JP2010085461A - 光近接効果補正パターンの検証方法及びその検証装置 - Google Patents

光近接効果補正パターンの検証方法及びその検証装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に光近接効果補正されたパターンの検証を行う。
【解決手段】光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法であって,コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,コンピュータが,パターンデータを解析して,近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,検証工程において,抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外する。
【選択図】図1

Description

本発明は,光近接効果補正パターンの検証方法及びその検証装置に関する。
大規模集積回路(LSI)のパターンは,近年ますます微細化の方向にある。一般に,LSIのレイアウト設計は,回路の機能をRTLレベルのHDLで記述し,それを論理合成してネットリストを生成する論理設計工程と,ネットリストからレイアウトライブラリに基づいてパターンレイアウトを行う物理設計工程とにより行われる。その結果,設計パターンデータとしてレイアウトデータが生成される。
このレイアウトデータに対して,デザインルールを満たしているか否かをチェックするレイアウト検証が行われる。このレイアウト検証では,レイアウトパターンのパターン幅(ライン幅)とパターン間隔(スペース)が規定値以上であることなどが検証される。
このように検証されたレイアウトデータによるパターンで露光マスクを生成すると,露光工程における光近接効果により,露光・現像後のパターンは設計パターンとは異なることが知られている。たとえば,露光後に現像されたパターンは,ラインパターンの先端が丸く縮んだり,孤立したラインパターンの中央部が細くなったり,大面積のパターンに隣接するラインパターンが太くなったりする。
そこで,光近接効果によるパターンの変動を見込んで,設計パターンに対して光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)が行われる。光近接効果補正では,パターン先端や角部にセリフパターンを追加したり,ラインパターンの中央部を太くしたり細くしたりする補正が行われる。そして,補正されたOPCパターンについて再度レイアウト検証が行われる。
本明細書では,設計パターンに対するレイアウト検証と区別するために,OPCパターンの検証をOPCパターン検証と称する。ただし,レイアウト検証もパターン検証も,あるパターン内に不適切なパターン間隔やパターン幅が存在しないことを検証するものであり,その点で同等の検証である。
以下の特許文献1〜4には,それぞれ設計パターンにOPC処理を行ってOPCパターンを生成し,そのOPCパターンについて種々の検証を行うことが記載されている。
特開2000−314954号公報 特開2004−4941号公報 特開2007−102207号公報 特開平10−239826号公報
OPCパターン検証では,近接する頂点間の距離が規定値未満か否かをチェックすることで,近接する頂点間のスペースが小さく露光・現像後に頂点どうしが接合される可能性がある箇所や,近接する頂点間のパターン幅が狭く露光・現像後にパターンが切断される可能性がある箇所などを検出する。もし検出される場合は,設計パターンのOPCやレイアウトを再度やり直す必要がある。
しかしながら,光近接効果補正により生成された正しい補正パターンでも,上記のOPCパターン検証工程でエラーパターンとして認識される場合がある。たとえば,パターン先端に追加されたアウターセリフパターンは部分的にパターン幅が狭くなる領域が存在し,また,パターンの角部に追加されたインナーセリフパターンは部分的に間隔が短くなる領域が存在する。そのような領域がOPCパターン検証でエラーパターンとして認識されると,パターン検証をパスすることができず,マスクパターンの生成を完了することができない。
そこで,本発明の目的は,適切にOPCパターン検証を行う方法,そのプログラム及びその装置を提供することにある。
パターン検証方法は,光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法であって,
コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,
コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
前記検証工程において,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外する。
光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターン内の2つの頂点間の距離が検証対象から除外されるので,これらのパターン内の2つの頂点間距離がエラーとして検出されることを回避することができ,適切にOPCパターン検証を行うことができる。
パターン検証プログラムは,上記のOPCパターン検証方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
パターン検証装置は,上記のOPCパターン検証方法を実行するコンピュータ装置である。
