JP2010093631A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画撮影時にストロボ発光による静止画撮影を行う際に、ストロボの光が被写体像に適切に反映された静止画像を得る事ができると共に、ストロボの光が写りこまない動画像を得る事ができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置11は、被写体光を取り込む際、動画像用露光期間と補助静止画像用露光期間とに分けて撮像素子1を駆動するTG3と、動画像用露光期間に撮像素子1に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理部5と、補助静止画像用露光期間に撮像素子1に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理部6と、動画撮影中の静止画撮影におけるストロボ20の発光タイミングが動画像用露光期間である場合に、ストロボ20の発光タイミングを補助静止画像用露光期間に変更する制御手段8とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置11は、被写体光を取り込む際、動画像用露光期間と補助静止画像用露光期間とに分けて撮像素子1を駆動するTG3と、動画像用露光期間に撮像素子1に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理部5と、補助静止画像用露光期間に撮像素子1に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理部6と、動画撮影中の静止画撮影におけるストロボ20の発光タイミングが動画像用露光期間である場合に、ストロボ20の発光タイミングを補助静止画像用露光期間に変更する制御手段8とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
従来より、動画及び静止画の双方を撮影可能な撮像装置が知られている。このような撮像装置は、静止画撮影モードと動画撮影モードとを有しており、ユーザ操作によりこれらの動作モードが切り換えられる。
また、近年では、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置も提案されており、動画の撮影中に静止画を撮影する際には、動画の複数フレームを抜き出して合成処理を施す事により静止画を生成している(特許文献1及び2)。
特開2005−311665号公報
特開2007−274210号公報
ところで、動画の撮影中の静止画を撮影する場合においても、ユーザにより指定された全ての露光期間において被写体光が照射された撮像素子から露光期間に連続性のある画像を得る事が望ましい。
一方、動画撮影では、動画撮影中の静止画撮影に関わらず、被写体に応じて適切な露光時間により生成されたフレームによる動画像が生成される事が望ましい。
しかし、従来では、動画の撮影中に静止画を撮影する際、動画の複数フレームを抜き出して合成処理を施すため、露光期間が動画撮影用に調整されて得られたフレームの合成処理となってしまう。このため、露光期間に連続性のある静止画を得ることができず、この問題は、特に動画撮影中の長秒露光時に顕著になる。
例えば、速く動作する被写体を静止画撮影しようとした場合、従来においては、動画用に生成された、露光されていない期間も含むフレームを合成して静止画を生成するため、生成された静止画像は露光期間に連続性がないものとなってしまう。
具体的には、図14に示すように、左下から右上にボールが飛んでいる状態を長秒露光にて撮影する場合、動画撮影中の静止画撮影では、図15に示すように、動画用露光期間に露光された動画用の電荷による信号からフレーム1〜フレーム3が生成される。しかし、動画用露光期間と異なる期間T100,T101は露光されないため、フレーム1〜フレーム3の合成処理から得られる静止画は連続性がないものとなってしまう。
また、動画撮影中の静止画撮影において、静止画像の露光期間の連続性を優先して露光期間が長く調整された状態で動画の撮影を行うと、適切な動画像が得られないという問題が生じる。
さらに、動画撮影中のストロボ発光による静止画撮影では、ストロボ発光による光が反映された被写体像を適切に取り込む撮像素子により静止画像を得る事が望ましい。
しかし、動画撮影中にストロボ発光による静止画撮影を行う際、従来のように、動画の複数フレームを抜き出して合成処理を施す事により静止画を生成すると、次のような問題が生じる。
すなわち、ストロボ発光のタイミングによっては、撮影される静止画像にストロボ発光による光が反映されない被写体像を取り込む場合があり、この場合、適切な静止画像が得られないという問題がある。また、撮影される動画像にストロボによる光が写ってしまい適切な動画像が得られないという問題もある。
そこで、本発明は、動画撮影中に静止画撮影を行う際に、動画撮影に影響を与えることなく、露光期間に連続性のある静止画を得ることができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供する事を目的とする。
また、本発明は、動画撮影中にストロボ発光による静止画撮影を行う際に、ストロボの光が被写体像に適切に反映された静止画像、及びストロボの光の影響を受けない動画像を得ることができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供する事を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体光を光電変換して電荷を蓄積する撮像素子を備え、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置であって、被写体光を取り込む際、動画像用の露光期間と補助静止画像用の露光期間とに分けて前記撮像素子を駆動する駆動手段と、前記動画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理手段と、前記補助静止画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理手段と、動画撮影中の静止画撮影におけるストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