JP2010090732A - グロープラグ異常検出装置 - Google Patents

グロープラグ異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010090732A
JP2010090732A JP2008258885A JP2008258885A JP2010090732A JP 2010090732 A JP2010090732 A JP 2010090732A JP 2008258885 A JP2008258885 A JP 2008258885A JP 2008258885 A JP2008258885 A JP 2008258885A JP 2010090732 A JP2010090732 A JP 2010090732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glow plug
regeneration
abnormality
detection
dpf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008258885A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hiramatsu
浩己 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008258885A priority Critical patent/JP2010090732A/ja
Publication of JP2010090732A publication Critical patent/JP2010090732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/027Safety devices, e.g. for diagnosing the glow plugs or the related circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/026Glow plug actuation during engine operation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
    • F02D41/0235Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus
    • F02D41/027Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to purge or regenerate the exhaust gas treating apparatus
    • F02D41/029Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to purge or regenerate the exhaust gas treating apparatus the exhaust gas treating apparatus being a particulate filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/025Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs with means for determining glow plug temperature or glow plug resistance

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】燃費の改善を図ることができると共に、簡単な構成でグロープラグの異常を検出できるグロープラグ異常検出装置を得る。
【解決手段】グロープラグ30の異常検出時に(S100)、グロープラグ30への通電を開始して、DPF26の前後の差圧が大きくDPF26の再生が近いときには(S130)、グロープラグへの通電をストップし(S140)、再生が行われてから(S230)、グロープラグ30へ通電して(S240)、グロープラグ30の抵抗に応じた検出値に基づいてグロープラグ30の異常を検出する(S250)。更に、グロープラグ30の異常検出時に、DPF26の再生が近いときには(S130)、再生直前で(S210)、かつ、排気温度が低いとき(S220)、グロープラグ30へ通電して(S290)、グロープラグ30の抵抗に応じた検出値に基づいて異常を検出する(S300)。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関におけるグロープラグの異常を検出するグロープラグ異常検出装置に関する。
従来より、内燃機関におけるグロープラグの断線異常を検出する装置として、特許文献1にあるように、グロープラグの上流側の電圧と、下流側の電圧とを検出し、検出された両電圧差からグロープラグの断線を検出するものが知られている。また、特許文献2にあるように、グロープラグの断線や短絡を検出するための専用回路を設け、グロープラグを含む直列回路内の電位と、電源の電圧に応じた基準電位とを比較して、グロープラグの断線や短絡を検出するものが知られている。
特開平11−182400号公報 特開2002−276524号公報
例えば、セラミックヒータを有するグロープラグは、図15に示すように、グロープラグの先端側は、U字状の導電性セラミック(例えば、炭化タングステン(WC)の粒子を粒界材(Si−Yb−O−N)により結合)からなるセラミック抵抗体100が絶縁性セラミック(例えば、窒化珪素(Si34)を主成分とする粒子を粒界材(Si−Yb−O−N)により結合)からなるセラミック基体102内に設けられている。
