JP2010084411A - 扉の指挟み防止具 - Google Patents

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Koji Naruse
浩二 成瀬
Hajime Baba
肇 馬場
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Abstract

【課題】装着時に美感や扉の開閉性を損うことなく、扉の枢支側端部での指挟み事故をより効果的に防止することができる、意匠性の高い扉の指挟み防止具を提供する。
【解決手段】戸当り取付部16と、扉側取付部18と、複数の関節条部22を介して戸当り取付部16と扉側取付部18との間に架設されるカバー部20とを有する押し開き側部材12、及び枠体側取付部30と、扉側取付部32と、複数の関節条部36を介して枠体側取付部30と扉側取付部32との間に架設されるカバー部34とを有する引き開き側部材14で構成され、扉Dを閉めた際には、押し開き側部材12が折り畳まれると共に、引き開き側部材14が丁番H近傍を囲繞するように伸長し、扉Dを全開した際には、押し開き側部材12が開口枠Wの表面から扉Dの押し開き側表面に沿ってこれらを覆うように伸長すると共に、引き開き側部材14が折り畳まれることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、住宅内の部屋や収納等の開口部に設けられた扉の開閉時に、指などが挟み込まれる事故を防止するために取り付ける扉の指挟み防止具に関する。
一般的に、住宅内の部屋や収納等の開口部には、開き戸や折れ戸などの「扉」が設けられている。この扉は、開口部に配設された枠材(すなわち開口枠)に丁番を介して枢支されており、ドアノブ等を掴んで押し引きすることによって開口部を開閉する。
従来、上述のように開口枠に丁番を介して枢支された扉では、開閉時に扉の丁番側と開口枠との間に大きな隙間が生じてしまい、小さな子供のみならず大人(とりわけ老人)までもが指や身体の一部を挟んで大怪我につながることがあった。
そこで、このような事故を未然に防ぐため、扉の枢支側(丁番側)端部に指挟み防止具を取り付ける技術が開示されている。かかる指挟み防止具として、例えば、合成樹脂やゴムなどの可撓性材料からなるアコーディオン状のカバー部材を用いて前記隙間を扉の枢支側端部における押し開き側から隠すもの(例えば、特許文献1参照。)や、一対のカバープレート同士を互いに重ね合わせ、各カバープレートに設けられた長孔にビスなどを通してスライド可能に構成したスライド式のカバー部材を用いて前記隙間を扉の枢支側端部における押し開き側から隠すもの(例えば、特許文献2参照。)などが挙げられる。
特開平10−184184号公報 実用新案登録3130447号公報
しかしながら、上記各指挟み防止具のうち、前者のものは、カバー部材の表面全体に連続して設けられたアコーディオン状の凹凸が無数の筋となって現れることから、意匠性に乏しく外観上見苦しい点を否めない。又、このようなカバー部材を扉の枢支側端部における押し開き側の表面にしか取り付けていないため、扉の枢支側端部の引き開き側からの指挟みを防止することはできなかった。加えて、合成樹脂やゴムなどの可撓性材料からなり、全体が伸縮するアコーディオン状のカバー部材では、当該カバー部材に所定の硬度が得られない場合、扉と開口枠との間に指が挟まれていてもカバー部材が復元せず、カバー部材を装着したにもかかわらず扉と開口枠との間に指が挟まれてしまうと云う問題もあった。
一方、後者のものは、カバーの表面に凹凸が少ないため装着時に美感を損うことはなく、カバーを硬質のもので形成することができるものの、互いに重ね合わせた一対のカバープレートそれぞれに設けられた長孔にビスなどを挿通させてスライド可能とした構造であるため、これらの組付け精度が低い場合には、ビスなどが長孔を抉り、スライド時に抵抗が発生し、扉の開閉がし辛くなると云う問題があった。又、前者のものと同様に、カバー部材を扉の枢支側端部における押し開き側の表面にしか取り付けていないため、扉の枢支側端部の引き開き側からの指挟みを防止することはできなかった。