適切にOPCパターンのレイアウト検証を行う方法,そのプログラム及びその装置を提供することができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,OPCパターン検証方法を説明する図である。図1(A)では,2つのパターンP10,P12が四角形のパターンからなり,パターンP10の頂点V10とパターンP12の頂点V12とが,間隔spaceを隔てて近接している。この間隔spaceが規定値である最小間隔値未満の場合は,露光後にパターンP10とP12とが接合される可能性が高いので,エラー図形として検出される。
また,図1(B)では,単一のパターンP20において,頂点V21とV22とが,幅widthを隔てて近接している。この幅widthが規定値である最小幅値未満の場合は,露光・現像後に頂点V21,V22の部分が切断される可能性が高いので,エラー図形として検出される。さらに,図1(B)では,パターンP20において,頂点V23とV24とが,間隔spaceを隔てて近接している。この間隔spaceも規定値である最小間隔値未満の場合は,露光・現像後に頂点V23,V24が接合される可能性が高いので,エラー図形として検出される。
図2,図3,図4は,光近接効果補正を説明する図である。光近接効果によれば,パターン領域に露光エネルギー,たとえば電子ビームや荷電粒子ビームなどが照射されると,ビームの散乱により,孤立パターンの露光量は不足気味になり,高いパターン密度内のパターンの露光量は過剰になる。そのため,孤立パターンでは,ライン状パターンの先端が丸みを帯びて収縮し,ライン状パターンの幅が細くなり,凸部が丸くなる。また,高いパターン密度内のパターンでは,ライン状パターンの幅が太くなり,凹部が丸く太くなる。
図2には,L字型のパターンP30とライン状のパターンP31とが示されている。実線で示されている設計パターンに対して,光近接効果によるパターン変形が破線で示されている。前述のとおり,光近接効果により,孤立パターンP30やP31では,先端部が丸く収縮し,ライン幅が狭くなり,凸部は丸くなり,凹部は丸く太くなる。そのため,一点鎖線で示したOPCパターンが追加される。パターンP30では,先端部にアウターセリフS10,S11,S12,S13が形成され,凸部にアウターセリフS14が形成され,凹部にインナーセリフS15が形成され,ライン部にはライン幅を太くするパターンOP16,OP17,OP18,OP19が形成される。同様に,パターンP31では,先端部にアウターセリフS20,S21が形成される。上記セリフS10〜S15,S20,S21と,パターンOP16〜OP19は,OPCにより追加されたパターンである。
図2において,OPCによりパターンが追加された一点鎖線のOPCパターンでは,セリフS10,S20の近接する2頂点間の間隔SP1が極端に狭くなっている。この間隔SP1は,図1に示したOPCパターン検証によりエラー図形として検出される。つまり,間隔SP1は露光・現像によりパターン接合の可能性があるのでOPCパターン検証でエラー図形として検出される必要がある。
図3には,逆T字型のパターンP32が示されている。パターンP32は孤立パターンであるので,前述のとおり,露光・現像工程を経ると,光近接効果により破線で示されたようにパターンの変形が生じる。そこで,OPCにより,先端部にはアウターセリフS22〜S27が,凹部にはインナーセリフS28,S29が追加され,ライン部にはパターンOP30〜OP32が追加される。
図3において,一点鎖線のOPCパターンでは,インナーセリフS28,S29の近接頂点間の幅WD1が極端に狭くなっている。この幅WD1は,図1に示したOPCパターン検証によりエラー図形として検出される。つまり,幅WD1は露光・現像によりパターンP32が切断される可能性があるので,OPCパターン検証でエラー図形として検出される必要がある。
図4には,ライン状パターンP33と,大面積のパターン34とが示されている。破線は光近接効果によりパターン変形を示す。OPCにより,ライン状パターンP33のパターン34から離れている部分は,前述の孤立パターンと同様に先端部にアウターセリフS30〜S33が形成され,パターンOP34,OP35が形成される。一方,パターンP33のうちパターン34に近接する辺は,パターン34に対する露光エネルギーの散乱により破線のごとく太くなるため,OPCによりライン幅を狭くするパターンOP36が形成される。
図2〜4で説明したとおり,設計パターンにはOPCによりアウターセリフ,インナーセリフ,ライン幅を太くするパターン,細くするパターンなどが追加される。そして,OPCパターンに対してパターン検証がされ,図2の狭い間隔SP1や図3の細い幅WD1などがエラー図形として検出される。
しかしながら,OPCにより追加されたパターンには,近接する2つの頂点間の距離が規定値よりも短くなる場合がある。そのため,OPCパターン検証ではエラー図形として検出される。本実施の形態では,OPCパターン検証で,エラー図形とすべきでない近接する2つの頂点を検証対象から除外する。
図5は,不適切にエラー図形として検出されるセリフパターンを示す図である。OPCにより,パターンP40の凸部にはアウターセリフパターンS40が形成され,凹部にはインナーセリフパターンS42が形成されている。アウターセリフパターンS40は,凸部が丸く収縮するのを回避するための凸パターンであり,5つの頂点による形状を有する。そして,頂点V40,V41は近接しており,OPCパターン検証においてその間の距離はパターン幅WD40として検出される。このパターン幅WD40が規定値より細いとエラー図形として検出される。
