JP2010084591A - 車載用大気圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内に蟻が侵入しても大気圧センサに害を及ぼすことを極力防止する。
【解決手段】密閉されたケース4内を、隔壁8により、大気圧センサ5が位置するセンサ室9と隔離室10とに区分する。ケース4を塞ぐ蓋板3に、センサ室9を外部に開放して当該センサ室9内に大気圧を導入するスリット状小孔13を形成すると共に、隔離室10を外部に開放する円形小孔14を形成する。蟻は円形の小孔に入る習性を持っているので、スリット状小孔13からセンサ室9内に侵入せず、円形小孔14から隔離室10に侵入する。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサ室への蟻の侵入を防止するようにした車載用大気圧検出装置に関する。
車両のエンジンに関し、車両の走行中は、高度変化などによって大気圧が変化してエンジンの吸入空気密度が変化するため、大気圧センサで大気圧を検出し、その検出値に応じてエンジンの空燃比制御を行っている。この大気圧センサは、一般に、密閉されたケース内に配設されており、エンジン制御回路と共に回路基板に搭載された状態で、例えば特許文献1に見られるようにエンジンルームに配置されている。
特開2006−220025
大気圧センサを配設したケースは、内部に大気圧を導入するための小孔を有している。このため、駐車時などに、蟻が這い上がってきて大気圧センサのケースの小孔から当該ケース内に侵入し、大気圧センサに種々の害を及ぼす。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ケース内に蟻が侵入しても大気圧センサに害を及ぼすことを極力防止できる車載用大気圧検出装置を提供することにある。
蟻は小さな丸い孔に入るという習性がある。請求項1の発明では、ケースの蓋面部にスリット状小孔と円形小孔との2つの小孔が形成されているため、蟻は円形小孔の方に入り易い。円形小孔は、ケース内の大気圧センサがあるセンサ室から隔離された隔離室に連なっているので、蟻は隔離室内に侵入することとなってセンサ室内には侵入せず、大気圧センサに害を及ぼすことはない。
請求項2の発明では、スリット状小孔と円形小孔とは接近して並んでいるので、離れている場合よりも、蟻は円形小孔の方に入り易くなる。スリット状小孔と円形小孔の接近の程度は、スリット状小孔と円形小孔の離間長さが、円形小孔の直径以下とすることが好ましい。
請求項3の発明では、蟻がスリット状小孔に入ったとしても、その蟻は大気圧センサがあるセンサ室の区画された空室内に入り、そこから通し孔を通って隔離室内に侵入するようになるので、蟻が大気圧センサに害を及ぼす恐れはない。
請求項4の発明では、空室内に嫌虫成分を有する薬剤が設けられているので、蟻がスリット状小孔に一層入り難くなる。
請求項5の発明では、通し孔が円形であるから、仮に蟻がスリット状小孔から空室に入ったとしても、円形の通し孔を通って隔離室に入り易くなる。
請求項6の発明では、隔離室は迷路状になっているので、隔離室内に侵入した蟻が再び円形小孔から外部に出る恐れがない。
請求項7の発明では、隔離室内に粘着剤が設けられているので、隔離室内に侵入した蟻は粘着剤に捕獲され、再び円形小孔から外部に出る恐れがない。
請求項8の発明では、隔離室を構成する部分は交換可能になっているので、隔離室内に蟻が入った場合に、その隔離室の部分だけを新しいものと交換できる。
隔離室内の接着剤は、請求項9の発明のようにシート状とすることができ、また、請求項10のようにゲル状のものとすることもできる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図7は大気圧センサ装置1の外観を示す。この大気圧センサ装置1は、プラスチック製のケース本体2と、このケース本体2の開放面(図7で上面)を塞ぐプラスチック製の蓋板3とから構成されたケース4を主体とし、ケース本体2の下半部分に、図1および図2に示す半導体センサチップにより構成された大気圧センサ5とフラッシュメモリ6をモールド(埋め込み)して構成されている。そして、ケース本体2の側面からリード7が突出しており、このリード7によって大気圧センサ5とフラッシュメモリ6とを図示しないエンジン制御回路に接続するようにしている。
ケース本体2の内底面には、図1および図2に示すように、ケース本体2内を縦断するようにして隔壁8が立設されている。この隔壁8によってケース本体2(ケース4)内がセンサ室9と隔離室10とに区画されている。この場合、上記大気圧センサ5およびフラッシュメモリ6は、センサ室9側に位置され、大気圧センサ5の検出部としてのダイヤフラム部(図示せず)にセンサ室9内の空気圧が作用するようになっている。