グロープラグを使用するに従って、セラミック抵抗体100では、熱負荷により+電極側の粒界材Yb+ が−電極側にマイグレーション効果により拡散する。これにより、炭化タングステン(WC)の固着力低下が生じ、セラミック抵抗体100の+電極側のポーラス化により劣化して、セラミック抵抗体100の抵抗が増加する。
図16に示すように、グロープラグの抵抗値が上昇するとグロープラグのヒータ温度は低下してしまい、内燃機関の予熱が十分に行われず、排気中の炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)が増加してしまう。尚、金属ヒータを有するグロープラグでは、熱負荷による劣化により抵抗が低下してしまう。
従来のものでは、グロープラグの断線や短絡等の異常を検出する際、グロープラグの異常を検出するためにのみグロープラグに通電しているので、燃費に影響を及ぼすという問題があった。特に、セラミックヒータを有するグロープラグの抵抗値の変化を検出する際、グロープラグに通電して、平衡状態となったときに検出しているので、通電が長い時間に及び、燃費に影響を及ぼす。また、特許文献2のものでは、更に、専用回路を設けているので、装置が複雑になるという問題があった。
本発明の課題は、燃費の改善を図ることができると共に、簡単な構成でグロープラグの異常を検出できるグロープラグ異常検出装置を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
排気中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタを再生する再生手段を備えた内燃機関を予熱するグロープラグの異常を検出するグロープラグ異常検出装置において、
前記グロープラグの異常検出時に、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いときには、前記再生手段による再生が行われてから、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出する検出手段を備えたことを特徴とするグロープラグ異常検出装置がそれである。
その際、前記検出手段は、前記パティキュレートフィルタの前後の差圧が大きいときに前記パティキュレートフィルタの再生が近いと判断するようにしてもよい。また、前記検出手段は、前記グロープラグへの通電を開始して、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いとき、前記グロープラグへの通電をストップしてもよい。
前記検出手段は、更に、前記グロープラグの異常検出時に、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いときには、前記再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いとき、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出するようにしてもよい。その際、前記検出手段は、前記再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いときに、前記グロープラグの異常検出が終了しないと、前記再生手段による再生が行われてから、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出するようにしてもよい。更に、前記検出手段による検出終了後も、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が終了するまで前記グロープラグへの通電を継続するようにしてもよい。
本発明のグロープラグ異常検出装置は、グロープラグへの通電により排気温度が上昇して、再生手段によるパティキュレートフィルタの再生を早期に終了させることができ、燃費の改善を図ることができると共に、再生時のEGRカット、吸排気絞りに伴いグロープラグ異常検出外乱要因が減り、検出精度が向上し、また、特別の回路を追加する必要がなく、構造が簡単であるという効果を奏する。
検出手段が、パティキュレートフィルタの前後の差圧が大きいときにパティキュレートフィルタの再生が近いと判断することにより、精度よく再生が近いことを判断できる。また、検出手段が、再生が近いとき、グロープラグへの通電をストップすることにより、異常検出の目的だけの通電がキャンセルされ、更に燃費が向上する。
検出手段が、再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いとき、グロープラグへ通電して、グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて異常を検出することにより、排気温度が低い低速低負荷時に、グロープラグ異常検出外乱要因が小さく、再生手段によるポスト噴射の影響を受けないため、グロープラグの温度が安定し検出精度が向上すると共に、グロープラグへの通電により排気温度が上昇して、酸化触媒の活性を促し、パティキュレートフィルタの再生を早期に終了させることができ、燃費の改善を図ることができ、また、異常検出の目的だけの通電がキャンセルされ、更に燃費が向上する。