一方,インナーセリフパターンS42は,凹部が丸く拡大するのを回避するための凹パターンであり,5つの頂点による形状を有する。そして,頂点V42,V43は近接しており,OPCパターン検証においてその間の距離はパターン間隔SP42として検出される。このパターン間隔SP42が規定値より短いとエラー図形として検出される。
しかしながら,図5に示したパターン幅WD40やパターン間隔SP42は,OPCにより形成されたセリフパターンに起因するものであり,これらをエラー図形として検出する必要はない。逆に,これらをエラー図形として検出すると,OPCパターンはOPCパターン検証をパスすることができず,マスク設計を完了することができなくなる。そこで,本実施の形態では,これらをOPCパターン検証の対象から外すようにする。具体的な方法は後述する。
図6は,不適切にエラー図形として検出されるノッチパターンを示す図である。OPCにより,パターンP50には,アウターノッチパターンOP50と,インナーノッチパターンOP52とが形成されている。アウターノッチパターンOP50は,図2のパターンOP19のように,ライン幅が狭くなることを回避するために形成されるパターンであり,且つ,そのパターン長が極端に短くなったものである。一方,インナーノッチパターンOP52は,図4のパターンOP36のように,ライン幅が太くなることを回避するために形成されるパターンであり,且つそのパターン長が極端に短くなったものである。
アウターノッチパターンOP50は,4つの頂点による形状を有し,頂点V50,V51は近接しており,OPCパターン検証においてそれらの間の距離はパターン幅WD50として検出される。このパターン幅WD50が規定値より狭いとエラー図形として検出される。同様に,インナーノッチパターンOP52は,4つの頂点による形状を有し,頂点V52,V53は近接しており,OPCパターン検証においてそれらの間の距離はパターン間隔SP52として検出される。このパターン間隔SP52が規定値より短いとエラー図形として検出される。
しかし,上記のパターン幅WD50やパターン間隔SP52は,OPCにより形成されたセリフパターンに起因するものであり,エラー図形として検出する必要はない。そこで,本実施の形態では,これらをOPCパターン検証の対象から除外する。
図7は,本実施の形態におけるセリフパターンの検出方法を説明する図である。図7の(A)はアウターセリフパターンS60を,(B)(C)はインナーセリフパターンS62,S64を示している。いずれのセリフパターンも,5つの頂点h,i,j,k,lからなる図形である。
そこで,OPCパターン検証プログラムは,OPCパターンについての頂点座標列を有するOPCパターンデータを解析することで,これらのセリフパターンを構成可能な5つの頂点を検出することができる。つまり,OPCパターン検証プログラムは,頂点座標に基づいて図7に示したセリフパターンを構成可能な辺a,b,c,dの図形を抽出することで,5つの頂点を抽出する。そして,OPCパターン検証プログラムは,検出されたセリフパターンを構成可能な5つの頂点について,各頂点間の辺a,b,c,dの長さの合計a+b+c+dが,セリフ判定値以下の場合に,OPCにより形成されたセリフパターンであると決定する。
通常の設計パターンには,上記のように5つの頂点からなる図形の辺の長さの合計a+b+c+dがセリフ判定値以下になることはないので,上記の判定基準でOPCにより形成されたセリフパターンと判定することができる。
このように抽出されたOPCによるセリフ補正部は,OPCパターン検証の対象から外されて,エラー図形として検出されることはない。
図8は,本実施の形態におけるノッチパターンの検出方法を説明する図である。図8の(A)はアウターノッチパターンOP66を,(B)(C)はインナーノッチパターンOP68,OP70を示している。いずれのノッチパターンも4つの頂点m,n,o,pからなる図形である。
セリフパターンの検出と同様に,OPCパターン検証プログラムは,OPCパターンについての頂点座標列を有するOPCパターンデータを解析して,これらのノッチパターンを構成可能な4つの頂点を検出する。つまり,OPCパターン検証プログラムは,頂点座標に基づいて図8のノッチパターンを構成可能な辺a,b,cの図形を抽出することで,4つの頂点を抽出する。そして,OPCパターン検証プログラムは,検出されたノッチパターンを構成可能な4つの頂点について,各頂点間の辺a,b,cの長さの合計a+b+cが,ノッチ判定値以下の場合に,OPCにより形成されたノッチパターンであると決定する。
通常の設計パターンには,上記のように4つの頂点からなる図形の辺の長さの合計a+b+cがノッチ判定値以下になることはないので,上記の判定基準でOPCにより形成されたノッチパターンと判定することができる。そして,この抽出されたノッチ補正部は,OPCパターン検証の対象から外されるので,エラー図形として検出されることはない。
図9は,OPCにより形成されるパターンであって,エラー図形として検出される三角パターンを示す図である。図9には,設計パターンP60,P62と,OPCにより補正されたOPCパターンP60とが示されている。パターンP60は,2カ所で直交するライン状パターンであり,その近傍に大面積のパターンP62が存在している。そのため,OPCにより,パターンP62と面する辺には凹状のパターンOP61が形成され,面していない辺には凸状のパターンOP60が形成される。
その結果,OPCされたパターンP60(OPC)は,設計パターンの直交形状にOPCにより形成されたパターンOP60,OP61が加わって,頂点q,r,s,t,u,vからなるジグザグ形状になる。つまり,頂点q,r,sによる凸状の三角パターン,頂点s,t,uによる凸状の三角パターンが形成される。
