JP2010091935A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検知手段の受光部の設置誤差を検知でき、該設置誤差を補正可能なタンデム型カラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1パッチ画像45を、中間転写ベルト8のベルト幅方向に、イエロー画像Y1を挟んで第1及び第2ブラック画像B1、B2を、両者の境界がベルト幅方向とは垂直方向となるよう配置されている。制御部32は、検知センサ21の第1及び第2受光部23、24により検知される第1パッチ画像45の検知時間差に基づき第1及び第2受光素子23、24の走査方向の設置誤差を検知し、設置誤差補正を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関し、特にタンデム型カラー画像形成装置における出力画像の濃度補正方法に関するものである。
電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置においては、画像濃度及びレジストレーションを適正に設定するためのモード(以下、キャリブレーションモードという)が設定されると、トナー担持体(印字媒体)上に直接トナーを転写してパッチ画像(基準画像)を形成し、そのトナー量及び基準位置からのずれ量を検出して濃度及び色ずれ補正を行う。例えばタンデム型フルカラー画像形成装置の場合、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各画像形成部により搬送ベルト或いは中間転写ベルト上に各色の補正用基準画像が形成され、検知手段により基準画像の濃度及び位置を検知して濃度及び色ずれ補正を行う。
また、近年、高画質化への要求が強まり、色味変化の原因である、画像濃度変化を補正する技術(濃度補正)や各色間の位置ズレを補正する技術(色ずれ補正)の向上を図り、これらの補正を高精度に行うことが必須となっている。そこで、かかる補正をより高精度に行うための方法が提案されている。
例えば特許文献1には、発光部から照射されトナーパターン(基準画像)及び像担持体で反射する光のうちP波成分を第1の偏光フィルタを透過させて受光する第1の受光装置と、P波成分に垂直なS波成分を第2の偏光フィルタを透過させて受光する第2の受光装置と、を備え、第1及び第2の受光装置のうち先に入射した受光装置の検出出力を時間的に遅延させる遅延部と、遅延により生じた検出出力の差をトナー反射光情報として演算する演算部を設けることにより、設置間隔による2つの受光装置による検出の時間差を解消し、色ずれ量をより正確に検出する方法が開示されている。
また、特許文献2には、黒色を最後とした所定の色順で各色について中間転写体上にレジコンパターンを形成し、同一の検出手段によりレジコンパターンの位置ずれ及びトナー画像の濃度を検出し、位置ずれの検出結果に基づきレジコンパターンの位置ずれが補正された状態で、濃度検出結果に基づき濃度補正を行うことにより、装置の大型化やコスト上昇を回避しつつ位置ずれ及び濃度の検出を効率良く実行する方法が開示されている。また、かかる特許文献2では、検出精度を向上させるために、カラートナーを下地として、ブラックトナーを印字している。
特開2005−134778号公報 特開2007−140570号公報
しかし、特許文献1の方法では、同一の基準画像のみを用いて受光装置の設置間隔を補正している。このため、発光部と同じ偏光成分(P波成分)を受光する第1の受光装置において、中間転写ベルト等の印字媒体の表面粗さがカラーの基準画像の表面粗さと同等になると、印字媒体と基準画像との受光素子の検出量が同等となり、基準画像に対する受光装置のピークが消失するため、検出が困難となる。また、印字媒体の表面粗さは、用紙等の他部材との接触により、印字するたびに悪化し大きくなる。
また、発光部とは垂直方向の偏光成分(S波成分)を受光する第2の受光装置においては、ブラックの基準画像の出力が弱く、受光装置の検出信号の重心を正確に把握することが困難となる。さらに、2つの受光素子の設置間隔に応じた補正方法は開示されているが、設置間隔及びその設置誤差を検知する方法については開示されていない。加えて、2つの受光素子の設置間隔には光束の走査方向に平行な成分と、垂直な成分が存在するが、各成分についての詳細な補正方法は開示されていない。
また、特許文献2の方法では、ブラックトナーを検出するためだけにカラートナーを下地として利用しているが、受光装置の設置誤差による色ずれ補正の精度低下に関しては何ら開示されておらず、かかる精度に関してはそもそも考慮されていない。
本発明は、上記問題点に鑑み、検知手段の受光部の設置誤差を検知でき、該設置誤差を補正可能なタンデム型カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体、露光装置及び現像装置を有しブラックを含む複数色の画像を形成するための複数の画像形成部と、前記像担持体上に現像されたトナー像が順次積層される中間転写ベルトと、前記像担持体上に現像されたトナー像を前記中間転写ベルト上に積層する転写手段と、前記中間転写ベルト上に積層されたトナー像を記録媒体上に一度に転写する二次転写手段と、前記像担持体、中間転写ベルト及び記録媒体のうち少なくとも1つの印字媒体に形成され色ずれ検知用基準画像を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段の検知結果に基づき色ずれ補正を行う画像形成装置において、前記検知手段は、前記印字媒体を照射する発光部と、前記印字媒体からの反射光のうち前記像担持体の走査方向に平行な第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、前記走査方向と垂直な第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、前記第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を検知可能であり、前記設置誤差検知用基準画像は、前記複数色の画像から選択される2色の画像を含み、前記2色の画像が交互に隣接して配置されることを特徴としている。
また本発明は、像担持体、露光装置及び現像装置を有しブラックを含む複数色の画像を形成するための複数の画像形成部と、該画像形成部に記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記感光体上に現像されたトナー像を記録媒体上若しくは前記搬送ベルト上に転写する転写手段と、前記像担持体、搬送ベルト及び記録媒体のうち少なくとも1つの印字媒体に形成され色ずれ検知用基準画像を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段の検知結果に基づき色ずれ補正を行う画像形成装置において、前記検知手段は、前記印字媒体を照射する発光部と、前記印字媒体からの反射光のうち前記像担持体の走査方向に平行な第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、前記走査方向と垂直な第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、前記第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を検知可能であり、前記設置誤差検知用基準画像は、前記複数色の画像から選択される2色の画像を含み、前記2色の画像が交互に隣接して配置されることを特徴としている。
