JP2010093078A - 光学素子、レーザ光発振装置及びレーザ光増幅装置 - Google Patents

光学素子、レーザ光発振装置及びレーザ光増幅装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能な光学素子を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る光学素子20Aは、光透過性を有する媒質からなり、空気の屈折率より大きい屈折率を有し、入射するレーザ光を壁面20aで複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子において、壁面20aの一部に位置し、レーザ光を入射させるための入射窓21と、壁面20aの一部に位置し、内部を伝搬したレーザ光を出射させるための出射窓22と、媒質の一部に一体的に位置し、レーザ光を少なくとも2回透過又は反射させることによって波長分散を補償する波長分散補償手段31,32とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ光の波長分散を補償することが可能な光学素子と、この光学素子を用いたレーザ光発振装置及びレーザ光増幅装置とに関するものである。
レーザ光発振装置やレーザ光増幅装置では、集光レンズやレーザ光を増幅するためのレーザ光増幅媒質などの光透過性を有する様々な光学素子が用いられ、これらの光学素子に起因するレーザ光の波長分散が問題となる。この問題点に関し、下記特許文献1及び2には、レーザ光の波長分散を補償するための発明が開示されている。
特許文献1に記載の分散補正装置は、光路上に配置される一対のプリズムを備え、これらのプリズムによってレーザ光の波長分散を補償する。また、特許文献2に記載のレーザ光発振装置は、光路上に配置される一対の回折格子素子を備え、これらの回折格子素子によってレーザ光の群速度分散(GVD)、すなわち波長分散を補償する。
特開平8−264869号公報 特開2000−216463号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の発明のように一対のプリズムや一対の回折格子素子を備える場合、これらのプリズムや回折格子素子に入射する光の入射角や、プリズム対や回折格子素子対の間隔が重要なパラメータとなるため、光学系形成時におけるアライメントが非常に煩雑であるという問題があった。
そこで、本発明は、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能な光学素子、レーザ光発振装置及びレーザ光増幅装置を提供することを目的としている。
本発明の光学素子は、光透過性を有する媒質からなり、空気の屈折率より大きい屈折率を有し、入射するレーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子において、壁面の一部に位置し、レーザ光を入射させるための入射窓と、壁面の一部に位置し、内部を伝搬したレーザ光を出射させるための出射窓と、媒質の一部に一体的に位置し、レーザ光を少なくとも2回透過又は反射させることによって波長分散を補償する波長分散補償手段と、を備える。
この光学素子によれば、レーザ光の波長分散を補償するための波長分散補償手段が、光学素子を構成する媒質の一部に一体的に位置するので、波長分散補償手段の位置調整が容易である。したがって、この光学素子によれば、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能となる。
また、この光学素子によれば、光学素子を構成する媒質の屈折率が空気の屈折率より大きいので、光学素子内部においてレーザ光が伝播する距離を長くすることができ、光路長を長くすることができる(光路長の長尺化)。また、光学素子内部においてレーザ光を壁面で複数回反射させながら伝搬させるので、より長い光路長を得ることができる。したがって、レーザ光発振装置やレーザ光増幅装置などの光学装置を実現する場合に、空気中で同様の距離をレーザ光が伝播する構成をとる場合と比べて、光学装置の小型化を実現することができる。
上記した波長分散補償手段は、媒質の一部に直接加工によって形成されていてもよく、媒質の一部に貼り付けられていてもよい。
これによれば、波長分散補償手段の位置精度や間隔精度は、光学素子を構成する媒質の形成精度に依存することとなる。光学素子を構成する媒質は極めて精度よく形成することができるので、波長分散補償手段の位置精度や間隔精度を容易に高めることができる。したがって、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能となる。
