JP2010093709A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信経路に関与するルータとして機能し、無線テレメトリシステムにおけるセンサにより得られるデータの送信に適用された際に、無線通信回線等に発生する通信障害に動的に対処できることになる通信装置を提供する。
【解決手段】複数の受信部(12-1〜12ー(x+n-1))から得られる、複数の通信経路(P1〜P(x+n-1) を通じた、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置からの受信情報に基づいて、複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を行って評価情報を得る送信元情報評価部(17)と、評価情報に基づいて複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものを選択する経路選択部(19)とが備えられたもとで、複数の送信部(14-1〜14ー(x+n-1))のうちから選ばれたものに送信情報信号を選択された通信経路に送出する動作を行わせる。
【選択図】図1
【解決手段】複数の受信部(12-1〜12ー(x+n-1))から得られる、複数の通信経路(P1〜P(x+n-1) を通じた、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置からの受信情報に基づいて、複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を行って評価情報を得る送信元情報評価部(17)と、評価情報に基づいて複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものを選択する経路選択部(19)とが備えられたもとで、複数の送信部(14-1〜14ー(x+n-1))のうちから選ばれたものに送信情報信号を選択された通信経路に送出する動作を行わせる。
【選択図】図1
Description
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、複数の通信経路に関与するルータとして機能し、複数の通信経路のうちの一つもしくは二つ以上を選択的に使用して、情報信号の送受を行う通信装置に関する。
数値測定センサ,画像センサ等の種々のセンサにより得られる、例えば、水道,電力,ガス等の利用量をあらわすデータ、降雨,気圧,気温等の環境状況をあらわすデータ,体重,脈拍,血圧等の個人体調指標に関するデータ、自動販売機,駐車場,無人ロッカー等の利用状況を示すデータ等々を、センサの設置場所から離隔した場所に設置された監視/処理部が、通信回線を介して受け取るようにしたテレメトリシステムが、通信回線網の発展に伴って広く普及してきている。
このようなテレメトリシステムのもとでの、センサにより得られるデータは、従前においては、通常、専用通信回線やインターネット等の有線通信ネットワークを通じ、特定のサーバを介して監視/処理部に送信されるものとされている。そして、センサにより得られるデータをインターネットを通じて監視/処理部に送信するにあたっては、監視/処理部を含む複数の者に同時にかつ正確に送信できるようにする手法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、最近においては、センサにより得られるデータを、インターネットを通じてではなく、携帯電話ネットワークを経由させ、特定のサーバを介して監視/処理部へと伝送することも多くなってきている。斯かる場合には、センサにより得られるデータが無線通信回線を通じて送信される無線テレメトリシステムが構築されることになり、センサの設置に要されるものが電源だけとされ、電源を確保できる限りにおいて、センサの設置場所の選定にあたっての自由度が大幅に増大される。
このような無線テレメトリシステムは、一見極めて便利なように見えるが、その反面、コストが嵩むということに加え、通信効率が良くないという問題、さらには、通信障害に対して脆弱であるという問題を抱えている。即ち、携帯電話ネットワークを利用する無線テレメトリシステムにあっては、個々のセンサが、無線通信事業者により提供される携帯電話ネットワークに直接に接続されることになるが、そのことによりコストの増大がまねかれることは明白である。また、携帯電話ネットワーク用のインターフェースを多数用意してしまうと、通信チャンネルの奪い合いが生じて、通信ができないことになる事態がまねかれる恐れがある。例えば、災害時に生じ易い輻輳や、平時においても生じる一時的な接続集中の場合であり、それにより、通信効率が悪いものとなってしまう。さらに、個々のセンサが携帯電話ネットワークに直接に接続されるもとにあっては、携帯電話ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に通信障害が発生すると、センサ自体は正常に作動していても、実質的にセンサが使用不能とされることになってしまう。このように通信障害に対して脆弱であることは、テレメトリシステムとしては極めて深刻な不都合である。
上述のような通信障害に対処でき、通信ネットワークの信頼性を高める方策として、通信ネットワークへの接続を複数の経路を通じて行うマルチホーミング環境を設定することが提案されている。例えば、インターネットへの接続にあたり、複数のインターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider:以下、ISPという。)を介した接続を行う構成をとることである(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2に示されるようなマルチホーミング環境は、無線テレメトリシステムに適用することも可能であり、その際には、マルチホーミング環境のもとで無線テレメトリシステムが機能することになる。