また本発明は、前記設置誤差検知用基準画像は、前記2色の画像のうち、第1の色の画像を下地とし、該第1の色の画像に第2の色の画像を重ね合わせて形成されることを特徴としている。
また本発明は、前記第1若しくは第2の色の画像は、ブラック画像であることを特徴としている。
また本発明は、前記設置誤差検知用基準画像は、前記第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向とは垂直方向に配置される第1設置誤差基準画像を少なくとも有することを特徴としている。
また本発明は、前記設置誤差検知用基準画像は、前記第1設置誤差検知用基準画像と、前記第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向に対し所定角度に傾斜して配置される第2設置誤差検知用基準画像と、を有することを特徴としている。
また本発明は、前記所定角度は、略45°であることを特徴としている。
また本発明は、前記第1及び第2の受光部による前記設置誤差検知用基準画像に対する検知結果に基づき、前記設置誤差を補正することを特徴としている。
また本発明は、前記第1及び第2の受光部による前記第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、前記走査方向の前記設置誤差を補正することを特徴としている。
また本発明は、前記第1及び第2の受光部による前記第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、前記走査方向の前記設置誤差を補正し、前記第1及び第2設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき前記走査方向とは垂直方向の前記設置誤差を補正することを特徴としている。
また本発明は、前記第1及び第2の受光部による前記設置誤差検知用基準画像の検知時間の差に基づき、前記設置誤差を補正することを特徴としている。
また本発明は、前記設置誤差の補正を行った後、前記色ずれ補正を行うことを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、検知手段を、発光部と、第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を、ブラックを含む複数色の画像から選択される2色の画像を含み、2色の画像が交互に隣接して配置されるものとすることにより、第1及び第2受光部による2色の画像の検知結果の差に基づき設置誤差を算出し、設置誤差の補正が可能となる。従って、設置誤差の影響を受けることなく高精度な色ずれ補正が可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、検知手段を、発光部と、第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を、ブラックを含む複数色の画像から選択される2色の画像を含み、2色の画像が交互に隣接して配置されるものとすることにより、第1及び第2受光部による2色の画像の検知結果の差に基づき設置誤差を把握し、設置誤差の補正が可能となる。従って、設置誤差の影響を受けることなく高精度な色ずれ補正が可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1及び第2の構成の画像形成装置において、設置誤差検知用基準画像を、2色の画像のうち、第1の色の画像を下地とし、該第1の色の画像に第2の色の画像を重ね合わせて形成することにより、複雑な設定等を行うことなく容易に設置誤差検知用基準画像を作成することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の画像形成装置において、第1若しくは第2の色の画像を、ブラック画像とすることにより、ブラックと他の1色とで光の反射率が大きく異なるため、第1及び第2の受光部での設置誤差検知をより容易に且つ精度良く行うことができる。また、特に印字により印字媒体の表面粗さが悪化しても、高精度に設置誤差の検知が可能となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の画像形成装置において、設置誤差検知用基準画像が、第1及び第2の色の画像の境界が走査方向とは垂直方向に配置される第1設置誤差基準画像を少なくとも有することにより、簡単な構成で走査方向の設置誤差を検知することが可能となる。これにより、走査方向における設置誤差をより効果的に補正することが可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第5の構成の画像形成装置において、設置誤差検知用基準画像が、第1設置誤差検知用基準画像と、第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向に対し所定角度に傾斜して配置される第2設置誤差検知用基準画像と、を有することにより、第1設置誤差基検知用基準画像により走査方向の、第2設置誤差検知用基準画像により走査方向とは垂直方向の設置誤差を検知することが可能となる。これにより、さらに詳細に設置誤差を補正することが可能となる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の画像形成装置において、所定角度を、略45°とすることにより、第2設置誤差検知用基準画像の検知結果における走査方向の設置誤差と走査方向とは垂直方向の設置誤差とを等しくすることができるため、垂直方向の設置誤差をより容易に検知することが可能となる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の画像形成装置において、第1及び第2の受光部による設置誤差検知用基準画像に対する検知結果に基づき、設置誤差を補正することにより、設置誤差を解消することができるため、設置誤差の影響を受けることなく高精度な色ずれ補正が可能となる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第5の構成の画像形成装置において、第1及び第2の受光部による第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、走査方向の設置誤差を補正することにより、設置誤差をより精度良く検知し、より確実に設置誤差を解消することができる。
また、本発明の第10の構成によれば、上記第6または第7の構成の画像形成装置において、第1及び第2の受光部による第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、走査方向の設置誤差を補正し、第1及び第2設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき走査方向とは垂直方向の設置誤差を補正することにより、設置誤差をさらに精度良く検知し、さらに確実に設置誤差を解消することができる。
また、本発明の第11の構成によれば、上記第8〜第10のいずれかの構成の画像形成装置において、第1及び第2の受光部による設置誤差検知用基準画像の検知時間の差に基づき、設置誤差を補正することにより、設置誤差をより容易に検知し、より容易に設置誤差を解消することができる。
