成る疑似餌。
  2. 疑似餌本体は、少なくとも2枚のガラス製または合成樹脂製の板材を重ね合わせて一体接合されて成るものである請求項1に記載された疑似餌。
  3. 疑似餌本体は、内部に網状またはシート状の補強部材が設けられている請求項1または2に記載された疑似餌。
  4. 疑似餌本体は、内部に光輝性部材と蓄光部材との少なくとも一方が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載された疑似餌。
  5. 疑似餌本体の少なくとも一方の端面と縁枠の内面との間には、疑似餌本体が厚み方向へ抜けない抜止め状態で係合する係合部が形成されている請求項1に記載された疑似餌。
  6. 各縁枠は、外面に蓄光部材が設けられている請求項1に記載された疑似餌。
  7. 疑似餌本体および各縁枠は、長さ方向と直交する中心線に対して前後が対称な形状であり、疑似餌全体の重心が中心線上に位置している請求項1に記載された疑似餌。
  8. 疑似餌本体および各縁枠は、長さ方向と直交する中心線に対して前後が非対称な形状であり、疑似餌全体の重心が中心線に対して前部または後部のいずれか一方の側へ偏っている請求項1に記載された疑似餌。
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