また、上記した波長分散補償手段は、入射窓及び出射窓のうちの少なくとも何れか一方に位置し、透過型の波長分散補償手段であってもよく、入射窓及び出射窓以外の壁面に位置し、反射型の波長分散補償手段であってもよい。また、上記した波長分散補償手段は、媒質の内部に位置してもよい。
入射窓及び出射窓以外の壁面や媒質の内部に波長分散補償手段を設ける場合、波長分散補償手段の位置によって、波長分散補償手段間の光路長、及び、媒質内の伝搬光路長を調整することができる。波長分散補償手段の波長分散補償量は波長分散補償手段間の光路長に依存するので、これによれば、波長分散補償手段の位置によって、波長分散の制御を任意に行うことが可能となる。
また、超短パルスレーザ光のモード同期を行うためには光共振器間の光路長を調整する必要があるが、これによれば、波長分散補償手段の位置によって、超短パルスレーザ光のモード同期を容易に行うことができると共に、任意の光路長において波長分散の制御を任意に行うことが可能となる。
また、上記した波長分散補償手段は、回折格子であってもよいし、プリズムであってもよい。
また、上記した入射窓及び出射窓は、壁面における同一部位に位置してもよい。これによれば、光学素子として同一の面積及び体積を有する媒質を用いても、光路長を2倍にすることができるので、レーザ光発振装置やレーザ光増幅装置などの光学装置を実現する場合に、光学装置の更なる小型化を実現することができる。
本発明のレーザ光発振装置は、種光を供給するエネルギ供給部と、種光を増幅することによってレーザ光を生成する光増幅媒質と、レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子であって、上記した光学素子と、を備える。
このレーザ光発振装置によれば、上記したように、波長分散補償手段を一体的に有する光学素子を備えているので、レーザ光の波長分散を補償するために要する位置調整が容易である。したがって、このレーザ光発振装置によれば、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能となる。
また、このレーザ光発振装置によれば、上記したように、光路長の長尺化を可能とする光学素子を備えているので、空気中で同様の距離をレーザ光が伝播する構成をとる場合と比べて、小型化を実現することができる。
本発明のレーザ光増幅装置は、励起光を供給するエネルギ供給部と、種光を受け、励起光を用いて当該種光を増幅することによってレーザ光を生成する光増幅媒質と、レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子であって、上記した光学素子と、を備える。
このレーザ光増幅装置によれば、上記したように、波長分散補償手段を一体的に有する光学素子を備えているので、レーザ光の波長分散を補償するために要する位置調整が容易である。したがって、このレーザ光増幅装置によれば、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能となる。
また、このレーザ光増幅装置によれば、上記したように、光路長の長尺化を可能とする光学素子を備えているので、空気中で同様の距離をレーザ光が伝播する構成をとる場合と比べて、小型化を実現することができる。
本発明によれば、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ光発振装置100の構成図である。図1に示すレーザ光発振装置100は、エネルギ供給部110と光増幅部120とを備える。エネルギ供給部110は、光増幅部120に励起エネルギ(例えば励起光)を供給する。光増幅部120は、光増幅媒質10と光学素子20を有する。光増幅媒質10は、エネルギ供給部110からの励起エネルギを受けて、誘導放出による光増幅によってレーザ光を出力する。光学素子20は、光透過性を有する媒質(例えば透明媒質)からなり、その内部に光増幅媒質10からのレーザ光を通過させるものである。光学素子20は、レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる。
図2は、本発明の実施形態に係るレーザ光増幅装置100Aの構成図である。図2には、本実施形態のレーザ光増幅装置100Aと共に、種光生成装置200が示されている。図2に示すレーザ光増幅装置100Aは、レーザ光発振装置100と同様に、エネルギ供給部110と光増幅部120とを備える。エネルギ供給部110は、光増幅部120に励起エネルギ(例えば励起光)を供給するものである。光増幅部120は、光増幅媒質10と光学素子20を有する。光増幅媒質10は、エネルギ供給部110からの励起エネルギを用いて、外部の種光生成装置200からの種光を増幅し、レーザ光を出力する。光学素子20は、光透過性を有する媒質(例えば透明媒質)からなり、その内部に光増幅媒質10からのレーザ光を通過させるものである。光学素子20は、レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる。
