JP2010086480A - 認証システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タグリーダー10はかざし面15にかざされたタグ30から識別情報を読み取る。タグ30は、ストラップ58を取り付けるためのストラップ孔と、ストラップ孔から所定距離だけ離れた位置のLFアンテナ36を備える。このため、ストラップ58が取り付けられた側を持つユーザは、かざし面15の正面にタグ30のLFアンテナ36を確実にかざすことができる。
【選択図】図4
Description
タグリーダーとタグとはそれぞれアンテナを備えており、タグリーダーのかざし位置にタグがかざされると、タグリーダーからタグへと質問信号の送信、および質問信号を受信したタグからタグリーダーへと識別情報を含む応答信号の送信が双方のアンテナを介して行われる。
なお、特許文献1においてはループアンテナ付きの点呼用ICタグが開示されている。
入退室管理システムにおいては、ゲートの通行が損なわれないようスムーズな認証が望まれており、上記エラーを防ぐことが急務である。
また、前記タグリーダーにおける前記読み取り部は、前記タグにおけるアンテナに電力を誘起するための磁界を生成するコイルアンテナを含み、当該タグリーダーにおけるコイルアンテナの巻回軸は水平方向であって、前記タグにおけるアンテナは、誘起された電力を用いて、自己の識別情報を無線送信するための磁界を生成するコイルアンテナであって、前記ストラップ取り付け部は、前記長筒状体の底面に設けられたストラップ孔からなるとしても構わない。
本発明に係る入退室管理システムにおけるタグは、ストラップ取り付け部から所定距離だけ離れた位置にアンテナがあるので、ストラップ取り付け部側を握るユーザーは、このストラップ取り付け部から離れた部分をかざし位置にかざすことが通常と考えられる。このため、タグをタグリーダーのかざし位置にかざす際には、ユーザーは自然な操作感でタグリーダーのかざし位置に、このストラップ取り付け部から離れた位置にあるアンテナをより近くかつより長く滞留させることができる。
例えば、タグにとりつけたストラップでタグを首につり下げたユーザは、タグ中のストラップが付いていない側をタグリーダーに近づける動作を容易に行えるが、そのときストラップから離れた、つまりタグリーダーに近寄る側にアンテナが配されていることとなるため、タグとタグリーダー間の通信距離は短くなり(かざし位置に長い時間タグを滞留させることができ)、このためエラー発生の頻度を少なくできる。
また、前記タグリーダーにおける前記読み取り部は、前記タグにおけるアンテナに電力を誘起するための磁界を生成するコイルアンテナを含み、当該タグリーダーにおけるコイルアンテナの巻回軸は水平方向であって、前記タグにおけるアンテナは、誘起された電力を用いて、自己の識別情報を無線送信するための磁界を生成するコイルアンテナであって、前記ストラップ取り付け部は、前記長筒状体の底面に設けられたストラップ孔からなるとしても構わない。
このため、水平方向を向くタグリーダーにおけるコイルアンテナと、タグにおけるコイルアンテナの巻回軸の方向とそろえることができる。従って、タグリーダーにタグをかざしたときに、電力の誘起や一連の通信を確実に行うことができる。
図1は、入退室管理システム1のシステム構成を示す図である。
入退室管理システム1は、ゲートコントローラ2、PC4、扉6、タグリーダー10、タグ30とを備えている。ゲートコントローラ2、PC4、扉6、タグリーダー10の間はRS−485規格に準拠したケーブルにより接続されている。
制御部12は、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムを格納するROMを含んで構成される。
LF送受信部14は、LFアンテナ16に誘導磁界を発生させてタグ30のアンテナ36と磁気結合させタグ30の電力を誘起させる(この電力を誘起させる信号を「起動信号」という。)。加えて、この起動信号に重畳して、タグ30の識別情報を問い合わせる信号(質問信号)を送信する。これらの信号はタグリーダー10から、かざし面15(図4参照)の正面に向けて、周期的に繰り返して送信されている。
暗号処理部18は、タグ30へと送信する質問信号などの暗号処理を行う。
RF受信部20はRFアンテナ21を介して、タグ30からのRF信号を受信する。
制御部32は、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムを格納するROMを含んで構成される。
LF送受信部34は、コイルアンテナ型のLFアンテナ36を含んでいる。
RF送信部40はRFアンテナ41を介して、UHF帯(300MHz-3GHz)にて識別情報を含めたRF信号を送信する。RF送信部40は、コイン型リチウムの電池42を電源として動作する。RF送信部40は、LF送受信部34と比べて比較的広いエリアまで通信できるが、電池42が切れている場合には動作しない。
(a)〜(f)までは六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は背面図、(f)は底面図である。また、(g)は、電池カバー46を開いた状態を示す右側面図である。
図2に示すように、タグ30は平面視(図2(a))で陸上競技などにおけるトラック形状(競争路状)をした長筒状体であり、高さH(=63.0)、幅W(=30.0)、奥行きD(=10.0)である。
本体44の正面には、RF送受信部40を起動するための押しボタン48、押しボタン48の押下に連動して点灯するLED50が配されている。本体44の背面には、電池カバー46を固定する固定ネジ52が配されている。また、本体44の底面には、ストラップ孔54、引っ掛け穴56が位置している。
固定ネジ52を弛めた後で、底面の引っ掛け穴56を支点とすることで。図2(g)に示すように電池カバー46が開けられる。
タグ30の本体部44の内部には、アンテナケース60内に収納されたLFアンテナ36が配置されている。
タグ30のストラップ孔54にはストラップ(ひも長さ60cm程度で首からつり下ろすタイプであり「ネックストラップ」とも呼ばれる。)58が挿通されており、ユーザーはストラップ58をつり下げることによりタグ30を携行している。ストラップ孔54の出入り口54a,54bは長筒状をしたタグ本体44のトラック形状をした底面の長手方向に並んでいるので、ユーザーがストラップを挿通して首につり下げると、筒の高さ方向が鉛直方向と平行になり、LFアンテナ36の巻回軸は地面と平行な水平方向(タグ本体44の底面も水平方向となる。)に向くこととなる。