間か否かを判断する判断手段と、該判断手段により前記ストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間であると判断された場合に、前記ストロボの発光タイミングを前記補助静止画像用の露光期間に変更する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、被写体光を光電変換して電荷を蓄積する撮像素子を備え、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、被写体光を取り込む際、動画像用の露光期間と補助静止画像用の露光期間とに分けて前記撮像素子を駆動する駆動ステップと、前記動画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理ステップと、前記補助静止画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理ステップと、動画撮影中の静止画撮影におけるストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間か否かを判断する判断ステップと、該判断ステップで前記ストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間であると判断された場合に、前記ストロボの発光タイミングを前記補助静止画像用の露光期間に変更する変更ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中に静止画撮影を行う際に、動画撮影に影響を与えることなく、露光期間に連続性のある静止画像を得ることができる。
また、本発明によれば、動画撮影時にストロボ発光による静止画撮影を行う際に、ストロボの光が被写体像に適切に反映された静止画像を得る事ができると共に、ストロボの光が写りこまない動画像を得る事が可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置11は、レンズ2、撮像素子1、TG(タイミングジェネレータ)3、画像処理部4、メモリ7、ストロボ20及び各ブロックを制御するCPU8を備える。なお、ストロボ20は、撮像装置11に一体に設けられていてもよいし、撮像装置11に対して着脱自在であってもよい。
撮像素子1は、レンズ2を通過した被写体光を光電変換により電気信号に変換し、TG3は、撮像素子1の画素の電子シャッタの駆動タイミング及びストロボ20の発光タイミングを制御する。
画像処理部4は、動画像処理部5及び静止画像処理部6を有する。動画像処理部5は、動画像用電圧出力線9を介して撮像素子1から出力された動画像用電圧から動画像用、及び動画撮影中の静止画用のフレーム生成を行い、メモリ7及び静止画像処理部6へ出力する。
静止画像処理部6は、補助静止画像用電圧出力線10を介して撮像素子1から出力された補助静止画像用電圧から補助静止画像フレームを生成する。なお、本実施形態では、動画像用電圧出力線9と補助静止画像用電圧出力線10とは個別に設けられている。また、静止画像処理部6は、補助静止画像フレームと動画処理部5から入力されたフレームとを加算合成して露光期間に連続性のある静止画像を生成し、メモリ7に出力する。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態の撮像装置において、動画撮影中に露光期間に連続性のある静止画を得るための動作例を説明する。
図2は、動画撮影中の静止画撮影における撮像装置11の動作例を説明するためのフローチャート図である。図2での各処理は、撮像素子14及びCPU8により実行され、CPU8は、RAMにロードされた、ROM等に記憶されたプログラムに従って処理を行う。
まず、ステップS100では、CPU8は、ユーザによる動画撮影の開始指示により、レンズ2を介して撮像素子1が被写体光を受光すると、ステップS101に進む。
ステップS101では、CPU8は、TG3により、動画像用の露光タイミングを電子シャッタで制御して、動画像用電荷を生成し、ステップS102に進む。
ステップS102では、撮像素子14の処理により、ステップS101で生成した動画像用電荷を電圧変換して動画像用電圧出力線9を介して動画像処理部5に出力し、ステップS103に進む。
ステップS103では、CPU8は、動画像処理部5を制御して動画像を生成し、生成した動画像をメモリ7及び静止画像処理部6に出力して、ステップS104に進む。
ステップS104では、CPU8は、静止画撮影が開始されたか否かを判断し、静止画撮影が開始された場合はステップS104aに進み、静止画撮影が開始されていない場合はステップS102に戻る。
ステップS104aでは、CPU8は、ストロボ20がONされているか否かを判断し、ONされていればステップS104bに進み、ONされていなければステップS105に進む。
ステップS104bでは、CPU8は、動画像用の露光期間が否かを判断し、動画像用の露光期間であれば、ステップS104cに進み、動画像用の露光期間でなければ、ステップS104dに進んでストロボ20を発光させ、ステップS105に進む。
ステップS104cでは、CPU8は、TG3を制御して、ストロボ20の発光タイミングを補助静止画像用露光期間に変更してストロボ20を発光させ、ステップS105に進む。
ステップS105では、CPU8は、TG3により、動画像用電荷情報と補助静止画像用電荷情報との露光タイミングを電子シャッタで制御して、動画像用電荷と補助静止画像用電荷を生成し、ステップS106に進む。
ステップS106では、CPU8は、撮像素子1を制御して、補助静止画像用電荷を電圧変換し、補助静止画像用電圧出力線10を介して静止画像処理部6に出力する。また、CPU8は、撮像素子1を制御して、動画像用電荷を電圧変換し、動画像用電圧出力線9を介して動画像処理部5へ出力し、ステップS107に進む。
ステップS107では、CPU8は、静止画像処理部6で生成された補助静止画用フレームと動画像処理部5から静止画処理部6に出力された動画用フレームとを加算合成して静止画を生成し、メモリ7に出力する。また、CPU8は、動画像処理部5で生成された動画フレームは動画像としてメモリ7に出力し、ステップS104に戻る。