しかしながら、マルチホーミング環境を設定するためには、通信ネットワークへの接続にあたって通常使用する通信回線とそれに対するバックアップのための通信回線であるバックアップ回線とを予め定義しておく必要があり、例えば、無線テレメトリシステムをマルチホーミング環境のもとで機能させるためには、予め複数の通信回線を登録しておくことが必要とされる。それゆえ、配置が固定されている無線テレメトリシステムであれば、通常のマルチホーミング環境を設定することが可能であるが、一時的に配置される無線テレメトリシステム、あるいは、移動体に配される無線テレメトリシステムの場合には、通常のマルチホーミング環境を設定することができない。従って、無線テレメトリシステムにおける通信障害対策の問題に対しては、マルチホーミング環境は現実的な解決策とはならない。
通信ネットワークが、無線メッシュ型あるいはP2Pアドホック型の無線通信ネットワークとされる場合であっても、基本的な状況は上述と変わらない。無線メッシュ型あるいはP2Pアドホック型の無線通信ネットワークにあっては、それに属する複数のノード間における相互接続態様は、動的に変化させられ得るものとされるが、通信回線の追加・削除は、予め定められた特定のノードについて行うことが可能とされるだけであり、ノード群の上位にあたる通信回線の動的な追加・削除は対応不可とされることになる。
これよりして、一時的に配置される無線テレメトリシステム、あるいは、移動体に配される無線テレメトリシステムにも対応可能であって、通信ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に発生する通信障害に動的に対処することができる方策が望まれることになるが、従来にあっては斯かる方策は見当たらない。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、複数の通信経路に関与するルータとして機能し、複数の通信経路のうちの一つもしくは二つ以上を選択的に使用して情報信号の送受を行うものとされ、無線テレメトリシステムに適用されたもとにあっては、当該無線テレメトリシステムが一時的に配置されるものあるいは移動体に配されるものとされる場合においても、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたり、通信ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に発生する通信障害に動的に対処することができることになる通信装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係る通信装置は、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置の夫々を送信元とする情報信号を受信して受信情報を得る受信部と、複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路に夫々送信情報信号を送出する複数の送信部と、受信部から得られる受信情報における、複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路の夫々における通信障害リスクに関わる部分に基づいて、当該複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を行い、評価情報を得る送信元情報評価部と、送信元情報評価部から得られる評価情報に基づいて、上述の複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものを選択し、選択された通信経路をあらわす経路情報を得る経路選択部と、経路選択部から得られる経路情報に基づいて、複数の送信部のうちの選択された通信経路に送信情報信号を送出するものを選択し、選択された送信部に、特定された送信情報に基づく送信情報信号を上述の選択された通信経路に送出する動作を行わせる送信部選択制御部と、を備えて構成される。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された発明に係る通信装置にあっては、受信部,複数の送信部,送信元情報評価部,経路選択部及び送信部選択制御部に加えて、受信部から得られる受信情報を格納して記憶する受信情報記憶手段と、送信元情報評価部から得られる評価情報を格納して記憶する評価情報記憶手段と、経路選択部から得られる経路情報を格納して記憶する経路情報記憶手段とを備え、送信元情報評価部が受信情報記憶手段から受信情報における障害リスクに関わる部分を読み出すものとされ、経路選択部が評価情報記憶手段から評価情報を読み出すものとされ、送信部選択制御部が経路情報記憶手段から経路情報を読み出すものとされる。
上述のように構成される本発明に係る通信装置は、ルータとして機能し、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置、例えば、通信ネットワークに対する接続サーバあるいは他のルータの夫々との交信を行い、受信部が、斯かる複数の他の通信装置の夫々を送信元とする情報信号を受信して受信情報を得る。それに応じて、送信元情報評価部が、受信部から得られる受信情報における、上述の複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路の夫々における通信障害リスクに関わる部分に基づいて、当該複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を行い、評価情報を得る。続いて、経路選択部が、送信元情報評価部から得られる評価情報に基づいて、上述の複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものを選択し、選択された通信経路をあらわす経路情報を得る。そして、送信部選択制御部が、経路選択部から得られる経路情報に基づいて、複数の送信部のうちの選択された通信経路に送信情報信号を送出するものを選択し、選択された送信部に、特定された送信情報に基づく送信情報信号を上述の選択された通信経路に送出する動作を行わせる。