また、本発明の第12の構成によれば、上記第8〜第11のいずれかの構成の画像形成装置において、設置誤差の補正を行った後、色ずれ補正を行うことにより、設置誤差の影響を受けることなく色ずれ補正を行うことができるため、色ずれ補正を高精度に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の構成を示す概略図である。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(ブラック、マゼンタ、シアン及びイエロー)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりブラック、マゼンタ、シアン及びイエローの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転しながら各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト(印字媒体)8上に順次転写(一次転写)された後、二次転写ローラ9において用紙(記録媒体、印字媒体)P上に一度に転写(二次転写)され、さらに、定着部7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのクリーニングブレード19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット(現像装置)3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。なお、現像装置3a〜3dの詳細については後述する。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラ(現像剤担持体)を備え、それぞれブラック、マゼンタ、シアン及びイエローの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dの現像ローラにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のブラック、マゼンタ、シアン及びイエローのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラ10、駆動ローラ11及びテンションローラ20に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された用紙Pは、定着ローラ対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。用紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した用紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置外部にまで突出させる。その後、用紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により用紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2(a)は、本実施形態の画像形成装置の中間転写ベルト周辺における検知センサの配置を示す側面断面図であり、図2(b)は、図2(a)の検知センサ周辺をU方向に見た部分拡大図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図2(a)では帯電器2a〜2d、クリーニング部5a〜5dは記載を省略している。
中間転写ベルト8の進行方向において最下流側に配置された感光体ドラム1dよりも下流側、且つ二次転写ローラ9よりも上流側において中間転写ベルト8の幅方向(図2(b)の左右方向)に所定間隔を隔てて、パッチ画像(基準画像)のトナー濃度及び色ずれを検知するための検知センサ(検知手段)21が配置されている。図3は、本実施形態の画像形成装置に用いられる検知センサの構成を示す概略図である。
図3に示すように、検知センサ21は光学センサから成り、中間転写ベルト8を照射する発光部22、中間転写ベルト8からの反射光を受光する第1受光部(第1の受光部)23、第2受光部(第2の受光部)24、及びビームスプリッタ25を備えている。発光部22には、中間転写ベルト8の表面に対して所定量傾いた角度で配置されたLED等から成る発光素子22aと、発光素子22から射出される光のうち、走査方向と平行なP波成分のみを透過する第1偏光フィルタ22bと、が配置され、発光素子22からP偏光の測定光のみが中間転写ベルト8に入射されるようになっている。
中間転写ベルト8と第1及び第2受光部23、24との間には、ビームスプリッタ25が配置されている。ビームスプリッタ25は、中間転写ベルト8から反射した反射光を、第1受光部23に向かう反射光と第2受光部24に向かう反射光とに分離するためのものである。
第1受光部23には、中間転写ベルト8からの反射光を受光するフォトダイオード等から成る第1受光素子23aと、第1受光素子23aとビームスプリッタ25との間に配置された第2偏光フィルタ23bと、が設けられている。第2偏光フィルタ23bは、ビームスプリッタ25で分離された反射光のうち、走査方向と平行なP波成分を透過するためのものである。これにより、第1受光素子23aは、反射光のうちP波成分のみを受光するようになっている。
第2受光部24には、中間転写ベルト8からの反射光を受光するフォトダイオード等から成る第2受光素子24aと、第2受光素子24aとビームスプリッタ25との間に配置された第3偏光フィルタ24bと、が設けられている。第3偏光フィルタ24bは、ビームスプリッタ25で分離された反射光のうち、走査方向と垂直なS波成分を透過するためのものである。これにより、第2受光素子23aは、反射光のうちS波成分のみを受光するようになっている。
かかる構成により、発光部22から射出されたP波成分から成る測定光は、中間転写ベルト8で反射し、反射光はビームスプリッタ25で分離され、第1受光部23では反射光のP波成分を受光し、第2受光部24ではS波成分を受光することができる。
また、第1受光素子23aは、中間転写ベルト8からの反射光のP波成分と、ブラック画像からの反射光のP波成分と、を検知できるようになっている。ここで、ブラック画像は中間転写ベルト8よりも光を吸収するため、測定光に対するブラック画像の反射率の方が中間転写ベルト8の反射率よりも小さい。従って、第1受光素子23aのセンサ出力は、中間転写ベルト8のP波成分に対するブラック画像のP波成分の低下として表すことができる。これにより、第1受光素子23aを用いてブラック画像を検知することができる。
また、第2受光素子24aは、中間転写ベルト8からの反射光のS波成分と、シアン、マゼンタ若しくはイエローのカラー画像からの反射光のS波成分と、を検知できるようになっている。ここで、カラー画像は中間転写ベルト8よりも光を反射するため、測定光に対するカラー画像の反射率の方が中間転写ベルト8の反射率よりも大きい。従って、第2受光素子24aのセンサ出力は、中間転写ベルト8のS波成分に対するカラー画像のS波成分の増加として表すことができる。これにより、第2受光素子24を用いてカラー画像を検知することができる。