図3は、動画撮影中の静止画撮影における撮像素子1での動画フレームと補助静止画フレームとの生成に関するタイミングチャートである。
図3において、期間T1は、1フレームの露光期間であり、タイミングT40で動画の撮影が開始される。
タイミングT41では、期間T50の時間で動画像用の露光が行われ、撮像素子1の画素301を構成するフォトダイオード1000(図5参照)で光電変換された動画像用電荷がMフローティングディフュージョン403−1に蓄積される。
タイミングT42では、斜線で示すように、1フレーム分の動画像ライン出力412が行われ、動画像処理部5により動画フレーム(静止画未撮影時)406が生成される。
タイミングT43では、動画撮影中の静止画撮影が開始されると、期間T51の時間で補助静止画用の露光が行われ、フォトダイオード1000で光電変換された補助静止画用電荷がSフローティングディフュージョン403−2に蓄積される。
タイミングT44では、横線で示すように、補助静止画用ライン出力413が行われ、静止画処理部6により補助静止画フレーム408が生成される。
タイミングT45では、動画撮影中の静止画撮影が終了すると、補助静止画フレームの生成が終了する。
期間T52の時間で得られた動画フレーム(動画撮影用、静止画合成用)407は、静止画用のフレームとして静止画像処理部6へ出力され、補助静止画フレーム408と加算合成されて、連続性のある静止画が生成される。
また、動画フレーム406と動画フレーム407とは、動画像処理部5にて動画像として生成される。
以上より、動画撮影中の静止画撮影において、露光期間に連続性のある静止画像と、静止画撮影の影響を受けない動画像を得ることができる。
図4は、撮像素子1の構成例の概略を示す図である。
図4に示すように、撮像素子1には、複数の画素301が2次元マトリクス上に配置されている。垂直走査線回路300は、動画像用の電圧の列読み出し線(ロウセレクタ302(図5参照)の制御線)302と補助静止画像用の電圧の列読み出し線(ロウセレクタS303(図5参照)の制御線)303を制御する。電圧出力線310は、動画像用電圧を出力し、電圧出力線311は、補助静止画像用電圧を出力する。
CDS(相関二重サンプリング)312は、動画像用電圧のノイズ除去を行い、CDS305は、補助静止画像用電圧のノイズ除去を行う。水平走査線回路306は、動画像用電圧を動画像処理部5へ出力する動画像用電圧出力線9と補助静止画像用電圧を静止画像処理部6へ出力する補助静止画像用電圧出力線10とを選択制御する。
次に、撮像素子1の動作を説明すると、垂直走査線回路300の制御により列読み出し線302が選択されると、選択された列の動画像用電荷は画素301内で電圧に変換された後、電圧出力線310から出力される。電圧出力線310から出力された動画像用電圧は、CDS312を介してノイズ除去され、水平走査線回路306の制御により動画像用電圧出力線9を介して動画像処理部5に出力される。
また、垂直走査線回路300の制御により列読み出し線303が選択されると、選択された列の補助静止画像用電荷は画素301内で電圧変換された後、電圧出力線311から出力される。電圧出力線311から出力された補助静止画用電圧は、CDS305を介してノイズ除去され、水平走査線回路306の制御により補助静止画像用電圧出力線10を介して静止画像処理部6に出力される。
図5は、図4に示す撮像素子1の画素301の回路構成例を示す図である。
図5において、フォトダイオード1000は、光情報を電荷に変換し蓄積する。M(動画用)リセットゲート401−1は、フォトダイオード1000に蓄積された動画像用電荷をリセットする。Mリードアウトゲート402−1のオンにより露光が行われ、フォトダイオード1000にて光電変換されたに蓄積された電荷をMフローティングディフュージョン403−1に読み出す。ソースフォロアアンプ404−1は、Mフローティングディフュージョン403−1に蓄積された電荷情報を電圧情報に変換する。ロウセレクタM302は、動画像用電圧を動画像用電圧出力線310を介して動画像処理回路5に出力する動画用画素の列を選択する。
S(補助静止画用)リセットゲート401−2は、フォトダイオード1000に蓄積された補助静止画像用電荷をリセットする。Sリードアウトゲート402−2のオンにより露光が行われ、フォトダイオード1000にて光電変換された電荷をSフローティングディフュージョン403−2に読み出す。Sソースフォロアアンプ404−2は、Sフローティングディフュージョン403−2に蓄積された電荷情報を電圧情報に変換する。ロウセレクタS303は、補助静止画像用電圧を補助静止画像用画電圧出力線311を介して静止画像処理回路6に出力する補助静止画像用画素の列を選択する。
図6は、画素301に蓄積された動画像用電荷と補助静止画像用電荷を1フレームずつ出力し、動画撮影中の静止画撮影における動画フレーム及び補助静止画フレームを生成するタイミングを示すタイミングチャートである。
図6において、期間T1は、1フレームの露光期間(1VD)である。このタイミングチャートでは、タイミングT2以前に既に動画撮影は開始されており、動画像処理部5にて動画フレーム406が生成されている。
まず、動画の撮影中に静止画の撮影が行われた際の動画フレームの出力について説明する。
タイミングT2では、Mリセットゲート401−1とロウセレクタ302がオンとなり、Mフローティングディフュージョン403−1に蓄積された電荷がリセットされる。
タイミングT3では、Mリセットゲート401−1とロウセレクタ302がオフとなり、動画像用の露光期間であるT13の期間、Mリードアウトゲート402−1がオンとなる。これにより、Mフローティングディフュージョン403−1に斜線で示す通り電荷が蓄積される。
タイミングT4では、Mリセットゲート401−1とロウセレクタ302がオンとなり、Mフローティングディフュージョン403−1に蓄積された電荷がMソースフォロアアンプ404−1によって電圧情報に変換される。
期間T15の期間において、動画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ302のオンにより1水平ライン毎に動画像処理部5に出力される。そして、動画像処理部5にて動画像フレーム407を生成し、動画撮影用のフレームは静止画像処理部6及びメモリ7に出力される。