このパターンP60(OPC)は,OPCパターン検証プログラムにより,頂点q,s間の幅,頂点s,u間の幅がそれぞれ検出され,これらの幅が既定値より狭いとエラー図形として不適切に検出される。
逆に,頂点r,s,tによる凹状の三角パターン,頂点t,u,vによる凹状の三角パターンが形成されているとも識別可能である。その場合は,OPCパターン検証プログラムは,頂点r,t間の間隔,頂点t,v間の間隔がそれぞれ検出され,これらの間隔が既定値より短いとエラー図形として不適切に検出する。
しかし,上記の三角パターンは,通常の設計パターンには存在せず,OPCにより形成されたパターンであるので,エラー図形として検出される必要はない。そこで,本実施の形態では,これらの三角パターンの2つの頂点間の幅や間隔が,OPCパターン検証の対象から外されるようにする。
図10は,本実施の形態における三角パターンの2頂点間の間隔や幅をOPCパターン検証の対象から外す方法を説明する図である。図10(A)は,凸状の三角パターンの2頂点を示している。OPCパターン検証プログラムは,頂点座標列を有するOPCパターンデータを解析して,近接する2頂点の組み合わせを抽出し,それらの間の距離(間隔または幅)が既定値未満か否かをチェックする。その場合,OPCパターン検証プログラムは,近接する2頂点が連続する3頂点内の2頂点の場合は,その近接する2頂点を判定対象から除外する。図10(A)の例では,近接する2つの頂点V60とV61,V60とV62の対は,同じパターン内の頂点であって,連続する3頂点内に属する2頂点である。そのような2頂点の組み合わせは,判定対象から除外される。
図10(B)は,凹状の三角パターンの2頂点を示している。上記と同様に,近接する2つの頂点V64とV65,V64とV66の対は,同じパターン内の頂点であって,連続する3頂点内に属する2頂点である。よって,そのような2頂点の組み合わせは,判定対象から除外される。
図11は,本実施の形態における検証装置の構成図である。検証装置は,汎用コンピュータに検証プログラムをインストールすることにより実現される。図11の汎用コンピュータは,演算処理ユニット100と,メモリユニット102と,入出力ユニット104と,モニタ106とを有し,それらがバス107を介して接続されている。そして検証装置は,設計パターンデータファイル114と,OPCパターンデータファイル116と,エラー図形データファイル118とを有する。さらに,検証装置は,設計パターンの検証を行うレイアウト検証プログラム108と,設計パターンにOPCを行うOPCプログラム110と,OPCパターンの検証を行うOPCパターン検証プログラム112とを有する。レイアウト検証プログラムやOPCパターン検証プログラムでエラー図形として検出されたものがエラー図形データファイル118として出力される。上記のうち,OPCパターン検証プログラムを実行する検証装置が,本実施の形態におけるOPCパターン検証方法を行う。
図12は,LSIのマスク生成工程の概略を示すフローチャート図である。このフローチャートでは,LSIの論理設計工程が終了してネットリストが生成済である。マスク生成工程は,ネットリストに基づいて自動レイアウトツールによりパターンレイアウトが行われ(S100),設計パターンデータ(図11の114)が生成される。レイアウト検証プログラム(図11の108)により,この設計パターンがデザインルールに整合しているか否かを検証するレイアウト検証が行われる(S102)。このレイアウト検証でエラーが検出されると(S104のYES),再度レイアウト工程S100からやり直しが行われる。
設計パターンのレイアウト検証がパスすると(S104のNO),OPCプログラムにより,光近接効果補正(OPC)が行われ,OPCパターンデータ(図11の116)が生成される(S106)。OPCパターンは,設計パターンにセリフパターン,拡大パターン,縮小パターンなどが形成された露光マスク用のパターンである。
そして,OPCパターン検証プログラム(図11の112)により,OPCパターン内に既定値未満のパターン間隔やパターン幅が存在しないか否かの検証が行われる(S108)。そして,エラー図形が検出されると(S110のYES),レイアウト工程S100から再度やり直しがされる。つまり,OPCを行ってもOPCパターン検証でエラーが発生しないような設計パターンの生成が行われる。このOPCパターン検証をパスすると(S110のNO),それがマスクパターンとなり,電子ビーム露光装置などマスク形成装置の入力データとなる。
図13は,本実施の形態におけるOPCパターン検証方法のフローチャート図である。このOPCパターン検証方法は,OPCパターン内に,近接する頂点間の距離が既定値未満になっている図形が存在しないことを検証し,OPCパターン検証プログラムにより行われる。設計パターンに対して行うレイアウト検証とは異なり,OPCパターン検証では,レイアウト検証をパスした設計パターンには存在しないがOPCにより生成された微少パターンを抽出し,検証対象から除外する。
図13に沿って説明すると,まず,OPCパターン検証プログラムは,検証条件が入力される(S200)。検証条件には,エラー判定の基準となる既定値や,三角パターンの部分を除外するか否かなどの条件が含まれる。次に,OPCパターン検証プログラムは,検証対象のOPCパターンデータファイル116からOPCパターン検証プログラムで分析可能な入力図形テーブル120を生成する(S202)。OPCパターンデータ116は,パターンの頂点座標列であったり,ポリゴンデータの集合であったりするが,入力図形テーブル120はパターンの頂点座標列になる。
