JP2010088874A - 手術用ポートアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】低侵襲性手術手技の実行を容易にする手術用ポートを提供する。
【解決手段】手術用ポートであって、少なくとも部分的に第1の材料から構成される本体50と、少なくとも部分的に第2の異なる材料から構成され、該本体によって支持される薄膜であって、該薄膜の少なくとも一部は可撓性である、薄膜と、該薄膜から延在する第1および第2のカニューレ40であって、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動である、第1および第2のカニューレとを備える、ポート10である構成とする。
【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、出願第12/079,599号(2008年3月27日出願)の一部継続出願であって、この出願は米国仮特許出願第60/920,935号(2007年3月30日出願)の利益を主張し、そして、出願第10/895,546号(2004年7月21日出願)の一部継続出願である。これらの出願の各々の全内容は、本明細書に参考として援用される。
(発明の分野)
本発明は、手術用ポートアセンブリに関し、より具体的には、患者の切開数を減少させるポートアセンブリに関する。本発明のポートアセンブリは、臍孔を通した完全腹腔鏡下手術等、低侵襲性手術手技において特に有用である。
(背景)
腹部腹腔鏡下手術は、胆嚢の腹腔鏡下除去の効果が従来の(開放的)手術より優れていることが明白となった1980年代後半に人気を博した。手術後回復時間の短縮、手術後の疼痛および創傷感染の大幅な低減、および美容上の予後の改善は、定評のある腹腔鏡下手術の効果であって、主に、体腔壁のより小さい切開を利用することによって手術を行なう腹腔鏡外科医の能力に由来する。
腹腔鏡下手技は、概して、圧力約15mmHgのCOガスによる腹腔の吹送を伴う。腹壁が穿刺され、次いで、直径5−10mmの直線管状カニューレまたはトロカールスリーブが、腹腔内に挿入される。手術室モニタに接続された腹腔鏡は、手術野を可視化するために使用され、トロカールスリーブ(のうちの1つ)を通して留置され、外科医および手術助手による操作のために、腹腔鏡器具(例えば、把持装置、解剖用器具、ハサミ、開創器等)が、2つ以上の付加的トロカールスリーブを通して留置される。
「小型腹腔鏡」は、直径2−3mmの直線のトロカールスリーブおよび腹腔鏡器具を利用して導入される。成功すると、小型腹腔鏡は、腹壁外傷をさらに減少させ、外見を改善させることが可能となる。しかしながら、小型腹腔鏡下手技のために使用される器具は、概して、より高価かつ脆弱である。加えて、その小径による性能制限(例えば、低能吸引灌注システム、耐久性不良、画質の低下)のため、小型腹腔鏡器具は、概して、見込みある生体構造(例えば、薄い腔壁、少ない癒着、最小限の炎症等)を有する選択された患者のみに使用され得る。これらの患者は、腹腔鏡下手技を必要とする患者の少数である。加えて、より小さい2−3mmの切開でも、依然として、望ましくない美容上の予後および創傷合併症(出血、感染症、疼痛、ケロイド形成等)を生じさせ得る。
より小さく、より少ない体腔切開の効果は証明されているため、臍等における単一切開のみを利用する手術を行なうことは有益であろう。臍孔は、最薄であって、血管進入の可能性が最も少なく、あまり目立たない腹壁領域である。臍孔は、概して、腹腔鏡下手技における腹腔進入の好ましい選択肢である。臍帯切開は、外見を大幅に損なうことなく、また創傷合併症の可能性を増加させることなく、容易に拡張され得る(より大きな試料を取り出すために)。しかしながら、互いに隣接して、臍孔内に2つ以上の標準的(直線)カニューレおよび腹腔鏡器具を留置することは、外科医の手の間、外科医の手と器具との間、および器具の間の干渉を意味する、いわゆる「箸」効果をもたらす。この干渉は、手術手技を行なう外科医の能力を大幅に低減させる。
したがって、腹腔鏡下(および他の低侵襲性)手技を臍孔または他の単一切開を通して完全に行なうことを可能にする一方で、同時に「箸効果」を低減または排除する器具およびトロカールシステムを提供することが有利となるであろう。臍孔等の単一開口を通して全面的に行なわれる腹腔鏡下手技は、必要な診断および治療タスクを達成する効果を有する一方で、さらに腹壁外傷を最小にし、外見を改善し、患者の回復時間を短縮させる。
そのような低侵襲性手技のためのシステムを提供するステップでは、ポートシステムを通って延在する器具の可動域を最大限にすることが有利となるであろう。可動域が大きいほど、外科医にとって手技を行なうことが容易となり、実際、可動域の拡大はまた、有利には、行なうことが可能な手術手技の種類を増加させ得る。
本発明は、低侵襲性手術手技の実行を容易にするためのものであって、いくつかの器具が、患者の同一の開口、例えば、臍孔を通って延在するそれぞれのカニューレを通して、患者内に挿入される。そのような手術の利点として、前述のように、患者への外傷を最小にし、外見を改善し、患者の回復を加速させることが挙げられる。
本発明は、一側面では、少なくとも部分的に第1の材料から構成される本体と、少なくとも部分的に第2の異なる材料から構成され、本体によって支持され、少なくとも一部が可撓性である薄膜とを備える、手術用ポートを提供する。第1および第2のカニューレは、薄膜から延在し、それを通して挿入される器具の移動を介して、本体に対して可動である。
一実施形態では、薄膜は、伸縮性材料から構成され、カニューレの枢動および捻転を可能にし、そこを通して挿入される器具の位置を変更する。好ましくは、本体は、遠位部分における横断方向寸法より大きい近位部分における横断方向寸法を有する。本体は、不規則な外側表面部分を有することにより、本体の保定のために、開口に隣接する組織の把持を向上させる組織係合部分を含み得る。
本体は、剛性材料から構成され得る。いくつかの実施形態では、本体は、壁内に埋め込まれる拡張可能な可撓性ワイヤを含み得る。
いくつかの実施形態では、カニューレは、薄膜に隣接する近位開口と、本体から遠位に延在する遠位開口とを有する。補強部材は、カニューレのうちの1つ以上内に配置され得る。1つ以上のシールは、カニューレ内に提供され得る。
また、本発明は、別の側面では、本体と、カニューレ支持部とを備える、手術用ポートを提供する。カニューレ支持部は、本体に対し略横断方向に延在し、複数のカニューレは、枢動可能結合部によってカニューレ支持部に接続され、支持部に対してカニューレの枢動を可能にする。
いくつかの実施形態では、支持部は、剛性プレートを備え、結合部は、ボール結合部である。いくつかの実施形態では、カニューレの近位端は、枢動可能結合部から延在する。他の実施形態では、カニューレの遠位端は、枢動可能結合部から延在する。
また、本発明は、別の側面では、本体部分と、本体部分内に搭載される支持部と、それぞれの第1および第2の連結点において、支持部から延在する第1および第2のカニューレを備え、第1および第2のカニューレは、それぞれの第1および第2の連結点において、支持部に対して可撓性である、手術用ポートを提供する。
また、本発明は、別の側面では、本体と、本体に対して可動である第1および第2の部材と、本体から延在する第1のカニューレおよび第2のカニューレとを備える、手術用ポートを提供する。第1および第2の部材は、それぞれのカニューレの配向を変更するように独立して可動である。
好ましくは、第1および第2の部材は、少なくとも部分的に金属から構成されるプレートであって、第1のプレートは、第2のプレートの遠位に配置される。
別の側面では、本発明は、壁を有する本体と、本体から延在し、そこを通して挿入される器具の移動を介して、本体に対して可動である第1および第2のカニューレとを備える、手術用ポートを提供する。体壁の少なくとも一部は、その上の器具により付与される圧力によって変形可能である。支持部は、本体と係合可能であって、本体の少なくとも一部の剛性を増大させる。
また、本発明は、別の側面では、そこから延在する第1および第2のカニューレを有する手術用ポートと、手術手技を行なうための第1および第2の器具との組み合わせを提供する。カニューレは、ポートに搭載され、カニューレの配向が変更可能であるように、少なくとも枢動可動域を提供する。第1の器具は、第1のカニューレを通して挿入可能であって、第2の器具は、第2のカニューレを通して挿入可能である。第1および第2の器具はそれぞれ、より近位シャフト部分に対して角度付けられた遠位シャフト部分を有し、互いに向かって指向可能な器具の遠位端を有する交差構成において操作可能である。
好ましい実施形態では、ポートは、本体を有し、カニューレは、本体から遠位に延在する。いくつかの実施形態では、第1および第2の器具はそれぞれ、第1および第2の顎部を有し、少なくとも第1の顎部は、第2の顎部に対して可動であって、顎部は、顎部から離れたアクチュエータによって、より近位シャフト部分に対して回転可能である。
また、本発明は、別の側面では、手術手技を行なうための手術用ポートと、第1の器具と、可撓性内視鏡との組み合わせを提供する。ポートは、そこから延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、カニューレは、ポートに搭載され、カニューレの配向が変更可能であるように、少なくとも枢動可動域を提供する。第1の器具は、組織上で手術ステップを行なうために、第1のカニューレを通して挿入可能であって、可撓性内視鏡は、手術部位の視覚化のために、第2のカニューレを通して挿入可能である。
組み合わせは、少なくとも部分的に第2のカニューレ内に配置され、カニューレを角度付け、それによって、内視鏡を角度付ける、剛性部材をさらに備えてもよい。いくつかの実施形態では、剛性部材は、第2のカニューレの角度付けられた位置を維持する角度でポートに固着される。