次に、動画撮影中に静止画撮影が行われた際の補助静止画フレームの出力について説明する。
タイミングT7で、動画撮影中の静止画撮影期間410が開始されると、タイミングT8で、Sリセットゲート401−2とロウセレクタS303がオンとなる。これにより、Sフローティングディフュージョン403−2に蓄積された電荷がリセットされる。
タイミングT9では、Sリセットゲート401−2がオフとなり、補助静止画用の露光期間の期間T14の期間、Sリードアウトゲート402−2がオンとなり、Sフローティングディフュージョン403−2に横線で示す通り電荷が蓄積される。
タイミングT10では、Sリセットゲート401−2とロウセレクタ303がオンとなり、Sフローティングディフュージョン403−2に蓄積された電荷がSソースフォロアアンプ404−2によって電荷情報が電圧情報に変換される。
期間T16の期間において補助静止画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ303のオンにより1水平ライン毎に静止画像処理部6に出力される。静止画像処理部6に出力された電圧の画像処理により補助静止画フレーム408が生成される。
補助静止画フレームの生成は、動画撮影中の静止画撮影の終了タイミングT12まで行われ、補助静止画像用の全ての電荷を静止画像処理部6へ出力し、補助静止画フレームを生成して終了する。
上記手順後、動画撮影中の静止画像は、静止画撮影中に動画像処理部5から出力された動画フレーム407と補助静止画像用フレーム408とを静止画像処理部6にて加算合成して生成されるため、露光期間に連続性のある静止画を生成する事ができる。
図6において、動画像、補助静止画像の1フレームを読み出す期間において、実際のCMOSセンサーでは、1水平ラインを構成する画素毎に読み出す。この為、Sリセットゲート401−2とロウセレクタS303のオンとオフのタイミングは1水平ライン毎に記載されるべきである。
しかし、図6においては、1フレームを同一タイミングにて記載している為、1水平ライン毎に読み出す際のSリセットゲート401−2とロウセレクタS303のオンとオフのタイミングのずれも含めて省略し同時にオン、オフする記載としている。
なお、図6では、トランジスタのオンの期間が長く見えるため、動画撮影中の静止画撮影における、静止画像用のフレームの露光期間に連続性がないように見える。しかし、実際は、1フレームの露光期間T1は1/30秒、1/60秒であるのに対して、トランジスタのオンの時間は十分短いため、静止画像用のフレームの露光期間は近似的に連続性があると考えて良い。
また、動画撮影は、静止画のフレームと分離して動画像処理部5にて画像処理されるため静止画撮影に影響を受ける事なく出力する事ができる。
次に、図7を参照して、動画撮影中の静止画撮影時のストロボ20の発光タイミングについて説明する。
まず、動画撮影中の静止画撮影時の先幕シンクロによるストロボ発光411のタイミングについて説明する。
図7において、期間T1は、1フレームの露光期間である。ユーザ操作による動画撮影中の静止画撮影の際、タイミングT20で静止画撮影期間410が開始する。先幕シンクロタイミングT21で、期間T22の時間、本来はストロボ発光411が行なわれる。
ストロボ発光411のタイミングが動画用露光期間405−1の期間T27に重なった場合、タイミングT23(動画撮影中の静止画撮影における、405−1の始めの補助静止画用の露光期間T29)にTG3によりストロボ発光411のタイミング制御を行う。
次に、動画撮影中の静止画撮影時の後幕シンクロによるストロボ発光411のタイミングについて説明する。
ユーザ操作による動画撮影中の静止画撮影の際、タイミングT24で静止画撮影期間410が終了する。後幕シンクロのタイミングT25で期間T22の時間、本来はストロボ発光411が行なわれる。
ストロボ発光411のタイミングが動画像用露光期間405−1の期間T28に重なった場合、タイミングT26(動画撮影中の静止画撮影における、405−2の最後の補助静止画用露光期間T30)にTG3によりストロボ発光411のタイミング制御を行う。
上述したストロボ発光411のタイミング制御により、動画撮影時にストロボ発光による静止画撮影を行う際に、ストロボ20の光が被写体像に適切に反映された静止画像を得る事ができると共に、ストロボ20の光が写りこまない動画像を得る事が可能になる。
(第2の実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、その説明を省略する。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、その説明を省略する。
本実施形態では、被写体の光量によって撮像素子1での動画像用の露光期間が短くなった場合を例に採る。
なお、図8において、撮像素子1から1フレーム分の電圧の画像処理部4への出力にかかる期間は、1VD/2とする。
期間T1は、撮像素子1における1フレームの露光期間であり、タイミングT30で期間T34の時間の動画像用の露光が行われる。
タイミングT31では、期間T36の時間、動画像の1フレームを構成する動画像用電圧が動画像用電圧出力線9を介して1水平ライン毎に斜線で示すように動画像処理部5に出力される。また、タイミングT31では、期間T35の時間、補助静止画像用の露光が行われる。
タイミングT37から期間T38の時間間、補助静止画像の1フレームを構成する補助静止画像用電圧が補助静止画像用電圧出力線10を介して1水平ライン毎に横線で示すように静止画像処理部6に出力される。
このように、本実施形態では、動画像用の電圧と補助静止画像用の電圧の出力部をそれぞれ持つ事で、撮像素子1から並列に出力することができ、結果として、1VDでそれぞれ1フレームずつの動画フレーム及び補助静止画フレームを得ることができる。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、図9〜図12を参照して、本発明の第3の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については各図に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図9〜図12を参照して、本発明の第3の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については各図に同一符号を付してその説明を省略する。