その結果、送信部から送出される送信情報信号は、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路のうちから選択された、通信障害リスクが低いものを通じて伝送されることになる。
その際、本発明に係る通信装置のうちの請求項4に記載された発明に係る通信装置にあっては、受信部から得られる受信情報が、一旦、受信情報記憶手段に格納されて、送信元情報評価部により受信情報記憶手段から読み出され、また、送信元情報評価部から得られる評価情報が、一旦、評価情報記憶手段に格納されて、経路選択部により評価情報記憶手段から読み出され、さらに、経路選択部から得られる経路情報が、経路情報記憶手段に格納されて、送信部選択制御部により経路情報記憶手段から読み出される。
このようにして、本発明に係る通信装置にあっては、送信部選択制御部が、複数の送信部のうちの選択された通信経路に送信情報信号を送出するものを選択し、選択された送信部に、特定された送信情報に基づく送信情報信号を上述の選択された通信経路に送出する動作を行わせ、それにより、送信部から送出される送信情報信号が、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路のうちから選択された、通信障害リスクが低いものを通じて伝送されることになる。
その結果、近隣に存在が認められる複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路のうちの一つあるいは複数に通信障害が発生した状況のもとにあっても、送信部から送出される送信情報信号は、通信障害が発生した通信経路を回避して、上述の複数の通信経路のうちから選択された、通信障害リスクが低いものを通じて伝送され、通信障害により伝送が阻止されないものとなる。しかも、通信障害リスクが低いものとして選択される通信経路は、予め定められたものでなく、動的に変化せしめられるものとされる。
従って、本発明に係る通信装置が、例えば、無線テレメトリシステムに適用されたもとにあっては、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたり、センサにより得られるデータに基づく送信情報信号が、送信部から通信障害リスクが低いものとして選択された通信経路へと送出されることになるが、当該無線テレメトリシステムが一時的に配置されるものあるいは移動体に配されるものとされる場合においても、本発明に係る通信装置は、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたって、通信ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に発生する通信障害に動的に対処することができることになる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図2は、本発明に係る通信装置の一例の複数個が適用されて形成された通信システムの例を示す。
図2に示される通信システムには、n個(nは正整数)のISP:I1〜Inが含まれている。ISP:I1には、x個(xは正整数)の接続サーバ1S1〜1Sxが設けられており、また、ISP:Inには、y個(yは正整数)の接続サーバNS1〜NSyが設けられている。同様に、他のISP:I2〜I(n-1) の各々にも、1個もしくは複数個の接続サーバが設けられている。
また、図2に示される通信システムにあっては、複数のルータR1〜Rnが設けられており、これら複数のルータR1〜Rnの夫々は、本発明に係る通信装置の一例によって形成され得るものである。ルータR1にとって、ISP:I1に設けられた接続サーバ1S1〜1Sxの夫々は、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、ルータR1は、接続サーバ1S1〜1Sxの夫々との間に通信経路が開設されるものとされている。また、ルータRnにとって、ISP:Inに設けられた接続サーバNS1〜NSyの夫々は、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、ルータRnは、ISP:Inに設けられた接続サーバNS1〜NSyの夫々との間に通信経路が開設されるものとされている。同様に、他のルータR2〜R(n-1) の各々にとって、ISP:I2〜I(n-1) の各々に設けられた複数の接続サーバの夫々は、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、他のルータR2〜R(n-1) の各々も、ISP:I2〜I(n-1) の各々に設けられた複数の接続サーバの夫々との間に通信経路が開設されるものとされている。
さらに、ルータR1にとって、他のルータR2〜Rnの夫々は、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、ルータR1は、他のルータR2〜Rnの夫々との間にも通信経路が形成されるものとされている。また、ルータR2にとって、他のルータR1及びR3〜Rnの夫々は、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、ルータR2は、他のルータR1及びR3〜Rnの夫々との間にも通信経路が形成されるものとされている。同様に、ルータR3〜Rnの各々にとって、複数の他のルータは、その近隣に存在が認められる他の通信装置であり、ルータR3〜Rnの各々は、複数の他のルータの夫々との間にも通信経路が形成されるものとされている。
