JP2010085882A - 液晶装置、プロジェクタ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の液晶装置では、表示品位を向上させることが困難である。
【解決手段】表示領域69内に設けられた複数の有効画素と、表示領域69の外周に沿って表示領域69の外側に設けられた複数の第1ダミー画素と、第1ダミー画素に対して表示領域69とは反対側に設けられた複数の第2ダミー画素と、有効画素ごとに設けられた有効画素電極と、第1ダミー画素ごとに設けられた第1ダミー画素電極と、第2ダミー画素ごとに設けられた第2ダミー画素電極と、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極に対向する対向電極と、第1ダミー画素に対して表示領域69とは反対側から表示領域69内に向かって延在し、有効画素電極に画像信号を供給する複数の信号線と、を有し、信号線は、信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続され、第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素が黒表示を行う電位に維持されることを特徴とする液晶装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、液晶装置、プロジェクタ及び電子機器に関する。
従来、反射型の液晶パネルにおいて、表示領域の周囲にダミーパターンを配置した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−72804号公報
上記特許文献1に記載された構成によれば、液晶パネル用基板に研磨処理を施したときの平坦性を向上させやすくすることができる。この結果、液晶の厚み(セルギャップ)のばらつきを軽減しやすくすることができるので、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
ところで、液晶パネルにおいては、セル内の空間(以下、「セル空間」と呼ぶ)に液晶を注入する方法の1つとして減圧注入法が広く知られている。減圧注入法とは、セルに設けられた液晶の注入口と液晶とを真空に近い減圧環境下で当接させてから、減圧環境の圧力を上昇させることによってセル空間に液晶を注入する方法である。
ここで、液晶が注入されるセル空間は、一対の基板間に環状のシール材が挟持されることによって形成され得る。一対の基板と環状のシール材とによって仕切られた空間がセル空間とされる。そして、液晶の注入口は、環状のシール材の一部を欠いた構成を有し、セル空間とセル外とを連通させる。この注入口は、液晶をセル内に注入した後に、封止材などで塞がれる。
ここで、表示領域に対するシール材の位置には、誤差が発生する。この誤差を吸収するために、表示領域の周囲にマージンとしてのダミーパターン(ダミー画素)を設けることがある。ダミー画素が設けられている領域(以下、ダミー領域と呼ぶ)内にシール材の位置誤差が収まれば、表示領域がシール材に重なってしまうことを避けることができる。ところが、この構成では、ダミー画素がシール材の内側で視認されることがある。そこで、表示領域を囲むダミー画素に、黒表示と白表示の表示モードのうちで黒表示を維持させることが考えられる。これにより、ダミー画素がシール材の内側で視認されることがあっても、ダミー画素を目立ちにくくすることができる。
さて、前述した注入口を封止材で塞いだ後に、封止材による注入口の閉塞状態を確認するために、注入口を透かして封止材を目視や画像認識技術でチェックすることがある。
ところが、反射型の液晶パネルでは、光を反射させるための反射膜(反射電極)があるため、反射膜が注入口に重なっていると、注入口を透かすことができない。
そこで、注入口に重なる領域に対しては、ダミー画素を配置することを避けることが考えられる。この構成では、注入口に重なる領域とシール材に重なる領域とで、ダミー領域の幅が異なる。ダミー領域の幅は、シール材に重なる領域と、注入口に重なる領域とでは、注入口に重なる領域の方が狭い。
ところで、液晶パネルには、各画素に画像信号を供給する信号線が設けられているものがある。信号線は、シール材の外側から表示領域の内側に向かって延びている。
前述したダミー画素を有する構成では、信号線は、ダミー領域をまたぐことになる。このため、ダミー画素の画素電極と信号線との間に寄生容量が形成される。この寄生容量は、液晶を駆動するための駆動電圧を降下させる要因の1つとなる。
上述したダミー領域の幅が異なる構成では、ダミー領域と信号線との重畳領域は、ダミー領域の幅に応じて異なる。上述の例では、ダミー領域と信号線との重畳領域は、注入口に重なる領域における重畳領域の方が、シール材に重なる領域における重畳領域よりも小さい。
つまり、信号線には、ダミー領域に重なり合う重畳領域が小さい信号線と、重畳領域が大きい信号線とが出現する。また、ダミー画素の画素電極と信号線との間に形成される寄生容量は、ダミー領域と信号線との重畳領域の大きさに応じて異なる。これらの結果、信号線には、寄生容量が大きい信号線と、寄生容量が小さい信号線とが出現する。このことは、駆動電圧の降下(電圧降下)量が大きい画素と小さい画素とが出現することを意味する。このため、表示領域内のすべての画素に同じ駆動電圧を印加しても、画素間での輝度のばらつきが発生することがある。
つまり、信号線がダミー領域をまたぐ液晶装置では、表示品位を向上させることが困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に挟持された液晶と、画像が表示され得る表示領域内に設けられた複数の有効画素と、前記表示領域の外周に沿って、前記表示領域の外側に設けられた複数の第1ダミー画素と、前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側に設けられた複数の第2ダミー画素と、複数の前記有効画素ごとに設けられた有効画素電極と、複数の前記第1ダミー画素ごとに設けられた第1ダミー画素電極と、複数の前記第2ダミー画素ごとに設けられた第2ダミー画素電極と、前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極に対向する対向電極と、前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側から前記表示領域内に向かって延在し、前記有効画素電極に画像信号を供給する複数の信号線と、を有し、前記信号線は、前記信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続され、前記信号線と平面的に重なる第1ダミー画素電極とは電気的に接続されず、前記第1ダミー画素電極は、前記第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち前記黒表示を行う電位に維持される、ことを特徴とする液晶装置。
この適用例の液晶装置は、第1基板と、第2基板と、液晶と、複数の有効画素と、複数の第1ダミー画素と、複数の第2ダミー画素と、有効画素電極と、第1ダミー画素電極と、第2ダミー画素電極と、対向電極と、複数の信号線と、を有している。
第2基板は、第1基板に対向している。液晶は、第1基板及び第2基板の間に挟持されている。複数の有効画素は、表示領域内に設けられている。表示領域は、画像が表示され得る領域である。複数の第1ダミー画素は、表示領域の外周に沿って、表示領域の外側に設けられている。複数の第2ダミー画素は、第1ダミー画素に対して表示領域とは反対側に設けられている。
有効画素電極は、有効画素ごとに設けられている。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素ごとに設けられている。第2ダミー画素電極は、第2ダミー画素ごとに設けられている。対向電極は、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極に対向している。複数の信号線は、第1領域の外側から表示領域内に向かって延在している。複数の信号線は、有効画素電極に画像信号を供給する。信号線は、信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続されており、信号線と平面的に重なる第1ダミー画素電極とは電気的に接続されていない。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち黒表示を行う電位に維持される。
上記の構成によれば、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
[適用例2]上記の液晶装置であって、前記信号線と前記第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、前記複数の信号線間で相互に同じ大きさであることを特徴とする液晶装置。
この適用例では、信号線と第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、複数の信号線間で相互に同じ大きさである。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。これにより、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
[適用例3]上記の液晶装置であって、ノーマリブラックの表示モードにおいて、前記第1ダミー画素電極は、前記対向電極と略同等の電位に維持される、ことを特徴とする液晶装置。
この適用例では、ノーマリブラックの表示モードにおいて、第1ダミー画素電極が対向電極と略同等の電位に維持される。このため、第1ダミー画素は、黒表示を行うことができる。
[適用例4]上記の液晶装置であって、前記有効画素、前記第1ダミー画素及び前記第2ダミー画素を含めた複数の画素の前記画素ごとに設けられ、前記第2基板を経て前記液晶に入射された光を前記第2基板側に反射させる反射膜を有することを特徴とする液晶装置。
この適用例の液晶装置は、反射膜を有している。反射膜は、有効画素、第1ダミー画素及び第2ダミー画素を含めた複数の画素の画素ごとに設けられている。反射膜は、第2基板を経て液晶に入射された光を第2基板側に反射させる。
この構成により、反射表示を行うことができる。
[適用例5]上記の液晶装置であって、複数の前記第2ダミー画素のうちの一部の前記第2ダミー画素には、前記反射膜が欠落した欠落画素が含まれていることを特徴とする液晶装置。
この適用例では、複数の第2ダミー画素のうちの一部の第2ダミー画素に、反射膜が欠落した欠落画素が含まれている。第2ダミー画素は、表示領域よりも外側に位置している。このため、一部の第2ダミー画素に欠落画素が含まれていても、表示品位を維持することができる。