中間転写ベルト8上のトナー濃度を測定する際には、中間転写ベルト8上に形成された、例えば正方形状の濃度補正用パッチ画像(不図示)に対し、発光部22から測定光を照射すると、測定光は中間転写ベルト8及びトナーにより反射され、中間転写ベルト8及びトナーからの反射光のうちP波成分は第1受光部23、S波成分は第2受光部24によって受光される。
トナーの付着量が多い場合には、ベルト表面からの反射光がトナーによって遮光されるので、第1及び第2受光部23、24の受光量が減少する。一方、トナーの付着量が少ない場合には、逆にベルト表面からの反射光が多くなる結果、第1及び第2受光部23、24の受光量が増大する。従って、受光した反射光量に基づく受光信号の出力値により各色の濃度補正用パッチ画像の濃度を検知し、予め定められた基準濃度と比較して現像バイアスの特性値などを調整することにより、各色について濃度補正を行うことができる。
また、中間転写ベルト8上の色ずれ量を測定する際には、中間転写ベルト8上に形成された、例えば斜線及び直線から構成される色ずれ用パッチ画像(不図示)に対して測定光を照射すると、第1受光部23は、ベルト表面からの反射光のP波成分とブラックトナーからの反射光のP波成分との位置関係を検知する。また、第2受光部24は、ベルト表面からの反射光のS波成分とシアン、マゼンタ及びイエロートナーのS波成分との位置関係を検知する。
各色について検知された位置関係を予め定められた基準位置と比較し、主走査方向の色ずれを補正する場合は露光ユニット4の露光開始位置を調整し、副走査方向(走査方向とは垂直方向)の色ずれを補正する場合は露光ユニット4の露光開始タイミングを調整することにより、各色について色ずれ補正を行うことができる。
なお、検知センサ21は、中間転写ベルト8上の濃度補正用、色ずれ補正用パッチ画像及び後述する設置誤差検知用パッチ画像を検知可能な他の位置に配置しても良いが、例えば二次転写ローラ9よりも下流側に配置した場合、中間転写ベルト8上に基準画像が転写されてから検知が行われるまでの時間が長くなり、さらにこれらパッチ画像が二次転写ローラ9と接触することによりこれらパッチ画像の表面状態が変化するおそれもある。そのため、図2(a)のように最も下流側に位置する画像形成部Pdの下流側近傍に配置することが好ましい。検知センサ21は、検知結果に応じた出力信号を後述する制御部32に送信する。
図4は、第1実施形態のタンデム型カラー画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。図1〜図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。画像形成装置100は、画像形成部Pa〜Pd、画像入力部30、AD変換部31、制御部32、記憶部33、操作パネル34、定着部7、中間転写ベルト8及び検知センサ21等を含む構成である。
画像入力部30は、画像形成装置100がカラー複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部であり、画像形成装置100が図1に示すようなカラープリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部30より入力された画像信号はAD変換部31においてデジタル信号に変換された後、記憶部33内の画像メモリ40に送出される。
記憶部33は、画像メモリ40、RAM41、及びROM42を備えており、画像メモリ40は、画像入力部30から入力され、AD変換部31においてデジタル変換された画像信号を記憶し、制御部32に送出する。RAM41及びROM42は、制御部32の処理プログラムや処理内容等を記憶する。
また、RAM41(或いはROM42)には、検知センサ21の出力値とトナー付着量との関係がトナー付着量データとして記憶されており、トナー付着量から決定されるトナー濃度と、帯電量、現像バイアスの特性値、或いは露光量等の、濃度補正に用いる各パラメータ値とを関連づけて記憶した濃度補正テーブルと、各色の画像の色ずれ量と、露光ユニット4の露光開始タイミング或いは露光開始位置とを関連づけて記憶した色ずれ補正テーブルとが格納されている。
加えて、RAM41(或いはROM42)には、第1及び第2受光部23、24の設置位置誤差と、露光ユニット4の露光タイミング或いは露光開始位置等の設置誤差補正に用いる各パラメータとを関連付けて記憶した設置誤差補正用テーブルが格納されている。
なお、濃度補正、色ずれ補正及び設置誤差補正に用いるパラメータ値は、制御部32において検知センサ21の出力値を用いてその都度演算しても良いが、制御部32の処理負荷を軽減するために、RAM41(或いはROM42)に予めテーブル化して格納しておくことが好ましい。
操作パネル34は、複数の操作キーから成る操作部と、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成されており、ユーザが印刷条件等の設定を行う他、例えば画像形成装置100がファクシミリ機能を有する場合は、記憶部33にファクシミリ送信先を登録し、さらに登録された送信先の読み出しや書き換えを行う等の種々の設定にも使用される。
制御部32は、例えば中央処理装置(CPU)であり、設定されたプログラムに従って画像入力部30、画像形成部Pa〜Pd、定着部7、及び用紙カセット16(図1参照)からの用紙Pの搬送等を全般的に制御するとともに、画像入力部30から入力された画像信号を、必要に応じて変倍処理或いは階調処理して画像データに変換する。露光ユニット4は、処理後の画像データに基づいてレーザ光を照射し、感光体ドラム1a〜1d上に潜像を形成する。
さらに制御部32は、操作パネル34のキー操作等によりキャリブレーションモード等が設定されると、検知センサ21からの出力信号を受信し、記憶部33に記憶されたトナー付着量データ及び色ずれデータに基づいてトナー付着量及び色ずれ量の算出を行う機能、算出されたトナー付着量に基づいて基準画像の濃度を決定し、予め定められた標準濃度と比較して画像形成部Pa〜Pdの画像形成条件のうち少なくとも一つを調整することにより、各色について濃度補正を行う機能、算出された色ずれ量に基づいて画像形成部Pa〜Pdの画像形成タイミングを調整することにより色ずれ補正を行う機能を有している。なお、キャリブレーションモードは、装置の電源ON時や所定枚数の画像形成処理が終了した時にも自動的に設定されるようにしてもよい。
加えて、制御部32は、操作パネル34のキー操作等により設置誤差補正モード等が設定されると、検知センサ21からの出力信号を受信し、記憶部33に記憶された設置誤差データに基づいて設置誤差の算出を行う機能、算出された設置誤差量に基づいて、画像形成部Pa〜Pdの画像形成タイミングを調整することにより設置誤差補正を行う機能を有している。
次に、本実施形態の設置誤差補正について説明する。図5は、第1設置誤差補正用基準画像に対する検知センサの出力を示す図であって、設置誤差が生じていない場合のセンサ出力を示す図であり、図6は、設置誤差が生じている場合のセンサ出力を示す図である。図1〜図3と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、中間転写ベルト8の検知センサ21(図2参照)と対向する位置には、略正方形の第1パッチ画像(第1設置誤差検知用基準画像)45が形成されている。なお、2つの検知センサ21と対向する位置にそれぞれ第1パッチ画像45が形成されているが、2つの第1パッチ画像45は全く同様の構成であるため、ここでは一方の第1パッチ画像45について説明する。
