JP2010087297A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】反りや捲れを抑えつつ半導体装置の厚みを薄くする。
【解決手段】表面に複数の半導体装置がダイシング領域を介して形成された半導体ウェハーのダイシング領域に溝部を形成し、紫外線を透過する板材と紫外線が照射されることにより硬化する接着層とからなる表面保護部材を半導体ウェハーの表面に貼り付け、半導体ウェハーの裏面を研削し半導体装置の厚みをそれぞれ薄くすると共に半導体装置を分離すると共に表面保護部材を分離して小片部材を形成し、小片部材が張り付いた前記半導体装置を基台上に取り付けた後に板材に紫外線を照射し接着層を硬化させて半導体装置から小片部材を剥離する。
【選択図】図8
【解決手段】表面に複数の半導体装置がダイシング領域を介して形成された半導体ウェハーのダイシング領域に溝部を形成し、紫外線を透過する板材と紫外線が照射されることにより硬化する接着層とからなる表面保護部材を半導体ウェハーの表面に貼り付け、半導体ウェハーの裏面を研削し半導体装置の厚みをそれぞれ薄くすると共に半導体装置を分離すると共に表面保護部材を分離して小片部材を形成し、小片部材が張り付いた前記半導体装置を基台上に取り付けた後に板材に紫外線を照射し接着層を硬化させて半導体装置から小片部材を剥離する。
【選択図】図8
Description
本発明は半導体装置の製造方法に関わり、特に、半導体ウェハーの表面に形成された半導体装置の厚みを半導体ウェハーの裏面を研磨することで薄くする工程を有する半導体装置の製造方法に関する。
複数の半導体装置を積層して封止(パッケージング)した所謂マルチチップパッケージ(MCP)型の半導体モジュールにおいては、半導体モジュールとしての高さ寸法を抑えて半導体モジュールを小型化するために、如何に個々の半導体装置の厚みを薄くするかが大きな課題となっている。
近年、半導体ウェハー上に形成された多数の半導体装置を個別に切り出す際、半導体ウエハーの表面側から所定深さの溝を形成した後、半導体ウェハーの裏面側から研削を行い、個々の半導体装置を分離する所謂先ダイシング法と呼ばれる製造方法が用いられている(例えば、特許文献1参照)この方法を用いることにより、半導体装置の厚みを50μm以下まで研削することが可能になったが、半導体装置の厚みを薄くすれば薄くするほど、半導体装置の端部が捲れあがったりまたは反りが発生し、半導体装置が不良になるという問題が出てきた。
特開2008−98427号公報
本発明の目的は、反りや捲れを抑えつつ半導体装置の厚みを薄くすることが可能な半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置の製造方法は、表面に複数の半導体装置がダイシング領域を介して形成された半導体ウェハーのダイシング領域に溝部を形成し、表面側から裏面側かけて紫外線を透過する板材と板材の裏面側に形成され紫外線が照射されることにより硬化する接着層とからなる表面保護部材を溝部が形成された半導体ウェハーの表面に貼り付け、表面保護部材が表面に張り付けられた半導体ウェハーの裏面を研削し複数の半導体装置の厚みをそれぞれ薄くすると共に半導体装置を溝部にて分離し、表面保護部材を溝部に対応する領域で分離することにより個々の半導体装置に小片化された表面保護部材が張り付いた小片部材を形成し、小片部材が張り付いた半導体装置を基台上に取り付けた後に板材の表面側から紫外線を照射し接着層を硬化させて半導体装置から小片部材を剥離する、ことを特徴とする。
本発明によれば、反りや捲れを抑えつつ半導体装置の厚みを薄くすることが可能になる。
以下、本発明の半導体装置の製造方法の一実施形態について、図1乃至図10を参照しながら説明する。なお、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。
図1は、多数の半導体装置が形成された半導体ウェハーの平面図、図2乃至図4は図1中切断線A−Aで示す部分の断面図、図5乃至図10は分離された半導体装置を積層する工程を説明するための図である。
ダイシング工程前において、図1および図2に示すように、表面3および表面3に対向する裏面5を有する半導体ウェハー1には、表面3に例えばNAND型不揮発性半導体記憶装置のような半導体装置7がダイシング領域9によって分離されながら多数形成されている。
ダイシング工程において、先ず、図3に示すように、半導体ウェハー1の表面3のダイシング領域9に、ダイシング用の溝部11が形成される。この溝部11は半導体ウェハー1の裏面5に到達せず、溝部11の底部が表面3と裏面5の間に位置するよう形成される。
次に、図4に示すように、溝部11が形成された半導体ウェハー1の表面3に、表面保護部材13を貼り付ける。この表面保護部材13は、ガラス板材15と、このガラス板材15の一方の面に配置された薄膜樹脂層17と、ガラス板材15の一方の面と薄膜樹脂層17の一方の面とを接着するための第1の接着層19と、薄膜樹脂層17の他方の面に形成され半導体ウェハー1の表面3と表面保護部材13とを接着する第2の接着層21とから構成されている。
この表面保護部材13のガラス板材15、第1の接着層19、薄膜樹脂層17は紫外線を透過する特性を有する。また、第2の接着層21は紫外線硬化特性を有し、紫外線が照射されることにより、半導体ウェハー1の表面3と表面保護部材13との接着材としての機能を失うものである。なお、第1の接着層19は紫外線硬化特性を有さず、紫外線が照射されてもガラス板材15と薄膜樹脂層17との接着機能を保持するものである。さらに、ガラス板材15はダイシングされた個々の半導体装置7の反り、捲れを抑えるだけの十分な強度を有する。