そして,OPCパターン検証プログラムは,入力図形テーブル120を解析して,図5に示したセリフパターンS40,S42からなるセリフ補正部と,図6に示したノッチパターンOP50,OP52からなるノッチ補正部とを検出し,そのパターンの頂点にセリフ補正部またはノッチ補正部であることを示すフラグを立てる(S204)。このフラグは,同じセリフ補正部またはノッチ補正部内の頂点か,異なるセリフ補正部またはノッチ補正部内の頂点かを区別可能なフラグである。
セリフ補正部とノッチ補正部を検出するアルゴリズムは,図7,図8の説明箇所ですでに記載したとおりである。つまり,連続する頂点座標列に基づいて,セリフパターンまたはノッチパターンを構成可能な図形を検出し,その図形の辺の長さの合計値が,セリフ判定値またはノッチ判定部以下の場合に,セリフパターンまたはノッチパターンであることを検出する。
さらに,OPCパターン検証プログラムは,入力図形テーブルの頂点座標列を分析して,パターンの凹部の頂点座標列からなる頂点テーブル122と,パターンの凸部の頂点座標列からなる頂点テーブル124とを区別して生成する(S206)。凹部では図3に示したパターン幅WD1が検証され,凸部では図2で示したパターン間隔SP1が検証されるので,それらの頂点テーブルは区別して生成することが望ましい。
そして,OPCパターン検証プログラムは,凹部の頂点テーブル122について,凹部の幅検証サブルーチンを実行する(S208)。また,OPCパターン検証プログラムは,凸部の間隔検証サブルーチンを実行する(S210)。各検証サブルーチンにより,エラー図形テーブル126が生成される。エラー図形テーブル126は,たとえば,近接する2頂点間の幅が規定値未満である頂点座標のデータを有する。そして,最後に,OPCパターン検証プログラムは,エラー図形テーブル126からエラー図形データ118を生成する(S212)。エラー図形データ118は,たとえば,エラー図形を表示可能にするデータフォーマットであり,または,再度レイアウト工程をやり直すときに参照されるデータフォーマットである。
図14は,本実施の形態におけるOPCパターン検証方法内の凹部の幅検証サブルーチンと凸部の間隔検証サブルーチンのフローチャート図である。まず,サブルーチンプログラムは,図10に示した連続するN頂点(N=3)以内の近接頂点を検証対象外にする指定があるか否かをチェックする(S300)。指定がある場合は(S300のYES),サブルーチンプログラムは,近接する2つの頂点がN頂点(N=3)内に含まれる頂点であって,同じ図形(多角形,パターン)に属するか否かをチェックする(S302)。工程S302がYESの場合は,図10に示した三角パターンの2つの頂点であるので,それらの2つの頂点は検証対象から外される。
そして,サブルーチンプログラムは,2つの頂点が共に同じセリフ補正部またはノッチ補正部のフラグを有するか否かをチェックする(S304)。同じセリフ補正部またはノッチ補正部のフラグが立っている場合は(S304),その2つの頂点は検証対象から除外される。2つの頂点が異なるセリフ補正部またはノッチ補正部のフラグを有する場合は,検証対象にすべきであり,検証対象からは除外されない。図2のSP1,図3のWD1に示した通りである。
工程S302,S304で除外されなかった2つの頂点について,サブルーチンプログラムは,2つの頂点間の間隔または幅が,規定値以上であるか否か(または規定値未満であるか否か)をチェックし(S306),既定値以上であれば(S306のYES)エラーではなく,既定値未満であれば(S306のNO)エラー図形としてエラー図形テーブルにその頂点データを格納する(S308)。上記の工程S300〜S308が,全ての頂点について繰り返される。
以上の通り,工程S302では,OPCにより生成された三角パターンの2頂点が検証対象から除外され,工程S304では,OPCにより生成されたセリフ補正部とノッチ補正部の2頂点が検証対象から除外される。よって,OPCに起因して生成されたパターンにより,本来エラーにすべきでない図形がエラーとして検出されることを回避することができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,
コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
前記検証工程において,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
(付記2)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターンを抽出する工程と,
コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
前記検証工程において,前記セリフパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
(付記3)
付記2において,
前記セリフパターンの抽出工程は,凸状または凹状セリフパターンを構成可能な5つの連続する頂点間の距離の合計がセリフ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたセリフパターンと判定することを特徴とするパターン検証方法。
(付記4)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたノッチパターンを抽出する工程と,
コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
前記検証工程において,前記ノッチパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
(付記5)
付記4において,