第1パッチ画像45は、一の対向する2辺が中間転写ベルト8に沿って(走査方向と垂直方向、図の上下方向)配置されると共に他の対向する2辺がベルト幅方向(走査方向、図の左右方向)に沿って配置されている。また、第1パッチ画像45は、ブラック画像形成部Pa(図1参照)により略正方形のブラック画像が形成された後、かかるブラック画像を下地として、イエロー画像形成部Pdによりブラック画像の左右方向中央部に上下方向に沿ってイエロー画像を重ね合わせることにより形成されている。
これにより、第1パッチ画像45には、図の左右方向に略同じ幅で左側から、ブラック画像B1、イエロー画像Y1、ブラック画像B2の順に、交互に隣接して配置されている。また、ブラック画像B1、B2とイエロー画像Y1との境界は、図の上下方向に沿って配置されている。
かかる第1パッチ画像45を検知センサ21で検知すると、第1及び第2受光部23、24が所定の基準位置に配置された場合には、図5に示すようなセンサ出力が得られる。すなわち、上記の通り、第1受光部23は、中間転写ベルト8及びブラック画像B1、B2からの反射光のP波成分を受光し、中間転写ベルト8に対するP波成分の低下によりブラック画像B1、B2を検知するため、ブラック画像B1、B2は、中間転写ベルト8をベースラインとして下方に突出する負のピーク(検知結果)として検知することができる。
また、第2受光部24は、上記の通り、中間転写ベルト8及びイエロー画像Y1からの反射光のS波成分を受光し、中間転写ベルト8に対するS波成分の増加によりイエロー画像Y1を検知するため、イエロー画像Y1は、中間転写ベルト8をベースラインとして上方に突出するする正のピーク(検知結果)として検知することができる。
そして、例えばブラック画像B1、B2のピークの開始時点(左側端部の立ち上がり)、終了時点(右側端部の立ち下がり)若しくは重心位置等により、ブラック画像B1、B2のずれを検知することができる。また、例えばイエロー画像Y1のピークの開始時点(左側端部の立ち上がり)及び終了時点(右側端部の立ち上がり)若しくは重心位置等により、イエロー画像Y1のずれを検知することができる。ここでは、ピークの終了時点によりイエロー画像Y1のずれを検知することとする。
このとき、第1及び第2受光部23、24が所定の基準位置に設置されていれば、図5に示すように、ブラック画像B1、B2及びイエロー画像Y1のピークは重なり合わず、ブラック画像B1のピーク終了時点とイエロー画像Y1のピーク開始時点とが一致し、イエロー画像Y1のピーク終了時点とブラック画像B2のピーク開始時点とが一致する。この場合には、第1及び第2受光部23、24の設置誤差は生じない。
しかし、製造時の組み付けや輸送時の振動等により、第1受光部23若しくは第2受光部24の少なくとも一方の設置が基準位置からずれ、基準位置からの設置誤差が生じる場合がある。かかる場合、設置誤差が生じたまま色ずれ補正を行っても、色ずれを十分に補正することが困難となる。そこで、第1及び第2受光部23、24の設置誤差を検知し、その検知結果に基づき設置誤差を補正することとした。
なお、第1及び第2受光部23、24の相対的な設置誤差を補正することができれば、色ずれ補正に与える影響を解消できる。従って、ここでは、基準位置を、第1受光部23に対する第2受光部24の所定位置とし、以下、第1受光部23に対する第2受光部24の設置誤差を検知し、設置誤差を補正する方法について説明する。
第1受光部23に対する第2受光部24の設置位置がずれており、例えば図6に示すような第1及び第2受光部23、24の検知結果が得られたとする。図6では、第2受光部24のセンサ出力のピークは、図の左右方向(走査方向)に対し基準位置よりも右側にずれ、ピークの出現に遅れが生じている。すなわち、ブラック画像B1、B2のピークと、イエロー画像Y1のピークと、の間に検知時間の差(時間差)T1が生じている。
かかる時間差T1は、走査方向における第2受光部24の設置誤差により生じるため、時間差T1と第2受光部24の設置誤差とを関係付けたパラメータを予め設定することにより、時間差T1に基づき第2受光部24の設置誤差を算出することができる。そして、設置誤差に応じて画像形成タイミングを調整することにより、走査方向における第2受光部24の設置誤差を補正することができる。
そして、設置誤差補正により画像形成タイミングを変化させ、変化させた状態でさらに色ずれ補正を行うことにより、色ずれ補正の画像形成タイミングに設置誤差補正結果を反映させることができる。これにより、設置誤差の影響を受けることなく色ずれ補正を高精度に行うことができる。さらには、色ずれ補正が正常に行われた状態で濃度補正を行うことにより、より適切な濃度補正を行うことも可能となる。
次に、本実施形態の画像形成装置における第1設置誤差補正用基準画像を用いた設置誤差補正制御について説明する。図7は、本実施形態の画像形成装置の設置誤差補正手順を示すフローチャートである。図1〜図6を参照しながら、図7のステップに従いキャリブレーションの実行手順について説明する。
設置誤差補正モードが実行されて設置誤差補正が開始されると(スタート)、第1パッチ画像45(図5、図6参照)が形成され(ステップ1)、検知センサ21(図2、図3参照)の第1受光部23及び第2受光部24により第1パッチ画像45の位置関係が検知される(ステップ2)。検知された位置関係は、制御部32(図4参照)において基準位置と比較され、第1受光部23に対する第2受光部24の設置誤差量が算出される。
そして、ステップS2で得られた設置誤差量に応じて設置誤差補正に用いるパラメータ値が記憶部33(図4参照)内の設置誤差補正テーブルから読み出され、制御部32は設置誤差補正パラメータ値を変更する制御信号を送信して設置誤差補正を実行する(ステップS3)。その後、クリーニングブレード19(図1参照)により中間転写ベルト8上の第1パッチ画像45が除去されて(ステップS4)、設置誤差補正が終了する。
上記手順で設置誤差補正を行うことにより、第1及び第2受光部23、24の設置誤差を解消することができ、設置誤差の影響を受けることなく高精度な色ずれ補正が可能となる。また、ここでは第1パッチ画像45を用いたため、簡単な構成で走査方向の設置誤差を検知することができ、効果的に走査方向の設置誤差を補正することができる。
しかし、設置誤差補正用基準画像は、第1及び第2受光素子45の設置誤差を検知可能であれば特に限定されるものではない。また、走査方向の設置誤差の検知及び補正に特に限定されるものではなく、走査方向と垂直方向の設置誤差の検知及び補正を行うこともできる。
図8は、第2設置誤差補正用基準画像に対する検知センサの出力を示す図であって、設置誤差が生じている場合のセンサ出力を示す図であり、図9は、第2受光部の基準位置に対する設置誤差を示す図である。図6と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。図8に示すように、中間転写ベルト8の検知センサ21(図2参照)と対向する位置には、略正方形の第1パッチ画像45及び第2パッチ画像(第2設置誤差検知用基準画像)46が形成されている。