なお、これらのレーザ光発振装置100及びレーザ光増幅装置100Aは、光共振器(例えばファイブリペロ型光共振器)を有し、レーザ光が光増幅媒質10及び光学素子20を複数回通過するマルチパス構造であってもよい。
ここで、エネルギ供給部110としては、半導体レーザ光源を用いることができる。光増幅媒質10の吸収スペクトルと一致した発振波長をもつ半導体レーザ光源をエネルギ供給部110として用いれば、光増幅媒質10の励起効率を向上させることができる。
また、光増幅媒質10としては、固体レーザ媒質を用いることができる。例えば、チタンサファイア、Nd:YAG、Yb:KGW、Yb:KYW、Yb:YAGなどが用いられる。光増幅媒質10が固体レーザ媒質である場合、例えばYb系のレーザ媒質の吸収波長は、市販されている半導体レーザ光源の発振波長との整合性が良い。
次に、光学素子20の一実施形態として、第1〜第8実施形態の光学素子20A〜20Hを例示する。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態に係る光学素子20Aの構成図である。図3に示す光学素子20Aは、略直方体の形状であり、壁面20aの一部に入射窓21及び出射窓22が形成されている。本実施形態では、光学素子20Aの或るコーナー部が面取りされて入射窓21が形成され、他の或るコーナー部が面取りされて出射窓22が形成されている。
これらの入射窓21及び出射窓22には、直接加工によって、それぞれ、透過型の回折格子31,32が形成されている。このようにして、入射窓21には回折格子31が一体的に形成され、出射窓22には回折格子32が一体的に形成されることとなる。
光学素子20Aとして、例えば合成石英などの固体媒質を用いることができる。合成石英は、紫外域から赤外域にかけての広い波長域で透明性が高く、さらに、熱膨張係数が小さいので熱的安定性にも優れている。その他、光学素子20Aは、ホウケイ酸ガラスやソーダ石灰ガラスなどの他のガラス材質や、アクリルやポリプロピレンなどのプラスチック材質や、サファイア、ダイヤモンドなどの単結晶材質であってもよい。
なお、回折格子31,32は光学素子20Aと同一の媒質からなる板に形成され、この回折格子板が入射窓21及び出射窓22各々に一体的に貼り付けられていてもよい。
この光学素子20Aでは、レーザ光が入射窓21から入射し、その内部を壁面20aで複数回全反射しながら伝播し、出射窓22より出射する。
レーザ光は、壁面20aで反射される際に、その壁面20aへの入射角が臨界角以上となる。例えば、光学素子20Aが合成石英で構成されている場合、その屈折率は約1.453であることから、空気に対する臨界角は約43.6度である。したがって、合成石英からなる光学素子20A中を伝播する光が壁面20aに対して45度の角度で進行すれば、その光は壁面(合成石英と空気との界面)20aで全反射される。よって、この場合には、反射個所に高反射コーティングを施す必要がない。
また、レーザ光は、入射窓21及び出射窓22各々に形成された回折格子31,32を1回ずつ通過し、回折格子を合計2回通過することとなる。
ここで、レーザ光は、光学素子20Aの内部を伝播すると、例えば、媒質が有する屈折率分散に依存して正の波長分散を受ける。この光学素子20Aの媒質による波長分散Φは下式(1)で表される。
Figure 2010093078

λ:レーザ光の波長
c:レーザ光の速度
n/dλ:光学素子20Aの媒質固有の二次屈折率分散
:光学素子20A内部における伝播距離
レーザ光が超短パルス光であった場合、この波長分散Φは超短パルス光のパルス幅を伸張させる。
また、レーザ光は、回折格子31,32を通過すると、例えば、負の波長分散を受ける。この回折格子31,32による波長分散Φは下式(2)で表される。
Figure 2010093078

ω:レーザ光の角周波数(ω=2πc/λ)
:回折格子31,32各々の刻線間隔
θ:回折格子31,32における光の回折角
n:光学素子20Aの媒質固有の屈折率
:回折格子31,32間の距離
レーザ光が超短パルス光であった場合、この波長分散Φは、同様に、超短パルス光のパルス幅を伸張させる。
本実施形態では、回折格子31の回折角と回折格子32への入射角とは等しく、θでなければならない。また、本実施形態では、回折格子31,32間の距離lは、光学素子20A内部における伝播距離lに等しい。
このように、光学素子20Aの媒質に起因する波長分散Φと回折格子31,32に起因する波長分散Φとは極性が異なるので、光学素子20Aの媒質に起因する波長分散Φを回折格子31,32に起因する波長分散Φによって補償することができる。