図3に示すように、ストラップ孔54からLFアンテナ36までの距離Lは、筒の高さHの半分(H/2)より大きいという関係にある(L>H/2)。
図4は、タグリーダー10と、タグリーダー10にかざすタグ30の位置関係を示す図であり、(a)は正面から見た図、(b)は左側面図である。
図4に示すように、タグリーダー10は、筐体の正面から見た中心位置上に、巻回軸が水平方向Yを向いたLFアンテナ16を収納している。このLFアンテナ16を囲む領域がタグリーダー10のかざし面(読み取り面)15である。このかざし面の前面の空中部分(この空中部分は「かざし位置」とも言える。)にタグ30をかざすことでタグリーダー10に読み取りを行わせる。
ユーザーは、ストラップ58付きのタグ30を持つ場合には、ストラップ58が取り付けられた側を持つことが一般的であると考えられる。以降、本明細書では、タグ30のストラップ58が取り付けられる側を把持部62と呼ぶ。
ユーザーがLFアンテナ36の位置を特に意識しなくとも、自然な感覚で読み取りを行わせることができることとなる。
このため、ユーザーは弧を描くようにしてタグ30を持ち上げてタグリーダー10の正面にかざすことで確実な読み取りが実現できる。
図5は、実施の形態とは異なり、LFアンテナ136の位置は、ストラップ孔154から筒の高さの半分より近い距離だけ離れている(L<H/2)タグ130を示す図である。
図5(b)に示すように、ユーザーがストラップ158が取り付けられた側の把持部62を持てば、LFアンテナ136はかざし面15から下側の離れた位置となってしまうため、読み取りの精度の低くなってしまう。
これに対して、図4に示すように、本実施の形態によれば、タグ30のLFアンテナ36は、ストラップ孔54から離れているため、ユーザーはタグ30のストラップ孔54に近い把持部を自然に持つだけで、タグリーダー10のかざし面15の正面にタグ30を容易にかざすことができる。
続いて、図4、図6、図7を参照しながら、タグリーダー10におけるLFアンテナ16とタグ30におけるLFアンテナ36との好適な位置関係について説明する。
この場合、本体部44の底面のストラップ孔54にストラップ58を挿通して首につり下げた状態下では、タグ30のLFアンテナ36は水平方向を向くので、水平方向に向いたLFアンテナ16と、巻回軸が平行に揃うこととなる(図6(b))。
これに対して、図7はタグリーダーにおけるLFアンテナ117が鉛直方向に配置されいて、タグにおけるLFアンテナ137も首につり下げた状態下で鉛直方向に向いて配置されているとした場合である。
<補足>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であってもよい。
(1)タグ本体の形状
実施の形態では、平面視で競争路状をした長筒状体(図2(a))を例に挙げて説明したが、長筒状体であれば底面の形状は競争路状に限らず、楕円形、矩形(底面が矩形の場合は四角柱ともいえる。)、円形、多角形などであっても構わない。
(2)ストラップ取り付けの態様
実施の形態では、ストラップ孔54として、ストラップを孔に挿通して取り付ける例について説明したが、これに限らず部材どうしを係合させてストラップを取り付ける構成であっても構わない。例えば、タグ本体側のメス金具とストラップ側のオス金具とを嵌合させてストラップを取り付けるようにしても構わない。
15 かざし面(読み取り面)
16 タグリーダーのLFアンテナ
30 タグ
36 タグのLFアンテナ
44 本体
54 ストラップ孔
58 ストラップ(ネックストラップ)
60 アンテナケース
62 把持部
Claims (3)
- タグとタグリーダーを備える認証システムであって、
タグリーダーは、
かざし位置にかざされたタグから識別情報を読み取る読み取り部を備え、
タグは、
ストラップを取り付けるための、ストラップ取り付け部と、
当該タグの形状における最大長の半分より長い距離だけ前記ストラップ取り付け部から離れ当該タグ内部に配されたアンテナと、
を備えることを特徴とする認証システム。 - 前記タグの形状は長筒状体であって、
前記アンテナは、前記長筒状体の筒の高さの半分より長い距離だけ前記ストラップ取り付け部から離れた位置に配されている
ことを特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記タグリーダーにおける前記読み取り部は、前記タグにおけるアンテナに電力を誘起するための磁界を生成するコイルアンテナを含み、当該タグリーダーにおけるコイルアンテナの巻回軸は水平方向であって、
前記タグにおけるアンテナは、誘起された電力を用いて、自己の識別情報を無線送信するための磁界を生成するコイルアンテナであって、
前記ストラップ取り付け部は、前記長筒状体の底面に設けられたストラップ孔からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の認証システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008257775A JP2010086480A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | 認証システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|
JP2010086480A true JP2010086480A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42250329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008257775A Pending JP2010086480A (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | 認証システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-10-02 JP JP2008257775A patent/JP2010086480A/ja active Pending
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