[適用例6]上記の液晶装置であって、前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極のそれぞれが、前記反射膜を兼ねていることを特徴とする液晶装置。
この適用例では、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極のそれぞれが、反射膜を兼ねている。このため、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極、並びに反射膜のそれぞれを個別に設ける構成に比較して、液晶装置の構成を簡略化することができる。
[適用例7]上記の液晶装置であって、前記表示領域の外側で前記表示領域を囲む領域に設けられたシール材と、前記シール材に設けられた前記液晶の注入口と、を有しており、前記欠落画素が、前記注入口の領域に重なっている、ことを特徴とする液晶装置。
この適用例の液晶装置は、シール材と、液晶の注入口と、を有している。シール材は、表示領域の外側で表示領域を囲む領域に設けられている。注入口は、シール材に設けられている。
この適用例では、欠落画素が注入口の領域に重なっているので、注入口の領域において、第2基板から液晶側に入射した光が液晶及び第1基板を透過しやすい。このため、注入口を透かしやすくすることができる。
[適用例8]第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に挟持された液晶と、画像が表示され得る表示領域内に設けられた複数の有効画素と、前記表示領域の外周に沿って、前記表示領域の外側に設けられた複数の第1ダミー画素と、前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側に設けられた複数の第2ダミー画素と、複数の前記有効画素ごとに設けられた有効画素電極と、複数の前記第1ダミー画素ごとに設けられた第1ダミー画素電極と、複数の前記第2ダミー画素ごとに設けられた第2ダミー画素電極と、前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極に対向する対向電極と、前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側から前記表示領域内に向かって延在し、前記有効画素電極に画像信号を供給する複数の信号線と、を有し、前記第1ダミー画素電極は、前記第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち前記黒表示を行う電位に維持され、前記第2ダミー画素電極は、電気的に浮いている、ことを特徴とする液晶装置。
この適用例の液晶装置は、第1基板と、第2基板と、液晶と、複数の有効画素と、複数の第1ダミー画素と、複数の第2ダミー画素と、有効画素電極と、第1ダミー画素電極と、第2ダミー画素電極と、対向電極と、複数の信号線と、を有している。
第2基板は、第1基板に対向している。液晶は、第1基板及び第2基板の間に挟持されている。複数の有効画素は、表示領域内に設けられている。表示領域は、画像が表示され得る領域である。複数の第1ダミー画素は、表示領域の外周に沿って、表示領域の外側に設けられている。複数の第2ダミー画素は、第1ダミー画素に対して表示領域とは反対側に設けられている。
有効画素電極は、有効画素ごとに設けられている。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素ごとに設けられている。第2ダミー画素電極は、第2ダミー画素ごとに設けられている。対向電極は、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極に対向している。複数の信号線は、第1領域の外側から表示領域内に向かって延在している。複数の信号線は、有効画素電極に画像信号を供給する。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち黒表示を行う電位に維持される。第2ダミー画素電極は、電気的に浮いている。
上記の構成によれば、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
[適用例9]上記の液晶装置であって、前記信号線と前記第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、前記複数の信号線間で相互に同じ大きさであることを特徴とする液晶装置。
この適用例では、信号線と第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、複数の信号線間で相互に同じ大きさである。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。これにより、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
[適用例10]上記の液晶装置をライトバルブとして有することを特徴とするプロジェクタ。
この適用例のプロジェクタは、ライトバルブとしての液晶装置が、第1基板と、第2基板と、液晶と、複数の有効画素と、複数の第1ダミー画素と、複数の第2ダミー画素と、有効画素電極と、第1ダミー画素電極と、第2ダミー画素電極と、対向電極と、複数の信号線と、を有している。
第2基板は、第1基板に対向している。液晶は、第1基板及び第2基板の間に挟持されている。複数の有効画素は、表示領域内に設けられている。表示領域は、画像が表示され得る領域である。複数の第1ダミー画素は、表示領域の外周に沿って、表示領域の外側に設けられている。複数の第2ダミー画素は、第1ダミー画素に対して表示領域とは反対側に設けられている。
有効画素電極は、有効画素ごとに設けられている。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素ごとに設けられている。第2ダミー画素電極は、第2ダミー画素ごとに設けられている。対向電極は、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極に対向している。複数の信号線は、第1領域の外側から表示領域内に向かって延在している。複数の信号線は、有効画素電極に画像信号を供給する。信号線は、信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続されており、信号線と平面的に重なる第1ダミー画素電極とは電気的に接続されていない。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち黒表示を行う電位に維持される。
この液晶装置によれば、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
そして、この適用例では、表示品位を向上させやすくすることができる液晶装置がライトバルブとして適用されているので、プロジェクタにおける表示品位を向上させやすくすることができる。
[適用例11]上記の液晶装置を表示部として有することを特徴とする電子機器。
この適用例の電子機器は、表示部としての液晶装置が、第1基板と、第2基板と、液晶と、複数の有効画素と、複数の第1ダミー画素と、複数の第2ダミー画素と、有効画素電極と、第1ダミー画素電極と、第2ダミー画素電極と、対向電極と、複数の信号線と、を有している。
第2基板は、第1基板に対向している。液晶は、第1基板及び第2基板の間に挟持されている。複数の有効画素は、表示領域内に設けられている。表示領域は、画像が表示され得る領域である。複数の第1ダミー画素は、表示領域の外周に沿って、表示領域の外側に設けられている。複数の第2ダミー画素は、第1領域の外側に設けられている。
有効画素電極は、有効画素ごとに設けられている。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素ごとに設けられている。第2ダミー画素電極は、第2ダミー画素ごとに設けられている。対向電極は、有効画素電極、第1ダミー画素電極及び第2ダミー画素電極に対向している。複数の信号線は、第1領域の外側から表示領域内に向かって延在している。複数の信号線は、有効画素電極に画像信号を供給する。信号線は、信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続されており、信号線と平面的に重なる第1ダミー画素電極とは電気的に接続されていない。第1ダミー画素電極は、第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち黒表示を行う電位に維持される。
この液晶装置によれば、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、液晶を駆動するための駆動電圧における電圧降下を、複数の信号線間で相互に同等にしやすくすることができる。このため、第2ダミー画素の個数を信号線ごとに異ならせても、有効画素の輝度を表示領域内でそろえやすくすることができる。この結果、液晶装置における表示品位を向上させやすくすることができる。
そして、この適用例では、表示品位を向上させやすくすることができる液晶装置が表示部として適用されているので、電子機器の表示部における表示品位を向上させやすくすることができる。
第1実施形態について、電子機器の1つであるプロジェクタを例に、図面を参照しながら説明する。
本実施形態におけるプロジェクタ1は、主要構成を示すブロック図である図1に示すように、光学系3と、制御回路5と、電源部7と、を有している。プロジェクタ1は、図示しない外部装置から入力される画像信号に応じた画像を、光学系3を介してスクリーン8などに投射することができる。
光学系3は、画像信号に基づいた画像を形成し、形成した画像をスクリーン8などに投射する。制御回路5は、画像信号に基づいて光学系3の駆動を制御する。
なお、プロジェクタ1では、外部電源9から入力される電力が、電源部7によって直流電力に変換される。光学系3や制御回路5などには、電源部7から直流電力が供給される。
光学系3は、ランプ11と、画像形成部13と、投射レンズ部15と、を有している。
ランプ11は、画像形成部13や投射レンズ部15を経てスクリーン8に向けて射出される投射光17を発生する。ランプ11としては、例えば、高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどが採用され得る。
画像形成部13は、後述する液晶パネルなどを有している。画像形成部13は、制御回路5から入力される画像データなどに基づいて液晶パネルに画像を形成する。画像形成部13には、ランプ11からの光が照射される。このため、画像形成部13に形成された画像は、ランプ11からの光によって投射レンズ部15に投影される。