補償方法としては、Φ+Φ=0として、光学素子20Aの媒質に起因する波長分散Φを回折格子31,32に起因する波長分散Φによって完全に打ち消してもよく、Φ+Φ≠0として、光学素子20Aの媒質に起因する波長分散Φに加えて、レーザ光発振装置100(又はレーザ光増幅装置100A)内の光増幅媒質10や集光レンズ等の光学素子に起因する波長分散をも含めたレーザ光発振装置100(又はレーザ光増幅装置100A)全体の波長分散を、回折格子31,32に起因する波長分散Φによって打ち消してもよい。
例えば、超短パルス光であるレーザ光を超短パルス光のまま出射したい場合には、Φ+Φ=0とすればよい。レーザ光の波長がλ=0.8μmであり、光学素子20Aの材料が合成石英であるとすると、合成石英の屈折率はn=1.453であり、二次屈折率分散は3.988×10−2である。レーザ光が回折格子に対してリトロー配置で入射する場合、ΦとΦの和をゼロにするためには、上記(1)式及び(2)式より、回折格子31,32の刻線本数は165.5grooves/mmとすればよい。
この第1実施形態の光学素子20Aによれば、レーザ光の波長分散を補償するための回折格子(波長分散補償手段)31,32が、それぞれ、光学素子20Aを構成する媒質における入射窓21及び出射窓22に一体的に形成されているので、回折格子31,32の位置調整が容易である。また、振動などの外部応力による回折格子31,32の位置ずれを低減することができる。したがって、第1実施形態の光学素子20Aによれば、従来に比してより簡易に、レーザ光の波長分散を補償することが可能となる。
また、回折格子31,32の位置精度や間隔精度は、光学素子20Aを構成する媒質の形成精度に依存することとなる。光学素子20Aを構成する媒質は極めて精度よく形成することができるので、回折格子31,32の位置精度や間隔精度を容易に高めることができる。
また、第1実施形態の光学素子20Aによれば、光学素子20Aを構成する媒質の屈折率が空気の屈折率より大きいので、光学素子20A内部においてレーザ光が伝播する距離を長くすることができ、光路長を長くすることができる(光路長の長尺化)。また、光学素子20A内部においてレーザ光を壁面20aで複数回反射させながら伝搬させるので、より長い光路長を得ることができる。したがって、レーザ光発振装置100やレーザ光増幅装置100Aなどの光学装置を実現する場合に、空気中で同様の距離をレーザ光が伝播する構成をとる場合と比べて、光学装置の小型化を実現することができる。
また、第1実施形態の光学素子20Aによれば、上記(1)式及び(2)式においてl=lであるので、任意の伝搬距離において、ΦとΦとの和をゼロとすることが可能である。すなわち、光路長の長尺化と波長分散補償とを同時に実現することができる。
このように、第1実施形態の光学素子20Aによれば、任意の光路長において波長分散補償が可能であるので、光学装置の小型化を実現しつつ、超短パルスレーザ光におけるモード同期を容易に行うことが可能となる。モード同期では、カーレンズモード同期や半導体可飽和吸収体を用いた受動モード同期などが利用できる。半導体可飽和吸収体を用いる場合、半導体可飽和体上で光が集光されている必要があるため、半導体可飽和体に至る光路の途中に凹面鏡を挿入する必要がある。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る光学素子20Bの構成図である。図4に示す光学素子20Bは、光学素子20Aにおいて、回折格子が、出射窓22に代えて、入射窓21及び出射窓22以外の壁面20aの一部23に形成されている構成で、第1実施形態と異なっている。光学素子20Bの他の構成は、光学素子20Aと同様である。
壁面20aの一部23には、反射型の回折格子33が直接加工によって形成された回折格子板が、一体的に貼り付けられている。回折格子板としては、上記した光学素子20Aの媒質と同一の材質であることが好ましい。
この反射型の回折格子33では、金属膜を蒸着するなどして反射率を高めることが好ましい。このとき、回折光が壁面20aに対して全反射条件を満たす角度で入射するように設計されることが望ましいが、反射膜に寄るコーティングを施してもよい。
なお、回折格子33は、直接加工によって、壁面20aの一部23に一体的に形成されてもよい。
この第2実施形態の光学素子20Bでも、第1実施形態の光学素子20Aと同様の利点を得ることができる。
第2実施形態の光学素子20Bでは、第1実施形態の光学素子20Aと異なり、上記(1)式及び(2)式において、光学素子20B内部における伝播距離lと回折格子31,33間の距離lとが不等になる。この回折格子31,33間の距離、すなわち、回折格子31,33間の光路長は、回折格子33の形成位置によって変更可能である。例えば、図4によれば、回折格子31で回折されたレーザ光が壁面20aで全反射した後に回折格子33に入射しているが、回折格子31,33間における壁面20aでの全反射回数を減らせば回折格子31,33間の間隔lを短くすることができ、回折格子31,33間における壁面20aでの全反射回数を増やせば回折格子31,33間の間隔lを長くすることができる。