それゆえ、本発明の主たる課題は、装着時に美感や扉の開閉性を損うことなく、扉の枢支側端部での指挟み事故をより効果的に防止することができる、意匠性の高い扉の指挟み防止具を提供することである。
請求項1に記載した発明は、
(a)開口枠Wに設けられた戸当りSの表面に沿って着脱可能に取り付けられる戸当り取付部16と、開口部Oを開閉する扉Dの押し開き側表面の枢支側端部に沿って着脱可能に取り付けられる扉側取付部18と、可撓性材料からなる複数の関節条部22を介して前記戸当り取付部16と前記扉側取付部18との間に架設される硬質材料からなるカバー部20とを有する押し開き側部材12、及び
(b)開口枠Wの側面に沿って着脱可能に取り付けられる枠体側取付部30と、開口部Oを開閉する扉Dの引き開き側表面の枢支側端部に沿って着脱可能に取り付けられる扉側取付部32と、可撓性材料からなる複数の関節条部36を介して前記枠体側取付部30と前記扉側取付部32との間に架設される硬質材料からなるカバー部34とを有する引き開き側部材14で構成され、
(c)前記開口部Oの前記扉Dを閉めた際には、前記押し開き側部材12が折り畳まれると共に、前記引き開き側部材14が開口枠Wと扉Dとを枢支する丁番Hを囲繞するように伸長し、
(d)前記扉Dを開扉した際には、前記押し開き側部材12が開口枠Wの表面,扉Dの側面及び押し開き側表面に沿ってこれらを覆うように伸長すると共に、前記引き開き側部材14が折り畳まれることを特徴とする
(e)扉Dの指挟み防止具10である。
この発明では、扉Dの枢支側端部における押し開き側及び引き開き側のそれぞれに、硬質材料からなるカバー部20,34を主体とした押し開き側部材12及び引き開き側部材14が取り付けられている。このため、扉Dの枢支側端部の両側から扉Dと開口枠Wとの間に指などが入り込むのを防止することができ、扉Dの枢支側端部での指挟み事故を防止することができる。
また、開口部Oの扉Dを閉めた際には、押し開き側部材12が折り畳まれると共に、引き開き側部材14が開口枠Wと扉Dとを枢支する丁番Hを囲繞するように伸長し、扉Dを開扉した際には、押し開き側部材12が開口枠Wの表面,扉Dの側面及び押し開き側表面に沿ってこれらを覆うように伸長すると共に、引き開き側部材14が折り畳まれるように構成されている。つまり、指挟み防止具10が扉Dの180度開閉に対応した最小のサイズで構成されている。このため、開口部Oへの指挟み防止具10装着時に美感を損う心配はなく、外観上問題を呈する虞はない。
さらに、押し開き側部材12及び引き開き側部材14は扉D及び開口枠Wに対して着脱可能に構成されているので、既存の扉D(開き戸、折れ戸)への後付けが可能であり、又、例えば子供が成長してこのような指挟み防止具10が不要となった場合には、これを取り外すことができる。
そして、可撓性材料からなる複数の関節条部22,36によって各部材が連結された構造となっているので、扉Dの開閉をスムーズに行なうことができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の扉の指挟み防止具において、
(f)前記押し開き側部材12及び引き開き側部材14の扉側取付部18,32を断面略コ字状のフック形状にすると共に、
(g)前記扉Dの押し開き側表面の枢支側端部に、前記扉Dの側面に貼着される貼着片26aと、前記貼着片26aの端部から略直角に延ばされて前記扉Dの押し開き側の表面に沿着される沿着片26bと、前記沿着片26bの先端が折り返されて前記押し開き側部材12の前記扉側取付部18が嵌着される嵌着部26cとからなる押し開き側掛止部材26を取り付け、該押し開き側掛止部材26に前記押し開き側部材12の扉側取付部18を掛止し、
(h)前記扉Dの引き開き側表面の枢支側端部に、前記扉Dの側面に貼着される貼着片40aと、前記貼着片40aの端部から略直角に延ばされて前記扉Dの引き開き側の表面に沿着される沿着片40bと、前記沿着片40bの表面から突出すると共にその先端が沿着片40bの先端方向に曲折されて前記引き開き側部材14の扉側取付部32が嵌着される嵌着部40cとからなる引き開き側掛止部材40を取り付け、該引き開き側掛止部材40に前記引き開き側部材14の扉側取付部32を掛止することを特徴とする