そして、ルータR1には、アクセスポイントA1を介して複数の端末装置TE1-1 〜 TE1-j(j は正整数)の夫々との間に通信経路が開設される無線LAN(Local Area Network) が形成されており、また、ルータRnには、アクセスポイントAnを介して複数の端末装置TEN-1 〜 TEN-k(k は正整数)の夫々との間に通信経路が開設される無線LANが形成されている。同様に、ルータR2〜R(n-1) の各々にも、アクセスポイントA2〜A(n-1) の夫々を介して複数の端末装置の夫々との間に通信経路が開設される無線LANが形成されている。
このような図2に示される通信システムが、例えば、無線テレメトリシステムに関与するものとされ、本発明に係る通信装置の一例によって形成され得るルータR1〜Rnのうちの少なくとも一つが無線テレメトリシステムに適用される場合には、ルータR1〜Rnのうちの少なくとも一つとの間にアクセスポイントA2〜Anのうちのいずれかを介して通信経路が開設される複数の端末装置、例えば、ルータR1との間にアクセスポイントA1を介して通信経路が開設される複数の端末装置TEN-1 〜 TE1-jのうちの少なくとも一つが、無線テレメトリシステムを構成するセンサとされる。
図1は、図2に示されるルータR1〜Rnの夫々を形成することができる、本発明に係る通信装置の一例の具体構成例を示し、この通信装置の例は、例えば、図2に示されるルータR1を形成している。
図1に示される通信装置の例が形成するルータR1においては、端末装置TE1-1 〜 TE1-jからの情報信号を受信するための端末用受信部11-1〜11-jと、接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnからの情報信号を受信するための受信部12-1〜12-(x+n-1)と、が備えられている。また、端末装置TE1-1 〜 TE1-jに送信情報信号を送信するための端末用送信部13-1〜13-jと、接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnに送信情報信号を送信するための送信部14-1〜14-(x+n-1)と、が備えられている。そして、端末用受信部11-1〜11-j,受信部12-1〜12-(x+n-1),端末用送信部13-1〜13-j及び送信部14-1〜14-(x+n-1)を備えたルータR1は、端末装置TE1-1 〜 TE1-jの夫々、及び、その近隣に存在が認められる他の通信装置である接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnとの交信を行う。
端末用受信部11-1は、端末装置TE1-1 からアクセスポイントA1を介して端末用受信部11-1に至る通信経路PT1を通じて到来する、端末装置TE1-1 からの情報信号を受信し、受信した情報信号に基づく端末情報を、受信情報記憶手段15に供給する。端末用受信部11-2〜11-jの夫々も、端末装置TE1-2 〜 TE1-jからアクセスポイントA1を介して端末用受信部11-2〜11-jに至る通信経路PT2〜PTjの夫々を通じて到来する、端末装置TE1-2 〜 TE1-jからの情報信号のうちのいずれかを受信し、受信した情報信号に基づく端末情報を得て、それを受信情報記憶手段15に供給する。
一方、受信部12-1は、ルータR1にとって近隣に存在が認められる他の通信装置である接続サーバ1S1から受信部12-1に至る通信経路P1を通じて到来する、接続サーバ1S1を送信元とする情報信号を受信し、受信した情報信号に基づく受信情報を得て、それを受信情報記憶手段15に供給する。同様に、受信部12-2〜12-(x+n-1)の夫々も、各々がルータR1にとって近隣に存在が認められる他の通信装置である接続サーバ1S2〜1Sx及びルータR2〜Rnのうちのいずれかから受信部12-2〜12-(x+n-1)の夫々に至る通信経路P2〜P(x+n-1)のいずれかを通じて到来する、当該接続サーバ1S2〜1Sx及びルータR2〜Rnのうちのいずれかを送信元とする情報信号を受信し、受信した情報信号に基づく受信情報を得て、それを受信情報記憶手段15に供給する。通信経路P1〜P(x+n-1)の夫々の種別については、ルータR1により予め把握されている。
このように、端末用受信部11-1〜11-jの夫々が、通信経路PT1〜PTjを夫々通じて到来する端末装置TE1-1〜 TE1-jからの情報信号のいずれかを受信するものとされるもとにあっては、端末用送信部13-1〜13-jの夫々は、端末装置TE1-1〜 TE1-jに夫々通じる通信経路PT1〜PTjのいずれかに送信情報信号を送出することになる。
また、受信部12-1〜12-(x+n-1)の夫々が、通信経路P1〜P(x+n-1) を夫々通じて到来する接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnからの情報信号のいずれかを受信するものとされるもとにあっては、送信部14-1〜14-(x+n-1)の夫々は、接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnに夫々通じる通信経路P1〜P(x+n-1) のいずれかに送信情報信号を送出することになる。
受信情報記憶手段15は、記憶手段制御部16による制御のもとに、端末用受信部11-1〜11-jから供給される端末情報及び受信部12-1〜12-(x+n-1)から供給される受信情報を、その記憶領域に格納する。また、受信情報記憶手段15は、端末情報及び受信情報に加えて、記憶手段制御部16から供給される、ルータR1内の状況に関する情報である装置内情報も格納する。記憶手段制御部16は、ルータR1内の種々の動作部や動作手段の動作を総括的に制御する動作制御部22による制御を受けて動作する。