また、ケース本体2のセンサ室9側の内底面には、図1および図2に示すように、センサ室9を横断するように仕切り壁11が立設されている。この仕切り壁11は、ケース本体2の一側面壁2aと平行し、一端側が隔壁8と交差している。そして、この仕切り壁11は、ケース本体2の一側面壁2aの内面(センサ室9の一内面に相当)との間にセンサ室9から区分された空室12を形成している。
そして、上記センサ室9、隔離室10および空室12を塞ぐ蓋面部としての蓋板3には、図1および図3に示すように、空室12を塞ぐ部分のうち隔壁8とは反対側に位置するようにしてスリット状小孔13が形成されていると共に、隔離室10を塞ぐ部分の両端部に位置するようにして2個の円形小孔14が形成されている。そして、図6に示すように、仕切り壁11において、隔壁8とは反対側の端部の蓋板3側(空室12の内底面から離れた部位)に、空室12をセンサ室9内に開放する開口部15が形成されている。この開口部15は、図3に示すように、スリット状小孔13から横方向にずれて位置している。また、隔壁8のケース本体2の底面側の端部には、隔離室10を空室12内に開放する通し孔16が形成されている。
上記開口部15によりセンサ室9と空室12とが連通され、従って、センサ室9は、空室12を介してスリット状小孔13によりケース4外の大気中に開放されたこととなる。また、通し孔16により、空室12が隔離室10に連ねられ、空室12内に蟻が侵入した場合に、その蟻が空室12から通し孔16を通って隔離室10内に侵入可能となるようにしている。
そして、隔離室10は、図4に示すように、隔離室10の底面よりも下方の部位においてほぼ「コ」字形に形成された迷路17に連なっている。迷路17は隔離室10の一部として機能し、これにより隔離室10は全体として迷路状をなす形態となっている。この迷路17の底部に粘着剤18が塗布されている。
上記のように構成された大気圧センサ装置1は、エンジン制御回路の基板上に搭載されて車両のエンジンルームに配置される。
さて、車両の駐車時などに、大気圧センサ装置1の蓋板3上に蟻が這い上がってきたとする。蟻は、その習性上、小さな丸い孔に入ろうとするので、スリット状小孔13に行きついてとしても、これを避ける。そして、円形小孔14に至ると、その円形小孔14に入ろうとする。
円形小孔14に入った蟻は、そのまま隔離室10内に侵入する。隔離室10の底面には、迷路17が円形に開口しているので、この円形開口から迷路17内に侵入する。そして、蟻が粘着剤18に触れると、粘着剤18にくっついて離れられなくなるので、蟻は迷路17内に残されたままとなる。仮に、蟻が隔離室10から隔離壁8の通し孔16を通って空室12内に侵入したとしても、仕切り壁11はプラスチック製で平滑であるから、仕切り壁11を登って開口部15に行きつくことは皆無といって良い。
ところで、スリット状小孔13に蟻が入ることはある。スリット状小孔13に入った蟻は空室12内に侵入することとなるが、しかし、スリット状小孔13から開口部15が横方向にずれているので、スリット状小孔13に入った蟻はそのまま空室12の底部に落ちる。そして、空室12の底面上を動いて通し孔16から隔離室10内に移動し、更に迷路17へと移る。
このように本実施形態では、蟻がセンサ室9内に侵入することを極力防止できる。従って、蟻が大気圧センサ5に害を及ぼす恐れがない。
ところで、本実施形態では、スリット状小孔13の幅Wが0.15mm、長さLが1.2mmに定められている。この幅寸法は、小さい蟻の頭の大きさに基づいて定めたもので、プラスチック成形加工で明けられる限度の寸法でもある。また、長さLがあまり短すぎると、スリット状小孔13の開口面積が小さ過ぎることとなって、大気圧導入に対して応答性が悪くなったり、ちょっとした結露でスリット状小孔13が塞がれたりする恐れがあるので、これを避けるために、長さ寸法1.2mmに定めたものである。なお、円形小孔14の直径は、スリット状小孔13からは侵入不能な大きさの蟻が侵入可能とする必要はないので、スリット状小孔13から侵入可能な蟻のうちの最大の蟻が入り得るような寸法に定めれば良いものである。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
スリット状小孔13と円形小孔14とは、接近して設けることが好ましい。例えば、図1において、スリット状小孔13を隔離室10側に寄せて形成し、図示下側の円形小孔14に接近させる。接近の程度は、スリット状小孔13の右端と円形小孔14の左端との離間長さが円形小孔14の直径以下であることが好ましい。