(i)扉Dの指挟み防止具10である。
この発明では、扉Dの側面側に貼着される押し開き側掛止部材26及び引き開き側掛止部材40を用いて押し開き側部材12及び引き開き側部材14がそれぞれ扉D側に取り付けられているので、指挟み防止具10を取り外した際に、扉D側の取り外し跡を目立たなくすることができる。
また、押し開き側掛止部材26の嵌着部26cは沿着片26bの先端が折り返されて形成されており、引き開き側掛止部材40の嵌着部40cは沿着片40bの表面から突出すると共にその先端が沿着片40bの先端方向に曲折されて形成されているので、これら嵌着部26c,40cに嵌めこんだ押し開き側部材12の扉側取付部18及び引き開き側部材14の扉側取付部32が、カバー部20,34を指で押しても脱落しない方向に差し込まれるようになる。したがって、カバー部20,34に指などが突き当てられた際に、扉側取付部18,32が当該嵌着部26c、40cから脱落するのを防止することができる。
本発明によれば、装着時に美感を損うことなく、扉の枢支側端部での指挟み事故をより効果的に防止することができる、意匠性の高い扉の指挟み防止具を提供することができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。図1は、本発明の扉Dの指挟み防止具10が、開口部Oを開閉する扉Dの高さ方向全体に取り付けられている状態を示した正面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。図2に示すように、本発明の扉Dの指挟み防止具10は、開口部Oに丁番Hを介して開口枠W(より具体的には縦枠の一方)に枢支された扉Dの枢支側端部における押し開き側に取り付けられる押し開き側部材12と、引き開き側に取り付けられる引き開き側部材14とで構成されている。
なお、扉D(具体的には開き戸や折れ戸)を構成する戸板及び開口枠Wを構成する枠材は、挽材、合板、木質繊維板(インシュレーションボード[IB],中質繊維板[MDF]等)、木削片板(パーティクルボード、ストランドボード、配向性ストランドボード[OSB]等)、集成材、単板積層材或いはこれらの任意複合材が用いられている。又、これら部材の表・裏面あるいは木口部の一部表面に、化粧紙、化粧樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シート、化粧単板等からなる化粧材を貼着してもよく、着色塗装、柄模様印刷、透明塗装等を施したり、化粧材貼善後にその表面に着色塗装や透明塗装を施してもよい。
押し開き側部材12は、図3に示すように、戸当り取付部16,扉側取付部18,カバー部20及びこれらを互いに連結する複数の関節条部22とで構成されている。
戸当り取付部16は、ABS樹脂などのように耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂からなり、開口枠Wに取り付けられた戸当りSの表面に着脱可能に取り付けられる長尺の細板材で、この戸当り取付部16の戸当り取付面全長に亘って両面粘着テープ24などの貼着手段が取り付けられている。
扉側取付部18は、戸当り取付部16と同様にABS樹脂などの耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂を断面略コ字状のフック形状に成形した長尺の部材で、図2に示すように、押し開き側掛止部材26を用いて扉Dの枢支側端部の表面に取り付けられる。
ここで、押し開き側掛止部材26は、図5に示すように、扉Dにおける枢支側端部の側面に貼着される貼着片26aと、この貼着片26aの端部から略直角に延ばされて扉Dの押し開き側表面に沿着される沿着片26bと、沿着片26bの先端が折り返されて押し開き側部材12の扉側取付部18が嵌着される嵌着部26cとで構成された長尺の部材である。又、この押し開き側掛止部材26の貼着片26aには、扉側面への取付面に両面粘着テープ28などの貼着手段が取り付けられている。なお、この押し開き側掛止部材26は、ポリカーボネートなどの合成樹脂或いはアルミニウムなどの金属と云ったような機械的強度に優れた材料で形成されている。