投射レンズ部15には、ランプ11からの光が画像形成部13を経て入射される。投射レンズ部15は、入射された光を広げる方向に屈折させて、投射光17として射出する。このため、画像形成部13に形成された画像は、拡大された状態でスクリーン8に投射され得る。
制御回路5は、制御部21と、画像処理部23と、液晶パネル制御部25と、を有している。
制御部21は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)27と、メモリ部29と、を有している。
CPU27は、メモリ部29に格納されている制御プログラムに従って、プロジェクタ1の動作を統括制御する。メモリ部29は、フラッシュメモリ等のROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)等を含んでいる。ROMには、CPU27が実行する制御プログラムなどが格納されている。RAMは、CPU27によって実行される制御プログラムを一時的に展開したり、各種設定値等を一時的に格納したりする。
画像処理部23には、画像信号が入力される。画像処理部23は、制御部21からの指示に基づいて、画像信号に種々の処理を施す。また、画像処理部23は、画像信号を画像データに変換する。画像信号から変換された画像データは、液晶パネル制御部25に出力される。
なお、画像処理部23が画像信号に施す処理としては、各種の画質調整や、メニュー、メッセージ等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を合成する処理などが挙げられる。また、各種の画質調整としては、解像度変換、輝度調整、コントラスト調整、シャープネス調整などが挙げられる。
液晶パネル制御部25は、入力された画像データに応じて、画像形成部13の駆動を制御する。
ここで、画像形成部13の構成について、詳細を説明する。
画像形成部13は、主要構成を示す図である図2に示すように、分光部31と、画像形成装置33と、画像形成装置35と、画像形成装置37と、光合成部39と、を有している。
分光部31は、ランプ11(図1)からの光41が入射される。分光部31は、図2に示すように、光41から、赤系(R)の色の光41R、緑系(G)の色の光41G、及び青系(B)の色の光41Bのそれぞれを分離する。
ここで、Rの色は、純粋な赤の色相に限定されず、橙等を含む。Gの色は、純粋な緑の色相に限定されず、青緑や黄緑等を含む。Bの色は、純粋な青の色相に限定されず、青紫や青緑等を含む。他の観点から、Rの色を呈する光41Rは、光の波長のピークが、可視光領域で570nm以上の範囲にある光であると定義され得る。また、Gの色を呈する光41Gは、光の波長のピークが500nm〜565nmの範囲にある光であると定義され得る。Bの色を呈する光41Bは、光の波長のピークが415nm〜495nmの範囲にある光であると定義され得る。
分光部31は、クロスダイクロイックミラー43と、反射ミラー45と、反射ミラー47と、ダイクロイックミラー49と、を有している。光41は、クロスダイクロイックミラー43に照射される。
クロスダイクロイックミラー43は、分離ミラー部43aと、分離ミラー部43bと、を有している。分離ミラー部43aと、分離ミラー部43bとは、互いに交差している。分離ミラー部43aは、光41の入射方向に対して傾斜している。分離ミラー部43bも、光41の入射方向に対して傾斜している。
このため、光41は、分離ミラー部43a及び分離ミラー部43bの双方に対して斜めに照射される。
分離ミラー部43aは、光41のうちで、Bの光41Bを透過させ、Rの光41R及びGの光41Gを反射させることができる。他方で、分離ミラー部43bは、光41のうちで、Bの光41Bを反射させ、Rの光41R及びGの光41Gを透過させることができる。
従って、クロスダイクロイックミラー43によって、光41からBの光41Bが分離され得る。他方で、Rの光41R及びGの光41Gが混合した光51が、光41から分離され得る。
光41Bの光軸52aと、光51の光軸52bとは、それぞれ、光41の入射方向とは交差する。また、光41Bが進行する向きと、光51が進行する向きとは、互いに異なる向きになる。本実施形態では、光41Bが進行する向きと、光51が進行する向きとは、互いに反対の向きになっている。
反射ミラー45は、光41Bの光軸52aと交差する位置に設けられている。反射ミラー45は、光軸52aの方向に対して傾斜している。
また、反射ミラー47は、光51の光軸52bと交差する位置に設けられている。反射ミラー47は、光軸52bの方向に対して傾斜している。光51は、反射ミラー47によって光軸52bが光軸52cに変えられてから、ダイクロイックミラー49に導かれる。
ダイクロイックミラー49は、光51の光軸52cと交差する位置に設けられている。ダイクロイックミラー49は、光軸52cの方向に対して傾斜している。ダイクロイックミラー49は、光51のうちで、Rの光41Rを透過させ、Gの光41Gを反射させることができる。従って、ダイクロイックミラー49によって、光51からRの光41Rと、Gの光41Gとが分離され得る。
光41Rは、光軸52dに沿って画像形成装置33に導かれる。光41Gは、光軸52eに沿って画像形成装置35に導かれる。また、光41Bは、反射ミラー45によって光軸52aが光軸52fに変えられてから、画像形成装置37に導かれる。
画像形成装置33、画像形成装置35及び画像形成装置37は、それぞれ、画像形成パネル53を有している。
また、画像形成装置33は、偏光ビームスプリッタ55Rを有している。画像形成装置35は、偏光ビームスプリッタ55Gを有している。画像形成装置37は、偏光ビームスプリッタ55Bを有している。
光合成部39は、クロスダイクロイックプリズム57を有している。クロスダイクロイックプリズム57は、面57aと、面57bと、面57cと、面57dと、を有している。
各画像形成パネル53は、クロスダイクロイックプリズム57に対向した状態で設けられている。
画像形成装置33の画像形成パネル53は、クロスダイクロイックプリズム57の面57aに対向している。画像形成装置35の画像形成パネル53は、面57bに対向している。画像形成装置37の画像形成パネル53は、面57cに対向している。
偏光ビームスプリッタ55Rは、画像形成装置33において、画像形成パネル53と、クロスダイクロイックプリズム57との間に介在している。偏光ビームスプリッタ55Gは、画像形成装置35において、画像形成パネル53と、クロスダイクロイックプリズム57との間に介在している。偏光ビームスプリッタ55Bは、画像形成装置37において、画像形成パネル53と、クロスダイクロイックプリズム57との間に介在している。
偏光ビームスプリッタ55Rは、光41Rの光軸52dと交差する位置に設けられている。偏光ビームスプリッタ55Rは、光軸52dの方向に対して傾斜しており、光41Rを受ける面が画像形成パネル53側に向けられている。
偏光ビームスプリッタ55Gは、光41Gの光軸52eと交差する位置に設けられている。偏光ビームスプリッタ55Gは、光軸52eの方向に対して傾斜しており、光41Gを受ける面が画像形成パネル53側に向けられている。
偏光ビームスプリッタ55Bは、光41Bの光軸52fと交差する位置に設けられている。偏光ビームスプリッタ55Bは、光軸52fの方向に対して傾斜しており、光41Bを受ける面が画像形成パネル53側に向けられている。
偏光ビームスプリッタ55Rは、光41RのうちのS偏光41Rsを反射させ、光41RのうちのP偏光41Rpを透過させることができる。偏光ビームスプリッタ55Gは、光41GのうちのS偏光41Gsを反射させ、光41GのうちのP偏光41Gpを透過させることができる。偏光ビームスプリッタ55Bは、光41BのうちのS偏光41Bsを反射させ、光41BのうちのP偏光41Bpを透過させることができる。
ここで、各画像形成パネル53は、ライトバルブとして反射型の液晶パネルを有している。
各液晶パネルは、後述する複数の画素と、画素ごとに駆動が制御される液晶と、を有している。各液晶パネルは、複数の画素に入射された光の偏光状態を、画素ごとに変化させることができる。なお、液晶パネルについては、詳細を後述する。
本実施形態では、各画像形成パネル53は、図2に示すように、複数の画素に入射されたS偏光41Rs,41Gs,41Bsを、画素ごとに選択的にP偏光41Rp,41Gp,41Bpに変化させることができる。
画像形成装置33において、画像形成パネル53から射出されたP偏光41Rpは、偏光ビームスプリッタ55Rを透過することができる。他方で、画像形成パネル53で偏光状態が維持されたまま、画像形成パネル53から射出されたS偏光41Rsは、偏光ビームスプリッタ55Rで反射する。このため、画像形成装置33では、画像形成パネル53から射出されたP偏光41RpでRの画像を形成することができる。
同様に、画像形成装置35では、画像形成パネル53から射出されたP偏光41GpでGの画像を形成することができる。画像形成装置37では、画像形成パネル53から射出されたP偏光41BpでBの画像を形成することができる。
画像形成装置33において、画像形成パネル53から射出されたP偏光41Rpは、偏光ビームスプリッタ55Rを透過してから、光合成部39のクロスダイクロイックプリズム57に導かれる。
画像形成装置35において、画像形成パネル53から射出されたP偏光41Gpは、偏光ビームスプリッタ55Gを透過してから、クロスダイクロイックプリズム57に導かれる。
画像形成装置37において、画像形成パネル53から射出されたP偏光41Bpは、偏光ビームスプリッタ55Bを透過してから、クロスダイクロイックプリズム57に導かれる。
P偏光41Rpは、クロスダイクロイックプリズム57の面57aからクロスダイクロイックプリズム57に入射する。P偏光41Gpは、面57bからクロスダイクロイックプリズム57に入射する。P偏光41Bpは、面57cからクロスダイクロイックプリズム57に入射する。
このため、面57aには、Rの画像が投影され、面57bには、Gの画像が投影され、面57cには、Bの画像が投影され得る。
クロスダイクロイックプリズム57に入射したP偏光41Rp,41Gp,41Bpは、クロスダイクロイックプリズム57によって合成される。つまり、クロスダイクロイックプリズム57によって、Rの画像、Gの画像及びBの画像が合成され得る。
クロスダイクロイックプリズム57によって合成されたP偏光41Rp,41Gp,41Bpは、画像光59としてクロスダイクロイックプリズム57の面57dから射出される。
面57dから射出された画像光59は、投射レンズ部15へ導かれてから、投射レンズ部15に入射する。投射レンズ部15に入射した画像光59は、投射光17(図1)としてスクリーン8などに投射され得る。
ここで、画像形成パネル53の構成について、詳細を説明する。