このように、第2実施形態の光学素子20Bでは、回折格子33の形成位置によって、回折格子31,33間の距離lを調整することができる。上記(2)式に示すように、回折格子31,33による波長分散Φの量は回折格子31,33間の距離lに依存するので、第2実施形態の光学素子20Bによれば、回折格子33の形成位置によって、波長分散の制御を任意に行うことが可能となる。
また、第2実施形態の光学素子20Bでは、回折格子33の形成位置によって、光学素子20B内部における伝播距離lも調整することができる。超短パルスレーザ光のモード同期を行うためには光共振器間の光路長を調整する必要があるが、第2実施形態の光学素子20Bによれば、回折格子33の形成位置によって、超短パルスレーザ光におけるモード同期を行うことができると共に、任意の光路長において波長分散補償を任意に行うことが可能となる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る光学素子20Cの構成図である。図5に示す光学素子20Cは、光学素子20Bにおいて、回折格子が、入射窓21に代えて、入射窓21、出射窓22及び壁面20aの一部23以外の壁面20aの他の一部24に形成されている構成で、第2実施形態と異なっている。光学素子20Cの他の構成は、光学素子20Bと同様である。
壁面20aの他の一部24には、同様に、反射型の回折格子34が直接加工によって形成された回折格子板が、一体的に貼り付けられている。回折格子板としては、上記した光学素子20Aの媒質と同一の材質であることが好ましい。
なお、回折格子34は、直接加工によって、壁面20aの他の一部24に一体的に形成されてもよい。
この第3実施形態の光学素子20Cでも、第2実施形態の光学素子20Bと同様の利点を得ることができる。
更に、第3実施形態の光学素子20Cでは、回折格子33の形成位置に加えて回折格子34の形成位置によって、回折格子33,34間の距離l、すなわち、回折格子33,34間の光路長を調整することができるので、波長分散の制御をより任意に行うことが可能となる。
更に、第3実施形態の光学素子20Cでは、回折格子33の形成位置に加えて回折格子34の形成位置によって、光学素子20C内部における伝播距離lも調整することができるので、超短パルスレーザ光におけるモード同期をより任意に行うことができると共に、任意の光路長において波長分散補償をより任意に行うことが可能となる。
[第4実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態に係る光学素子20Dの構成図である。図6に示す光学素子20Dは、光学素子20Aにおいて、回折格子が、入射窓21に代えて、内部の光路の一部25,26に形成されている構成で、第1実施形態と異なっている。光学素子20Dの他の構成は、光学素子20Aと同様である。
光学素子20Dの内部の光路の一部25,26には、それぞれ、直接加工によって、一体的に透過型の回折格子35,36が形成されている。近年、レーザ光などを用いて、光透過性を有する媒質の内部に加工を施す技術が研究されている。例えば、この技術を用いれば、光学素子20Dの内部の任意の箇所に回折格子を形成することが可能である。
この第4実施形態の光学素子20Dでも、第1実施形態の光学素子20Aと同様の利点を得ることができる。
更に、第4実施形態の光学素子20Dによれば、第3実施形態の光学素子20Cと同様に、回折格子35,36の形成位置によって、回折格子35,36間の距離l、すなわち、回折格子35,36間の光路長を調整することができるので、波長分散の制御をより任意に行うことが可能となる。
更に、第4実施形態の光学素子20Dによれば、第3実施形態の光学素子20Cと同様に、回折格子35,36の形成位置によって、光学素子20D内部における伝播距離lも調整することができるので、超短パルスレーザ光におけるモード同期をより任意に行うことができると共に、任意の光路長において波長分散補償をより任意に行うことが可能となる。
[第5実施形態]
図7は、本発明の第5実施形態に係る光学素子20Eの構成図である。図7に示す光学素子20Eは、光学素子20Aにおいて、回折格子が、入射窓21及び出射窓22に代えて、入射窓21及び出射窓22以外の壁面20aの一部27であって、光が2回通過する壁面20aの一部27に1つだけ形成されている構成で、第1実施形態と異なっている。
壁面20aの一部27には、第2及び第3実施形態と同様に、反射型の回折格子37が直接加工によって形成された回折格子板が、一体的に貼り付けられている。回折格子板としては、上記した光学素子20Aの媒質と同一の材質であることが好ましい。