空室12内に嫌虫性成分を有する薬剤を設ける(塗布)しても良い。このようにすれば、嫌虫性成分が空室12内に充満するので、蟻がスリット状小孔13に一層入り難くなる。
通し孔16は円形とすることができる。円形であれば、空室12内に蟻が侵入したとしても、通し孔16を通って隔離室10へと移り易くなる。
ケース4のうち、隔離室10を構成する部分は別部材により構成して交換可能にすることが好ましい。つまり、隔離室10を構成する部分を別部材(分離ケース)とし、この分離ケースを例えばねじによってセンサ室9を構成するケースに取り外し可能に取り付ける。そして、隔離室10内に蟻が侵入したら、分離ケースを別の新たなものと交換する。
隔離室10の粘着剤18としては、シート状のものを隔離室10内面に接着しても良いし、隔離室10内に粘着剤18を流し込んでゲル状に固めたものであっても良い。
空室12は形成せず、従って、ケース4内をセンサ室9と隔離室10の2室に区分し、蓋板3にセンサ室9に開口するスリット状小孔13と隔離室10に開口する円形小孔14を形成するだけ、としても良い。
隔離室10に迷路17は設けなくとも良い。
本発明の一実施形態を示す大気圧センサ装置の平面図 蓋板を除去して示す大気圧センサ装置の平面図 図1のア−ア線に沿う縦断正面図 図1のイ−イ線に沿う縦断側面図 ケース本体の一部分斜視図 ケース本体の他の部分の斜視図 大気圧センサ装置の斜視図
符号の説明
図面中、1は大気圧センサ装置、2はケース本体、3は蓋板(蓋面部)、5は大気圧センサ、8は隔壁、9はセンサ室、10は隔離室、11は仕切り壁、12は空室、13はスリット状小孔、14は円形小孔、15は開口部、16は通し孔、17は迷路、18は粘着剤を示す。

Claims (10)

  1. 密閉されたケース内に、大気圧を検出する大気圧センサを配設した車載用大気圧検出装置において、
    前記ケースの内底面から、前記ケース内を前記大気圧センサが位置するセンサ室と隔離室とに区分する隔壁を立設し、
    前記ケースの前記センサ室と前記隔離室を塞ぐ蓋面部に、前記センサ室を外部に開放して当該センサ室内に大気圧を導入するスリット状小孔を形成すると共に、前記隔離室を外部に開放する円形小孔を形成したことを特徴とする車載用大気圧検出装置。
  2. 前記スリット状小孔と前記円形小孔とは接近して設けられていることを特徴とする請求項1記載の車載用大気圧検出装置。
  3. 前記センサ室内に当該センサ室の内側面との間に空室を形成する仕切り壁を前記隔壁と交差するように形成し、前記スリット状小孔を前記空室に開口するように形成し、且つ、前記仕切り壁のうち前記空室の内底面から離れた部位に前記空室を前記センサ室に開放させる開口部を形成すると共に、前記隔壁の前記空室の底部に寄った位置に前記空室を前記隔離室に開放させる通し孔を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の車載用大気圧検出装置。
  4. 前記空室内には、嫌虫成分を有する薬剤が設けられていることを特徴とする請求項3記載の車載用大気圧検出装置。
  5. 前記通し孔は、円形であることを特徴とする請求項3または4記載の車載用大気圧検出装置。
  6. 前記隔離室内は、迷路状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車載用大気圧検出装置。
  7. 前記隔離室内には、粘着剤が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車載用大気圧検出装置。
  8. 前記ケースのうち、前記隔離室を構成する部分は交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の車載用大気圧検出装置。
  9. 前記粘着剤は、シート状のものであることを特徴とする請求項7または8記載の車載用大気圧検出装置。
  10. 前記粘着剤は、ゲル状であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の車載用大気圧検出装置。
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US10352796B2 (en) 2014-07-28 2019-07-16 Ford Global Technologies, Llc Protective cover for pressure sensor nozzle

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