また、本発明は、別の側面で、低侵襲性手術手技を行なうための方法、すなわち、
自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートを患者に対して配置するステップと、
第1の器具を第1のカニューレを通して挿入するステップと、
第2の器具を第2のカニューレを通して挿入するステップであって、少なくとも手術手技の一部の間において、第2の器具の遠位先端が第1の器具の遠位先端に向かって指向する、ステップと、
少なくとも第1の器具を移動させて、カニューレの配向を変更し、第1および第2の器具を交差構成に配置するステップとを備える、方法を提供する。
本方法は、上記ポートの第3のカニューレを通して、可撓性の内視鏡を挿入するステップおよび上記第3のカニューレを角度付けられた位置に固着するステップをさらに備える。
例えば、本発明は以下を提供する。
(項目A1)
手術用ポートであって、
少なくとも部分的に第1の材料から構成される本体と、
少なくとも部分的に第2の異なる材料から構成され、該本体によって支持される薄膜であって、該薄膜の少なくとも一部は可撓性である、薄膜と、
該薄膜から延在する第1および第2のカニューレであって、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動である、第1および第2のカニューレと
を備える、ポート。
(項目A2)
上記薄膜は伸縮性材料から構成され、該薄膜は上記カニューレの枢動および捻転を可能にして、それを通して挿入される器具の位置を変更する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A3)
上記本体は、遠位部分における横断方向寸法より大きい近位部分における横断方向寸法を有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A4)
上記本体は、組織係合部分を含み、該組織係合部分は、不規則な外側表面部分を有することにより、開口に隣接する組織の把持を向上させる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A5)
上記本体は、剛性材料から構成される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A6)
上記本体は、可撓性ワイヤを含み、該ワイヤは拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A7)
上記ワイヤは、自動的に拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A8)
上記ワイヤは、拡張可能部材による係合によって拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A9)
上記カニューレは、上記薄膜に隣接する近位開口と、上記本体から遠位に延在する遠位開口とを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A10)
上記第1のカニューレは、上記第2のカニューレの内側管腔より横断方向寸法が大きい内側管腔を有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A11)
上記第1のカニューレ内に配置される補強部材をさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A12)
上記補強部材は、上記管腔内に同軸的に配置される剛性管を備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A13)
上記第1のカニューレは、それの遠位端にシールを含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A14)
上記薄膜は、上記本体の外側表面に取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A15)
上記薄膜は、スエージ加工されたリングによって取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A16)
第1および第2のカニューレ拡張部をさらに備え、該第1のカニューレ拡張部は、上記第1のカニューレに接続され、該第2のカニューレ拡張部は、上記第2のカニューレに接続される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A17)
上記カニューレ拡張部は、スエージ加工されたリングによって、それぞれのカニューレに接続される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A18)
上記カニューレ部材は、第1のシールを有し、上記カニューレ拡張部は、第2のシールを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A19)
上記第1のカニューレは、それの中に配置される弁を含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A20)
本体とカニューレ支持部とを備える手術用ポートであって、該カニューレ支持部は該本体に対して略横断方向に延在し、複数のカニューレが枢動可能結合部によって該カニューレ支持部に接続されて、該支持部に対して該カニューレの枢動を可能にする、手術用ポート。
(項目A21)
上記支持部は、剛性プレートを備え、上記結合部は、ボール結合部である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A22)
上記カニューレの近位端は、上記枢動可能結合部から延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A23)
上記カニューレの遠位端は、上記枢動可能結合部から延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A24)
上記支持部は、上記本体に対して可動である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A25)
本体部分と、該本体部分内に搭載される支持部と、それぞれの第1および第2の連結点において該支持部から延在する第1および第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2のカニューレは、該それぞれの第1および第2の連結点において、該支持部に対して可撓的である、手術用ポート。
(項目A26)
上記支持部は、上記本体の外側表面部分に取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目A27)
上記第1および第2のカニューレの近位端は、上記支持部に隣接する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目A28)
本体と、該本体に対して可動である第1および第2の部材と、該本体から延在する第1のカニューレおよび第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2の部材は、独立して可動であることにより該それぞれのカニューレの配向を変更する、手術用ポート。
(項目A29)
上記第1の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第1のプレートを備え、上記第2の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第2のプレートを備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A30)
上記第1のプレートは、開口を有することにより、そこを通る上記第2のカニューレの通過を可能にする、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A31)
上記第1のプレートは、上記第2のプレートの遠位に配置される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目A32)
手術用ポートであって、
壁を有する本体と、
該本体から延在する第1および第2のカニューレであって、該第1および第2のカニューレは、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動であり、該体壁の少なくとも一部は、それの上の器具によって付与される圧力によって変形可能である、第1および第2のカニューレと、
該本体の少なくとも一部の剛性を増大させるために、該本体と係合可能である支持体と
を備える、ポート。
(項目A33)
上記支持部は、ワイヤを備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目A34)
上記ワイヤは、上記本体の上記壁の中に埋め込まれる、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目A35)
手術用ポートと、手術手技を行なうための第1および第2の器具との組み合わせであって、
自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載されて、該カニューレの配向が変更可能であるように、少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
該第1のカニューレを通して挿入可能である第1の器具と、該第2のカニューレを通して挿入可能である第2の器具とであって、該第1および第2の器具は、より近位のシャフト部分に対して角度を付けられた遠位シャフト部分をそれぞれ有し、互いに向かって指向可能である該器具の遠位端を有する交差構成で操作可能である、第1および第2の器具と