図9は本発明の第3の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図、図10は撮像素子の構成例を示す概略図、図11は撮像素子の画素の回路構成図である。
図9に示すように、本実施形態の撮像装置13は、撮像素子14を備える。この撮像素子14は、図9及び図10に示すように、動画像用電圧の動画像処理部5への出力、及び補助静止画像用電圧の動画像処理部5への出力を1本の出力線12を介して時分割で行う。
また、図11に示すように、撮像素子14の画素309は、動画像用電荷、及び補助静止画像用電荷を保持するMフローティングディフュージョン(第1の保持手段)403−1、及びSフローティングディフュージョン(第2の保持手段)403−2を有する。
また、画素309は、動画像用電圧の出力線と補助静止画像用電圧の出力線とはワイアードORで接続され、図10及び図11に示すように、動画像用電圧の出力線と補助静止画像用電圧の出力線とが共有されて1本の電圧出力線313とされている。
次に、図12を参照して、撮像素子14において、動画像用電圧と補助静止画像用電圧とを時分割で出力する動作タイミングを説明する。
本実施形態では、被写体の光量によって撮像素子14での動画像用の露光期間が短くなった場合を例に採る。なお、撮像素子14から1フレーム分の電圧の画像処理部4への出力にかかる期間は、1VD/2とする。
図12において、期間T1は、撮像素子14での1フレームの露光期間(1VD)であり、タイミングT20で期間T24の時間、動画像用の露光が行われる。
タイミングT21から期間T26の時間、動画像の1フレームを構成する動画像用電圧が出力線12を介して動画像処理部5に斜線で示すように1水平ライン毎に出力される。
動画像用電圧の動画像処理部5への出力期間、つまり、1VD/2は、補助静止画像用の露光期間T25より短いため、動画像の1フレームを構成する全ての電圧の動画像処理部6への1水平ライン毎の出力が完了する。
補助静止画像用電圧は、タイミングT20で出力線12を介して静止画像処理部6へ1水平ライン毎に横線で示すように出力が開始されるが、タイミングT21では補助静止画像用の露光が始まる。つまり、期間T24が1VD/2より短い。このため、補助静止画像の1フレームを構成する全ての電圧を静止画像処理部6へ出力することができない。
そこで、垂直走査線回路300の制御により、期間T26の時間、補助静止画像用電圧の出力を中断して、上述した動画像用電圧の出力を1水平ライン毎に行う。
そして、タイミングT22で、動画像用電圧の動画像処理部5への出力が終了後、残りの補助静止画像用電圧の出力を1水平ライン毎に横線で示すように開始し、タイミングT23で1フレーム分の補助静止画用電圧の出力が完了する。
このように、本実施形態では、動画像用電圧の出力と補助静止画像用電圧の出力とを時分割に行う事で、結果として、1VDでそれぞれ1フレームずつの動画フレーム及び補助静止画フレームを得ることができる。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
次に、図13を参照して、本発明の第4の実施形態である撮像装置について説明する。
なお、上記第1の実施形態と重複する部分についてはその説明を省略する。
次に、図13を参照して、本発明の第4の実施形態である撮像装置について説明する。
なお、上記第1の実施形態と重複する部分についてはその説明を省略する。
図13において、動画像用露光期間T13の途中で静止画撮影が終了した場合、適切な静止画を得るため、タイミングT15〜T17までの期間に露光されて光電変換された電荷を変換して得られる電圧により補助静止画フレームが生成される。そして、生成された補助静止画フレームを用いて静止画を生成する。ここで、タイミングT15は、動画像用の露光期間T13の開始タイミングである。タイミングT16は、静止画撮影期間410の終了タイミングである。T17は、最終の補助静止画像を非破壊読み出しで読み出すタイミングである。
Mフローティングディフュージョン403−2に露光された電荷の読み出しに関して、T300の期間において、ロウセレクタ302のみオンして読み出し、Mリセットゲートをオンしない事で、非破壊読み出し500を行い、本来は動画像用である電荷を消去することなく適切な補助静止画フレームを得ることができる。
動画撮影中の静止画像は、動画フレーム407と補助静止画フレーム408とを加算合成して生成する。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の概要は、動画撮影中の静止画撮影を行う際に、動画像用の電荷と、静止画像用の電荷を蓄積する電荷蓄積部が共通で、動画像用の信号と、静止画像用の信号の出力線が共通の画素を有する撮像素子を駆動する。そして、動画信号の読み出しに関しては非破壊読み出しにおいて行い、静止画像の読み出しにおいては破壊読出しを行うことで、動画撮影中に連続性のある静止画像を得る事を実現する。
第5の実施形態の概要は、動画撮影中の静止画撮影を行う際に、動画像用の電荷と、静止画像用の電荷を蓄積する電荷蓄積部が共通で、動画像用の信号と、静止画像用の信号の出力線が共通の画素を有する撮像素子を駆動する。そして、動画信号の読み出しに関しては非破壊読み出しにおいて行い、静止画像の読み出しにおいては破壊読出しを行うことで、動画撮影中に連続性のある静止画像を得る事を実現する。
図8、図16〜図19を参照して、本発明の第5の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1、3の実施形態と重複する部分については各図に同一符号を付してその説明を省略する。
なお、上記第1、3の実施形態と重複する部分についてはその説明を省略する。
図8は本発明の第5の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図である。
図16は動画撮影中の静止画撮影における撮像装置3の動作例を説明するためのフローチャート図である。
図16での各処理は、撮像素子14と、RAMにロードされた、ROM等に記憶されたプログラムを実行するCPU8とにより実行される。