第2パッチ画像46は、第1パッチ画像45と略同じ大きさの正方形状から成り、第1パッチ画像と対向する辺が略平行となるよう配置されている。また、第2パッチ画像46は、ブラック画像形成部Pa(図1参照)により略正方形のブラック画像が形成された後、かかるブラック画像を下地として、イエロー画像形成部Pdによりブラック画像の左下端部から右上端部に向かってイエロー画像を重ね合わせることにより形成されている。
これにより、第2パッチ画像46には、図の左右方向に左側から、ブラック画像B3、イエロー画像Y2、ブラック画像B4の順に、交互に隣接して配置されている。また、イエロー画像Y2は所定の幅を有しており、ベルト幅方向(走査方向、図の左右方向)に対する傾斜角度が略45°となるよう配置されている。また、第1及び第2ブラック画像B3、B4とイエロー画像Y2との境界は、共にベルト幅方向と略45°となるよう平行に配置されている。
そして、例えば図8に示すような第1及び第2受光部23、24の検知結果が得られたとする。図8において第1受光部23に対する第2受光部24の基準位置はS0であるところ、第2受光部24が設置位置Sに配置されたとし、破線及び実線は基準位置S0及び設置位置Sでの走査ラインを示す。図8では、第1パッチ画像45に対する第2受光部24のセンサ出力のピークは、図の左右方向(走査方向)に対し基準位置よりも右側にずれ、ピークの出現に遅れが生じている。
これにより、上記と同様、ブラック画像B1、B2のピークと、イエロー画像Y1のピークと、の間に時間差T1が生じている。従って、上記の通り、第2受光部24は走査方向に設置誤差が生じており、時間差T1に基づき走査方向の設置誤差を検知することができる。
また、第2パッチ画像46に対する第2受光部24のセンサ出力のピークも、図の左右方向に対し右側にずれ、ピークの出現に遅れが生じている。すなわち、ブラック画像B3、B4のピークと、イエロー画像Y2のピークと、の間に時間差T2が生じている。かかる時間差T2は、基準位置S0に対する設置位置Sの設置誤差であるため、図9に示すように、基準位置S0での第2受光部24’に対する設置位置Sでの第2受光部24の時間差T2は、走査方向の時間差T21と、走査方向とは垂直方向の時間差T22と、により構成されている。
ここで、第1パッチ画像45の時間差T1は、第2受光部24の走査方向の時間差を表すため、第2パッチ画像46の時間差T2のうち走査方向の時間差T21から、走査方向の時間差T1に相当する時間差を差し引くことにより、走査方向と垂直方向の時間差T22を算出することができる。例えば、第2パッチ画像46における時間差T2から時間差T1に相当する時間差を差し引くことにより時間差T21を算出し、イエロー画像Y2の走査方向に対する角度は略45°でありT21とT22とが等しいことからT22を算出することができる。
かかる時間差T1と走査方向の設置誤差とを関係付けたパラメータと、時間差T22と走査方向とは垂直方向の設置誤差とを関連付けたパラメータと、を予め設定することにより、時間差T1に基づいて第2受光部24の走査方向の設置誤差量と、時間差T22に基づいて第2受光部24の走査方向とは垂直方向の設置誤差量と、を算出することができる。
そして、走査方向及び走査方向とは垂直方向の設置誤差量に応じて画像形成タイミングを調整することにより、走査方向のみならず、走査方向とは垂直方向の設置誤差をも補正することができる。これにより、さらに高精度に第1受光部に対する第2受光部24の設置誤差を補正することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置における第2設置誤差補正用基準画像を用いた設置誤差補正制御について説明する。図10は、本実施形態の画像形成装置の設置誤差補正手順を示すフローチャートである。図1〜図6及び図8を参照しながら、図10のステップに従いキャリブレーションの実行手順について説明する。
設置誤差補正モードが実行されて設置誤差補正が開始されると(スタート)、第1パッチ画像45が形成され(ステップ1)、検知センサ21(図2、図3参照)の第1受光部23及び第2受光部24により第1及び第2パッチ画像45、46の位置関係が検知される(ステップ2)。検知された位置関係は、制御部32(図4参照)において基準位置と比較され、第1パッチ画像45によりイエロー画像Y1のピークの時間差T1、第2パッチ画像46によりイエロー画像Y2の時間差T2が算出される(ステップ3)。
次に、算出された時間差T1と時間差T2とにより第2パッチ画像46における走査方向とは垂直方向の時間差T22が算出され、時間差T1により、第1受光部23に対する第2受光部24における走査方向の設置誤差量を算出し、時間差T22により、走査方向とは垂直方向の設置誤差量を算出する(ステップ4)。
そして、ステップS4で得られた走査方向及び走査方向とは垂直方向の設置誤差量に応じて設置誤差補正に用いるパラメータ値が記憶部33(図4参照)内の設置誤差補正テーブルから読み出され、制御部32は設置誤差補正パラメータ値を変更する制御信号を送信して設置誤差補正を実行する(ステップS5)。その後、クリーニングブレード19(図1参照)により中間転写ベルト8上の第1及び第2パッチ画像45、46が除去されて(ステップS6)、設置誤差補正が終了する。
上記手順で設置誤差補正を行うことにより、第1及び第2受光部23、24の走査方向のみならず走査方向とは垂直方向の設置誤差を解消することができるため、設置誤差補正をより高精度に行うことができる。
本実施形態では、第1受光部23に対する第2受光部24の設置誤差を検知したが、第2受光部24に対する第1受光部23の設置誤差を検知し、第1受光部23の設置誤差を補正することにより、第1及び第2受光素子23、24の設置誤差を補正することもできる。また、第1及び第2受光部23、24の各基準位置からの設置誤差を検知し、各受光部23、24の設置誤差を補正することもできる。
また、ここでは、第1及び第2パッチ画像45、46において、イエロー画像Y1を挟んでブラック画像B1、B2を、イエロー画像Y2を挟んでブラック画像B3、B4を配置したが、1つのブラック画像Bを挟んで2つのイエロー画像Yを形成する構成とすることもできる。
また、ここでは、ブラック画像Bを用いることにより、ブラック画像Bとイエロー画像Yとの境界を明確にすることができるため、設置誤差の検知を容易に且つ確実に行うことができる。また、ブラック画像Bとイエロー画像とを用いることにより、特に印字により中間転写ベルト8の表面粗さが劣化しても、これらの境界を検知できるため、より高精度に設置誤差検知が可能となる。
なお、ここではカラー画像としてイエロー画像Yを形成したが、その他シアン画像若しくはマゼンタ画像を形成することもできる。また、第1及び第2受光素子23、24により設置誤差を検知可能であれば、2色のカラー画像を用いることもでき、必ずしもブラック画像Bを形成する必要はない。
また、ここでは第2パッチ画像46におけるブラック画像Bとイエロー画像Yとの境界の走査方向に対する傾斜角度を略45°とすることにより、走査方向の時間差T21と、走査方向とは垂直方向の時間差T22とを等しくすることができるため、走査方向とは垂直方向の設置誤差の算出を容易にすることができる。しかし、傾斜角度は、走査方向とは垂直方向の設置誤差を算出可能であれば、特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、ブラック感光体ドラム1aを最上流側に配置し(図1参照)、第1及び第2パッチ画像45、46を、ブラック画像Bを下地とし、その上にイエロー画像Yを重ね合わせて形成したため、ブラック画像Bとイエロー画像Yとを、複雑な設定等することなく容易に形成することができる。しかし、第1及び第2パッチ画像45、46の形成方法は、ブラック画像Bとイエロー画像Yとの境界を形成できれば特に限定されず、その他、ブラック感光体ドラム1aを最下流側に配置し、イエロー画像Yを先に形成し、ブラック画像B1、B2を、イエロー画像Yを挟んだ所定の位置に形成することもできる。
