JP2010087004A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラグインユニットの未実装時に冷却風による放熱性の確保及び電波の漏出防止を行なうことができる電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置10のスロット部12には、インターフェースカード13を内部に実装するトレイユニット20を備え、トレイユニット20の前面部に設けた平板面部33の一部にインターフェースカード13の電気コネクタ部を挿通させる長尺孔部34を形成し、この長尺孔部34を閉塞或いは、開放する回転扉部を設け、インターフェースカード13の未実装時或いは、実装時に応じて、回転扉部により長尺孔部34の閉塞或いは、開放を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】電子装置10のスロット部12には、インターフェースカード13を内部に実装するトレイユニット20を備え、トレイユニット20の前面部に設けた平板面部33の一部にインターフェースカード13の電気コネクタ部を挿通させる長尺孔部34を形成し、この長尺孔部34を閉塞或いは、開放する回転扉部を設け、インターフェースカード13の未実装時或いは、実装時に応じて、回転扉部により長尺孔部34の閉塞或いは、開放を行なう。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のインターフェースカードや制御カードなどのプラグインユニット(PIU:Plag in Unit)をスロット内部に実装可能とする電子装置に関し、特に、プラグインユニットの未実装時に電子装置内部の放熱性を確保するとともに電波の漏出防止を行なうことができる電子装置に関する。
従来から、例えば、通信装置や測定装置などの電子装置の内部に設けたスロット部には、複数のインターフェースカードや制御カードなどのプラグインユニットが実装されている。
[従来の電子装置1の全体構成の概要]
以下、図12および図13を用いて従来の電子装置1の全体構成の概要について説明する。ここで、図12は、従来の電子装置1の全体構成を示す外観斜視図を示している。また、図13は、電子装置1に対する塞ぎ板7の取り付け状態を示す外観斜視図である。
以下、図12および図13を用いて従来の電子装置1の全体構成の概要について説明する。ここで、図12は、従来の電子装置1の全体構成を示す外観斜視図を示している。また、図13は、電子装置1に対する塞ぎ板7の取り付け状態を示す外観斜視図である。
すなわち、同図に示すように、電子装置1は、全体がコンソール型の本体部2から構成されるとともに、この本体部2には、複数(図12、13では、8個)のスロット部3が形成されている。そして、これら複数のスロット部3の内部に複数の制御カード4やインターフェースカード5を搭載している。
特に、インターフェースカード5は、顧客の要求に応じて増設できるように、電子装置1の内部に、1枚〜数10枚程度のインターフェースカード5を搭載できる構成となっている。また、このような電子装置1の場合では、近年の高機能化による高密度化、高速化、高消費電力化に伴い、内部に搭載したインターフェースカード5を冷却するための冷却ファン(図示せず)を備えている。
冷却ファンにより電子装置1の前側位置(図12、13の左側)に設けた通風孔6から外部の空気を取り込み電子装置1内部に搭載した制御カード4やインターフェースカード5を送風により冷却することができる。
ここで、電子装置1の初期導入時などでは、電子装置1の内部に設けられたスロット部3にインターフェースカード5が全て搭載されていない場合が多いため、インターフェースカード5が未搭載の位置(スロット部3)には冷却ファンからの冷却風が外へ漏出しないように、塞ぎ板7(図13)を電子装置1のスロット部3に設けることで、放熱性を確保するようにしている。
図13に示すように、塞ぎ板7は、スロット部3の開口部を塞ぐようにほぼ同寸法の長尺型に形成されており、同図に示すように、この塞ぎ板7は、2本の取り付けねじ7aを使用して、インターフェースカード5が搭載していないスロット部3に取り付けることで、このスロット部3の開口部を閉塞することとしている。
また、この塞ぎ板7の内側板部8には、隣接する他のスロット部3に設けた塞ぎ板やインターフェースカード5と密着することで電波の漏出を防止するガスケット9が設けられている。
また、このような電子装置に関する従来技術としては、パッケージ(PKG)を内部に挿入した場合にブランクパネルの上下が開放し、これにより、開放した開放部がPKGの挿入ガイドとなるとともに、PKGのプラグイン部となるブランクパネルの構造が開示されている(特許文献1参照)。
また、同様に、電子装置に関する従来技術としては、導電性部材をブランクパネル側に移動させることで、PKGが未実装の部分を覆うことができる通信機用のブランクパネルについて開示されている(特許文献2参照)。
ところが、上述した従来の電子装置の場合、冷却ファンからの冷却風及び電波が、インターフェースカードが未搭載の位置(スロット部の開口)から外部へ漏出しないようにネジ等を用いてガスケット付きの塞ぎ板を電子装置に固定するようにしていたが、このように塞ぎ板を使用する場合には、以下に示す問題がある。
すなわち、初期導入の時点では、塞ぎ板7が電子装置1に実装されていないため、インターフェースカード5が未実装の位置に塞ぎ板7を実装する手間や作業が別途必要となるという問題がある。