まず、ステップS200では、CPU8は、ユーザによる動画撮影の開始指示により、レンズ2を介して撮像素子14が被写体光を受光すると、ステップS201に進む。
ステップS201では、CPU8は、TG3により、動画像用の露光タイミングを電子シャッタで制御して、動画像用電荷を生成し、ステップS202に進む。
ステップS202では、撮像素子14の処理により、ステップS201で生成した動画像用電荷を電圧変換して動画像用及び静止画像用の電圧出力線10を介して動画像処理部5に出力し、ステップS203に進む。
ステップS203では、CPU8は、動画像処理部5を制御して、撮像素子14から出力された動画像用信号から動画像を生成し、生成した動画像をメモリ7に出力して、ステップS204に進む。
ステップS204では、CPU8は、静止画撮影が開始されたか否かを判断し、静止画撮影が開始された場合はステップS205に進み、静止画撮影が開始されていない場合はステップS202に戻る。
ステップS205では、CPU8は、TG3により、動画像用電荷情報と静止画像用電荷情報との露光タイミングを電子シャッタで制御して、動画像用電荷と静止画像用電荷を生成し、ステップS206に進む。
ステップS206では、CPU8は、撮像素子14を制御して、静止画像用信号を電圧変換し、静止画像用電圧出力線10を介して静止画像処理部6に出力する。
また、CPU8は、撮像素子1を制御して、動画像用電荷を電圧変換し、動画像用及び静止画像用の電圧出力線10を介して動画像処理部5へ出力し、ステップS207に進む。
ステップS207では、CPU8は、静止画像処理部6で生成された撮像素子14から出力された静止画像用信号から静止画用フレームを複数フレーム生成し、加算合成する事で連続性のある静止画を生成しメモリ7に出力する。また、CPU8は、動画像処理部5を制御して、撮像素子14から出力された動画像用信号から動画像を生成し、生成した動画像をメモリ7に出力し、ステップS204に戻る。
図17は、撮像素子16の構成例の概略を示す図である。
まず、図17の構成を説明する。
撮像素子16には、複数の画素314が2次元マトリクス上に配置されている。
ロウセレクタ304は、動画像用と静止画像用の共通の電圧の列読み出し線である(ロウセレクタ304(図18参照)の制御線)。
垂直走査線回路300は、動画像用の電圧、又は静止画像用の電圧の列読み出しを行う際に制御線304を制御する。
電圧出力線313は、各画素からの動画像用電圧と静止画像用電圧を出力する。
CDS315は、電圧出力線313から出力された電圧のノイズ除去を行う。
垂直走査線回路306は、動画像用の電圧と静止画像用の水平ラインの出力電圧選択線である。
次に、撮像素子16の動作を説明する。
垂直走査線回路300の制御により列読み出し線304が選択されると、選択された列の画素314内で露光された電荷は、動画像用、又は静止画像用電圧に変換された後、電圧出力線313から出力される。
電圧出力線313から出力された動画像用、又は静止画像用電圧は、CDS315を介してノイズ除去され、水平走査線回路306の制御により電圧出力線12を介して画像処理部4に出力される。
図18は、図17に示す撮像素子16の画素314の回路構成例を示す図である。
図18において、フォトダイオード1000は、光情報を電荷に変換し蓄積する。
MSリセットゲート401−3は、フォトダイオード1000に蓄積された電荷をリセットする。
MSリセットゲート401−3は、フォトダイオード1000に蓄積された電荷をリセットする。
MSリードアウトゲート402−3のオンにより露光が行われ、フォトダイオード1000にて光電変換された電荷をMフローティングディフュージョン403−3に読み出す。
MSソースフォロアアンプ404−3は、MSフローティングディフュージョン403−3に露光された電荷情報を電圧情報に変換する。
ロウセレクタ304により、動画像用電圧を動画像処理回路5と静止画処理回路6に出力する電圧出力線の列を選択する。
1フレームの露光期間(1VD)の途中で露光された電荷を読み出す際は、ロウセレクタ304をオンし、MSリセットゲート401−3をオンしない事で、MSフローティングディフュージョン403−3に露光されている電荷を非破壊読み出しにより読み出す。
1フレーム終わりで露光された信号を読み出す際は、ロウセレクタ304のオンによる信号読み出し後、MSリセットゲート401−3をオンする事で、MSフローティングディフュージョン403−3に露光されている電荷を破壊読み出しにより読み出す。
図19は、画素314に蓄積された動画像用電荷と静止画像用電荷を1フレームずつ出力し、動画撮影中の静止画撮影における動画フレーム及び 静止画フレームを生成するタイミングを示すタイミングチャートである。
図19において、期間T1は、1フレームの露光期間(1VD)である。
図19において、407は撮像素子16から出力される動画像用フレームを示す。
409は撮像素子16から出力される静止画像用フレームを示す。
このタイミングチャートでは、既に動画撮影、静止画撮影双方が行われている。
まず、動画の撮影中に静止画の撮影が行われた際の動画フレームの出力について説明する。
タイミングT2では、MSリセットゲート401−3とロウセレクタ304がオンとなり、フォトダイオード1000とMSフローティングディフュージョン403−3に蓄積された電荷がリセットされる。
タイミングT3では、MSリセットゲート401−3とロウセレクタ304がオフとなり、動画像用の露光期間であるT13の期間、MSリードアウトゲート402−3がオンとなる。これにより、MSフローティングディフュージョン403−3に、フローティングディフュージョン403−3に横線で示す電荷が蓄積される。
タイミングT200では、ロウセレクタ304がオンとなり、MSフローティングディフュージョン403−3に蓄積された電荷が、MSソースフォロアアンプ404−3によって電荷情報が電圧情報に変換される。
この際、MSフローティングディフュージョン403−3に蓄積された電荷は非破壊読み出しで読み出される。
期間T15の期間において、動画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ304のオンにより1水平ライン毎に動画像処理部5にライン出力414され、動画像処理部5にて動画像フレーム407が生成される。
次に、静止画フレームの出力について説明する。