カバー部20は、硬質材料、とりわけ戸当り取付部16や扉側取付部18と同様にABS樹脂などの耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂からなる長尺の板状部材で、戸当り取付部16と扉側取付部18との間に架設され、扉開閉時に扉Dと開口枠Wとの間に形成される隙間に押し開き側から指などが入り込むのを防止する。
本実施例では、このカバー部20が、扉Dを180度回動させて開口部Oを全開した際に、開口枠Wの丁番側表面から丁番H近傍までを覆う水平断面略へ字状の第1カバー部20aと、第1カバー部20aの長辺部分の幅と略同等の幅にて形成され、扉Dの枢支側の側面近傍を覆う第2カバー部20bと、第1カバー部20aの短辺部分の幅と略同等の幅にて形成され、扉の押し開き側表面近傍を覆う第3カバー部20cと云った3つのパーツに分割されており、これらが後述する関節条部22によって連結されている(図7(d)参照)。なお、本実施例では、上述のように第1カバー部20aを水平断面略へ字状に形成する場合を示したが、この第1カバー部20aをストレートな板状に形成するようにしてもよい。
関節条部22は、エラストマー樹脂などのように可撓性に富んだ合成樹脂からなる長尺狭幅の部材で、隣接する第1カバー部20aと第2カバー部20b、第2カバー部20bと第3カバー部20c、第1カバー部20aと戸当り取付部16及び第3カバー部20cと扉側取付部18とを互いに連結するものである。このうち、少なくともカバー部20a〜20c同士を連結する関節条部22は、その表面が各カバー部20a〜20cの外表面に対して略面一となるように取り付けられており、これにより、開口部Oに押し開き側部材12を装着した際に、該押し開き側部材12の表面に凹凸が現れにくくなり、意匠性をより一層向上させることができる。
なお、本実施例では、押し開き側部材12を構成する各部の全てを合成樹脂で形成する場合を示したが、このように合成樹脂で形成することによって着色が容易となり、例えば、押し開き側部材12の色調を扉D或いは開口枠Wの色調に合わせれば、押し開き側部材12をより一層目立たなくすることができ、開口部Oの意匠性を向上させることができる。
引き開き側部材14は、図4に示すように、枠体側取付部30,扉側取付部32,カバー部34及びこれらを互いに連結する複数の関節条部36とで構成されている。
枠体側取付部30は、ABS樹脂などのように耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂からなり、開口枠Wの側面に沿って着脱可能に取り付けられる長尺の細板材で、この枠体側取付部30の枠体取付面全長に亘って両面粘着テープ38などの貼着手段が取り付けられている。
扉側取付部32は、枠体側取付部30と同様にABS樹脂などの耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂を断面略コ字状のフック形状に成形した長尺の部材で、図2に示すように、引き開き側掛止部材40を用いて扉Dの枢支側端部の表面に取り付けられる。
ここで、引き開き側掛止部材40は、図6に示すように、扉Dにおける枢支側端部の側面に貼着される貼着片40aと、この貼着片40aの端部から略直角に延ばされて扉Dの引き開き側表面に沿着される沿着片40bと、沿着片40bの表面から突出すると共にその先端が沿着片40bの先端方向に曲折されて引き開き側部材14の扉側取付部32が嵌着される嵌着部40cとで構成された長尺の部材である。又、この引き開き側掛止部材40の貼着片40aには、扉側面への取付面に両面粘着テープ42などの貼着手段が取り付けられている。なお、この引き開き側掛止部材40は、上述した押し開き側掛止部材26と同様に、ポリカーボネートなどの合成樹脂或いはアルミニウムなどの金属と云ったような機械的強度に優れた材料で形成されている。