前記ノッチパターンの抽出工程は,凸状または凹状ノッチパターンを構成可能な4つの連続する頂点間の距離の合計がノッチ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたノッチパターンと判定することを特徴とするパターン検証方法。
(付記6)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成された凸状または凹状三角パターンを抽出する工程と,
コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
前記検証工程において,前記三角パターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
(付記7)
付記6において,
前記三角パターンの抽出工程は,前記近接する2つの頂点が前記頂点座標列の連続する3頂点内の頂点である場合に,当該近接する2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
(付記8)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なパターン検証プログラムにおいて,前記パターン検証プログラムは,
頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,
前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とをコンピュータに実行させ,
前記検証工程において,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証プログラム。
(付記9)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証装置において,
頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する抽出手段と,
前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する検証手段とを有し,
前記検証手段は,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
(付記10)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証装置において,
頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターンを抽出する抽出手段と,
前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する検証手段とを有し,
前記検証手段は,前記セリフパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
(付記11)
付記10において,
前記セリフパターンの抽出手段は,凸状または凹状セリフパターンを構成可能な5つの連続する頂点間の距離の合計がセリフ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたセリフパターンと判定することを特徴とするパターン検証装置。
(付記12)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証装置において,
頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたノッチパターンを抽出する抽出手段と,
前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する検証手段とを有し,
前記検証手段は,前記ノッチパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
(付記13)
付記12において,
前記ノッチパターンの抽出手段は,凸状または凹状ノッチパターンを構成可能な4つの連続する頂点間の距離の合計がノッチ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたノッチパターンと判定することを特徴とするパターン検証装置。
(付記14)
光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証装置において,
頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成された凸状または凹状三角パターンを抽出する抽出手段と,
前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する検証手段とを有し,
前記検証手段は,前記三角パターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
(付記15)
付記14において,
前記三角パターンの抽出手段は,前記近接する2つの頂点が前記頂点座標列の連続する3頂点内の頂点である場合に,当該近接する2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