を備える、組み合わせ。
(項目A36)
上記ポートは、本体を有し、上記カニューレは、該本体から遠位に延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A37)
上記第1および第2の器具はそれぞれ、第1および第2の顎部を有し、少なくとも該第1の顎部は、該第2の顎部に対して可動である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A38)
上記器具の上記顎部は、該顎部から遠隔のアクチュエータによって、上記より近位のシャフト部分に対して回転可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A39)
上記第1および第2のカニューレは、可撓性である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A40)
上記ポートは、カニューレ担体を含み、上記第1および第2のカニューレは、該カニューレ担体に対して枢動可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A41)
上記ポートは、より遠位領域の横断方向寸法より大きい横断方向寸法を有する近位領域を含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A42)
上記ポートは、上記第1および第2のカニューレを支持するカニューレ担体を含み、該第1のカニューレ内の近位開口は、該カニューレ担体に隣接する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A43)
手術手技を行なうための、手術用ポートと、第1の器具と、可撓性内視鏡との組み合わせであって、
自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載され、該カニューレの配向が変更可能であるように少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
組織上で手術ステップを行なうための、該第1のカニューレを通して挿入可能な第1の器具と、
手術部位の可視化のための、該第2のカニューレを通して挿入可能である可撓性内視鏡と
を備える、組み合わせ。
(項目A44)
通路を有する剛性部材をさらに備え、該剛性部材は、少なくとも部分的に上記第2のカニューレ内に配置されて該カニューレを角度付けし、それによって、上記内視鏡を角度付けする、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A45)
上記剛性部材は、上記第2のカニューレの角度付けられた位置を維持する角度において、上記ポートに固着される、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目A46)
低侵襲性手術手技を行なうための方法であって、
患者に対してポートを配置するステップであって、該ポートは自身から延在する第1および第2のカニューレを有する、ステップと、
第1の器具を該第1のカニューレを通して挿入するステップと、
第2の器具を該第2のカニューレを通して挿入するステップであって、少なくとも該手術手技の一部の間に、該第2の器具の遠位先端は、該第1の器具の遠位先端に向かって指向する、ステップと、
少なくとも該第1の器具を移動させて、該カニューレの配向を変更し、該第1および第2の器具を交差構成に配置するステップと
を備える、方法。
(項目A47)
可撓性内視鏡を上記ポートの第3のカニューレを通して挿入するステップをさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目A48)
上記ポートを上記患者に固着するステップをさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目B49)
上記第3のカニューレを角度付けられた位置に固着するステップをさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載の方法。
また、例えば、本発明は以下を提供する。
(項目B1)
手術用ポートであって、
少なくとも部分的に第1の材料から構成される本体と、
少なくとも部分的に第2の異なる材料から構成され、該本体によって支持される薄膜であって、該薄膜の少なくとも一部は可撓性である、薄膜と、
該薄膜から延在する第1および第2のカニューレであって、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動である、第1および第2のカニューレと
を備える、ポート。
(項目B2)
上記薄膜は伸縮性材料から構成され、該薄膜は上記カニューレの枢動および捻転を可能にして、それを通して挿入される器具の位置を変更する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B3)
上記本体は、遠位部分における横断方向寸法より大きい近位部分における横断方向寸法を有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B4)
上記本体は、組織係合部分を含み、該組織係合部分は、不規則な外側表面部分を有することにより、開口に隣接する組織の把持を向上させる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B5)
上記本体は、剛性材料から構成される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B6)
上記本体は、可撓性ワイヤを含み、該ワイヤは拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B7)
上記ワイヤは、自動的に拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B8)
上記ワイヤは、拡張可能部材による係合によって拡張可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B9)
上記カニューレは、上記薄膜に隣接する近位開口と、上記本体から遠位に延在する遠位開口とを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B10)
上記第1のカニューレは、上記第2のカニューレの内側管腔より横断方向寸法が大きい内側管腔を有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B11)
上記第1のカニューレ内に配置される補強部材をさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B12)
上記補強部材は、上記管腔内に同軸的に配置される剛性管を備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B13)
上記第1のカニューレは、それの遠位端にシールを含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B14)
上記薄膜は、上記本体の外側表面に取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B15)
上記薄膜は、スエージ加工されたリングによって取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B16)
第1および第2のカニューレ拡張部をさらに備え、該第1のカニューレ拡張部は、上記第1のカニューレに接続され、該第2のカニューレ拡張部は、上記第2のカニューレに接続される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B17)
上記カニューレ拡張部は、スエージ加工されたリングによって、それぞれのカニューレに接続される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B18)
上記カニューレ部材は、第1のシールを有し、上記カニューレ拡張部は、第2のシールを有する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B19)
上記第1のカニューレは、それの中に配置される弁を含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B20)
本体とカニューレ支持部とを備える手術用ポートであって、該カニューレ支持部は該本体に対して略横断方向に延在し、複数のカニューレが枢動可能結合部によって該カニューレ支持部に接続されて、該支持部に対して該カニューレの枢動を可能にする、手術用ポート。
(項目B21)
上記支持部は、剛性プレートを備え、上記結合部は、ボール結合部である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B22)
上記カニューレの近位端は、上記枢動可能結合部から延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B23)
上記カニューレの遠位端は、上記枢動可能結合部から延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B24)
上記支持部は、上記本体に対して可動である、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B25)