本実施形態においては、トナー担持体の一例である中間転写ベルト8上に各色のトナー像を順次積層して形成されたフルカラー画像を用紙P上に一度に転写する中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置について説明したが、本発明は、搬送ベルト上に担持されて搬送される用紙Pに各色のトナー像を順次転写する直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置においても全く同様に適用可能である。
図11は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図であり、図12は、第2実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の搬送ベルト周辺の構成を示す側面断面図である。本実施形態では、中間転写ベルト8に代えて、用紙Pを各画像形成部Pa〜Pbに順次搬送する搬送ベルト(印字媒体)50が感光体ドラム1a〜1dの下部に当接するように配置されており、露光ユニット4に代えて各感光体ドラム1a〜1dを個別に露光するLEDヘッド4a〜4dを備えている。他の部分の構成については第1実施形態と全く同様であるため説明は省略する。
本実施形態では、搬送ベルト50上に、上記同様の第1パッチ画像45、若しくは第1及び第2パッチ画像45、46を形成し、かかるパッチ画像45、46を検知して設置誤差補正を行うことができる。設置誤差補正方法及びその制御手順については第1実施形態と全く同様であるため説明は省略する。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態において示した第1及び第2パッチ画像45、46の大きさやパターン、数量は一例に過ぎず、装置構成等必要に応じて他のパターンを用いることもできる。また、第1及び第2パッチ画像45、46以外の画像を同時に形成することもできる。
また、上記各実施形態では、中間転写ベルト8及び搬送ベルト50に第1及び第2パッチ画像45、46を形成したが、その他、用紙Pに第1及び第2パッチ画像45、46を形成することもできる。
本発明は、像担持体、露光装置及び現像装置を有しブラックを含む複数色の画像を形成するための複数の画像形成部と、前記感光体上に現像されたトナー像が順次積層される中間転写ベルト若しくは記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記像担持体上に現像されたトナー像を前記中間転写ベルト若しくは搬送ベルト上に転写する手段と、前記像担持体、中間転写ベルト、搬送ベルト及び記録媒体のうち少なくとも1つの印字媒体に形成され色ずれ検知用基準画像を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段の検知結果に基づき色ずれ補正を行う画像形成装置において、前記検知手段は、前記印字媒体を照射する発光部と、前記印字媒体からの反射光のうち前記像担持体の走査方向に平行な第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、前記走査方向と垂直な第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、前記第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を検知可能であり、前記設置誤差検知用基準画像は、前記複数色の画像から選択される2色の画像を含み、前記2色の画像が交互に隣接して配置されるものである。
これにより、第1及び第2受光部による2色の画像の検知結果の差に基づき設置誤差を算出し、設置誤差の補正が可能となるため、設置誤差の影響を受けることなく高精度な色ずれ補正が可能となる。また、設置誤差検知用基準画像を、2色の画像のうち、第1の色の画像を下地とし、該第1の色の画像に第2の色の画像を重ね合わせて形成することにより、複雑な設定等を行うことなく容易に設置誤差検知用基準画像を作成できる。また、第1若しくは第2の色の画像を、ブラック画像とすることにより、第1及び第2の受光部での設置誤差検知をより容易に且つ精度良く行うことができる。
また、設置誤差検知用基準画像が、第1及び第2の色の画像の境界が走査方向とは垂直方向に配置される第1設置誤差基準画像を少なくとも有することにより、簡単な構成で走査方向の設置誤差を検知し、走査方向における設置誤差をより効果的に補正することが可能となる。また、設置誤差検知用基準画像が、第1設置誤差検知用基準画像と、第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向に対し所定角度に傾斜して配置される第2設置誤差検知用基準画像と、を有することにより、さらに詳細に設置誤差を補正することが可能となる。
また、所定角度を、略45°とすることにより、走査方向とは垂直方向の設置誤差をより容易に検知することが可能となる。また、第1及び第2の受光部による設置誤差検知用基準画像に対する検知結果に基づき、設置誤差を補正することにより、高精度な色ずれ補正が可能となる。また、第1及び第2の受光部による第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、走査方向の設置誤差を補正することにより、設置誤差をより精度良く検知し、より確実に設置誤差を解消することができる。
また、第1及び第2の受光部による第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、走査方向の設置誤差を補正し、第1及び第2設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき走査方向とは垂直方向の設置誤差を補正することにより、設置誤差をさらに精度良く検知し、さらに確実に設置誤差を解消できる。また、第1及び第2の受光部による設置誤差検知用基準画像の検知時間の差に基づき、設置誤差を補正することにより、設置誤差をより容易に検知し、より容易に設置誤差を解消できる。また、設置誤差の補正を行った後、色ずれ補正を行うことにより、色ずれ補正を高精度に行うことができる。