また、ユーザがインターフェースカード5を新たに増設する場合には、スロット部3に取り付けた塞ぎ板7を取り外す必要があるため、塞ぎ板7の取り外しの手間や外した塞ぎ板7が余剰部品となることから管理が必要となるうえ、在庫管理や納品管理が煩雑になるという問題がある。
一方、インターフェースカード5を減設する場合には、再度、塞ぎ板7をスロット部3に取り付ける作業が必要となるうえ、電子装置1の初期導入時及びインターフェースカード5を増設した時に取り外した塞ぎ板7を紛失する恐れがあるという問題ある。
また、前述した特許文献1の場合には、ブランクパネルが上下2枚に分割される構造であり、PKGの挿入時にはブランクパネルが倒れることで、このPKGが内部に実装される構造であるため、ブランクパネルの上下に隙間が生じ、この隙間により電波漏出や冷却風が隙間から漏出するなどの問題が発生する恐れがある。
また、前述した特許文献2の場合には、導電性部材(布などの面状部材)を巻き取るための巻き取り部材を新たに設ける必要があるため、この巻き取り部材のスペースにより、PKGを収納する枚数が制限されるという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、プラグインユニット(PIU)の未実装時においても電子装置内部の放熱性を確保するとともに電波の漏出防止を行なうことができる電子装置を提供することを目的とする。
開示の電子装置は、当該電子装置の複数のスロット部内に、プラグインユニット(PIU)を実装した状態で搭載可能なトレイユニットを備えるとともに、トレイユニットには、プラグインユニットの未実装時或いは、実装時にトレイユニットに形成された電気コネクタ用の通孔を閉塞或いは、開放させる開閉板を設けることを要件とする。
プラグインユニットは、電子装置の複数のスロット部に搭載可能なトレイユニットに実装されるとともに、このプラグインユニットの未実装時には、トレイユニットの開閉板により通孔を閉塞させ、プラグインユニットの実装時には、トレイユニットの開閉板により通孔を開放させることができるので、プラグインユニットの未実装時においても、冷却ファンの冷却風による放熱性の確保及び電波の漏出防止を行なうことができる。
以下に添付図面を参照して、本実施例1に係る電子装置の詳細について説明する。なお、以下に示す実施例1によりこの発明が限定されるものではない。
[電子装置の構成および概要]
先ず、本実施例1に係る電子装置の構成および概要を説明する。図1は、実施例1に係る電子装置10の全体構成を示す外観斜視図である。ここで、図1の電子装置10では、インターフェースカード13を未実装のトレイユニット20(図1の上段)とインターフェースカード13を実装した状態のトレイユニット20(図1の下段)とを示している。
先ず、本実施例1に係る電子装置の構成および概要を説明する。図1は、実施例1に係る電子装置10の全体構成を示す外観斜視図である。ここで、図1の電子装置10では、インターフェースカード13を未実装のトレイユニット20(図1の上段)とインターフェースカード13を実装した状態のトレイユニット20(図1の下段)とを示している。
ここで、本実施例1の電子装置10では、この電子装置10の内部に設けたスロット部12には、複数のインターフェースカード13を実装した状態で搭載可能な複数のトレイユニット20を、着脱自在(図1の矢印方向)に設けるとともに、インターフェースカード13の未実装時或いは、実装時にトレイユニット20の前面部に設けた平板面部33の一部に形成した長尺孔部34を閉塞或いは、開放する回転扉部40を設けたこととしている。
概略的に説明すると、本実施例1に示す電子装置10では、インターフェースカード13の搭載の有無にかかわらず常に塞ぎ板付きのトレイユニット20が電子装置10の全スロット部12に搭載されているため、冷却ファンによる冷却風が装置前面部から外部へ漏出することを防止できる構成としている。
すなわち、インターフェースカード13の未実装時には、トレイユニット20に設けた長尺孔部34に対する回転扉部40の閉塞動作によって、冷却ファンの冷風が外部に漏出することを防止し放熱性を確保するようにしている。
一方、インターフェースカード13の実装時には、回転扉部40がインターフェースカード13の実装の妨げにならないように、この回転扉部40を本体部21の前方に設けた前側板部24に固定機構60により固定する構成としている。
以下、電子装置の全体構成の詳細について説明する。図1に示すように、電子装置10は、全体がコンソール型の本体部11から構成されるとともに、この本体部11には、矩形型の複数(図1では、8個)のスロット部12が形成されている。そして、これら複数のスロット部12の内部にインターフェースカード13を実装できるトレイユニット20を搭載している。
また、従来と同様に、この電子装置10の所定の位置には、トレイユニット20の内部に搭載したインターフェースカード13を冷風により冷却するための冷却ファン(図示せず)及び通風孔6を備えている。
冷却ファンは、電子装置10の前側位置に設けた通風孔6から外部の空気を取り込み電子装置10内部に搭載したインターフェースカード13を送風により冷却することができる。また、外部から通風孔6に取り込んだ空気は、電子装置10の後部に設けた排出口(図示せず)から排出される。
また、同図に示すように、インターフェースカード13の一部(表面板部13a)には、複数の接続口13c(電気コネクタ部)が形成され、この接続口13cには、例えば、通信を行なう際に通信機器側(電子装置)に実装する仕様をモジュール化した電気部品(SFP:Small Form Factor Pluggable)などを接続することができる。