斯かるもとで、受信部12-1〜12-(x+n-1)から供給される受信情報に着目して、受信部12-1〜12-(x+n-1)から受信情報記憶手段15に供給される受信情報を総合的に情報IDとあらわし、記憶手段制御部16から受信情報記憶手段15に供給される装置内情報を総合的に情報CDとあらわすこととすると、図3に示されるように、受信情報記憶手段15の記憶領域15Aには、情報IDに含まれる受信情報IDnと情報CDに含まれる装置内情報CDnとの組で成る統合情報TDn,情報IDに含まれる受信情報ID(n+1) と情報CDに含まれる装置内情報CD(n+1) との組で成る統合情報TD(n+1) ,情報IDに含まれる受信情報ID(n+2) と情報CDに含まれる装置内情報CD(n+2) との組で成る統合情報TD(n+2) ,・・・・・が、所定のタイミング毎に順次格納されていく。受信情報記憶手段15に一旦格納された統合情報TDn,TD(n+1) ,TD(n+2) ,・・・・・は、例えば、格納された時点から所定の時間が経過したとき消去されるものとされ、そのため、例えば、リングバッファ方式の処理が利用される。
統合情報TDnを構成する受信情報IDnは、受信情報IDnに係る情報信号を最初に発信した発信源についての識別情報である発信源識別情報Sn,受信情報IDnに係る情報信号を送信したルータR1にとっての近隣に存在が認められる他の通信装置、即ち、接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnのうちのいずれか、についての識別情報である送信元識別情報Ln,受信情報IDnに係る情報信号の送信先についての識別情報である送信先識別情報Dn及び通信されるべき情報をあらわす通信データCnを含むものとされる。また、受信情報IDnに順次続く受信情報ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の夫々も、受信情報IDnにおける発信源識別情報Sn,送信元識別情報Ln,送信先識別情報Dn及び情報データCnに夫々対応する情報及びデータを含むものとされる。なお、受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の夫々は、上述の情報及びデータに加えて、例えば、送信回数に関する情報,通信データの種別(音声データ,画像データ等)に関する情報等の他の情報を含むものとされてよいこと勿論である。
また、受信情報IDnと共に統合情報TDnを構成する装置内情報CDnは、受信情報IDnが受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに格納された時刻をあらわす情報である時刻情報Tn、及び、受信情報IDnに係る情報信号が受信された順番をあらわす情報である順番情報Onを含むものとされる。また、装置内情報CDnに順次続く装置内情報CD(n+1) ,CD(n+2) ,・・・・・の夫々も、装置内情報CDnにおける時刻情報Tn及び順番情報Onに夫々対応する情報を含むものとされる。なお、装置内情報CDn,CD(n+1) ,CD(n+2) ,・・・・・の夫々は、上述の情報に加えて、他の情報を含むものとされてよいこと勿論である。
このように、受信部12-1〜12-(x+n-1)から得られる受信情報が受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに格納されるにあたり、受信部12-1〜12-(x+n-1)から得られて受信情報記憶手段15に供給される受信情報が、その内容が重複したものとされる事態が生じ得ることになる。斯かる際には、動作制御部22による制御を受ける記憶手段制御部16によって、内容が重複した受信情報の受信情報記憶手段15への供給が検知され、当該重複した受信情報についての削除が行われる。また、が受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに格納される受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の夫々には、それに対応する装置内情報CDn,CD(n+1) ,CD(n+2) ,・・・・・に夫々含まれる順番情報On,O(n+1) ,O(n+2) ,・・・・・の各々に応じたポインタが付される。
受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに順次格納された統合情報TDn,TD(n+1) ,TD(n+2) ,・・・・・の夫々における、受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の各々に含まれる通信データCn,C(n+1) ,C(n+2) ,・・・・・の各々を除いた部分を、以下、ヘッダ情報という。
上述のようにして、受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに統合情報TDn,TD(n+1) ,TD(n+2) ,・・・・・が順次格納されていくもとで、動作制御部22による制御を受けて作動する送信元情報評価部17が、受信情報記憶手段15の記憶領域15Aに格納された統合情報TDn,TD(n+1) ,TD(n+2) ,・・・・・の夫々におけるヘッダ情報を、受信情報記憶手段15から読み出す。その際、統合情報TDn,TD(n+1) ,TD(n+2) ,・・・・・の夫々を構成する受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の各々に含まれる通信データCn,C(n+1) ,C(n+2) ,・・・・・の各々以外の部分は、受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・の各々における、通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々についての通信障害リスクに関わる部分(以下、受信情報における通信障害リスクに関わる部分という。)として読み出される。即ち、受信情報記憶手段15から読み出されるヘッダ情報は、受信情報における通信障害リスクに関わる部分を含んでいることになる。