検出手段が、再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いときに、グロープラグの異常検出が終了しないと、再生手段による再生が行われてから、グロープラグの異常を検出すると、異常検出の確率が向上する。また、検出手段による検出終了後も、パティキュレートフィルタの再生が終了するまでグロープラグへの通電を継続するようにすると、排気温度を高温側に維持することができ、パティキュレートフィルタの再生が早期に終了し、燃費の改善を図ることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態であるグロープラグ異常検出装置を適用した車両用の内燃機関の概略構成図である。図1に示すように、内燃機関1は多気筒、本実施例では、例えば、4気筒のディーゼルエンジンで、シリンダ2、ピストン4及びシリンダヘッド6から燃焼室8を形成している。
内燃機関1の吸気系には、燃焼室8と吸気バルブ12を介して連通する吸気流路16が配設されている。内燃機関1の排気系には、燃焼室8と排気バルブ18を介して連通する排気流路20が配設されている。
排気流路20に介装された容器22内には、酸化触媒24とディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、DPFという。)26とが収納されている。酸化触媒24は、排気中の炭化水素を二酸化炭素と水に変化させ、一酸化炭素を酸化して二酸化炭素に変化させる。また、排気中の窒素酸化物の内、一酸化窒素を二酸化窒素に変化させる周知のものである。DPF26は排気中のパティキュレートを捕捉し、捕集したパティキュレートを燃焼させる周知のものである。
残留パテイキュレートやパティキュレートに含まれる不純物(オイルや燃料等に含まれる添加物等)が灰状の燃えカスとなってフィルタの孔に付着するため、長期間使用すると目詰まりを起こし、内燃機関1の運転状態に悪影響を及ぼすおそれがある。本実施形態のDPF26は連続再生型のもので、残留パテイキュレートや燃えカスを燃焼させて再生することができるものである。
また、燃焼室8に燃料を噴射する燃料噴射弁28が燃焼室8に突出するようにしてシリンダヘッド6に設けられており、高圧燃料が燃料噴射弁28に供給されるように構成されている。更に、燃焼室8には、燃焼室8内を暖機するグロープラグ30が設けられている。
燃焼室8に燃料噴射弁28から燃料が噴射されると、燃焼室8の圧縮によって燃料が自己着火し、燃料の燃焼によるエネルギが発生する。このエネルギは、ピストン4を介して、内燃機関1のクランク軸32の回転エネルギとして取り出される。また、燃料の燃焼による内燃機関1の温度上昇を抑制すべく、シリンダ2等には、冷却水が供給されて冷却される。
内燃機関1の検出系には、クランク軸32の2回転で1回転する図示しないカム軸の回転に応じて内燃機関1の回転数を検出する回転数センサ34、冷却水の水温を検出する水温検出センサ36が設けられている。また、酸化触媒24の上流側の排気圧力とDPF26の下流側の排気圧力との差圧を検出する差圧センサ38が設けられている。更に、酸化触媒24の上流側の排気温度を検出する第1排気温度センサ40、DPF26の上流側の排気温度を検出する第2排気温度センサ42が設けられている。
電子制御装置50(以下、ECU50という)は、内燃機関1の運転状態や運転者の要求を検出する各種センサの検出値に基づき、燃料噴射弁28等の各種アクチュエータを操作することで、内燃機関1の出力特性(出力トルク、排気特性)を制御する。特にECU50は、コントローラ60を介してグロープラグ30の温度状態を操作する。更に、ECU50は、コントローラ60を介してグロープラグ30の異常検出を行い、異常時にはその旨を表示器53に出力する。
図2は、ECU50及びコントローラ60の構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の内燃機関1は4気筒であるので、グロープラグ30も各気筒に対応して4つ備えられている。そしてコントローラ60には、バッテリ44及び各グロープラグ30間を導通及び遮断すべく、MOSトランジスタからなるスイッチング素子SW1〜SW4が設けられている。
一方、制御回路61は、ECU50からの指令信号に基づき、スイッチング素子SW1〜SW4の導通制御端子(ゲート)を操作することで、これら各スイッチング素子SW1〜SW4の導通状態を制御する。
上記各気筒のグロープラグ30には、これらと並列に抵抗体R1〜R4が接続されている。そして、これら抵抗体R1〜R4による電圧降下量は、電流検出回路62に取り込まれる。電流検出回路62では、電圧降下量に基づき、各気筒のグロープラグ30を流れる電流量を検出値として検出する。そして、これらの検出値は、断線検出回路66及び温度検出回路68に出力される。
温度検出回路68では、各気筒のグロープラグ30を流れる電流に基づき、各気筒のグロープラグ30の温度を間接的に検出し、ECU50に出力する。すなわち、グロープラグ30の抵抗値は、図8に示すように温度依存性を有するため、これに基づき温度を間接的に検出することができる。詳しくは、グロープラグ30に印加する電圧値とグロープラグ30に流れる電流値とからグロープラグ30の抵抗値を算出し、これに基づきグロープラグ30の温度を間接的に検出する。ちなみに図8は、グロープラグ30の温度の上昇に伴いその抵抗値が増大することを示している。
グロープラグ30に印加する電圧が一定電圧である場合には、グロープラグ30に流れる電流値を検出値として検出すれば、この検出値は抵抗値に応じた値になり、また、グロープラグ30に流れる電流値を一定に制御すれば、グロープラグ30に印加される電圧値を検出値として検出すれば、この検出値は抵抗値に応じた値になる。あるいは、電流値も電流値も変動する場合には、グロープラグ30の電圧値と電流値とを検出値として検出して抵抗値を算出するようにしてもよい。
断線検出回路66は、各気筒のグロープラグ30を電流が流れるか否かに基づき、グロープラグ30を有して構成される閉ループ回路の断線異常の有無を検出する。なお、この断線異常の有無の検出結果は、制御回路61を介して、診断情報としてECU50に出力される。