[トレイユニット20の構成]
次に、図2〜図4を用いて、電子装置1の内部に設けられるトレイユニット20の構成について説明する。ここで、図2は、トレイユニット20の全体構成を示す外観斜視図である(右方向)。また、図3は、トレイユニット20の全体構成を示す外観斜視図である(左方向)。また、図4は、トレイユニット20の表面板部30の裏面を示す正面図である。
次に、図2〜図4を用いて、電子装置1の内部に設けられるトレイユニット20の構成について説明する。ここで、図2は、トレイユニット20の全体構成を示す外観斜視図である(右方向)。また、図3は、トレイユニット20の全体構成を示す外観斜視図である(左方向)。また、図4は、トレイユニット20の表面板部30の裏面を示す正面図である。
同図に示すように、トレイユニット20は、電子装置10の本体部11に設けられたスロット部12に合わせて全体が四角形状に形成されるとともに、平板型の本体部21と、本体部21の両側に位置する略L字型の側板部22、23と、本体部21の前側に位置する長尺状の前側板部24と、同じく本体部21の前側に位置する矩形型に形成された表面板部30とを備えている。この表面板部30は、スロット部12の開口部とほぼ同形状及び同寸法に形成されている。
また、後述するように、トレイユニット20の本体部21に固設された取り付け柱部26により取り付けねじ27を使用してインターフェースカード13を取り付け固定することができる。また、28は、トレイ挿抜用のカードレバーである。
ここで、本体部21の両側に位置する略L字型の側板部22と側板部23とにより電子装置10の内部にトレイユニット20を装着することができる。なお、この側板部22、23には、冷却ファンによる冷却風を通風させるための複数個の通風孔25が形成されている。通風孔25により、トレイユニット20にインターフェースカード13を実装(結合)した際に、インターフェースカード13の裏面へ冷風を通風させることができる。
また、同図に示すトレイユニット20の前方に設けられた表面板部30は、上面部31と一対の側面部32と平板面部33とにより構成され、このうち、平板面部33には、長尺状の長尺孔部34が形成されている。なお、この表面板部30の平板面部33に形成された長尺孔部34は、インターフェースカード13の実装時に外線コネクタやSFPなどの操作部品などを装着させるための通孔となる。また、表面板部30を構成する上面部31の周囲には、上下に隣接する各トレイユニット20と接触したり、電波漏れを防止するためのガスケット38が付設されている。
すなわち、このトレイユニット20に設けられたガスケット38は、トレイユニット20の搭載時には、必ず電子装置10または隣接する他のトレイユニット20と接触するため、これによって、電子装置10前面部から外部へ電波が漏出することを防止することができる。
また、前側板部24の所定位置(長尺孔部34の両側位置)には、インターフェースカード13の未実装時にトレイユニット20に形成された接続用の長尺孔部34を閉塞或いは、開放させる回転扉部40が設けられている。さらに、この長尺孔部34の周囲には、ガスケット38と同様に、電波漏れを防止するための別のガスケット39(図5−3)が付設されている。
回転扉部40は、表面板部30の平板面部33に形成された長尺孔部34の大きさよりも僅かに大きく形成された塞ぎ板41と回転軸42とから構成され、この回転軸42を基点として回転自在に構成されている。
回転扉部40は、この回転扉部40により長尺孔部34を塞いだ状態で固定する固定機構50が設けられている。
固定機構50は、矩形型の本体部51と固定片52と手指などにより操作する固定操作レバー53とにより構成されており、この固定操作レバー53を所定の方向(図4の内側)に操作することにより回転扉部40を表面板部30の平板面部33側に固定することができる。すなわち、インターフェースカード13の未実装時に、回転扉部40は表面板部30側に固定され、この回転扉部40は表面板部30の一部となる。
一方、インターフェースカード13の実装時に、インターフェースカード13とトレイユニット20との結合の妨げとならないよう回転扉部40は本体部の所定の位置に固定機構60により固定させることができる。
すなわち、トレイユニット20の本体部21に形成された前側板部24にも、回転扉部40を、この前側板部24側に固定する固定機構60が設けられている。この固定機構60は、矩形型の本体部61と固定片62と手指などにより操作する固定操作レバー63とにより構成されており、この固定操作レバー63を所定の方向(図5−3の矢印b方向)に操作することにより回転扉部40を所定の位置(前側板部24側)に固定することができる。
[トレイユニット20の回転扉部40の開閉方法]
次に、図5−1〜図5−3を用いて、トレイユニット20に設けた回転扉部40の開閉方法について説明する。ここで、図5−1は、固定操作レバー53による回転扉部40の開放操作を、図5−2は、回転扉部40の開放途中の状態を、図5−3は、回転扉部40の開放状態をそれぞれ説明する図である。
次に、図5−1〜図5−3を用いて、トレイユニット20に設けた回転扉部40の開閉方法について説明する。ここで、図5−1は、固定操作レバー53による回転扉部40の開放操作を、図5−2は、回転扉部40の開放途中の状態を、図5−3は、回転扉部40の開放状態をそれぞれ説明する図である。