は、本発明の第1実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本実施形態の画像形成装置に用いられる中間転写ベルト周辺における検知センサの配置を示す図であり、図2(a)は、側面断面図であり、図2(b)は、図2(a)の検知センサ周辺をU方向に見た部分拡大図である。 は、本実施形態の画像形成装置に用いられる検知センサの構成を示す概略図である。 は、本実施形態の画像形成装置の制御経路を示すブロック図である。 は、第1設置誤差補正用基準画像に対する検知センサの出力を示す図であって、設置誤差が生じていない場合のセンサ出力を示す図である。 は、第1設置誤差補正用基準画像に対する検知センサの出力を示す図であって、設置誤差が生じている場合のセンサ出力を示す図である。 は、本実施形態の画像形成装置における第1設置誤差検知用基準画像を用いた設置誤差補正手順を示すフローチャートである。 は、第2設置誤差補正用基準画像に対する検知センサの出力を示す図であって、設置誤差が生じている場合のセンサ出力を示す図である。 は、第2受光部の基準位置に対する設置誤差を示す図である。 は、本実施形態の画像形成装置における第1設置誤差検知用基準画像を用いた設置誤差補正手順を示すフローチャートである。 は、本発明の第2実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本実施形態の画像形成装置の搬送ベルト周辺の構成を示す側面断面図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム
2a〜2d 帯電器
3a〜3d 現像ユニット(現像装置)
4 露光ユニット
4a〜4d LEDヘッド
6a〜6d 転写ローラ(転写手段)
7 定着部
8 中間転写ベルト(印字媒体)
9 二次転写ローラ(二次転写手段)
21 検知センサ(検知手段)
22 発光部
22a 発光素子
22b 第1偏光フィルタ
23 第1受光部(第1の受光部)
23a 第1受光素子
23b 第2偏光フィルタ
24 第2受光部(第2の受光部)
24a 第2受光素子
24b 第3偏光フィルタ
25 ビームスプリッタ
32 制御部
33 記憶部
45 第1パッチ画像(第1設置誤差補正用基準画像)
46 第2パッチ画像(第2設置誤差補正用基準画像)
50 搬送ベルト(印字媒体)
100 画像形成装置
B ブラック画像
Y イエロー画像
P 用紙(記録媒体、印字媒体)

Claims (12)

  1. 像担持体、露光装置及び現像装置を有しブラックを含む複数色の画像を形成するための複数の画像形成部と、前記像担持体上に現像されたトナー像が順次積層される中間転写ベルトと、前記像担持体上に現像されたトナー像を前記中間転写ベルト上に積層する転写手段と、前記中間転写ベルト上に積層されたトナー像を記録媒体上に一度に転写する二次転写手段と、前記像担持体、中間転写ベルト及び記録媒体のうち少なくとも1つの印字媒体に形成され色ずれ検知用基準画像を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段の検知結果に基づき色ずれ補正を行う画像形成装置において、
    前記検知手段は、前記印字媒体を照射する発光部と、前記印字媒体からの反射光のうち前記像担持体の走査方向に平行な第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、前記走査方向と垂直な第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、
    前記第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を検知可能であり、
    前記設置誤差検知用基準画像は、前記複数色の画像から選択される2色の画像を含み、前記2色の画像が交互に隣接して配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体、露光装置及び現像装置を有しブラックを含む複数色の画像を形成するための複数の画像形成部と、該画像形成部に記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記感光体上に現像されたトナー像を記録媒体上若しくは前記搬送ベルト上に転写する転写手段と、前記像担持体、搬送ベルト及び記録媒体のうち少なくとも1つの印字媒体に形成され色ずれ検知用基準画像を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段の検知結果に基づき色ずれ補正を行う画像形成装置において、
    前記検知手段は、前記印字媒体を照射する発光部と、前記印字媒体からの反射光のうち前記像担持体の走査方向に平行な第1の反射光を受光可能な第1の受光部と、前記走査方向と垂直な第2の反射光を受光可能な第2の受光部と、を有すると共に、
    前記第1及び第2の受光部の設置誤差を検知するための設置誤差検知用基準画像を検知可能であり、
    前記設置誤差検知用基準画像は、前記複数色の画像から選択される2色の画像を含み、前記2色の画像が交互に隣接して配置されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記設置誤差検知用基準画像は、前記2色の画像のうち、第1の色の画像を下地とし、該第1の色の画像に第2の色の画像を重ね合わせて形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1若しくは第2の色の画像は、ブラック画像であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記設置誤差検知用基準画像は、前記第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向とは垂直方向に配置される第1設置誤差基準画像を少なくとも有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記設置誤差検知用基準画像は、前記第1設置誤差検知用基準画像と、前記第1及び第2の色の画像の境界が前記走査方向に対し所定角度に傾斜して配置される第2設置誤差検知用基準画像と、を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定角度は、略45°であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1及び第2の受光部による前記設置誤差検知用基準画像に対する検知結果に基づき、前記設置誤差を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記第1及び第2の受光部による前記第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、前記走査方向の前記設置誤差を補正することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1及び第2の受光部による前記第1設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき、前記走査方向の前記設置誤差を補正し、前記第1及び第2設置誤差検知用基準画像の検知結果に基づき前記走査方向とは垂直方向の前記設置誤差を補正することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1及び第2の受光部による前記設置誤差検知用基準画像の検知時間の差に基づき、前記設置誤差を補正することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記設置誤差補正を行った後、前記色ずれ補正を行うことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
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