ECU50は、グロープラグ30の温度に関する信号や、水温検出センサ36の出力信号、差圧センサ38の出力信号、第1排気温度センサ40及び第2排気温度センサ42の出力信号、更にはバッテリ44の電圧値を取り込み、これらをA/D変換器51によってディジタルデータに変換する。A/D変換器51の出力するディジタルデータは、マイクロコンピュータ52(以下、マイコン52という)に取り込まれる。マイコン52では、これら入力データに基づき、指令信号を生成し、出力回路54を介してコントローラ60に出力する。一方、コントローラ60の出力する診断情報やイグニッションスイッチIGの状態は、入力回路56を介してマイコン52に取り込まれる。
図3は、本実施形態のECU50において実行されるDPF再生制御処理の一例を示すフローチャートである。DPF再生制御処理は、所定時間毎に割り込み処理され、図3に示すように、まず、DPF26の再生要否判定を実行する(ステップ80。以下S80という、以下同様。)。
再生の要否は、差圧センサ38により検出される酸化触媒24の上流側の排気圧力とDPF26の下流側の排気圧力との差圧が予め設定された閾値以上となかったか否かにより判定する。差圧が閾値より小さいときには、DPF26の目詰まりは少なく再生の必要がないと判断し(S80:NO)、一旦本制御処理を終了する。
また、差圧が閾値以上のときには、DPF26の目詰まりが進行して再生の必要があると判断し(S80:YES)、DPF26の上流側の排気温度が触媒活性温度以上か否かを判断する(S82)。
DPF26の上流側の排気温度は第2排気温度センサ42により検出され、第2排気温度センサ42により検出された排気温度が触媒活性温度以上、例えば200〜230℃以上であると、目詰まりの原因となっているパティキュレート等の燃焼・酸化を行うことができると判断する。
排気温度が触媒活性温度以上であるときには(S82:YES)、DPF再生制御を実行する(S84)。DPF再生制御では、排気ガスの一部を吸気流路16内に再循環させる図示しない排気ガス再循環流路に設けられたEGRバルブを閉弁して、排気ガスの再循環をカットする。また、吸気弁46の開度を閉弁側にして、吸排気を絞る。更に、排気行程の近傍で燃料噴射弁28から燃料を噴射して、未燃の燃料をDPF26に供給するポスト噴射を実行する。ポスト噴射によりDPF26で燃料が燃焼し、目詰まりの原因となっているパティキュレート等の燃焼・酸化を行う。
続いて、DPF再生制御が終了したか否かを判断し(S86)、DPF再生制御が終了していないときには(S86:NO)、本制御処理を繰り返し、DPF再生制御が終了したときには(S86:YES)、一旦本制御処理を終了し、所定時間毎に繰り返す。
一方、S82の処理により、排気温度が触媒活性温度よりも低いと判断したときには(S82:NO)、排気温上昇制御を行なう(S88)。排気温上昇制御では、グロープラグ30への通電を行うと共に、吸気弁46の開度を閉弁側にして、吸排気を絞る。更に、噴射時期を遅くする噴射リタードを行うと共に、メイン噴射の噴射量を増量する。
始動直後や低速・低負荷運転のときのように、排気温度が低い場合にはDPF26に担持された触媒が活性温度に達していないため、パティキュレートの燃焼・酸化が十分に行われないことがある。そこで、排気温度が低い場合、触媒を活性化させるべく、排気温上昇制御を行う。
排気温上昇制御により、排気温度が上昇し、本制御処理を繰り返し実行して、S82の処理の実行により、排気温度が触媒活性温度以上となったと判断したときには(S82:YES)、DPF再生制御を実行する(S84)。尚、本実施形態では、DPF再生制御処理の実行が再生手段として働く。再生手段は、再生要否判定を差圧センサ38により検出される差圧に基づいて行っているが、これに限らず、一定時間毎に再生を行うようにしてもよい。
次に、ECU50により実行されるグロープラグ異常検出処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。グロープラグ異常検出処理も所定時間毎に割り込み処理され、図4に示すように、まず、グロープラグ30の異常検出処理を開始し、例えば、グロープラグ30への通電を開始する(S100)。
次に、必要なアフターグロー時間taが経過したか否かを判断する(S110)。図6に示すように、予熱時間tpは冷えた状態の内燃機関1を始動する際に、スタータ駆動が可能な状態にグロープラグ30により予熱するまでに要する時間である。アフターグロー時間taは、内燃機関1を始動した後も運転が安定するまでグロープラグ30に通電する時間である。図7に示すように、水温と予熱時間tp及びアフターグロー時間taとの関係は予めマップとして記憶されている。
アフターグロー時間taが経過していないときには(S110:NO)、内燃機関1の回転が安定せず、グロープラグ30の異常検出を行うのには適していないので、アフターグロー時間taが経過するまで本制御処理を繰り返す。
アフターグロー時間taが経過すると(S110:YES)、グロープラグ30の異常検出が終了したか否かを判断する(S120)。グロープラグの異常検出が終了していないときには(S120:NO)、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生が近いか否かを判断する(S130)。
DPF26の再生が近いか否かは、前述したS80の処理の際の差圧センサ38により検出される差圧が予め設定された閾値に近いか否かにより判断し、差圧が予め設定された閾値に近いときにはDPF26の再生が近いと判断する。
差圧が予め設定された閾値から離れており、DPF26の再生が近くないときには(S130:NO)、S100以下の処理を繰り返して、通常のグロープラグ30の異常検出を行う。