カバー部34は、硬質材料、とりわけ枠体側取付部30や扉側取付部32と同様にABS樹脂などの耐衝撃性に優れる硬質の合成樹脂からなる長尺の板状部材で、枠体側取付部30と扉側取付部32との間に架設され、扉開閉時に扉Dと開口枠Wとの間に形成される隙間に引き開き側から指などが入り込むのを防止する。
本実施例では、このカバー部34が、開口部Oの扉Dを閉めた際に、丁番Hの枠体側取付片h1の表面近傍を覆う細板状の第1カバー部34aと、水平断面切欠き円弧状に形成され、丁番Hの枢着軸h2の外周近傍を覆う第2カバー部34bと、丁番Hの扉側取付片h3の表面近傍を覆う細板状の第3カバー部34cと云った3つのパーツに分割されており、これらが後述する関節条部36によって連結されている(図2参照)。
関節条部36は、エラストマー樹脂などのように可撓性に富んだ合成樹脂からなる長尺狭幅の部材で、隣接する第1カバー部34aと第2カバー部34b,第2カバー部34bと第3カバー部34c,第1カバー部34aと枠体側取付部30及び第3カバー部34cと扉側取付部32とを互いに連結するものである。このうち、少なくともカバー部34a〜34c同士を連結する関節条部36は、その表面が各カバー部34a〜34cの外表面に対して略面一となるように取り付けられており、これにより、開口部Oに引き開き側部材14を装着した際に、該引き開き側部材14の表面に凹凸が現れにくくなり、意匠性をより一層向上させることができる。
なお、本実施例では、引き開き側部材14を構成する各部の全てを合成樹脂で形成しており、上述した押し開き側部材12と同様に、各部を合成樹脂で形成することによって着色が容易となり、例えば、引き開き側部材14の色調を扉D或いは開口枠Wの色調に合わせれば、引き開き側部材14をより一層目立たなくすることができ、開口部Oの意匠性を向上させることができる。
次に、以上のように構成された扉Dの指挟み防止具10の作用について図7を参照しつつ説明する。図7は、扉Dの開閉時における指挟み防止具10の動作を示す水平方向断面図である。ドアノブN(図1参照)等を操作して開口部Oを閉じていた扉Dを開けると、閉扉時に開口枠Wに沿うようにしてカバー部20が折り畳まれていた押し開き側部材12が伸長を開始し(図7(b)及び(c)参照)、該扉Dを180度回動させて全開にした際(つまり、扉Dを開扉した際)には、押し開き側部材12が開口枠Wの表面,扉Dの側面及び押し開き側表面に沿ってこれらを覆うように伸長する(図7(d)参照)。
一方、閉扉時に開口枠Wと扉Dとを枢支する丁番H近傍を囲繞するように伸長していた引き開き側部材14(図7(a)参照)は、扉を180度回動させて全開とした際に、丁番Hから離間する方向へと移動しつつ折り畳まれるようになる(図7(b)〜(d)参照)。
このように、本実施例の扉Dの指挟み防止具10は、扉Dの180度開開に対応した最小のサイズで構成されている。
以上のように構成された本実施例の扉Dの指挟み防止具10によれば、扉Dの枢支側端部における押し開き側及び引き開き側のそれぞれに、硬質材料からなるカバー部20,34を主体とした押し開き側部材12及び引き開き側部材14が取り付けられている。このため、扉Dの枢支側端部の両側から扉Dと開口枠Wとの間に指などが入り込むのを防止することができ、扉Dの枢支側端部での指挟み事故を防止することができる。
更に云えば、硬質材料からなり3分割されたカバー部20,34同士を、可撓性材料からなる長尺狭幅の関節条部22,36で連結した構造であるため、当該カバー部20,34を表面側から押した場合であっても、可撓性材料のみからなるアコーディオン状のカバー部材と異なり、逆方向(裏面側)に折れ曲がり難い。
なお、上述の実施例では、図1に示すように、指挟み防止具10を、開口部Oを開閉する扉Dの高さ方向全体に取り付ける場合を示したが、例えば、子供の指挟み事故のみを防止すればよい様な場合には、子供の身長に対応した所定の高さにのみ指挟み防止具10を取り付けるようにしてもよい。