次に、表面保護部材13が半導体ウェハー1の表面に貼り付けられた状態で、図4の半導体ウェハー1の裏面5を研削し、半導体ウェハー1の厚み寸法を溝部11の深さ寸法より薄くし、図5に示すように、表面保護部材13に接着された状態で半導体装置7を分離する。
次に、図6に示すように、溝部11に対応する領域で表面保護部材13を分離し、小片化された表面保護部材それぞれの裏面に1個の半導体装置7が貼り付けられた小片部材23を形成する。
次に、図7に示すように、第1の小片部材23aに貼り付けられた第1の半導体装置7aをMCP型の半導体モジュールの基台(基板)25上に第3の接着剤27を介して取り付ける。
次に、図8に示すように、基台25上に第1の小片部材23aが取り付けられた状態で、第1の小片部材23aのガラス板材15側から紫外線UVを照射する。紫外線UVはガラス板材15、第1の接着層19、薄膜樹脂層17を介して、第2の接着層21に照射される。第1の半導体装置7aと薄膜樹脂層17とを接着している第2の接着層21は、紫外線UVが照射されることにより硬化し接着剤としての機能を失う。第2の接着層21が接着剤としての機能を失うことにより、図9に示すように、第1の半導体装置7aから薄膜樹脂層17が容易に分離でき、第1の半導体装置7aから小片部材23aを剥離できるようになる。
次に、図10に示すように、基台25に取り付けられた第1の半導体装置7a上に、第4の接着層29を介して第2の小片部材23bに貼り付けられた2段目の第2の半導体装置7bを取り付ける。なお、第2の半導体装置7bを第1の半導体装置7aに積層する際、スペーサ部材を第1の半導体装置7aと第2の半導体装置7bの間に配置しても良い。
次に、図11に示すように、第1の半導体装置7a上に第2の小片部材23bが取り付けられた状態で、第2の小片部材23bのガラス板材15側から紫外線UVを照射することで前述同様第2の接着層21を硬化し、図12に示すように、第2の半導体装置7bから薄膜樹脂層17を分離する。
以下、図10乃至図12の工程を繰り返すことにより、必要な段数の半導体装置7が基台25上に積層され、その後、ワイヤ配線の取り付け、樹脂封止などの工程を経てマルチチップ型の半導体モジュールが完成する。
以上のように、本実施形態によれば、半導体ウェハー1の裏面5を研削して、半導体装置7の厚みを薄くして、個々の半導体装置に分離した際に、個々の半導体装置7がガラス板材15で保持されているので、半導体装置7の厚みを50μm以下10μm程度まで薄くしても、半導体装置7の反りや捲れを防止することができる。さらに、ガラス板材15を介して紫外線を照射して、半導体装置7を接着している第2の接着層21を硬化させて接着機能を失わせることで、微小な半導体装置7を薄膜樹脂層17から容易に分離することができる。
なお、上述した実施形態においては、表面保護部材13を、ガラス板材15、第1の接着層19、薄膜樹脂層17、第2の接着層21から構成したが、本発明はこれに限らず、ガラス板材15に直接第2の接着層21を形成した表面保護部材としても良い。
また、ガラス板材15に代えて、紫外線を透過する特性を有し半導体装置の反りや捲れを防ぐ強度を有する高分子板材で表面保護部材を構成しても良い。ガラス板材15に代えて高分子板材を用いることにより、半導体装置7を分離した小片部材を溶解することにより、高分子いた剤として再利用することが容易になる。
また、上述した実施形態では、半導体記憶装置を積層してマルチチップ型の半導体モジュールを作成したが、本発明はこれに限らず、半導体記憶装置の上にコントローラチップを積層するタイプや、コントローラチップを複数積層するタイプなどにも適用できる。
図面中、1は半導体ウェハー、7は半導体装置、9はダイシング領域、11は溝部、13は表面保護部材、15はガラス板材、17は薄膜樹脂層、19は第1の接着層、21は第2の接着層、23は小片部材、25は基台、27は第3の接着層、29は第4の接着層である。
Claims (4)
- 第1の表面およびこの第1の表面に対向する第1の裏面を有し前記第1の表面に複数の半導体装置がダイシング領域を介して形成された半導体ウェハーの前記ダイシング領域に溝部を形成し、
第2の表面およびこの第2の表面に対向する第2の裏面を有し前記第2の表面側から前記第2の裏面側かけて紫外線を透過する板材と、前記板材の前記第2の裏面側に形成され、前記紫外線が照射されることにより硬化する接着層とからなる表面保護部材を、前記溝部が形成された前記半導体ウェハーの前記表面に貼り付け、
前記表面保護部材が前記第1の表面に張り付けられた前記半導体ウェハーの前記第1の裏面を研削し、前記複数の半導体装置の厚みをそれぞれ薄くすると共に前記半導体装置を前記溝部にて分離し、
前記表面保護部材を前記溝部に対応する領域で分離することにより、個々の前記半導体装置に小片化された前記表面保護部材が張り付いた小片部材を形成し、
前記小片部材が張り付いた前記半導体装置を基台上に取り付けた後に、前記板材の第2の表面側から紫外線を照射し、前記接着層を硬化させて前記半導体装置から前記小片部材を剥離する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記板材は、前記紫外線を透過するガラス材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記板材は、前記紫外線を透過する高分子材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記表面保護部材は、前記接着層と前記板材との間に、さらに薄膜樹脂層を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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