DPF26の再生が近いときには(S130:YES)、S100の処理により実行したグロープラグ30への通電をストップする(S140)。尚、S120の処理の実行により、グロープラグ30の異常検出が終了したと判断したときにも(S120:YES)、グロープラグ30への通電をストップする(S150)。
一方、S140の処理により、グロープラグ30への通電をストップした後、検出処理を実行する(S200)。図5は本実施形態のDPF再生時検出処理を示すフローチャートである。
DPF再生時検出処理では、DPF26の再生が必要な状態か否かを判断する(S210)。再生が必要か否かは、S80の処理と同様、差圧センサ38により検出される差圧が予め設定された閾値以上となかったか否かにより判断する。差圧が閾値より小さいときには、まだ再生の必要がないと判断し(S210:NO)、本制御処理を繰り返し、差圧が閾値以上となったときには(S210:YES)、排気温度が予め設定された温度、例えば、180℃以上か否かを判断する(S220)。低速低負荷で運転されているときには排気温度が低く、排気温度を検出して、排気温度が180℃を超えていないときには低速低負荷で運転されている判断する。
排気温度が180℃以上あれば(S220:YES)、DPF26が再生中か否かを判断する(S230)。再生中か否かの判断は、前述したDPF再生制御処理を実行中か否かにより判断し、DPF再生制御処理を実行中であれば(S230:YES)、グロープラグ30への通電を実行する(S240)。
続いて、グロープラグ30の異常を検出する処理を実行する(S250)。セラミックヒータを有するグロープラグ30は、劣化すると抵抗値が増加する。抵抗値が上昇すれば、通電によるグロープラグ30の温度は低くなり、図9に示すように、温度が閾値より低い状態はグロープラグ30が劣化した異常状態を示す。
異常の判定条件として、S240の処理によるグロープラグ30への通電の際に、電流検出回路62によりグロープラグ30に流れる電流値を検出し、検出した電流値に基づいて温度検出回路68がグロープラグ30の温度を検出する。温度が低いときには、抵抗値が高く、グロープラグ30が劣化した異常状態であることを示す。
次に、グロープラグ30の異常検出が終了したか否かを判断する(S260)。冷却水の水温やグロープラグ30が暖まった温度の変化が少ない平衡状態になったときに、グロープラグ30の温度が閾値より小さいか否かを判断するので、異常検出には時間を要し、異常検出が終了するまで(S260:NO)、S230以下の処理を繰り返す。
そして、グロープラグ30の異常検出が終了したと判断したときには(S260:YES)、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生が終了したか否かを判断する(S270)。
このように、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生中に、グロープラグ30への通電することにより排気温度が上昇し、DPF26の再生を早期に終了させることができるので、燃費の改善を図ることができる。また、再生時のEGRカット、吸排気絞りに伴いグロープラグ30の異常検出時の外乱要因が減り、検出精度が向上し、また、特別の回路を追加する必要がなく、簡単な構造で異常検出を行うことができる。
DPF再生制御処理が終了していないときには(S270:NO)、DPF再生制御処理の終了を待ってから(S270:YES)、グロープラグ30への通電をストップする(S280)。通電をストップした後、本制御処理を一旦終了する。
検出終了後も、DPF26の再生が終了するまでグロープラグ30への通電を継続することにより、排気温度を高温側に維持することができ、DPF26の再生が早期に終了し、燃費の改善を図ることができる。
一方、S220の処理により排気温度が180℃より低く、低速低負荷で運転されていると判断したときには(S220:NO)、S240〜280の処理と同様、グロープラグ30への通電を実行し(S290)、続いて、グロープラグ30の異常を検出する処理を実行する(S300)。
次に、グロープラグ30の異常検出が終了したか否かを判断し(S310)、判断には時間を要するので、異常検出が終了するまで(S310:NO)、S210以下の処理を繰り返す。
これにより、DPF26の再生直前で(S210:YES)、かつ、排気温度が180℃より低いとき(S220:NO)、グロープラグ30へ通電して、グロープラグ30の抵抗に応じた検出値に基づいて異常を検出することにより、排気温度が低い低速低負荷時に、グロープラグ30の異常検出の外乱要因が小さく、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生によるポスト噴射(S84)の影響を受けないため、グロープラグ30の温度が安定し検出精度が向上する。また、グロープラグ30への通電により排気温度が上昇して、酸化触媒24の活性を促し、DPF26の再生を早期に終了させることができ、燃費の改善を図ることができ、また、異常検出の目的だけの通電がキャンセルされ、更に燃費が向上する。
そして、グロープラグ30の異常検出が終了したと判断したときには(S310:YES)、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生が終了したか否かを判断する(S320)。DPF再生制御処理が終了していないときには(S320:NO)、DPF再生制御処理の終了を待ってから(S320:YES)、グロープラグ30への通電をストップする(S330)。通電をストップした後、本制御処理を一旦終了する。