本体部分と、該本体部分内に搭載される支持部と、それぞれの第1および第2の連結点において該支持部から延在する第1および第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2のカニューレは、該それぞれの第1および第2の連結点において、該支持部に対して可撓的である、手術用ポート。
(項目B26)
上記支持部は、上記本体の外側表面部分に取付けられる、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目B27)
上記第1および第2のカニューレの近位端は、上記支持部に隣接する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目B28)
本体と、該本体に対して可動である第1および第2の部材と、該本体から延在する第1のカニューレおよび第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2の部材は、独立して可動であることにより該それぞれのカニューレの配向を変更する、手術用ポート。
(項目B29)
上記第1の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第1のプレートを備え、上記第2の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第2のプレートを備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B30)
上記第1のプレートは、開口を有することにより、そこを通る上記第2のカニューレの通過を可能にする、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B31)
上記第1のプレートは、上記第2のプレートの遠位に配置される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のポート。
(項目B32)
手術用ポートであって、
壁を有する本体と、
該本体から延在する第1および第2のカニューレであって、該第1および第2のカニューレは、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動であり、該体壁の少なくとも一部は、それの上の器具によって付与される圧力によって変形可能である、第1および第2のカニューレと、
該本体の少なくとも一部の剛性を増大させるために、該本体と係合可能である支持体と
を備える、ポート。
(項目B33)
上記支持部は、ワイヤを備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目B34)
上記ワイヤは、上記本体の上記壁の中に埋め込まれる、上記項目のうちのいずれか1項に記載の手術用ポート。
(項目B35)
手術用ポートと、手術手技を行なうための第1および第2の器具との組み合わせであって、
自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載されて、該カニューレの配向が変更可能であるように、少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
該第1のカニューレを通して挿入可能である第1の器具と、該第2のカニューレを通して挿入可能である第2の器具とであって、該第1および第2の器具は、より近位のシャフト部分に対して角度を付けられた遠位シャフト部分をそれぞれ有し、互いに向かって指向可能である該器具の遠位端を有する交差構成で操作可能である、第1および第2の器具と
を備える、組み合わせ。
(項目B36)
上記ポートは、本体を有し、上記カニューレは、該本体から遠位に延在する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B37)
上記第1および第2の器具はそれぞれ、第1および第2の顎部を有し、少なくとも該第1の顎部は、該第2の顎部に対して可動である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B38)
上記器具の上記顎部は、該顎部から遠隔のアクチュエータによって、上記より近位のシャフト部分に対して回転可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B39)
上記第1および第2のカニューレは、可撓性である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B40)
上記ポートは、カニューレ担体を含み、上記第1および第2のカニューレは、該カニューレ担体に対して枢動可能である、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B41)
上記ポートは、より遠位領域の横断方向寸法より大きい横断方向寸法を有する近位領域を含む、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B42)
上記ポートは、上記第1および第2のカニューレを支持するカニューレ担体を含み、該第1のカニューレ内の近位開口は、該カニューレ担体に隣接する、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B43)
手術手技を行なうための、手術用ポートと、第1の器具と、可撓性内視鏡との組み合わせであって、
自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載され、該カニューレの配向が変更可能であるように少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
組織上で手術ステップを行なうための、該第1のカニューレを通して挿入可能な第1の器具と、
手術部位の視覚化のための、該第2のカニューレを通して挿入可能である可撓性内視鏡と
を備える、組み合わせ。
(項目B44)
通路を有する剛性部材をさらに備え、該剛性部材は、少なくとも部分的に上記第2のカニューレ内に配置されて該カニューレを角度付けし、それによって、上記内視鏡を角度付けする、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B45)
上記剛性部材は、上記第2のカニューレの角度付けられた位置を維持する角度において、上記ポートに固着される、上記項目のうちのいずれか1項に記載の組み合わせ。
(項目B46)
低侵襲性手術手技を実行するためのシステムであって、
患者に対してポートを配置されるように構成されるポートであって、該ポートは自身から延在する第1および第2のカニューレを有する、ポートと、
該第1のカニューレを通して挿入されるように構成される第1の器具と、
該第2のカニューレを通して挿入されるように構成される第2の器具であって、少なくとも該手術手技の一部の間に、該第2の器具の遠位先端は、該第1の器具の遠位先端に向かって指向する、第2の器具と
を備え、少なくとも該第1の器具は移動させられて、該カニューレの配向を変更し、該第1および第2の器具を交差構成に配置するように構成される、システム。
(項目B47)
上記ポートの第3のカニューレを通して挿入されるように構成される可撓性の内視鏡をさらに備える、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目B48)
上記ポートは上記患者に固着されるように構成される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(項目B49)
上記第3のカニューレは角度付けられた位置に固着されるように構成される、上記項目のうちのいずれか1項に記載のシステム。
(摘要)
手術用ポートは、本体と、本体から延在し、それぞれのカニューレを通して挿入される器具を介して、本体に対して可動である、第1および第2のカニューレとを備える。カニューレは、本体から遠位に延在可能であって、1つ以上のシールを含み得る。また、ポートアセンブリ、ならびに交差構成において操作可能な第1および第2の器具も開示される。
図1は、挿入を補助するために、その中に配置される栓子を伴って示される、本発明のポートアセンブリの第1の実施形態の斜視図である。 図1Aは、栓子が除去された状態にある、図1のポートアセンブリの部分的に裁断された斜視図である。 図2は、栓子の斜視図である。 図3は、図1のポートアセンブリおよび栓子の上面図である。 図4は、栓子が除去された状態にある、ポートアセンブリの上面図である。 図5は、図1の線5−5に沿った、ポートアセンブリの一部の断面図である。 図5Aは、図5の弁の拡大図である。 図6は、カニューレ部材のうちの2つを通して挿入される手術器具を想像線で示す、図1のポートアセンブリの斜視図である。 図7は、カニューレ部材から遠位に延在する2つの器具を示す、図1のポートアセンブリの一部の拡大断面図である。 図7Aは、図1のポートアセンブリのカニューレ部分のうちの1つの遠位領域の分解斜視図である。 図8は、交差構成への器具の移動を示し、標的部位に向かって指向する動作先端をさらに示す、図6に類似する斜視図である。 図9は、本発明のポートアセンブリの代替実施形態の断面図であって、カニューレを通して挿入される器具を示す。 図10は、本発明のポートアセンブリの別の代替実施形態の断面図であって、カニューレを通して挿入される器具を示す。 図11は、本発明のポートアセンブリのさらに別の代替実施形態の断面図であって、カニューレを通して挿入される器具を示す。 図11Aは、カニューレ支持部プレートの枢動を示す、図11に類似する断面図である。 図12は、本発明のポートアセンブリの別の代替実施形態の断面図であって、プレートを通して挿入される2つの器具を示す。 図13は、一対の回転可能かつ枢動可能プレートを有する、本発明のポートアセンブリの代替実施形態の分解斜視図である。 図13Aは、図13のポートアセンブリの上部平面図である。 図13Bは、図13のポートアセンブリの断面図である。 プレートの枢動運動を示す、図13Bに類似する断面図である。 図14は、ポートアセンブリの別の代替実施形態の斜視図である。 図14Aは、図14Aのポートの断面図である。