タイミングT202では、ロウセレクタ304がオフとなり、静止画像用の露光期間であるT14の期間、MSリードアウトゲート402−3がオンとなる。これにより、MSフローティングディフュージョン403−3に、フローティングディフュージョン403−3に縦線で示す電荷が蓄積される。
タイミングT201で、ロウセレクタ304とリセットゲート401−3がオンとなる。これにより、MSフローティングディフュージョン403−3の横線と縦線の部分で示す部分に露光された電荷が、タイミングT202において、MSソースフォロアアンプ404−3によって電圧情報に変換される。
期間T16の期間において、静止画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ304のオンにより1水平ライン毎に静止画像処理部6にライン出力414され、静止画像処理部6にて静止画フレーム409が生成される。
上記手順後、動画撮影中の静止画像撮影による連続性のある静止画像は、静止画像用フレーム409とを静止画像処理部6にて加算合成して生成される。
(第6の実施形態)
第6の実施形態の概要は、動画撮影中の静止画撮影を行う際に、動画像用の電荷と、静止画像用の電荷を蓄積する電荷蓄積部が共通で、動画像用の信号と、静止画像用の信号の出力線が共通の画素を有する画素を有する撮像素子を駆動する。そして、動画信号の読み出しに関し、静止画像の読み出しの双方においては、破壊読出しを行うことで、動画撮影中に連続性のある静止画像を得る事を実現する。
第6の実施形態の概要は、動画撮影中の静止画撮影を行う際に、動画像用の電荷と、静止画像用の電荷を蓄積する電荷蓄積部が共通で、動画像用の信号と、静止画像用の信号の出力線が共通の画素を有する画素を有する撮像素子を駆動する。そして、動画信号の読み出しに関し、静止画像の読み出しの双方においては、破壊読出しを行うことで、動画撮影中に連続性のある静止画像を得る事を実現する。
次に、図8、図18の画素314、図20におタイミングチャートを用いて、本発明の第6の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1、3、5の実施形態と重複する部分については各図に同一符号を付してその説明を省略する。
なお、上記第1、3、5の実施形態と重複する部分についてはその説明を省略する。
図18の撮像素子314は、第6の実施形態においては、1フレームの露光期間(1VD)内の途中で露光された電荷を読み出す際と、1フレーム終わりで露光された信号を読み出す際の双方において、ロウセレクタ304のオンによる信号を読み出す。その後、MSリセットゲート401−3をオンする事で、MSフローティングディフュージョン403−3に露光されている電荷を破壊読み出しにより読み出す。
図20は、画素314に蓄積された動画像用電荷と補助静止画像用電荷を1フレームずつ出力し、動画撮影中の静止画撮影における動画フレーム及び補助静止画フレームを生成するタイミングを示すタイミングチャートである。
図20において、期間T1は、1フレームの露光期間(1VD)である。このタイミングチャートは、既に動画撮影、静止画撮影双方が行われている。
まず、動画の撮影中に静止画の撮影が行われた際の動画フレームの出力について説明する。
タイミングT2では、MSリセットゲート401−3とロウセレクタ304がオンとなり、MSフローティングディフュージョン403−3に蓄積された電荷がリセットされる。
タイミングT3では、MSリセットゲート401−3とロウセレクタ304がオフとなり、動画像用の露光期間であるT13の期間、MSリードアウトゲート402−3がオンとなる。これにより、MSフローティングディフュージョン403−1に横線で示すように電荷が蓄積される。
タイミングT200では、MSリセットゲート401−3とロウセレクタ304がオンとなり、横線の部分で示すMSフローティングディフュージョン403−3に露光された電荷が、MSソースフォロアアンプ404−3によって電圧情報に変換される。この際、MSフローティングディフュージョン403−3に蓄積された電荷は破壊読み出し501で読み出される。
期間T15の期間において、動画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ302のオンにより1水平ライン毎に動画像処理部5にライン出力414され、動画像処理部5にて動画像フレーム407が生成される。
次に、補助静止画フレームの出力について説明する。
タイミングT202では、ロウセレクタ304がオフとなり、静止画像用の露光期間であるT14の期間、MSリードアウトゲート402−3がオンとなる。これにより、MSフローティングディフュージョン403−3に、フローティングディフュージョン403−3に縦線で示す電荷が蓄積される。
タイミングT201で、ロウセレクタ304がオンとなり、MSフローティングディフュージョン403−3の縦線の部分で示す部分に露光された電荷が、MSソースフォロアアンプ404−3によって電圧情報に変換される。
期間T16の期間において、補助静止画フレームの1フレームを構成する全ての画素の電圧がロウセレクタ304のオンにより1水平ライン毎に静止画像処理部6にライン出力414され、静止画像処理部6にて静止画フレーム408が生成される。
上記手順後、動画撮影中の静止画像は、静止画撮影中に動画像処理部5から出力された動画フレーム407と補助静止画像用フレーム408とを静止画像処理部6にて加算合成して生成されるため、露光期間に連続性のある静止画を生成する事ができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1, 14 撮像素子
2 レンズ
3 TG(タイミングジェネレータ)
4 画像処理部
5 動画像処理部
6 静止画像処理部
7 メモリ
8 CPU
9 動画像用電圧出力線
10 補助静止画像用電圧出力線
11,13 撮像装置
12 動画像用及び静止画像用の電圧出力線
20 ストロボ
300 垂直走査線回路
301,309,314 画素
302 ロウセレクタM
303 ロウセレクタS
305,312,315 CDS回路
306 水平走査線回路
307 動画用電圧出力線
308 補助静止画用電圧出力線
310 電圧出力線
311 電圧出力線
313 電圧出力線
401−1 Mリセットゲート
401−2 Sリセットゲート