検出終了後も、DPF26の再生が終了するまでグロープラグ30への通電を継続することにより、排気温度を高温側に維持でき、DPF26の再生が早期に終了し、燃費の改善を図ることができる。
一方、S220,S290〜S310の処理を繰り返し実行している間に、排気温度が180℃以上になったときには(S220:YES)、DPF再生制御処理の実行によるDPF26の再生中に(S230:YES)、グロープラグ30への通電を実行する(S240)。そして、グロープラグ30の異常を検出する処理を実行し(S250)、グロープラグ30の異常検出が終了したと判断するまで(S260:YES)、S230以下の処理を繰り返す。
DPF26の再生直前で(S210:YES)、かつ、排気温度が低いときに(S220:NO)、グロープラグ30の異常検出が終了しないと(S310:NO)、DPF26の再生中に(S230:YES)、グロープラグ30の異常を検出するようにするので、異常検出の確率が向上する。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態であるグロープラグ異常検出装置を適用した車両用の内燃機関の概略構成図である。 本実施形態のECU及びコントローラの構成を示すブロック図である。 本実施形態のECUにおいて実行されるDPF再生制御処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のECUにおいて実行されるグロープラグ異常検出処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のECUにおいて実行されるDPF再生時検出処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のグロープラグ及び水温と時間の関係を示すグラフである。 本実施形態の水温とアフターグロー時間、予熱時間との関係を示すグラフである。 本実施形態のグロープラグの温度と抵抗との関係を示すグラフである。 グロープラグ先端の断面図である。 グロープラグの温度と抵抗値との時間による変化を示すグラフである。
符号の説明
1…内燃機関 2…シリンダ
4…ピストン 8…燃焼室
16…吸気流路 20…排気流路
22…容器 24…酸化触媒
26…ディーゼル・パティキュレート・フィルタ
28…燃料噴射弁 30…グロープラグ
36…水温検出センサ 38…差圧センサ
40…第1排気温度センサ 42…第2排気温度センサ
50…電子制御装置 51…変換器
52…マイクロコンピュータ 60…コントローラ
61…制御回路 62…電流検出回路
66…断線検出回路 68…温度検出回路
100…セラミック抵抗体 102…セラミック基体

Claims (6)

  1. 排気中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタを再生する再生手段を備えた内燃機関を予熱するグロープラグの異常を検出するグロープラグ異常検出装置において、
    前記グロープラグの異常検出時に、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いときには、前記再生手段による再生が行われてから、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出する検出手段を備えたことを特徴とするグロープラグ異常検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記パティキュレートフィルタの前後の差圧が大きいときに前記パティキュレートフィルタの再生が近いと判断することを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ異常検出装置。
  3. 前記検出手段は、前記グロープラグへの通電を開始して、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いとき、前記グロープラグへの通電をストップすることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のグロープラグ異常検出装置。
  4. 前記検出手段は、更に、前記グロープラグの異常検出時に、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が近いときには、前記再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いとき、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のグロープラグ異常検出装置。
  5. 前記検出手段は、前記再生手段による再生直前で、かつ、排気温度が低いときに、前記グロープラグの異常検出が終了しないと、前記再生手段による再生が行われてから、前記グロープラグへ通電して、前記グロープラグの抵抗に応じた検出値に基づいて前記グロープラグの異常を検出することを特徴とする請求項4に記載のグロープラグ異常検出装置。
  6. 前記検出手段による検出終了後も、前記再生手段による前記パティキュレートフィルタの再生が終了するまで前記グロープラグへの通電を継続することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のグロープラグ異常検出装置。