そして、送信元情報評価部17は、受信情報における通信障害リスクに関わる部分を含むものとして読み出されたヘッダ情報に基づいて、通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々についての通信障害リスクを求める。斯かる通信障害リスクは、例えば、時刻情報Tn,T(n+1) ,T(n+2) ,・・・・・の夫々及び順番情報On,O(n+1) ,O(n+2) ,・・・・・の夫々が参照されたもとでの、ヘッダ情報の数についての単位時間平均、換言すれば、受信情報における通信障害リスクに関わる部分の数についての単位時間平均によってあらわされるものとされる。なお、通信障害リスクは、ヘッダ情報の数(受信情報における通信障害リスクに関わる部分の数)についての単位時間平均に代えて、例えば、受信部12-2〜12-(x+n-1)の夫々から得られる受信情報の量についての単位時間平均によってあらわされるものとされてもよい。
さらに、送信元情報評価部17は、求めた通信障害リスクを、予め定められたチェック時点毎に、送信元識別情報Ln,L(n+1) ,L(n+2) ,・・・・・の夫々が示す接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnの夫々を経由する通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々についてのランク付けを行って、ランク情報を得る。斯かる際におけるランク付けは、例えば、図4に示されるような、通信障害リスクの低いもの順に並べられて成る低リスク順位を含むものとされる。図4に示されるものは、或るチェック時点tnにおけるランク付けであり、ここでは、通信経路P2が低リスク順位において1位とされている。また、図4に示されるランク付けにあっては、チェック時点tnの直前のチェック時点t(n-1)における順位からの変動が、不変(→),上昇(↑)及び下降(↓)として示されている。なお、図4においてZは正整数である。
また、送信元情報評価部17は、所定数のチェック時点毎のランク付けを所定の期間に亙って集計し、ランク付けの変動を求めて、ランク変動情報を得る。斯かる際におけるランク付けの変動は、例えば、図5に示されるような、通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々についての所定数のチェック時点における低リスク順位の変動によりあらわされるものとされる。図5に示されるランク付けの変動は、チェック時点tn前の三つのチェック時点t(n-3) ,t(n-2) 及びt(n-1) における通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々についての低リスク順位の変動を示している。
そして、送信元情報評価部17は、上述のようにして得られるランク情報及びランク変動情報を形成することにより、通信経路P1〜P(x+n-1) の夫々の通信障害リスクについての評価を行い、ランク情報及びランク変動情報を評価情報として得て、それらを評価情報記憶手段18に供給する。評価情報記憶手段18は、動作制御部22による制御のもとに、送信元情報評価部17から供給される評価情報であるランク情報及びランク変動情報を、その記憶領域に格納する。
続いて、動作制御部22による制御を受けて作動する経路選択部19が、評価情報記憶手段18の記憶領域に格納された評価情報であるランク情報及びランク変動情報を、評価情報記憶手段18から読み出す。そして、経路選択部19は、読み出した評価情報であるランク情報及びランク変動情報に基づいて、通信経路P1〜P(x+n-1) のうちの通信障害リスクが低いと認められる一つあるいは二つ以上を選択して、選択された通信経路をあらわす経路情報を得て、それを経路情報記憶部20に供給する。斯かる際における通信障害リスクが低いと認められる通信経路の選択は、評価情報であるランク情報及びランク変動情報を総合的に参酌することにより行われ、例えば、ランク情報に基づいて、その時点における低リスク順位が上位にあって順位変動の上昇が認められること、また、ランク変動情報に基づいて、その時点までの低リスク順位の変動における変動幅が比較的小であったことが認められること等が選択基準とされる。経路情報記憶手段20は、動作制御部22による制御のもとに、経路選択部19から供給される経路情報を、その記憶領域に格納する。
その後、動作制御部22による制御を受けて作動する送信部選択制御部21が、経路情報記憶手段20の記憶領域に格納された経路情報を、経路情報記憶手段20から読み出す。そして、送信部選択制御部21は、読み出した経路情報に基づいて、その経路情報があらわす、通信経路P1〜P(x+n-1) のうちから通信障害リスクが低いものとして選択された一つあるいは二つ以上の通信経路に送信情報信号を送出する送信部の選択を行う。斯かる際における送信部の選択は、夫々が接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnに夫々通じる通信経路P1〜P(x+n-1) のいずれかに送信情報信号を送出するものとされた送信部14-1〜14-(x+n-1)の中から、通信経路P1〜P(x+n-1) のうちから通信障害リスクが低いものとして選択された一つあるいは二つ以上の通信経路に送信情報信号を送出するものを選び出すことにより行われる。