なお、回折格子37は、直接加工によって、壁面20aの一部27に一体的に形成されてもよい。
この第5実施形態の光学素子20Eでも、第1実施形態の光学素子20Aと同様の利点を得ることができる。
更に、第5実施形態の光学素子20Eによれば、第2〜第4実施形態の光学素子20B〜20Dと同様に、回折格子37の形成位置によって、回折格子37間の距離l、すなわち、回折格子37間の光路長を調整することができるので、波長分散の制御をより任意に行うことが可能となる。
更に、第5実施形態の光学素子20Eによれば、第2〜第4実施形態の光学素子20B〜20Dと同様に、回折格子37の形成位置によって、光学素子20E内部における伝播距離lも調整することができるので、超短パルスレーザ光におけるモード同期をより任意に行うことができると共に、任意の光路長において波長分散補償をより任意に行うことが可能となる。
更に、第5実施形態の光学素子20Eによれば、回折格子の数を減らすことができるので、製造が容易となり、低価格化を実現することができる。
[第6実施形態]
図8は、本発明の第6実施形態に係る光学素子20Fの構成図である。図8に示す光学素子20Fは、光学素子20Aにおいて、出射窓22に、回折格子32に代えて全反射板38が設けられている構成で、第1実施形態と異なっている。光学素子20Fの他の構成は、光学素子20Aと同様である。
窓22には、全反射板38が直接加工によって形成された回折格子板が、一体的に貼り付けられている。このようにして、本実施形態では、窓22はレーザ光の折り返し点に相当し、窓21は入出射窓に相当する。
この第6実施形態の光学素子20Fでも、第1実施形態の光学素子20Aと同様の利点を得ることができる。
更に、第6実施形態の光学素子20Fによれば、光学素子20Fとして同一の面積及び体積を有する媒質を用いても、光路長を2倍にすることができるので、レーザ光発振装置100やレーザ光増幅装置100Aなどの光学装置を実現する場合に、光学装置の更なる小型化を実現することができる。
更に、第6実施形態の光学素子20Fによれば、回折格子の数を減らすことができるので、製造が容易となり、低価格化を実現することができる。
[第7実施形態]
図9は、本発明の第7実施形態に係る光学素子20Gの構成図である。図9に示す光学素子20Gは、光学素子20Aにおいて、更に、第3実施形態の光学素子20Cと同様に壁面20aの一部23,24に反射型の回折格子33,34を備えている構成で、第1実施形態と異なっている。光学素子20Gの他の構成は、光学素子20Aと同様である。
この第7実施形態に係る光学素子20Gでも、第1実施形態の光学素子20A及び第3実施形態の光学素子20Cと同様の利点を得ることができる。
更に、第7実施形態の光学素子20Gでは、レーザ光が4回回折されることで、レーザ光の空間的な分光状態も取り去ることができる。レーザ光は回折格子31により回折され、空間的に広がったレーザ光が回折格子33によって平行光とされた後に、回折格子34で一点に収束され、回折格子32で元のビームサイズに戻される。
回折格子を2枚だけ用いた場合、原理的には回折格子33の後の平行光は空間的には分光されているが、本構成をとることで光共振器内に光学素子を設置した場合、すなわち光学素子を光が往復する事を前提とした場合、もしくは光の空間的な分光状態が問題にならない場合、いずれでなくとも、光学素子20Gを挿入することができる。光学素子20Gは、入射光及び出射光が同一直線状になるよう配置されることが好ましい。
[第8実施形態]
図10は、本発明の第8実施形態に係る光学素子20Hの構成図である。図10に示す光学素子20Hは、光学素子20Aにおいて、入射窓21及び出射窓22に、回折格子31,32に代えてプリズム39,40をそれぞれ備える構成で、第1実施形態と異なっている。光学素子20Hの他の構成は、光学素子20Aと同様である。
光学素子20Hでは、入射窓21は、入射光に対して非垂直面を形成し、プリズムの機能を持つように形成され、出射窓22は、出射光に対して非垂直面を形成し、プリズムの機能を持つように形成されている。このようにして、光学素子20Hでは、入射窓21及び出射窓22に、プリズムが一体的に形成されることとなる。
更に、これらの入射窓21及び出射窓22は、レーザ光がブリュースター角で入出射するように形成されていることが好ましい。これらの構成によって、プリズム界面における損失を極めて低減することができる。
この第8実施形態の光学素子20Hでも、第1実施形態の光学素子20Aと同様の利点を得ることができる。
更に、第8実施形態の光学素子20Hによれば、面取り加工後、入射窓21及び出射窓22を研磨するだけでよいので、製造が容易となり、低価格化を実現することが可能となる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、光学素子20A〜20Hの媒質の形状が略直方体であったが、光学素子20A〜20Hの媒質の形状としては略直方体に限定されない。