画像形成パネル53は、図3に示すように、液晶装置の1つである液晶パネル61と、位相差板63と、を有している。
なお、プロジェクタ1では、画像形成パネル53は、位相差板63側の面65が、図2に示すクロスダイクロイックプリズム57側に向けられている。画像形成パネル53では、面65側に画像が形成(表示)される。従って、以下においては、面65は、表示面65と表記される。
ここで、液晶パネル61には、液晶パネル61の平面図である図4に示すように、複数の画素67が設定されている。複数の画素67は、領域69内で、図中のX方向及びY方向に配列しており、X方向を行方向とし、Y方向を列方向とするマトリクスMを構成している。図4では、構成をわかりやすく示すため、画素67が誇張され、且つ画素67の個数が減じられている。
なお、X方向は、走査線Tが延在する方向に相当している。Y方向は、信号線Sが延在する方向に相当している。
また、領域69は、画像が形成(表示)される領域に相当する。このため、以下において、領域69は、表示領域69と表記される。
液晶パネル61は、図3中のA−A線における断面図である図5に示すように、素子基板71と、対向基板73と、液晶75と、シール材77と、を有している。
素子基板71には、表示面65側すなわち液晶75側に、複数の画素67のそれぞれに対応して、後述するスイッチング素子などが設けられている。
対向基板73は、素子基板71よりも表示面65側で素子基板71に対向し、且つ素子基板71との間に隙間を有した状態で設けられている。対向基板73には、面79側すなわち液晶75側に、後述する対向電極などが設けられている。なお、面79は、画像形成パネル53における表示面65の裏面に相当している。このため、以下において、面79は、底面79と表記される。
液晶75は、素子基板71及び対向基板73の間に挟持されており、対向基板73の周縁よりも内側で表示領域69を囲むシール材77によって、素子基板71及び対向基板73の間に封止されている。本実施形態では、液晶75の駆動方式として、VA(Vertical Alignment)型の駆動方式が採用されている。
なお、素子基板71、対向基板73及びシール材77によって囲まれた空間は、セルと呼ばれる。
位相差板63は、対向基板73よりも表示面65側、すなわち液晶75側とは反対側に設けられている。画像形成パネル53では、位相差板63は、入射された光に対して1/2波長の位相差を付与する。
また、液晶パネル61は、図4に示すように、走査線駆動回路81と、信号線駆動回路83と、封止材85と、端子電極87と、を有している。
なお、走査線駆動回路81と、信号線駆動回路83と、端子電極87とは、後述するスイッチング素子と同様に、素子基板71に形成されている。図4では、構成をわかりやすく示すため、端子電極87が誇張され、且つ端子電極87の個数が減じられている。
走査線駆動回路81は、各走査線Tに選択信号を供給する。信号線駆動回路83は、各信号線Sにデータ信号(画像データ)を供給する。
端子電極87は、FPC(Flexible Printed Circuit)などの外部配線を接続するための端子である。端子電極87と走査線駆動回路81との間や、端子電極87と信号線駆動回路83との間は、配線89を介して電気的につながっている。
さて、シール材77には、注入口77aが形成されている。注入口77aは、液晶75のセル内への導入路である。注入口77aは、環状に設けられるシール材77の一部を欠いた構成を有しており、セル内とセル外とを連通させる。
本実施形態では、液晶75のセル内への注入方法として、減圧注入法が採用されている。減圧注入法とは、注入口77aと液晶75とを真空に近い減圧環境下で当接させてから、減圧環境の圧力を上昇させることによってセル内に液晶75を注入する方法である。
注入口77aは、封止材85によって塞がれている。これにより、液晶75は、セル内に封止されている。
なお、セル内への液晶75の注入方法は、減圧注入法に限定されず、滴下法(ODF(One Drop Fill)とも呼ばれる)も採用され得る。滴下法が採用される場合、注入口77a及び封止材85は省略され得る。
液晶パネル61は、図6に示すように、遮光領域91と、シール領域93と、を有している。
遮光領域91は、表示領域69の外側に設けられている。遮光領域91は、液晶パネル61への光の入射や、液晶パネル61からの光の射出が遮られる領域である。遮光領域91は、表示領域69の外側から、表示領域69を囲んでいる。
ここで、表示領域69と遮光領域91との間には、誤差吸収領域92が設定されている。誤差吸収領域92は、表示領域69に対する遮光領域91の位置のばらつきや、遮光領域91の寸法のばらつきなどを吸収するための領域である。本実施形態では、この誤差吸収領域92の設定により、遮光領域91が表示領域69に重なることを避けることができる。この結果、液晶パネル61間における表示領域69の寸法のばらつきが低く抑えられている。
シール領域93は、遮光領域91の外側に設けられている。シール領域93は、シール材77(図4)が設けられる領域である。シール領域93は、遮光領域91の外側から、注入口77aの領域を残した状態で、遮光領域91を囲んでいる。
なお、走査線駆動回路81は、遮光領域91に重なる領域に設けられている。
液晶パネル61は、遮光領域91、誤差吸収領域92及びシール領域93の他に、図7に示すように、第1ダミー領域95と、第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99と、を有している。さらに、液晶パネル61は、これらの他に、第1回路領域101aと、第2回路領域101bと、第3回路領域101cと、を有している。
第1ダミー領域95には、後述する第1ダミー画素が設けられている。第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bには、それぞれ、後述する第2ダミー画素が設けられている。
中立領域99は、画素67、第1ダミー画素及び第2ダミー画素のいずれも設けられない領域である。
第1ダミー領域95は、表示領域69の外側に設けられている。第1ダミー領域95は、表示領域69の外側から、表示領域69を囲んでいる。
第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99とは、それぞれ、第1ダミー領域95の外側に設けられている。第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99とは、それぞれ、X方向に沿って延在している。
第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99とは、X方向に並んでいる。X方向において、第2ダミー領域97aと中立領域99とが互いに隣り合い、中立領域99と第2ダミー領域97bとが互いに隣り合っている。第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、X方向において、中立領域99を挟んで互いに対峙している。
また、Y方向において、第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99とは、それぞれ、第1ダミー領域95に隣り合っている。
第1回路領域101aと、第2回路領域101bとは、それぞれ、第1ダミー領域95内に設けられている。第1回路領域101a及び第2回路領域101bは、それぞれ、走査線駆動回路81(図6)が設けられる領域である。第1回路領域101a及び第2回路領域101bは、それぞれ、Y方向に沿って延在している。第1回路領域101a及び第2回路領域101bは、X方向において、表示領域69を挟んで互いに対峙している。
第3回路領域101cは、Y方向において、第2ダミー領域97a、中立領域99及び第2ダミー領域97bを挟んで、第1ダミー領域95に対峙する位置に設けられている。換言すれば、第2ダミー領域97aと、第2ダミー領域97bと、中立領域99とは、それぞれ、第1ダミー領域95と第3回路領域101cとの間に設けられている。
第3回路領域101cは、信号線駆動回路83(図6)が設けられる領域である。第3回路領域101cは、X方向に沿って延在している。
なお、第2ダミー領域97a、中立領域99及び第2ダミー領域97bと、第3回路領域101cとの間には、Y方向に隙間が設けられている。
表示領域69内に設けられた複数の画素67(図4)が構成するマトリクスMでは、図7中のF部の拡大図である図8に示すように、Y方向に沿って並ぶ複数の画素67が、1つの画素列111を構成している。また、X方向に沿って並ぶ複数の画素67が、1つの画素行112を構成している。
図7に示す第1ダミー領域95内には、図7中のH部の拡大図である図9に示すように、複数の第1ダミー画素113が設けられている。また、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97b内には、それぞれ、複数の第2ダミー画素115が設けられている。
複数の第1ダミー画素113は、第1ダミー領域95内で、X方向及びY方向の双方に配列している。
複数の第2ダミー画素115は、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bのそれぞれにおいて、X方向及びY方向の双方に配列している。
なお、中立領域99には、画素67、第1ダミー画素113及び第2ダミー画素115のいずれも設けられていない。
ここで、遮光領域91及びシール領域93、並びに第1ダミー領域95、第2ダミー領域97a,97b、中立領域99、第1回路領域101a、及び第2回路領域101bの重畳状態について説明する。
シール領域93は、図6中のC−C線における断面図である図10に示すように、第1ダミー領域95の一部に重なっている。シール領域93は、第1ダミー領域95の最外縁側、すなわち表示領域69とは反対側に位置している。
遮光領域91は、第1ダミー領域95の一部に重なっている。遮光領域91は、シール領域93の内側、すなわち表示領域69側に位置しており、第1ダミー領域95内に設けられている。
第1ダミー領域95からシール領域93と遮光領域91とを除いた領域が誤差吸収領域92となっている。
第1回路領域101a及び第2回路領域101bは、それぞれ、遮光領域91内に位置している。
信号線駆動回路83(図6)と表示領域69との間において、シール領域93と第1ダミー領域95とは、図6中のD−D線における断面図である図11に示すように、重なっていない。第3回路領域101c側において、シール領域93は、第1ダミー領域95の外側、すなわち第3回路領域101c側に位置している。
第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、それぞれ、第1ダミー領域95の外側、すなわち第3回路領域101c側に位置している。第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、それぞれ、シール領域93に重なっている。