本明細書に開示される手術用ポートアセンブリは、低侵襲性手術のために設計され、患者の単一の開口、例えば、臍孔を通して挿入する、またはそのような切開に隣接して留置し、切開を通して手術器具のアクセスを提供するために構成される。ポートアセンブリは、ポートを通して挿入される器具の移動の自由度を提供し、患者内の制限された空間において行なわれる低侵襲性手術手技を容易にする。そのような低侵襲性手技として、例えば、腹腔鏡下および胸腔鏡下手技、ならびに他の内視鏡下手技が挙げられる。
図面に示され、以下の説明を通して記載されるように、用語「近位」は、ユーザにより近い端部を指し、用語「遠位」は、ユーザからより通り端部を指す。
最初に図1−4を参照すると、本発明のポートアセンブリの第1の実施形態が開示される。ポートアセンブリ10は、略円筒形の下方または遠位本体部分12と、略円錐または漏斗形の本体を有する外向きに拡開した上方または近位部分30と、可撓性薄膜41、およびユニット40の「脚部」または「指部」を形成する薄膜から遠位に延在するカニューレスリーブまたはトロカール40a、40b、40cを備えるカニューレユニット40とを含む。カニューレ40a−40cは、後述されるように、手術器具を受容するように構成される、その中に形成される管腔を有する(例えば、図1Aの44a参照)。以下に詳述される栓子60は、挿入の際に、ポートアセンブリ内に可撤的に配置され、ポートアセンブリ10の留置を促進する。
より具体的には、ポートアセンブリ10の本体部分12は、環状本体14を備え、その一部は、好ましくは、臍孔内の切開等、患者の開口内に配置され、本体14は、好ましくは、外側表面上に一連の環状リブ16を有し、切開に隣接する組織T(例えば、図6参照)との本体14の摩擦係合を向上させ、使用の際に、ポートアセンブリ10の着座を容易にし、滑脱を低減する。リブ16は、例えば、摩擦係合を提供(およびポートアセンブリの回転挿入を提供)することが可能である螺旋状ネジ山の形態であるか、あるいは隆起突出または粗表面であり得る。本体14は、好ましくは、略剛性であって、好ましくは、ポリカーボネートから構成されるが、他の材料も利用可能である。また、代替実施形態では、本体部分またはその部分は、より可撓性の材料から構成され得、カニューレ内の器具の操作の際に、伸縮可能である一方で、依然として、アセンブリに対して十分な支持を提供するように企図される。例えば、本体14の一部は、異なる材料または異なる硬度の同一材料から構成されることができる。
本体14上に支持されるのは、カニューレ担体または支持部として機能する可撓性薄膜41である。スエージ加工された取付リング17は、カニューレ担体41を本体14の外側表面の遠位部分に固着(挟着)するが、担体は、糊付等の他の方法によっても取付可能である。担体41は、好ましくは、横断方向に延在する可撓性薄膜の形態であって、好ましくは、シリコーン、ポリイソプレン、または熱可塑性物質エラストマー等のエラストマー材料から構成されるが、他の材料も利用可能である。材料は、好ましくは、可撓性かつ伸縮性であって、そこを通して挿入される手術器具の操作によって、カニューレが枢動され(本体14の長手方向軸と平行な軸に対して)、旋回させられると(長手方向軸を中心として)、カニューレ(脚部/指部)40a−40cの増大した可動域を提供する。すなわち、カニューレ40a−40cの増大した可動域は、そこを通して挿入される器具の増大した可動域へと変換され、手術手技を容易にするとともに、そうでなければ、器具の可動性が制限される場合に、患者内に提供される制限された空間において達成され得ない付加的手技を行なわせることを可能とする。
可撓性材料から構成されることによって、カニューレは、薄膜から延在するその領域において可撓性である。また、カニューレの一部および/またはカニューレ担体の一部は、より剛性であることが企図されるが、但し、担体への取付領域においては少なくとも可撓性(または可動性)であって、手術手技の際に、手術器具シャフトの操作によって付与される力に応じて、回転運動において、カニューレ(脚部/指部)を種々の角度に一時的に屈曲または捻転させる。したがって、可撓性によって、カニューレを通して挿入される手術器具(または、内視鏡)の枢動および/または旋回を可能にする。横断方向に延在するカニューレ担体は、好ましくは、全体として可撓性であるが、代替として、いくつかの部分、例えば、カニューレ接合面に隣接する部分が可撓性であって、いくつかの部分は、より剛性またはさらに略剛性であるように構成され得ることを理解されたい。異なる剛性は、例えば、異なる硬度または厚さの同一材料を使用することによって、あるいは異なる材料を利用することによって達成され得る。例示される実施形態では、ポート本体および可撓性薄膜は、少なくとも部分的に異なる材料から構成され、薄膜は、より可撓性の部分を有し、ポート本体は、より剛性の部分を有する。
好ましくは、担体41およびそこから延在するカニューレ40−40cは、同一材料から構成されるが(例えば、成形形態で)、また、代替として、カニューレは、異なる材料から構成され、例えば、糊付、または他の方法によって、担体(薄膜)41に取付けられることが企図される。
また、対向する表面、すなわち、カニューレ40a−40cと担体41との間の接合面は、種々の材料および形状(適合するか、または適合しない)から構成され得、他の部品に対して、ある部品の実質的な可動域を容易にすることが企図される。同時に、対向表面の間に一定の付加的な摩擦を生成すること、例えば、低潤滑材料または不規則な表面を選択することによって、部品の移動が外科医によってさらに制御されるようになり、全方向に若干のマイクロラチェット効果を生じさせる。
カニューレ40a−40cに取付けられるのは、遠位カニューレ拡張部49a−49cである。これらのカニューレ拡張部49a−49cは、それぞれスエージ加工リング51によって、それぞれのカニューレ40a−40cに取付けられる。カニューレ40a−40c内に配置される補強管80(後述される)は、スエージ加工リング51に対する基部を提供する。
例示される実施形態では、カニューレ40a−40c内の近位開口(例えば、図7の40e、40f参照)が、薄膜41の表面に隣接するように、カニューレ40a−40cは、薄膜41から遠位に延在する。示されるように、カニューレ40a−40cは、本体部分14の遠位端19を越えて、薄膜41から遠位に延在し、例示される実施形態では、カニューレ40bおよび40cは、担体41または本体14から近位に延在しない。しかしながら、代替実施形態では、カニューレのうちの1つ以上はまた、近位に延在し得る。代替として、カニューレは、主に近位に、または近位のみに延在し得る。
カニューレ40a−40cはそれぞれ、そのそれぞれの管腔内に配置され、増大した強度および剛性を提供し、器具挿入および除去の際の摩擦を低減し、カニューレの反転の可能性を減少させる補強管80(図7参照)を有してもよい。管80は、例えば、ポリテトラフルオロエチレンを含む、種々の材料から構成され得る。また、前述のように、管は、カニューレ拡張部取付リング51のスエージ加工のための基部を提供する。
好ましい実施形態では、カニューレ40a内に搭載されるのは、上方部分30の近位周縁52を越えて近位に延在し、好ましくは、吹送ガスの導入のために設計される専用管75である。この目的のため、管75は、図5に示されるように、下方部分74におけるクワッドシール76と、キャップ79内に支持されるリングシール73とを含む、弁アセンブリ78を有する。クワッドシール76は、図5Aの拡大図に示され、2つの交差する矩形表面76a、76bから形成される。これらの矩形表面はそれぞれ、中心76dで交差する細隙76cを有する。シールは、弁として機能し、器具がポートを通して挿入されない場合、気腹の損失を防止する。中心孔72を有する可撓性薄膜の形態にあるシール73は、スリーブ72に固着され、スリーブ72の肩部72aの上に着座する、キャップ79の肩部79aに固着される。スリーブ72の肩部72aは、頂部に着座し、支持部リング71に固着される。シール73は、器具がカニューレ内に挿入されると、気腹の損失を防止するように機能する。
ルアーロックを有する吹送管74は、管75の管腔と連通する。管(カニューレ)75は、好ましくは、示されるように、恒久的に取付けられるが、代替として、遠位に延在するカニューレのうちの1つの中に、可撤的に接続、例えば、解除可能に摩擦嵌合し得る。また、管75を使用して、器具挿入および除去の際に、気腹を維持するシールによって、内視鏡または他の撮像デバイス、あるいは他の手術器具を受容することができる。
カニューレユニット40は、好ましくは、手術器具シャフトがそこを通して挿入されるときに気腹を維持するためのその遠位端のシール(弁)と、挿入される器具が存在しないときに気腹を維持するためのより近位領域のシールとを有する。好ましい実施形態では、図5Aの弁76に類似するクワッド弁は、遠位カニューレ拡張部49a、49b、および49cのそれぞれの中に配置され、シール73に類似する形態にある、すなわち、可撓性薄膜および伸縮性中心開口を有するシール42a、42b、および42cは、それぞれのカニューレ40a−40cの近位部分の中に配置される。明確にするために、遠位弁は、図7の横断面には示されない。弁は、好ましくは、カニューレ拡張部49a−49cおよびシール42a−42cとともに成形される。シールは、好ましくは、カニューレ40a−40c(および、カニューレ担体41)とともに成形される。また、三尖弁シール、または他のリング、あるいはビードシール等、他の種類のシールも企図される。加えて、好ましくは、ユニットとともに成形されるが、シールは、それぞれのカニューレ/カニューレ拡張部に取付けられる別個の構造であり得る。