先ず、図5−1に示すように、トレイユニット20の平板面部33(図3)に形成された長尺孔部34の左右位置に設けた固定機構50の固定操作レバー53を左右方向(矢印a方向)にそれぞれスライドさせ、固定機構50を構成する一対の固定片52を解除することにより、この平板面部33に対する回転扉部40の固定を解除する。
次に、図5−1で説明したように、固定機構50の一対の固定片52を解除することにより、この平板面部33に対する回転扉部40の固定を解除したならば、図5−2に示すように、回転扉部40を、この回転扉部40の回転軸42を基点として内側方向(前側板部24側)に回転させる。
次に、図5−3に示すように、トレイユニット20の本体部21(図2)の前側に形成された前側板部24側に回転扉部40を完全に倒し、この前側板部24の表面部に当接させた状態で、回転扉部40を固定機構60を使用して、トレイユニット20の前側板部24側に固定する。
具体的には、同図に示すように、固定機構60の一対の固定操作レバー63を内側方向(矢印b方向)にスライドさせ、回転扉部40を前側板部24に固定する。このように、回転扉部40をトレイユニット20の前側板部24側に固定することで、インターフェースカード13をトレイユニット20内に実装させることができる。なお、再度、回転扉部40をトレイユニット20側に固定する場合は、図5−1〜図5−3と逆の手順で行なう。
[トレイユニット20とインターフェースカード13との結合方法]
次に、図6〜図11を用いて、トレイユニット20とインターフェースカード13との結合方法について説明する。ここで、図6は、インターフェースカード13の全体構成を示す斜視図である。
次に、図6〜図11を用いて、トレイユニット20とインターフェースカード13との結合方法について説明する。ここで、図6は、インターフェースカード13の全体構成を示す斜視図である。
また、図7は、取り付けネジ27の取り外し状態を、図8は、インターフェースカード13の取り付けを、図9は、取り付けネジ27の取り付け手順を、図10は、固定操作レバー53によるインターフェースカード13の取り付けを、図11は、トレイユニット20に取り付け固定されたインターフェースカード13をそれぞれ示す図である。
[インターフェースカード13の構成]
先ず、図6を用いてインターフェースカード13の構成の詳細を説明する。図6に示すように、インターフェースカード13は、本体部に、複数個の回路部品と複数個の前面回路部品とを搭載して構成されている。また、このインターフェースカード13は、トレイユニット20の本体部21よりも僅かに小さい形状に形成されるとともに、複数個(図6では、4個)のねじ孔13bが形成されたプリント配線基板を採用しており、このインターフェースカード13の一部(図6の前面部)には、矩形型の表面板部13aが固設されている。
先ず、図6を用いてインターフェースカード13の構成の詳細を説明する。図6に示すように、インターフェースカード13は、本体部に、複数個の回路部品と複数個の前面回路部品とを搭載して構成されている。また、このインターフェースカード13は、トレイユニット20の本体部21よりも僅かに小さい形状に形成されるとともに、複数個(図6では、4個)のねじ孔13bが形成されたプリント配線基板を採用しており、このインターフェースカード13の一部(図6の前面部)には、矩形型の表面板部13aが固設されている。
そして、この表面板部13aには、複数(図6では、5個)の接続口13c(電気コネクタ部)が形成されている。前述したように、この接続口13cには、例えば、通信を行なう際に通信機器側(電子装置)に実装する仕様をモジュール化した電気部品(SFP:Small Form Factor Pluggable)などを接続することができる。
上述した、図6に示すインターフェースカード13をトレイユニット20に結合する場合、先ず、図7に示すように、トレイユニット20の取り付け柱部26に仮り止め固定されている4本の取り付けネジ27を取り外す。なお、この取り付けネジ27の取り外しは、回転扉部40が固定機構60によりトレイユニット20の本体部21の前側に形成された前側板部24側に固定されている状態(図5−3参照)で行なう。
次に、図8に示すように、トレイユニット20と水平になるようにインターフェースカード13をトレイユニット20に近づけるとともに、インターフェースカード13をトレイユニット20の本体部21側に押し付けるようにスライドさせて挿入する。
次に、図9に示すように、トレイユニット20に設けられている4個の取り付け柱部26に対してインターフェースカード13を4本の取り付けネジ27を使用して取り付け固定する。
次に、図10に示すように、固定機構50の固定操作レバー53を使用してこの固定機構50の固定片52によりインターフェースカード13の表面板部13aをトレイユニット20の表面板部30の平板面部33の裏側に固定する。これにより、トレイユニット20の平板面部33(図11)の裏側に設けているガスケット39(図5−3)とインターフェースカード13の前面部に設けた表面板部13aとが密着することとなり、電波の漏出防止を行なうことができる。
以上説明したように、本実施例1に係る電子装置10によれば、この電子装置10の内部に設けたスロット部12には、複数のインターフェースカード13を実装した状態で搭載可能な複数のトレイユニット20を着脱自在に設けるとともに、インターフェースカード13の未実装時或いは、インターフェースカード13の実装時にトレイユニット20の平板面部33の一部に形成した長尺孔部34を閉塞或いは、開放する回転扉部40を設ける構成としているので、従来のような塞ぎ板の新たな取り付けがなくても、冷却ファンによる放熱性の確保及び外部への電波の漏出防止を確実に行なうことができる。