なお、信号線駆動回路83から表示領域69に向かって延びる複数の信号線S(図4)が第1ダミー領域95(図11)を交差する長さは、信号線S間で相互に同じ長さに設定されている。また、信号線Sの幅(太さ)寸法は、信号線S間で相互に同じ寸法に設定されている。
従って、本実施形態では、信号線Sと第1ダミー電極151とが重なり合う領域の面積が、信号線S間で相互に同じ大きさに設定されている。
第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、図6中のE−E線における断面図である図12に示すように、それぞれ、シール領域93内に設けられている。
中立領域99は、注入口77aの領域をX方向にまたいでいる。換言すれば、注入口77aは、中立領域99内に設けられている。
ここで、液晶パネル61の素子基板71及び対向基板73のそれぞれの構成について、詳細を説明する。
素子基板71は、図8中のJ−J線における断面図である図13に示すように、第1基板121と、素子層122と、を有している。
第1基板121は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料で構成されており、表示面65側に向けられた第1面121aと、底面79側に向けられた第2面121bとを有している。
素子層122は、第1基板121の第1面121aに設けられている。素子層122には、絶縁膜123と、絶縁膜124と、絶縁膜125と、絶縁膜126と、配向膜127と、が含まれている。また、素子層122には、画素67ごとに、スイッチング素子の1つであるTFT(Thin Film Transistor)素子128と、画素電極129と、が含まれている。
絶縁膜123は、第1基板121の第1面121aに設けられている。絶縁膜124は、絶縁膜123の表示面65側に設けられている。絶縁膜125は、絶縁膜124の表示面65側に設けられている。画素電極129は、絶縁膜125の表示面65側に設けられている。絶縁膜126は、画素電極129の表示面65側に設けられている。配向膜127は、絶縁膜126の表示面65側に設けられている。
なお、絶縁膜123の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料が採用され得る。本実施形態では、絶縁膜123の材料として、酸化シリコンが採用されている。
TFT素子128と、画素電極129とは、それぞれ、各画素67に対応して設けられている。
TFT素子128は、拡大図である図14に示すように、半導体層131と、ゲート電極132と、を有している。半導体層131は、絶縁膜123の表示面65側に設けられている。各半導体層131は、ゲート絶縁膜133によって表示面65側から覆われている。
半導体層131としては、例えば、単結晶シリコンや、多結晶シリコン、非晶質シリコンなどが採用され得る。本実施形態では、半導体層131として、多結晶シリコンが採用されている。
ゲート絶縁膜133の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料が採用され得る。本実施形態では、ゲート絶縁膜133の材料として、酸化シリコンが採用されている。
ゲート電極132は、ゲート絶縁膜133を挟んで半導体層131に対向する位置に設けられている。
ゲート電極132の材料としては、例えば、多結晶シリコンなどにイオンなどの不純物を注入したものなどが採用され得る。また、ゲート電極132の材料として、モリブデン、タングステン、タンタル、クロムなどの金属や、これらを含む合金なども採用され得る。モリブデンやタングステンなどを含む合金としては、例えば、モリブデンシリサイドや、タングステンシリサイドなどが挙げられる。
本実施形態では、ゲート電極132として、多結晶シリコンにイオンなどの不純物を注入した所謂ポリシリコンゲートが採用されている。
本実施形態では、半導体層131は、チャネル領域131aと、ソース領域131bと、ドレイン領域131cと、を有している。
チャネル領域131aは、平面視でゲート電極132に重なっている。ソース領域131b及びドレイン領域131cは、それぞれ、平面視でチャネル領域131aの外側に設けられている。チャネル領域131aは、ソース領域131bとドレイン領域131cとの間に設けられている。
なお、半導体層131としては、チャネル領域131aとソース領域131bとの間や、チャネル領域131aとドレイン領域131cとの間に、LDD(Lightly Doped Drain)領域を設けた構成も採用され得る。
上記の構成を有するTFT素子128は、絶縁膜124によって表示面65側から覆われている。絶縁膜124の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料が採用され得る。本実施形態では、絶縁膜124の材料として、酸化シリコンが採用されている。
絶縁膜124及びゲート絶縁膜133には、図14に示すように、コンタクトホール134aと、コンタクトホール134bと、が設けられている。
コンタクトホール134aは、ソース領域131bに及んでいる。コンタクトホール134bは、ドレイン領域131cに及んでいる。コンタクトホール134a内には、ソース電極135が設けられている。コンタクトホール134b内には、ドレイン電極136が設けられている。
絶縁膜124の表示面65側には、図13に示すように、信号線Sが設けられている。信号線Sは、平面視でソース電極135に重なる位置に設けられている。信号線Sとソース電極135とは、互いに電気的につながっている。信号線Sは、ソース電極135を介して半導体層131のソース領域131b(図14)に電気的につながっている。信号線Sは、図13に示すように、絶縁膜125によって表示面65側から覆われている。絶縁膜125の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料が採用され得る。本実施形態では、絶縁膜125の材料として、酸化シリコンが採用されている。
ここで、図14に示すコンタクトホール134bは、絶縁膜125の表示面65側に及んでいる。ドレイン電極136は、図13に示すように、絶縁膜125の表示面65側に及んでいる。画素電極129とドレイン電極136とは、互いに電気的につながっている。画素電極129は、ドレイン電極136を介して半導体層131のドレイン領域131c(図14)に電気的につながっている。
画素電極129としては、例えば、金や、銀、アルミニウムなどの高い導電性及び高い光反射性を有する材料が採用され得る。本実施形態では、画素電極129の材料として、アルミニウムが採用されている。本実施形態では、画素電極129は、反射膜としての機能も有している。
画素電極129及び絶縁膜125の表示面65側には、図13に示すように、画素電極129を覆う絶縁膜126が設けられている。
絶縁膜126は、光透過性を有する絶縁膜である。絶縁膜126の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料や、アクリル樹脂やエポキシ樹脂などの有機材料が採用され得る。無機材料は、有機材料に比較して化学的な安定性が高い。このため、絶縁膜126の材料として無機材料を採用することは好ましい。酸化シリコンは光透過性が高く、形成も容易である。絶縁膜126として窒化シリコンを採用すれば、絶縁膜126下への水分の浸入を抑制することができるので、素子基板71の信頼性が向上する。絶縁膜126は単一層で形成しても良いし、複数層で形成しても良い。例えば、絶縁膜126を酸化シリコンと窒化シリコンの積層構造としても良い。
薄膜による光の干渉効果を利用して、絶縁膜126の膜厚を最適化することにより、反射率を向上させることもできる。シミュレーションによると、アルミニウムの画素電極129上に、絶縁膜126として酸化シリコン膜を60nmから100nmの膜厚に形成し、酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を50nmから80nmの膜厚で形成すると、反射率が向上するという結果が得られた。
また、絶縁膜126の表面が比誘電率の高い窒化シリコン膜である場合、液晶75の焼き付き現象が発生しやすいという実験結果が得られた。実験結果によれば、絶縁膜126の表面は、焼き付き現象を軽減できる点で、窒化シリコン膜よりも酸化シリコン膜である方が好ましい。絶縁膜126として、画素電極129側から順に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、という層構造にすると、反射率が高く、焼き付き現象が発生しにくい液晶パネル61を得ることができる。
なお、本実施形態では、絶縁膜126の材料として、無機材料の1つである酸化シリコンが採用されている。
絶縁膜126の表示面65側には、配向膜127が設けられている。配向膜127の材料としては、例えばポリイミドなどの光透過性を有する材料が採用され得る。また、斜方蒸着した酸化シリコンなどの無機材料も採用され得る。本実施形態では、配向膜127の材料として、斜方蒸着した酸化シリコンが採用されている。
対向基板73は、第2基板141と、対向層142と、を有している。第2基板141は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料で構成されており、表示面65側に向けられた外向面141aと、底面79側に向けられた対向面141bとを有している。
対向層142は、第2基板141の対向面141bに設けられている。対向層142には、絶縁膜145と、対向電極146と、配向膜147と、が含まれている。
また、対向層142は、対向基板73を図6中のC−C線で切断したときの断面図である図15に示すように、遮光膜143を有している。
遮光膜143は、第2基板141の対向面141bに設けられている。遮光膜143は、遮光領域91にわたって設けられている。遮光膜143の材料としては、例えば、カーボンブラックやクロムなどの光吸収性が高い材料を含有する樹脂などが採用され得る。
絶縁膜145は、遮光膜143の底面79側に設けられており、遮光膜143を底面79側から覆っている。
絶縁膜145の材料としては、例えば、酸化シリコンや窒化シリコンなどの無機材料や、光透過性を有する樹脂などの有機材料が採用され得る。本実施形態では、絶縁膜145の材料として、光透過性を有する樹脂が採用されている。絶縁膜145は、遮光領域91によって囲まれた領域内からシール領域93に及ぶ範囲にわたって設けられている。