また、上述の例では、押し開き側部材12の扉側取付部18及び引き開き側部材14の扉側取付部32を断面略コ字状のフック形状に成形すると共に、これらを押し開き側掛止部材26或いは引き開き側掛止部材40を用いて扉Dの枢支側端部表面に取り付ける場合を示したが、図8に示すように、扉側取付部18及び扉側取付部32をフラットな細板状に形成すると共に、これらを両面粘着テープ44,46などの貼着手段を用いて扉Dの枢支側各表面に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
本発明の扉の指挟み防止具が適用された開口部を示す正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明の扉の指挟み防止具における一実施例の押し開き側部材を示す斜視図である。 本発明の扉の指挟み防止具における一実施例の引き開き側部材を示す斜視図である。 本発明の扉の指挟み防止具の固定に用いられる押し開き側掛止部材の一例を示す斜視図である。 本発明の扉の指挟み防止具の固定に用いられる引き開き側掛止部材の一例を示す斜視図である。 扉の開閉時における指挟み防止具の動作を示す水平方向断面図である。 本発明における他の実施例の扉の指挟み防止具を示す斜視図である。
符号の説明
10…指挟み防止具
12…押し開き側部材
14…引き開き側部材
16…戸当り取付部
18…扉側取付部
20…カバー部
22…関節条部
24…両面粘着テープ
26…押し開き側掛止部材
26a…貼着片
26b…沿着片
26c…嵌着部
28…両面粘着テープ
30…枠体側取付部
32…扉側取付部
34…カバー部
36…関節条部
38…両面粘着テープ
40…引き開き側掛止部材
40a…貼着片
40b…沿着片
40c…嵌着部
42…両面粘着テープ
44,46…両面粘着テープ
O…開口部
W…開口枠
D…扉
S…戸当り
H…丁番
h1…枠体側取付片
h2…枢着軸
h3…扉側取付片


Claims (2)

  1. 開口枠に設けられた戸当りの表面に沿って着脱可能に取り付けられる戸当り取付部と、開口部を開閉する扉の押し開き側表面の枢支側端部に沿って着脱可能に取り付けられる扉側取付部と、可撓性材料からなる複数の関節条部を介して前記戸当り取付部と前記扉側取付部との間に架設される硬質材料からなるカバー部とを有する押し開き側部材、及び
    開口枠の側面に沿って着脱可能に取り付けられる枠体側取付部と、開口部を開閉する扉の引き開き側表面の枢支側端部に沿って着脱可能に取り付けられる扉側取付部と、可撓性材料からなる複数の関節条部を介して前記枠体側取付部と前記扉側取付部との間に架設される硬質材料からなるカバー部とを有する引き開き側部材で構成され、
    前記開口部の前記扉を閉めた際には、前記押し開き側部材が折り畳まれると共に、前記引き開き側部材が開口枠と扉とを枢支する丁番を囲繞するように伸長し、
    前記扉を開扉した際には、前記押し開き側部材が開口枠の表面,扉の側面及び押し開き側表面に沿ってこれらを覆うように伸長すると共に、前記引き開き側部材が折り畳まれることを特徴とする扉の指挟み防止具。
  2. 前記押し開き側部材及び引き開き側部材の扉側取付部を断面略コ字状のフック形状にすると共に、
    前記扉の押し開き側表面の枢支側端部に、前記扉の側面に貼着される貼着片と、前記貼着片の端部から略直角に延ばされて前記扉の押し開き側の表面に沿着される沿着片と、前記沿着片の先端が折り返されて前記押し開き側部材の前記扉側取付部が嵌着される嵌着部とからなる押し開き側掛止部材を取り付け、該押し開き側掛止部材に前記押し開き側部材の扉側取付部を掛止し、
    前記扉の引き開き側表面の枢支側端部に、前記扉の側面に貼着される貼着片と、前記貼着片の端部から略直角に延ばされて前記扉の引き開き側の表面に沿着される沿着片と、前記沿着片の表面から突出すると共にその先端が沿着片の先端方向に曲折されて前記引き開き側部材の扉側取付部が嵌着される嵌着部とからなる引き開き側掛止部材を取り付け、該引き開き側掛止部材に前記引き開き側部材の扉側取付部を掛止することを特徴とする請求項1に記載の扉の指挟み防止具。




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