3つのカニューレが示されるが、また、2つのみのカニューレが提供され得ることも企図される。また、3つを超えるカニューレが提供され得ることも企図される。カニューレのうちの1つ以上は、担体41から近位に延在し得る。
一実施形態では、3つすべてのカニューレ40a−40cが、略同一の直径である。カニューレ40b(および、そのカニューレ拡張部49b)が、カニューレ40a、40c(および、そのカニューレ拡張部49a、49c)の直径(および、管腔)より大きな直径(および、大きな管腔)を有する例示される実施形態等の代替実施形態では、カニューレ/カニューレ拡張部は、異なる直径であり得る。一例として、異なるサイズの器具を収容するために、1つのカニューレ/カニューレ拡張部は、直径12mmであり得、他の2つのカニューレ/カニューレ拡張部は、直径5mmであり得る。
カニューレのうちの1つ以上は、より広く深い入口空間または前置チャンバを有し得、器具運動の増大した範囲および器具シャフトのより容易な交差を可能とする。カニューレ40a−40cは、略円周方向に等距離に離間して示されるが、他の間隔もまた、企図される。
一実施形態では、カニューレユニット(モジュール)40は、ポートアセンブリ本体部材に可撤的に取付けられ、1つのカニューレモジュールと別のカニューレモジュールとの切り替えを可能にしてもよい。したがって、例えば、2つのカニューレ(例えば、1つは内視鏡のため、1つは別の器具のため)を有する「タコ」モジュールは、3つのカニューレを有するユニットと置換され得る。カニューレユニットが除去されると、本体部材内の開口は、大きなアクセス開口を必要とする組織排出または他の手技のために使用され得る。気腹は、カニューレユニットの交換の際に、本体部材の開口内(例えば、円筒形部分内)に嵌入する一時的ポートプラグの使用によって、新しいカニューレモジュールの接続に応じて、迅速に再構築され得る。
再び図1、1A、および6を参照すると、ポート10の上方または近位部分30は、複数の縫合糸アンカ54(明確にするために、そのうちのいくつかのみ標識される)を有する円形周縁52を備える本体50を有する。縫合糸アンカ54は、例示的に、結着された縫合糸(図示せず)を受容するために、上方に傾斜した支柱の形態であって、トロカールポートアセンブリ10を患者の切開部位(臍孔等)に係着する。加えて、本体50は、後述される栓子60の突出または楔を受容するために、アンカ54間の複数の矩形陥凹55を有する円形周縁52に沿って提供される。本体50は、拡開され、本体14の横断方向寸法より大きい本体50の横断方向寸法と、遠位領域より大きい横断方向寸法を有する本体50の近位領域とを有する器具挿入のための付加的空間を生成する。
栓子60は、概して、本体部材62から半径方向に外向きに突出し、ポートアセンブリ10の協働する矩形陥凹55内に着座するように適合される、矩形楔またはタブの形態の係合タブ64を有する、矩形形状の本体部材62を備える。湾曲した把持リッジ66は、本体部材62から上方に突出し、ユーザによる栓子60の握持を容易にする。細長い剛性部材68は、指接触リッジ66の反対側において、本体部材62から遠位に延在する。2つの剛性部材が示されるが、異なる数も提供され得る。
使用時、剛性部材68のそれぞれが、少なくとも部分的にカニューレのうちの1つの中に延在し、ポートアセンブリの挿入のためのカニューレを強固にするために、栓子60は、ポートアセンブリ10に搭載される。栓子の係合タブ64は、ポートアセンブリの対向する陥凹のいずれかの上に留置されて、ポート10上に栓子60を配置し、そして静止させ得る。ポートアセンブリの挿入および留置後に、栓子60は、手術手技を行なう手術器具の続く挿入のために、ポートアセンブリ10から除去される。また、栓子の剛性部材は、細長く、カニューレの遠位端を越えて延在し、ポートアセンブリの特定手術用のために、患者の皮膚表面および下層組織を通して穿刺するために、鈍頭または穿刺先端を有し得ることが企図される。また、栓子がポートアセンブリ10と相互連結可能であるように、ポートの陥凹は、より小さく、そしてタブと嵌合するように定寸され得ることが企図される。また、栓子は、他のポートアセンブリと併用され得る。
図6および8は、ポートアセンブリ10の使用を示す。ポートは、組織Tの切開内に留置されて、体腔へのアクセスを提供し、リッジ16は組織縁に摩擦係合する。示されるように、第1の器具502は、カニューレ40bを通して挿入され、第2の器具504は、カニューレ40cを通して挿入される。概して、腹腔鏡下手術では、カニューレのうちの1つ、例えば、カニューレ40aは、可視化のための腹腔鏡を受容する。明確にするために、カニューレ40aおよび拡張部49aは、図8から除去されている。
器具502、504は、示されるように、交差した構成において利用され、外科医の手の分離を向上させる。器具が移動して、その配向が変更すると、器具はそれぞれのカニューレおよびカニューレ拡張部をこの新しい配向(位置)に付勢する。カニューレ40a−40cは、種々の種類の手動器具を収容可能である。遠位先端(器具顎部510、512)が、互いおよび/または手術手技の施行のための標的部位に向かって指向可能なように、図8に示される器具502、504は、湾曲したシャフト506、508を有する。示される顎部は、他の顎部に対して可動である少なくとも1つの顎部を有する。また、使用可能な他の器具として、例えば、本明細書と同日付で出願され、本発明の譲受人に譲渡された同時係属中の出願第____________号「Laparoscopic Instrument and Related Surgical Method」に記載されるものが挙げられ得る。また、カニューレは、十分に可撓性のものを含む他の器具シャフト、ならびに直線またはC形状およびS形状部分を含む剛性形状をとる器具シャフトを収容可能である。
図9−11は、ボール結合部を有し、カニューレの枢動を可能にし、そこを通して挿入される手術器具の移動の自由度を提供する、ポートアセンブリの代替実施形態を示す。より具体的には、図9の実施形態では、ポートアセンブリ100は、好ましくは、略剛性のプレートの形態であって、好ましくは、少なくとも部分的に金属から構成され、好ましくは、本体部材104内で略横断方向に延在する、支持部102を含む。支持部102は、本体部材104の内側壁に取付けられる別個の構成要素、またはそれと一体型であり得る。支持部102は、複数の陥凹を有し、その中に枢動ボール部分106aおよび106bを受容する。ボール部分106a、106bはそれぞれ、そこを通して延在する開口を有し、手術器具を受容する。ボール部分106a、106bのそれぞれから下方に(遠位に)延在するのは、ボール部分106a、106bと一体的に形成されて示されるそれぞれのカニューレ部分108a、108bである。したがって、各カニューレ108a、108b内の近位開口は、それぞれのボール部分106a、106bの裏表面107a、107bに隣接する。カニューレおよびボール部分は、一体的に形成されるか、または代替として、別個の取付構成要素であり得る。
ボール結合部は、カニューレの枢動運動を提供し、次に、そこを通して挿入される器具の枢動運動を可能にする。その結果、器具がカニューレを通して挿入されると、ユーザは、器具を操作し、それによって、カニューレ(矢印A参照)を枢動させ、アクセスおよび手術手技の施行を容易にすることができる。
ボール結合部を有する2つのカニューレ部材が、図9(ならびに、後述される図10および11の実施形態)に示されるが、そのような結合部を有する3つ以上のカニューレ部材、またはそのような結合部を有する1つのみのカニューレ部材が、これらの実施形態において提供され得る。また、カニューレはすべて、ボール結合部を介して枢動可能であり得るか、または1つ以上が、剛性的に取付けられ得る一方で、その他は枢動可能である。加えて、ボールの移動を提供するヒンジまたは他の接続およびソケット結合部が利用され得る。
本体部分104は、好ましくは、図1のポートアセンブリ10の拡開と同様に、その近位部分109において、外向きに拡開し、空間109aを有する円錐または漏斗形状を提供し、器具の移動範囲を増大させる。器具シャフト502、504は、108a、108bを通って延在するように示され、それぞれ、想像線で示される無数方向のうちの1つの方向の、器具504の枢動運動を有する。
図10の代替実施形態では、ポートアセンブリ150のカニューレ部材158a、158bは、図9の実施形態におけるように下方にではなく、ボール部分156a、156bから上方に(近位に)延在する。したがって、カニューレ部材158a、158bの遠位開口は、それぞれのボール部分156a、156b内の近位開口に隣接する。ボール部分156a、156bは、支持部157の陥凹内に着座している。このボール結合部は、矢印によって示されるように、器具502、504の枢動を可能にする。あらゆる他の点では、ポートアセンブリ150は、例えば、漏斗形状の近位部分159、略横断方向の支持部157等、図9のポートアセンブリ100と同一であって、したがって、簡潔にするために、ここではさらに説明しない。
カニューレ部材の可動性が増大し、それによって、そこを通して挿入される手術器具が、図11、11Aのポートアセンブリ180内に提供される。本実施形態では、ボール結合部は、ボール部分186a、186bから遠位に延在するカニューレ部材188a、188bとともに、図9の実施形態におけるように提供される。しかしながら、この変形例では、カニューレ186a、186bを支持する横断方向の支持部190は、可動の剛性プレート190の形態である。ボール部分186a、186bを受容するための陥凹194、196を有するプレート190は、本体部分181内に配置され、外側表面から延在する円周方向リッジまたはリップ192を有する。リッジ192は、本体部分181の内側壁に形成される溝182の中を進む。その結果、プレート194は、360度回転して、カニューレ188a、1886の位置を変更するとともに、図11Aの矢印によって示されるように、本体部分181内を浮動または枢動し得る。したがって、器具は、増大した移動の自由度によって、それぞれのカニューレ内で操作され得る。