対向電極146は、絶縁膜145の底面79側に設けられている。対向電極146の材料としては、例えばITO(Indium Tin Oxide)やインジウム亜鉛酸化物(Indium Zinc Oxide)などの光透過性を有する材料が採用され得る。本実施形態では、対向電極146の材料として、ITOが採用されている。
対向電極146は、表示領域69、第1ダミー領域95、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97b(図7)にわたって一連した状態で設けられている。対向電極146は、マトリクスMを構成する複数の画素67、第1ダミー画素113及び第2ダミー画素115に対して共通に機能する。
なお、本実施形態では、画素67の領域は、図13に示すように、1つの画素電極129と、対向電極146とが重なり合う領域であると定義され得る。
配向膜147は、対向電極146の底面79側に設けられている。対向電極146は、配向膜147によって底面79側から覆われている。配向膜147の材料としては、例えばポリイミドなどの光透過性を有する材料が採用され得る。また、斜方蒸着した酸化シリコンなどの無機材料も採用され得る。本実施形態では、配向膜147の材料として、斜方蒸着した酸化シリコンが採用されている。
なお、対向基板73の構成としては、各画素67の領域を区画する光吸収層を設けた構成も採用され得る。この場合、光吸収層は、対向面141bに設けられる。この構成により、表示におけるコントラストの向上を図りやすくすることができる。光吸収層の材料としては、例えば、カーボンブラックやクロムなどの光吸収性が高い材料を含有する樹脂などが採用され得る。
ここで、Y方向に並ぶ複数のソース電極135は、図16に示すように、信号線Sを介して、画素列111(図8)単位で相互に電気的につながっている。
また、X方向に並ぶ複数のゲート電極132は、図16に示すように、走査線Tを介して、画素行112(図8)単位で相互に電気的につながっている。
複数の信号線Sは、それぞれY方向に延びており、X方向に並んでいる。X方向に隣り合う信号線S同士の間には、隙間が設けられている。
複数の走査線Tは、それぞれX方向に延びており、Y方向に並んでいる。Y方向に隣り合う走査線T同士の間には、隙間が設けられている。
画素67は、複数の信号線Sと、複数の走査線Tとの各交差に対応して設定されている。
各画素電極129は、図17に示すように、各半導体層131に重なる領域に設けられている。本実施形態では、各画素電極129は、各信号線Sと、各走査線Tとに重なっている。信号線Sと走査線Tとの交差部は、対応する画素電極129に重なっている。
素子基板71及び対向基板73の間に介在する液晶75は、図13に示すように、配向膜127と配向膜147との間に介在している。
本実施形態では、図5に示すシール材77は、図13に示す第1基板121の第1面121aと、第2基板141の対向面141bとによって挟持されている。つまり、液晶パネル61では、液晶75は、第1基板121及び第2基板141によって保持されている。なお、シール材77は、配向膜127及び配向膜147の間に設けられていてもよい。この場合、液晶75は、素子基板71及び対向基板73に保持されているとみなされ得る。
液晶75は、図13に示すように、L1なる厚みに設定されている。液晶75は、入射した光を変調することができる。本実施形態では、液晶75は、入射した光に位相差を付与することができる。これは、液晶75のリタデーション(複屈折率と厚みL1との積)の設定により実現され得る。本実施形態では、入射した光に1/4波長の位相差を付与するリタデーションが設定されている。
第1ダミー画素113には、図9中のK−K線における断面図である図18に示すように、絶縁膜125の表示面65側に第1ダミー電極151が設けられている。
第1ダミー電極151は、第1ダミー画素113に対応して設けられている。第1ダミー電極151としては、例えば、金や、銀、アルミニウムなどの高い導電性及び高い光反射性を有する材料が採用され得る。本実施形態では、第1ダミー電極151の材料として、画素電極129の材料と同じアルミニウムが採用されている。
なお、第1ダミー画素113には、TFT素子128が設けられていない。
X方向及びY方向のそれぞれにおいて隣り合う第1ダミー電極151同士は、図19に示すように、接続部153を介して互いに電気的につながっている。このため、複数の第1ダミー電極151は、相互に電気的につながっている。また、第1ダミー電極151は、図示しない配線を介して対向電極146に電気的につながっている。このため、対向電極146と第1ダミー電極151とは、互いに略同電位に保たれる。
なお、第1ダミー電極151と信号線Sとは、図18に示すように、絶縁膜125を介して互いに離間している。第1ダミー電極151と信号線Sとは、電気的につながっていない。
第1ダミー電極151は、絶縁膜126によって表示面65側から覆われている。
本実施形態では、第1ダミー画素113の領域は、1つの第1ダミー電極151と、対向電極146とが重なり合う領域であると定義され得る。
第2ダミー画素115には、図9中のN−N線における断面図である図20に示すように、絶縁膜125の表示面65側に第2ダミー電極155が設けられている。
第2ダミー電極155は、第2ダミー画素115に対応して設けられている。第2ダミー電極155としては、例えば、金や、銀、アルミニウムなどの高い導電性及び高い光反射性を有する材料が採用され得る。本実施形態では、第2ダミー電極155の材料として、画素電極129の材料と同じアルミニウムが採用されている。
なお、第2ダミー画素115には、TFT素子128が設けられていない。
本実施形態では、第2ダミー電極155は、接続部157を介して信号線Sに電気的につながっている。
このため、Y方向に並ぶ複数の第2ダミー電極155は、図21に示すように、信号線Sを介して相互に電気的につながっている。X方向に隣り合う第2ダミー電極155は、互いに離間している。つまり、X方向に隣り合う第2ダミー電極155同士は、電気的につながっていない。
接続部157は、図20に示すように、コンタクトホール134c内に設けられている。コンタクトホール134cは、絶縁膜125に形成されている。コンタクトホール134cは、信号線Sと第2ダミー電極155とが互いに重なり合う領域に設けられている。
第2ダミー電極155は、絶縁膜126によって表示面65側から覆われている。
本実施形態では、第2ダミー画素115の領域は、1つの第2ダミー電極155と、対向電極146とが重なり合う領域であると定義され得る。
図9に示す中立領域99では、図9中のQ部の拡大図である図22に示すように、図21に示す第2ダミー電極155及び接続部157が省略されている。つまり、中立領域99は、第2ダミー画素115の第2ダミー電極155が欠落した構成を有している。このため、中立領域99は、第2ダミー画素115から第2ダミー電極155が欠落した欠落画素159が設けられている領域であるともみなされ得る。この観点から、中立領域99には、複数の欠落画素159がX方向及びY方向の双方に配列しているとみなされ得る。
液晶パネル61では、画素電極129と対向電極146(図13)との間に電圧を印加すると、画素電極129と対向電極146との間に電界が発生する。液晶パネル61では、TFT素子128がOFF状態からON状態に変化すると、画素電極129と対向電極146との間に電界が発生する。この電界によって液晶75の配向状態を画素67ごとに変化させることができる。
プロジェクタ1では、図2に示す画像形成部13に光41を照射した状態で、各液晶パネル61における液晶75の配向状態を画素67ごとに変化させることにより、表示が制御される。液晶75の配向状態は、TFT素子128のOFF状態及びON状態を切り替えることによって変化し得る。
図13に示す配向膜127及び配向膜147のそれぞれには、配向処理が施されている。配向処理が施された配向膜127及び配向膜147によって、液晶75の初期的な配向状態が規制される。
図23(a)は、TFT素子128がOFF状態のときの画像形成装置33における偏光状態を示す図であり、図23(b)は、TFT素子128がON状態のときの画像形成装置33における偏光状態を示す図である。
画像形成装置33では、偏光ビームスプリッタ55Rの透過軸161は、図23(a)及び図23(b)に示すように、S偏光41Rsの偏光軸に対して直交している。
なお、図23(a)及び図23(b)において、X'方向及びY'方向は、X'方向がP偏光41Rpの偏光軸の方向を示し、Y'方向がS偏光41Rsの偏光軸の方向を示している。X'方向及びY'方向は、XY平面内で互いに直交する任意の2方向である。
位相差板63の遅相軸63aは、平面視でX'方向に対して、反時計方向に67.5度の傾きを有する方向に設定されている。
従って、位相差板63に入射されたS偏光41Rsは、1/2波長の位相差が与えられ、直線偏光162として液晶75に入射される。なお、直線偏光162の偏光軸は、X'方向に対して、図23(a)及び図23(b)で見て反時計方向に45度の傾きを有している。
液晶75に入射された直線偏光162は、TFT素子128がOFF状態のときに、図23(a)に示すように、偏光状態が維持されたまま(位相差が付与されずに)直線偏光162として画素電極129に向けて射出される。
画素電極129に向けて射出された直線偏光162は、偏光状態が維持されたまま画素電極129で反射され、液晶75に入射される。
画素電極129から液晶75に入射された直線偏光162は、偏光状態が維持されたまま位相差板63に入射される。位相差板63に入射された直線偏光162は、1/2波長の位相差が与えられ、平面視でY'方向に沿った偏光軸を有するS偏光41Rsとして偏光ビームスプリッタ55Rに向けて射出される。偏光ビームスプリッタ55Rに向けて射出されたS偏光41Rsは、偏光ビームスプリッタ55Rで反射するため、偏光ビームスプリッタ55Rを透過できない。
他方で、TFT素子128がON状態のときに、液晶75に入射された直線偏光162は、図23(b)に示すように、1/4波長の位相差が与えられ、平面視で反時計方向に回転する円偏光163として画素電極129に向けて射出される。
円偏光163は、画素電極129で反射され、平面視で時計方向に回転する(円偏光163とは逆回転の)円偏光164として液晶75に入射される。
液晶75に入射された円偏光164は、1/4波長の位相差が与えられ、平面視でX'方向に対して反時計方向に135度の傾きを有する偏光軸を有する直線偏光165として位相差板63に入射される。
位相差板63に入射された直線偏光165は、1/2波長の位相差が与えられ、平面視でX'方向に沿った偏光軸を有するP偏光41Rpとして偏光ビームスプリッタ55Rに向けて射出される。
偏光ビームスプリッタ55Rに向けて射出されたP偏光41Rpは、偏光軸が偏光ビームスプリッタ55Rの透過軸161の方向に沿っているため、偏光ビームスプリッタ55Rを透過する。