401−3 MSリセットゲート
402−1 Mリードアウトゲート
402−2 Sリードアウトゲート
402−3 MSリードアウトゲート
403−1 Mフローティングディフュージョン
403−2 Sフローティングディフュージョン
403−3 MSフローティングディフュージョン
404−1 Mソースフォロアアンプ
404−2 Sソースフォロアアンプ
1000 フォトダイオード
2 レンズ
3 TG(タイミングジェネレータ)
4 画像処理部
5 動画像処理部
6 静止画像処理部
7 メモリ
8 CPU
9 動画像用電圧出力線
10 補助静止画像用電圧出力線
11,13 撮像装置
12 動画像用及び静止画像用の電圧出力線
20 ストロボ
300 垂直走査線回路
301,309,314 画素
302 ロウセレクタM
303 ロウセレクタS
305,312,315 CDS回路
306 水平走査線回路
307 動画用電圧出力線
308 補助静止画用電圧出力線
310 電圧出力線
311 電圧出力線
313 電圧出力線
401−1 Mリセットゲート
401−2 Sリセットゲート
401−3 MSリセットゲート
402−1 Mリードアウトゲート
402−2 Sリードアウトゲート
402−3 MSリードアウトゲート
403−1 Mフローティングディフュージョン
403−2 Sフローティングディフュージョン
403−3 MSフローティングディフュージョン
404−1 Mソースフォロアアンプ
404−2 Sソースフォロアアンプ
1000 フォトダイオード
Claims (7)
- 被写体光を光電変換して電荷を蓄積する撮像素子を備え、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置であって、
被写体光を取り込む際、動画像用の露光期間と補助静止画像用の露光期間とに分けて前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
前記動画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理手段と、
前記補助静止画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理手段と、
動画撮影中の静止画撮影におけるストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間か否かを判断する判断手段と、
該判断手段により前記ストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間であると判断された場合に、前記ストロボの発光タイミングを前記補助静止画像用の露光期間に変更する制御手段と、を備える
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像素子は、1フレーム分の露光期間に1フレーム分の前記動画像用の電荷と前記補助静止画像用の電荷とを読み出す読み出し手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子の画素は、前記動画像用の電荷を保持する第1の保持手段と、前記補助静止画像用の電荷を保持する第2の保持手段とを有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子は、前記動画像用の露光期間の途中で静止画の撮影が終了した際、最後の前記動画用の露光期間の開始から静止画の撮影が終了までの期間、前記動画像用の電荷を、前記第2の保持手段に非破壊読み出しで読み出す非破壊読み出し手段を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子には、前記動画像用の電荷から生成される信号の出力線と、前記補助静止画像用の電荷から生成される信号の出力線とが設けられる、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記動画像用の電荷から生成される信号の出力線と、前記補助静止画像用の電荷から生成される信号の出力線とが1本の出力線で構成される、
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 被写体光を光電変換して電荷を蓄積する撮像素子を備え、動画の撮影中に静止画の撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、
被写体光を取り込む際、動画像用の露光期間と補助静止画像用の露光期間とに分けて前記撮像素子を駆動する駆動ステップと、
前記動画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された動画像用電荷に基づいて動画像を生成する動画像処理ステップと、
前記補助静止画像用の露光期間に前記撮像素子に露光されて光電変換された補助静止画像用電荷と前記動画像用電荷とに基づいて静止画像を生成する静止画像処理ステップと、
動画撮影中の静止画撮影におけるストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間か否かを判断する判断ステップと、
該判断ステップで前記ストロボの発光タイミングが前記動画像用の露光期間であると判断された場合に、前記ストロボの発光タイミングを前記補助静止画像用の露光期間に変更する変更ステップと、を備える
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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JP2012010074A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Olympus Corp | 読出制御装置、読出制御方法、撮像装置、固体撮像装置およびプログラム |
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-
2008
- 2008-10-09 JP JP2008262842A patent/JP2010093631A/ja active Pending
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