JP2008258885A 2008-10-03 2008-10-03 グロープラグ異常検出装置 Pending JP2010090732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258885A JP2010090732A (ja) 2008-10-03 2008-10-03 グロープラグ異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258885A JP2010090732A (ja) 2008-10-03 2008-10-03 グロープラグ異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010090732A true JP2010090732A (ja) 2010-04-22

Family

ID=42253700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008258885A Pending JP2010090732A (ja) 2008-10-03 2008-10-03 グロープラグ異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010090732A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013042488A1 (ja) * 2011-09-20 2013-03-28 ボッシュ株式会社 グロープラグ診断方法及びグロープラグ駆動制御装置
KR101315164B1 (ko) 2011-06-30 2013-10-07 주식회사 유라테크 글로우 플러그의 저항 설계에 따른 단선 수 검출 장치 및 방법
KR20220030652A (ko) 2020-09-03 2022-03-11 현대자동차주식회사 엔진의 글로우플러그 단선 검출 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101315164B1 (ko) 2011-06-30 2013-10-07 주식회사 유라테크 글로우 플러그의 저항 설계에 따른 단선 수 검출 장치 및 방법
WO2013042488A1 (ja) * 2011-09-20 2013-03-28 ボッシュ株式会社 グロープラグ診断方法及びグロープラグ駆動制御装置
US9453491B2 (en) 2011-09-20 2016-09-27 Bosch Corporation Method of diagnosing glow plug and glow plug drive control device
KR20220030652A (ko) 2020-09-03 2022-03-11 현대자동차주식회사 엔진의 글로우플러그 단선 검출 방법
US11486344B2 (en) 2020-09-03 2022-11-01 Hyundai Motor Company Engine glow plug disconnection detection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4780056B2 (ja) グロープラグ劣化判定装置
JP5061861B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3879833B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US10364716B2 (en) Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine and exhaust gas control method for internal combustion engine
US8312712B2 (en) Electrically heated particulate filter regeneration during engine start/stop operation
US8307638B2 (en) Exhaust gas purification system for internal combustion engine
JP6432550B2 (ja) 内燃機関の排気浄化システム
US20080060347A1 (en) Exhaust Gas Control Apparatus for Internal Combustion Engine
JP4557176B2 (ja) 内燃機関の触媒早期暖機制御装置
JP2008261820A (ja) 内燃機関の排気微粒子測定装置に関する。
JP4276472B2 (ja) 内燃機関の触媒劣化判定装置
JP2010090732A (ja) グロープラグ異常検出装置
JP5223734B2 (ja) ヒータ付センサのヒータ制御装置
JP4779785B2 (ja) エンジンの排気系温度制御装置
WO2011048637A1 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4026576B2 (ja) 内燃機関の排気浄化システム
CN113175386B (zh) 内燃机的控制装置
JP4033099B2 (ja) 内燃機関のフィルタ再生方法
JP2008261323A (ja) 内燃機関の排気微粒子測定装置に関する。
JP2012117496A (ja) 排気浄化装置の制御システム
JP4345389B2 (ja) 内燃機関の触媒昇温装置
JP4512519B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP3539259B2 (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JP4891177B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP4315121B2 (ja) 排気浄化触媒の劣化判定装置