このように、画像形成装置33では、TFT素子128のON状態及びOFF状態の切り替えにより、Rの画像の形成が制御される。
なお、画像形成装置35及び画像形成装置37のそれぞれにおいても、偏光状態は画像形成装置33と同様である。このため、画像形成装置35及び画像形成装置37のそれぞれにおける画像の形成方法については、詳細な説明を省略する。
画像形成装置35及び画像形成装置37のそれぞれにおいても、TFT素子128のON状態及びOFF状態の切り替えにより、Gの画像の形成及びBの画像の形成のそれぞれが制御され得る。
なお、本実施形態では、TFT素子128がOFF状態のときに画像形成パネル53からの光の射出が遮断される所謂ノーマリブラック(初期的に“黒表示”の状態)の表示モードが採用されている。しかしながら、表示モードは、ノーマリブラックに限定されず、所謂ノーマリホワイト(初期的に“白表示”の状態)も採用され得る。
さて、第1ダミー画素113では、第1ダミー電極151が対向電極146に電気的につながっているため、対向電極146と第1ダミー電極151とが互いに略同電位に保たれる。つまり、第1ダミー画素113では、対向電極146と第1ダミー電極151との間に、液晶75を駆動するための電界が発生しない。このため、第1ダミー画素113では、黒表示の状態が保たれる。よって、第1ダミー領域95(図7)では、黒表示の状態が保たれる。
前述したように、表示領域69と遮光領域91(図6)との間には、誤差吸収領域92が設けられている。本実施形態では、図10に示すように、誤差吸収領域92が第1ダミー領域95から遮光領域91とシール領域93とを除いた領域である。従って、本実施形態では、誤差吸収領域92は、黒表示の状態が保たれる。
第2ダミー画素115では、第2ダミー電極155が信号線Sに電気的につながっている。このため、第2ダミー電極155の電位は、信号線Sの電位に応じて変化する。従って、対向電極146と第2ダミー電極155との間には、液晶75を駆動するための電界が信号線Sの電位に応じて発生する。この結果、第2ダミー画素115では、液晶75が、信号線Sの電位に応じて駆動され得る。つまり、第2ダミー画素115では、信号線Sの電位によって、表示の状態が、黒表示の状態と白表示の状態との間で変化する。よって、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97b(図7)では、表示の状態が、黒表示の状態と白表示の状態との間で変化する。
ここで、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、図11に示すように、遮光領域91の外側に位置している。且つ、第2ダミー領域97a及び第2ダミー領域97bは、図12に示すように、シール領域93内に設けられている。このため、表示面65側から、第2ダミー画素115は観察されない。このため、第2ダミー画素115における黒表示の状態と白表示の状態との変化も観察されない。
本実施形態において、画素67が有効画素に対応し、画素電極129が有効画素電極に対応し、第1ダミー電極151が第1ダミー画素電極に対応し、第2ダミー電極155が第2ダミー画素電極に対応している。
本実施形態では、第2ダミー領域97aと第2ダミー領域97bとの間に、図12に示すように、注入口77aに重なる中立領域99が設けられている。このため、注入口77aを透視しやすくすることができる。この結果、注入口77aを介して封止材85(図4)を透視しやすくすることができる。よって、封止材85による注入口77aの閉塞状態を、目視や画像認識技術で確認しやすくすることができる。
本実施形態では、複数の信号線Sは、中立領域99をまたぐ信号線Sと、第2ダミー領域97aをまたぐ信号線Sと、第2ダミー領域97bをまたぐ信号線Sと、を含んでいる。第2ダミー領域97a又は第2ダミー領域97bをまたぐ信号線Sは、複数の第2ダミー電極155に交差している。他方で、中立領域99をまたぐ信号線Sは、第2ダミー電極155とは交差していない。このように、本実施形態では、複数の信号線Sは、交差する第2ダミー電極155の個数が信号線S間で異なっている。ところが、本実施形態では、第2ダミー電極155に交差する信号線Sは、交差する第2ダミー電極155に電気的につながっている。
そして、本実施形態では、信号線Sと第1ダミー電極151とが重なり合う領域が、信号線S間で相互に同じ大きさに設定されている。このため、信号線Sと第1ダミー電極151との間の寄生容量は、信号線S間で相互に同じ容量となる。よって、信号線Sと第1ダミー電極151との間の寄生容量に起因する電圧降下は、画素列111(図8)間で同等となる。
つまり、本実施形態では、交差する第2ダミー電極155の個数が信号線S間で異なっていても、信号線Sと第1ダミー電極151との間の寄生容量に起因する電圧降下は、画素67間で同等にしやすくすることができる。このため、画素67の輝度を表示領域69内でそろえやすくすることができる。この結果、画像形成パネル53における表示品位を向上させやすくすることができる。
なお、本実施形態では、第2ダミー画素115において、第2ダミー電極155と信号線Sとを、図20に示すように、接続部157を介して電気的につないだ構成としたが、第2ダミー画素115の構成はこれに限定されない。第2ダミー画素115の構成としては、図24に示すように、第2ダミー電極155と信号線Sとを電気的に離間させた構成も採用され得る。図24に示す構成では、第2ダミー電極155は、電気的に浮いた状態になっている。第2ダミー電極155が電気的に浮いた状態であっても、第2ダミー電極155と信号線Sとが電気的につながっている構成と同様の効果が得られる。
第1実施形態では、液晶パネル61をプロジェクタ1に適用した例を説明したが、液晶パネル61の適用はプロジェクタ1に限定されない。液晶パネル61は、例えば、ディスプレイなどの表示装置にも適用され得る。
液晶パネル61を表示装置に適用した例を、第2実施形態として説明する。
以下の第2実施形態では、重複した説明を避けるため、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
表示装置10は、図25に示すように、液晶パネル61と、位相差板63と、偏光板171と、を有している。
表示装置10では、表示面65を介して液晶75に入射された外光を、画素電極129で表示面65側に反射させて、その反射光を表示面65側に射出することによって、反射表示が行われ得る。なお、外光とは、表示装置10の表示面65から入射されるあらゆる光である。外光には、例えば、屋内外の照明光や、太陽光、照明装置からの光などが含まれる。
液晶パネル61は、図25中のU−U線における断面図である図26に示すように、対向基板173を有している。第2実施形態での液晶パネル61は、第1実施形態での液晶パネル61の対向基板73が対向基板173に替えられていることを除いては、第1実施形態での液晶パネル61と同様の構成を有している。
偏光板171は、位相差板63よりも表示面65側に設けられている。偏光板171は、透過軸の方向に偏光軸を有する光を透過させることができる。
なお、偏光板171よりも表示面65側や、偏光板171と位相差板63との間、位相差板63と対向基板173との間に、光学補償フィルムを設けた構成も採用され得る。光学補償フィルムを設けることで、液晶75を表示面65の法線方向から見たときや、法線方向から傾斜した方向から見たときなどの液晶75の位相差を補償することができる。これにより、光漏れを低減することができ、コントラストの向上が図られる。
光学補償フィルムとしては、屈折率異方性が負のディスコティック液晶分子等をハイブリッド配向させた負の一軸性媒体(例えば、富士フィルム製のWVフィルム)などが採用され得る。また、屈折率異方性が正のネマチック液晶分子等をハイブリッド配向させた正の一軸性媒体(例えば、日本石油製のNHフィルム)なども採用され得る。さらに、負の一軸性媒体と正の一軸性媒体とを組み合わせた構成も採用され得る。その他、各方向の屈折率がnx>ny>nzとなる二軸性媒体や、負のC−Plate等も採用され得る。
表示装置10に設定されている複数の画素67は、それぞれ、表示面65から射出する光の色が、図27に示すように、R、G及びBのうちの1つに設定されている。つまり、マトリクスMを構成する複数の画素67は、Rの光を射出する画素67Rと、Gの光を射出する画素67Gと、Bの光を射出する画素67Bとを含んでいる。
なお、以下においては、画素67という表記と、画素67R、67G及び67Bという表記とが、適宜、使いわけられる。
また、表示装置10では、1つの画素列111内の各画素67は、光の色がR、G及びBのうちの1つに設定されている。つまり、マトリクスMは、複数の画素67RがY方向に配列した画素列111Rと、複数の画素67GがY方向に配列した画素列111Gと、複数の画素67BがY方向に配列した画素列111Bとを有している。そして、マトリクスMでは、画素列111R、画素列111G及び画素列111Bが、この順でX方向に沿って反復して並んでいる。
なお、以下においては、画素列111という表記と、画素列111R、画素列111G及び画素列111Bという表記とが、適宜、使いわけられる。
ここで、対向基板173の構成について説明する。
対向基板173は、図27中のW−W線における断面図である図28に示すように、対向層174を有している。対向層174は、第2基板141の対向面141bに設けられている。
対向層174には、光吸収層175と、カラーフィルタ177と、オーバーコート層179と、対向電極146と、配向膜147と、が含まれている。
光吸収層175は、第2基板141の対向面141bに設けられている。光吸収層175は、平面図で格子状に設けられており、各画素67を区画している。表示装置10では、各画素67の領域は、光吸収層175によって囲まれた領域であると定義され得る。
光吸収層175の材料としては、例えば、カーボンブラックやクロムなどの光吸収性が高い材料を含有する樹脂などが採用され得る。
カラーフィルタ177は、各画素67に対応して設けられている。カラーフィルタ177は、第2基板141の対向面141b側に設けられており、光吸収層175によって囲まれた各領域、すなわち各画素67の領域を底面79側から覆っている。
ここで、カラーフィルタ177は、入射された光のうち所定の波長域の光を透過させることができる。カラーフィルタ177は、画素67R、画素67G及び画素67Bごとに異なる色に着色された樹脂などで構成されている。画素67Rに対応するカラーフィルタ177は、Rの光を透過させることができる。画素67Gに対応するカラーフィルタ177はGの光を透過させ、画素67Bに対応するカラーフィルタ177はBの光を透過させることができる。なお、以下において、各カラーフィルタ177に対してR、G及びBが識別される場合に、カラーフィルタ177R、177G及び177Bという表記が用いられる。