図示されないが、シールは、図9−11のカニューレ部材内に提供され、吹送ガスの通過を防止し得ることを理解されたい。シールは、例えば、図1の実施形態に関して記載されたものに類似し得る。図9−12の実施形態のプレートは、好ましくは、少なくとも部分的に金属から構成される。
図12の実施形態では、ポートアセンブリ200は、本体部分204内で略横断方向に延在する浮動プレート202を有する。プレートは、内側に向けられた壁207a、207bを有する陥凹206a、206bを有し、そこを通して挿入される手術器具に摩擦係合する。陥凹206aは、上方および下方の面取りされた表面210a、212aを有し、器具502をその中で枢動させる。同様に、陥凹206bは、上方および下方の面取りされた表面210b、212bを有し、器具504をその中で枢動させる。2つを超える陥凹が、2つ以上のカニューレを受容するために提供され得る。加えて、ガスシールが、陥凹内に提供され、特定の手術手技のために、ポートアセンブリを通るガスの漏出を防止し得る。本体部分204は、図9−11の実施形態におけるように、拡開した近位部分203を有する。
別の代替実施形態は、図13−13Cに示される。本実施形態では、ポートアセンブリ300は、支持部リング302と、下方プレート304と、そこに取付けられるカニューレ330a、330b、および330cとともにリング302内に支持される上方プレート310とを有する。下方プレート304は、2つのマメ状形状の開口306aおよび306bと、円形開口307とを有する。同様に、上方プレート310は、2つのマメ状形状の開口316a、316bと、円形開口317とを有する。プレート304、310は、本体部分320内に搭載されるリング302内に、略横断方向の配向で搭載される。
本体部分320は、図1のポートの本体部分に類似し、例えば、拡開した近位部分322と、縫合糸アンカ325と、陥凹326を受容する栓子と、部分320の外側表面上の環状リッジ328を有する略円筒形の本体324とを有する。プレート内の開口は、上方および下方の面取りされた表面を有し、カニューレ部材330a、330b、および330cの摩擦係合のために、内向きに延在する壁(例えば、上方プレート310のそれぞれの開口317、316aの壁317aおよび319aと、下方プレート304のそれぞれの開口306b、307の壁309bおよび307a参照)を形成する一方で、カニューレの枢動運動を可能にする。カニューレ330bは、図1の実施形態のものと類似する吹送ポート340を伴って示される。カニューレ部材は、シールを含み、本明細書に記載されたような吹送ガスの放出を防止し得る。カニューレ330bは、他のカニューレより大きい直径を有して示されるが、本明細書に記載される他の実施形態におけるように、種々の異なる直径のカニューレまたは同一直径のカニューレも提供され得る。
リング302は、図13Bに示されるように、本体324の内側壁に形成される陥凹329内を移動する、円周方向フランジまたはリップ303を有する。これによって、リング302および取付けられるプレート304、310の枢動可能運動(図13C参照)および回転運動の両方を可能にし、そこを通って延在する器具の運動によって、プレートに固定して取付けられるカニューレ部材330a、330b、および330cの配向を変更する。さらに、プレート304、310はそれぞれ、本体部分320の長手方向軸と略平行の軸を中心として、他のプレートから独立して回転可能であって、本体部分324の外側円周方向部分に対して、カニューレ部材330a−330cの位置を変更する。プレートのそのような回転は、マメ状形状の開口316a、316bおよび306a、306bの外側縁によって制限される。例えば、プレート310が時計回りに回転させられる場合、開口316aの縁318aは、カニューレ330aに当接し、それによって、回転運動を制限するであろう。例示される実施形態では、プレートの約30度の回転が達成され得る。しかしながら、異なる回転度を可能にする異なる形状の開口もまた、企図される。
図14および14Aは、代替ポートアセンブリを示す。ポートアセンブリは、図1のポートアセンブリと略同一であるが、拡張可能ポートを提供する材料およびワイヤの供給を除く。より具体的には、ポートアセンブリ400は、縫合糸アンカ406を有する略円錐または漏斗形状を形成する拡開した近位部分402と、陥凹408を受容する栓子と、略円筒形の遠位部分404とを有する。図1の実施形態におけるように、縫合糸アンカ406と、陥凹408を支持する栓子とは、近位部分402に提供される。組織係合リブ409は、部分404の外側表面上に提供され得る。ポートアセンブリ400は、熱可塑性物質エラストマー等のより可撓性の材料から形成されるという点において、図1のポートアセンブリ10と異なる。これによって、部分402(または、その一部)は、折り畳まれた(縮小形状)構成で開口内に留置可能となる。外力によって、より小さい外径(例えば、円筒形)を有する構成に折畳み可能または変形可能なポートを提供することによって、ある用途では、本体開口内への挿入が補助され、ポートが、例えば、円筒形スリーブ内にパッケージ化され得るために、より小さいパッケージングが達成可能である。
さらに、より可撓性材料は、近位部分402を伸縮させ、ポート400から延在する手術カニューレ部材(図示せず)を通して挿入される器具の可動域を増大させ得る。その理由は、拡張されるが、伸縮性されていない位置における拡開部分の横断方向寸法を超える角度に、器具が屈曲し得るためである。すなわち、ポートは、手術手技の際に、器具によって付与される圧力によるその壁の変形によって、「撓んでいる状態」になるであろう。可撓性の薄膜、カニューレ部材、および図1のポートアセンブリに関して記載されたもの等のシールを有する拡張部は、好ましくは、ポートアセンブリ400の一部であるが、簡潔にするために、その説明は、ここでは繰り返さない(さらに、構成要素は、図面に示されない)。
近位部分402の壁内に埋め込まれるのは、拡張可能ワイヤ410である。また、複数のワイヤが利用され得る。ワイヤ410は、いくつかの実施形態では、十分な弾力性を有する金属から構成され、応力を受けていないときには、拡張した構成に自動的に移動する。代替として、拡張した記憶位置を有する、ニチノール等の形状記憶材料から構成され得る。使用時、ワイヤは、近位部分402を拡張するための機構と、部分402の剛性を増大させるための支持部とを提供するであろう。示されるように、ワイヤ410は、一連のループ412を有する。壁内に埋め込まれるように示されるが、代替として、ワイヤは、片側または両側が、材料によって、完全または部分的に覆われ得る。ワイヤは、全体として、またはその一部として、対称的または非対称的(非均一)に、変形可能および拡張可能であり得ることが企図される。言い換えると、ポートの異なる部分(または、レベル、例えば、近位、遠位、最近位等)における横断面の寸法および形状は、手術の際に、ポート内の器具の移動を容易にするために、実質的に異なり、かつ動的であり得る。
また、ワイヤが近位部分402の拡張部を提供する代わりに、ワイヤは、近位部分402の材料に一定の剛性を付加して、一定の支持を提供するように提供され得ることが企図される。そのような実施形態では、近位部分の材料は、可撓性および伸縮性であり得る、あるいは代替として、自己拡張、または機械的拡張器等の別の器具による拡張によって、それ自体が拡張可能であり得る。また、拡張器を使用して、埋め込まれたワイヤを拡張することが可能である。
本明細書に記載される手術用ポートアセンブリは、内蔵または一体型内視鏡として提供されてもよく、デジタルチップ技術を組み込むことが可能である。内蔵カメラは、屈曲可能なシャフト内のケーブル(図示せず)を介して操作可能である。代替として、配向制御は、ポート本体部材または内視鏡アームまたはシャフトの遠位端部分内に統合される無線受信機によって、無線で達成されてもよい。また、可撓性内視鏡は、遠隔手術部位を可視化する他の方法とともに利用され得る。
可撓性内視鏡(全体的に可撓性の内視鏡または可撓性セクションを伴う内視鏡)が利用される場合、手術部位に指向される角度付けられた位置に内視鏡を維持するために、カニューレを角度付ける方法を提供することが有用である場合がある。可撓性内視鏡が挿入されるカニューレが可撓性である場合、内視鏡は、カニューレを角度付けるために、十分な剛性を有していなくてもよい。この場合、管がカニューレ内に挿入され、カニューレの剛性を増大させ、次いで、管およびカニューレを通して挿入される内視鏡が所望の角度となるように、カニューレを所望の角度に指向するように操作され得る。次いで、管は、例えば、フックまたはワイヤによって、ポートに固着され、カニューレおよび内視鏡を適所に維持し得る。また、剛性カニューレでは、カニューレを適所に維持し、ユーザの手を解放するフック、ワイヤ、または他の構造を提供することが望ましい場合がある。
本発明は、特定の実施形態および用途の観点から記載されたが、当業者は、本教示に照らして、請求される発明の精神から逸脱することなく、またはその範囲を超えることなく、付加的実施形態および修正を生み出し得る。故に、本明細書の図面および説明は、一例として提供され、本発明の理解を促進するためのものであって、その範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことを理解されたい。

Claims (49)

  1. 手術用ポートであって、
    少なくとも部分的に第1の材料から構成される本体と、