さらに、送信部選択制御部21は、送信部14-1〜14-(x+n-1)の中から選択された一つあるいは二つ以上の送信部に、受信情報記憶手段15における記憶領域に格納されている未送信の送信情報のうちの特定のものに基づく送信情報信号を、通信経路P1〜P(x+n-1) のうちから通信障害リスクが低いものとして選択された一つあるいは二つ以上の通信経路に送出する動作を行わせる。斯かる際における未送信の送信情報のうちの特定のものは、受信情報記憶手段15における記憶領域15Aに格納された受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・に夫々含まれる通信データCn,C(n+1) ,C(n+2) ,・・・・・のうちの特定のもの、あるいは、受信情報記憶手段15における記憶領域に格納された端末用受信部11-1〜11-jからの端末情報に含まれる通信データのうちの特定のものとされる。
なお、端末用送信部13-1〜13-jの夫々は、端末装置TE1-2 〜 TE1-jのいずれかに、受信情報記憶手段15における記憶領域15Aに格納された受信情報IDn,ID(n+1) ,ID(n+2) ,・・・・・に夫々含まれる通信データCn,C(n+1) ,C(n+2) ,・・・・・のうちの特定のもの、あるいは、受信情報記憶手段15における記憶領域に格納された端末用受信部11-1〜11-jからの端末情報に含まれる通信データのうちの特定のものに基づく送信情報信号を送信することが必要とされるとき、その送信情報信号を、通信経路PT1〜PTjのうちのいずれかを通じて、端末装置TE1-1 〜 TE1-jのいずれかに送信する。
上述のようにして、送信部14-1〜14-(x+n-1)のなかから選択された一つあるいは二つの送信部が、特定の送信情報に基づく送信情報信号を通信経路P1〜P(x+n-1) のうちから通信障害リスクが低いものとして選択された一つあるいは二つ以上の通信経路に送出する送信部、とされることにより、ルータR1から接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnのうちの一つもしくは二つ以上に送信される送信情報信号は、通信障害リスクが低いものとして選択された一つあるいは二つ以上の送信経路を通じて伝送されることになる。
その結果、各々がルータR1にとって近隣に存在が認められる複数の他の通信装置である接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnを経由する複数の通信経路のうちの一つあるいは複数に通信障害が発生した状況のもとにあっても、送信部14-1〜14-(x+n-1)のうちの一つもしくは二つ以上から送出される送信情報信号は、通信障害が発生した通信経路を回避して、上述の複数の通信経路のうちから選択された、通信障害リスクが低いものを通じて伝送され、通信障害により伝送が阻止されないものとなる。しかも、通信障害リスクが低いものとして選択される通信経路は、予め定められたものでなく、動的に変化せしめられるものとされる。
なお、経路選択部19によって、通信経路P1〜P(x+n-1) のうちから通信障害リスクが低いものとして二つ以上の通信経路が選択される場合には、送信部14-1〜14-(x+n-1)のうちの二つ以上により、送信情報信号が、通信障害リスクが低いものとして選択された二つ以上の通信経路に分散送出されることになる。それにより、選択された通信経路におけるトラフィックの集中による障害の回避が図られることになる。
上述の実施例にあっては、送信元情報評価部17が、受信情報記憶手段15から、ヘッダ情報を読み出し、ヘッダ情報に基づいて通信障害リスクを求めるようにされているが、ヘッダ情報を用いることなく、ルータR1と接続サーバ1S1〜1Sx及びルータR2〜Rnとの接続に関与する通信インターフェースに関する情報に基づいて通信障害リスクを求めるようにすることもできる。
以上よりして、図1に示されるルータR1を形成する本発明に係る通信装置の一例が、例えば、無線テレメトリシステムに適用されたもとにあっては、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたり、センサにより得られるデータに基づく送信情報信号が、送信部14-1〜14-(x+n-1)のうちの一つもしくは二つ以上のものから通信障害リスクが低いものとして選択された通信経路へと送出されることになるが、当該無線テレメトリシステムが一時的に配置されるものあるいは移動体に配されるものとされる場合においても、図1に示されるルータR1を形成する本発明に係る通信装置の一例は、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたって、通信ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に発生する通信障害に動的に対処することができることになる。
以上のような本発明に係る通信装置は、複数の通信経路に関与するルータとして機能し、無線テレメトリシステムに適用されたもとにあっては、当該無線テレメトリシステムが一時的に配置されるものあるいは移動体に配されるものとされる場合においても、センサにより得られるデータの通信ネットワークを通じての送信にあたり、通信ネットワーク用のインターフェースや無線通信回線に発生する通信障害に動的に対処することができることになるものとして、様々な通信システムに広く適用することができるものである。
A1〜An・・・アクセスポイント, 1S1〜1Sx,NS1〜NSy・・・接続サーバ, R1〜Rn・・・ルータ, TE1-1 〜 TE1-j,TEN-1 〜 TEN-k・・・端末装置, PT1〜PTj,P1〜P(x+n-1) ・・・通信経路, 11-1〜11-j・・・端末用受信部,12-1〜12ー(x+n-1)・・・受信部, 13-1〜13-j・・・端末用送信部,14-1〜14ー(x+n-1)・・・送信部, 15・・・受信情報記憶手段, 16・・・記憶手段制御部, 17・・・送信元情報評価部, 18・・・評価情報記憶手段, 19・・・経路選択部, 20・・・経路情報記憶手段, 21・・・送信部選択制御部, 22・・・動作制御部