オーバーコート層179は、カラーフィルタ177の底面79側に設けられている。オーバーコート層179は、光透過性を有する樹脂などで構成されており、カラーフィルタ177を底面79側から覆っている。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、液晶パネル61には、遮光領域91、誤差吸収領域92及びシール領域93、並びに第1ダミー領域95、第2ダミー領域97a、第2ダミー領域97b及び中立領域99が設けられている。さらに、これらの他に、液晶パネル61に、第1回路領域101aと、第2回路領域101bと、第3回路領域101cと、が設けられている点においても、第1実施形態と同様である。
上記の構成により、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第2実施形態においても、第2ダミー画素115の構成として、図24に示す構成が採用され得る。つまり、第2実施形態においても、第2ダミー電極155と信号線Sとを電気的に離間させた構成が採用され得る。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、それぞれ、液晶75の駆動方式としてVA型の駆動方式が採用されているが、駆動方式はこれに限定されない。液晶75の駆動方式は、TN(Twisted Nematic)型、IPS(In Plane Switching)型、FFS(Fringe Field Switching)型等の種々の方式も採用され得る。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、それぞれ、半導体層131として多結晶シリコンが採用されているが、半導体層131はこれに限定されない。半導体層131としては、例えば、単結晶シリコンや非晶質シリコンなども採用され得る。
上述した表示装置10は、例えば、図29に示す電子機器500の表示部510に適用され得る。この電子機器500は、携帯電話機である。この電子機器500は、操作ボタン511を有している。表示部510は、操作ボタン511で入力した内容や着信情報を始めとする様々な情報について表示を行うことができる。この電子機器500では、表示部510に表示装置10が適用されているので、表示部510における表示品位を向上させやすくすることができる。
なお、電子機器500としては、携帯電話機に限られず、モバイルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カーナビゲーションシステム用の表示機器などの車載機器、オーディオ機器等の種々の電子機器が挙げられる。
また、液晶パネル61としては、適用される電子機器は、これらに限定されず、ヘッドアップディスプレイなどの電子機器にも適用され得る。
第1実施形態におけるプロジェクタの主要構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるプロジェクタの画像形成部の主要構成を示す図。 第1実施形態におけるプロジェクタの画像形成パネルを示す斜視図。 本実施形態での液晶パネルを示す平面図。 図3中のA−A線における断面図。 本実施形態での液晶パネルを示す平面図。 本実施形態での液晶パネルを示す平面図。 図7中のF部の拡大図。 図7中のH部の拡大図。 図6中のC−C線における断面図。 図6中のD−D線における断面図。 図6中のE−E線における断面図。 図8中のJ−J線における断面図。 図13中のTFT素子の拡大図。 本実施形態での対向基板を図6中のC−C線で切断したときの断面図。 本実施形態での半導体層、信号線及び走査線の配置を説明する平面図。 本実施形態での画素電極の配置を説明する平面図。 図9中のK−K線における断面図。 本実施形態での第1ダミー電極を示す平面図。 図9中のN−N線における断面図。 本実施形態での第2ダミー電極を示す平面図。 図9中のQ部の拡大図。 第1実施形態での画像形成パネルにおける偏光状態を説明する図。 本実施形態での第2ダミー画素の他の構成例を示す断面図。 第2実施形態における表示装置の主要構成を示す斜視図。 図25中のU−U線における断面図。 第2実施形態での表示装置における複数の画素の一部を示す平面図。 図27中のW−W線における断面図。 第2実施形態における表示装置が適用された電子機器の斜視図。
符号の説明
1…プロジェクタ、10…表示装置、13…画像形成部、33…画像形成装置、35…画像形成装置、37…画像形成装置、53…画像形成パネル、61…液晶パネル、63…位相差板、65…表示面、67…画素、69…表示領域、71…素子基板、73…対向基板、75…液晶、77…シール材、77a…注入口、79…底面、81…走査線駆動回路、83…信号線駆動回路、85…封止材、91…遮光領域、92…誤差吸収領域、93…シール領域、95…第1ダミー領域、97a,97b…第2ダミー領域、99…中立領域、101a…第1回路領域、101b…第2回路領域、101c…第3回路領域、113…第1ダミー画素、115…第2ダミー画素、121…第1基板、128…TFT素子、129…画素電極、134a,134b,134c…コンタクトホール、135…ソース電極、136…ドレイン電極、141…第2基板、146…対向電極、151…第1ダミー電極、153…接続部、155…第2ダミー電極、157…接続部、159…欠落画素、171…偏光板、173…対向基板、500…電子機器、510…表示部、S…信号線、T…走査線。

Claims (11)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に挟持された液晶と、
    画像が表示され得る表示領域内に設けられた複数の有効画素と、
    前記表示領域の外周に沿って、前記表示領域の外側に設けられた複数の第1ダミー画素と、
    前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側に設けられた複数の第2ダミー画素と、
    複数の前記有効画素ごとに設けられた有効画素電極と、
    複数の前記第1ダミー画素ごとに設けられた第1ダミー画素電極と、
    複数の前記第2ダミー画素ごとに設けられた第2ダミー画素電極と、
    前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極に対向する対向電極と、
    前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側から前記表示領域内に向かって延在し、前記有効画素電極に画像信号を供給する複数の信号線と、を有し、
    前記信号線は、前記信号線と平面的に重なる第2ダミー画素電極と電気的に接続され、前記信号線と平面的に重なる第1ダミー画素電極とは電気的に接続されず、
    前記第1ダミー画素電極は、前記第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち前記黒表示を行う電位に維持される、
    ことを特徴とする液晶装置。
  2. 前記信号線と前記第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、前記複数の信号線間で相互に同じ大きさであることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. ノーマリブラックの表示モードにおいて、
    前記第1ダミー画素電極は、前記対向電極と略同等の電位に維持される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶装置。
  4. 前記有効画素、前記第1ダミー画素及び前記第2ダミー画素を含めた複数の画素の前記画素ごとに設けられ、前記第2基板を経て前記液晶に入射された光を前記第2基板側に反射させる反射膜を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶装置。
  5. 複数の前記第2ダミー画素のうちの一部の前記第2ダミー画素には、前記反射膜が欠落した欠落画素が含まれていることを特徴とする請求項4に記載の液晶装置。
  6. 前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極のそれぞれが、前記反射膜を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の液晶装置。
  7. 前記表示領域の外側で前記表示領域を囲む領域に設けられたシール材と、
    前記シール材に設けられた前記液晶の注入口と、を有しており、
    前記欠落画素が、前記注入口の領域に重なっている、ことを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  8. 第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に挟持された液晶と、
    画像が表示され得る表示領域内に設けられた複数の有効画素と、
    前記表示領域の外周に沿って、前記表示領域の外側に設けられた複数の第1ダミー画素と、
    前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側に設けられた複数の第2ダミー画素と、
    複数の前記有効画素ごとに設けられた有効画素電極と、
    複数の前記第1ダミー画素ごとに設けられた第1ダミー画素電極と、
    複数の前記第2ダミー画素ごとに設けられた第2ダミー画素電極と、
    前記有効画素電極、前記第1ダミー画素電極及び前記第2ダミー画素電極に対向する対向電極と、
    前記第1ダミー画素に対して前記表示領域とは反対側から前記表示領域内に向かって延在し、前記有効画素電極に画像信号を供給する複数の信号線と、を有し、
    前記第1ダミー画素電極は、前記第1ダミー画素が黒表示及び白表示のうち前記黒表示を行う電位に維持され、
    前記第2ダミー画素電極は、電気的に浮いている、ことを特徴とする液晶装置。
  9. 前記信号線と前記第1ダミー画素電極とが重なり合う領域の面積は、前記複数の信号線間で相互に同じ大きさであることを特徴とする請求項8に記載の液晶装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液晶装置をライトバルブとして有することを特徴とするプロジェクタ。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液晶装置を表示部として有することを特徴とする電子機器。
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