    少なくとも部分的に第2の異なる材料から構成され、該本体によって支持される薄膜であって、該薄膜の少なくとも一部は可撓性である、薄膜と、
    該薄膜から延在する第1および第2のカニューレであって、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動である、第1および第2のカニューレと
    を備える、ポート。
  2. 前記薄膜は伸縮性材料から構成され、該薄膜は前記カニューレの枢動および捻転を可能にして、それを通して挿入される器具の位置を変更する、請求項1に記載のポート。
  3. 前記本体は、遠位部分における横断方向寸法より大きい近位部分における横断方向寸法を有する、請求項2に記載のポート。
  4. 前記本体は、組織係合部分を含み、該組織係合部分は、不規則な外側表面部分を有することにより、開口に隣接する組織の把持を向上させる、請求項3に記載のポート。
  5. 前記本体は、剛性材料から構成される、請求項3に記載のポート。
  6. 前記本体は、可撓性ワイヤを含み、該ワイヤは拡張可能である、請求項1に記載のポート。
  7. 前記ワイヤは、自動的に拡張可能である、請求項6に記載のポート。
  8. 前記ワイヤは、拡張可能部材による係合によって拡張可能である、請求項6に記載のポート。
  9. 前記カニューレは、前記薄膜に隣接する近位開口と、前記本体から遠位に延在する遠位開口とを有する、請求項1に記載のポート。
  10. 前記第1のカニューレは、前記第2のカニューレの内側管腔より横断方向寸法が大きい内側管腔を有する、請求項8に記載のポート。
  11. 前記第1のカニューレ内に配置される補強部材をさらに備える、請求項1に記載のポート。
  12. 前記補強部材は、前記管腔内に同軸的に配置される剛性管を備える、請求項8に記載のポート。
  13. 前記第1のカニューレは、それの遠位端にシールを含む、請求項1に記載のポート。
  14. 前記薄膜は、前記本体の外側表面に取付けられる、請求項1に記載のポート。
  15. 前記薄膜は、スエージ加工されたリングによって取付けられる、請求項14に記載のポート。
  16. 第1および第2のカニューレ拡張部をさらに備え、該第1のカニューレ拡張部は、前記第1のカニューレに接続され、該第2のカニューレ拡張部は、前記第2のカニューレに接続される、請求項1に記載のポート。
  17. 前記カニューレ拡張部は、スエージ加工されたリングによってそれぞれのカニューレに接続される、請求項16に記載のポート。
  18. 前記カニューレ部材は、第1のシールを有し、前記カニューレ拡張部は、第2のシールを有する、請求項16に記載のポート。
  19. 前記第1のカニューレは、それの中に配置される弁を含む、請求項13に記載のポート。
  20. 本体とカニューレ支持部とを備える手術用ポートであって、該カニューレ支持部は該本体に対して略横断方向に延在し、複数のカニューレが枢動可能結合部によって該カニューレ支持部に接続されて、該支持部に対して該カニューレの枢動を可能にする、手術用ポート。
  21. 前記支持部は、剛性プレートを備え、前記結合部は、ボール結合部である、請求項20に記載のポート。
  22. 前記カニューレの近位端は、前記枢動可能結合部から延在する、請求項20に記載のポート。
  23. 前記カニューレの遠位端は、前記枢動可能結合部から延在する、請求項20に記載のポート。
  24. 前記支持部は、前記本体に対して可動である、請求項20に記載のポート。
  25. 本体部分と、該本体部分内に搭載される支持部と、それぞれの第1および第2の連結点において該支持部から延在する第1および第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2のカニューレは、該それぞれの第1および第2の連結点において、該支持部に対して可撓的である、手術用ポート。
  26. 前記支持部は、前記本体の外側表面部分に取付けられる、請求項25に記載の手術用ポート。
  27. 前記第1および第2のカニューレの近位端は、前記支持部に隣接する、請求項25に記載の手術用ポート。
  28. 本体と、該本体に対して可動である第1および第2の部材と、該本体から延在する第1のカニューレおよび第2のカニューレとを備える手術用ポートであって、該第1および第2の部材は、独立して可動であることにより該それぞれのカニューレの配向を変更する、手術用ポート。
  29. 前記第1の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第1のプレートを備え、前記第2の部材は、少なくとも部分的に金属から構成される第2のプレートを備える、請求項28に記載のポート。
  30. 前記第1のプレートは、開口を有することにより、そこを通る前記第2のカニューレの通過を可能にする、請求項29に記載のポート。
  31. 前記第1のプレートは、前記第2のプレートの遠位に配置される、請求項28に記載のポート。
  32. 手術用ポートであって、
    壁を有する本体と、
    該本体から延在する第1および第2のカニューレであって、該第1および第2のカニューレは、それらを通して挿入される器具の移動を介して該本体に対して可動であり、該体壁の少なくとも一部は、それの上の器具によって付与される圧力によって変形可能である、第1および第2のカニューレと、
    該本体の少なくとも一部の剛性を増大させるために、該本体と係合可能である支持体と
    を備える、ポート。
  33. 前記支持部は、ワイヤを備える、請求項32に記載の手術用ポート。
  34. 前記ワイヤは、前記本体の前記壁の中に埋め込まれる、請求項33に記載の手術用ポート。
  35. 手術用ポートと、手術手技を行なうための第1および第2の器具との組み合わせであって、
    自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載されて、該カニューレの配向が変更可能であるように、少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
    該第1のカニューレを通して挿入可能である第1の器具と、該第2のカニューレを通して挿入可能である第2の器具とであって、該第1および第2の器具は、より近位のシャフト部分に対して角度付けられた遠位シャフト部分をそれぞれ有し、互いに向かって指向可能である該器具の遠位端を有する交差構成で操作可能である、第1および第2の器具と
    を備える、組み合わせ。
  36. 前記ポートは、本体を有し、前記カニューレは、該本体から遠位に延在する、請求項35に記載の組み合わせ。
  37. 前記第1および第2の器具はそれぞれ、第1および第2の顎部を有し、少なくとも該第1の顎部は、該第2の顎部に対して可動である、請求項36に記載の組み合わせ。
  38. 前記器具の前記顎部は、該顎部から遠隔のアクチュエータによって、前記より近位のシャフト部分に対して回転可能である、請求項37に記載の組み合わせ。
  39. 前記第1および第2のカニューレは、可撓性である、請求項35に記載の組み合わせ。
  40. 前記ポートは、カニューレ担体を含み、前記第1および第2のカニューレは、該カニューレ担体に対して枢動可能である、請求項35に記載の組み合わせ。
  41. 前記ポートは、より遠位領域の横断方向寸法より大きい横断方向寸法を有する近位領域を含む、請求項35に記載の組み合わせ。
  42. 前記ポートは、前記第1および第2のカニューレを支持するカニューレ担体を含み、該第1のカニューレ内の近位開口は、該カニューレ担体に隣接する、請求項35に記載の組み合わせ。
  43. 手術手技を行なうための、手術用ポートと、第1の器具と、可撓性内視鏡との組み合わせであって、
    自身から延在する第1および第2のカニューレを有するポートであって、該第1および第2のカニューレは該ポートに搭載され、該カニューレの配向が変更可能であるように少なくとも枢動可動域を提供する、ポートと、
    組織上で手術ステップを行なうための、該第1のカニューレを通して挿入可能な第1の器具と、
    手術部位の可視化のための、該第2のカニューレを通して挿入可能である可撓性内視鏡と
    を備える、組み合わせ。
  44. 通路を有する剛性部材をさらに備え、該剛性部材は、少なくとも部分的に前記第2のカニューレ内に配置されて該カニューレを角度付けし、それによって、前記内視鏡を角度付けする、請求項43に記載の組み合わせ。
  45. 前記剛性部材は、前記第2のカニューレの角度付けられた位置を維持する角度において、前記ポートに固着される、請求項44に記載の組み合わせ。
  46. 低侵襲性手術手技を実行するためのシステムであって、
    患者に対して配置されるように構成されるポートであって、該ポートは自身から延在する第1および第2のカニューレを有する、ポートと、
    該第1のカニューレを通して挿入されるように構成される第1の器具と、
    該第2のカニューレを通して挿入されるように構成される第2の器具であって、少なくとも該手術手技の一部の間に、該第2の器具の遠位先端は、該第1の器具の遠位先端に向かって指向する、第2の器具と
    を備え、少なくとも該第1の器具は移動させられて、該カニューレの配向を変更し、該第1および第2の器具を交差構成に配置するように構成される、システム。
  47. 前記ポートの第3のカニューレを通して挿入されるように構成される可撓性の内視鏡をさらに備える、請求項46に記載のシステム。
  48. 前記ポートは前記患者に固着されるように構成される、請求項47に記載のシステム。
  49. 前記第3のカニューレは角度付けられた位置に固着されるように構成される、請求項47に記載のシステム。
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