また、第1〜第7実施形態では、回折格子の形成位置として、入射窓、出射窓、壁面の一部、媒質内部の一部などの一例を示したが、これらの形成位置の組合せとしては様々な組合せが適用可能である。
また、第4実施形態では、光学素子20Dの媒質の内部に回折格子を2つ設ける形態を例示したが、第5実施形態と同様に、光が2回通過する部分に回折格子を1つ設ける形態であってもよい。
本発明の実施形態に係るレーザ光発振装置の構成図である。 本発明の実施形態に係るレーザ光増幅装置の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第3実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第4実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第5実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第6実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第7実施形態に係る光学素子の構成図である。 本発明の第8実施形態に係る光学素子の構成図である。
符号の説明
100…レーザ光発振装置、100A…レーザ光増幅装置、200…種光生成装置、110…エネルギ供給部、120…光増幅部、10…光増幅媒質、20,20A〜20H…光学素子、20a…壁面、21…入射窓、22…出射窓、31,32,33,34,35,36,37…回折格子(波長分散補償手段)、38…全反射板、39,40…プリズム。

Claims (11)

  1. 光透過性を有する媒質からなり、空気の屈折率より大きい屈折率を有し、入射するレーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子において、
    前記壁面の一部に位置し、前記レーザ光を入射させるための入射窓と、
    前記壁面の一部に位置し、内部を伝搬した前記レーザ光を出射させるための出射窓と、
    前記媒質の一部に一体的に位置し、前記レーザ光を少なくとも2回透過又は反射させることによって波長分散を補償する波長分散補償手段と、
    を備える、光学素子。
  2. 前記波長分散補償手段は、前記媒質の一部に直接加工によって形成されている、
    請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記波長分散補償手段は、前記媒質の一部に貼り付けられている、
    請求項1に記載の光学素子。
  4. 前記波長分散補償手段は、前記入射窓及び前記出射窓のうちの少なくとも何れか一方に位置し、透過型の波長分散補償手段である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光学素子。
  5. 前記波長分散補償手段は、前記入射窓及び前記出射窓以外の前記壁面に位置し、反射型の波長分散補償手段である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光学素子。
  6. 前記波長分散補償手段は、前記媒質の内部に位置する、
    請求項1又は2に記載の光学素子。
  7. 前記波長分散補償手段は回折格子である、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の光学素子。
  8. 前記波長分散補償手段はプリズムである、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の光学素子。
  9. 前記入射窓及び前記出射窓は、前記壁面における同一部位に位置する、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の光学素子。
  10. 種光を供給するエネルギ供給部と、
    前記種光を増幅することによってレーザ光を生成する光増幅媒質と、
    前記レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子であって、請求項1〜9の何れか1項に記載の当該光学素子と、
    を備える、レーザ光発振装置。
  11. 励起光を供給するエネルギ供給部と、
    種光を受け、前記励起光を用いて当該種光を増幅することによってレーザ光を生成する光増幅媒質と、
    前記レーザ光を壁面で複数回反射させながら内部を伝搬させる光学素子であって、請求項1〜9の何れか1項に記載の当該光学素子と、
    を備える、レーザ光増幅装置。
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