Claims (5)
- 近隣に存在が認められる複数の他の通信装置の夫々を送信元とする情報信号を受信して受信情報を得る受信部と、
上記複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路に夫々送信情報信号を送出する複数の送信部と、
上記受信部から得られる受信情報における、上記複数の他の通信装置を経由する複数の通信経路の夫々における通信障害リスクに関わる部分に基づいて、該複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を行い、評価情報を得る送信元情報評価部と、
上記評価情報に基づいて上記複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものを選択し、選択された通信経路をあらわす経路情報を得る経路選択部と、
上記経路情報に基づいて上記複数の送信部のうちの上記選択された通信経路に送信情報信号を送出するものを選択し、選択された送信部に、特定された送信情報に基づく送信情報信号を上記選択された通信経路に送出する動作を行わせる送信部選択制御部と、
を備えて構成される通信装置。 - 上記経路選択部が、上記複数の通信経路のうちの通信障害リスクが低いものとして二つ以上の通信経路を選択し、上記送信部選択制御部が、選択された二つ以上の通信経路に送信情報信号を夫々送出するものとされた複数の送信部を選択し、選択された複数の送信部に、特定された送信情報に基づく送信情報信号を上記選択された二つ以上の通信経路に分散送出する動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 上記送信元情報評価部が、上記複数の通信経路の夫々の通信障害リスクについての評価を、所定の時点毎に上記通信障害リスクが低いもの順に並べられて成る低リスト順位を含んだランク付けを行って得たランク情報と、複数の上記所定の時点を含んだ所定の期間内における上記ランク付けの変動を求めて得たランク変動情報とを形成することによって行うことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 上記受信部から得られる受信情報を格納して記憶する受信情報記憶手段と、上記送信元情報評価部から得られる評価情報を格納して記憶する評価情報記憶手段と、上記経路選択部から得られる経路情報を格納して記憶する経路情報記憶手段とを備え、上記送信元情報評価部が上記受信情報記憶手段から上記受信情報における障害リスクに関わる部分を読み出し、上記経路選択部が上記評価情報記憶手段から上記評価情報を読み出し、上記送信部選択制御部が上記経路情報記憶手段から上記経路情報を読み出すことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 上記受信情報記憶手段,上記送信元情報評価部,上記評価情報記憶手段,上記経路選択部,上記経路情報記憶手段及び上記送信部選択制御部の夫々の動作を、統括的に制御する動作制御部を備えることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
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JP2008264020A JP2010093709A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 通信装置 |
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JP2008264020A JP2010093709A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 通信装置 |
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JP2008264020A Withdrawn JP2010093709A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 通信装置 |
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JP (1) | JP2010093709A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494708A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-03-19 | 广东电网有限责任公司 | 一种电网220kV母线N-1风险电网自动扫描分析的方法 |
-
2008
- 2008-10-10 JP JP2008264020A patent/JP2010093709A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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CN109494708A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-03-19 | 广东电网有限责任公司 | 一种电网220kV母线N-1风险电网自动扫描分析的方法 |
CN109494708B (zh) * | 2018-09-28 | 2021-08-31 | 广东电网有限责任公司 | 一种电网220kV母线N-1风险电网自动扫描分析的方法 |
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