また、電子装置10の初期導入時においても、予め、この電子装置10の全スロット部12には、塞ぎ板の機能を備えたトレイユニット20が搭載されているため、インターフェースカード13の実装が不要なスロット部12に対する従来のような塞ぎ板の実装を不要とすることができ、これによって、従来のような塞ぎ板が不要となるため、塞ぎ板単体の在庫/納品管理が発生しないうえ、不要となった塞ぎ板の廃却等が不要となるとともに、紛失の可能性もなくなる。
(他の実施例)
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明の電子装置は上述した実施例1以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において、種々の異なる実施例にて実施することもできる。
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明の電子装置は上述した実施例1以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において、種々の異なる実施例にて実施することもできる。
すなわち、上述した、実施例1では、回転扉部を電子装置のトレイユニットに設ける構成としているが、PKG(パッケージ)の挿入に使用されるブランクパネルに適用する構成としてもよい。
以上の実施例1を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)プラグインユニットを搭載するスロット部と、装置内部に送風を行なう送風ファンとを備えた電子装置であって、
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備えることを特徴とする電子装置。
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備えることを特徴とする電子装置。
(付記2)プラグインユニットを搭載するスロット部と、装置内部に送風を行なう送風ファンとを備えた電子装置であって、
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備え、
前記開閉板は、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を開放することを特徴とする電子装置。
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備え、
前記開閉板は、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を開放することを特徴とする電子装置。
(付記3)前記開閉板は、当該開閉板の回転軸を中心として所定の方向に回転させる回転機構を備え、
前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を、前記回転機構による回転軸の回転により閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を前記回転機構による回転軸の回転により開放することを特徴とする付記1または2に記載の電子装置。
前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を、前記回転機構による回転軸の回転により閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を前記回転機構による回転軸の回転により開放することを特徴とする付記1または2に記載の電子装置。
(付記4)前記表面板部には、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時に前記開閉板を当該表面板部の所定の位置に固定する少なくとも1箇所以上の固定機構が設けられることを特徴とする付記1、2または3に記載の電子装置。
(付記5)前記表面板部には、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの実装時に前記開閉板を当該表面板部の所定の位置に固定する少なくとも1箇所以上の固定機構が設けられることを特徴とする付記1、2または3に記載の電子装置。
(付記6)前記開閉板の幅寸法は、前記表面板部に形成された前記通孔の幅寸法よりも僅かに大きい幅寸法となるように形成されていることを特徴とする付記1〜5の何れか一つに記載の電子装置。
(付記7)前記トレイユニットの前記表面板部に形成された前記通孔の周囲には、電波の放射を防止する電波防止部材が設けられることを特徴とする付記1〜6の何れか一つに記載の電子装置。
(付記8)前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔の周囲に形成された前記電波防止部材と、前記開閉板の周囲部とが密着接触し、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔の周囲に形成された前記電波防止部材と、前記プラグインユニットの一部とが密着接触することを特徴とする付記7に記載の電子装置。
(付記9)前記電波防止部材は、ガスケット部材であることを特徴とする付記7または8に記載の電子装置。