OPCパターン検証方法を説明する図である。 光近接効果補正を説明する図である。 光近接効果補正を説明する図である。 光近接効果補正を説明する図である。 不適切にエラー図形として検出されるセリフパターンを示す図である。 不適切にエラー図形として検出されるノッチパターンを示す図である。 本実施の形態におけるセリフパターンの検出方法を説明する図である。 本実施の形態におけるノッチパターンの検出方法を説明する図である。 エラー図形として検出される三角パターンを示す図である。 本実施の形態における三角パターンの2頂点間の間隔や幅をOPCパターン検証の対象から外す方法を説明する図である。 本実施の形態における検証装置の構成図である。 LSIのマスク生成工程の概略を示すフローチャート図である。 本実施の形態におけるOPCパターン検証方法のフローチャート図である。 本実施の形態におけるOPCパターン検証方法内の凹部の幅検証サブルーチンと凸部の間隔検証サブルーチンのフローチャート図である。
符号の説明
P10,P12:パターン V10,V12:近接する2頂点
P20:パターン V21,V22:近接する2頂点
V23,V24:近接する頂点

Claims (9)

  1. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
    コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,
    コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
    前記検証工程において,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
  2. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
    コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターンを抽出する工程と,
    コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
    前記検証工程において,前記セリフパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
  3. 請求項2において,
    前記セリフパターンの抽出工程は,凸状または凹状セリフパターンを構成可能な5つの連続する頂点間の距離の合計がセリフ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたセリフパターンと判定することを特徴とするパターン検証方法。
  4. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
    コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたノッチパターンを抽出する工程と,
    コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
    前記検証工程において,前記ノッチパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
  5. 請求項4において,
    前記ノッチパターンの抽出工程は,凸状または凹状ノッチパターンを構成可能な4つの連続する頂点間の距離の合計がノッチ判定値以下の場合に前記光近接効果補正により追加されたノッチパターンと判定することを特徴とするパターン検証方法。
  6. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法において,
    コンピュータが,頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成された凸状または凹状三角パターンを抽出する工程と,
    コンピュータが,前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とを有し,
    前記検証工程において,前記三角パターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
  7. 請求項6において,
    前記三角パターンの抽出工程は,前記近接する2つの頂点が前記頂点座標列の連続する3頂点内の頂点である場合に,当該近接する2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証方法。
  8. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なパターン検証プログラムにおいて,前記パターン検証プログラムは,
    頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する工程と,
    前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する工程とをコンピュータに実行させ,
    前記検証工程において,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証プログラム。
  9. 光近接効果補正されたパターン内の近接する頂点間の距離が規定値未満か否かを検証するパターン検証装置において,
    頂点座標列を有するパターンデータを解析して,光近接効果補正により形成されたセリフパターン,ノッチパターン,凸状または凹状三角パターンのうち少なくとも1つを抽出する抽出手段と,
    前記パターンデータを解析して,前記近接する2つの頂点間の距離が規定値未満でないことを検証する検証手段とを有し,
    前記検証手段は,前記抽出されたパターン内の2つの頂点間の距離を検証対象から除外することを特徴とするパターン検証装置。
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