(付記10)前記トレイユニットの所定位置には、前記送風ファンによる送風を通過可能な通孔が形成されることを特徴とする付記1〜9の何れか一つに記載の電子装置。
本発明は、プラグインユニット(PIU)を内部に実装する電子装置に有用であり、特に、冷却ファンによる放熱性の確保及び外部への電波の漏出防止を行なうことができる電子装電として効果的である。
1、10 電子装置
2、11 本体部
3、12 スロット部
4 制御カード
5、13 インターフェースカード
6 通風孔
7 塞ぎ板
20 トレイユニット
30 表面板部
34 長尺孔部
38、39 ガスケット
40 回転扉部
2、11 本体部
3、12 スロット部
4 制御カード
5、13 インターフェースカード
6 通風孔
7 塞ぎ板
20 トレイユニット
30 表面板部
34 長尺孔部
38、39 ガスケット
40 回転扉部
Claims (6)
- プラグインユニットを搭載するスロット部と、装置内部に送風を行なう送風ファンとを備えた電子装置であって、
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備えることを特徴とする電子装置。 - プラグインユニットを搭載するスロット部と、装置内部に送風を行なう送風ファンとを備えた電子装置であって、
前記電子装置は、
前記複数のスロット部内に収納可能なトレイユニットを備え、
前記トレイユニットは、前記プラグインユニットを搭載可能なトレイ本体部と、当該トレイ本体部の前面に設けられた表面板部とを備え、
前記表面板部には、前記プラグインユニットに設けた電気コネクタ部を挿通する通孔が形成されるとともに、当該通孔を閉塞或いは、開放する開閉板を備え、
前記開閉板は、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を開放することを特徴とする電子装置。 - 前記開閉板は、当該開閉板の回転軸を中心として所定の方向に回転させる回転機構を備え、
前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔を、前記回転機構による回転軸の回転により閉塞するとともに、前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔を前記回転機構による回転軸の回転により開放することを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。 - 前記表面板部には、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時に前記開閉板を当該表面板部の所定の位置に固定する少なくとも1箇所以上の固定機構が設けられることを特徴とする請求項1、2または3に記載の電子装置。
- 前記トレイユニットの前記表面板部に形成された前記通孔の周囲には、電波の放射を防止する電波防止部材が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一つに記載の電子装置。
- 前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの未実装時には、前記表面板部の前記通孔の周囲に形成された前記電波防止部材と、前記開閉板の周囲部とが密着接触し、前記トレイユニットに対する前記プラグインユニットの実装時には、前記表面板部の前記通孔の周囲に形成された前記電波防止部材と、前記プラグインユニットの一部とが密着接触することを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008251140A JP2010087004A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008251140A JP2010087004A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010087004A true JP2010087004A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42250720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008251140A Withdrawn JP2010087004A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010087004A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013111340A1 (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-01 | 富士通株式会社 | 筐体及び電子機器 |
-
2008
- 2008-09-29 JP JP2008251140A patent/JP2010087004A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013111340A1 (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-01 | 富士通株式会社 | 筐体及び電子機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111206 |